JPH08276533A - 被覆金属板 - Google Patents

被覆金属板

Info

Publication number
JPH08276533A
JPH08276533A JP8239295A JP8239295A JPH08276533A JP H08276533 A JPH08276533 A JP H08276533A JP 8239295 A JP8239295 A JP 8239295A JP 8239295 A JP8239295 A JP 8239295A JP H08276533 A JPH08276533 A JP H08276533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical conversion
metal plate
film
conversion treatment
resin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8239295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyasu Itou
威安 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP8239295A priority Critical patent/JPH08276533A/ja
Publication of JPH08276533A publication Critical patent/JPH08276533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高度のフィルム密着性を有し、飲料缶等の成
形に好適な被覆金属板及びその製造方法を提供する。 【構成】 0.3mm厚のアルミニウム合金板を脱脂
し、水洗し、クロムイオン、リン酸イオン及びフッ素イ
オンを含む化成処理液で40℃、2秒間スプレーで化成
処理を行い、水洗、乾燥して、0.04〜0.2μm幅
のエッチ・ピットを1.3個/平方μm有し、かつ化成
皮膜の形成されたアルミニウム合金板を得た。この合金
板に熱圧着ロール表面温度170℃でPETフィルムを
熱圧着し、PET被覆金属板を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆金属板及びその製造
方法、特に金属板と熱可塑性フィルムとを熱圧着した時
の密着性、特に接着プライマーなしに金属板と熱可塑性
フィルムを熱圧着した時の密着性が改良された被覆金属
板に関する。
【0002】
【従来の技術】プルトップの缶詰や飲料缶等の食品用の
金属容器の分野では、内容物中への金属の溶出抑制及び
金属の腐食防止の見地から、金属容器の表面に有機樹脂
フィルムを施すことが不可欠となっている。
【0003】有機樹脂の被覆を行う方法としては、有機
樹脂の溶液や分散液を塗布する方法、有機樹脂の粉体を
塗布して熱処理を行う方法、あるいは熱可塑性樹脂のフ
ィルムを熱圧着する方法が知られている。
【0004】上記方法の中で、熱可塑性フィルムの熱圧
着による被覆は、溶剤の揮発によって形成された塗膜と
異なり、皮膜のピンホールが少なく、防食性に優れてい
る。また、溶剤を使用しないため、低公害である。更
に、塗膜乾燥工程が不要なため、工程を簡略化すること
ができ、省スペース、省エネルギーで被覆金属板を製造
することができる。従って、熱可塑性フィルムの熱圧着
による被覆は、上記のような利点を有するため、近年広
く利用されている。
【0005】一般に、金属板に直接熱可塑性樹脂フィル
ムを熱圧着すると、金属板と熱可塑性樹脂フィルムとの
接着強度は、非常に低い。従って、通常、金属板または
熱可塑性樹脂フィルムのいずれか一方に、接着プライマ
ーと呼ばれる熱硬化性樹脂を施し、次いで熱圧着を行う
システムが採用されている(例えば、特公昭62−10
188号公報)。
【0006】しかしながら、接着プライマーを用いる
と、接着プライマーの塗布後の乾燥工程が必要となり、
被覆金属板の製造工程が煩雑となる。このため、製造コ
ストが高くなる。また、接着プライマーを用いても、金
属板と接着プライマーとの界面で剥離が生じるか、また
は接着プライマー層自体が凝集破壊するか、のいずれか
によって接着破壊が生ずることが知られている。
【0007】そこで、特公平6−51383号公報の
「被覆金属板の製造方法」には、接着プライマーを用い
ずに金属板と熱可塑性樹脂フィルムとの高密着性を得る
ために、前処理として金属板表面の98%以下を樹脂表
面処理剤で被覆し、これにより、金属板表面に樹脂表面
処理剤で被覆された部分と未被覆部分とを形成して、そ
の後、熱可塑性樹脂フィルムを圧着する製造方法が開示
