JPH08261655A - 連続炉の冷却帯及び冷却方法 - Google Patents

連続炉の冷却帯及び冷却方法

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Publication number
JPH08261655A
JPH08261655A JP6386595A JP6386595A JPH08261655A JP H08261655 A JPH08261655 A JP H08261655A JP 6386595 A JP6386595 A JP 6386595A JP 6386595 A JP6386595 A JP 6386595A JP H08261655 A JPH08261655 A JP H08261655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
gas
cooling
circulation space
cooling zone
Prior art date
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Pending
Application number
JP6386595A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kaneshige
光男 兼重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉室内全体を均一に冷却することができる連
続炉の冷却帯及び冷却方法を提供する。 【構成】 冷却帯の炉壁1及び天井壁2の内側に隔壁6
を設け、ガス循環空間7を形成する。ガス循環空間7の
天井部分に吸気装置8を設け、炉内ガスを炉室10内から
吸引してこのガス循環空間7内に吐出する。ガス循環空
間7の内部を循環する炉内ガスは外部ガス導入手段11か
ら導入される外気と混合され、炉下部の循環ガス吹き出
し口12から炉室10内へ吹き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓦などの窯業製品の焼
成に用いられる連続炉の冷却帯及び冷却方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】窯業製品焼成用の連続炉は予熱帯、焼成
帯、冷却帯からなるものであり、その冷却帯には従来か
ら図6に示すような冷却空気の打ち込み手段31が設けら
れている。ところがこのような従来の構造では、冷却空
気の打ち込み手段31に近い部分の製品のみが強く冷却さ
れて温度分布の不均一を生じ易いという問題があった。
またこのような問題を解決するために、天井部に攪拌フ
ァン32を設けることもあるが、やはり攪拌ファン32の近
傍のみにおいて炉内ガスが循環してしまうため、炉室内
全体を均一に冷却することは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、炉室内全体を均一に冷却すること
ができる連続炉の冷却帯及び冷却方法を提供するために
なされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の連続炉の冷却帯は、冷却帯を構成
する炉壁及び天井壁の内側に隔壁を設けてこの隔壁と炉
壁及び天井壁との間にガス循環空間を形成し、このガス
循環空間の天井部分に、炉内ガスを炉室内から吸引して
このガス循環空間内に吐出する吸気装置を設けたことを
特徴とするものである。また本発明の連続炉の冷却帯に
おける冷却方法は、吸気装置により吸引された炉内ガス
の一部を炉外へ排出しつつ残部をガス循環空間へ循環さ
せ、外部ガス導入手段から導入された外気と混合したう
え循環ガス吹き出し口から炉室内へ吹き込むことを特徴
とするものである。
【0005】
【作用】本発明においては、隔壁と炉壁及び天井壁との
間にガス循環空間を形成し、隔壁の内側の炉室内から吸
引した炉内ガスをこのガス循環空間内を循環させて循環
ガス吹き出し口から炉室内へ吹き込むようにしたので、
炉室内全体に下方から天井に向かうガスの流れを形成す
ることができる。このため、炉室内全体を均一に冷却す
ることができる。特にガス循環空間内に外部ガス導入手
段から外気を導入すれば循環ガスを均一に冷却すること
ができ、炉室内全体を効率よく冷却することができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は実施例の連続炉の冷却帯部分の平
面図、図2はその部分拡大図、図3は図2のA−A断面
図、図4は図2のB−B断面図、図5は図3の部分拡大
図である。図3及び図4において、1は冷却帯を構成す
る炉壁、2は天井壁、3は走行台車、4は走行台車3上
の棚組、5は瓦などの製品(被焼成品)である。炉壁1
や天井壁2は耐火レンガ製であっても耐熱ファイバー製
であってもよい。
【0007】6は炉壁1及び天井壁2の内側に所要の間
隙を開けて設けられた隔壁である。この隔壁6は例えば
ステンレス板や耐熱ボードのような耐熱材料からなるも
ので、この隔壁6と炉壁1及び天井壁2との間に、ガス
循環空間7を形成している。8はこのガス循環空間7の
天井部分の中央に設けられた遠心ファン等の吸気装置で
ある。この吸気装置8は隔壁6の天井部に形成された吸
気孔9から炉室10内の炉内ガスを吸引し、ガス循環空間
7内に吐出する機能を有するものである。
【0008】11は天井壁2を貫通してこのガス循環空間
7内に外部ガスを導入するための外部ガス導入手段であ
る。実施例ではこの外部ガス導入手段11はファンを備
え、外気を導入することによりガス循環空間7内を循環
する炉内ガスを冷却する。実施例では外部ガス導入手段
11は吸気装置8の両側に一つずつ設けられている。
【0009】図2と図5に示されるように、隔壁6の下
端部には多数の循環ガス吹き出し口12が設けられてい
る。そしてガス循環空間7内を循環してきた炉内ガスは
この循環ガス吹き出し口12から炉室10内に吹き出され
る。この循環ガス吹き出し口12の高さは、走行台車3の
カートップと製品5との間の棚組4の付近とすることが
