JPH08270516A - 開口付き箱の蓋係止構造 - Google Patents

開口付き箱の蓋係止構造

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JPH08270516A
JPH08270516A JP9775695A JP9775695A JPH08270516A JP H08270516 A JPH08270516 A JP H08270516A JP 9775695 A JP9775695 A JP 9775695A JP 9775695 A JP9775695 A JP 9775695A JP H08270516 A JPH08270516 A JP H08270516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating rod
lid
cam piece
locking cam
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP9775695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Takabayashi
和芳 高林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMATO SEISAKUSHO KK
Yamato Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
YAMATO SEISAKUSHO KK
Yamato Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMATO SEISAKUSHO KK, Yamato Manufacturing Co Ltd filed Critical YAMATO SEISAKUSHO KK
Priority to JP9775695A priority Critical patent/JPH08270516A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】箱体と蓋とをワンタッチで係脱でき、係合させ
たとき箱体と蓋との間にガタつきのない取り付け構造を
得る。 【構成】箱体20の開口縁22に細長い受け孔と係止カ
ム片24とを設ける一方、開口縁に重ねられてこれを閉
じる蓋体30に、係止カム片24に係合可能な係合子4
2を備えた操作杆40を設け、受け孔に操作杆を挿通し
係止カム片と係合子とを係合可能に構成すると共に、係
止カム片と係合子との間に操作杆を抜脱方向へ付勢する
弾性体50を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンジンの吸気通路に
介装され、エアリクリーナエレメントを脱着するための
大きな開口を備えた吸気箱のように、箱に設けた大きな
開口部を閉じる蓋用として好適な蓋の係止構造装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の箱体とその蓋とを結合す
る手段として、両者を重ね合わせてボルト止めすること
が行われているが、係脱操作に際して操作杆を何回も回
転させる不便があった。また、そのような不便を解消す
るため、蓋側に鉤状の操作杆を取り付けておき、これを
箱側に設けた鉤孔へ挿入して回動操作し、その操作杆の
鉤を鉤孔の裏側へ引っかけて抜け止めする係止構造も多
く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に、
操作杆に設けた鉤を鉤孔の裏側へ引っかけて抜け止めす
るだけでは、鉤と鉤孔の裏面との間に空隙があると、箱
体が振動したとき箱体と蓋との間に隙間を生じ、甚だし
いときは騒音発生の原因となることがあった。また、そ
のような不具合を解消するため、箱体と蓋との間に弾性
材からなるパッキンを介装し、隙間の発生を防止するこ
とも行われているが、部品点数が増して製造コストを高
めるばかりか、蓋体の着脱操作が面倒になる不具合があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
消するため、箱体の開口縁に細長い受け孔と係止カム片
とを設ける一方、前記開口縁に重ねられてこれを閉じる
蓋体に、前記係止カム片に係合可能な係合子を備えた操
作杆を設け、前記受け孔に操作杆を挿通し係止カム片と
係合子とを係合可能に構成すると共に、前記係止カム片
と係合子との間に操作杆を抜脱方向へ付勢する弾性体を
設けたものである。具体的には、前記操作杆の端部近傍
に摘まみを設け、その摘まみと蓋体との間に操作杆を抜
脱方向へ付勢するコイルばねを設け、あるいは、前記係
止カム片を弾性体で形成したものである。
【0005】
【作用】蓋を箱体の開口部に重ね合わせると、蓋側に取
り付けた操作杆が受け孔に挿入される。すなわち、操作
杆に取り付けられた係合子は細長い孔を通過し、操作杆
はその大径部を通過して挿入される。ついで操作杆を回
動操作すると、操作杆に設けた係合子が箱体に設けた係
止カム片に係合し抜け止めされる。また、係合された状
