JPH08270021A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents
建設機械の油圧回路Info
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- JPH08270021A JPH08270021A JP7100384A JP10038495A JPH08270021A JP H08270021 A JPH08270021 A JP H08270021A JP 7100384 A JP7100384 A JP 7100384A JP 10038495 A JP10038495 A JP 10038495A JP H08270021 A JPH08270021 A JP H08270021A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来より油圧ショベルは、主として掘削用作
業アタッチメントを装着している。そのために大容量の
ニブラシリンダをそなえている破砕機を取付けたときに
は十分な流量を供給できないので、破砕機の破砕，切断
に要する作動速度を得ることができない。この問題点を
解決する。 【構成】 本発明の油圧回路では、油圧ショベルに装備
したアクチュエータ操作用のパイロット切換弁の単数個
に対して複数組の油圧リモコン弁からのパイロット二次
圧を別個に作用させるようにし、上記複数組の油圧リモ
コン弁のうち所要の単数組のパイロット二次圧導出回路
と、パイロット直進弁のパイロットポートとを、油路を
開閉可能なセレクタバルブを介して連通せしめるように
した。
業アタッチメントを装着している。そのために大容量の
ニブラシリンダをそなえている破砕機を取付けたときに
は十分な流量を供給できないので、破砕機の破砕，切断
に要する作動速度を得ることができない。この問題点を
解決する。 【構成】 本発明の油圧回路では、油圧ショベルに装備
したアクチュエータ操作用のパイロット切換弁の単数個
に対して複数組の油圧リモコン弁からのパイロット二次
圧を別個に作用させるようにし、上記複数組の油圧リモ
コン弁のうち所要の単数組のパイロット二次圧導出回路
と、パイロット直進弁のパイロットポートとを、油路を
開閉可能なセレクタバルブを介して連通せしめるように
した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、機体に作業アタッチメ
ントを装着した油圧ショベルなど建設機械，作業車両の
油圧回路に関する。
ントを装着した油圧ショベルなど建設機械，作業車両の
油圧回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、側辺掘削用作業アタッチメント
１を装着した油圧ショベルの側面図である。図におい
て、２は油圧ショベルの下部走行体、３Ｌ，３Ｒは下部
走行体２駆動用の左右の走行モータ（走行モータ３Ｒは
３Ｌの反対側にあるので図示では見えない）、４は上部
旋回体、５は側辺掘削用作業アタッチメント１のリアブ
ーム、６はフロントブーム、７はアッパブーム、８はア
ーム、９はバケット、１０はブームシリンダ、１１はフ
ロントブーム６の内側に配設したオフセットシリンダ、
１２はアームシリンダ、１３はバケットシリンダであ
る。図３は図２のＡより見た要部平面図であるが、オフ
セットシリンダ１１を操作してリアブーム５の前後方向
中心線０−０より寸法ｌだけ左方へ、アーム８（図２に
は図示していない）をオフセット移動させた状態を示
す。図４は、図１における側辺掘削用作業アタッチメン
ト１をビル解体作業などを行う破砕用作業アタッチメン
ト１４に取付替えた状態を示す油圧ショベルの側面図で
ある。図において、１５は破砕用作業アタッチメント１
４のブーム、１６はアーム、１７は破砕機、１８はブー
ムシリンダ、１９はアームシリンダ、２０はバケットシ
リンダ、２１は破砕機１７の内側に配設したニブラシリ
ンダである。図３及び図４に示すように油圧ショベルで
は、掘削作業を行うときには側辺掘削用作業アタッチメ
ント１を装着して行うが、ビル解体などの破砕作業を行
うときには破砕用作業アタッチメント１４に取付替えし
て行う。
１を装着した油圧ショベルの側面図である。図におい
て、２は油圧ショベルの下部走行体、３Ｌ，３Ｒは下部
走行体２駆動用の左右の走行モータ（走行モータ３Ｒは
３Ｌの反対側にあるので図示では見えない）、４は上部
旋回体、５は側辺掘削用作業アタッチメント１のリアブ
ーム、６はフロントブーム、７はアッパブーム、８はア
ーム、９はバケット、１０はブームシリンダ、１１はフ
ロントブーム６の内側に配設したオフセットシリンダ、
１２はアームシリンダ、１３はバケットシリンダであ
る。図３は図２のＡより見た要部平面図であるが、オフ
セットシリンダ１１を操作してリアブーム５の前後方向
中心線０−０より寸法ｌだけ左方へ、アーム８（図２に
は図示していない）をオフセット移動させた状態を示
す。図４は、図１における側辺掘削用作業アタッチメン
ト１をビル解体作業などを行う破砕用作業アタッチメン
ト１４に取付替えた状態を示す油圧ショベルの側面図で
ある。図において、１５は破砕用作業アタッチメント１
４のブーム、１６はアーム、１７は破砕機、１８はブー
ムシリンダ、１９はアームシリンダ、２０はバケットシ
リンダ、２１は破砕機１７の内側に配設したニブラシリ
ンダである。図３及び図４に示すように油圧ショベルで
は、掘削作業を行うときには側辺掘削用作業アタッチメ
ント１を装着して行うが、ビル解体などの破砕作業を行
うときには破砕用作業アタッチメント１４に取付替えし
て行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来より油圧ショベル
は主として掘削作業を行うので、図２及び図３に示す側