されている。この方法によれば、被覆金属板において、
表面処理剤−金属板の界面剥離や表面処理剤の凝集破壊
による接着破壊を生じる表面処理剤介在接着構造と、金
属板−熱可塑性フィルムの界面剥離によって接着破壊を
生じる表面処理剤不在接着構造とが混在するため、何ら
かの原因で局部的に接着破壊が開始されても、必ず面方
向に存在する異種の接着構造で接着破壊を食い止めるこ
とができる。従って、接着破壊が伝播することを抑制で
き、顕著な接着強度の有する被覆金属板を製造できる。
【0008】また、特開平1−230787号公報の
「塗膜密着性の優れた缶蓋用アルミニウム合金板の製造
方法」には、本出願の熱可塑性フィルムの熱圧着とは目
的が異なっているが、塗装時の密着性を改善する方法と
して、アルミニウム合金板の塗装下地リン酸クロメート
処理の薬液組成を調整して圧延材表面に多数のエッチ・
ピットを形成して、更に塗装前に低温加熱処理を施す方
法が開示されている。具体的には、処理浴としてクロム
酸に対する弗酸の濃度比を0.28〜0.7とし、処理
されたアルミニウム合金板表面に最大径0.1〜1.0
μmのピットが4μm角中に8個以上有するようにする
と、表面積が大きくなり、塗膜のアンカー効果となり塗
膜の密着性が改善される技術である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
62−10188号公報及び特公平6−51383号公
報に開示された被覆金属板の製造方法では、金属板表面
に化成処理が施されていないか、化成処理が施された上
に樹脂表面処理を更に施すことになる。
【0010】前者の場合、熱可塑性フィルムは、上述し
たように、数は少ないがピンホールが発生する。このフ
ィルムのピンホールを介して腐食性物質(例えば、飲料
液中の塩素イオン)は、金属板表面に向かって侵入して
くる。
【0011】従って、金属板に有機表面処理剤によって
被覆されていない部分、すなわち表面処理剤不在接着構
造では、ピンホールから侵入した腐食性物質が直接金属
板表面に接触する。このため、金属板が表面から徐々に
腐蝕されてしまい、食品用の金属容器として適さないも
のとなってしまうという問題点があった。
【0012】後者の場合には、製造工程が繁雑となり、
製造コストが高くなる。
【0013】また、特開平1−230787号公報の開
示技術を熱可塑性フィルムの熱圧着下地として適用した
場合、リン酸クロメート処理皮膜量が多すぎると、密着
性が大幅に劣化する。一般的な適性処理皮膜量としては
クロム付着量換算で10〜100mg/m2 である。当
該技術では弗酸をクロム酸との濃度比で通常処理よりも
多い0.28〜0.7添加した浴で処理することが開示
されている。しかしこの場合、当該明細書中にも記載さ
れているが、弗酸はリン酸クロメート処理皮膜の生成促
進の役目をなしているため、付着速度が早すぎ、皮膜量
のコントロールができない。例えば処理時間を短くすれ
ば皮膜量は少なくなるが、好ましいエッチ・ピットが生
成しない。また、浴温度を下げても同様である。
【0014】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、金属板と熱可塑性フィルム
との高密着性を得ると共に、金属板の腐蝕を防止する被
覆金属板を提供することであり、工業的に安定して生産
できる被覆金属板を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、表面の1平方μm当たり
最大幅1.0μmまでのエッチ・ピットを少なくとも1
個以上有し、かつ該表面に金属化合物を含む化成処理皮
膜が形成され、更に前記化成処理皮膜の上に樹脂フィル
ムが積層される被覆金属板である。
【0016】また、請求項2記載の発明は、表面の1平
方μm当たり最大幅1.0μmまでのエッチ・ピットを
少なくとも1個以上有し、かつ該表面にクロム、チタン
及びジルコニウムから選ばれる少なくとも1種以上の金
属を含有する金属化合物を含む化成処理皮膜が形成さ
れ、更に前記化成処理皮膜の上に熱可塑性樹脂フィルム
が圧着される被覆金属板である。
【0017】ここで、エッチ・ピットとは、別名を方位
ピットといわれ、金属を適当なエッチング液で溶解する
か、あるいは低過電圧でアノード溶解するときに生成す
る低指数面で囲まれた多面体小孔(ピット)をいい、そ
の形態は金属の構造、表面方位に依存し食像(etching
figure)と呼ばれる。例えば、面心立方金属の場合、
(100)面では4角、(111)面では3角または6
角の逆ピラミッド形のエッチ・ピットが観測される。
【0018】なお、本発明において、エッチ・ピットの
大きさを径ではなく、幅によって表示する。すなわち、
エッチ・ピットが小さいうちはピット(孔)であるが、
