JPH08263333A - プログラミング支援装置及びプログラミング支援方法 - Google Patents

プログラミング支援装置及びプログラミング支援方法

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JPH08263333A
JPH08263333A JP7067925A JP6792595A JPH08263333A JP H08263333 A JPH08263333 A JP H08263333A JP 7067925 A JP7067925 A JP 7067925A JP 6792595 A JP6792595 A JP 6792595A JP H08263333 A JPH08263333 A JP H08263333A
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JP
Japan
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program
variable value
execution
variable
gui
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JP7067925A
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Inventor
Hiroyuki Ikemoto
浩幸 池本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 GUI部品の稼働状態を容易に確認するプロ
グラミング支援装置及びプログラミング支援方法を提案
する 【構成】 マウス1及びマウス入力取得部2が、GUI
部品を用いるプログラムに対する入力操作を取得する。
プログラム実行部8及び実行メモリ9が、前記プログラ
ムを前記入力操作に基づいて実行及び中断する。変数値
読出し保持部12が、前記GUI部品の稼働状況に対応
する変数値を順次記録する。生成部14が、記録された
前記変数値に基づいて、当該変数値に対応する前記GU
I部品の稼働状況を表示手段18に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GUI部品を用いるプ
ログラムの開発を支援する、プログラミング支援装置及
びプログラミング支援方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータプログラムにおけるユーザ
インタフェースやその開発手法には様々なものが知られ
ているが、そのひとつにグラフィカルユーザインタフェ
ース(Graphical User Interface/以下「GUI」とい
う)が存在する。GUIでは、処理や機能を表すシンボ
ルとして、アイコンやボタンのような部品(以下「GU
I部品」という)が画面に表示され、ユーザがマウスな
どポインティングデバイスのポインタでこれらGUI部
品を操作すると、操作に応じた処理が行われる。
【0003】GUIでは、プログラムの有する様々な機
能をGUI部品として視覚的に把握できるので、プログ
ラムの理解や操作が効率化される。そして、GUI部品
の稼働状態は、一般に、プログラムや処理の状態に応じ
て通常表示(使用可能を表す)、網掛け表示(一時的使
用不可能を表す)、非表示(使用不可能を表す)などに
変化する。
【0004】例えば、他のプログラムを実行したり実行
を中断したりするためのプログラムでは、対象となるプ
ログラムが選択される前の状態では「実行」ボタンは網
掛け表示が通常である。また、「実行」ボタンと「中
断」ボタンは、プログラムが停止中か実行中かに応じて
いずれか一方のみを表示すべきであり、他方は無意味で
あるから表示する必要はない(図6)。
【0005】このようなGUI部品を用いるプログラム
が、正しく動作しているか否かを検査したり、或いは、
使い易いかどうかなどを調査する目的でプログラムの動
作確認を行う作業は、プログラミング作業のかなりの比
重を占めている。このような確認を行う場合、従来で
は、そのプログラムを実際に稼働させ、表示画面のGU
I部品を稼働状態やその変化を目視し続けることによっ
て確認を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画面表
示を目視し続けてGUI部品の稼働状況を確認すること
は繁雑であり、特に、確認する利用者に継続した緊張を
要求する点で精神的負担が大きかった。また、目視のみ
による確認では見落としが発生する可能性を無くすこと
ができなかった。したがって、プログラミング作業の作
業効率の向上が困難であった。
【0007】プログラミングを支援する装置としては一
般にはプログラミング支援装置(プログラミング支援方
法)も知られている。しかし、従来のプログラミング支
援装置では、実行プログラムによるCPUの動作をステ
ップごとにトレースするなどは可能であるが、GUI部