辺掘削用作業アタッチメント１を装着している。そのた
めに図４に示すように、大容量のニブラシリンダ２１を
そなえている破砕機１７を取付けたときにはそのニブラ
シリンダ２１に対する十分な流量が供給できない。した
がって破砕機１７の破砕，切断に要する作動速度を得る
ことができなくて、作業上の不具合を生じていた。本発
明は、上記の問題点を解決することを目的とする。
は主として掘削作業を行うので、図２及び図３に示す側
辺掘削用作業アタッチメント１を装着している。そのた
めに図４に示すように、大容量のニブラシリンダ２１を
そなえている破砕機１７を取付けたときにはそのニブラ
シリンダ２１に対する十分な流量が供給できない。した
がって破砕機１７の破砕，切断に要する作動速度を得る
ことができなくて、作業上の不具合を生じていた。本発
明は、上記の問題点を解決することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、建設機械に
装備した複数個の油圧アクチュエータ用切換弁を２つの
グループＡ及びＢに分け、そのグループＡ，Ｂにそれぞ
れ第１，第２ポンプからの圧油を供給するようにし、ま
た走行モータ制御用切換弁を各グループＡ，Ｂの最前列
に設け、これと他のアクチュエータ制御用のパイロット
切換弁を直列に連結し、かつ上記他のアクチュエータ制
御用のパイロット切換弁はそれぞれ並列に連結し、また
第１，第２ポンプの吐出側管路に、走行モータと走行以
外のアクチュエータの同時操作パイロット圧によって切
換作動する走行用のパイロット直進弁を設け、また上記
グループＡ，Ｂのそれぞれセンタバイパス油路の出口に
パイロット開閉弁を配置し、上記パイロット直進弁の切
換状態時に第１，第２ポンプのうちいずれか一方のポン
プからの圧油を走行以外の他アクチュエータ用のパイロ
ット切換弁に、かつ他方のポンプからの圧油を左右の走
行モータ制御用切換弁に対して供給するようにした建設
機械の油圧回路において、アクチュエータ操作用のパイ
ロット切換弁のうち所定の単数個のパイロット切換弁の
左右のパイロットポートに対して、パイロット二次圧を
導出せしめる複数組の油圧リモコン弁を配設し、その複
数組の油圧リモコン弁のうち所要の油圧リモコン弁から
のパイロット二次圧を上記パイロット切換弁に別個に作
用させるようにし、それに対応して上記パイロット切換
弁に接続するアクチュエータを、別の異なる容量のアク
チュエータに接続替え可能にした。その場合に、上記複
数組の油圧リモコン弁のうち所要の単数組のパイロット
二次圧導出回路と、パイロット直進弁のパイロットポー
トとを、油路を開閉可能なセレクタバルブを介して連通
せしめた。またそのセレクタバルブの下流側と、所定の
単数個のパイロット切換弁を配置していないグループに
おけるパイロット開閉弁のパイロットポートとを連通
し、上記セレクタバルブの開通油路位置より導出される
パイロット二次圧をパイロット直進弁とパイロット開閉
弁のそれぞれパイロットポートに作用せしめ、パイロッ
ト直進弁が走行直進用位置に、かつパイロット開閉弁が
遮断油路位置に切換わることによって、第１及び第２ポ
ンプからの圧油を上記パイロット切換弁に対して合流供
給するようにした。
装備した複数個の油圧アクチュエータ用切換弁を２つの
グループＡ及びＢに分け、そのグループＡ，Ｂにそれぞ
れ第１，第２ポンプからの圧油を供給するようにし、ま
た走行モータ制御用切換弁を各グループＡ，Ｂの最前列
に設け、これと他のアクチュエータ制御用のパイロット
切換弁を直列に連結し、かつ上記他のアクチュエータ制
御用のパイロット切換弁はそれぞれ並列に連結し、また
第１，第２ポンプの吐出側管路に、走行モータと走行以
外のアクチュエータの同時操作パイロット圧によって切
換作動する走行用のパイロット直進弁を設け、また上記
グループＡ，Ｂのそれぞれセンタバイパス油路の出口に
パイロット開閉弁を配置し、上記パイロット直進弁の切
換状態時に第１，第２ポンプのうちいずれか一方のポン
プからの圧油を走行以外の他アクチュエータ用のパイロ
ット切換弁に、かつ他方のポンプからの圧油を左右の走
行モータ制御用切換弁に対して供給するようにした建設
機械の油圧回路において、アクチュエータ操作用のパイ
ロット切換弁のうち所定の単数個のパイロット切換弁の
左右のパイロットポートに対して、パイロット二次圧を
導出せしめる複数組の油圧リモコン弁を配設し、その複
数組の油圧リモコン弁のうち所要の油圧リモコン弁から
のパイロット二次圧を上記パイロット切換弁に別個に作
用させるようにし、それに対応して上記パイロット切換
弁に接続するアクチュエータを、別の異なる容量のアク
チュエータに接続替え可能にした。その場合に、上記複
数組の油圧リモコン弁のうち所要の単数組のパイロット
二次圧導出回路と、パイロット直進弁のパイロットポー
トとを、油路を開閉可能なセレクタバルブを介して連通
せしめた。またそのセレクタバルブの下流側と、所定の
単数個のパイロット切換弁を配置していないグループに
おけるパイロット開閉弁のパイロットポートとを連通
し、上記セレクタバルブの開通油路位置より導出される
パイロット二次圧をパイロット直進弁とパイロット開閉
弁のそれぞれパイロットポートに作用せしめ、パイロッ
ト直進弁が走行直進用位置に、かつパイロット開閉弁が
遮断油路位置に切換わることによって、第１及び第２ポ
ンプからの圧油を上記パイロット切換弁に対して合流供
給するようにした。
【０００５】
【作用】油圧ショベルに装着している側辺掘削用作業ア
タッチメントを破砕用作業アタッチメントに取付替えし
たときには、ブームシリンダ制御用パイロット切換弁、
アームシリンダ制御用パイロット切換弁、及びバケット
シリンダ制御用パイロット切換弁はそれぞれその目的に
流用できるが、オフセットシリンダ制御用パイロット切
