JPH0674297A - 電磁アクチュエータ - Google Patents

電磁アクチュエータ

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JPH0674297A
JPH0674297A JP4254115A JP25411592A JPH0674297A JP H0674297 A JPH0674297 A JP H0674297A JP 4254115 A JP4254115 A JP 4254115A JP 25411592 A JP25411592 A JP 25411592A JP H0674297 A JPH0674297 A JP H0674297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic actuator
electromagnet
vibration isolation
air spring
vibration
Prior art date
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Pending
Application number
JP4254115A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Watanabe
和英 渡辺
Yoichi Kanemitsu
陽一 金光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0674297A publication Critical patent/JPH0674297A/ja
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  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時の通電電力を要しない、除振テーブルを
浮上保持する電磁アクチュエータを提供する。 【構成】 中央部に設けられた空気ばね3と、該空気ば
ねを囲むように配置された電磁石4,5とからなり、該
電磁石4,5の外周に設けられた、除振テーブル1に固
定された磁性材料のターゲット16,17,18,19
を前記電磁石4、5の磁気力により非接触で支持するこ
とを特徴とする電磁アクチュエータ2。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除振装置に係り、特に
振動を嫌う機械装置を搭載した除振テーブルを磁気力に
より非接触浮上支持して、設置床からの振動や搭載した
機械装置からの振動を除振する電磁アクチュエータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、振動を極度に嫌う電子顕微
鏡、半導体製造装置等の機械装置は、除振装置に搭載さ
れて工場等に設置されていた。従来の除振装置として、
古くから有る空気ばね、ゴムを用いたものに代わり、高
性能の除振を実現できる磁気浮上による除振装置が開発
され、例えば特開平2−203040号公報にその詳細
が開示されている。
【0003】図4は係る磁気浮上による除振装置の一例
を示すものであり、除振テーブル1上には振動を極度に
嫌う、電子顕微鏡、半導体製造装置等の機械装置が搭載
され(図示せず)、電磁アクチュエータ2により非接触
で浮上した状態で保持される。したがって、電磁アクチ
ュエータ2が設置されている設置床が地震等で振動して
も、非接触で浮上保持し、除振制御を行うことによって
除振テーブル1には振動が伝わらず、振動を極度に嫌う
機械装置等は、設置床の振動の影響を受けない。
【0004】図5は、係る除振装置の電磁アクチュエー
タの説明図である。除振される装置を搭載する除振テー
ブル1には、磁性体継鉄18が固定されている。設置床
15に固定した浮上用電磁石5は、その磁気吸引力によ
り除振テーブル1が固定された磁性体継鉄18を非接触
で浮上支持する。浮上用電磁石5の磁極と、ターゲット
となる磁性体継鉄18との間隙は変位センサ8によって
測定される。コントローラ11は補償回路、パワーアン
プを備え、変位センサ8からの出力を基に、磁性体継鉄
18を固定した除振テーブル1を目標位置に安定に浮上
支持するように、浮上用電磁石5の励磁電流を制御す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来の磁気浮上による電磁アクチュエータを用いた除振方
式では、除振テーブルを浮上させるために常時通電して
いなければならず、大きな電力消費を必要としていた。
更に係る電磁アクチュエータを用いた除振装置では、非