品の稼働状態をトレースすることはできなかった。
【0008】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、GU
I部品の稼働状態を容易に確認するプログラミング支援
装置及びプログラミング支援方法を提案することであ
る。また、本発明の他の目的は、操作が容易なプログラ
ミング支援装置及びプログラミング支援方法を提供する
ことである。また、本発明のさらに他の目的は、GUI
部品の稼働状況を一見して容易に確認することができる
プログラミング支援装置及びプログラミング支援方法を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、請求項1のプログラミング支援装置は、GUI部品
を用いるプログラムに対する入力操作を取得する入力手
段と、前記プログラムを前記入力操作に基づいて実行及
び中断する実行手段と、前記GUI部品の稼働状況に対
応する変数値を順次記録する記録手段と、記録された前
記変数値に基づいて、当該変数値に対応する前記GUI
部品の稼働状況を表示する表示手段と、を有することを
特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
プログラミング支援装置において、前記記録する変数値
の変数名として、前記プログラムから前記GUI部品の
変数名を抽出する抽出手段を有することを特徴とする。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
プログラミング支援装置において、前記表示手段は、前
記稼働状況を、イメージシンボルを用いたダイアグラム
形式で表示するように構成されたことを特徴とする。
【0012】また、請求項4のプログラミング支援方法
は、GUI部品を用いるプログラムに対する入力操作を
取得する入力のステップと、前記プログラムを前記入力
操作に基づいて実行及び中断する実行のステップと、前
記GUI部品の稼働状況に対応する変数値を順次記録す
る記録のステップと、記録された前記変数値に基づい
て、当該変数値に対応する前記GUI部品の稼働状況を
表示する表示のステップと、を含むことを特徴とする。
【0013】また、請求項5の発明は、請求項4記載の
プログラミング支援方法において、前記記録する変数値
の変数名として、前記プログラムから前記GUI部品の
変数名を抽出する抽出のステップを含むことを特徴とす
る。
【0014】また、請求項6の発明は、請求項4記載の
プログラミング支援方法において、前記表示のステップ
では、前記稼働状況が、イメージシンボルを用いたダイ
アグラム形式で表示されることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記のような構成を有する本発明は、次のよう
な作用を有する。すなわち、GUI部品を用いるプログ
ラムでは、GUI部品の表示・非表示などの稼働状況
は、必ず内部的な変数値と対応している。そして、請求
項1,4の発明では、プログラムの実行時に、GUI部
品の稼働状況に対応する変数値が順次記録される。記録
すべき変数は利用者が自ら指定してもよいし自動抽出し
てもよい。そして、GUI部品の稼働状況が、前記変数
値に基づいて表示されるので、稼働状況の確認はプログ
ラム実行後に改めて行うことができる。このため、GU
I部品自体の画面表示そのものを常に目視して確認を行
う必要がない。したがって、利用者の負担が軽減される
とともに、見落としの可能性も減少し、作業効率が向上
する。
【0016】また、請求項2,5の発明では、プログラ
ムで用いられているGUI部品の変数名が抽出されるの
で、利用者がこれら変数名を予め指定しておく必要がな
く、操作が容易になる。
【0017】また、請求項3,6の発明では、前記稼働
状況が、イメージシンボルを用いたダイアグラム形式で
表示されるので、稼働状況を一見して容易に確認するこ
とができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面にしたが
って具体的に説明する。なお、実施例の各機能は、所定
のソフトウェアがコンピュータ及び周辺機器を制御する
ことで実現される。すなわち、本明細書では、発明及び
実施例を、各機能や各処理に対応する仮想的回路ブロッ
ク(「〜手段」や「〜部」など)を想定して説明してい
る。このため、各ブロックに対して、各ハードウェア要
素やソフトウェア要素は1対1には対応しない。
【0019】実施例を実現するためのコンピュータは、
CPU、RAMからなる主記憶装置の他に、典型的に
は、キーボードやマウスなどの入力装置と、ハードディ
スク装置などの外部記憶装置と、CRT表示装置やプリ
ンタ印字装置などの出力装置と、必要な入出力制御回路
を含む。但し、コンピュータの規模・構成やCPUの数
・形式は自由で、例えば、コンピュータネットワーク、
分散処理、マルチタスクなどを自由に用い得る。また、
トラックボールやイメージスキャナなど他の入力装置
や、フロッピーディスク装置・光磁気ディスク装置・フ