換弁（以下、オフセット用パイロット切換弁という）は
ニブラシリンダ制御用パイロット切換弁（以下、ニブラ
用パイロット切換弁という）に使用する。そして説明の
都合上、上記パイロット切換弁を側辺掘削用作業アタッ
チメントを装着している場合にはオフセット用パイロッ
ト切換弁と呼び、破砕用作業アタッチメントを装着して
いる場合にはニブラ用パイロット切換弁と呼び、またグ
ループＢに配置しているものとする。
タッチメントを破砕用作業アタッチメントに取付替えし
たときには、ブームシリンダ制御用パイロット切換弁、
アームシリンダ制御用パイロット切換弁、及びバケット
シリンダ制御用パイロット切換弁はそれぞれその目的に
流用できるが、オフセットシリンダ制御用パイロット切
換弁（以下、オフセット用パイロット切換弁という）は
ニブラシリンダ制御用パイロット切換弁（以下、ニブラ
用パイロット切換弁という）に使用する。そして説明の
都合上、上記パイロット切換弁を側辺掘削用作業アタッ
チメントを装着している場合にはオフセット用パイロッ
ト切換弁と呼び、破砕用作業アタッチメントを装着して
いる場合にはニブラ用パイロット切換弁と呼び、またグ
ループＢに配置しているものとする。
【０００６】まず油圧ショベルが側辺掘削用作業アタッ
チメントを装着しているときには、セレクタバルブを遮
断油路位置にしておく。したがってオフセット用油圧リ
モコン弁を傾動操作することによりオフセット用パイロ
ット切換弁を介してオフセットシリンダを伸縮作動せし
め、アーム及びバケットをオフセット揺動させることが
できる。そしてこの場合には、オフセット用油圧リモコ
ン弁から導出されるパイロット二次圧がパイロット直進
弁のパイロットポートに作用しないので、走行していな
いときにはパイロット直進弁が切換作動することはな
い。また上記の場合にニブラ用油圧リモコン弁を仮に操
作しても、パイロット直進弁が切換作動することはな
い。
チメントを装着しているときには、セレクタバルブを遮
断油路位置にしておく。したがってオフセット用油圧リ
モコン弁を傾動操作することによりオフセット用パイロ
ット切換弁を介してオフセットシリンダを伸縮作動せし
め、アーム及びバケットをオフセット揺動させることが
できる。そしてこの場合には、オフセット用油圧リモコ
ン弁から導出されるパイロット二次圧がパイロット直進
弁のパイロットポートに作用しないので、走行していな
いときにはパイロット直進弁が切換作動することはな
い。また上記の場合にニブラ用油圧リモコン弁を仮に操
作しても、パイロット直進弁が切換作動することはな
い。
【０００７】次に側辺掘削用作業アタッチメントを破砕
用作業アタッチメントに取付替えしたときには、ニブラ
用パイロット切換弁（オフセット用パイロット切換弁と
同一もの）の下流側にニブラシリンダを接続するととも
に、セレクタバルブを開通油路位置に切換える。なおブ
ームシリンダ制御用パイロット切換弁，アームシリンダ
制御用パイロット切換弁，バケットシリンダ制御用パイ
ロット切換弁のそれぞれ下流側には破砕用作業アタッチ
メントのブームシリンダ，アームシリンダ，バケットシ
リンダを連結する。ここでニブラ用油圧リモコン弁を一
方側に傾動操作すると、ニブラ用油圧リモコン弁から導
出されるパイロット二次圧は、セレクタバルブの開通油
路位置を通じてパイロット直進弁のパイロットポート
に、またニブラ用パイロット切換弁の一方側のパイロッ
トポートに、またパイロット開閉弁のパイロットポート
に同時に作用する。パイロット直進弁が走行直進用位置
に、またニブラ用パイロット切換弁が一方側の切換位置
に、またパイロット開閉弁が遮断油路位置に同時に切換
わる。第１ポンプからの圧油はパイロット直進弁の走行
直進用位置を通じてグループＢに、また第２ポンプから
の圧油は直接グループＢに供給されて合流するので、ニ
ブラ用パイロット切換弁を介して大なる流量の圧油をニ
ブラシリンダに対し供給することができる。
用作業アタッチメントに取付替えしたときには、ニブラ
用パイロット切換弁（オフセット用パイロット切換弁と
同一もの）の下流側にニブラシリンダを接続するととも
に、セレクタバルブを開通油路位置に切換える。なおブ
ームシリンダ制御用パイロット切換弁，アームシリンダ
制御用パイロット切換弁，バケットシリンダ制御用パイ
ロット切換弁のそれぞれ下流側には破砕用作業アタッチ
メントのブームシリンダ，アームシリンダ，バケットシ
リンダを連結する。ここでニブラ用油圧リモコン弁を一
方側に傾動操作すると、ニブラ用油圧リモコン弁から導
出されるパイロット二次圧は、セレクタバルブの開通油
路位置を通じてパイロット直進弁のパイロットポート
に、またニブラ用パイロット切換弁の一方側のパイロッ
トポートに、またパイロット開閉弁のパイロットポート
に同時に作用する。パイロット直進弁が走行直進用位置
に、またニブラ用パイロット切換弁が一方側の切換位置
に、またパイロット開閉弁が遮断油路位置に同時に切換
わる。第１ポンプからの圧油はパイロット直進弁の走行
直進用位置を通じてグループＢに、また第２ポンプから
の圧油は直接グループＢに供給されて合流するので、ニ
ブラ用パイロット切換弁を介して大なる流量の圧油をニ
ブラシリンダに対し供給することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図１は、本発明の油圧回路図である。図にお
いて、従来技術と同一構成要素を使用しているものに対
しては同符号を付す。２２は旋回モータ、２３Ｌ，２３
Ｒはそれぞれ走行モータ（図２及び図４に示す符号３
Ｌ，３Ｒ）制御用切換弁、２４はブームシリンダ制御用
パイロット切換弁、２５はバケットシリンダ制御用パイ
ロット切換弁、２６はアームシリンダ制御用パイロット
切換弁、２７はオフセットシリンダ制御用パイロット切