態では、コイルばねあるいは係止カム片の弾力によっ
て、係合子が係止カム片に押し付けられ、箱体と蓋とは
それらの弾力によって隙間を生じることなく接合され
る。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、10は車両用エンジンに連結され
る吸気箱であり、比較的深い四角形の箱体20と、それ
を閉じる蓋30とを有し、一般には内部に吸気フィルタ
のエレメント(図示してない)が収容されている。
【0007】箱体20は大略四角形をなし、合成樹脂を
射出成形して作られている。そして、その一つの面が全
面的に開かれて開口部21が形成され、前記蓋30によ
って開閉可能に閉じてある。前記開口部21の周縁には
箱体20の縁の全周に亘って鍔状の開口縁22が形成さ
れ、そこには前記蓋30が重ね合わされて前記開口部2
1を閉じるようになっている。開口縁22には全周に亘
って細長い受け孔23の複数個が設けられている。受け
孔23は細長いスリット23aと、その中央部に形成さ
れた円形の軸孔部23bとからなっている。
【0008】24は受け孔23の周縁に隣接して設けら
れた係止カム片であり、前記受け孔23に隣接して前記
開口縁22の裏面から突出させて形成されている。係止
カム片24は図4、図6で示すように、開口縁22の裏
面からなだらかに傾斜する両側の傾斜部24a、24a
と、その中央に形成した凹部24bとにより山形をなし
ており、従動子たる後述する係合ピン42が前記傾斜部
24aに案内されて変位し、その略上端に達した処で中
央の凹部24bに落ち込み、それにより係止されるもの
である。
【0009】蓋30は前記箱体20と同様に合成樹脂を
射出成形して作られ、箱体20を浅くしたような形状を
なしている。すなわち、浅い凹部31を持つ主体と、そ
の周縁から外方へ突出して設けられた鍔部32とが一体
に形成されている。鍔部32には前記受け孔23と対応
する位置に、同形の細長いスリット33aとその中央部
に形成した軸孔33bとからなる透孔33が設けられて
おり、そこには操作杆40が取り付けられている。
【0010】操作杆40は一端に鋼板をプレス成形し、
表面をメッキなど防錆処理した摘まみ41がプロジェク
ション溶接され、他端に設けた横孔には係合子たる係合
ピン42が挿通され、圧入あるいはろう付けなどの手段
で固着されている。
【0011】操作杆40を蓋30へ組み付けるには、摘
まみ41を持ち、係合ピン42の長手方向を細長いスリ
ット33aの方向に合わせ、軸孔33bに操作杆40を
挿入することによって行う。なお、前記受け孔23と透
孔33とは同形同大に形成されている。すなわち、両孔
23、33は前記係合ピン42の太さよりやゝ幅広く、
長さよりやゝ長い細長い形状に作られており、その中央
部に前記操作杆40よりやゝ大径の軸孔部が形成されて
いる。
【0012】かくて、箱体20と蓋30とを、それらの
開口縁22と鍔部32とで重ね合わせると、受け孔23
と透孔33との位置が一致するから、係合ピン42の位
相を調整することにより、操作杆40を受け孔23内へ
挿入することができる。また、この状態から操作杆40
を回動操作することにより、係合ピン42を係止カム片
24に係合させ、操作杆40をその位置に係止する。
【0013】こゝで、この発明においては、前記箱体2
0に蓋30を被せて操作杆40により係止したとき、箱
体20と蓋30との間にガタつきを生じないよう手段が
講じてある。すなわち、常に係合ピン42が係止カム片
24に押圧された状態にするべく、前記カム片24と係
合ピン42との間に操作杆40を抜脱方向へ付勢する弾
性体50が設けられている。
【0014】すなわち、図1〜図3の実施例では、操作
杆40の端部に設けた摘まみ41と蓋30の鍔部32と
の間にコイルばね51が圧縮状態で介装してある。かく
て、操作杆40は、常時、コイルばね51の弾力により
係止カム片24の表面へ押し付けられ、その反作用とし
て蓋30の鍔部32は箱体20の鍔状の開口縁22へ強
く引かれガタがなくなる。
【0015】また、図5、図6の実施例では、係止カム
片24がバネ鋼やピアノ線など、弾力のある鋼線を屈曲
して作られ、フランジ35a付きのリベット35により
蓋30の鍔部32に取り付けられている。この実施例に
おいて係止カム片24は、平面形状が小判形の長円をな
し、平面図上の直線部が側面視で前記実施例の場合と同
様に山形をなしている。また、操作杆40は中央の凹部
24bの高さが、係合ピン42の位置よりやゝ高く設定
されている。かくて、係合ピン42を凹部24bに係合
させた図5の状態では、係止カム片24をなす鋼線が圧
縮変形され、その弾力によって操作杆40が開口縁22
の下側へ引かれ、前記した場合と同様に、鍔部32と開
口縁22との重合面からガタがなくなる。
【0016】以上のように、これら実施例によれば、従
来の場合と同様に箱体の開口部21に蓋30を被せ、予
めy蓋30に取り付けられた操作杆40に設けた係合ピ
ン42を箱体の受け孔23に形成した細長いスリット2
3aの方向と一致させてに挿入し、その後、回動操作し
て抜け止め操作すると、操作杆40に設けた係合子(係