ピットがある程度大きくなるとピット同士が連結して溝
のようになるからである。従って、本発明においてエッ
チ・ピットの最大幅とは、ピットが単独の孔である場合
には、その最大径をいい、一方ピットが連結して溝を形
成する場合には、その最大幅をいう。
【0019】また、本発明に用いる金属板は、箔または
シート状のものであり、例えば飲料缶や缶詰等の食品用
金属容器に用いられる金属板としては、JISで規格さ
れた3002、3004等のアルミニウム板やJISで
規格された5052、5182等のアルミニウム合金板
等が挙げられる。
【0020】化成処理浴に含有される金属化合物は、ク
ロム、チタン及びジルコニウムから選ばれる少なくとも
1種以上の金属を含有する金属化合物である。
【0021】また、金属板表面に形成されるエッチ・ピ
ットの大きさは、最大幅1.0μmまでであることが好
ましいが、より好ましくは最大幅0.01〜0.8μm
であり、更に好ましくは最大幅0.05〜0.5μmで
ある。金属板表面に形成されるエッチ・ピットは、最大
幅1.0μmを越えると、食品用金属容器に加工する際
に発生するキズ又は割れの原因となり好ましくない。
【0022】本発明において、エッチ・ピットは、化成
被覆工程又は化成被覆工程の前工程で形成されればよ
い。化成皮膜工程の前工程としては、脱脂工程が一般的
である。この場合、脱脂剤の種類、濃度、温度、処理時
間、処理方法などにより形成されるエッチ・ピットの大
きさや数は異なるが、最大幅が1.0μmまでで、1平
方μm当たり1個以上のエッチ・ピットが形成されれば
よい。
【0023】また、本発明における熱可塑性樹脂フィル
ムは、金属板に対して熱接着性を示す樹脂フィルムであ
れば、いずれの樹脂フィルムを用いてもよく、食品用金
属容器に要求される名種・特性に応じて種々のフィルム
を選択して使用することができる。これに限定されるも
のではないが、好適な熱可塑性樹脂フィルムとしては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレ
ート/イソフタレート、ポリエチレンテレフタレート/
アジペート、ポリブチレンテレフタレート/イソフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナフタ
レート/テレフタレート等を含有するポリエステルフィ
ルム、あるいはエチレンテレフタレート単位が50モル
%以上を占め、グリコール類、ジカルボン酸類と共重合
した共重合ポリエステルフィルム、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、イオン架橋オレフ
ィン共重合体(アイオノマー)、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体等のポリオレフィンフィルムが挙げら
れる。特に、ポリエチレンテレフタレートを含有するポ
リエステルフィルム、あるいはエチレンテレフタレート
単位を50モル%以上含みグリコール類、ジカルボン酸
類と共重合した共重合ポリエステルフィルムで2軸延伸
したフィルムが好ましい。これらのフィルムを純アルミ
ニウム板またはアルミニウム合金板に熱圧着する際に、
金属表面に1.0μm以内の幅のエッチ・ピットを1平
方μm当たり1個以上形成されていれば、熱圧着による
金属板と熱可塑性樹脂フィルムとの密着性が格段に向上
する。
【0024】化成処理型被覆金属板の製造方法 本発明の化成処理型被覆金属板の製造工程は、以下のよ
うな流れである。
【0025】すなわち、予備脱脂→脱脂→多段水
洗→化成処理→多段水洗→純水洗→乾燥→熱
可塑性樹脂フィルムの熱圧着、であって、エッチ・ピッ
トが形成されるのは、工程、工程、または工程と
工程である。
【0026】本発明の化成処理型被覆金属板の製造方法
において、上記工程及び/又は工程でエッチ・ピッ
トの形成を促進させる添加成分として、例えばハロゲン
イオンが挙げられ、使用できるハロゲンイオンとして
は、フッ素イオン(F- )、塩素イオン(Cl- )、臭
素イオン(Br- )が挙げられる。これらのうち、好ま
しいものは、フッ素イオン(F- )又は臭素イオン(B
- )である。なお、塩素イオンの場合、エッチ・ピッ
トの形成促進効果が大きすぎるため、エッチ・ピットの
最大幅を1.0μmまでに制御することが難しい。
【0027】上記ハロゲンイオンの供給源は、フッ素イ
オン(F- )の場合、NaF・HF、KF、KF・H
F、及び工程で処理液に含有するクロム、チタン及び
ジルコニウムのフッ素化合物から供給されるフッ素イオ
ンでもよく、例えばH2 TiF6 、H2 ZrF6 、(N
4 2 TiF6 、(NH4 2 ZrF6 から解離する
フッ素イオンが挙げられる。また、塩素イオン(C