換弁（破砕用作業アタッチメント１４に取付替えしたと
きには、同符号でニブラシリンダ制御用パイロット切換
弁２７とする）、２８は旋回モータ制御用パイロット切
換弁、２９は第１ポンプ、３０は第２ポンプ、３１はパ
イロット油圧源であるパイロットポンプ、３２はレバー
操作で行うオフセット用油圧リモコン弁、３３はペダル
操作で行うニブラ用油圧リモコン弁、３４は手動，電
気，油圧などによって切換操作するセレクタバルブであ
る。図１に示すように油圧ショベルでは、装備した複数
個の油圧アクチュエータ用切換弁を２個のグループＡ
（２３Ｌ，２４，２５）及びグループＢ（２３Ｒ，２
６，２７）に分け、そのグループＡ，Ｂにそれぞれ第１
ポンプ２９，第２ポンプ３０からの圧油を供給するよう
にし、また走行モータ制御用切換弁２３Ｌ，２３Ｒを各
グループＡ，Ｂの最前列に設け、これと他のアクチュエ
ータ制御用のパイロット切換弁（２４，２５）、（２
６，２７）を直列に連結し、かつ上記他のアクチュエー
タ制御用のパイロット切換弁はそれぞれ並列に連結し、
また第１ポンプ２９，第２ポンプ３０の吐出側管路に、
走行モータ（３Ｌ，３Ｒ）と走行以外のアクチュエータ
の同時操作パイロット圧によって切換作動する走行用の
パイロット直進弁３５を設け、また上記グループＡ，Ｂ
のそれぞれセンタバイパス油路３６，３７の出口にパイ
ロット開閉弁３８，３９を配置し、上記パイロット直進
弁３５の切換状態時に第１ポンプ２９からの圧油を走行
以外の他アクチュエータ用のパイロット切換弁に、かつ
第２ポンプ３０からの圧油を左右の走行モータ制御用切
換弁２３Ｌ，２３Ｒに対して供給するようにしている。
説明する。図１は、本発明の油圧回路図である。図にお
いて、従来技術と同一構成要素を使用しているものに対
しては同符号を付す。２２は旋回モータ、２３Ｌ，２３
Ｒはそれぞれ走行モータ（図２及び図４に示す符号３
Ｌ，３Ｒ）制御用切換弁、２４はブームシリンダ制御用
パイロット切換弁、２５はバケットシリンダ制御用パイ
ロット切換弁、２６はアームシリンダ制御用パイロット
切換弁、２７はオフセットシリンダ制御用パイロット切
換弁（破砕用作業アタッチメント１４に取付替えしたと
きには、同符号でニブラシリンダ制御用パイロット切換
弁２７とする）、２８は旋回モータ制御用パイロット切
換弁、２９は第１ポンプ、３０は第２ポンプ、３１はパ
イロット油圧源であるパイロットポンプ、３２はレバー
操作で行うオフセット用油圧リモコン弁、３３はペダル
操作で行うニブラ用油圧リモコン弁、３４は手動，電
気，油圧などによって切換操作するセレクタバルブであ
る。図１に示すように油圧ショベルでは、装備した複数
個の油圧アクチュエータ用切換弁を２個のグループＡ
（２３Ｌ，２４，２５）及びグループＢ（２３Ｒ，２
６，２７）に分け、そのグループＡ，Ｂにそれぞれ第１
ポンプ２９，第２ポンプ３０からの圧油を供給するよう
にし、また走行モータ制御用切換弁２３Ｌ，２３Ｒを各
グループＡ，Ｂの最前列に設け、これと他のアクチュエ
ータ制御用のパイロット切換弁（２４，２５）、（２
６，２７）を直列に連結し、かつ上記他のアクチュエー
タ制御用のパイロット切換弁はそれぞれ並列に連結し、
また第１ポンプ２９，第２ポンプ３０の吐出側管路に、
走行モータ（３Ｌ，３Ｒ）と走行以外のアクチュエータ
の同時操作パイロット圧によって切換作動する走行用の
パイロット直進弁３５を設け、また上記グループＡ，Ｂ
のそれぞれセンタバイパス油路３６，３７の出口にパイ
ロット開閉弁３８，３９を配置し、上記パイロット直進
弁３５の切換状態時に第１ポンプ２９からの圧油を走行
以外の他アクチュエータ用のパイロット切換弁に、かつ
第２ポンプ３０からの圧油を左右の走行モータ制御用切
換弁２３Ｌ，２３Ｒに対して供給するようにしている。
【０００９】本発明では、グループＢ内のオフセット用
パイロット切換弁２７の左右のパイロットポート４０
Ｌ，４０Ｒに対して、パイロット二次圧を導出せしめる
２組のオフセット用油圧リモコン弁３２とニブラ用油圧
リモコン弁３３を配設し、その２組の油圧リモコン弁３
２と３３のうち所要の油圧リモコン弁からのパイロット
二次圧を上記オフセット用パイロット切換弁２７に別個
に作用させるようにし、それに対応して上記オフセット
用パイロット切換弁２７に接続するオフセットシリンダ
６を、流量の異なるニブラシリンダ２１に接続替えでき
るようにした。その場合に、ニブラ用油圧リモコン弁３
３のパイロット二次圧導出回路と、パイロット直進弁３
５のパイロットポート４１とを、油路を開閉可能なセレ
クタバルブ３４を介して連通せしめた。またそのセレク
タバルブ３４の下流側と、グループＡのセンタバイパス
油路３６出口におけるパイロット開閉弁３８のパイロッ
トポート４２とを連通し、上記セレクタバルブ３４の開
通油路位置より導出されるパイロット二次圧をパイロッ
ト直進弁３５のパイロットポート４１と、パイロット開
閉弁３８のパイロットポート４２にそれぞれ作用せし
め、パイロット直進弁３５が走行直進用位置イに、かつ
パイロット開閉弁３８が遮断油路位置に加わることによ
って、第１ポンプ２９及び第２ポンプ３０からの圧油を
オフセット用パイロット切換弁２７（ただし合流が実施
されるときにはニブラ用パイロット切換弁２７と呼ぶ）
に対して合流供給するようにした。
パイロット切換弁２７の左右のパイロットポート４０
Ｌ，４０Ｒに対して、パイロット二次圧を導出せしめる
２組のオフセット用油圧リモコン弁３２とニブラ用油圧
リモコン弁３３を配設し、その２組の油圧リモコン弁３
２と３３のうち所要の油圧リモコン弁からのパイロット
二次圧を上記オフセット用パイロット切換弁２７に別個
に作用させるようにし、それに対応して上記オフセット
用パイロット切換弁２７に接続するオフセットシリンダ
６を、流量の異なるニブラシリンダ２１に接続替えでき
