JPH08263790A - 車両の操舵制御装置 - Google Patents

車両の操舵制御装置

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Publication number
JPH08263790A
JPH08263790A JP7064584A JP6458495A JPH08263790A JP H08263790 A JPH08263790 A JP H08263790A JP 7064584 A JP7064584 A JP 7064584A JP 6458495 A JP6458495 A JP 6458495A JP H08263790 A JPH08263790 A JP H08263790A
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JP
Japan
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steering
vehicle
steering torque
yaw rate
adding means
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Application number
JP7064584A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sekine
浩 関根
Shinkichi Asanuma
信吉 浅沼
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路のカーブ等において、車両が道路を逸脱
しないように操舵制御を行う。 【構成】 ナビゲーションシステムにより得られた自車
位置及び道路データに基づいて、車両が前方の道路を時
間δt走行する間の道路の方位角変化量θを算出し(ス
テップS1,S2,S3)、その方位角変化量θを時間
δtで除算して基準ヨーレートγREF を算出する(ステ
ップS4)。ヨーレートセンサで検出した実ヨーレート
γと前記基準ヨーレートγREF との偏差Dを算出し(ス
テップS5,S6,S7)、その偏差Dに応じた操舵ア
シストトルクTを操舵手段に与えることにより、車両の
道路逸脱を防止する(ステップS8,S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両が道路から逸脱す
るのを防止するための車両の操舵制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ナビゲーションシステムにより得られた
地図データに基づいて自車の走行方向前方のカーブの曲
率半径を推定することにより、自車が現在の車速で前記
カーブを通過可能であるか否かを判定し、通過不能と判
定された場合にドライバーに警報を発する技術が、特開
昭60−89298号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、現在の車速でカーブを通過可能であるか否
かを判定しているだけで、道路の曲がり方に対する車両
の横方向の位置ずれを検出していないため、的確な警報
が難しい問題がある。しかも、疲労等によってドライバ
ーの運転能力が低下している場合や脇見運転中に警報が
発せられたとしても、逸脱回避のためにドライバーの素
早い操舵や制動が要求され、未熟なドライバーでは対応
できずに道路逸脱が発生する可能性がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、地図情報に基づいて検出した道路形状に応じて操舵
制御を行うことにより車両の道路逸脱を確実に回避する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された車両の操舵制御装置は、車両
が走行する道路を含む地図情報を出力する地図情報出力
手段と、地図上における自車位置を検出する自車位置検
出手段と、車両の操向輪を転舵するための操舵手段と、
操舵手段に操舵トルクを付加する操舵トルク付加手段
と、走行道路の自車位置前方の道路形状に基づいて走行
時に発生するヨーレートを推定して、推定したヨーレー
トを基準ヨーレートとして設定する基準ヨーレート設定
手段と、実ヨーレートを検出する実ヨーレート検出手段
と、基準ヨーレートと実ヨーレートとの偏差を求め、こ
の偏差を減少させる方向に操舵トルク付加手段を駆動す
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された車両の操舵制御
装置は、請求項1の構成に加えて、操舵トルク付加手段
の動作中にドライバーによる所定値以上の操舵角速度変
化があった場合に、該操舵トルク付加手段の動作を停止
することを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された車両の操舵制御
装置は、請求項1の構成に加えて、操舵トルク付加手段
の動作中にドライバーによる所定値以上の操舵トルク変
