JPH0827055A - パラジウム−銅錯体および当該錯体を用いたカルボニル化合物の製造方法 - Google Patents

パラジウム−銅錯体および当該錯体を用いたカルボニル化合物の製造方法

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JPH0827055A
JPH0827055A JP16032694A JP16032694A JPH0827055A JP H0827055 A JPH0827055 A JP H0827055A JP 16032694 A JP16032694 A JP 16032694A JP 16032694 A JP16032694 A JP 16032694A JP H0827055 A JPH0827055 A JP H0827055A
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copper
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complex
reaction
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JP16032694A
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Michio Higashijima
道夫 東島
Toshio Masunaga
俊雄 升永
Junichi Yasumaru
純一 安丸
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Mitsubishi Chemical Corp
Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Kansai Coke and Chemicals Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/27Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation
    • C07C45/32Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen
    • C07C45/33Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen of CHx-moieties
    • C07C45/34Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation with molecular oxygen of CHx-moieties in unsaturated compounds

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式(I)〜(III)で表わされるパ
ラジウム−銅錯体及び当該錯体を用いたカルボニル化合
物の製造方法。 【化1】 【化2】 【化3】 【効果】 本発明は新規なパラジウム−銅錯体、およ
びパラジウム−銅錯体を用いて効率的にオレフィンを酸
化し、カルボニル化合物を製造する方法を提供するもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2−ヒドロキシピリジ
ン類を架橋配位子として持つパラジウム- 銅錯体、およ
び該錯体を触媒として用いるオレフィンからカルボニル
化合物を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】酸素
存在下で、オレフィンを水と反応させ、カルボニル化合
物を製造する方法として、塩化パラジウムと塩化銅の塩
酸水溶液を触媒として、エチレンからアセトアルデヒ
ド、またプロピレンからアセトンを製造する、いわゆる
ワッカー法が広く工業化されている。塩化パラジウムと
塩化銅を用いるオレフィンの酸化反応は、高いハロゲン
濃度の条件において行われる。高濃度のハロゲンは反応
器の腐食を引き起こし、プロセス上不利である。また塩