るようにした。その場合に、ニブラ用油圧リモコン弁３
３のパイロット二次圧導出回路と、パイロット直進弁３
５のパイロットポート４１とを、油路を開閉可能なセレ
クタバルブ３４を介して連通せしめた。またそのセレク
タバルブ３４の下流側と、グループＡのセンタバイパス
油路３６出口におけるパイロット開閉弁３８のパイロッ
トポート４２とを連通し、上記セレクタバルブ３４の開
通油路位置より導出されるパイロット二次圧をパイロッ
ト直進弁３５のパイロットポート４１と、パイロット開
閉弁３８のパイロットポート４２にそれぞれ作用せし
め、パイロット直進弁３５が走行直進用位置イに、かつ
パイロット開閉弁３８が遮断油路位置に加わることによ
って、第１ポンプ２９及び第２ポンプ３０からの圧油を
オフセット用パイロット切換弁２７（ただし合流が実施
されるときにはニブラ用パイロット切換弁２７と呼ぶ）
に対して合流供給するようにした。
【００１０】次に、本発明の油圧回路の作用を図１につ
いて述べる。まず油圧ショベルが側辺掘削用作業アタッ
チメント１を装着しているときには、セレクタバルブ３
４を遮断油路位置ロにしておく。ここでオフセット用油
圧リモコン弁３２の操作レバー４３をニ位置方向に操作
すると、オフセット用油圧リモコン弁３２のパイロット
弁４４から導出されるパイロット二次圧は、管路４５、
シャトル弁４６，管路４７を経て、パイロットポート４
０Ｌに作用する。オフセット用パイロット切換弁２７が
ヘ位置に切換わるので、第２ポンプ３０からの圧油が上
記ヘ位置を介してオフセットシリンダ６に供給される。
オフセットシリンダ６が縮小作動するのでアーム８及び
バケット９は左側へオフセット揺動する。また上記操作
レバー４３を逆にホ位置方向に操作すると、オフセット
用油圧リモコン弁３２のパイロット弁４８から導出され
るパイロット二次圧は、管路４９、シャトル弁５０、管
路５１を経て、パイロットポート４０Ｒに作用する。オ
フセット用パイロット切換弁２７がト位置に切換わるの
で、第２ポンプ３０からの圧油が上記ト位置を介してオ
フセットシリンダ６に供給される。オフセットシリンダ
６が伸長作動するのでアーム８及びバケット９は右側へ
オフセット揺動する。そしてこの場合には、オフセット
用油圧リモコン弁３２から導出されるパイロット二次圧
が、セレクタバルブ３４の遮断油路位置ロによってパイ
ロット直進弁３５のパイロットポート４１に作用しない
ので、走行していないときにはパイロット直進弁３５が
切換作動することはない。また上記の場合にニブラ用油
圧リモコン弁３３を仮に矢印Ｆ方向に操作すると、ニブ
ラ用油圧リモコン弁３３のパイロット弁５２から導出さ
れるパイロット二次圧は、管路５３、５４、シャトル弁
４６、管路４７を経て、パイロットポート４０Ｌに作用
する。また逆にニブラ用油圧リモコン弁３３を矢印Ｒ方
向に操作すると、ニブラ用油圧リモコン弁３３のパイロ
ット弁５５から導出されるパイロット二次圧は、管路５
６、５７、シャトル弁５０、管路５１を経て、パイロッ
トポート４０Ｒに作用する。したがってセレクタバルブ
３４を遮断油路位置ロにしているときにはオフセット用
油圧リモコン弁３２とニブラ用油圧リモコン弁３３のい
ずれを操作してもオフセットシリンダ６を作動させるこ
とができるが、走行していないときにはパイロット直進
弁３５が切換作動することはない。
いて述べる。まず油圧ショベルが側辺掘削用作業アタッ
チメント１を装着しているときには、セレクタバルブ３
４を遮断油路位置ロにしておく。ここでオフセット用油
圧リモコン弁３２の操作レバー４３をニ位置方向に操作
すると、オフセット用油圧リモコン弁３２のパイロット
弁４４から導出されるパイロット二次圧は、管路４５、
シャトル弁４６，管路４７を経て、パイロットポート４
０Ｌに作用する。オフセット用パイロット切換弁２７が
ヘ位置に切換わるので、第２ポンプ３０からの圧油が上
記ヘ位置を介してオフセットシリンダ６に供給される。
オフセットシリンダ６が縮小作動するのでアーム８及び
バケット９は左側へオフセット揺動する。また上記操作
レバー４３を逆にホ位置方向に操作すると、オフセット
用油圧リモコン弁３２のパイロット弁４８から導出され
るパイロット二次圧は、管路４９、シャトル弁５０、管
路５１を経て、パイロットポート４０Ｒに作用する。オ
フセット用パイロット切換弁２７がト位置に切換わるの
で、第２ポンプ３０からの圧油が上記ト位置を介してオ
フセットシリンダ６に供給される。オフセットシリンダ
６が伸長作動するのでアーム８及びバケット９は右側へ
オフセット揺動する。そしてこの場合には、オフセット
用油圧リモコン弁３２から導出されるパイロット二次圧
が、セレクタバルブ３４の遮断油路位置ロによってパイ
ロット直進弁３５のパイロットポート４１に作用しない
ので、走行していないときにはパイロット直進弁３５が
切換作動することはない。また上記の場合にニブラ用油
圧リモコン弁３３を仮に矢印Ｆ方向に操作すると、ニブ
ラ用油圧リモコン弁３３のパイロット弁５２から導出さ
れるパイロット二次圧は、管路５３、５４、シャトル弁
４６、管路４７を経て、パイロットポート４０Ｌに作用
する。また逆にニブラ用油圧リモコン弁３３を矢印Ｒ方
向に操作すると、ニブラ用油圧リモコン弁３３のパイロ
ット弁５５から導出されるパイロット二次圧は、管路５
６、５７、シャトル弁５０、管路５１を経て、パイロッ
トポート４０Ｒに作用する。したがってセレクタバルブ
３４を遮断油路位置ロにしているときにはオフセット用
油圧リモコン弁３２とニブラ用油圧リモコン弁３３のい
ずれを操作してもオフセットシリンダ６を作動させるこ
とができるが、走行していないときにはパイロット直進
弁３５が切換作動することはない。
【００１１】次に側辺掘削用作業アタッチメント１を破
砕用作業アタッチメント１４に取付替えしたときには、