化があった場合に、該操舵トルク付加手段の動作を停止
することを特徴とする。
【0008】また請求項4に記載された車両の操舵制御
装置は、請求項1の構成に加えて、操舵トルク付加手段
の動作中にドライバーによる所定値以上のアクセル開度
変化があった場合に、該操舵トルク付加手段の動作を停
止することを特徴とする。
【0009】また請求項5に記載された車両の操舵制御
装置は、請求項1の構成に加えて、操舵トルク付加手段
の動作中にドライバーによる所定値以上のブレーキ圧力
変化があった場合に、該操舵トルク付加手段の動作を停
止することを特徴とする。
【0010】また請求項6に記載された車両の操舵制御
装置は、請求項1の構成に加えて、操舵トルク付加手段
の動作中にドライバーによるウインカー操作があった場
合に、該操舵トルク付加手段の動作を停止することを特
徴とする。
【0011】また請求項7に記載された車両の操舵制御
装置は、請求項1の構成に加えて、操舵トルク付加手段
の動作中にドライバーがステアリングホイールを把持し
なくなった場合に、該操舵トルク付加手段の動作を停止
することを特徴とする。
【0012】また請求項8に記載された車両の操舵制御
装置は、請求項1の構成に加えて、道路区分に応じて操
舵トルク付加手段の操舵トルクを調整する調整手段を備
えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の構成によれば、道路形状に基づいて
設定した基準ヨーレートと実ヨーレートとを比較し、両
者間に偏差があれば車両が道路又は走行車線から逸脱す
る可能性があると判定して、前記偏差が減少するように
操舵手段に操舵トルクを付加する。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は本発明装置の全体構成を示すブロック図、図
2は操舵制御ルーチンのフローチャート、図3は道路の
方位角変化量θを求める手法の説明図、図4は偏差Dと
操舵アシストトルクTとの関係を示すグラフ、図5は操
舵角θSTと操舵アシストトルクTとの関係を示すグラ
フ、図6は操舵制御中止ルーチンのフローチャート、図
7は道路区分に応じた操舵トルクの特性を示すグラフで
ある。
【0016】図1において、NVは自動車用ナビゲーシ
ョンシステムであって、ヨーレートセンサ1及び車速セ
ンサ2からの信号が入力される慣性航法装置3と、IC
カードやCD−ROMを用いた地図情報出力手段4と、
慣性航法装置3が出力する自車の走行軌跡及び地図情報
出力手段4が出力する地図情報を重ね合わせるマップマ
ッチング処理手段5と、GPSアンテナ6からの信号が
入力されるGPSユニット7と、マップマッチング処理
手段5が出力する位置座標及びGPSユニット7が出力
する位置座標に基づいて自車位置を検出する自車位置検
出手段8と、目的地入力手段9からの目的地座標及び自
車位置検出手段8からの自車位置座標に基づいて目的地
までの経路を探索する経路探索手段10とを備える。
【0017】SCは操舵制御部であって、経路探索手段
10で探索した道路の形状に基づいて自車の前方の道路
を走行する際に発生すると推定されるヨーレートを基準
ヨーレートγREF として設定する基準ヨーレート設定手
段11と、ヨーレートセンサ1で検出した実ヨーレート
γと前記基準ヨーレートγREF とを比較して両ヨーレー
トγREF ,γの偏差に応じた操舵アシストトルクTを算
出する制御手段13と、制御手段13からの信号に基づ
いて操向輪を転舵する操舵手段15に前記操舵アシスト
トルクTを付加する操舵トルク付加手段14と、経路探
索手段10からの信号に基づいて操舵トルク付加手段1
4の動作を調整する調整手段16とを備える。ここで、
操舵トルク付加手段14は、例えば電動パワーステアリ
ング装置のアクチュエータ等である。
【0018】また、前記制御手段13には、所定の条件
が成立したときに操舵制御を中止すべく、操舵角センサ
16、操舵トルクセンサ17、アクセル開度センサ1
8、ブレーキ圧力センサ19及び方向指示器20が接続
される。
【0019】次に、本発明の実施例の作用を、図2のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0020】先ず、ナビゲーションシステムNVによっ
て地図上の自車位置と、自車位置前方の道路データとを
読み込む(ステップS1,S2)。
【0021】図3から明らかなように、経路探索手段1
0で探索した自車の前方の道路は多数のノードNの集合
から構成されており、そこから第1〜第4基準ノードN
1 ,N2 ,N3 ,N4 を抽出する。このとき、第2基準
ノードN2 は自車位置検出手段8で検出した自車位置に
設定され、第1基準ノードN1 は第2基準ノードN2
手前位置に、第3基準ノードN3 は第2基準ノードN2
の前方位置に、第4基準ノードN4 は第3基準ノードN
3 の更に前方位置にそれぞれ設定される。
【0022】道路形状がカーブであって4個の基準ノー
ドN1 〜N4 が実質的に円弧上に存在していると仮定す
ると、方位角変化量検出手段11において、自車位置で
