JPH08270726A - 低周波振動防振装置 - Google Patents

低周波振動防振装置

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JPH08270726A
JPH08270726A JP7152895A JP7152895A JPH08270726A JP H08270726 A JPH08270726 A JP H08270726A JP 7152895 A JP7152895 A JP 7152895A JP 7152895 A JP7152895 A JP 7152895A JP H08270726 A JPH08270726 A JP H08270726A
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JP
Japan
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supported
frequency vibration
weight
low frequency
supported object
Prior art date
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Pending
Application number
JP7152895A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Azuma
隆夫 我妻
Koichi Okubo
孝一 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIKAWAJIMA BOUON KOGYO KK
Original Assignee
ISHIKAWAJIMA BOUON KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低周波振動も吸収できるようにした低周波振
動防振装置を提供する。 【構成】 架台1上に固定した永久磁石5,6と、永久
磁石5,6の上方にある被支持物3と、被支持物3の下
に取り付けられ且つ永久磁石5,6の磁場を横切って配
設され通電により上方向の力を受けて被支持物3の重量
を支持する導線7と、架台1と被支持物3との間に取り
付けた弾性体9とを備え、導線7は上方向の力を受けて
被支持物3の重量を支持し、架台1と被支持物3との間
に取り付けた弾性体9には被支持物3の重量が負荷され
ないため、弾性体9を柔らかいものにして低周波振動を
吸収させることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被支持物に生ずる低周
波振動を吸収できるようにした低周波振動防振装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている防振装置は、図
7に示すように架台1の上に防振ゴム、ばね等の弾性体
2によって機械装置等の被支持物3を支持し、弾性体2
で振動を吸収して被支持物3の振動を防ぐようにするの
が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが被支持物3の
重量が重い場合には、弾性体2はその重い重量も負担し
なければならないため、余り柔らかくすることはでき
ず、振動数が10Hz以下の低周波振動は吸収できない
問題があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決し、低周波
振動も吸収できるようにした低周波振動防振装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、架台上に固定
した永久磁石と、該永久磁石の上方にある被支持物と、
該被支持物の下に取り付けられ且つ前記永久磁石の磁場
を横切って配設され通電により上方向の力を受けて前記
被支持物の重量を支持する導線と、前記架台と被支持物
との間に取り付けた弾性体と、を備えたことを特徴とす
る低周波振動防振装置に係り、被支持物の重量に応じて
導線に流れる電流値を制御する制御素子と、架台と被支
持物との間の相対速度、相対変位を検出して前記制御素
子の制御する電流値を変化させる素子と、を備えること
も可能である。
【0006】
【作用】導線への通電により、導線は上方向の力を受け
て被支持物の重量を支持し、架台と被支持物との間に取
り付けた弾性体には被支持物の重量が負荷されないた
め、弾性体を柔らかいものにして低周波振動を吸収させ
ることができるようになる。
【0007】請求項2の発明は、架台と被支持物との間
の相対速度、相対変位を検出して導線に流れる電流値を
調整し、導線に作用する上方向の力を被支持物支持に適
した大きさとし、弾性体に最適な減衰性能を発揮させる
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ
説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の縦断正面図、図
2は図1のII−II拡大断面図であって、本発明にお
いては図1に示すように架台1の上にヨーク4を取り付
け、このヨーク4の上には、図2に示すような外周側が
N極になっている円形の永久磁石5と、内周側がS極に
なっているリング状の永久磁石6とを同心に固定し永久
磁石5,6の間に強力な磁場が生ずるようにしてある。
【0010】永久磁石5,6の間には、円形のコイル状
に巻いた導線7を配設し、この導線7が永久磁石5,6
間の磁場を横切るようにしてある。
【0011】導線7は後述するように、通電されるよう
になっている。そしてコイル状に巻いた導線7の上部
は、図1に示すように取付板8を介して、機械装置等の
被支持物3の下面に取り付けられている。コイル状の導
線7は被支持物3の荷重を受けることができるように、
非磁性材料にて一体に固化された強度構造を有してい
る。
【0012】図3は、永久磁石5,6の極性を図1とは
反対にした実施例を示した縦断正面図であり、図4、図
5は、ヨーク4を2個の上向きコ字状の形状にして、そ
の上部内側にそれぞれ永久磁石5,6を固定し、角形の
コイル状に巻いた導線7を永久磁石5,6間の磁場を横
切るように配設した実施例を示す縦断正面図並びにその
横断平面図であって、いずれの実施例においても導線7
の上部は、取付板8を介して図示しない機械装置等の被
支持物の下面に取り付けられている。
【0013】図1に示すように架台1の上面と被支持物
3の下面との間には、柔らかい防振ゴム、ばね等の弾性
体9が取り付けられており、また架台1には加速度計1