ラッシュメモリなど他の記憶装置や、液晶表示装置など
他の出力装置を用いてもよい。
【0020】また、実施例を実現するソフトウェアの形
式は、典型的には、OS上の応用ソフトウェアが考えら
れ、また、高級言語やアセンブラからコンパイルされた
機械語が考えられるが、本発明が実施できる限り、OS
を用いない、ソフトウェアをインタプリタで実行するな
ど自由に変更し得る。また、ソフトウェアの格納態様も
自由で、例えば、ROMに格納しておいても、外部記憶
装置から一度に又は一部づつ読み込んでも、部分ごとの
格納態様が異なってもよい。また、処理の各ステップに
ついては、その性質に反しない限り、順序の変更や並行
処理は自由である。
【0021】また、本明細書において「入力」とは、外
部からのみならずファイルなどからの入力を含み、本来
の入力のみならずエコーバックや修正・編集などを含
む。同様に、「出力」とは、外部へのみならずファイル
などへの出力を含み、本来の出力のみならず出力範囲の
指定などを含む。また、ユーザインタフェースの形式
も、対話形式、メニュー形式、グラフィカルユーザイン
タフェースやマルチウインドウなど自由である。なお、
対話的入出力手順によって入力と出力を一体的操作によ
って実現してもよく、このような一体的操作によって、
選択・指定・特定などの処理を行ってもよい。
【0022】また、本明細書におけるデータの表現形式
やデータの格納手段の形式は自由で、例えば、データの
格納場所は内部記憶や外部記憶でもよく、ファイル形式
を用いるかも自由である。また、データは必要な間だけ
保持されれば十分でその後消滅してもよい。また、辞書
データのように当面変更されない情報はROMに格納し
てもよい。特に、本明細書添付の図面に含まれる図形
は、固定ディスク装置への限定を意味しない。
【0023】また、本明細書で明示せずとも、動作に必
要な一般的な情報やその格納領域、例えば、各種ポイン
タ、スタック、カウンタ、フラグ、パラメータ、ワーク
エリア、バッファなどが適宜用いられる。
【0024】実施例の各部分が処理に要する情報は、特
に記載がない場合、当該情報を保持している他の部分か
ら獲得され、例えば、当該情報を格納している変数やメ
モリへのアクセスによって獲得される。また、実施例
は、他のソフトウェアとともに又はその一部として実現
したり、機能の一部を電子回路に置き換えてもよい。
【0025】(1)実施例の構成 本実施例は、請求項1〜6に対応するもので、本実施例
の目的は、GUI部品の稼働状況を容易に確認するプロ
グラミング支援装置及びプログラミング支援方法を提案
することである。また、本実施例の他の目的は、操作が
容易なプログラミング支援装置及びプログラミング支援
方法を提供することである。また、本実施例のさらに他
の目的は、GUI部品の稼働状況を一見して容易に確認
することができるプログラミング支援装置及びプログラ
ミング支援方法を提供することである。
【0026】まず、図1は、本実施例のプログラミング
支援装置の構成を示す機能ブロック図である。すなわ
ち、この図において、1は実行中のプログラムに対し入
力操作を行うための入力手段としてのマウスであり、入
力された操作は、マウス入力取得部2に入力される。こ
れらマウス1及びマウス入力取得部2は前記入力手段を
構成する。
【0027】3はプログラムの原始プログラムとしての
ソースプログラムであり、多くの場合、コンパイラ・リ
ンカ等の翻訳手段4によって、コンピュータで実行可能
な実行プログラム5に変換される。なお、翻訳手段4は
本発明の必須の構成要件ではなく、本装置外部で翻訳さ
れた実行プログラム5が与えられれば本発明を実施する
ことができる。
【0028】6はソースプログラム3からGUI部品を
定義している変数名を抽出する部品変数名抽出部(前記
抽出手段に対応するもの)であり、抽出した変数名は、
変数名記憶部7に格納される。
【0029】8は、前記入力操作に基づいて、実行メモ
リ9を用い、実行プログラム5を実行するプログラム実
行部である。なお、GUI部品自体の表示そのものもプ
ログラム実行部5において生成ししかるべき表示装置に
表示することができる。なお、プログラム実行部8及び
実行メモリ9は、前記実行手段を構成する。
【0030】10はコンピュータに内蔵された時計であ
るクロック11から時間情報を取得するためのシステム
時間取得部であり、時間情報を提供する。
【0031】12は、抽出された前記変数名に該当する
変数値を、実行メモリ9から順次読み出して部品稼働状
況記憶部13に格納する変数値読出し保持部である。な
お、変数名記憶部7、システム時間取得部10、クロッ
ク11、変数値読出し保持部12及び部品稼働状況記憶
部13は、前記記録手段を構成する。
【0032】14は、記録された前記変数値を読み出
し、部品の稼働状況を表示するための表示枠となる情報
をダイアグラムイメージ格納部15から、部品の稼働状
況を示すイメージシンボルをシンボルイメージ格納部1
6からそれぞれ読み出して表示データを生成するGUI
