JPH08273430A - 光源装置の冷却構造および冷却制御装置 - Google Patents

光源装置の冷却構造および冷却制御装置

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JPH08273430A
JPH08273430A JP7863495A JP7863495A JPH08273430A JP H08273430 A JPH08273430 A JP H08273430A JP 7863495 A JP7863495 A JP 7863495A JP 7863495 A JP7863495 A JP 7863495A JP H08273430 A JPH08273430 A JP H08273430A
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JP
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light source
cooling
source section
section
light
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Application number
JP7863495A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kaneda
欣亮 金田
Yoshito Goto
義人 後藤
Tadao Suzuki
忠雄 鈴木
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JFE Steel Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、圧延体と光源部の間で圧延体の輻
射熱を遮断部材で遮断して、光源部から投光された光を
透過する透過部材の表面に冷却流体を流して光源部を冷
却することで、圧延体の輻射熱を遮断部材で遮断でき、
かつ、透過部材の表面に冷却流体を流して光源部を冷却
することができる光源装置の冷却構造を提供することを
目的としている。 【構成】 遮熱板13を圧延体1と光源部7の間で、圧
延体1から光源部7に輻射される輻射熱を遮断するよう
に配置するとともに、遮熱板13に圧延体1から飛散さ
れるグリスやスラッジ等がガラス板17に付着すること
を防止するために突起形状部15を設け、光源部7の上
部に設けられた配管9から冷却された水や気体等の冷却
流体11をガラス板17の表面に流して光源部7を冷却
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼、非鉄金属、箔、
フィルム、シート等の圧延された圧延体の幅を計測する
際に用いる光源装置の冷却構造および冷却制御装置に関
し、特に、冷却流体を流して光源部を冷却する光源装置
の冷却構造および冷却制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光源装置の冷却構造および冷却制
御装置については、図7および図8に示すものが知られ
ている。
【0003】このものは、鉄鋼、非鉄金属、箔、フィル
ム、シート等の圧延された非測定物の幅を計測する圧延
計測器200である。この圧延計測器200は、圧延体
201を挟んで検出部203と光源部205から構成さ
れる。光源部205から光が投光されると、光路上に存
在する圧延体201によってその幅分だけ光は遮られて
検出部203のカメラ207に到達する。そこで、複数
台のカメラ207によって圧延体201の幅を計測する
ものである。
【0004】図7(a)に示すものは、圧延体201の
幅を計測するための圧延計測器200の光源部205の
位置を示すものであり、従来は圧延体201から光源部
205に向かって輻射される輻射熱の影響を減少させる
ため、圧延体201と光源部205との距離lを可能な
限り長くするように設定していた。そこで、所定光路を
確保するために光源209の長さを図7(a)に示すよ
うに長くせざるを得ず、結果として光源部205の大型
化や重量増加に繋がっていた。
【0005】また、圧延体201が鉄鋼の場合には、図
7(b)に示すように、ミルから飛散するグリスやスラ
ッジ等が光源部205に付着することがあつた。このた
め、光源部205に設けられた光を透過させるガラス板
223の全面に配管221から水を大量に散水してグリ
スやスラッジ等の付着を防いでいた。また、この散水に
よって光源部205およびガラス板223の冷却を兼用
するものであった。
【0006】さらに、、図7(c)に示すように、光源
部205には、光源209の熱と大量の散水とから発生
する温度差に起因するガラス板223の内面の結露を防
止するとともに、光源部205の内部に周囲の汚染した
空気225の浸入を防いで清浄空間を保持するために、
周囲空気より若干高い圧力の乾燥空気227を導入し、
ガラス板223が内圧によって破損しないように乾燥空
気を排出していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7(a)に示すよう