ある第2基準ノードN2 から次の第3基準ノードN3
の方位角変化量θが以下のようにして求められる(ステ
ップS3)。
【0023】先ず、第1基準ノードN1 (X1 ,Y1
と第2基準ノードN2 (X2 ,Y2)とを結ぶベクトル
12(X12,Y12)と、第2基準ノードN2 (X2 ,Y
2 )と第3基準ノードN3 (X3 ,Y3 )とを結ぶベク
トルV23(X23,Y23)と、第3基準ノードN
3 (X3 ,Y3 )と第4基準ノードN4 (X4 ,Y4
とを結ぶベクトルV34(X34,Y34)とを演算する。
【0024】このとき、ベクトルV12とベクトルV23
の成す角度をθ1 とすると、ベクトルV12及びベクトル
23の内積から、 X12・X23+Y12・Y23 =(X12 2 +Y12 2 1/2 ・(X23 2 +Y23 2 1/2 ・ cosθ1 …(1) が成立し、これから角度θ1 が求められる。
【0025】また、ベクトルV23とベクトルV34との成
す角度をθ2 とすると、ベクトルV 23及びベクトルV34
の内積から、 X23・X34+Y23・Y34 =(X23 2 +Y23 2 1/2 ・(X34 2 +Y34 2 1/2 ・ cosθ2 …(2) が成立し、これから角度θ2 が求められる。
【0026】これにより、第2基準ノードN2 から第3
基準ノードN3 への方位角変化量θが、 θ=(θ1 +θ2 )/2 …(3) により与えられる。
【0027】上述のようにして道路の方位角変化量θ
(即ち、第2ノードN2 及び第3ノードN3 間の方位角
変化量θ)が算出されると、その方位角変化量θを車両
が第2基準ノードN2 から第3基準ノードN3 まで走行
するのに要する時間δtで除算することにより、基準ヨ
ーレートγREF を算出する(ステップS4)。
【0028】 γREF =θ/δt …(4) 続いて、ヨーレートセンサ1から実ヨーレートγを読み
込み(ステップS5)、ステップS4で求めた基準ヨー
レートγREF とステップS5で求めた実ヨーレートγと
の偏差D=γ−γREF を算出し(ステップS6)、この
偏差Dに比例した操舵アシストトルクT(T=kD)を
設定する(ステップS7)。図4に示すように、例え
ば、偏差Dが正である場合には、操向輪を右に操舵する
ような操舵アシストトルクTが操舵手段15に与えら
れ、偏差Dが負である場合には、操向輪を左に操舵する
ような操舵アシストトルクTが操舵手段15に与えられ
る(ステップS8)。
【0029】図5の破線は平常時における操舵特性を示
すもので、ステアリングホイールの操舵角θSTに応じた
操舵アシストトルクTが発生するが、例えば車両が左方
向に経路逸脱する可能性がある場合には、操舵特性が破
線状態から実線状態に制御される。その結果、ステアリ
ングホイールを操作しなくても(即ち、操舵角θST=0
であっても)、操向輪を右に操舵するような所定の操舵
アシストトルクTが発生し、車両が正しい経路に復帰す
るようにアシストされる。
【0030】かかるフィードバック制御を行うことによ
り、ドライバーの運転技術が未熟であったり、疲労等で
運転能力が低下していたとしても、車両の走行軌跡を道
路の形状に追随させるのを容易にし、車両の道路逸脱の
可能性を大幅に低下させることができる。
【0031】ところで、ドライバーが未熟であったり、
運転能力が低下している場合には、前述した如く操舵手
段15を制御して道路逸脱を回避することが有効であ
る。しかしながら、ドライバーが通常のレベルにある場
合には、カーブを認識して自らが行う操舵が前記操舵制
御と干渉する場合があり、この場合にはドライバーの意
思を優先して操舵制御を中止する。以下、その詳細を図
6のフローチャートで説明する。
【0032】先ず、基準ヨーレートγREF と実ヨーレー
トγ間に偏差Dが発生して車両が道路逸脱の可能性があ
ると判定されると(ステップS11)、車速Vが30k
m/hを越えている場合に(ステップS12)、前記操
舵制御を行って道路逸脱を回避する(ステップS1
3)。ステップS12で車速Vが30km/h以下であ
る場合には、即ち大舵角操作が行われる可能性がある低
速走行時には本制御は行われない。
【0033】さてステップS13で操舵制御が実行され
ているとき、アクセル開度センサ18で検出したアクセ
ル開度の変化量が所定値を越えた場合には(ステップS
14)、操舵制御が停止される(ステップS19)。
【0034】同様に、ステップS13で操舵制御が実行
されているとき、ブレーキ圧力センサ19で検出したブ
レーキ圧力の変化量が所定値を越えた場合(ステップS
15)、操舵角センサ16で検出した操舵角θSTの時間
変化率、即ち操舵角速度が所定値を越えた場合(ステッ
プS16)、操舵トルクセンサ17で検出したドライバ
ーの自発的な操舵による操舵トルクが所定値を越えた場
合(ステップS17)、方向指示器20の操作が行われ
た場合(ステップS18)、操舵トルクセンサ17で検
出した操舵トルクが略ゼロになってドライバーがステア
リングホイールを把持しなくなったことが検出された場
合(ステップS19)には、ステップS20で操舵制御