素化した副生物が多いため、目的化合物の選択率が低い
等の問題点がある。従って、できるだけ低濃度のハロゲ
ンの存在下で、効率良く反応を行わせる触媒系の開発が
重要である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らはオレフィ
ン、酸素および水あるいはアルコールよりカルボニル化
合物を製造する方法について、鋭意検討の結果、特定の
パラジウム−銅錯体を見い出し、該錯体を用いれば、低
いハロゲン濃度あるいはハロゲンのない状態で高効率、
高選択的にカルボニル化合物を製造することができるこ
とを見い出し、本発明に至ったものである。
【0004】上記反応は、2価のパラジウムの触媒作用
によると推定され、反応により、Pdは0価に還元され
る。作用機構は、今のところ明確ではないが、これまで
0価のパラジウムを酸化により、2価のパラジウムに変
換するために、銅に代表される0価パラジウムの酸化剤
と高濃度ハロゲンが必要とされてきたが、本発明の特定
の錯体を用いると、パラジウム−銅、2−ヒドロキシピ
リジンの架橋構造により、銅による0価パラジウムの酸
化が促進されているものと推察される。
【0005】すなわち、本発明の要旨は、(1)前記一
般式(I)〜(III)で表わされるパラジウム−銅錯体
(以下、本文中においてそれぞれを化合物I〜IIIと略
称することがある。)及びこれを用いて、オレフィンを
(i)酸素及び(ii)水もしくはアルコールと反応さ
せて対応するカルボニル化合物を製造する方法に存す
る。
【0006】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
パラジウム−銅錯体(化合物I、化合物II、化合物II
I)を製造するために用いられるパラジウムは、単体と
しても、ハロゲン化物、硝酸塩、燐酸塩、酢酸塩などの
塩として使用することも、後述する2−ヒドロキシピリ
ジン類との錯化合物として使用することもできる。より
具体的には、塩化パラジウム、臭化パラジウム、ヨウ化
パラジウム、酢酸パラジウム、プロピオン酸パラジウ
ム、カプロン酸パラジウム、硝酸パラジウム、燐酸パラ
ジウムが挙げられる。
【0007】パラジウムに2-ヒドロキシピリジン類の予
め配位した錯化合物としては、例えばビス(2- ヒドロ
キシピリジン)パラジウムクロリド、ビス(2- ヒドロ
キシピリジン)パラジウムブロミド、ビス(2- ヒドロ
キシピリジン)パラジウムアセテート、ビス(4−メチ
ル−2- ヒドロキシピリジン)パラジウムクロリド、ビ
ス(5−メチル−2- ヒドロキシピリジン)パラジウム
クロリド、ビス(6−メチル−2- ヒドロキシピリジ
ン)パラジウムクロリド、ビス(2- ヒドロキシ- 4-
エチルピリジン)パラジウムクロリド、ビス(2- ヒド
ロキシ- 4- メトキシピリジン)パラジウムクロリド、
ビス(2- ヒドロキシ- 6- メトキシピリジン)パラジ
ウムクロリド、ビス(4、6- ジメチル- 2- ヒドロキ
シピリジン)パラジウムクロリド、ビス(2- ヒドロキ
シ- 4- クロロピリジン)パラジウムクロリド、ビス
(2- ヒドロキシ- 6- クロロピリジン)パラジウムク
ロリド等が挙げられる。
【0008】これらの錯化合物はパラジウム金属化合物
と2- ヒドロキシピリジン類を反応溶媒に添加し、その
ままパラジウム- 銅錯体の合成反応に用いても、また、
あらかじめこの錯化合物を合成、単離してから、パラジ
ウム- 銅錯体の合成反応に用いてもよい。この錯化合物
の一般的な合成法としては、塩化パラジウムと塩化ナト
リウムをメタノールに溶解した後、2-ヒドロキシピリジ
ン類を添加することにより合成できる。
【0009】本発明のパラジウム- 銅錯体を製造するた
めに用いられる銅化合物は、金属銅あるいは銅塩化合物
であり、銅塩化合物としては、塩化第二銅、塩化第一
銅、臭化第二銅等のハロゲン化物のほか、硝酸銅、硫酸
銅、酢酸銅、プロピオン酸銅、カプロン酸銅等の脂肪族
カルボン酸塩、安息香酸銅等の芳香族カルボン酸塩、燐
酸塩などが使用される。好ましくは1分子につき12個
以下の炭素原子を有するカルボン酸銅であり、例えば酢
