JPH08274980A - 複合画像処理装置 - Google Patents

複合画像処理装置

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JPH08274980A
JPH08274980A JP7077608A JP7760895A JPH08274980A JP H08274980 A JPH08274980 A JP H08274980A JP 7077608 A JP7077608 A JP 7077608A JP 7760895 A JP7760895 A JP 7760895A JP H08274980 A JPH08274980 A JP H08274980A
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unit
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signal
output
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JP7077608A
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Masahito Yamamoto
雅仁 山本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適切な補正画像の回転制御を行なって、画像
の天地方向についての誤処理をなくす。 【構成】 画像データの上下左右4方向に対応する認識
率Pdiの4つの値から求めた、最大認識率Pの値が規
定の認識率を越えていると判断された場合、推定された
用紙方向Diを、Pが得られたPdiの方向であると推
定する。次に、ステップS25では、画像データ源60
1に画像入力属性AIの、ステップS26で、画像デー
タ出力先604に画像出力属性Aoの問い合わせを行な
う。これらDi,AI,Aoから、あらかじめ記憶され
た規則のテーブルに従って、必要な補正回転角を算出す
る(ステップS27)。そして、得られた補正回転角を
回転のパラメータとしてセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の画像データ源か
ら入力した画像情報を処理して可視出力する複合画像処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写装置等の画像形成装置に、コ
ンピュータ等から入力した画像情報をプリントするプリ
ンタ機能や、原稿台上の原稿を読み取り、それをコンピ
ュータ等に対して出力するスキャナ機能、公衆回線と接
続された画像の送受信を行なうファクシミリ機能等が付
属装置として付加され、入力系の各機能と出力系の各機
能とを組み合わせて利用できる多機能型の複合画像処理
装置が販売されている。
【0003】また、カラー複写装置においても、様々な
アナログ/デジタル映像とのインターフエースを実現す
るインテリジェント・プロセッシング・ユニット(IP
U)を付属装置として接続して、プリンタ機能、スキャ
ナ機能等が使用可能なシステムが容易に構築できるよう
に構成されているものもある。
【0004】これらの複合画像処理装置において、出力
系の各機能が適切な出力画像を得られるように、入力系
の各機能から得られる入力画像データは、あらかじめ天
地方向が適切に備えられている必要がある。このため
に、例えば、原稿読み取り部に原稿を給送する際の適切
原稿方向を示す絵文字が、自動原稿給送装置に表示され
ている複写装置やファクシミリ装置等がある。
【0005】また、例えば、原稿読み取り部や自動原稿
給送装置に設けられた用紙サイズのセンサによって、原
稿シートの長手方向が縦となる縦長(ポートレイト)の
画像データなのか、あるいは逆に、横長(ランドスケー
プ)の画像データなのかを自動判定して、この判定結果
から、ファクシミリやプリンタ等を各画像データ出力先
にとって適切な方向で画像データが出力されるように、
画像回転処理を行なう複合画像処理装置がある。
【0006】さらに、例えば、原稿画像上の特定位置に
設けられたマークの有無から情報を読み取るマークシー
ト処理装置のように、原稿シートの隅に、あらかじめ特
殊なガイドマークが印字されたシートを処理対象とし
て、入力画像データの方向が適切であるか否かを判定す
るものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理装置では、装置に入力された画像データの
天地方向に関して、その装置の操作者が責任を持たなけ
ればならないため、以下のような問題がある。すなわ
ち、 1)操作者が天地方向を間違えた場合、例えば、天地が
逆転したファクシミリ情報が送信されてしまったり、両
面プリント出力時の表裏の天地が逆になったり、あるい
は、プリント出力束のステイプル位置がずれる。
【0008】2)複数ページからなる原稿の場合、使用
者は、原稿の天地方向の統一がとれていることを確認し
なければならず、また、方向が原稿毎にまちまちである
ならば、揃え直さなければならず、ページ数が増える
と、その作業に非常に手間がかかる。
【0009】また、上記従来の装置では、入力画像サイ
ズの縦横の長さの関係から形式的にポートレイトとラン
ドスケープの区別をしており、画像内容に関しての天地
方向を全く認識していないので、以下のような問題があ
る。すなわち、 3)操作者が、原稿台や自動原稿給送装置に原稿を載置
する方向を誤ると、画像処理装置に入力される画像デー
タは、本来の画像を90度あるいは270度回転したデ
ータになってしまい、横向きの画像が処理されてしまう