な光源装置の冷却構造にあっては、例えば高温に赤熱し
た鋼板において、圧延体201と光源部205とが比較
的距離を保った場合には有効であった。
【0008】しかしながら、両者の距離が接近して圧延
体201からの輻射熱による影響が無視できなくなる場
合には、光源部205内と周囲との熱バランスが崩れて
光源部205内部の温度を上昇させ光源部205の構造
に影響を与え、さらに、図7(c)に示すように、乾燥
空気227の導入が絶たれた場合には、周囲汚染空気が
浸入してガラス板223の内面が結露して圧延体201
の幅の計測ができなくなるといった問題があった。この
ため、メンテナンスと乾燥空気の管理には格段の注意が
必要であった。
【0009】また、図8(a)に示すものは、光源部2
05の上面部分とガラス板223との接合部分231の
様子を示している。高温にさらされるこの接合部分23
1は、光源部205の構成部材とガラス板223との線
膨張係数の相違に起因した長さの変化を吸収するため
に、特殊な粘着剤または固着剤で固着していた。このた
め接合部分は平坦な平面が得られないと、図8(b)に
示すように接合部分231の極めて小さい突起によって
ガラス板223の面上に水が流れない現象241が発生
して圧延体201から飛散したグリスやスラッジ等が付
着するといった問題があった。また、ガラス板223の
面上に異物243が固着しても同様な現象が発生してい
た。
【0010】さらに、ガラス板223の面上の水流を一
定流にするため、配管221から散水した水を助走させ
る区間が必要であり、光源部205の大型化に繋がって
いた。また、圧延体201から飛散した異物243がガ
ラス板223に固着した場合には、水が流れない部分2
45ができガラス板223を破損させる原因になってい
た。さらに、カメラ207がこの異物を圧延体201の
端部分として検出して圧延体201の幅検出に支障をき
たすといった問題があった。
【0011】そこで、請求項1,3,4記載の発明は、
圧延体と光源部の間で圧延体の輻射熱を遮断部材で遮断
して、光源部から投光された光を透過する透過部材の表
面に冷却流体を流して光源部を冷却することで、圧延体
の輻射熱を遮断部材で遮断でき、かつ、透過部材の表面
に冷却流体を流して光源部を冷却することができる光源
装置の冷却構造を提供することを目的としている。
【0012】そこで、請求項2記載の発明は、光源部の
内部温度を検知して、光源部の内部温度と予め設定され
た温度とに基づいた光源部に適した内部温度にするため
の制御信号に応じて光源部の内部を冷却することで、光
源部に適した内部温度にするように光源部を冷却するこ
とができる光源装置の冷却制御装置を提供することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、圧延体に向かって光を上方に
投光する光源部を備え、光源部から投光された光を透過
する透過部材の表面に冷却流体を流して光源部を冷却す
る光源装置の冷却構造において、圧延体と光源部の間で
圧延体の輻射熱を遮断する遮断部材を備えたことを特徴
とする。
【0014】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、圧延体に向かって光を投光する光源部を備え、
光源部が発生した熱を冷却する光源装置の冷却制御装置
において、光源部の内部温度を検知する温度検知手段
と、検知された光源部の内部温度と予め設定された温度
とに基づいて光源部に適した内部温度にするための制御
信号を発生する制御手段と、制御信号に応じて光源部の
内部を冷却する冷却手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0015】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記光源部の箱体部材および前記透過部材に極
めて近い粘性係数を有して光源部と透過部材の間の接合
部分を覆うシートを備え、光源部上方から冷却流体を流
して光源部から透過部材に至る経路を冷却することを特
徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記光源部と前記遮断部材の間で前記光源部か
ら投光された光の光路を覆って光源部から投光された光
を透過する第2の透過部材を備え、第2の透過部材の内
部に冷却流体を流して光源部を冷却することを特徴とす
る。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明では、圧延体と光源部の間
で圧延体の輻射熱を遮断部材で遮断して、光源部から投
光された光を透過する透過部材の表面に冷却流体を流し
て光源部を冷却するように構成するので、圧延体の輻射
熱を遮断部材で遮断でき、かつ、透過部材の表面に冷却
流体を流して光源部を冷却することができる。
【0018】請求項2記載の発明では、光源部の内部温
度を温度検知手段で検知し、検知された光源部の内部温
度と予め設定された温度とに基づいて制御手段で光源部
に適した内部温度にするための制御信号を発生し、この