酸銅が使用される。
【0010】本発明のパラジウム- 銅錯体を製造するた
めに用いられる2- ヒドロキシピリジン類としては、2
- ヒドロキシピリジン骨格に本反応を阻害しない置換基
を有してもよく、例えば、アルキル基、アルコキシ基、
塩素、臭素、フッ素等のハロゲン原子等が挙げられる。
具体的には、2- ヒドロキシピリジン、2- ヒドロキシ
- 4- メチルピリジン、2- ヒドロキシ- 5- メチルピ
リジン、2- ヒドロキシ- 6- メチルピリジン、2- ヒ
ドロキシ- 4- エチルピリジン、2- ヒドロキシ- 4-
メトキシピリジン、2- ヒドロキシ- 6- メトキシピリ
ジン、4、6-ジメチル- 2- ヒドロキシピリジン、2-
ヒドロキシ- 4- クロロピリジン、2- ヒドロキシ-
6- クロロピリジン等が使用される。またこれらの化合
物のアルカリ金属塩等の塩についても同様に使用するこ
とができる。
【0011】電子対供与体配位子としては窒素原子、酸
素原子、リン原子、硫黄原子、あるいは窒素原子と酸素
原子を有する配位子である。酸素原子を有する配位子と
しては、メタノ−ル、エタノ−ル、フェノ−ル、クレゾ
−ル等のアルコ−ル類、アセトン、エチルメチルケトン
等のケトン類、エチルアセテ−ト、メチルアセテ−ト等
のエステル類、アセトアルデヒド等のアルデヒド類、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエ−テル等のエ−テル類が
挙げられるがこれらに限定されない。窒素原子を有する
配位子としては、アセトニトリル等のニトリル類、ピリ
ジン、ジメチルピリジン、メチルピリジン等のピリジン
類、酸素原子と窒素原子を含む配位子としては、ジメチ
ルホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N−メチル
ピロリドン、ジメチルウレア、テトラメチルウレア等の
アミド類が挙げられるがこれらに限定されない。燐原子
を有する配位子としてはトリエチルホスフィン、トリフ
ェニルホスフィン等のホスフィン類、トリエチルホスフ
ィンオキサイド、トリフェニルホスフィンオキサイド等
のホスフィンオキサイド類、トリエチルホスファイト等
のホスファイト類、ヘキサメチルホスホールアミド、ヘ
キサメチルホスホラストリアミド等のアミド類が挙げら
れるがこれらに限定されない。硫黄原子を有する配位子
としては、チオフェン、エチルチオフェン等のチオフェ
ン類、ジメチルスルホキシド、テトラメチレンスルホ
ン、ジメチルスルファイド、二硫化炭素等が挙げられる
がこれらに限定されない。これらは電子対供与体配位子
として用いられるが、パラジウム−銅錯体化合物I、化
合物II、化合物IIIを調製するための溶媒としても用い
られる。
【0012】溶媒としては、前記電子対供与体配位子あ
るいは電子対供与体配位子と非配位性溶媒を使用するこ
ともできる。非配位性溶媒としては、ヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン、デカリン等の脂肪族炭化水素、ト
ルエン等の芳香族炭化水素、クロロホルム、ジクロロメ
タン、四塩化炭素等のハロゲン化物等が挙げられる。溶
媒は、0.1〜1000mmolのパラジウム塩あたり
1リットルが,好ましくは1〜100mmolのパラジ
ウム塩あたり1リットルが用いられる。
【0013】一価の有機または無機アニオンとしては塩
素、臭素、ヨウ素等のハロゲンのアニオン、硝酸アニオ
ン、燐酸アニオン、酢酸、プロピオン酸、カプロン酸、
安息香酸等のカルボン酸のアニオン、パラトルエンスル
ホン酸アニオン、トリフルオロメタンスルホン酸アニオ
ン、テトラフルオロホウ素アニオン、ヘテロポリ酸のア
ニオン等である。これらのアニオンは、パラジウム−銅
錯体を合成する原料パラジウム化合物中のアニオンとし
てパラジウム−銅錯体中に導入できる。また、パラジウ
ム−銅錯体化合物I、化合物IIのアニオンを他のアニオ
ンに交換することによってもパラジウム−銅錯体中に導
入できる。例えば、塩素をアニオンをして有するパラジ
ウム−銅錯体化合物IIを他のアニオンを持つ銀塩と反応