好ましい。なお、実施例ではこの循環ガス吹き出し口12
の部分にファン13を備えたノズル14を設けておき、炉体
の中心に向かって空気を高速で吹き込むようになってい
る。これにより循環ガス吹き出し口12から吹き出される
炉内ガスを炉体の中心部まで到達させることができる。
なお、ノズル14から吹き込まれる空気は500 ℃程度の加
温空気であっても、あるいはより低温の空気であっても
よい。この循環ガス吹き出し口12をベンチュリー構造と
しておけば、ノズル14から吹き込まれる高速の空気流に
より大量の炉内ガスを炉体の中心部まで到達させること
ができる。
【0010】上記のように、炉室10内の炉内ガスは吸気
装置8により吸引されてガス循環空間7内を循環し、循
環ガス吹き出し口12から再び炉室10内に吹き出されるの
で、炉室10内には下方から天井部に向かう強い流れが形
成され、炉室10内は均一に攪拌されて温度分布の不均一
は解消されることとなる。しかも外部ガス導入手段11や
ノズル14から冷却用の外気が導入されるため、冷却帯の
温度カーブを自由にコントロールしつつ、均一な冷却を
行うことができる。
【0011】なお、このように外気を導入すると炉内の
圧力が上昇するので、導入した外気と等量の炉内ガスを
抜き出す必要がある。このため、実施例では図4に示す
ように炉長方向に多数配置された吸気装置8、8の中間
の断面位置に、ガス循環空間7内を循環する炉内ガスの
一部を天井部から炉外へ排出する排気ダクト15を設けて
ある。各排気ダクト15から排気された炉内ガスは図1に
示すように排気ファン16によって外部へ排出される。
【0012】また、ガス循環空間7は炉長方向に連続さ
せてもよいが、吸気装置8、8の設置ピッチ毎に分割し
ておくことが好ましい。一般にこの種の連続炉の内部に
は炉長方向に強いガス流が生成されるのであるが、ガス
循環空間7を炉長方向に分割することにより、炉長方向
に対して垂直方向の強い循環流を形成し、炉長方向のガ
ス流に対抗させることが容易となるからである。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
冷却帯の炉室内に炉長方向に対して垂直方向の強い循環
流を形成することができるから、温度分布の不均一を解
消することができる。このため、製品の温度分布の不均
一に起因する冷却割れ等を防止することができる。また
冷却帯の温度カーブを自由にコントロールしつつ、均一
な冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の連続炉の冷却帯部分の平面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図3の部分拡大図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 炉壁、2 天井壁、3 走行台車、4 棚組、5
製品、6 隔壁、7ガス循環空間、8 吸気装置、9
吸気孔、10 炉室、11 外部ガス導入手段、12 循環ガ
ス吹き出し口、13 ファン、14 ノズル、15 排気ダク
ト、16 排気ファン、31 冷却空気の打ち込み手段、32
攪拌ファン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却帯を構成する炉壁及び天井壁の内側
    に隔壁を設けてこの隔壁と炉壁及び天井壁との間にガス
    循環空間を形成し、このガス循環空間の天井部分に、炉
    内ガスを炉室内から吸引してこのガス循環空間内に吐出
    する吸気装置を設けたことを特徴とする連続炉の冷却
    帯。
  2. 【請求項2】 ガス循環空間に、その内部を循環する炉
    内ガスを冷却するための外部ガス導入手段を設けた請求
    項1に記載の連続炉の冷却帯。
  3. 【請求項3】 吸気装置が天井部分の中央に設けられ、
    ガス循環空間から炉室内への循環ガス吹き出し口を、焼
    成物載置面の下方の左右対称位置に設けた請求項1また
    は2に記載の連続炉の冷却帯。
  4. 【請求項4】 吸気装置により吸引された炉内ガスの一
    部を炉外へ排出しつつ残部をガス循環空間へ循環させ、
    外部ガス導入手段から導入された外気と混合したうえ循
    環ガス吹き出し口から炉室内へ吹き込むことを特徴とす
    る請求項1に記載の連続炉の冷却帯における冷却方法。
JP6386595A 1995-03-23 1995-03-23 連続炉の冷却帯及び冷却方法 Pending JPH08261655A (ja)

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JP6386595A JPH08261655A (ja) 1995-03-23 1995-03-23 連続炉の冷却帯及び冷却方法

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JPH08261655A true JPH08261655A (ja) 1996-10-11

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ID=13241639

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JP6386595A Pending JPH08261655A (ja) 1995-03-23 1995-03-23 連続炉の冷却帯及び冷却方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008175517A (ja) * 2006-03-08 2008-07-31 Ibiden Co Ltd 焼成体用冷却機、焼成炉、セラミック焼成体の冷却方法、及び、ハニカム構造体の製造方法
CN112629252A (zh) * 2020-12-23 2021-04-09 湖北玛耐伦科技有限公司 一种窑炉

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030418