ことになる。
【0010】4)ポートレイト画像とランドスケープ画
像とが混在する原稿束を自動給紙して、適切な天地方向
の画像データを得ることが困難である。従って、例え
ば、画像ファイリングシステムのような、本来の天地方
向が形式的な画像枠の縦横方向よりも優先すべき出力先
に対して画像処理を行なうときには、縦横が混在する一
連の画像データは、個々に処理しなければならず、ペー
ジ数が増えると非常に手間がかかる。
【0011】5)入力画像データの一部に天地方向を識
別するためのガイドマークを必要とするので、特殊な原
稿だけしか処理できない。
【0012】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、適切な天地方向となる
ように補正画像の回転制御を行なう複合画像処理装置を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】及び
【作用】上記の目的を達成するため、本発明は、1ある
いはそれ以上の画像データ源と、所定の出力属性を有す
る1あるいはそれ以上の画像データ出力手段とを組み合
わせて画像処理する複合画像処理装置において、画像デ
ータ源からの画像データを記憶する記憶手段と、前記記
憶手段に記憶された画像データから文字を認識する認識
手段と、前記認識手段での認識結果より、前記画像デー
タについての天地方向を判定する判定手段と、前記判定
手段での判定結果と前記出力属性とに基づいて、前記画
像データの補正角度を算出する手段と、前記算出された
補正角度に従って前記画像データの回転処理を行なう画
像制御手段とを備える。
【0014】以上の構成において、画像データ出力先に
とって適切な方向でその画像データが出力されるよう機
能する。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。 <複合画像処理システムの基本的な動作の説明>図1
は、本発明の実施例に係る複合画像処理システムの構成
を表わすブロック図である。同図において、符号1は、
原稿情報を画像データに変換する画像入力装置(以下、
リーダ部という)、2は、複数種類の記録紙カセットを
有し、プリント命令により画像出力を行なう画像出力装
置(以下、プリンタ部という)である。また、3は外部
装置であり、リーダ部1と電気的に接続されており、後
述する各種の機能を有する。
【0016】外部装置3は、ファクス部4、ファイル部
5、このファイル部5と接続されている外部記憶装置
6、コンピュータ(PC/WS)12を接続するコンピ
ュータインターフエース部7、コンピュータ12からの
コード情報を可視画像データに変換するフォーマッタ部
8、リーダ部1や上記の各構成要素から送られた画像デ
ータを、一時的に蓄積するためのイメージメモリ部9、
及び、上記各機能を制御するコア部10を備えている。 <リーダ部の説明>図2は、本実施例に係る画像形成装
置の断面構成を示す図であり、図3は、リーダ部の詳細
構成を示すブロック図である。
【0017】図2において、符号101にて示される原
稿給紙装置上に積載された原稿は、1枚づつ順次、原稿
台面102上に搬送される。原稿が搬送されると、スキ
ャナ部103のランプが点灯し、かつ、スキャナ・ユニ
ット104が移動して、原稿を照射する。そして、原稿
からの反射光は、ミラー105,106,107を介し
てレンズ108を通過後、CCDイメージ・センサ部1
09(以下、単にCCDという)に入力される。
【0018】次に、図3を参照して、リーダ部1内での
画像処理について詳しく説明する。
【0019】CCD109に入力された画像情報は、こ
こで光電変換され、所定の電気信号に変換される。CC
D109からのカラー情報は、次段の増幅器110R,
110G,110Bで、A/D変換器111の入力信号
レベルに合わせて増幅される。そして、A/D変換器1
11からの出力信号は、シェーディング回路112に入
力され、ここで、ランプ103の配光ムラや、CCD1
09の感度ムラが補正される。
【0020】シェーディング回路112からの信号は、
Y信号生成・色検出回路113及び外部I/F切り換え
回路119に入力される。このY信号生成・色検出回路
113は、シェーディング回路112からの信号に、下
記の式(1)に従った演算を行ない、Y信号を得る。
【0021】 Y=0.3R+0.6G+0.1B …(1) なお、リーダ部1は、さらに、R,G,Bの信号から7
つの色に分離し各色に対する信号を出力する色検出回路
を有する。
【0022】上記のY信号生成・色検出回路113から
の出力信号は、変倍・リピート回路114に入力され
る。ここでは、スキャナユニット104の走査スピード
により副走査方向の変倍を、変倍・リピート回路114
により主走査方向の変倍を行なう。また、変倍・リピー
ト回路114により、複数の同一画像を出力することが
可能である。
【0023】輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リ
ピート回路114から信号の高周波成分を強調すること
により、エッジ強調及び輪郭情報を得る。この輪郭・エ
ッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判定・
輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキング
・トリミング回路117に入力される。
【0024】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンでかかれた部分
を読み取り、マーカの輪郭情報を生成して、次のパター