させ、アニオン交換を引き起こすことにより、種々のア
ニオンを持つ錯体の合成も可能である。
【0014】以下にパラジウム−銅錯体(化合物I、化
合物II、化合物III)の推定生成式を示す。
【0015】
【化4】 PdX2 + 2(2−PyOH)←―――→ PdX2(2−PyOH)2 式 PdX2(2−PyOH)2+CuZ2 ←―――→ PdCuX2(2−PyO)2 + 2ZH 式 化合物I PdCuX2(2−PyO)2+ 2−PyOH ←―――→ PdCuX(2−PyO)3 + XH 式 化合物II PdCuX(2−PyO)3 + 2−PyOH ←―――→ PdCu(2−PyO)4 + XH 式 化合物III 2−PyOHは2−ヒドロキシピリジンを表す。Xおよ
びZは、ハロゲン、硝酸、カルボン酸等の無機あるいは
有機アニオンを表す。
【0016】化合物Iの合成は例えば次のようにして行
なうことができる。パラジウムとしては、パラジウム塩
あるいは、パラジウムと2−ヒドロキシピリジン類との
錯化合物が用いられる。パラジウム塩を使用する場合に
は、パラジウム塩1当量にたいし、銅を0.01〜10
等量、好ましくは1〜2当量使用し、2−ヒドロキシピ
リジン類を0.01〜20当量、好ましくは2〜3当量
使用する。パラジウムと2−ヒドロキシピリジン類との
錯化合物を使用する場合には、パラジウム化合物1当量
に対して、銅を0.01〜10当量、好ましくは1〜2
当量使用し、2−ヒドロキシピリジン類を0〜20当
量、好ましくは0〜1当量使用する。電子対供与性配位
子あるいは溶媒としては、テトラヒドロフラン等のエ−
テル類が好ましい。電子対供与性配位子あるいは溶媒と
して例えばアルコ−ル類等のエ−テル類以外を使用する
場合には、6位に置換基を有する2−ヒドロキシピリジ
ン類を使用することが好ましい。反応は、20〜120
℃の温度で、好ましくは、20〜50℃の温度で行われ
る。反応圧力に特に制限はなく、反応溶液を液体に保つ
のに十分な圧力であればよい。操作の容易さから、通常
は、常圧が用いられる。反応の雰囲気は、窒素、アルゴ
ン等の不活性ガス下でも、空気のような酸素を含むガス
下でもよい。反応生成物の分離は、反応終了後の溶液か
ら蒸留等により溶媒を適度に除去することにより容易に
行うことができる。また、反応終了後の溶液にペンタ
ン、ヘキサン等の非極性溶媒を添加することにより固体
沈殿として取得することもできる。さらに反応溶媒とし
て、電子対供与性配位子およびペンタン、ヘキサン等の
非極性溶媒を使用することにより、生成した錯体を沈殿
として析出させることもできる。このようにして単離し
た生成物は、通常、電子対供与性配位子が配位した錯体
として取得される(化合物I,n=1)。これを加熱
し、電子対供与性配位子を脱離させると化合物I(n=
0)が得られる。加熱温度としては、50〜200℃、
好ましくは80〜120℃が用いられる。
【0017】化合物IIの合成は例えば次のようにして行
なうことができる。パラジウムとしては、パラジウム塩
あるいは、パラジウムと2−ヒドロキシピリジン類との
錯化合物が用いられる。パラジウム塩を使用する場合に
は、パラジウム塩1当量にたいし、銅を0.01〜10
等量、好ましくは1〜2当量使用し、2−ヒドロキシピ
リジン類を0.01〜30当量、好ましくは3〜4当量
使用する。パラジウムと2−ヒドロキシピリジン類との
錯化合物を使用する場合には、パラジウム化合物1当量
に対して、銅を0.01〜10当量、好ましくは1〜2
当量使用し、2−ヒドロキシピリジン類を0〜30当
量、好ましくは1〜2当量使用する。電子対供与性配位
子あるいは溶媒としては、アルコ−ル類を使用すること
が好ましい。反応は、20〜120℃の温度で、好まし
くは、20〜50℃の温度で行われる。反応圧力に特に
制限はなく、反応溶液を液体に保つのに十分な圧力であ
ればよい。操作の容易さから、通常は、常圧が用いられ
る。反応の雰囲気は、窒素、アルゴン等の不活性ガス下
でも、空気のような酸素を含むガス下でもよい。反応生
成物の分離は、反応終了後の溶液から蒸留等により溶媒
を適度に除去することにより容易に行うことができる。
また、反応終了後の溶液にペンタン、ヘキサン等の非極