ニブラ用パイロット切換弁２７（オフセット用パイロッ
ト切換弁２７をそのまま使用するので同一符号２７にし
ている）の下流側にニブラシリンダ２１を接続するとと
もに、セレクタバルブ３４を開通油路位置ハに切換え
る。なお配管接続は図示していないが、ブームシリンダ
制御用パイロット切換弁２４，アームシリンダ制御用パ
イロット切換弁２６，バケットシリンダ制御用パイロッ
ト切換弁２５のそれぞれ下流側には破砕用作業アタッチ
メント１４のブームシリンダ１８，アームシリンダ１
９，バケットシリンダ２０を連結する。ここでニブラ用
油圧リモコン弁３３を矢印Ｆ方向に操作すると、上記に
述べたようにパイロット弁５２から導出されるパイロッ
ト二次圧がニブラ用パイロット切換弁２７のパイロット
ポート４０Ｌに作用するとともに、上記パイロット二次
圧が管路５３より分岐して管路５８、シャトル弁５９、
管路６０、セレクタバルブ３４の開通油路位置ハ、管路
６１、６２、シャトル弁６３、管路６４を経て、パイロ
ットポート４１に作用し、かつ同時に上記管路６１で分
岐し、管路６５、シャトル弁６６、管路６７を経て、パ
イロットポート４２に作用する。それによりパイロット
直進弁３５が走行直進用位置イに、またニブラ用パイロ
ット切換弁２７がヘ位置に、またパイロット開閉弁３８
が遮断油路位置に切換わる。したがって第１ポンプ２９
からの圧油は、管路６９、７０、パイロット直進弁３５
のイ位置、管路７１、７２、チェック弁７３、管路７
４、７５、７６、チェック弁７７、管路７８、ニブラ用
パイロット切換弁２７のヘ位置へ供給され、また第２ポ
ンプ３０からの圧油は、管路７９、８０、８１、走行モ
ータ制御用切換弁２３Ｒの中立位置、油路８２、８３、
チェック弁８４、管路８５を通じて管路７５に合流され
る。すなわち第１ポンプ２９と第２ポンプ３０からの圧
油を合流し、ニブラ用パイロット切換弁２７を介してニ
ブラシリンダ２１に供給することができる。またニブラ
用油圧リモコン弁３３を矢印Ｒ方向に操作したときも、
上記と同様の合流が行われる。したがってシリンダ径の
大なるニブラシリンダ２１に対して大なる流量を供給で
きるので、破砕機１７を支障なく作動させることができ
る。なお破砕用作業アタッチメント１４を装着している
ときセレクタバルブ３４を開通油路位置ハにしていて
も、オフセット用油圧リモコン弁３２を操作したので
は、シャトル弁４６と５０の配設によりオフセット用油
圧リモコン弁３２から導出されるパイロット二次圧が上
記セレクタバルブ３４に流通しない。したがってオフセ
ット用油圧リモコン弁３２を操作しても合流が行われな
いので、上記の場合にはオフセット用油圧リモコン弁３
２を使用しても破砕機１７の作動速度が遅過ぎて使えな
い。
砕用作業アタッチメント１４に取付替えしたときには、
ニブラ用パイロット切換弁２７（オフセット用パイロッ
ト切換弁２７をそのまま使用するので同一符号２７にし
ている）の下流側にニブラシリンダ２１を接続するとと
もに、セレクタバルブ３４を開通油路位置ハに切換え
る。なお配管接続は図示していないが、ブームシリンダ
制御用パイロット切換弁２４，アームシリンダ制御用パ
イロット切換弁２６，バケットシリンダ制御用パイロッ
ト切換弁２５のそれぞれ下流側には破砕用作業アタッチ
メント１４のブームシリンダ１８，アームシリンダ１
９，バケットシリンダ２０を連結する。ここでニブラ用
油圧リモコン弁３３を矢印Ｆ方向に操作すると、上記に
述べたようにパイロット弁５２から導出されるパイロッ
ト二次圧がニブラ用パイロット切換弁２７のパイロット
ポート４０Ｌに作用するとともに、上記パイロット二次
圧が管路５３より分岐して管路５８、シャトル弁５９、
管路６０、セレクタバルブ３４の開通油路位置ハ、管路
６１、６２、シャトル弁６３、管路６４を経て、パイロ
ットポート４１に作用し、かつ同時に上記管路６１で分
岐し、管路６５、シャトル弁６６、管路６７を経て、パ
イロットポート４２に作用する。それによりパイロット
直進弁３５が走行直進用位置イに、またニブラ用パイロ
ット切換弁２７がヘ位置に、またパイロット開閉弁３８
が遮断油路位置に切換わる。したがって第１ポンプ２９
からの圧油は、管路６９、７０、パイロット直進弁３５
のイ位置、管路７１、７２、チェック弁７３、管路７
４、７５、７６、チェック弁７７、管路７８、ニブラ用
パイロット切換弁２７のヘ位置へ供給され、また第２ポ
ンプ３０からの圧油は、管路７９、８０、８１、走行モ
ータ制御用切換弁２３Ｒの中立位置、油路８２、８３、
チェック弁８４、管路８５を通じて管路７５に合流され
る。すなわち第１ポンプ２９と第２ポンプ３０からの圧
油を合流し、ニブラ用パイロット切換弁２７を介してニ
ブラシリンダ２１に供給することができる。またニブラ
用油圧リモコン弁３３を矢印Ｒ方向に操作したときも、
上記と同様の合流が行われる。したがってシリンダ径の
大なるニブラシリンダ２１に対して大なる流量を供給で
きるので、破砕機１７を支障なく作動させることができ
る。なお破砕用作業アタッチメント１４を装着している
ときセレクタバルブ３４を開通油路位置ハにしていて
も、オフセット用油圧リモコン弁３２を操作したので
は、シャトル弁４６と５０の配設によりオフセット用油
圧リモコン弁３２から導出されるパイロット二次圧が上
記セレクタバルブ３４に流通しない。したがってオフセ
ット用油圧リモコン弁３２を操作しても合流が行われな
いので、上記の場合にはオフセット用油圧リモコン弁３
２を使用しても破砕機１７の作動速度が遅過ぎて使えな
い。
【００１２】
【発明の効果】本発明の油圧回路では、油圧ショベルに
装備したアクチュエータ操作用のパイロット切換弁のう
ち所定の単数個のパイロット切換弁の左右のパイロット
ポートに対して、パイロット二次圧を導出せしめる複数
組の油圧リモコン弁を配設し、その複数組の油圧リモコ