ン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117で、
この輪郭情報から太らせやマスキング、トリミングを行
なう。また、Y信号生成・色検出回路113からの色検
出信号によりパターン化を行なう。
【0025】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザドライバ回路
118に入力され、そこで、各種処理された信号をレー
ザを駆動するための信号に変換する。なお、レーザドラ
イバの信号は、2つのプリンタに入力され、可視像とし
て画像形成が行なわれる。
【0026】次に、外部装置103とのI/Fを行なう
外部I/F切り換え回路119について説明する。
【0027】外部I/F切り換え回路119は、画像情
報をリーダ部1から外部装置3に出力する場合、パター
ン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117から
の画像情報をコネクタ120に出力する。また、外部装
置3からの画像情報をリーダ部1にて入力する場合、外
部切り換え回路119は、コネクタ120からの画像情
報をY信号生成・色検出回路113に入力する。
【0028】上記の各画像処理は、CPU122の指示
により行なわれ、かつ、CPU122によって設定され
た値からエリア信号生成回路121は、上記の画像処理
に必要な各種のタイミング信号を生成する。また、CP
U122は、内蔵している通信機能を用いて外部装置3
との通信を行なう。なお、SUB・CPU123は、操
作部124の制御を行なうとともに、SUB・CPU1
23に内蔵されている通信機能を用いて外部装置3との
通信を行なう。 <プリンタ部の説明>プリンタ部2に入力された信号
は、図2に示す露光制御部201にて光信号に変換さ
れ、画像信号に従って感光体202を照射する。この照
射光によって感光体202上に作られた潜像は、現像器
203によって現像される。上記の潜像とタイミングを
合わせて、被転写紙積載部204、もしくは被転写紙積
載部205より転写紙が搬送され、転写部206におい
て、転写紙上に上記の現像された像が転写される。
【0029】転写された像は、定着部207にて被転写
紙に定着された後、排紙部208より装置外部に排出さ
れる。排紙部208から出力された転写紙は、ソーター
220でソート機能が働いている場合には、各ビンに排
出されるが、ソート機能が働いていない場合には、ソー
ター220の最上位のビンに排出される。なお、ソータ
ーには、図示しないステイプルユニットが内蔵されてお
り、ソートした一連の連続排紙束の所定位置をステイプ
ルによって綴じることができる。
【0030】ここで、順次、読み込む画像を1枚の出力
用紙の両面に出力する方法について説明する。
【0031】画像を1枚の出力用紙の両面に出力する場
合、定着部207で定着された出力用紙を、一度、排紙
部208まで搬送後、用紙の向きを反転して搬送方向切
り替え部材209を介して、再給紙用被転写積載部21
0より給紙する。その結果、同一出力紙の表面、裏面に
2枚の原稿画像を出力することができる。 <外部装置の説明>外部装置3は、リーダ部1とケーブ
ルを介して接続され、外部装置3内のコア部10で信号
制御や、各機能の制御を行なう。外部装置3は、上述の
ように、ファクス情報の送受信を行なうファクス部4、
各種原稿情報を電気信号に変換し、保存するファイル部
5、コンピュータ12からのコード情報をイメージ情報
に展開するフォーマッタ部8、コンピュータ12とのイ
ンターフエースを行なうコンピュータ・インターフエー
ス部7、リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュ
ータ12から送られてきた情報を一時的に蓄積するイメ
ージメモリ部9、及び、上記の各機能を制御するコア部
10からなる。
【0032】以下、上記各部の機能を詳細に説明する。 <コア部の説明>図4は、本実施例に係るコア部の内部
構成を示すブロック図である。以下、同図を参照して、
コア部について説明する。
【0033】コア部10のコネクタ1001は、リーダ
部1のコネクタ120(図3参照)とケーブルで接続さ
れる。このコネクタ1001には、4種類の信号が関係
しており、信号1057は8bit多値のビデオ信号、
信号1055は、ビデオ信号を制御するための制御信
号、信号1051は、リーダ部1内のCPU122と通
信を行なうための信号、そして、信号1052は、リー
ダ部1内のSUB・CPU123と通信を行なうための
信号である。
【0034】これらの信号の内、信号1051と信号1
052は、通信用IC1002で通信プロトコル処理さ
れ、CPUバス1053を介してCPU1003に通信
情報を伝達する。信号1057は双方向のビデオ信号で
あり、リーダ部1からの情報をコア部10で受け取るこ
とや、コア部10からの情報をリーダ部1に出力するこ
とが可能である。この信号1057は、バッファ101
0に接続され、ここで、双方向信号から片方向の信号1
058と信号1070に分離される。
【0035】信号1058は、リーダ部1からの8ビッ
ト多値のビデオ信号であり、次段のLUT1011に入
力される。LUT1011では、リーダ部1からの画像
情報を内蔵するルックアップテーブルにより所望の値に
変換する。このLUT1011からの出力信号1059
は、2値化回路1012、またはセレクタ1013に入
力される。
【0036】なお、2値化回路1012には、多値の信
号1059を固定のスライスレベルで2値化する単純2
値化機能、スライスレベルが注目画素の周りの画素の値