性溶媒を添加することにより固体沈殿として取得するこ
ともできる。さらに反応溶媒として、電子対供与性配位
子およびペンタン、ヘキサン等の非極性溶媒を使用する
ことにより、生成した錯体を沈殿として析出させること
もできる。このようにして単離した生成物は、通常、電
子対供与性配位子が配位した錯体として取得される(化
合物II,n=1)。これを加熱し、電子対供与性配位子
を脱離させると化合物II(n=0)が得られる。加熱温
度としては、50〜200℃、好ましくは80〜120
℃が用いられる。
【0018】化合物IIIの合成は例えば次のようにして
行なうことができる。パラジウムとしては、パラジウム
塩あるいは、パラジウムと2−ヒドロキシピリジン類と
の錯化合物が用いられる。パラジウム塩を使用する場合
には、パラジウム塩1当量にたいし、銅を0.01〜5
0等量、好ましくは1〜25当量使用し、2−ヒドロキ
シピリジン類を0.01〜100当量、好ましくは10
〜50当量使用する。パラジウムと2−ヒドロキシピリ
ジン類との錯化合物を使用する場合には、パラジウム化
合物1当量に対して、銅を0.01〜10当量、好まし
くは1〜2当量使用し、2−ヒドロキシピリジン類を0
〜100当量、好ましくは10〜50当量使用する。反
応は、20〜200℃の温度で、好ましくは、80〜1
20℃の温度で行われる。反応圧力に特に制限はなく、
反応溶液を液体に保つのに十分な圧力であればよい。反
応の雰囲気は、窒素、アルゴン等の不活性ガス下でも、
空気のような酸素を含むガス下でもよい。反応生成物の
分離は、反応終了後に生成している化合物IIIの沈殿の
濾過による分離、あるいは反応終了後の溶液から蒸留等
により溶媒を適度に除去することにより容易に行うこと
ができる。また、反応終了後の溶液にペンタン、ヘキサ
ン等の非極性溶媒を添加することにより固体沈殿として
取得することもできる。さらに反応溶媒として、電子対
供与性配位子およびペンタン、ヘキサン等の非極性溶媒
を使用することにより、生成した錯体を沈殿として析出
させることもできる。
【0019】本発明のパラジウム- 銅錯体は酸化的カル
ボニル化反応、ヒドロホルミル化反応、ヒドロエステル
化反応等に用いることができるが、特にオレフィンの酸
化反応に適している。酸化反応に用いられる基質のオレ
フィンの種類は、一分子に付き2〜20個の炭素原子を
有する、随意に置換されたアルケン、または一分子に付
き3〜20個の炭素原子を有する、随意に置換されたシ
クロアルケンである。炭素−炭素の二重結合が一個のモ
ノオレフィンに限らず、二個のジオレフィンも含まれる
が、望ましくは炭素数2〜12個のモノオレフィン、特
に直鎖のモノオレフィンである。例えばエチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、2−ブテン、1−ペンテン、2−
ペンテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、1−オクテ
ン、2−オクテン、スチレン、シクロペンテン、シクロ
ヘキセン等である。これらの化合物は、混合物としても
用いることができる。
【0020】パラジウム- 銅錯体は、化合物I、化合物
II、化合物IIIを調製後の溶液を、そのままオレフィン
の酸化反応に使用することもできるし、化合物I、化合
物II、化合物IIIを調製後の溶液から、単離して使用す
ることもできる。化合物I、化合物II、化合物IIIを調
製後の溶液から、単離して使用する場合には、さらに精
製することなしに使用することもできるし、精製後使用
することもできる。化合物I、化合物II、化合物IIIの
精製には、例えばトルエンのような非極性有機溶媒で生
成固体を洗浄する方法がある。洗浄溶媒としてはペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭
化水素、トルエン等の芳香族炭化水素およびこれらの混
合物が用いられるが、好ましくは、精製後の除去の容易
さからペンタン、ヘキサンが用いられる。
【0021】オレフィンの酸化反応で用いられるパラジ
ウム−銅錯体の使用量は反応溶媒1リットルにつき0.
