JPH08274534A - 平面アンテナ - Google Patents
平面アンテナInfo
- Publication number
- JPH08274534A JPH08274534A JP7621395A JP7621395A JPH08274534A JP H08274534 A JPH08274534 A JP H08274534A JP 7621395 A JP7621395 A JP 7621395A JP 7621395 A JP7621395 A JP 7621395A JP H08274534 A JPH08274534 A JP H08274534A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- conductor
- antenna
- ground conductor
- antenna element
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】誘電体基板１上のアンテナ素子３を接地導体２
側に配置する。 【効果】板厚管理の緩い誘電体基板を用いても、共振周
波数のバラツキを低く抑えることができるため、製造後
の調整が不要になり、安定した特性でなおかつ低価格の
平面アンテナを得ることができる。また、誘電体損失を
低くできるので、利得の向上を図ることができる。
側に配置する。 【効果】板厚管理の緩い誘電体基板を用いても、共振周
波数のバラツキを低く抑えることができるため、製造後
の調整が不要になり、安定した特性でなおかつ低価格の
平面アンテナを得ることができる。また、誘電体損失を
低くできるので、利得の向上を図ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてデジタル方式
の携帯電話機等に使用される平面アンテナに関する。
の携帯電話機等に使用される平面アンテナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、平面アンテナは小型で高利得とい
う利点により、デジタル方式の携帯電話の内蔵アンテナ
として広く使われている。この平面アンテナの配置場所
は携帯電話の使用条件から筐体上部のリア側（人体頭部
の反対側）に置かれる場合がほとんどである。この平面
アンテナは図３に示すように接地導体２のすぐ上に誘電
体基板１があり、その基板上にアンテナ素子３としての
銅箔パターンが具備される構成になる。この構成は誘電
体基板１の材料に誘電損失の大きいものを用いたとき、
アンテナの利得の劣化が生じる。この劣化を抑えるため
に、誘電損失の小さい材料を用いる方法があるが、この
ような誘電体材料は非常に高価で、アンテナ自体の価格
上昇につながる。
う利点により、デジタル方式の携帯電話の内蔵アンテナ
として広く使われている。この平面アンテナの配置場所
は携帯電話の使用条件から筐体上部のリア側（人体頭部
の反対側）に置かれる場合がほとんどである。この平面
アンテナは図３に示すように接地導体２のすぐ上に誘電
体基板１があり、その基板上にアンテナ素子３としての
銅箔パターンが具備される構成になる。この構成は誘電
体基板１の材料に誘電損失の大きいものを用いたとき、
アンテナの利得の劣化が生じる。この劣化を抑えるため
に、誘電損失の小さい材料を用いる方法があるが、この
ような誘電体材料は非常に高価で、アンテナ自体の価格
上昇につながる。
【０００３】アンテナの価格を低く抑えるためには、価
格の安い誘電体材料（例えばガラスエポキシ樹脂）を用
いて平面アンテナを構成をすればよい。しかし、このよ
うな誘電体材料は誘電体損失が大きい。そのため、利得
の劣化を防ぐために、図４に示すように、誘電体基板１
の板厚を薄くして、この損失を減らせばよい。そして、
板厚を薄くした分、それと等価の厚さ（高さ）を持っ
た、誘電体損失の少ない空気層６を用いる。このとき、
アンテナ素子３である銅箔パターンは誘電体基板１の接
地導体２と反対側の面上に形成される。このような空気
層６を用いると、低価格で利得の劣化の少ない平面アン
テナを構成することができる（特願平６−１６２０４８
平面アンテナ）。
格の安い誘電体材料（例えばガラスエポキシ樹脂）を用
いて平面アンテナを構成をすればよい。しかし、このよ
うな誘電体材料は誘電体損失が大きい。そのため、利得
の劣化を防ぐために、図４に示すように、誘電体基板１
の板厚を薄くして、この損失を減らせばよい。そして、
板厚を薄くした分、それと等価の厚さ（高さ）を持っ
た、誘電体損失の少ない空気層６を用いる。このとき、
アンテナ素子３である銅箔パターンは誘電体基板１の接
地導体２と反対側の面上に形成される。このような空気
層６を用いると、低価格で利得の劣化の少ない平面アン
テナを構成することができる（特願平６−１６２０４８
平面アンテナ）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この空気層６
を用いた図４の平面アンテナの構成では、低価格の誘電
体基板を用いることができるが、価格が安い分、基板の
板厚の管理が緩い、すなわち板厚にバラツキが多い。そ
のため、この板厚のバラツキが安定した性能を持つアン
テナを製造する上で問題となる。共振周波数は接地導体
２からアンテナ素子３までの高さｈをパラメータとして
持つので、誘電体基板１の板厚がばらつくということは
高さｈがばらつくことにもなり、この板厚のバラツキが
共振周波数のバラツキとなって現れることになる。
を用いた図４の平面アンテナの構成では、低価格の誘電
体基板を用いることができるが、価格が安い分、基板の
板厚の管理が緩い、すなわち板厚にバラツキが多い。そ
のため、この板厚のバラツキが安定した性能を持つアン
テナを製造する上で問題となる。共振周波数は接地導体
２からアンテナ素子３までの高さｈをパラメータとして
持つので、誘電体基板１の板厚がばらつくということは
高さｈがばらつくことにもなり、この板厚のバラツキが
共振周波数のバラツキとなって現れることになる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術のこ
れらの問題点を解決することを目的とし、誘電体基板１
の接地導体側の面上にアンテナ素子３を配置するように
して、板厚管理の緩い誘電体基板１を用いることができ
るようにしたものである。
れらの問題点を解決することを目的とし、誘電体基板１
の接地導体側の面上にアンテナ素子３を配置するように
して、板厚管理の緩い誘電体基板１を用いることができ
るようにしたものである。
【０００６】
【作用】上記構成により、共振周波数のバラツキが低く
抑えられるので、安定した性能の平面アンテナが得られ
る。また、接地導体２とアンテナ素子３の間には誘電体
損失の少ない空気層６のみとなるので、この間に誘電体
損失の大きい誘電体基板１が含まれるときに比べて利得
が向上する。
抑えられるので、安定した性能の平面アンテナが得られ
る。また、接地導体２とアンテナ素子３の間には誘電体
損失の少ない空気層６のみとなるので、この間に誘電体