から変動する変動スライスレベルによる2値化機能、及
び誤差拡散法による2値化機能を有する。
【0037】上記のように2値化された情報は、その値
が0のとき‘00H’、1のとき‘FFH’(ここで、
Hは16進を示す)の多値信号に変換され、それが、次
段のセレクタ1013に入力される。セレクタ1013
は、LUT1011からの信号、または2値化回路10
12からの出力信号のいずれかを選択する。そして、セ
レクタ1013からの出力信号1060は、セレクタ1
014に入力される。
【0038】セレクタ1014は、上記のファクス部
4、ファイル部5、コンピュータインターフエース部
7、フォーマッタ部8、イメージメモリ部9からの出力
ビデオ信号を、コネクタ1005,1006,100
7,1008,1009を介して、本コア部10に入力
した信号である信号1064と、セレクタ1013から
の出力信号1060とを、CPU1003の指示により
選択する。そして、セレクタ1014からの出力信号1
061は、回転回路1015、またはセレクタ1016
に入力される。
【0039】回転回路1015は、入力した画像信号を
CPU1003からの指示により+90度、−90度、
+180度に回転する機能を有する。セレクタ1016
は、回転回路1015からの出力信号1062と、回転
回路1015への入力信号1061のいずれかを選択
し、選択した信号を信号1063として、ファクス部4
とのコネクタ1005、ファイル部5とのコネクタ10
06、コンピュータインターフエース部7とのコネクタ
1007、フォーマッタ部8とのコネクタ1008、イ
メージメモリ部9とのコネクタ1009、そして、セレ
クタ1017に入力する。
【0040】上記の信号1063が通る信号線は、コア
部10からファクス部4、ファイル部5、コンピュータ
インターフエース部7、フォーマッタ部8、イメージメ
モリ部9に画像情報の転送を行なう同期式8ビットの片
方向ビデオバスである。また、信号1064が通る信号
線は、ファクス部4、ファイル部5、コンピュータイン
ターフエース部7、フォーマッタ部8、イメージメモリ
部9から画像情報の転送を行なう同期式8ビットの片方
向ビデオバスである。
【0041】なお、これら信号1063と信号1064
の同期式バスの制御を行なっているのがビデオ制御回路
1004であり、具体的には、ビデオ制御回路1004
からの出力信号1056によってバス制御を行なう。
【0042】コネクタ1005〜1009のそれぞれに
は、上記の他に信号1054が接続される。この信号1
054が通る信号線は、双方向の16ビットCPUバス
であり、非同期式によるデータ・コマンドのやり取りを
行なう。また、ファクス部4、ファイル部5、コンピュ
ータインターフエース部7、フォーマッタ部8、イメー
ジメモリ部9とコア部10との情報の転送には、上記の
2つの信号1063,1064に係るビデオバスと、信
号1054が通過するCPUバスによって可能となる。
【0043】ファクス部4、ファイル部5、コンピュー
タインターフエース部7、フォーマッタ部8、イメージ
メモリ部9からの信号1064は、セレクタ1014と
セレクタ1017に入力される。また、セレクタ101
6は、CPU1003の指示により、信号1064を次
段の回転回路1015に入力する。
【0044】セレクタ1017は、信号1063と信号
1064をCPU1003の指示により選択し、セレク
タ1017からの出力信号1065は、パターンマッチ
ング回路1018とセレクタ1019に入力される。こ
のパターンマッチング回路1018は、入力信号106
5を、あらかじめ決められたパターンとパターンマッチ
ングを行ない、パターンが一致した場合、あらかじめ決
められた多値の信号を信号ライン1066に出力する。
しかし、パターンマッチングでパターンの一致がなかっ
た場合は、入力信号1065を信号1066として出力
する。
【0045】セレクタ1019は、信号1065と信号
1066のいずれかを、CPU1003の指示により選
択する。このセレクタ1019からの出力信号1067
は、次段のLUT1020に入力される。LUT102
0は、プリンタ部2に画像情報を出力する際、プリンタ
の特性に合わせて入力信号1067を変換する。
【0046】セレクタ1021は、LUT1020から
の出力信号1068と、上記の信号1065のいずれか
を、CPU1003の指示により選択する。そして、セ
レクタ1021からの出力信号1069は、次段の拡大
回路1022に入力される。この拡大回路1022は、
CPU1003からの指示により、X方向、Y方向独立
に拡大倍率を設定することが可能である。なお、ここで
の拡大方法は、1次の線形補間法であり、拡大回路10
22からの出力信号1070は、上記のバッファ101
0に入力される。
【0047】バッファ1010に入力された信号107
0は、CPU1003の指示により双方向信号1057
となり、コネクタ1001を介してプリンタ部2に送ら
れ、プリントアウトされる。
【0048】次に、コア部10と各部の信号の流れにつ
いて説明する。<ファクス部の情報によるコア部の動作
>ファクス部4に情報を出力する場合について、リーダ
部1を画像データ源とする例を説明する。
【0049】CPU1003は、通信用IC1002を
介して、リーダ部1のCPU122と通信を行ない、原
稿スキャン命令を出す。リーダ部1では、この命令によ
り原稿をスキャナユニット104がスキャンすることに
より、得られた画像情報をコネクタ120に出力する。
リーダ部1と外部装置3はケーブルで接続されており、
リーダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ100
1に入力される。
【0050】コネクタ1001に入力された画像情報
は、多値8bitの信号ライン1057を通ってバッフ
ァ1010に入力される。バッファ1010は、CPU
1003の指示により、双方向信号1057を片方向信
号として、信号1058の信号ラインを介してLUT1
011に入力する。
【0051】LUT1011では、リーダ部1からの画
像情報をルックアップテーブルを用いて所望の値に変換
する。例えば、原稿の下地を飛ばすこと等が可能であ
る。このLUT1011からの出力信号1059は、次
段の2値化回路1012に入力され、2値化回路101
2は、8bit多値信号1059を2値化信号に変換す
る。この2値化回路1012は、2値化された信号が0
の場合、‘00H’、1の場合に‘FFH’という具合
に、2つの多値の信号に変換する。そして、2値化回路
1012からの出力信号は、セレクタ1013、セレク
タ1014を介して回転回路1015、または、セレク
タ1016に入力される。
【0052】回転回路1015からの出力信号1062
もセレクタ1016に入力され、セレクタ1016は、
信号1061、信号1062のいずれかを選択する。こ
の信号の選択は、CPU1003がCPUバス1054
を介してファクス部4と通信を行なうことにより決定す
る。そして、セレクタ1016からの出力信号1063
は、コネクタ1005を介してファクス部4に送られ
る。
【0053】次に、ファクス部4からの情報を受け取る
場合について説明する。
【0054】ファクス部4からの画像情報は、コネクタ
1005を介して信号1064の信号ラインに伝送され
る。この信号1064は、上述のように、セレクタ10
14とセレクタ1017に入力される。
【0055】CPU1003の指示により、プリンタ部
2にファクシミリ受信時の画像を回転して出力する場合
には、セレクタ1014に入力した信号1064を回転
回路1015で回転処理する。この回転回路1015か
らの出力信号1062は、セレクタ1016、セレクタ
1017を介してパターンマッチング回路1018に入
力される。また、CPU1003の指示により、ファク
ス受信時の画像をそのままプリンタ部2に出力する場合
には、セレクタ1017に入力した信号1064をパタ
ーンマッチング回路1018に入力する。
【0056】パターンマッチング回路1018は、ファ
クス受信した画像のガタガタを滑らかにする機能を有す
る。そして、パターンマッチングされた信号は、セレク
タ1019を介してLUT1020に入力される。この
LUT1020は、ファクス受信した画像をプリンタ部
2に所望の濃度で出力するために、内部のルックアップ
テーブルをCPU1003で変更可能となっている。
【0057】LUT1020からの出力信号1068
は、セレクタ1021を介して拡大回路1022に入力
される。この拡大回路1022は、2つの値(00H,
FFH)を有する8bit多値を、1次の線形補間法に
より拡大処理を行なう。そして、拡大回路1022から
の多くの値を有する8bit多値信号は、バッファ10
10とコネクタ1001を介してリーダ部1に送られ
る。
【0058】リーダ部1は、上記の信号をコネクタ12
0を介して外部I/F切り換え回路119に入力する。
そして、外部I/F切り換え回路119は、ファクス部
4からの信号を、Y信号生成・色検出回路113に入力
する。Y信号生成・色検出回路113からの出力信号
は、上記のような処理の後、プリンタ部2に出力され、
その結果、出力用紙上に画像形成が行なわれる。 <ファイル部の情報によるコア部の動作>ファイル部5
に情報を出力する場合について、リーダ部1を画像デー
タ源とする例によって説明する。
【0059】CPU1003は、通信用IC1002を
介して、リーダ部1のCPU122と通信を行ない、原
稿スキャン命令を出す。リーダ部1では、この命令によ
りスキャナユニット104が原稿をスキャンすることに
より、画像情報をコネクタ120に出力する。
【0060】リーダ部1と外部装置3はケーブルで接続
されており、リーダ部1からの情報は、コア部10のコ
ネクタ1001に入力される。そして、コネクタ100
1に入力された画像情報は、バッファ1010によって
片方向の信号1058となる。
【0061】信号1058は多値8bitの信号であ
り、LUT1011によって所望の信号に変換される。
LUT1011の出力信号1059は、セレクタ101
3、セレクタ1014、セレクタ1016を介して、コ
ネクタ1006に入力される。すなわち、2値化回路1
012及び回転回路1015の機能を用いずに、8ビッ
ト多値のままファイル部5に転送する。
【0062】また、CPU1003のCPUバス105
4を介して、ファイル部5との通信により2値化信号の
ファイリングを行なう場合には、2値化回路1012、
回転回路1015の機能を使用する。なお、2値化処理
及び回転処理は、上記のファクス処理の場合と同様であ
るため、ここでは、その説明を省略する。
【0063】次に、ファイル部5からの情報を受け取る
場合について説明する。
【0064】ファイル部5からの画像情報は、コネクタ
1006を介して、信号1064としてセレクタ101
4か、あるいはセレクタ1017に入力される。つま
り、8bit多値のファイリングの場合は、セレクタ1
017へ入力し、2値のファイリングの場合には、セレ
クタ1014、またはセレクタ1017に入力すること
が可能である。なお、2値のファイリングの場合は、上
記のファクス処理と同様な処理であるため、その説明を
省略する。
【0065】多値のファイリングの場合、セレクタ10