01〜100mmol、好ましく0.1〜100mmo
lの範囲で使用される。また本発明のパラジウム- 銅錯
体は活性炭、グラフィト、アルミナ、シリカ、シリカー
アルミナ、珪藻土、アスベスト、イオン交換樹脂、珪酸
カルシウム、アルミノシリケート、ポリビニルピリジ
ン、マグネシア、チタニア、ジルコニア等の担体に担持
して後述する反応に使用することもできる。担体への担
持法は通常行われる方法でよく、例えば、化合物I 、I
I、III を有機溶媒に溶解し、そこに担体を加え、含
浸、乾燥して担持する方法、あるいはパラジウム化合物
と銅化合物をまず、担体に担持し、その後、2- ヒドロ
キシピリジン類等を順次担持する方法等が採用される。
パラジウム- 銅錯体の担体に対する担持量は通常パラジ
ウムまたは銅金属として0.01〜20重量%、より好
ましくは0.1〜10重量%である。
【0022】本発明のパラジウム- 銅錯体を使用してオ
レフィンの酸化反応を実施するにあたり、酸素の分圧は
通常0.1〜100kg/cm2、好ましくは0.1〜
50kg/cm2の範囲で行われる。酸素は純粋なもの
を使用することもできるが、安全上の問題から窒素、ア
ルゴン等のような不活性なガスで希釈して使用すること
もできる。特に、酸素分圧は反応系内のガス組成が爆発
範囲をはずれるように調節することが好ましい。
【0023】本発明のオレフィンの酸化反応は30〜2
00 ℃、好ましくは60〜150℃の温度範囲内で3
0分〜10時間行なわれる。本発明のパラジウム- 銅錯
体は単独で用いることも可能であるが、任意の酸と組み
合わせて反応に供することもできる。酸としてはカルボ
ン酸、硫酸、硝酸、塩酸、燐酸、トルエンスルホン酸、
トリフルオロ酢酸またはヘテロポリ酸等が用いられる。
カルボン酸の具体例としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、カプロン酸、ピバリン酸、モノクロロ酢酸
等の脂肪族カルボン酸、安息香酸等の芳香族カルボン酸
が挙げられる。特に、p−トルエンスルホン酸が好まし
い。使用量は用いられる酸の種類によって異なるが、通
常、触媒金属に対して等量から100等量が用いられ
る。
【0024】また助触媒としては銅、鉄、バナジウム、
コバルト及び/またはマンガンからなる群から選ばれる
金属の化合物を用いる。これらの金属は、好ましくは、
硝酸塩、硫酸塩、カルボン酸塩、(好ましくは、1 分
子に付き12個以下の炭素原子を有するカルボン酸
塩)、過塩素酸塩及びスルホン酸塩のような塩の形で使
用される。特に第二銅化合物が好ましい。具体的には酢
酸銅、プロピオン酸銅、カプロン酸銅、安息香酸等のカ
ルボン酸銅が挙げられる。助触媒の使用量はパラジウム
- 銅錯体の金属量に対し、1〜105 等量、好ましくは
1〜103 等量の範囲で使用される。
【0025】本発明のパラジウム- 銅触媒は、生成液の
蒸留により生成物と容易に分離して繰り返し使用するこ
とが可能である。またオレフィンの酸化反応で生成する
カルボニル化合物より沸点の高い溶媒を用いることによ
り、反応蒸留により、触媒と溶媒の混合物と、生成物に
容易に分離することができる。更に基質であるオレフィ
ンを連続して供給することで、触媒を繰り返し使用する
ことが可能である。
【0026】次に本発明を実施例により、更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨をこえない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、実施例中のT
OFはパラジウム1モルおよび反応1時間あたりの生成
した2−オクタノンのモル数(mol/molPd/h
r)である。
【0027】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明は、その要旨を越えない限り、これら実
施例によって、何ら限定するものではない。 (実施例1) 化合物I(n=1)の合成 全ての反応操作を空気中で行った。塩化パラジウムと塩
化ナトリウムをメタノールに溶解した後、6−メチル−
2−ヒドロキシピリジンを加えることにより合成したビ
ス(6−メチル−2−ヒドロキシピリジン)パラジウム
クロリド1.7mmol と等量の酢酸銅をエタノール
100ml 中に添加した。常温で20分間攪拌した
後、得られた均一溶液をろ過し、反応液が10mlにな
るまで溶媒のエタノールを真空で除去した。析出した茶
色の粉末を分離し、エタノール、ヘキサンで洗浄し、乾
燥した。収量0.23mg、仕込Pd金属に対する収率