が停止される。
【0035】このように、ドライバーが通常の状態にあ
って自己の意思で何らかの運転操作を行っている場合に
は、ドライバーが自らが行う操舵を前記操舵制御に優先
させて両者の干渉が回避される。また、ドライバーが居
眠り等のためにステアリングホイールから手を放した場
合に操舵アシストトルクTを付加すると、その方向にス
テアリングが切られてしまう問題があるが、ステップS
19により操舵制御を中止することにより不要な操舵ア
シストトルクTの付加が回避される。
【0036】ところで、前記操舵制御を行う目的とし
て、単に道路逸脱を回避するだけでなく、高速道路、ワ
インディング路、市街地等の道路区分に応じた操舵を行
うことにより操舵フィーリングや走行安定性を向上させ
ることが考えられる。
【0037】かかる目的を達成するために、経路探索手
段10から道路区分が入力される調整手段16(図1参
照)により、操舵トルク付加手段14が操舵手段15に
付加する操舵トルクの値を調整する。
【0038】例えば、道路区分が高速道路であれば、図
7(A)に示すように、操舵トルク付加手段14により
決定される操舵トルクのゲインをニュートラル付近で高
めに設定することにより、横風や轍等の外乱に対する直
進性を向上させることができる。また、道路区分がワイ
ンディング路であれば、図7(B)に示すように、操舵
トルクのゲインをニュートラル付近で低めに設定するこ
とにより、ドライバーの自発的な操舵との干渉を回避し
て運動性を向上させることができる。更に、道路区分が
市街地であれば、図7(C)に示すように、操舵トルク
のゲインを一定値とすることにより、直進性及び運動性
の中庸な両立を図ることができる。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0040】例えば、上記実施例では自車位置である第
2基準ノードN2 と、その前方の第3基準ノードN3
の間の方位角変化量θを算出しているが、データ量が非
常に多くノード密度が高い地図データの場合には、3個
以上のノード(即ち、第2ノードN2 から第nノードN
n )に到る方位角変化量θを、図8に示す手法により算
出することも可能である。
【0041】所定時間δtと車速Vとを乗算して求めた
距離S内に存在するノードをN2 ,N3 ,…,Nn とす
る。このとき、上記実施例と同様に、ノードN1 は自車
位置の手前のノードであり、ノードN2 は自車位置のノ
ードである。図8から明らかなように、ノードN2 から
ノードNn に到る方位角変化量θは、 θ=(θ1 /2)+θ2 +θ3 +…+θn-2 +(θn-1 /2) …(5) により与えられる。θ1 〜θn-1 は、前記(1) 式、或い
は前記(2) 式と同様にして算出可能であり、前記(3) 式
は(5) 式においてn=3の場合に相当する。
【0042】而して、(5) 式により算出した方位角変化
量θを時間δtで除算することにより、基準ヨーレート
γREF が算出される。
【0043】また、ノード密度が低い地図データを使用
する場合には3個のノードN1 〜N 3 を用いて方位角変
化量θを算出することができる。
【0044】図9に示すように、ノードN1 及びノード
2 の中央点に自車位置がある場合、この自車位置から
ノードN2 及びノードN3 の中央点までの方位角変化量
θとすると、この方位角変化量θはベクトルV12及びベ
クトルV23の成す角度θに等しくなり、このθは前記
(4) 式により与えられる。そして、ノードN1 ,N2
の距離をL1 とし、ノードN2 ,N3 間の距離をL2
すると、車両がノードN 1 ,N2 の中央点からノードN
2 ,N3 の中央点までの距離(L1 +L2 )/2を走行
するのに要する時間δtは(L1 +L2 )/2Vとな
る。従って、方位角変化量θを時間δtで除算すること
により、基準ヨーレートγREF は、 γREF =2θV/(L1 +L2 ) …(6) で与えられる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、走行中の道路の方位角変化量に基づく基準
ヨーレートと車両の実ヨーレートとの偏差を求め、この
偏差を減少させる方向に操舵手段に操舵トルクを付加す
るので、ドライバーの運転能力が低下している場合でも
車両の道路逸脱の可能性を大幅に低下させることができ
る。
【0046】また請求項2に記載された発明によれば、
所定値以上の操舵角速度変化があった場合に操舵制御が
中止されるので、ドライバーが通常の状態にあるときの
運転操作に対して干渉することがない。
【0047】また請求項3に記載された発明によれば、
所定値以上の操舵トルク変化があった場合に操舵制御が
中止されるので、ドライバーが通常の状態にあるときの
運転操作に対して干渉することがない。
【0048】また請求項4に記載された発明によれば、
所定値以上のアクセル開度変化があった場合に操舵制御
が中止されるので、ドライバーが通常の状態にあるとき
の運転操作に対して干渉することがない。
【0049】また請求項5に記載された発明によれば、