17からの出力信号1065を、セレクタ1019を介
してLUT1020に入力する。LUT1020では、
所望のプリント濃度に合わせて、CPU1003の指示
によりルックアップテーブルを作成する。
【0066】LUT1020からの出力信号1068
は、セレクタ1021を介して拡大回路1022に入力
される。拡大回路1022によって所望の拡大率に拡大
した8bit多値信号1070は、バッファ1010、
コネクタ1001を介してリーダ部1に送られる。そし
て、リーダ部1に送られたファイル部5の情報は、上記
のファクス処理と同様に、プリンタ2に出力されて、出
力用紙上に画像形成が行なわれる。 <コンピュータインターフエース部の情報によるコア部
の動作>コンピュータインターフエース部7は、外部装
置3に接続されるコンピュータ12とのインターフエー
スを行なう。コンピュータインターフエースとして、こ
こでは、SCSI、RS‐232C、セントロニクスを
持つ。コンピュータインターフエース部7は、上記3種
類のインターフエースを持ち、各インターフエースから
の情報は、コネクタ1007とデータバス1054を介
してCPU1003に入力/出力される。そして、CP
U1003は、送られてきた情報の内容により、各種の
制御を行なう。 <フォーマッタ部の情報によるコア部の動作>フォーマ
ッタ部8は、上述のコンピュータインターフエース部7
から送られてきた文書ファイル等のコマンドデータを、
イメージデータに展開する機能を有する。すなわち、C
PU1003は、コンピュータインターフエース部7か
らデータバス1054を介して送られてきたデータが、
フォーマッタ部8に関するデータであると判断した場
合、そのデータを、コネクタ1008を介してフォーマ
ッタ部8に転送する。そして、フォーマッタ部8は、転
送されたデータを可視像としてメモリに展開する。
【0067】一方、フォーマッタ部8からの情報を受け
取り、出力用紙上に画像形成を行なう手順は、以下のよ
うになる。
【0068】フォーマッタ部8からの画像情報は、コネ
クタ1008を介して、信号ライン1064に2つの値
(00H,FFH)を有する多値信号として伝送され
る。そして、信号1064は、セレクタ1014、セレ
クタ1017に入力される。セレクタ1014及びセレ
クタ1017は、CPU1003の指示により制御され
る。
【0069】なお、以後の処理は、上記のファクス処理
の場合と同様なため、その説明を省略する。 <イメージメモリ部の情報によるコア部の動作>イメー
ジメモリ部9に情報を出力する場合について、リーダ部
1が読み取った画像データを出力するのを例に説明す
る。
【0070】コア部10のCPU1003は、通信用I
C1002を介して、リーダ部1のCPU122と通信
を行ない、原稿スキャン命令を出す。リーダ部1では、
この命令によりスキャナユニット104が原稿をスキャ
ンすることにより、画像情報をコネクタ120に出力す
る。
【0071】リーダ1と外部装置3は、上述のようにケ
ーブルで接続されており、リーダ部1からの情報は、コ
ア部10のコネクタ1001に入力される。コネクタ1
001に入力された画像情報は、多値8bitの信号ラ
イン1057、バッファ1010を介して、LUT10
11に送られる。
【0072】LUT1011からの出力信号1059
は、多値画像情報として、セレクタ1013,101
4,1016、コネクタ1009を介してイメージメモ
リ部9へ転送される。イメージメモリ部9に記憶された
画像情報は、コネクタ1009に接続されたCPUバス
1054を介して、CPU1003に送られる。そし
て、CPU1003は、上述のコンピュータインターフ
エース部7に、イメージメモリ部9から送られてきたデ
ータを転送する。その後、コンピュータインターフエー
ス部7は、上記の3種類のインターフエース(SCS
I、RS‐232C、セントロニクス)の内、所望のイ
ンターフエースでデータをコンピュータ12に転送す
る。
【0073】さらに、イメージメモリ部9に対して情報
を出力する場合について、外部のコンピュータを画像デ
ータ源とする画像データの出力を例に説明する。
【0074】この場合、コンピュータインターフエース
部7を介して、コンピュータ12から画像情報がコア部
10に送られる。コア部10のCPU1003は、コン
ピュータ・インターフエース部7から、CPUバス10
54を介して送られてきたデータが、イメージメモリ部
9に関するデータであると判断すると、それを、コネク
タ1009を介してイメージメモリ部9に転送する。
【0075】次に、イメージメモリ部9からの情報を受
け取る場合について、プリンタ2を画像データの出力先
とする例によって説明する。
【0076】イメージメモリ部9は、コネクタ1009
を介して8bitの多値信号1064をセレクタ101
4、セレクタ1017に伝送する。セレクタ1014、
またはセレクタ1017からの出力信号は、CPU10
03の指示により、上記のファクス処理と同様にプリン
タ2に出力され、出力用紙上に画像形成が行なわれる。
【0077】そこで、上記の構成を備える本実施例に係
る画像処理システムの動作について説明する。
【0078】図5は、本実施例に係るシステムの動作を
実現するために組み合わされる機能構成を表わす概念図
である。ここでは、リーダ部1、ファクス部2での受
信、ファイル部5での画像読出し、コンピュータインタ
ーフエース7での受信、フォーマッタ部8での展開画像
出力の内のいずれかが、画像データ源601として働
き、そこからの画像データがイメージメモリ602に与
えられる。なお、イメージメモリ602は、イメージメ