常時に備えバッテリーも必要となり、停電時に対応する
ための付帯的な設備も複雑なものとならざるを得なかっ
た。
【0004】本発明は、係る従来技術の問題点に鑑み、
常時通電することなく、除振テーブルを非接触浮上支持
することのできる電磁アクチュエータを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の電磁アクチュエータは中央部に設けられ
た空気ばねと、該空気ばねを囲むように配置された電磁
石とからなり、該電磁石の外周に設けられた、除振テー
ブルに固定された磁性材料のターゲットを前記電磁石の
磁気力により非接触で支持することを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の電磁アクチュエータは、除振テーブル
の中央部分に空気ばねを備える。従って、除振テーブル
の浮上支持は空気ばねのばね力によって行うことができ
るので、従来必要であった常時の通電が不要となる。こ
れによって大幅な省電力化が可能となり、かつ停電時の
バッテリー等の付帯設備による対応も不要となる。又、
空気ばねと電磁石系とが空間的に分離されているため、
コンパクトな構成の空気ばねを備えた電磁アクチュエー
タとなる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例の電磁アクチュエー
タの説明図である。電磁アクチュエータ2の中央部分に
は空気ばね3を備える。空気ばね3は、空気口21より
供給される空気のバネ力により支持部材22を介して、
除振テーブル1を支承する。空気ばね3の外側には、設
置床15に固定された水平方向電磁石4、水平方向変位
センサ9、鉛直方向電磁石5、鉛直方向変位センサ8が
固定されている。
【0008】そしてその更に外側には、除振テーブル1
に固定された磁性材料のターゲット16,17,18,
19が支持部材22により固定されている。ここでター
ゲット4は、水平方向電磁石4の磁極に対向しており、
水平方向電磁石4の磁気吸引力により水平方向に非接触
で支承される。ターゲット19は、鉛直方向電磁石5の
磁極に対向しており、鉛直方向電磁石5の磁気吸引力に
より鉛直方向に浮上支承される。ターゲット16,17
は、それぞれ鉛直方向変位センサ8、水平方向変位セン
サ9に対向しており、それぞれのセンサターゲットであ
る。
【0009】図2は、本発明の一実施例の電磁アクチュ
エータの制御系の説明図である。空気ばね3の空気圧は
空気圧コントローラ10によって制御される。除振制御
は除振制御コントローラ11によって行われ、水平方向
加速度センサ6及び水平方向変位センサ9の出力は水平
方向コントローラ12に入力され、水平方向コントロー
ラ12で制御信号が生成され、水平方向電磁石4の励磁
電流を制御することにより水平方向の除振制御を行う。
同様に鉛直方向変位センサ8及び鉛直方向加速度センサ
7の出力は鉛直方向コントローラ13に入力され、制御
信号が生成され鉛直方向電磁石5の励磁電流を制御する
ことにより、鉛直方向の除振制御を行う。
【0010】本実施例の電磁アクチュエータ2の動作は
以下のようになる。振動を嫌う装置(図示しない)が除
振テーブル1に搭載固定され、そして空気圧コントロー
ラ10により空気ばね3の空気圧が調整され除振テーブ
ル1は浮上状態となる。浮上位置は、空気はね3のばね
力と除振テーブル1の重力とのバランスによって定ま
り、空気圧コントローラ10によって制御される。
【0011】そして除振テーブル1が水平方向または鉛
直方向に変位を生じた場合には、変位センサの出力に基
づく相対制御系により水平方向電磁石4又は鉛直方向電
磁石5の磁気力により除振制御される。また除振テーブ
ル1は鉛直方向加速度センサ7及び水平方向加速度セン
サ6を備えるので、絶対制御系により鉛直方向及び水平
方向の振動に減衰力を与える除振制御が同様に電磁石
4,5の磁気力によってなされる。
【0012】そして、空気ばね3が電磁アクチュエータ
2の中央部分に位置し、その外周に設置床に固定された
電磁石4,5等が位置しているため、空気ばね3と電磁
石4,5系とが互いに制約を受けずに分離されており、
それぞれの設計が容易となる。そして電磁アクチュエー
タ2の外周は除振テーブルに固定された磁性材料のター
ゲット16,17,18,19によって囲まれているた
め、電磁石4,5の磁束が外部に漏洩するという問題が
生じない。
【0013】図3は本発明の一実施例の電磁アクチュエ
ータの鉛直方向変位センサの説明図である。鉛直方向の
変位を検出する鉛直方向変位センサ8a、8b,8c,
8dは、電磁アクチュエータの4隅に4つ配置され、除
振テーブルの支持部材に固定されたターゲット16a,