所定値以上のブレーキ圧力変化があった場合に操舵制御
が中止されるので、ドライバーが通常の状態にあるとき
の運転操作に対して干渉することがない。
【0050】また請求項6に記載され発明によれば、ウ
インカー操作があった場合に操舵制御が中止されるの
で、ドライバーが通常の状態にあるときの運転操作に対
して干渉することがない。
【0051】また請求項7に記載され発明によれば、ド
ライバーがステアリングホイールを把持しなくなった場
合に操舵制御が中止されるので、ドライバーの居眠り時
等に不要な操舵アシストが行われることがない。
【0052】また請求項8に記載された発明によれば、
道路区分に応じて操舵トルクが調整されるので、道路区
分に応じた適切な操舵フィーリングを得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成図
【図2】操舵制御ルーチンのフローチャート
【図3】道路の方位角変化量θを求める手法の説明図
【図4】偏差Dと操舵アシストトルクTとの関係を示す
グラフ
【図5】操舵角θSTと操舵アシストトルクTとの関係を
示すグラフ
【図6】操舵制御中止ルーチンのフローチャート
【図7】道路区分に応じた操舵トルクの特性を示すグラ
【図8】道路の方位角変化量θを求める他の手法の説明
【図9】道路の方位角変化量θを求める更に他の手法の
説明図
【符号の説明】
1 ヨーレートセンサ(実ヨーレート検出手
段) 4 地図情報出力手段 8 自車位置検出手段 11 基準ヨーレート算出手段 13 制御手段 14 操舵トルク付加手段 15 操舵手段 D 偏差 γ 実ヨーレート γREF 基準ヨーレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が走行する道路を含む地図情報を出
    力する地図情報出力手段(4)と、 地図上における自車位置を検出する自車位置検出手段
    (8)と、 車両の操向輪を転舵するための操舵手段(15)と、 操舵手段(15)に操舵トルクを付加する操舵トルク付
    加手段(14)と、 走行道路の自車位置前方の道路形状に基づいて走行時に
    発生するヨーレートを推定して、推定したヨーレートを
    基準ヨーレート(γREF )として設定する基準ヨーレー
    ト設定手段(11)と、 実ヨーレート(γ)を検出する実ヨーレート検出手段
    (1)と、 基準ヨーレート(γREF )と実ヨーレート(γ)との偏
    差(D)を求め、この偏差(D)を減少させる方向に操
    舵トルク付加手段(14)を駆動する制御手段(13)
    と、 を備えたことを特徴とする車両の操舵制御装置。
  2. 【請求項2】 操舵トルク付加手段(14)の動作中に
    ドライバーによる所定値以上の操舵角速度変化があった
    場合に、該操舵トルク付加手段(14)の動作を停止す
    ることを特徴とする、請求項1記載の車両の操舵制御装
    置。
  3. 【請求項3】 操舵トルク付加手段(14)の動作中に
    ドライバーによる所定値以上の操舵トルク変化があった
    場合に、該操舵トルク付加手段(14)の動作を停止す
    ることを特徴とする、請求項1記載の車両の操舵制御装
    置。
  4. 【請求項4】 操舵トルク付加手段(14)の動作中に
    ドライバーによる所定値以上のアクセル開度変化があっ
    た場合に、該操舵トルク付加手段(14)の動作を停止
    することを特徴とする、請求項1記載の車両の操舵制御
    装置。
  5. 【請求項5】 操舵トルク付加手段(14)の動作中に
    ドライバーによる所定値以上のブレーキ圧力変化があっ
    た場合に、該操舵トルク付加手段(14)の動作を停止
    することを特徴とする、請求項1記載の車両の操舵制御
    装置。
  6. 【請求項6】 操舵トルク付加手段(14)の動作中に
    ドライバーによるウインカー操作があった場合に、該操
    舵トルク付加手段(14)の動作を停止することを特徴
    とする、請求項1記載の車両の操舵制御装置。
  7. 【請求項7】 操舵トルク付加手段(14)の動作中に
    ドライバーがステアリングホイールを把持しなくなった
    場合に、該操舵トルク付加手段(14)の動作を停止す
    ることを特徴とする、請求項1記載の車両の操舵制御装
    置。
  8. 【請求項8】 道路区分に応じて操舵トルク付加手段
    (14)の操舵トルクを調整する調整手段(16)を備
    えたことを特徴とする、請求項1記載の車両の操舵制御
    装置。
JP7064584A 1995-02-22 1995-03-23 車両の操舵制御装置 Pending JPH08263790A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7064584A JPH08263790A (ja) 1995-03-23 1995-03-23 車両の操舵制御装置
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