約27%、 組成式;PdCuCl2(C66NO)2・C25OH 元素分析値(%);Pd 22.5 ,Cu 12.0 ,C 32.5 , H 3.32,N 5.62,CL 14.32, 理論値(%) ;Pd 21.14,Cu 12.63,C 33.39, H 3.58,N 5.56,CL 14.11
【0028】(実施例2) 化合物I(n=1)の合成 全ての反応操作を空気中で行った。塩化パラジウムと塩
化ナトリウムをメタノールに溶解した後、2−ヒドロキ
シピリジンを加えることにより合成したビス(2−ヒド
ロキシピリジン)パラジウムクロリド1.7mmolと
等量の酢酸銅をテトラヒドロフラン100ml中に添加
した。常温で20分間攪拌した後、得られた均一溶液を
ろ過し、反応液が10mlになるまで溶媒を真空で除去
した。析出した茶色の粉末を分離し、エタノール、ヘキ
サンで洗浄し、乾燥した。収量0.30mg、仕込Pd
金属に対する収率約35%、 組成式;PdCuCl2(C54NO)2・C48O 元素分析値(%);Pd 22.5 ,Cu 12.0 ,C 33.07, H 3.13,N 5.61,CL 13.95, 理論値(%) ;Pd 21.23,Cu 12.68,C 33.52, H 3.19,N 5.59,CL 14.17
【0029】(実施例3) 化合物II(n=1)の合成 全ての反応操作を空気中で行った。塩化パラジウムと塩
化ナトリウムをメタノールに溶解した後、2- ヒドロキ
シピリジンを加えることにより合成したビス(2−ヒド
ロキシピリジン)パラジウムクロリド0.5mmolと
等量の酢酸銅をエタノール100ml中に溶解させた。
常温で20分間攪拌して均一に溶解し、ろ過した後、2
−ヒドロキシピリジンを0.5mmolを添加し、反応
液を一晩放置した。析出した茶色の結晶を分離し、エタ
ノール、ヘキサンで洗浄し、乾燥した。収量190mg
、仕込Pd金属に対する収率約71%、 組成式;PdCuCl(C54NO)3・C25OH 元素分析値(%);Pd 20.1 ,Cu 12.0 ,C 37.5 , H 3.10,N 7.88,CL 6.68, 理論値(%) ;Pd 19.93,Cu 11.91,C 38.22, H 3.37,N 7.87,CL 6.65
【0030】(実施例4) 化合物IIIの合成 300ccオートクレーブ中で2−ヒドロキシピリジン
を10mmol、ビス(2−ヒドロキシピリジン)パラ
ジウムクロリド0.4mmol、酢酸銅5.0mmo
l、メタノール100mlを入れる。オートクレーブ内
を窒素で十分に置換した後、窒素ガスを50kg/cm
2圧入する。反応温度を100℃にし、2.5時間攪拌
した。反応終了後、反応器を冷却し、析出物を回収、メ
タノール、ヘキサンで洗浄した。収量0.155g、仕
込Pdに対する収率は71%、 組成式;PdCu(C54NO)4 元素分析値(%);Pd 19.38,Cu 10.89,C 43.58, H 2.98,N 9.99, 理論値(%) ;Pd 19.47,Cu 11.63,C 43.93, H 2.93,N 10.25
【0031】(実施例7)内容積70mlハステロイC
製ミクロオートクレーブにガラス製内筒を入れ、そこ
に、実施例1で得られた化合物I(n=1)を0.04
mmol、N−メチル−2−ピロリドン10ml、水
0.5ml、1−オクテン0.8mlを入れる。オート
クレーブ内を窒素で十分に置換した後、3.8容量%の
酸素を含む窒素ガスを80kg/cm2圧入する。反応
温度を80℃にし、1時間反応を行なった後、常温まで
冷却した。放圧した後、反応生成液をガスクロマトグラ
フィーで分析した。2−オクタノン以外の生成物は痕跡
量であった。TOFは12mmol/molPd/hr
であった。
【0032】(実施例8)実施例2で得られた化合物I
(n=1)を0.04mmol使用した以外は実施例7
と同様に反応を行なったところ、TOFは37mmol
/molPd/hrであった。
【0033】(実施例9)実施例3で得られた化合物II
を0.04mmol使用した以外は実施例7と同様に反
応を行なったところ、TOFは10mmol/molP
d/hrであった。
【0034】(実施例10)p−トルエンスルホン酸を
0.1mmolを添加し、実施例9と同様に0.5h反
応を行なったところ、TOFは44mmol/molP
d/hrであった。
【0035】(実施例11)p−トルエンスルホン酸
1.0mmol、化合物IIIを0.04mmol使用し
た以外は実施例7と同様に反応を行なったところ、TO
Fは33mmol/molPd/hrであった。
【0036】(実施例12)ビス(2−ヒドロキシピリ
ジン)パラジウムクロリドおよび酢酸銅を0.04mm
ol使用した以外は実施例7と同様に反応を行なったと
ころ、TOFは37mmol/molPd/hrであっ
た。
【0037】(実施例13)p−トルエンスルホン酸を