モリ部9からなる。
【0079】イメージメモリ602に蓄積されたイメー
ジデータは、コア部10の内部のCPU1003によっ
て実現される文字認識によって調べられ、イメージメモ
リ602上に格納されている1ページ分の画像データの
天地方向が、本来の方向に対して、0,90,180,
270度の各角度だけ回転していると想定した4種類の
文字認識処理が行なわれる。この認識結果である文字認
識率を、コア部10内部のCPU1003によって実現
される画像方向制御606が受け、4方向の文字認識率
の間に有為な差が算出されたならば、1ページ分の画像
データのページの向きを推定する。
【0080】画像方向制御606では、推定したページ
画像方向と、画像データ源601から得られる画像入力
属性、画像データ出力先604から得られる画像出力属
性とから、適切な画像を得るために必要な回転角を求
め、その値を回転603のパラメータとしてセットす
る。ここで、回転603は、コア部10内部の回転回路
1015と周辺のセレクタ群からなる。
【0081】イメージメモリ602から読み出された画
像データは、画像方向制御606によってパラメータが
セットされた回転603での処理を経てから、画像デー
タ出力先604に渡される。この画像データ出力先60
4は、上記のプリンタ部2、ファクス部4の送信、ファ
イル部5の画像書込み、コンピュータインターフエース
部7での送信の内のいずれかが相当する。
【0082】図6は、本実施例における、ある特定の一
方向に関する文字認識605での処理手順を示すフロー
チャートである。同図のステップS11では、CPU1
003内の不図示のメモリ内部の記憶領域Pに「ゼロ」
を書き込んで初期化、つまり、認識率P=0とする。次
に、ステップS12でトリミングを行なう。
【0083】すなわち、イメージメモリ602に格納さ
れた画像データの1ページ分を対象として、1文字分の
画像領域に対応するデータブロックを見つけるよう試み
る(ステップS13)。ここで、文字画像が存在するこ
とが見込まれる矩形領域Riが見つからないならば、処
理をステップS18に進めるが、文字領域Riの切り出
しに成功したならば、ステップS14に進む。
【0084】ステップS14では、文字領域Riを対象
に文字認識を試みる。この領域Riに対する文字認識の
認識結果は、例えば、J個の文字候補Cjと、Riが実
際にCjである正解の確信度PCjとのJ個の組<C
j,PCj>で与えられる。
【0085】本実施例では、ステップS15で、J個の
候補の内の最大の確信度PCjを領域Riに対する認識
の確信度Priとして採用する。さらに、ステップS1
6では、確信度Priが、あらかじめ定められた規定値
(最低確信度)を超えているかどうかを確認する。そし
て、確信度Priが規定値を超えている場合は、処理を
ステップS17に進め、認識率を示す記憶領域PにPr
iを加算する。
【0086】ステップS17での処理が終わるか、ある
いはステップS16で、確信度Priが規定値を越えて
いないと判断された場合には、処理をステップS12に
戻し、上記の一連の処理を繰り返す。この繰り返しは、
ステップS13において、ページ画像データ内にさらに
文字領域が見い出せなくなるまで続けられ、文字領域の
切り出しに失敗したときには、処理をステップS18に
進めて、それまでに積算されたPの値を、画像方向制御
606のために通知して、本処理を終了する。
【0087】図7は、本実施例に係る画像方向制御60
6での処理手順を示すフローチャートである。同図にお
いて、最初にステップS21で、イメージメモリ602
に蓄えられた画像データの上下左右4方向をそれぞれ原
画像の「天」方向と仮定して文字認識605にて認識を
行なった各認識結果の認識率Pdi(i=1,…4)を
得る。
【0088】次に、上記の4方向に対応するPdiの4
つの値から、突出して信頼性のある方向iを求める。本
実施例では、このために、まずPdiの最大値を求め、
その値を最大認識率Pとする(ステップS22)。さら
に、ステップS23で、このPの値が規定の認識率を越
えているか否かを確認する。
【0089】Pの値が規定の認識率を越えていない場合
は、回転処理を行なわずに、本処理を終了する。しか
し、Pの値が妥当性のある認識率の下限を越えていると
判断された場合は、処理をステップS24に進め、推定
された用紙方向Diを、Pが得られたPdiの方向であ
ると推定する。
【0090】次に、ステップS25では、画像データ源
601に画像入力属性AIの問い合わせを行なう。さら
に、ステップS26で、画像データ出力先604に画像
出力属性Aoの問い合わせを行なう。
【0091】このようにして得られたDi,AI,Ao
から、CPU1003内の不図示の不揮発性メモリに、
あらかじめ記憶された規則のテーブルに従って、必要な
補正回転角を算出する(ステップS27)。そして、最
後に、上記ステップS26で得られた補正回転角を、回
転603のパラメータとしてセットして(ステップS2
8)、本処理を終了する。
【0092】次に、上記の補正回転角の算出ルールにつ
いて説明する。
【0093】まず、与えられた画像データ内容の天地方
向Diによって、天地方向の補正を行なうための補正角
を算出する。そして、画像方向が判定できたページにつ
いては、原画像の天地と画像データの天地が一致するよ
うに回転する。
【0094】しかし、画像方向が判定できなかったペー
ジについては、図7のステップS23での判定をもとに
処理を終了しているので、画像データのメモリイメージ
の天地方向が保存される。
【0095】本実施例では、天地方向の補正処理に加え
て、さらに、画像入力属性と画像出力属性の組み合わせ