制御信号に応じて光源部に適した内部温度に光源部を冷
却手段で冷却するように構成するので、光源部に適した
内部温度にするように光源部を冷却することができる。
【0019】請求項3記載の発明では、光源部の箱体部
材および透過部材に極めて近い粘性係数を有するシート
で光源部と透過部材の間の接合部分を覆い、光源部上方
から冷却流体を流して光源部および透過部材を冷却する
ように構成するので、光源部からシート上を通過して透
過部材へと至る冷却流体が流れる経路の粘性係数を極め
て近くでき、この経路上に安定した冷却流体の流れを作
ることができ、光源部および透過部材を冷却することが
できる。
【0020】請求項4記載の発明では、光源部と遮断部
材の間で光源部から投光された光の光路を第2の透過部
材で覆って光源部から投光された光を透過させるととも
に、第2の透過部材の内部に冷却流体を流して光源部を
冷却するように構成するので、光源部から投光された光
を透過でき、かつ、冷却流体を流して光源部を冷却する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0022】(実施例1)まず、本発明(請求項1)に
係わる光源装置の冷却構造のシステム構成について説明
する。
【0023】図1は本発明(請求項1)の一実施例であ
る光源装置の外部冷却構造を示す断面図である。
【0024】図1に示すように、光源装置100の外部
冷却構造は、光源3、光源部7、配管9、遮熱板13お
よびガラス板17から構成される。
【0025】光源3は、蛍光管を有し、光を発光させる
ものであり、一般的には蛍光管の全光束は周囲温度に影
響される。例えば、蛍光管の周囲温度が20℃前後で最
大光束になり、周囲温度が20℃から上昇または下降す
る程に全光束は減少するものである。従って、蛍光管の
周囲温度を最適値に保持することで全光束を最大限に発
光させることができる。
【0026】光源部7は、斜め上方の圧延体1に光源3
で発光された光を投光するものである。配管9は、供給
された水や気体等の冷却流体11をガラス板17に流す
ための配管である。
【0027】遮熱板13は、圧延体1から輻射される輻
射熱を遮断して光源部7が加熱されることを防止すると
ともに、遮熱板13に突起形状部15を設けて圧延体1
から飛散されるグリスやスラッジ等がガラス板17に付
着することを防止するものである。ガラス板17は、光
源3が発光した光を透過するものである。
【0028】次に、図2は本発明(請求項1)の一実施
例である光源装置の外部冷却構造を示す上面透視図であ
る。
【0029】図2に示すように、光源装置100の外部
冷却構造の新な特徴的部分は、流量コントローラ21お
よび流量調整弁25から構成される。
【0030】流量コントローラ21は、導入された水や
気体等の冷却流体23を流量調整弁25を介して配管9
に供給するための流量信号を発生して流量調整弁25を
制御するものである。流量調整弁25は、流量コントロ
ーラ21から指定された流量信号に応じて配管9に供給
する冷却流体23の流量を制限するものである。
【0031】次に、図1および図2を参照して本実施例
(請求項1)に係る光源装置の外部冷却構造の作用効果
を説明する。
【0032】まず、図1に示すように、遮熱板13を圧
延体1と光源部7の間で、圧延体1から光源部7に輻射
される輻射熱を遮断するように配置するとともに、遮熱
板13(遮断部材)に圧延体1から飛散されるグリスや
スラッジ等がガラス板17(透過部材)に付着すること
を防止するために突起形状部15を設ける。
【0033】一方、図2に示すように、流量コントロー
ラ21で導入された水や気体等の冷却流体23の流量を
制限するための流量信号を発生し、流量調整弁25で指
定された流量信号に応じて配管9に供給する冷却流体2
3の流量を制限して、冷却流体23を配管9に供給す
る。
【0034】次に、図1に示すように、光源部7の上部
に設けられた配管9から冷却された水や気体等の冷却流
体11をガラス板17の表面に流して光源部7を冷却す
るとともに、遮熱板13の突起形状部15で阻止できな
かった圧延体1から飛散されるグリスやスラッジ等を冷
却流体11で流すことで、圧延体1の輻射熱を遮熱板1
3で遮断でき、かつ、ガラス板17の表面に冷却流体1
1を流して光源部7を冷却でき、さらに、圧延体1から
飛散されるグリスやスラッジ等がガラス板17に付着す
ることを防止できる。
【0035】(実施例2)本実施例では、本発明(請求
項2)の特徴部分を具体的に説明する。
【0036】次に、図3は本発明(請求項2)の一実施
例である光源装置の内部冷却構造を示す図である。
【0037】図3に示すように、光源装置の内部冷却構
造は、導入口31、排出口33、温度センサ35、温度
コントローラ37、元弁39、コントローラ41および
冷却器43から構成される。
【0038】導入口31は、光源部7内に周囲の汚染さ
れた空気が浸入することを防ぐため、周囲空気の圧力よ
りも若干高い圧力で外部から光源部7内部に乾燥流体を
導入する導入口である。排出口33は、光源部7内部の
光源3やガラス板17が加圧されることによって破損す