16b,16c,16dに対向する。そして、その変位
センサ出力の平均値を変位量とするように接続されてい
る。鉛直方向変位センサ8a,8b,8c,8dは、例
えば誘導型の変位センサであり、磁性材料であるターゲ
ットとの間隔に応じてインダクタンスが変化することを
利用して変位を計測するものである。このように、電磁
アクチュエータ2の4隅に変位センサ8a,8b,8
c,8dが配置され、その平均値が変位量となるので、
電磁アクチュエータ2の中央部の変位を等価的に検出す
ることが可能となる。
【0014】図4は本発明の一実施例の鉛直方向変位セ
ンサの回路図である。4個の変位センサには高周波の信
号が発振器21より与えられ、変位センサ8a,8b,
8c,8dのインダクタンスの変化に応じた電圧が出力
される。それぞれの出力電圧はブリッジ回路24によっ
て取り出され、4個の出力は加算器22で加算され、乗
算器23で0.25乗算されることによりその平均出力
であるZ方向変位量が取りだされる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電磁ア
クチュエータは、その中央部分に空気ばねを備えてい
る。したがって振動を嫌う装置を搭載した除振テーブル
を空気ばねの力によって浮上保持することができる。そ
れ故、常時通電して除振テーブルを浮上保持する必要が
なく、消費電力を大幅に削減した、又停電時のためのバ
ッテリー等の付帯設備を不要とした電磁アクチュエータ
が実現される。
【0016】更に、この電磁アクチュエータは、中央部
に空気ばねを設け、その外周を電磁石が取囲み、更に外
周を除振テーブルに固定されたターゲットが取囲むよう
に構成されている。従って、構成が極めてコンパクトな
空気ばねを有する電磁アクチュエータであり、空気ばね
系と電磁石系が空間的に分離されているので、互いに制
約を受けずに、それぞれの設計が可能となる。又、磁性
材料のターゲットが外周を取囲むように配置されている
ので、外部への磁束の漏れが少ない電磁アクチュエータ
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電磁アクチュエータの説明
図。
【図2】本発明の一実施例の電磁アクチュエータの制御
系の説明図。
【図3】本発明の一実施例の電磁アクチュエータにおけ
る鉛直方向変位センサの説明図。
【図4】本発明の一実施例の電磁アクチュエータにおけ
る鉛直方向変位センサの回路図。
【図5】除振装置の斜視図。
【図6】従来の電磁アクチュエータの説明図。
【符号の説明】
1 除振テーブル 2 電磁アクチュエータ 3 空気ばね 4 水平方向電磁石 5 鉛直方向電磁石 6 水平方向加速度センサ 7 鉛直方向加速度センサ 8 鉛直方向変位センサ 9 水平方向変位センサ 10 空気圧コントローラ 11 除振制御コントローラ 12 水平方向コントローラ 13 鉛直方向コントローラ 15 設置床 16,17,18,19 ターゲット 21 空気口 22 テーブル支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に設けられた空気ばねと、該空気
    ばねを囲むように配置された電磁石とからなり、該電磁
    石の外周に設けられた、除振テーブルに固定された磁性
    材料のターゲットを前記電磁石の磁気力により非接触で
    支持することを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記電磁石は、水平方向を除振制御する
    ための電磁石と、鉛直方向を除振制御するための電磁石
    とからなることを特徴とする請求項1記載の電磁アクチ
    ュエータ。
  3. 【請求項3】 前記電磁アクチュエータは、その4隅に
    鉛直方向の変位を検出する変位センサを配置し、該変位
    センサ出力の平均値を変位量として、前記電磁石を制御
    することを特徴とする請求項2記載の電磁アクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記除振テーブルには加速度センサを固
    定し、該加速度センサの出力により絶対量で前記電磁石
    を除振制御することを特徴とする請求項1記載の電磁ア
    クチュエータ。
JP4254115A 1992-08-28 1992-08-28 電磁アクチュエータ Pending JPH0674297A (ja)

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Cited By (6)

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