- )の場合、HCl、NaCl、KClが挙げられ
る。また、臭素イオン(Br- )の場合、HBr、Na
Br、KBrが挙げられる。尚、工程で用いられるハ
ロゲンイオンは、金属板表面のエッチ・ピットの形成を
促進すると共に、化成処理膜の形成も促進する。
【0028】また、本発明の表面被覆を行う工程(工程
)において、化成処理剤に含有される金属化合物は、
クロム、チタン及びジルコニウムから選ばれる少なくと
も1種以上の金属を含有する金属化合物であって、クロ
ムを含む金属化合物としては、CrO3 が挙げられる。
チタンを含む金属化合物としては、H2 TiF6 、(N
4 2 TiF6 が挙げられる。また、ジルコニウムを
含む金属化合物としては、H2 ZrF6 、(NH4 2
ZrF6 が挙げられる。更に、化成処理剤には、リン酸
イオンが存在する。リン酸イオンの供給源としては、H
3 PO4 が挙げられる。
【0029】工程でエッチ・ピットを形成する場合、
エッチ・ピットの大きさや1平方μm当たりの数は、主
として化成処理時間と活性ハロゲンイオン濃度、例えば
活性フッ素イオン濃度と化成処理温度の三者の組み合わ
せに影響される。
【0030】化成処理温度は、50℃未満であることが
好ましく、より好ましくは5〜45℃である。50℃以
上で処理すると、形成されるエッチ・ピットの数が減少
し、金属クロム等の皮膜付着量が増大する。すなわち、
エッチング反応よりも化成処理反応が優勢となるためで
ある。
【0031】ハロゲンイオンとしてフッ素イオンを例と
すると、フッ素イオン濃度は、添加されたフッ素イオン
濃度ではなく、活性フッ素イオン濃度、すなわち浴中で
解離しているF- 濃度によって、エッチ・ピットの形成
が影響される。活性フッ素イオン濃度は、500〜40
00ppmが好ましい。活性フッ素イオン濃度が500
ppm未満の場合は、エッチ・ピットの径も小さくな
り、1平方μm当たりの数も少なくなり、金属板と熱可
塑性樹脂フィルムとの密着性が劣化する。一方、活性フ
ッ素イオン濃度が4000ppmを越えると、エッチ・
ピットの径が大きくなり過ぎ、同時に化成皮膜の密着性
及び耐食性が不良となる。ここで、この濃度は、浴のp
H、温度によって影響されるが、フッ素イオン電極法で
簡単に測定されるので、フッ素化合物を添加しながら活
性フッ素イオン濃度をコントロールすることができる。
【0032】化成処理時間は、長くすると、エッチング
反応を促進し、エッチ・ピットの径及び1平方μm当た
りの数が増大すると共に、化成皮膜付着量も増大する。
通常化成処理時間は、1〜30秒未満が好ましい。化成
処理時間が30秒になると、化成皮膜が200mg/m
2 以上となり、皮膜自体の強度が低下する。一般に、化
成皮膜量は、100mg/m2 が好ましいからである。
これにより、金属板と熱可塑性樹脂フィルムとの密着
性、耐食性が劣化する。
【0033】塗布型化成処理による被覆金属板の製造方
本発明の塗布型表面処理による被覆金属板の製造工程
は、以下のような流れである。
【0034】すなわち、予備脱脂→脱脂→多段水
洗→乾燥→塗布型化成処理→乾燥→熱可塑性樹
脂フィルムの熱圧着、であって、エッチ・ピットが形成
されるのは、主に工程である。しかし、塗布型化成処
理においてロールコートでなく、浸漬後ロール絞り等に
より塗布を行う場合には、工程、または工程と工程
でもエッチ・ピットが形成されることもある。
【0035】塗布型化成処理方法としては、一般的なの
はロールコートである。この場合、塗布wet量は、数
g/m2 と少なく、更に塗布スピードは、例えば50〜
200m/min.と速いため、化成処理剤を塗布して
から乾燥するまでの時間は数秒である。この間に金属表
面は多少エッチングされるが、エッチ・ピットの幅や1
平方μm当たりの数は少なく、不十分である。従って、
ロールコートの場合は、脱脂工程(工程)で主にエッ
チ・ピットを形成する。
【0036】一方、化成処理浴に浸漬後ロールで絞る場
合には、上記工程において、エッチングが促進され、
脱脂工程(工程)で不十分なエッチングであっても、
この工程において、エッチ・ピットの幅や1平方μm
当たりの数が所望の範囲に入る可能性がある。
【0037】脱脂工程(工程)におけるエッチ・ピッ
トの形成の条件は、所望のエッチ・ピットの幅及びその
数が得られる条件であれば、特定されない。エッチ・ピ
ットの形成の条件は、一般に脱脂剤の濃度と処理時間と
処理温度の三者の関係に依存し、これらの組み合わせを
変化させることによって所望のエッチ・ピットを得るこ
とができる。ただし、アルミニウム合金板でエッチ・ピ
ットを形成する場合、例えばマグネシウムを含有するア
ルミニウム合金板(JISで規格された5052材)を
脱脂する場合には、アルカリ脱脂よりも酸脱脂が望まし
