JPH08260Y2 - 重量ビーム用コンテナ - Google Patents
重量ビーム用コンテナInfo
- Publication number
- JPH08260Y2 JPH08260Y2 JP11280391U JP11280391U JPH08260Y2 JP H08260 Y2 JPH08260 Y2 JP H08260Y2 JP 11280391 U JP11280391 U JP 11280391U JP 11280391 U JP11280391 U JP 11280391U JP H08260 Y2 JPH08260 Y2 JP H08260Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- attached
- box
- plywood
- metal
- folding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
- Pallets (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、金属製のビームに巻き
取られた例えば超重量のガラス繊維布，フィルム，アル
ミニウム箔、紙等のロール状の製品を輸送，保管するた
めの半折畳み式コンテナに関するものである。
取られた例えば超重量のガラス繊維布，フィルム，アル
ミニウム箔、紙等のロール状の製品を輸送，保管するた
めの半折畳み式コンテナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】大型ビームに巻き取られた製品は、外装
を施し、トラック等の床に直接積み込み並べて輸送して
いるが、ロール状であり、非常に不安定で、しかも製品
表面を損傷することがある。また保管は俵積みの段半置
きとなり、安全性に欠ける。段積みができない故、保管
効率は良くなく、運搬作業等の作業性にも難点がある。
を施し、トラック等の床に直接積み込み並べて輸送して
いるが、ロール状であり、非常に不安定で、しかも製品
表面を損傷することがある。また保管は俵積みの段半置
きとなり、安全性に欠ける。段積みができない故、保管
効率は良くなく、運搬作業等の作業性にも難点がある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】考案者は上記状況に鑑
み、輸送中の不安定さを解消し、かつ輸送効率を高める
ためには、輸送、保管時には効率のよいコンテナに収納
し、かつ不使用時には、折り畳みでき、軽量化した構造
について考究し、コンテナ下半部を剛強な箱体構造と
し、この箱体内に重量巻き取り製品の中心軸両端部を懸
架収納し、コンテナ上半部を折り畳み可能とする構造を
着想し、本考案を完成した。
み、輸送中の不安定さを解消し、かつ輸送効率を高める
ためには、輸送、保管時には効率のよいコンテナに収納
し、かつ不使用時には、折り畳みでき、軽量化した構造
について考究し、コンテナ下半部を剛強な箱体構造と
し、この箱体内に重量巻き取り製品の中心軸両端部を懸
架収納し、コンテナ上半部を折り畳み可能とする構造を
着想し、本考案を完成した。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、(A)金
属製パレットに金属製箱状枠体を固着し、パレット上に
合板製底板を、箱状枠体外側面に合板を取り付けてなる
箱体；(B)前記箱体内に取り外し可能に取り付けられた
１対の懸架用支切枠；(C)前記箱体の両妻板上に、金属
製枠体に合板を張設し底面にパッキンを貼り、折り畳み
可能に取付けた折畳み妻板；(D)該立設された妻板間の
天井面及び両側面を密閉し着脱自在に取り付けた密閉シ
ートからなることを特徴とする重量ビーム用コンテナが
提供される。
属製パレットに金属製箱状枠体を固着し、パレット上に
合板製底板を、箱状枠体外側面に合板を取り付けてなる
箱体；(B)前記箱体内に取り外し可能に取り付けられた
１対の懸架用支切枠；(C)前記箱体の両妻板上に、金属
製枠体に合板を張設し底面にパッキンを貼り、折り畳み
可能に取付けた折畳み妻板；(D)該立設された妻板間の
天井面及び両側面を密閉し着脱自在に取り付けた密閉シ
ートからなることを特徴とする重量ビーム用コンテナが
提供される。
【０００５】本考案を図面に基づいて説明する。図１は
本考案コンテナの各構成部材の構造を示す分解斜視図で
ある。金属製のパレット１上に剛強な金属製箱形枠体２
が固着し、パレット上には底板３が取り付けられ、枠体
２の外周には合板が張られている。箱体内には金属角材
で構成された仕切枠用の差込溝５が側枠内に対向して取
り付けられ、両者間に仕切枠６が挿入されている。な
お、差込溝は一方の妻側に１箇所、他方に２箇所設けら
れ軸長の異なる２種のビームに対応するようになってい
てもよい。仕切枠６は２つの山形材を並べて中間に谷部
７を設け、この谷部にビームの軸端部を懸架するように
なっている。
本考案コンテナの各構成部材の構造を示す分解斜視図で
ある。金属製のパレット１上に剛強な金属製箱形枠体２