0.1mmol、ビス(2−ヒドロキシピリジン)パラ
ジウムクロリドおよび酢酸銅を0.04mmol使用し
た以外は実施例7と同様に反応を行なったところ、TO
Fは56mmol/molPd/hrであった。
【0038】(比較例1)パラジウム−銅錯体を用いる
代りに塩化パラジウム0.04mmol、塩化銅0.0
4mmolを用いて実施例7と同様に反応を行なった。
その結果、TOFは38mmol/molPd/hrで
あった。
【0039】(比較例2)p−トルエンスルホン酸を
0.1mmol添加した以外は比較例1と同様に反応を
行なったところ、TOFは42mmol/molPd/
hrであった。
【0040】
【発明の効果】本発明は新規なパラジウム−銅錯体、お
よびパラジウム−銅錯体を用いて効率的にオレフィンを
酸化し、カルボニル化合物を製造する方法を提供するも
のである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安丸 純一 兵庫県尼崎市大浜町一丁目1番地 関西熱 化学株式会社研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 で示されるパラジウム−銅錯体。(式中、Rは水素或い
    はアルキル基、アルコキシ基およびハロゲン原子からな
    る群から選ばれる置換基を表し、Xは一価の有機または
    無機アニオンを表し、Yは電子対供与体配位子を表し、
    nは0または1を表す。)
  2. 【請求項2】一般式 【化2】 で示されるパラジウム−銅錯体。(式中、Rは水素或い
    はアルキル基、アルコキシ基およびハロゲン原子からな
    る群から選ばれる置換基を表し、Xは一価の有機または
    無機アニオンを表し、Yは電子対供与体配位子を表し、
    nは0または1を表す。)
  3. 【請求項3】一般式 【化3】 で示されるパラジウム−銅錯体。(式中、Rは水素或い
    はアルキル基、アルコキシ基およびハロゲン原子からな
    る群から選ばれる置換基を表す)。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3に記載されたパラジウム−
    銅錯体の存在下で、オレフィンを(i)酸素および(i
    i)水もしくはアルコールと反応させ対応するカルボニ
    ル化合物を製造する方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3に記載されたパラジウム−
    銅錯体および酸の存在下で、オレフィンを(i)酸素お
    よび(ii)水もしくはアルコールと反応させ対応する
    カルボニル化合物を製造する方法。
  6. 【請求項6】助触媒として銅、鉄、バナジウム、コバル
    トおよびマンガンからなる群から選ばれる金属の化合物
    を存在させることを特徴とする請求項4又は5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】助触媒対パラジウム−銅錯体のモル比が1
    〜1000であることを特徴とする請求項6に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】温度を20〜200℃の範囲に維持するこ
    とを特徴とする請求項4乃至7に記載の方法。
  9. 【請求項9】0.1〜50kg/cm2の酸素分圧にお
    いて実施することを特徴とする請求項4乃至8に記載の
    方法。
JP16032694A 1994-07-12 1994-07-12 パラジウム−銅錯体および当該錯体を用いたカルボニル化合物の製造方法 Pending JPH0827055A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007520A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Yamaguchi Univ アルデヒド製造用触媒及びアルデヒドの製造方法
WO2007142187A1 (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Astellas Pharma Inc. マクロライド化合物の新規製造法
JP2012000602A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Sumitomo Chemical Co Ltd レドックス触媒、燃料電池用電極触媒及び燃料電池

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