い。この場合、アルカリには溶解しない金属が金属板の
表面に残り、金属板の耐食性、密着性が劣化することが
あるためである。
【0038】本発明の塗布型表面処理による被覆金属板
の製造方法において、上記工程で使用されるハロゲン
イオンは、フッ素イオン(F- )、塩素イオン(C
- )、臭素イオン(Br- )である。また、ハロゲン
イオンの供給源は、上述と同様であるので、説明を省略
する。なお、塗布型ロールコート化成処理による被覆金
属板の製造方法において、フッ素は、エッチングを主目
的としないので、活性フッ素イオンでなくてもよい。
【0039】また、本発明の表面被覆を行う工程(工程
)において、化成処理剤に含有される金属化合物は、
クロム、チタン及びジルコニウムから選ばれる少なくと
も1種以上の金属を含有する金属化合物であって、クロ
ムを含む金属化合物としては、CrF3 ・3H2 O、C
r(NO3 3 ・nH2 O{n=0、3、7.5、9、
12.5}、Cr(OH)(NO3 2 、Cr(OH)
2 NO3 、CrPO4・6H2 O、CrF3 ・4H2
が挙げられる。チタンを含む金属化合物としては、H2
TiF6 、(NH4 2 TiF6 が挙げられる。また、
ジルコニウムを含む金属化合物としては、H2 Zr
6 、(NH4 2 ZrF6 が挙げられる。更に、化成
処理剤には、リン酸イオンが存在する。リン酸イオンの
供給源としては、H3 PO4 が挙げられる。
【0040】本発明で使用する水溶性又は水分散性樹脂
は、上記金属化合物によってゲル化しない樹脂であれば
特に限定しないが、好ましくはカルボキシル基含有アク
リル樹脂、特にポリアクリル酸樹脂が好ましい。
【0041】
【作用】本発明によれば、金属板が最大幅1.0μmま
でのエッチ・ピットを一定個数以上有するので、熱可塑
性樹脂フィルムに圧着する金属板の表面積を増大させる
ことができる。これにより、金属板と熱可塑性フィルム
との密着性を向上させることができる。
【0042】また、金属板に熱可塑性樹脂フィルムを熱
圧着する際、空気が金属板と熱可塑性樹脂フィルムとの
間に巻き込まれると密着性が阻害される。しかし、本発
明のように、エッチ・ピットが表面に形成された場合、
巻き込まれた空気がエッチ・ピットに密閉される。この
ため、より金属板と熱可塑性フィルムとの密着性が向上
すると推定される。
【0043】一般に、熱圧着時の熱可塑性樹脂フィルム
は収縮するため、内部応力が発生し、金属板と熱可塑性
樹脂フィルムとの密着性が阻害される。しかし、エッチ
・ピットを金属板の表面に形成しておけば、特に熱圧着
時の収縮による熱可塑性樹脂フィルムの内部応力が緩和
できる。これにより、金属板と熱可塑性フィルムとの密
着性を向上させることができる。
【0044】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
具体的に説明する。
【0045】(1)化成処理型被覆金属板の製造方法実施例1〜10及び比較例1〜3 これらの実施例および比較例は、下記の処理条件で製造
した被覆金属板に関し、後述の評価方法によりフィルム
密着性を評価した。
【0046】被覆金属板の製造の処理条件:0.3mm
の厚みのアルミニウム合金JIS5052材に対して、
1.5%水溶液の「サーフクリーナー322N−8」
(日本ペイント(株)社製)を処理温度70℃、5秒間
スプレーして、脱脂を行う。
【0047】その後、水洗して、表1に示した化成処理
液にて処理温度40℃で2秒間または7秒間スプレーに
より化成処理を行う。更に、水洗、純水洗を行い、80
℃で60秒間乾燥させる。そして、金属板接着側を低融
点ポリエチレンテレフタレートとした2軸展伸ポリエチ
レンテレフタレートフィルムをロール表面温度170
℃、190℃の2水準によって、線圧を50kg/cm
に固定して熱ロール圧着を行った。
【0048】実施例11 被覆金属板の製造の処理条件 :0.3mmの厚みのアル
ミニウム合金JIS5052材に対して、2.0%水溶
液の「サーフクリーナー322N−8」(日本ペイント
(株)社製)を処理温度70℃、60秒間スプレーし
て、脱脂を行う。その後、水洗して、表1に示した化成
処理液にて処理温度40℃で2秒間スプレーにより化成
処理を行う。そして、上記実施例1〜10及び比較例1
〜3に準拠して処理を行い、更に上記実施例1〜10及
び比較例1〜3に準拠して熱可塑性樹脂フィルムを熱圧
着した。
【0049】次に、上記製造方法による被覆金属板の評
価方法について述べる。評価方法は、熱可塑性樹脂フィ
ルムを圧着する前の金属板の表面のエッチ・ピットの数
と、熱可塑性樹脂フィルムを圧着した後の被覆金属板の
レトルト密着性との2点について、行った。
【0050】評価方法: エッチ・ピットの幅及び1平方μm当たりの数:化成