ン弁のうち所要の油圧リモコン弁からのパイロット二次
圧を上記パイロット切換弁に別個に作用させるように
し、それに対応して上記パイロット切換弁に接続するア
クチュエータを、別の異なる容量のアクチュエータに接
続替え可能にした。その場合に、上記複数組の油圧リモ
コン弁のうち所要の単数組のパイロット二次圧導出回路
と、パイロット直進弁のパイロットポートとを、油路を
開閉可能なセレクタバルブを介して連通せしめた。また
そのセレクタバルブの下流側と、所定の単数個のパイロ
ット切換弁を配置していないグループにおけるパイロッ
ト開閉弁のパイロットポートとを連通せしめるようにし
た。そこで油圧ショベルに装着している側辺掘削用作業
アタッチメントを破砕用作業アタッチメントに取付替え
したときにニブラ用油圧リモコン弁を一方側に傾動操作
すると、ニブラ用油圧リモコン弁から導出されるパイロ
ット二次圧は、セレクタバルブの開通油路位置を通じて
パイロット直進弁のパイロットポートに、またニブラ用
パイロット切換弁の一方側のパイロットポートに、また
パイロット開閉弁のパイロットポートに同時に作用す
る。パイロット直進弁が走行直進用位置に、またニブラ
用パイロット切換弁が一方側の切換位置に、またパイロ
ット開閉弁が遮断油路位置に同時に切換わる。第１ポン
プからの圧油はパイロット直進弁の走行直進用位置を通
じてグループＢに、また第２ポンプからの圧油は直接グ
ループＢに供給されて合流するので、ニブラ用パイロッ
ト切換弁を介して大なる流量の圧油をニブラシリンダに
対し供給することができる。したがって本発明の油圧回
路を装備した油圧ショベルでは、側辺掘削用作業アタッ
チメントを破砕用作業アタッチメントに取付換えした場
合に破砕機を支障なく作動させることができる。
装備したアクチュエータ操作用のパイロット切換弁のう
ち所定の単数個のパイロット切換弁の左右のパイロット
ポートに対して、パイロット二次圧を導出せしめる複数
組の油圧リモコン弁を配設し、その複数組の油圧リモコ
ン弁のうち所要の油圧リモコン弁からのパイロット二次
圧を上記パイロット切換弁に別個に作用させるように
し、それに対応して上記パイロット切換弁に接続するア
クチュエータを、別の異なる容量のアクチュエータに接
続替え可能にした。その場合に、上記複数組の油圧リモ
コン弁のうち所要の単数組のパイロット二次圧導出回路
と、パイロット直進弁のパイロットポートとを、油路を
開閉可能なセレクタバルブを介して連通せしめた。また
そのセレクタバルブの下流側と、所定の単数個のパイロ
ット切換弁を配置していないグループにおけるパイロッ
ト開閉弁のパイロットポートとを連通せしめるようにし
た。そこで油圧ショベルに装着している側辺掘削用作業
アタッチメントを破砕用作業アタッチメントに取付替え
したときにニブラ用油圧リモコン弁を一方側に傾動操作
すると、ニブラ用油圧リモコン弁から導出されるパイロ
ット二次圧は、セレクタバルブの開通油路位置を通じて
パイロット直進弁のパイロットポートに、またニブラ用
パイロット切換弁の一方側のパイロットポートに、また
パイロット開閉弁のパイロットポートに同時に作用す
る。パイロット直進弁が走行直進用位置に、またニブラ
用パイロット切換弁が一方側の切換位置に、またパイロ
ット開閉弁が遮断油路位置に同時に切換わる。第１ポン
プからの圧油はパイロット直進弁の走行直進用位置を通
じてグループＢに、また第２ポンプからの圧油は直接グ
ループＢに供給されて合流するので、ニブラ用パイロッ
ト切換弁を介して大なる流量の圧油をニブラシリンダに
対し供給することができる。したがって本発明の油圧回
路を装備した油圧ショベルでは、側辺掘削用作業アタッ
チメントを破砕用作業アタッチメントに取付換えした場
合に破砕機を支障なく作動させることができる。
【図１】本発明の油圧回路図である。
【図２】側辺掘削用作業アタッチメントを装着した油圧
ショベルの側面図である。
ショベルの側面図である。
【図３】図２のＡより見た平面図である。
【図４】破砕用作業アタッチメントを取付けた状態の油
圧ショベルの側面図である。
圧ショベルの側面図である。
１ 側辺掘削用作業アタッチメント １１ オフセットシリンダ １４ 破砕用作業アタッチメント ２１ ニブラシリンダ ２３Ｌ，２３Ｒ 走行モータ制御用切換弁 ２７ オフセットシリンダ制御用（ニブラシリンダ制御
用）パイロット切換弁 ２９，３０ 第１，第２ポンプ ３１ パイロットポンプ ３２ オフセット用油圧リモコン弁 ３３ ニブラ用油圧リモコン弁 ３４ セレクタバルブ ３５ パイロット直進弁 ３６，３７ センタバイパス油路 ３８，３９ パイロット開閉弁
用）パイロット切換弁 ２９，３０ 第１，第２ポンプ ３１ パイロットポンプ ３２ オフセット用油圧リモコン弁 ３３ ニブラ用油圧リモコン弁 ３４ セレクタバルブ ３５ パイロット直進弁 ３６，３７ センタバイパス油路 ３８，３９ パイロット開閉弁
Claims (3)
- 【請求項１】 建設機械に装備した複数個の油圧アクチ
ュエータ用切換弁を２つのグループＡ及びＢに分け、そ
のグループＡ，Ｂにそれぞれ第１，第２ポンプからの圧
油を供給するようにし、また走行モータ制御用切換弁を
各グループＡ，Ｂの最前列に設け、これと他のアクチュ
エータ制御用のパイロット切換弁を直列に連結し、かつ
上記他のアクチュエータ制御用のパイロット切換弁はそ
れぞれ並列に連結し、また第１，第２ポンプの吐出側管
路に、走行モータと走行以外のアクチュエータの同時操
作パイロット圧によって切換作動する走行用のパイロッ
ト直進弁を設け、また上記グループＡ，Ｂのそれぞれセ
ンタバイパス油路の出口にパイロット開閉弁を配置し、
上記パイロット直進弁の切換状態時に第１，第２ポンプ
のうちいずれか一方のポンプからの圧油を走行以外の他
アクチュエータ用のパイロット切換弁に、かつ他方のポ