部品稼働状況表示データ生成部である。また、17は、
CRTなどの表示装置18に対し表示データを送出し
て、コンピュータの表示画面上に情報を表示するよう制
御する表示駆動制御部である。
【0033】なお、GUI部品稼働状況表示データ生成
部14、ダイアグラムイメージ格納部15、シンボルイ
メージ格納部16、表示駆動制御部17、表示装置18
は、前記表示手段を構成する。
【0034】19は本装置各部の動作を制御する制御部
であり、主に、前記時間情報に基づいて、部品変数名抽
出部6、プログラム実行部8、変数値読み出し保持部1
2、GUI部品稼働状況表示データ生成部14などを制
御する。
【0035】(2)実施例の作用及び効果 次に、具体的な画面表示やプログラムの例を用いて、本
装置の動作を説明する。ここで、図2は本実施例のプロ
グラミング支援装置の動作手順を示すフローチャートで
ある。
【0036】なお、本実施例では、GUI部品を用いる
プログラムを、代表的なウィンドウシステムであるXウ
ィンドウのC言語によるプログラムとする。図3〜図5
は、本実施例におけるGUI部品を用いるプログラムの
一例を示す図(各々前部、中間部、後部)である。この
プログラムを実行すると、利用者の操作に応じてボタン
を含む画面表示が行われる。図6は、本実施例における
画面表示の例を示す図である。
【0037】また、シンボルイメージ格納部16には、
プログラムにおいて利用されるGUI部品の稼働状況を
視覚的に表示するための、部品稼働状況に対応したイメ
ージシンボルが予め格納されている。図7は、本実施例
におけるイメージシンボルの例を示す図である。さら
に、ダイアグラムイメージ格納部15には、前記イメー
ジシンボルを表示する際の表示枠となるダイアグラムの
イメージが予め格納されている。図8は、本実施例にお
けるダイアグラムのイメージの例を示す図である。
【0038】[抽出のステップ]まず、制御部19の指
示に基づいて、部品変数名抽出部6が、ソースプログラ
ム3からGUI部品の稼働状況を表現している変数名を
抽出する(ステップ201)。本実施例におけるプログ
ラムは、上述したように、XウィンドウのC言語による
プログラムであり、変数名の取得は、ソースプログラム
3の中から、Widgetという型宣言がなされた変数
を検索し、その変数の名称を抽出することによって行う
ことができる。
【0039】次に、部品変数名抽出部6は、これら変数
名を変数名記憶部7に格納する。図9は、本実施例にお
いて、変数名記憶部7に格納された変数名の例を示す図
である。ここでは、図6の「実行」ボタンに対応する変
数名execbtn 及び「中断」ボタンに対応する変数名stop
btn などが抽出され格納されている。このように変数名
を格納した後(ステップ202)、部品変数名抽出部6
は制御部19に対し処理完了を通知する。
【0040】一方、システム時間取得部10は、コンピ
ュータに内蔵されたクロック11から現在時刻を取得
し、制御部19及び変数値読み出し保持部12に現在時
刻を送出している。制御部19は、部品変数名抽出部6
からの処理完了の通知を受けると、システム時間取得部
10から送出されている現在時刻を取得し保持する(ス
テップ203)。
【0041】[実行のステップ]そして、制御部19の
指示によって、プログラム実行部8が実行メモリ9を用
いて実行プログラム5の実行を開始する(ステップ20
4)。プログラム5の実行では、マウス1に対する利用
者の入力操作は、マウス入力取得部2を介してプログラ
ム実行部8に送られ、プログラムの継続的な処理が行わ
れる。プログラム実行部8は、実行プログラム5の実行
中、制御部19から制御通知を待ち続け、また、実行プ
ログラム5の実行が終了した場合は実行終了の通知を制
御部19に送出する。
【0042】一方、制御部19は、プログラム実行部8
から実行終了の通知を待ち続けるが、実行終了の通知が
ない場合、実行プログラム5の実行は継続中、すなわ
ち、未終了とみなし(ステップ205)、実行と記録と
を繰り返すようにプログラム実行部8及び変数値読出し
保持部12等を制御する。
【0043】[記録のステップ]すなわち、まず、プロ
グラム実行部8による実行プログラム5の実行が継続中
であるとき、制御部19は、システム時間取得部10か
ら送出される現在時刻を取得し、前回取得し保持してあ
る時刻と比較することで経過時間を算出する(ステップ
206)。
【0044】そして、この経過時間が一定の時間、例え
ば500ミリ秒以上であれば(ステップ207)、制御
部19はプログラム実行部8に対し、実行プログラム5
の実行を中断するよう指示を送出する(ステップ20
8)。
【0045】ここで、経過時間はコンピュータの処理能
力に応じて変更してよい。すなわち、この場合の経過時
間は、プログラムを中断させる時間間隔を決定するが、
GUI部品の稼働状況を記録する時間間隔は、処理を実
行するコンピュータの処理能力によって、適切な時間間
隔が異なるからである。
【0046】例えば、処理能力の高いコンピュータで