ることを防ぐため、光源部7内部の気体圧力を自然調整
する排出口である。
【0039】温度センサ35は、光源部7内部の蛍光管
の周囲温度を検知して温度信号を温度コントローラ37
に知らせるものである。温度コントローラ37は、光源
部7内部の冷却状態を予め設定された温度に保持するた
め、温度センサ35から送られた温度信号に基づいて制
御信号を発生してコントローラ41に送出するものであ
る。なお、この設定温度は、光源3に用いる蛍光管の全
光束が最大値になるような適切な温度である必要があ
り、蛍光管の特性(周囲温度−全光束特性)に依存する
ものである。
【0040】元弁39は、コントローラ41に供給する
冷却流体45の流量を制限するものである。コントロー
ラ41は、温度コントローラ37から送出された制御信
号に対応する流量の冷却流体45を導入して冷却器43
に供給するものである。冷却器43は、コントローラ4
1から供給された冷却流体45によって光源部7内部の
乾燥流体を冷却するものである。
【0041】次に、図3を参照して本実施例(請求項
2)に係る光源装置の内部冷却構造の作用効果を説明す
る。
【0042】まず、光源部7の内部温度として光源部7
に用いる蛍光管の周囲温度を温度センサ35(温度検知
手段)で検知し、検知された光源部7の内部温度と予め
設定された蛍光管の最適発光温度とに基づいて温度コン
トローラ37(制御手段)で蛍光管に適した内部温度に
するための制御信号を発生し、この制御信号に応じて光
源部7の内部を冷却器43(冷却手段)で冷却するよう
に構成するので、光源部1が最大限に全光束を発光でき
るよう内部温度に冷却して、光源部に最適の内部温度を
保持することができる。
【0043】(実施例3)本実施例では、本発明(請求
項3)の特徴部分を具体的に説明する。
【0044】次に、図4は本発明(請求項3)の一実施
例である光源装置の外部冷却構造を示す図である。
【0045】図4に示すように、光源装置の外部冷却構
造は、固着部51およびシート53から構成される。
【0046】固着部51は、高温にさらされる光源部7
の箱体部材とガラス板17との接合部分の線膨張係数の
相違に起因した長さの変化を吸収するために、特殊な粘
着剤または固着剤で固着されたものであり、一般的に凸
形状を示すものである。
【0047】シート53は、光源部の箱体部材とガラス
板17の間の凸形状の個着部51を大きなR形状で覆っ
て安定した冷却流体の流れを作るために、光源部7の箱
体部材およびガラス板17に極めて近い粘性係数を有す
るものである。
【0048】次に、図4を参照して本実施例(請求項
3)に係る光源装置の外部冷却構造の作用効果を説明す
る。
【0049】まず、光源部7の箱体部材およびガラス板
17(透過部材)に極めて近い粘性係数を有するシート
53で光源部7とガラス板17の間の凸形状の接合部分
を大きなR形状で覆い、光源部上方から冷却流体11を
流して光源部7およびガラス板17を冷却するように構
成するので、光源部7からシート53上を通過してガラ
ス板17へと至る冷却流体11が流れる経路の粘性係数
を極めて近くでき、この経路上に安定した冷却流体11
の流れを作ることができ、光源部7およびガラス板17
を冷却することができる。
【0050】(実施例4)本実施例では、本発明(請求
項4)の特徴部分を具体的に説明する。
【0051】次に、図5は本発明(請求項4)の一実施
例である光源装置の外部冷却構造を示す図である。
【0052】図5に示すように、光源装置の外部冷却構
造は、導入管61および水冷ジャケット65から構成さ
れる。
【0053】導入管61は、冷却水63を水冷ジャケッ
ト65に供給するための導入管である。水冷ジャケット
65は、ガラス板67で光源3を覆って光路5を保護す
るとともに、導入管61を経由して供給された冷却水6
3を順次に貯水して下部に設けられた排出口69から冷
却水63を排出するものである。
【0054】次に、図5を参照して本実施例(請求項
4)に係る光源装置の外部冷却構造の作用効果を説明す
る。
【0055】光源部7と遮熱板13(遮断部材)の間で
光源部7から投光された光の光路5を水冷ジャケット6
5(第2の透過部材)で覆って光源部7から投光された
光を透過させるとともに、水冷ジャケット65の内部に
冷却水63を流して光源部7を冷却するように構成する
ので、光源部7から投光された光を透過でき、かつ、冷
却水63を流して光源部7を冷却することができる。
【0056】(実施例5)本実施例では、本発明に係る
光源装置の外部冷却構造の特徴部分を具体的に説明す
る。
【0057】次に、図6は本発明に係る光源装置の外部
冷却構造を示す図である。
【0058】図6に示すように、光源装置の外部冷却構
造は、構造体71および二次配管75から構成される。
【0059】構造体71は、光源部7上にガラス板17
の端部を一部えぐるようにして突起した光源部7の構造
上不可欠な凸形状のものである。二次配管75は、構造
体71の外周部分に設けられ、供給された水11をガラ
ス板17に流すための配管である。
【0060】次に、図6を参照して本実施例に係る光源