ンプからの圧油を左右の走行モータ制御用切換弁に対し
て供給するようにした建設機械の油圧回路において、ア
クチュエータ操作用のパイロット切換弁のうち所定の単
数個のパイロット切換弁の左右のパイロットポートに対
して、パイロット二次圧を導出せしめる複数組の油圧リ
モコン弁を配設し、その複数組の油圧リモコン弁のうち
所要の油圧リモコン弁からのパイロット二次圧を上記パ
イロット切換弁に別個に作用させるようにし、それに対
応して上記パイロット切換弁に接続するアクチュエータ
を、別の異なる容量のアクチュエータに接続替え可能に
したことを特徴とする建設機械の油圧回路。 - 【請求項２】 特許請求の範囲請求項１記載の建設機械
の油圧回路において、複数組の油圧リモコン弁のうち所
要の単数組のパイロット二次圧導出回路と、パイロット
直進弁のパイロットポートとを、油路を開閉可能なセレ
クタバルブを介して連通せしめ、走行停止時に上記セレ
クタバルブの開通油路位置を通じて作用するパイロット
二次圧によりパイロット直進弁を切換えるようにしたこ
とを特徴とする建設機械の油圧回路。 - 【請求項３】 特許請求の範囲請求項２記載の建設機械
の油圧回路において、セレクタバルブの下流側と、所定
の単数個のパイロット切換弁を配置していないグループ
におけるパイロット開閉弁のパイロットポートとを連通
し、上記セレクタバルブの開通油路位置より導出される
パイロット二次圧をパイロット直進弁とパイロット開閉
弁のそれぞれパイロットポートに作用せしめ、パイロッ
ト直進弁が走行直進用位置に、かつパイロット開閉弁が
遮断油路位置に切換わることによって、第１及び第２ポ
ンプからの圧油を上記パイロット切換弁に対して合流供
給するようにしたことを特徴とする建設機械の油圧回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7100384A JPH08270021A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 建設機械の油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7100384A JPH08270021A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 建設機械の油圧回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08270021A true JPH08270021A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14272524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7100384A Pending JPH08270021A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 建設機械の油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08270021A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002276608A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧制御装置 |
| US6615581B2 (en) * | 2000-12-28 | 2003-09-09 | Komatsu Ltd. | Hydraulic oil flow controller for construction machine |
| JP2007002893A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 作業機械 |
| CN107842529A (zh) * | 2017-09-21 | 2018-03-27 | 太原科技大学 | 一种提高泵控缸***响应速度的回路 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7100384A patent/JPH08270021A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6615581B2 (en) * | 2000-12-28 | 2003-09-09 | Komatsu Ltd. | Hydraulic oil flow controller for construction machine |
| JP2002276608A (ja) * | 2001-03-19 | 2002-09-25 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧制御装置 |
| JP2007002893A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 作業機械 |
| CN107842529A (zh) * | 2017-09-21 | 2018-03-27 | 太原科技大学 | 一种提高泵控缸***响应速度的回路 |
| CN107842529B (zh) * | 2017-09-21 | 2019-09-13 | 太原科技大学 | 一种提高泵控缸***响应速度的回路 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040225 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040319 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040922 |