は、プログラムの実行は高速で処理されるので、部品稼
働状況の記録は、短い時間間隔で実施しなければならな
い。また、このように処理能力の高いコンピュータで
は、プログラムの実行と同様に部品稼働状況を記録する
処理も高速で実行されるため、部品稼働状況の記録を短
い時間間隔で実施しても全体の処理が停滞するおそれが
ない。
【0047】逆に、処理能力の低いコンピュータを用い
る場合、部品稼働状況の記録を短い時間間隔で実施する
と、プログラムの処理が進まないうちに次の記録処理が
行われ、結果的に全体の処理が停滞するおそれがある。
このような場合は、プログラムを中断させる時間間隔で
ある経過時間を、例えば1000ミリ秒などと、長い時
間間隔とすればよい。
【0048】プログラム実行部8は、制御部19からの
指示を受けると、実行プログラム5の実行を一時的に中
断する(ステップ208)。続いて、制御部19は、変
数値読み出し保持部12に対し実施中のGUIロプログ
ラムの部品稼働状況を記録するよう指示を送出する。す
ると、変数値読み出し保持部12は、前記抽出された変
数名に対応する変数値を実行メモリ9から読み出す(ス
テップ209)。
【0049】そして、変数値読み出し保持部12は、シ
ステム時間取得部10から送出される現在時刻を受け取
り、部品稼働状況記憶部13に、記録に係る現在時刻、
変数名を格納する(ステップ210)。図10は、本実
施例におけるプログラムが起動してから1000ミリ秒
経過後で、かつボタンが未操作の状態での部品稼働状況
記憶部13の内容の例を示す図である。変数値読み出し
保持部12は、部品稼働状況記憶部13への書き込みが
終わると、制御部19に対し処理完了の信号を送出す
る。
【0050】制御部19は、変数値読み出し保持部12
からの処理終了の送信を受けると、保持している前回取
得した時刻を、直前に取得した現在時刻で更新して保持
する。そして、さらに、プログラム実行部8に対し、実
行プログラム5の実行を再開するよう指示を送出する。
プログラム実行部8は、実行プログラム5の処理を中断
した直後の状態から続行させる(ステップ211)。
【0051】[表示のステップ]制御部19は、プログ
ラム実行部8からの実行終了通知を待ち続け、ステップ
205において、プログラム実行部8から制御部19に
対し実行終了の通知があった場合は、GUI部品稼働状
況表示データ生成部14に対し、部品稼働状況の表示デ
ータを生成するよう指示を送出する。
【0052】制御部19からの指示を受けると、GUI
部品稼働状況表示データ生成部14は、まず、部品稼働
状況記憶部13から、格納されている時刻、変数名、変
数値を読み出す(ステップ212)。続いて、生成部1
4は、イメージシンボルと(ステップ213)、表示枠
となる表示データを読み出す(ステップ214)。そし
て、生成部14は、表示枠内に、時刻、部品の変数名と
ともに、変数値の変化に対応するイメージシンボルを表
示するためのデータを生成し、この表示データを表示駆
動制御部17に送出する。
【0053】表示駆動制御部17は、この表示データを
CRTなどの表示装置18に表示するよう制御を行い、
表示装置18にGUI部品の稼働状況が表示される(ス
テップ215)。図11は、本実施例におけるGUI部
品稼働状況の画面表示の一例を示す図である。
【0054】この表示では、実行ボタン(execbtn) と中
断ボタン(stopbtn) が同時に表示されることがなく、且
つ、必然的に実行ボタンと中断ボタンとが同時に入力可
能とならないことを容易に確認することができる。
【0055】このように、本実施例によれば、稼働状況
の確認はプログラム実行後に改めて行うことができる。
このため、GUI部品自体の画面表示そのものを常に目
視して確認を行う必要がない。したがって、利用者の負
担が軽減されるとともに、見落としの可能性も減少し、
作業効率が向上する。
【0056】また、本実施例では、プログラムで用いら
れているGUI部品の変数名が抽出されるので、利用者
がこれら変数名を予め指定しておく必要がなく、操作が
容易になる。さらに、本実施例では、前記稼働状況が、
イメージシンボルを用いたダイアグラム形式で表示され
るので、稼働状況を一見して容易に確認することができ
る。
【0057】(3)他の実施例 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
実施態様の変更は自由であるから、次に例示するような
他の実施例をも包含するものである。例えば、プログラ
ム言語やGUI部品の内容は自由であり、ウインドウシ
ステムは必須ではない。また、実行対象となるプログラ
ムの種類も、機械語のロードモジュール、インタプリタ
言語、中間コードなど自由である。
【0058】また、記録する変数値の変数名は自動抽出
せず、利用者が自由に設定してもよい。また、GUI部
品の稼働状況はシンボルイメージを用いたダイアグラム
形式には限定されず、文字列で表示するなど自由な形式
で表示してもよい。また、表示は画面表示装置のみなら