0、変位計11を取り付け、被支持物3には検知用ロッ
ド12を取り付けて、架台1と被支持物3との間に生ず
る相対速度、相対変位を検出することができるようにし
てある。
【0014】図6は、上述した導線7に通電する回路の
一実施例の配線図であって、予め計測してある被支持物
3の自重に対応した大きさの自重キャンセル指令13が
制御素子14に常時入力され、制御素子14はこの指令
によりパワーアンプ15の出力電圧を制御して導線7に
通電するようになっている。
【0015】この通電によりコイル状に巻かれている導
線7は、永久磁石5,6間の磁場から上方向の力を受
け、その上方向の力は被支持物3の自重と全く同じ大き
さの力であって、磁場を横切っている導線7が被支持物
3の自重の全部を支持し、弾性体9には被支持物3の自
重は全く負荷されない状態になるようにされている。
【0016】このように弾性体9は被支持物3の自重は
全く負担しないので、弾性体9には柔らかい弾性のもの
を使用することができる。
【0017】従って弾性体9には被支持物3の自重が作
用しなくなるため動的なばね特性のみを負担することに
なり、その柔らかい弾性によって振動数が10Hz以下
程度の上下方向の低周波振動を吸収して被支持物3の振
動を防ぐことができるようになる。
【0018】振動等によって架台1と被支持物3との間
に相対速度、相対変位が生じた場合には、加速度計1
0、変位計11がそれらを検知して素子16,17に入
力し、それぞれ素子16,17により相対速度対応指令
18と相対変位対応指令19とを制御素子14に加え、
制御素子14からの指令でパワーアンプ15は、生じた
相対速度、相対変位を打ち消す力が生ずるように導線7
への電流値を増減するように制御される。
【0019】この結果架台1と被支持物3との間に生じ
た相対速度、相対変位に対し、最適な減衰力を与えるこ
とができることになる。
【0020】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明は、被支持
物に生ずる上下方向の低周波振動を吸収して、被支持物
の振動を防ぐことができる効果がある。
【0021】請求項2の発明はさらに、架台と被支持物
との間に生ずる相対速度、相対変位に対し、最適な減衰
力を与えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断正面図である。
【図2】図1のII−II拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の要部を示す縦断正面図で
ある。
【図4】本発明のさらに他の実施例の要部を示す縦断正
面図である。
【図5】図4の横断平面図である。
【図6】請求項2の発明の一実施例の配線図である。
【図7】従来の防振装置の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 架台 3 被支持物 5 永久磁石 6 永久磁石 7 導線 9 弾性体 14 制御素子 16 素子 17 素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台上に固定した永久磁石と、該永久磁
    石の上方にある被支持物と、該被支持物の下に取り付け
    られ且つ前記永久磁石の磁場を横切って配設され通電に
    より上方向の力を受けて前記被支持物の重量を支持する
    導線と、前記架台と被支持物との間に取り付けた弾性体
    と、を備えたことを特徴とする低周波振動防振装置。
  2. 【請求項2】 被支持物の重量に応じて導線に流れる電
    流値を制御する制御素子と、架台と被支持物との間の相
    対速度、相対変位を検出して前記制御素子の制御する電
    流値を変化させる素子と、を備えたことを特徴とする請
    求項1の低周波振動防振装置。
JP7152895A 1995-03-29 1995-03-29 低周波振動防振装置 Pending JPH08270726A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7152895A JPH08270726A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 低周波振動防振装置

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Publications (1)

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JPH08270726A true JPH08270726A (ja) 1996-10-15

Family

ID=13463332

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JP7152895A Pending JPH08270726A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 低周波振動防振装置

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JP (1) JPH08270726A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106365A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Delta Tooling Co Ltd ダンパ
CN111677800A (zh) * 2020-06-29 2020-09-18 哈尔滨工业大学 基于正负刚度并联的水平二自由度电磁隔振装置
CN111677798A (zh) * 2020-06-29 2020-09-18 哈尔滨工业大学 基于磁引力正负刚度并联的水平二自由度电磁隔振装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106365A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Delta Tooling Co Ltd ダンパ
CN111677800A (zh) * 2020-06-29 2020-09-18 哈尔滨工业大学 基于正负刚度并联的水平二自由度电磁隔振装置
CN111677798A (zh) * 2020-06-29 2020-09-18 哈尔滨工业大学 基于磁引力正负刚度并联的水平二自由度电磁隔振装置

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