JPH08270756A - ダンパプーリ - Google Patents
ダンパプーリInfo
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- JPH08270756A JPH08270756A JP9989095A JP9989095A JPH08270756A JP H08270756 A JPH08270756 A JP H08270756A JP 9989095 A JP9989095 A JP 9989095A JP 9989095 A JP9989095 A JP 9989095A JP H08270756 A JPH08270756 A JP H08270756A
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- shaped
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Abstract
リを提供する。 【構成】 回転軸に装着されるハブ部1と、該ハブ部1
の外方に配設され、外周にベルト懸架溝31を有するリ
ング状のプーリ3と、ハブ部1の外周部12とプーリ3
との間に介装される弾性体2を有する。プーリ3は、金
属板材を渦巻き状に巻回して形成されるリング状積層体
よりなり、その外周に周方向に延びる複数のV溝を押圧
成形して上記ベルト懸架溝31となしている。また、プ
ーリ3は軸方向両端縁を外方に屈曲変形させて係止部3
2となし、各層間の軸方向への相対変位を規制してい
る。
Description
に製作簡易で安価にできるダンパプーリ構造に関する。
に示すと、1は板金製のハブ部で、その中心にエンジン
のクランクシャフト等、回転軸が装着される筒状ボス部
14が嵌着固定されている。上記ハブ部1の筒状とした
外周部12の外方には、リング状プーリ3が配され、こ
れら外周部12とプーリ3の間にゴム弾性体2が介装し
てある。上記プーリ3は外周にベルト懸架溝31を有
し、これにベルトを懸架して回転力を伝達している。
3は、通常、鋳造により成形されている。しかしなが
ら、鋳造成形ではベルト懸架溝31等、細部の加工が難
しく、鋳造後に切削加工を必要とするなどの仕上げ加工
が必要で、製作に時間がかかりコスト高となる不具合が
あった。
コスト低減が可能なダンパプーリを提供することにあ
る。
って説明すると、ダンパプーリは、回転軸に装着される
ハブ部1と、該ハブ部1の外方に配設され、外周にベル
ト懸架溝31を有するリング状のプーリ3と、上記ハブ
部1の外周部12と上記プーリ3との間に介装される弾
性体2を有する。上記プーリ3は、金属板材を渦巻き状
に巻回して形成されるリング状積層体よりなり、その外
周に周方向に延びる複数のV溝を押圧加工して上記ベル
ト懸架溝31となしている(請求項1)。
は、軸方向両端縁を外方に屈曲変形せしめ、各層間の軸
方向への相対変位を規制する係止部32となしてある
(請求項2)。
成されるリング状積層体にて上記プーリ3を構成してい
るので、板材の板厚や巻数を変更することで所望の径、
厚さを有するプーリ3を容易に得ることができる。従っ
て、鋳造成形のように鋳型を必要とせず、また設備を変
更することなくサイズの異なるプーリ3を容易に製作で
きる。また、プーリ3の外周を押圧加工して上記ベルト
懸架溝31を形成しており、切削加工のような仕上げ加
工が不要であるので、製作コストの低減が可能で、切削
くずが発生することもない。
面に基づいて説明する。図1において、ハブ部1は同心
状に設けた筒状の中心部11および外周部12と、これ
ら中心部11と外周部12とを連結する環状の側壁13
を有している。上記中心部11、外周部12および側壁
13は金属板材を屈曲成形して一体に形成され、上記中
心部11内には、図略のエンジンクランクシャフトの端
部に装着される筒状ボス部14が嵌着固定してある。
を介してリング状のプーリ3が接合固定してある。上記
プーリ3は、金属板材を渦巻き状に巻回して構成したリ
ング状の積層体よりなり、外周には周方向に延びる複数
のV溝が押圧成形されて、ベルト懸架溝31となしてあ
る。
各層は、軸方向の両端縁を外方に屈曲変形せしめてあ
り、各層間の軸方向へのずれを規制する係止部32とな
してある。
よって説明する。まず図2(1)の工程において、ロー
ル状の原料材4を所定長に切断し、得られた板材41
を、図2(2)の工程においてローリング加工する。図
の(A)はローリング機5の側面図、(B)は正面図で
あり、上記板材41をローリングシャフト51回りに巻
回して、所定径、所定厚のリング状積層体42とする。
この工程でプーリ3の原形状が構成される。なお、52
は硬質ウレタンよりなるシャフトで、スチール製の上記
ローリングシャフト51に対し柔らかいため、これらシ
ャフト51、52間に挿通された板材41は上記ローリ
ングシャフト51方向へ曲がり、精度よく丸められるよ
うになしてある。
次いで、図2(3)の工程において、外周のV溝を押圧
成形(スピニング加工)する。図において、スピニング
機6は上型61と下型62を有し、これら上型61、下
型62の間に、上記のようにして得られた積層体42を
保持するようになしてある。そして、まず平ローラ63
を上記積層体42の外周に押圧してベルト懸架溝31と
なる凹部を予備成形し、次いで、この凹部に周面に多数
の溝を有するくし型ローラ64を押圧することで、上記
積層体42外周にベルト懸架溝31を形成し、上記プー
リ3とする。また、この工程で、リング状積層体42を
上型61および下型62方向から強圧することにより、
上下両端縁を外方に屈曲変形せしめて上記係止部32を
形成することができる。またローラ65は上記上型6
1、下型62を保持するためのもので、加工時のたわみ
を防止し、精度を確保するために使用される。
プレス成形したハブ部1の外周部12に対向配設し、こ
れらの間にリング状の弾性体2を挿入して、上記外周部
12を拡径変形することで、本発明のダンパプーリとす
る。この拡径の過程で、上記プーリ3内周より外周方向
へ力が加わるので、プーリ3を構成する積層体の各層間
の密着性は十分大きいものとなる。また、各層の両端縁
に設けた係止部32により軸方向へのずれも防止でき
る。
を巻回して形成したリング状積層体にて構成しており、
ベルト懸架溝もその外周に押圧成形を施すことで容易に
形成できるので、製作加工が容易で、切削加工等の仕上
げ加工が不要となる。また、板材の板厚や巻数を変更す
ることで、サイズの異なるプーリを容易に得ることがで
きるので、形状に応じた成形鋳型が必要な従来構造に比
べ、設備を簡略化でき、製作コストを大きく低減するこ
とができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸に装着されるハブ部と、該ハブ部
の外方に配設され、外周にベルト懸架溝を有するリング
状のプーリと、上記ハブ部の外周部と上記プーリとの間
に介装される弾性体とを具備するダンパプーリであっ
て、上記プーリが、金属板材を渦巻き状に巻回して形成
されるリング状積層体よりなり、その外周に周方向に延
びる複数のV溝を押圧成形して上記ベルト懸架溝となし
たことを特徴とするダンパプーリ。 - 【請求項2】 上記リング状積層体の軸方向両端縁を外
方に屈曲変形せしめ、各層間の軸方向への相対変位を規
制する係止部となした請求項1記載のダンパプーリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09989095A JP3642825B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ダンパプーリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09989095A JP3642825B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ダンパプーリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270756A true JPH08270756A (ja) | 1996-10-15 |
JP3642825B2 JP3642825B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=14259378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09989095A Expired - Fee Related JP3642825B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | ダンパプーリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3642825B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100365304C (zh) * | 2004-10-19 | 2008-01-30 | 株式会社电装 | 动力传递装置 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP09989095A patent/JP3642825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100365304C (zh) * | 2004-10-19 | 2008-01-30 | 株式会社电装 | 动力传递装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3642825B2 (ja) | 2005-04-27 |
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