処理、水洗等の後の乾燥後、金属板表面を1万倍で走査
電子顕微鏡(SEM)で観察して、25平方μmの表面
上にあるエッチ・ピットの幅を測り、更に25平方μm
の表面上にあるエッチ・ピットの数から1平方μm当た
りの数を計算した。なお、エッチ・ピットが溝状の場合
には、1本溝を1個と数えることとした。
【0051】レトルト密着性:熱可塑性樹脂フィルム
を熱圧着した金属板をシェル加工し、125℃の加圧蒸
気に30分間晒した後、シェル加工した被覆金属板の外
面のフィルム剥離の度合いからフィルム密着性を評価し
た。尚、シェル加工とは、缶等の底面に円周の設けられ
た曲げ加工をいう。
【0052】○:円周で剥離なし △:円周で一部剥離があるが、実用性有り ×:円周で全面剥離
【表1】 これらの結果から、本発明の被覆金属板及びその製造方
法によれば、フィルム密着性の良好な被覆金属板が得ら
れる。また、熱圧着ロール温度を比較的高く(190
℃)すると、レトルト密着性はより高くなる。
【0053】(2)塗布型表面処理による被覆金属板の
製造方法実施例12〜14 これらの実施例および比較例は、下記の処理条件で製造
した被覆金属板に関し、上述の評価方法によりフィルム
密着性を評価した。
【0054】被覆金属板の製造の処理条件:0.3mm
の厚みのアルミニウム合金JIS5052材に対して、
3.5%水溶液の「サーフクリーナーNHC100A」
(日本ペイント(株)社製)と0.8%水溶液の「サー
フクリーナーNHC100M」(日本ペイント(株)社
製)との混合液を処理温度70℃、60秒間スプレーし
て、脱脂を行う。その後、水洗して、表2に示した化成
処理液を用いて、リバース・ロールによりクロム、チタ
ン、ジルコニウムが3〜10mg/m2 になるように金
属板に化成処理を行う。なお、ポリアクリル酸樹脂は、
「ジュリマーAC−10L」(日本純薬(株)製)N.V.
40%が好適であり、濃度3000ppmの「ジュリマ
ーAC−10L」を0.75重量%、化成処理剤に添加
する。更に、水洗、純水洗を行い、80℃で60秒間乾
燥させる。そして、金属板性接着側を低融点ポリエチレ
ンテレフタレートとした2軸展伸ポリエチレンテレフタ
レートフィルムをロール表面温度170℃、190℃の
2水準によって、縮圧を50kg/cmに固定して熱ロ
ール圧着を行った。
【0055】実施例15 被覆金属板の製造の処理条件 :0.3mmの厚みのアル
ミニウム合金JIS5052材に対して、1.5%水溶
液の「サーフクリーナー322N−8」(日本ペイント
(株)社製)を処理温度70℃、30秒間スプレーし
て、脱脂を行う。その後、水洗して、表2に示した化成
処理液を用いて、リバース・ロールによりクロムが3〜
10mg/m2 になるように金属板に化成処理を行う。
なお、ポリアクリル酸樹脂は、「ジュリマーAC−10
L」(日本純薬(株)製)N.V.40%が好適であり、濃
度3000ppmの「ジュリマーAC−10L」を0.
75重量%、化成処理剤に添加する。その後、上記実施
例12〜14に準拠して処理を行い、更に上記実施例1
2〜14に準拠して熱可塑性樹脂フィルムを熱圧着し
た。
【0056】実施例16 被覆金属板の製造の処理条件 :0.3mmの厚みのアル
ミニウム合金JIS5052材に対して、1.0%水溶
液の「サーフクリーナー322N−8」(日本ペイント
(株)社製)を処理温度60℃、5秒間スプレーして、
脱脂を行う。
【0057】その後、以下に示す酸洗を行い、表2に示
した化成処理液を用いて、リバース・ロールによりクロ
ムが3〜10mg/m2 になるように金属板に化成処理
を行う。なお、ポリアクリル酸樹脂は、「ジュリマーA
C−10L」(日本純薬(株)製)N.V.40%が好適で
あり、濃度3000ppmの「ジュリマーAC−10
L」を0.75重量%、化成処理剤に添加する。その
後、上記実施例12〜14に準拠して処理を行い、更に
上記実施例12〜14に準拠して熱可塑性樹脂フィルム
を熱圧着した。
【0058】酸洗条件:硫酸5000ppm、弗酸10
00ppmの水溶液を25℃で3秒間スプレーして、酸
洗を行う。
【0059】比較例4 被覆金属板の製造の処理条件 :0.3mmの厚みのアル
ミニウム合金JIS5052材に対して、1.0%水溶
液の「サーフクリーナー322N−8」(日本ペイント
(株)社製)を処理温度60℃、5秒間スプレーして、
脱脂を行う。
【0060】その後、水洗して、表2に示した化成処理
液を用いて、リバース・ロールによりクロムが3〜10
mg/m2 になるように金属板に化成処理を行う。な
お、ポリアクリル酸樹脂は、「ジュリマーAC−10
L」(日本純薬(株)製)N.V.40%が好適であり、濃
度3000ppmの「ジュリマーAC−10L」を0.