ずプリンタ出力などによって行ってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
GUI部品の表示結果を容易に確認できるので、プログ
ラミングの効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプログラミング支援装置の構
成を示す機能ブロック図
【図2】本発明の実施例のプログラミング支援装置の動
作手順を示すフローチャート
【図3】本発明の実施例におけるGUI部品を用いるプ
ログラムの一例を示す図(前部)
【図4】本発明の実施例におけるGUI部品を用いるプ
ログラムの一例を示す図(中間部)
【図5】本発明の実施例におけるGUI部品を用いるプ
ログラムの一例を示す図(後部)
【図6】本発明の実施例における画面表示の例を示す図
【図7】本発明の実施例におけるイメージシンボルの例
を示す図
【図8】本発明の実施例におけるダイアグラムのイメー
ジの例を示す図
【図9】本発明の実施例において、変数名記憶部7に格
納された変数名の例を示す図
【図10】本発明の実施例におけるプログラムが起動し
てから1000ミリ秒経過後で、かつボタンが未操作の
状態での部品稼働状況記憶部13の内容の例を示す図
【図11】本発明の実施例におけるGUI部品稼働状況
の画面表示の一例を示す図
【符号の説明】
1…マウス 2…マウス入力取得部 3…ソースプログラム 4…翻訳手段 5…実行プログラム 6…部品変数名抽出部 7…変数名記憶部 8…プログラム実行部 9…実行メモリ 10…システム時間取得部 11…クロック 12…変数値読み出し保持部 13…部品稼働状況記憶部 14…GUI部品稼働状況表示データ生成部 15…ダイアグラムイメージ格納部 16…シンボルイメージ格納部 17…表示駆動制御部 18…表示装置 19…制御部 200以降…手順の各ステップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GUI部品を用いるプログラムに対する
    入力操作を取得する入力手段と、 前記プログラムを前記入力操作に基づいて実行及び中断
    する実行手段と、 前記GUI部品の稼働状況に対応する変数値を順次記録
    する記録手段と、 記録された前記変数値に基づいて、当該変数値に対応す
    る前記GUI部品の稼働状況を表示する表示手段と、 を有することを特徴とするプログラミング支援装置。
  2. 【請求項2】 前記記録する変数値の変数名として、前
    記プログラムから前記GUI部品の変数名を抽出する抽
    出手段を有することを特徴とする請求項1記載のプログ
    ラミング支援装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記稼働状況を、イメ
    ージシンボルを用いたダイアグラム形式で表示するよう
    に構成されたことを特徴とする請求項1記載のプログラ
    ミング支援装置。
  4. 【請求項4】 GUI部品を用いるプログラムに対する
    入力操作を取得する入力のステップと、 前記プログラムを前記入力操作に基づいて実行及び中断
    する実行のステップと、 前記GUI部品の稼働状況に対応する変数値を順次記録
    する記録のステップと、 記録された前記変数値に基づいて、当該変数値に対応す
    る前記GUI部品の稼働状況を表示する表示のステップ
    と、 を含むことを特徴とするプログラミング支援方法。
  5. 【請求項5】 前記記録する変数値の変数名として、前
    記プログラムから前記GUI部品の変数名を抽出する抽
    出のステップを含むことを特徴とする請求項4記載のプ
    ログラミング支援方法。
  6. 【請求項6】 前記表示のステップでは、前記稼働状況
    が、イメージシンボルを用いたダイアグラム形式で表示
    されることを特徴とする請求項4記載のプログラミング
    支援方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001097034A1 (fr) * 2000-06-14 2001-12-20 Seiko Epson Corporation Procede et systeme d'evaluation automatique, et support de stockage d'un programme d'evaluation automatique
JP2007048309A (ja) * 2006-09-29 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp ユーザインタフェース装置およびユーザインタフェース装置用プログラム
JP2011159325A (ja) * 2011-05-12 2011-08-18 Mitsubishi Electric Corp ユーザインタフェース装置

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