合ピン)42が係止カム片24の傾斜部24aを上り、
その揚程の頂点に達すると凹部24bに係合し、その位
置で回り止めされ、かつ、その状態が保持される。この
とき係合子(係合ピン)42はコイルばね51あるいは
弾力を持つ係止カム片24の弾力によって鍔部32と開
口縁22とを密着させ、その間のガタを消去する。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のように、従来と同様に
操作杆を回動させるだけの簡単な操作によって箱体と蓋
とを結合したり分離したりすることができる。また、簡
単な構成であるにも拘かわらず、両者間の隙間を無くし
箱体の内外を密封し、振動によって簡単には緩まない。
また、受け孔の周辺に係止カム片を設けるだけで箱体の
外形を大きくすることなく、低コストで生産できるなど
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である吸気箱の断面図であ
る。
【図2】その要部を拡大して示す外観図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す拡大断面図である。
【図4】そのカム部を示すもので、(a)は蓋部材の部
分平面図、(b)はそのA−A断面図である
【図5】他の実施例を示す図3相当の拡大断面図であ
る。
【図6】そのカム部を示すもので、(a)は蓋部材の部
分平面図、(b)はA−A断面図である
【符号の説明】
10・・・・吸気箱 20・・・・箱体 21・・・・開口部 22・・・・鍔状の開口縁 23・・・・細長い受け孔 23a・・・スリット 23b・・・軸孔部 24・・・・係止カム片 24a・・・傾斜部 24b・・・凹部 30・・・・蓋(主体) 31・・・・浅い凹部 32・・・・鍔部 33・・・・透孔 33a・・・スリット 33b・・・軸孔 35・・・・リベット 40・・・・操作杆 41・・・・摘まみ 42・・・・係合子(係合ピン) 50・・・・弾性体 51・・・・コイルばね(弾性体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱体の開口縁に細長い受け孔と係止カム片
    とを設ける一方、前記開口縁に重ねられてこれを閉じる
    蓋体に、前記係止カム片に係合可能な係合子を備えた操
    作杆を設け、前記受け孔に操作杆を挿通し係止カム片と
    係合子とを係合可能に構成すると共に、前記係止カム片
    と係合子との間に操作杆を抜脱方向へ付勢する弾性体を
    設けてなる開口付き箱の蓋係止構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記操作杆の端部近傍
    に摘まみを設け、その摘まみと蓋体との間に操作杆を抜
    脱方向へ付勢するコイルばねを設けてなる開口付き箱の
    蓋係止構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記係止カム片を弾性
    体で形成するとともに、係止カム片の揚程を係合子の位
    置より高く設定してなる開口付き箱の蓋係止構造。
JP9775695A 1995-03-29 1995-03-29 開口付き箱の蓋係止構造 Pending JPH08270516A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9775695A JPH08270516A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 開口付き箱の蓋係止構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349576B1 (ko) * 2000-12-11 2002-08-24 기아자동차주식회사 엘피지차량의 에어클리너
JP2003336555A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Yamaha Motor Co Ltd クリーナエレメントの脱着構造
KR100514222B1 (ko) * 2002-05-01 2005-09-13 기아자동차주식회사 엘피지 차량의 에어크리너
JP2011047350A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Ud Trucks Corp エアクリーナキャップの固定用クリップ
DE102010061017B4 (de) * 2010-09-28 2016-05-04 Hyundai Motor Company Luftfilter für ein Fahrzeug

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JP2011047350A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Ud Trucks Corp エアクリーナキャップの固定用クリップ
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