75重量%、化成処理剤に添加する。その後、上記実施
例12〜14に準拠して処理を行い、更に上記実施例1
2〜14に準拠して熱可塑性樹脂フィルムを熱圧着し
た。
【0061】
【表2】 これらの結果から、本発明の被覆金属板及びその製造方
法によれば、フィルム密着性の良好な被覆金属板が得ら
れる。また、熱圧着ロール温度を比較的高く(190
℃)すると、レトルト密着性はより高くなる。
【0062】本発明の製造方法による被覆金属板は、各
種包装容器やその蓋の形成素材として使用し得る他に、
各種家具、各種装置のハウジング、あるいは家屋の内装
材または外装材の用途に使用することができる。
【0063】更に、本発明の好ましい他の実施態様を以
下に示す。
【0064】1.表面の1平方μm当たり最大幅1.0
μmまでのエッチ・ピットを少なくとも1個以上有し、
かつ該表面にクロム、チタン及びジルコニウムから選ば
れる少なくとも1種以上の金属を含有する金属化合物と
水溶性又は水分散性樹脂を含む化成処理皮膜が形成さ
れ、更に前記化成処理皮膜の上に熱可塑性樹脂フィルム
が圧着される被覆金属板である。
【0065】2.ハロゲンイオンの少なく一種とクロ
ム、チタン及びジルコニウムから選ばれる少なくとも1
種以上の金属を含有する金属化合物と含む化成処理剤に
よって、金属板表面に1平方μm当たり最大幅1.0μ
mまでのエッチ・ピットを少なくとも1個以上形成し、
かつ化成被覆を行う工程と、エッチ・ピットが形成され
化成被覆された金属板表面に熱可塑性樹脂フィルムが圧
着する工程と、を含む被覆金属板の製造方法である。
【0066】3.金属板表面に1平方μm当たり最大幅
1.0μmまでのエッチ・ピットを少なくとも1個以上
形成する工程と、前記エッチ・ピットが形成された金属
板の表面に、クロム、チタン及びジルコニウムから選ば
れる少なくとも1種以上の金属を含有する金属化合物と
ポリアクリル酸樹脂を含む化成処理剤によって化成処理
を行う工程と、化成処理された金属板表面に熱可塑性樹
脂フィルムが圧着する工程と、を含む被覆金属板の製造
方法である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る被覆金属板
によれば、金属板が最大幅1.0μmまでのエッチ・ピ
ットを一定個数以上有するので、熱可塑性樹脂フィルム
に圧着する金属板の表面積を増大させることができる。
これにより、金属板と熱可塑性フィルムとの密着性を向
上させることができる。
【0068】また、金属板に熱可塑性樹脂フィルムを熱
圧着する際、空気が金属板と熱可塑性樹脂フィルムとの
間に巻き込まれると密着性が阻害される。しかし、本発
明のように、エッチ・ピットが表面に形成された場合、
巻き込まれた空気がエッチ・ピットに密閉される。この
ため、より金属板と熱可塑性フィルムとの密着性が向上
すると推定される。
【0069】一般に、熱圧着時の熱可塑性樹脂フィルム
は収縮するため、内部応力が発生し、金属板と熱可塑性
樹脂フィルムとの密着性が阻害される。しかし、エッチ
・ピットを金属板の表面に形成しておけば、特に熱圧着
時の収縮による熱可塑性樹脂フィルムの内部応力が緩和
できる。これにより、金属板と熱可塑性フィルムとの密
着性を向上させることができる。
【0070】近年、金属板に圧着する際に、プライマー
を使用しなくてもよいPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等のポ
リエチレンフィルムが多く用いられている。特に、ティ
ンフリースチールの場合、PET等の熱可塑性樹脂フィ
ルムを直接金属板に熱圧着してもレトルト密着性は良好
である。しかし、食品用容器に用いられるアルミニウム
板やアルミニウム合金板の場合は、熱圧着した熱可塑性
樹脂フィルムの接着性が不十分であった。本発明のよれ
ば、上記問題も容易に解決することができる、すなわち
アルミニウム板やアルミニウム合金板の場合でも、金属
板と熱可塑性フィルムとの密着性を向上させることがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面の1平方μm当たり最大幅1.0μ
    mまでのエッチ・ピットを少なくとも1個以上有し、か
    つ該表面に金属化合物を含む化成処理皮膜が形成され、
    更に前記化成処理皮膜の上に樹脂フィルムが積層される
    ことを特徴とする被覆金属板。
  2. 【請求項2】 表面の1平方μm当たり最大幅1.0μ
    mまでのエッチ・ピットを少なくとも1個以上有し、か
    つ該表面にクロム、チタン及びジルコニウムから選ばれ
    る少なくとも1種以上の金属を含有する金属化合物を含
    む化成処理皮膜が形成され、更に前記化成処理皮膜の上
    に熱可塑性樹脂フィルムが圧着されることを特徴とする
    被覆金属板。
JP8239295A 1995-04-07 1995-04-07 被覆金属板 Pending JPH08276533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8239295A JPH08276533A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 被覆金属板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8239295A JPH08276533A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 被覆金属板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08276533A true JPH08276533A (ja) 1996-10-22

Family

ID=13773318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8239295A Pending JPH08276533A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 被覆金属板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08276533A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001006631A (ja) * 1999-06-24 2001-01-12 Dainippon Printing Co Ltd 電池外装用積層体
WO2005053948A1 (ja) * 2003-12-03 2005-06-16 Nippon Steel Corporation 環境負荷の小さい塗装金属板
EP1693192A1 (en) * 2003-12-08 2006-08-23 Nippon Steel Corporation Coated metal plate with excellent corrosion resistance and reduced environmental impact
