JPH08268176A - 車両用アース線の接続構造 - Google Patents

車両用アース線の接続構造

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JPH08268176A
JPH08268176A JP9987595A JP9987595A JPH08268176A JP H08268176 A JPH08268176 A JP H08268176A JP 9987595 A JP9987595 A JP 9987595A JP 9987595 A JP9987595 A JP 9987595A JP H08268176 A JPH08268176 A JP H08268176A
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JP
Japan
Prior art keywords
spring
conductive
hook
vehicle body
box body
Prior art date
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Pending
Application number
JP9987595A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Takahashi
信広 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体の導電部と車体に積載した筐体の導電部
との間に張設するアース線を弛ませないで簡単に取付け
られるようにする。 【構成】 導電性スプリング11の端部にそれぞれ円弧状
のフック12を形成し、車体の導電部となるメンバ2と車
体に積載した筐体(チューナ1)の導電部との間にスプ
リング11を張設した。組付手順はメンバ2にスプリング
11を取付けておいて筐体(チューナ1)の装着後、スプ
リング11を伸ばして連結する場合と、最初からスプリン
グ11を両方に取付け、その後、筐体を装着する場合があ
る。いずれも、ねじ用ドライバーは必要とせず、部品点
数が減り、取り付け時にスプリング11は収縮して弛まな
い。また、スプリング11の張力が掛かる箇所はフックお
よび相手方に平坦部を形成して接触面を大きくしノイズ
に対抗する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用オーディオ機
器等の安定性を図るための車両用アース線の接続構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に装着するチューナ、アン
プ等のオーディオ機器はバッテリから電気供給用配線を
すると共に、アースを取ってノイズを拾わないようにし
ている。また、特開昭57-209437 公報には、車体の導電
部とエンジンとの間にボンディングワイヤを接続して、
エンジンと車体との電位差をなくし、エンジン作動時の
ノイズを減少させようとすることが開示されている。こ
のようにアース線やボンディングワイヤは筐体(チュー
ナ、エンジン等)と車体導通部との間にその両端をそれ
ぞれの止めねじで固定するが、ねじ締め位置がパネルの
裏側になっていたりしてドライバーでねじ締めするには
作業スペースが狭いことが多い。
【0003】したがって、図6に示すように、ケースア
ース式のチューナ(筐体)1の接地の場合、車体導通部
すなわち、金属製メンバ2にカプラ3を備えたアース線
4を結線し、チューナ1の本体ケース5に同様に差し込
み側カプラ6を備えたアース線7を取付け、チューナ1
を装着したときにカプラ3、6を接続するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それぞ
れのアース線4,7を筐体、車体導電部に取付ける作業
は必要であり、また、カプラ3,6の接続作業を容易に
する場合、延長したアース線4,7を使用してカプラ
3,6を装着するので、組付け後はアース線4,7をク
ランプしなければ長過ぎてたるんでしまうことになり、
後処理の作業が増えることになる。
【0005】本発明は、車両に積載した筐体と車体導電
部とを簡単な作業で結線することのできる車両用アース
線の接続構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、導電性スプリングの端部にそれぞれ円弧状
のフックを形成し、車体の導電部と車体に積載した筐体
の導電部との間に前記スプリングを張設したことを特徴
とする。
【0007】上記の構成において、円弧状のフックのス
プリングの張力が掛かる箇所に平坦部を形成し、車体側
および筐体側の導電部のそれぞれにフックの平坦部と面
接触する平坦部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したものであり、車
体導電部にスプリングのフックを掛け、車両に筐体を装
着してからスプリングを伸ばしてもう一方のフックを筐
体に掛けることでアース配線ができる。
【0009】また、フックに設けた平坦部は車体側およ
び筐体側の導電部に設けた平坦部と面接触し、スプリン
グの張力で圧接され密な接続になる。平坦部に掛かる張
力はスプリングの伸縮方向の張力の分力であっても良
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明による実施例を添付図面に基づ
いて説明する。図1に示すチューナ(オーディオ器機)
1は本体ケース5に車体への取付け用ブラケット8が固
着され、バッテリ9(図5参照)から電源を供給するよ
うになっている。チューナ1の設置はブラケット8によ
って行うが防振ゴムを介在させて組付けることが多く、
アースは本体ケース5と鋼製(金属製)のメンバ(車体
側電導部)2とを直接、結線することになる。ブラケッ
ト8には図2の(b)に示す係合部9が形成され、チュ
ーナ1の設置位置の近くのメンバ2にはフック用孔10が
明けられており、金属製スプリング11の両端に形成した
フック12が係合部9および孔10に係合する。
【0011】また、図2の(a)に示すように、丸棒で
作ったスプリング11は円弧状のフック12を両端部に形成
させ、スプリング11による張力の掛かる円弧状の一部を
圧延して平坦部13を形成させている。また、図2の
(b)の係合部9も同様に、フック12の平坦部13に対向
するように平坦部14が形成される。係合部9の平坦部14
はフック差し込み用孔15の内側に突設した板部を折り曲