によって、必要な回転処理制御を行なっている。
【0096】画像データの出力先の出力属性が、真の天
地方向とは異なる、特定の天地方向を要求するものであ
れば、その天地方向に一致する方向に回転角を加える。
例えば、カセットから給紙が行なわれるプリンタにおい
て、定まったポートレイト方向の用紙だけが格納されて
いるならば、ランドスケープの画像データは、90度あ
るいは270度の回転を加えなければならない。この
際、どちらの回転を行なうかは、ソートモード、ステイ
プルモード(ロングエッジバインド/ショートエッジバ
インド)、両面モード等の出力属性に依存する。
【0097】一方、例えば、画像ファイリングのための
出力ならば、補正した真の天地方向を保存したまま、そ
の他の回転処理を行なわない。
【0098】以上説明したように、本実施例によれば、
認識可能な文字が記録された原稿画像データの処理を行
なう場合、原稿画像の真の天地を認識し、さらに、ポー
トレイト/ランドスケープを区別して正しい方向認識す
ることで、操作者が適切な天地方向を間違えたとき、天
地が逆転したファクシミリ画像が送信されてしまった
り、両面プリント出力の表裏の天地が逆になったり、あ
るいは、プリント出力束のステイプル位置がずれたりす
るのを防止できる。
【0099】また、原稿が複数ページからなる場合、操
作者が、個々の原稿の天地方向の統一がとれていること
を確認しなくても良くなり、方向がまちまちであっても
揃え直さなくて済むことにより、原稿のページ数が増え
ると処理効率が非常に向上する。
【0100】さらに、操作者が原稿台や自動原稿給送装
置に原稿を載置する方向を誤まっても、画像処理装置に
入力される画像データが、本来の画像から90度あるい
は270度回転したデータとすることで、横向きの画像
処理が行なわれるということがなくなる。
【0101】また、ポートレイト画像とランドスケープ
画像とが混在する原稿束を自動給紙しても、適切な天地
方向の画像データを得ることができ、例えば、画像ファ
イリングシステムのような、本来の天地方向が形式的な
画像枠の縦横方向よりも優先すべき出力先に対して画像
処理を行なうときであっても、縦横が混在する一連の画
像データは同時に処理でき、ページ数が増えると非常に
効率が向上する。
【0102】さらにまた、入力画像データの一部に天地
方向を識別するためのガイドマークを必要としないの
で、一般的な原稿を効率良く処理できる。
【0103】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字認識結果をもとに原画像データの回転制御を行なう
ことで、使用者が原稿の天地方向を意識しなくても、適
性な方向にて画像出力が行なわれるという効果がある。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る複合画像処理システムの
構成を表わすブロック図である。
【図2】実施例に係る画像形成装置の断面構成を示す図
である。
【図3】実施例に係るリーダ部内の画像処理部のブロッ
ク図である。
【図4】実施例に係るコア部の内部構成を示すブロック
図である。
【図5】実施例の動作を実現するための機能構成を表わ
す概念図である。
【図6】実施例における文字認識処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】実施例における画像方向制御処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 画像入力装置(リーダ部) 2 画像出力装置(プリンタ部) 3 外部装置 4 ファクス部 5 ファイル部 6 外部記憶装置 7 コンピュータインターフエース部 8 フォーマッタ部 9 イメージメモリ部 10 コア部 12 コンピュータ(PC/WS)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1あるいはそれ以上の画像データ源と、
    所定の出力属性を有する1あるいはそれ以上の画像デー
    タ出力手段とを組み合わせて画像処理する複合画像処理
    装置において、 画像データ源からの画像データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された画像データから文字を認識す
    る認識手段と、 前記認識手段での認識結果より、前記画像データについ
    ての天地方向を判定する判定手段と、 前記判定手段での判定結果と前記出力属性とに基づい
    て、前記画像データの補正角度を算出する手段と、 前記算出された補正角度に従って前記画像データの回転
    処理を行なう画像制御手段とを備えることを特徴とする
    複合画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、仮定した方向に対して
    0゜,90゜,180゜,270゜についての前記文字
    の認識率の有意差に基づいて前記天地方向の判定を行な
    うことを特徴とする請求項1に記載の複合画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像制御手段は、前記認識率が所定
    値を越えていない場合には、前記画像データの回転処理
    を行なわないことを特徴とする請求項2に記載の複合画
    像処理装置。
JP7077608A 1995-04-03 1995-04-03 複合画像処理装置 Withdrawn JPH08274980A (ja)

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