損失の大きい誘電体基板１が含まれるときに比べて利得
が向上する。
【０００７】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図１ないし図２は本発明の第１及び第２の実施例の
構成概略図であり、図１は一般的な平面アンテナの断面
図であり、図２は電界結合により給電する平面アンテナ
の断面図である。
る。図１ないし図２は本発明の第１及び第２の実施例の
構成概略図であり、図１は一般的な平面アンテナの断面
図であり、図２は電界結合により給電する平面アンテナ
の断面図である。
【０００８】図において、１は板厚管理の緩い材料を用
いた板厚の薄い誘電体基板であり、２は接地導体であ
り、３は銅箔パターンにより形成されるアンテナ素子で
あり、４は接地導体２とアンテナ素子３を電気的結合す
るためのグランド線であり、５はアンテナに電力を供給
するための給電線であり、６は空気層である。
いた板厚の薄い誘電体基板であり、２は接地導体であ
り、３は銅箔パターンにより形成されるアンテナ素子で
あり、４は接地導体２とアンテナ素子３を電気的結合す
るためのグランド線であり、５はアンテナに電力を供給
するための給電線であり、６は空気層である。
【０００９】つぎに、このような構成における動作につ
いて説明する。図１に示すように、接地導体２の上方
に、ある一定の高さに誘電体基板１を設置する。そし
て、銅箔パターンで作られたアンテナ素子３は誘電体基
板１の接地導体２側の面上に形成される。グランド線４
は、接地導体２とアンテナ素子３の端部に電気的に結合
するように接続される。また、給電線５はグランド線４
からある距離離れたアンテナ素子３の一部分に接続され
る。このような構成のときに、アンテナ素子３と接地導
体２の間で共振を起こし、給電線５に電力が供給され
る。この共振周波数はアンテナ素子３の周囲長とアンテ
ナ素子３と接地導体２間の高さとその比誘電率によって
決まる。この誘電体基板１は板厚のばらつきが大きいの
であるが、アンテナ素子３が基板１の接地導体側の面上
にあるので、このばらつきはほとんど影響しない。ま
た、図２のような電界結合により給電するタイプの平面
アンテナでも、接地導体２からある一定の高さに誘電体
基板１を設置する構成であれば、この発明を実施するこ
とができる。
いて説明する。図１に示すように、接地導体２の上方
に、ある一定の高さに誘電体基板１を設置する。そし
て、銅箔パターンで作られたアンテナ素子３は誘電体基
板１の接地導体２側の面上に形成される。グランド線４
は、接地導体２とアンテナ素子３の端部に電気的に結合
するように接続される。また、給電線５はグランド線４
からある距離離れたアンテナ素子３の一部分に接続され
る。このような構成のときに、アンテナ素子３と接地導
体２の間で共振を起こし、給電線５に電力が供給され
る。この共振周波数はアンテナ素子３の周囲長とアンテ
ナ素子３と接地導体２間の高さとその比誘電率によって
決まる。この誘電体基板１は板厚のばらつきが大きいの
であるが、アンテナ素子３が基板１の接地導体側の面上
にあるので、このばらつきはほとんど影響しない。ま
た、図２のような電界結合により給電するタイプの平面
アンテナでも、接地導体２からある一定の高さに誘電体
基板１を設置する構成であれば、この発明を実施するこ
とができる。
【００１０】
【発明の効果】本発明の構成によれば、板厚管理の緩い
誘電体基板を用いても、共振周波数のバラツキを低く抑
えることができるため、製造後の調整作業が不要にな
り、安定した特性でなおかつ低価格の平面アンテナを得
ることができる。また、誘電体損失を低くできるので、
利得の向上を図ることができる。
誘電体基板を用いても、共振周波数のバラツキを低く抑
えることができるため、製造後の調整作業が不要にな
り、安定した特性でなおかつ低価格の平面アンテナを得
ることができる。また、誘電体損失を低くできるので、
利得の向上を図ることができる。
【図１】本発明の第１の実施例である平面アンテナの断
面図。
面図。
【図２】本発明の第２の実施例である平面アンテナの断
面図。
面図。
【図３】従来の平面アンテナ断面図その１。
【図４】従来の平面アンテナ断面図その２。
１ 誘電体基板 ２ 接地導体 ３ アンテナ素子 ４ グランド線 ５ 給電線 ６ 空気層
Claims (2)
- 【請求項１】接地導体上方の所定の高さに誘電体基板が
設置され、前記基板の接地導体側の面にアンテナ素子が
配置されることを特徴とする平面アンテナ。 - 【請求項２】前記アンテナ素子と接地導体との間に空気
層を介在させたことを特徴とする請求項１記載の平面ア
ンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7621395A JPH08274534A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 平面アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7621395A JPH08274534A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 平面アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08274534A true JPH08274534A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13598903
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7621395A Pending JPH08274534A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 平面アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08274534A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004522347A (ja) * | 2001-03-20 | 2004-07-22 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 基体及び導体トラック構体を有するアンテナ |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7621395A patent/JPH08274534A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004522347A (ja) * | 2001-03-20 | 2004-07-22 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 基体及び導体トラック構体を有するアンテナ |
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