JP2007176072A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Furukawa Sky Kk 樹脂被覆アルミニウム板及びその製造方法
US7264740B2 (en) * 2003-03-28 2007-09-04 David Hughes Horne Process for increasing strength, flexibility and fatigue life of metals
JP2015224371A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 株式会社ブリヂストン アルミ−ゴム複合体及びその製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4668373B2 (ja) * 1999-06-24 2011-04-13 大日本印刷株式会社 電池外装用積層体
JP2001006631A (ja) * 1999-06-24 2001-01-12 Dainippon Printing Co Ltd 電池外装用積層体
US7264740B2 (en) * 2003-03-28 2007-09-04 David Hughes Horne Process for increasing strength, flexibility and fatigue life of metals
JP4490677B2 (ja) * 2003-12-03 2010-06-30 新日本製鐵株式会社 環境負荷の小さい塗装金属板
KR100775108B1 (ko) * 2003-12-03 2007-11-09 신닛뽄세이테쯔 카부시키카이샤 환경 부하가 작은 도장 금속판
US7682706B2 (en) 2003-12-03 2010-03-23 Nippon Steel Corporation Precoated metal sheet with little affect on environment
JP2005161715A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Nippon Steel Corp 環境負荷の小さい塗装金属板
WO2005053948A1 (ja) * 2003-12-03 2005-06-16 Nippon Steel Corporation 環境負荷の小さい塗装金属板
EP1693192A1 (en) * 2003-12-08 2006-08-23 Nippon Steel Corporation Coated metal plate with excellent corrosion resistance and reduced environmental impact
EP1693192A4 (en) * 2003-12-08 2010-06-16 Nippon Steel Corp COATED METAL PLATE WITH EXCELLENT CORROSION RESISTANCE AND REDUCED ENVIRONMENTAL IMPACT
JP2007176072A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Furukawa Sky Kk 樹脂被覆アルミニウム板及びその製造方法
JP4668063B2 (ja) * 2005-12-28 2011-04-13 古河スカイ株式会社 樹脂被覆アルミニウム板及びその製造方法
JP2015224371A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 株式会社ブリヂストン アルミ−ゴム複合体及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5240489B2 (ja) 樹脂被覆アルミニウム合金板及びそれを用いた成形体
JP5077651B2 (ja) 樹脂被覆金属板及びそれを用いた成形体
JP3073530B2 (ja) 熱可塑性樹脂被覆アルミニウム合金板、その製造方法及び製造装置
JP3117727B2 (ja) 熱可塑性樹脂被覆アルミニウム合金板、その製造方法及び製造装置
US6030710A (en) Copolymer primer for aluminum alloy food and beverage containers
EP0882570B1 (en) Process for manufacturing a thermoplastic polyester resin-coated aluminum alloy plate
JP2003217529A (ja) 二次電池用積層材
EP1239976B1 (en) Copolymer primer for aluminum alloy food and beverage containers
KR101144367B1 (ko) 용기용 강판 및 그 제조 방법
JPH08276533A (ja) 被覆金属板
JP4455192B2 (ja) 熱可塑性樹脂被覆アルミニウム板
JP2004018906A (ja) 表面処理アルミニウム材、その製造方法、アルミニウム成形体及びアルミニウム缶
JP3453437B2 (ja) 被覆金属板
JP4546776B2 (ja) 機能性アルミニウム合金板及びその製造方法
JP3218927B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3218925B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3428411B2 (ja) フィルム密着性に優れた電解クロメート処理鋼板の製造方法
JP3218923B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3218924B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3218926B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3359778B2 (ja) 加工密着性および耐食性に優れる樹脂被覆アルミニウム材
JP2696729B2 (ja) 加工密着性に優れた有機樹脂被覆用表面処理鋼板の製造方法
JP3147717B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP3147715B2 (ja) 加工密着性および加工耐食性に優れた塗装またはフィルムラミネート2ピース缶用表面処理鋼板およびその製造方法
JP2008230117A (ja) 樹脂被覆錫めっき鋼板、缶および缶蓋

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050927