装置の外部冷却構造の作用効果を説明する。
【0061】次に、図6に示すように、光源部7の上部
に設けられた配管9から冷却された水や気体等の冷却流
体11をガラス板17の表面に流して光源部7を冷却す
る。しかしながら、図6(a)に示すように、配管9か
ら流された水11は構造体71の存在によってガラス板
17の右端部73に到達できないので、この部分に圧延
体1から飛散されるグリスやスラッジ等が付着してい
た。
【0062】そこで、従来は図6(b)に示すように、
構造体71の外周部分に設けられた二次配管75によっ
て供給された水11をガラス板17の右端部73に流し
ていた。しかしながら、二次配管75から直接に水11
を光源部7やガラス板17に散水していたので、ガラス
板17上で水流が相互に干渉しあい乱流となって細波を
立て、その結果、光源3から出た光が細波によって屈折
され圧延体1の計測に支障をきたすといったことがあっ
た。
【0063】次に、図6(c)に示ものは、二次配管7
5から構造体71の壁面に水11を散水することで、こ
の壁面に沿って下降した水流がガラス板17上に流れる
ので、図6(c)に示すような乱流による細波の発生を
防止でき、その結果、光源3から出た光を安定して圧延
体1に照射することができ、さらに、圧延体1から飛散
されるグリスやスラッジ等がガラス板17に付着するこ
とを防止できる。
【0064】
【発明の効果】請求項1,3,4記載の発明によれば、
圧延体と光源部の間で圧延体の輻射熱を遮断部材で遮断
して、光源部から投光された光を透過する透過部材の表
面に冷却流体を流して光源部を冷却することで、圧延体
の輻射熱を遮断部材で遮断でき、かつ、透過部材の表面
に冷却流体を流して光源部を冷却することができる。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、光源
部の内部温度を検知して、光源部の内部温度と予め設定
された温度とに基づいた光源部に適した内部温度にする
ための制御信号に応じて光源部の内部を冷却でき、光源
部に適した内部温度にするように光源部を冷却すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(請求項1)の一実施例である光源装置
の外部冷却構造を示す断面図である。
【図2】本発明(請求項1)の一実施例である光源装置
の外部冷却構造を示す上面透視図である。
【図3】本発明(請求項2)の一実施例である光源装置
の内部冷却構造を示す図である。
【図4】本発明(請求項3)の一実施例である光源装置
の外部冷却構造を示す図である。
【図5】本発明(請求項4)の一実施例である光源装置
の外部冷却構造を示す図である。
【図6】本発明に係る光源装置の外部冷却構造を示す図
である。
【図7】従来の光源装置の冷却構造を示す図である。
【図8】従来の光源装置の冷却構造を示す図である。
【符号の説明】
13 遮熱板 35 温度センサ 37 温度コントローラ 43 冷却器 53 シート 65 水冷ジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 義人 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 鈴木 忠雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延体に向かって光を上方に投光する光源
    部を備え、光源部から投光された光を透過する透過部材
    の表面に冷却流体を流して光源部を冷却する光源装置の
    冷却構造において、 圧延体と光源部の間で圧延体の輻射熱を遮断する遮断部
    材を備えたことを特徴とする光源装置の冷却構造。
  2. 【請求項2】圧延体に向かって光を投光する光源部を備
    え、光源部が発生した熱を冷却する光源装置の冷却制御
    装置において、 光源部の内部温度を検知する温度検知手段と、 検知された光源部の内部温度と予め設定された温度とに
    基づいて光源部に適した内部温度にするための制御信号
    を発生する制御手段と、 制御信号に応じて光源部の内部を冷却する冷却手段と、
    を備えたことを特徴とする光源装置の冷却制御装置。
  3. 【請求項3】前記光源部の箱体部材および前記透過部材
    に極めて近い粘性係数を有して光源部と透過部材の間の
    接合部分を覆うシートを備え、 光源部上方から冷却流体を流して光源部から透過部材に
    至る経路を冷却することを特徴とする請求項1記載の光
    源装置の冷却構造。
  4. 【請求項4】前記光源部と前記遮断部材の間で前記光源
    部から投光された光の光路を覆って光源部から投光され
    た光を透過する第2の透過部材を備え、 第2の透過部材の内部に冷却流体を流して光源部を冷却
    することを特徴とする請求項1記載の光源装置の冷却構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

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