げ、この折り曲げ角度で図2の(c)のように互いの平
坦部13,14が重なり、接触面を大きくして接合されるよ
うになっている。
【0012】このように、自動車にオーディオ器機を装
着する場合、スプリング11の両端をそれぞれの部材に引
っかけるだけでアース回路が形成されるので、組付手順
もオーディオ器機の装着前後においてスプリング11の装
着順位を都合の良いように選択でき、組付作業を容易に
させるものであり、スプリング11の接触面も大きいので
充分ノイズ対策がなされる。
【0013】また、図3の(a)に示すように、スプリ
ング11の端部を平板状にして円弧状に曲げたフック16を
形成させ、相手方の係合部9を図3の(b)に示すよう
にストッパ17付きのピン18にしても良く、この場合は図
3の(c)のように、互いの周面が平坦部となり、この
箇所が接合するようになる。また、フック12,16は円弧
状に形成したが、平坦部が形成されていれば逆V形でも
良く、対応するピンは三角形にする。
【0014】このようにフック12を利用すると、前述し
たエンジンの場合でも図4に示すように、エンジンルー
ムの金属壁面19とエンジン本体20との間が狭く、ドライ
バーを使用できるスペースがなくても、スプリング11の
フック12を相互に容易に掛けることができ、ノイズ対策
用ボンディングワイヤとしても利用できる。
【0015】また、図5に示すように、バッテリ9のマ
イナス側を車体に落とし、スプリング11をマイナスのリ
ード線として共用することもできる。チューナ1はイン
ストルメントパネル21に取付けられるが、このパネル21
を合成樹脂で成形し、メンバ2、ダッシュパネル22を通
じてバッテリ9のマイナス側を導通させることで、配線
はプラス側だけになるのでリード線の引き回しが簡単に
なる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるので、車体導電部と筐体との間にフックによってス
プリングを張設することになり、従来の、ドライバー等
が不必要になると共に、カプラを使用しないのでコスト
ダウンが図れる。また、狭いスペースにおいても簡単に
アース配線ができることになり、相互の位置関係が異な
る機種でもある程度、共通で使えるようになる。また、
取り付け時のスプリングは収縮してたるまないので他部
品と干渉することがなく、他の作業の邪魔になることも
ない。
【0017】また、フックおよび、係合部は互いに平坦
部が接触するので接触面が大きく、通電性が良いのでノ
イズを吸収しやすく、また、ノイズの発生を防ぎ、バッ
テリの電力供給線を兼ねることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の車両用アース線の接続構
造を示す模式図である。
【図2】図1に示す車両用アース線に使用されるスプリ
ングのフックおよび対応する係合部を示す斜視図であ
る。
【図3】図2に示すスプリングのフックおよび対応する
係合部の変形例を示す斜視図である。
【図4】実施例のスプリングをエンジンに応用した状態
を示す模式図である。
【図5】実施例のスプリングをバッテリ配線に応用した
状態を示す模式図である。
【図6】従来のアース線の接続構造を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体の導電部 2 車体の導電部 11 スプリング 12,16 フック 13,14 平坦部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性スプリングの端部にそれぞれ円弧
    状のフックを形成し、車体の導電部と車体に積載した筐
    体の導電部との間に前記スプリングを張設したことを特
    徴とする車両用アース線の接続構造。
  2. 【請求項2】 円弧状のフックのスプリングの張力が掛
    かる箇所に平坦部を形成し、車体側および筐体側の導電
    部のそれぞれにフックの平坦部と面接触する平坦部を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の車両用アース線の
    接続構造。
JP9987595A 1995-03-31 1995-03-31 車両用アース線の接続構造 Pending JPH08268176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9987595A JPH08268176A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 車両用アース線の接続構造

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JP9987595A JPH08268176A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 車両用アース線の接続構造

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JPH08268176A true JPH08268176A (ja) 1996-10-15

Family

ID=14258985

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JP9987595A Pending JPH08268176A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 車両用アース線の接続構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100494770B1 (ko) * 2002-04-18 2005-06-13 현대자동차주식회사 자동차 배터리의 음극 포스트 접지 구조
CN1305708C (zh) * 2002-07-15 2007-03-21 本田技研工业株式会社 车辆用接地结构
JP2007131086A (ja) * 2005-11-09 2007-05-31 Yazaki Corp 車両用接地ユニット及び車両用接地方法

Cited By (3)

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CN1305708C (zh) * 2002-07-15 2007-03-21 本田技研工业株式会社 车辆用接地结构
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