が固着し、パレット上には底板３が取り付けられ、枠体
２の外周には合板が張られている。箱体内には金属角材
で構成された仕切枠用の差込溝５が側枠内に対向して取
り付けられ、両者間に仕切枠６が挿入されている。な
お、差込溝は一方の妻側に１箇所、他方に２箇所設けら
れ軸長の異なる２種のビームに対応するようになってい
てもよい。仕切枠６は２つの山形材を並べて中間に谷部
７を設け、この谷部にビームの軸端部を懸架するように
なっている。
【０００６】箱体の妻板４上には金属枠体に合板を張っ
た折畳み妻板８が立設，折り畳み可能に取り付けられて
いる。取付方法は公知の適宜方法でよく、例えば、図１
に示すように取付基材９に誘導孔１０及び嵌着溝１１を
設け、妻板側柱に取付ピン１２及び固定ピン１３を設
け、妻板を回動して立てた状態で誘導孔に遊嵌させた固
定ピンを誘導孔に沿って引き上げ、固定ピンを嵌着溝に
落とし込み立設固定する。折畳み妻板の底面にはパッキ
ン１４が貼設されている。
た折畳み妻板８が立設，折り畳み可能に取り付けられて
いる。取付方法は公知の適宜方法でよく、例えば、図１
に示すように取付基材９に誘導孔１０及び嵌着溝１１を
設け、妻板側柱に取付ピン１２及び固定ピン１３を設
け、妻板を回動して立てた状態で誘導孔に遊嵌させた固
定ピンを誘導孔に沿って引き上げ、固定ピンを嵌着溝に
落とし込み立設固定する。折畳み妻板の底面にはパッキ
ン１４が貼設されている。
【０００７】密閉シート１５は立設した折畳み妻板間の
天井及び両側面を覆うもので、形状保持及び妻板間に着
脱自在に取り付けるための連結パイプ１６を取付けた防
水布または軟質合成樹脂シートから作られ、シートの各
辺には面ファスナー１７が取り付けられている。これに
対応して、箱体長手側板の側縁，折畳み妻板の側縁と上
面に面ファスナー１７が取り付けられ、互いに接着密閉
するようになっている。また、パレット裏面角隅には凹
部１８が設けられ、折畳み妻板の側柱には凸部１９が凸
設され、これら凹部と凸部は互いに符合する形状となっ
ている。
天井及び両側面を覆うもので、形状保持及び妻板間に着
脱自在に取り付けるための連結パイプ１６を取付けた防
水布または軟質合成樹脂シートから作られ、シートの各
辺には面ファスナー１７が取り付けられている。これに
対応して、箱体長手側板の側縁，折畳み妻板の側縁と上
面に面ファスナー１７が取り付けられ、互いに接着密閉
するようになっている。また、パレット裏面角隅には凹
部１８が設けられ、折畳み妻板の側柱には凸部１９が凸
設され、これら凹部と凸部は互いに符合する形状となっ
ている。
【０００８】
【作用】シート等の巻き取られたビームは特別に設計さ
れた作業車の爪でビーム軸端部を釣り上げて、コンテナ
内所定位置に仕切枠を取り付け、折畳み妻板を立設した
コンテナ内に運ばれ、軸を仕切枠の谷部に載置懸架し、
密閉シートを立設した妻板間に取付け、面ファスナーで
シールする。ビームの取り出しはこの逆順で行なう。取
り出し後、丸めた密閉シートを箱体内に収納し、立設し
た折畳み妻板を折り畳み、カバーをかけて保管する。本
考案コンテナは金属製の剛強な箱体構造のため、重量の
ビームを懸架し、安全に保持することができる。さら
に、パレットの角隅凹部に符合した凸部を折畳み妻板の
側柱上端に設けたので、ビームを収容したコンテナの段
積みに際し、剛強な箱体妻板で荷重を支えるとともに、
段積みしたコンテナの横ズレが防止される。さらに、上
半部妻板を折り畳み構造とし、密閉カバーを採用するこ
とにより軽量化とともに不使用時の高さを約半分にする
ことができ、保管スペースを有効にできる。また、箱
体，折畳み妻板は合板で被覆され、箱体と折畳み妻板間
にはパッキンが取り付けられ、密閉シートが面ファスナ
ーを介して取付られるので、防塵機能に優れ、内容物を
汚染するおそれがない。
れた作業車の爪でビーム軸端部を釣り上げて、コンテナ
内所定位置に仕切枠を取り付け、折畳み妻板を立設した
コンテナ内に運ばれ、軸を仕切枠の谷部に載置懸架し、
密閉シートを立設した妻板間に取付け、面ファスナーで
シールする。ビームの取り出しはこの逆順で行なう。取
り出し後、丸めた密閉シートを箱体内に収納し、立設し
た折畳み妻板を折り畳み、カバーをかけて保管する。本
考案コンテナは金属製の剛強な箱体構造のため、重量の
ビームを懸架し、安全に保持することができる。さら
に、パレットの角隅凹部に符合した凸部を折畳み妻板の
側柱上端に設けたので、ビームを収容したコンテナの段
積みに際し、剛強な箱体妻板で荷重を支えるとともに、
段積みしたコンテナの横ズレが防止される。さらに、上
半部妻板を折り畳み構造とし、密閉カバーを採用するこ
とにより軽量化とともに不使用時の高さを約半分にする
ことができ、保管スペースを有効にできる。また、箱
体，折畳み妻板は合板で被覆され、箱体と折畳み妻板間
にはパッキンが取り付けられ、密閉シートが面ファスナ
ーを介して取付られるので、防塵機能に優れ、内容物を
汚染するおそれがない。
【０００９】
【考案の効果】本考案によれば、重量ビームを安全に輸
送，保管することができる。不使用時には容積を半分に
することができ、さらに、防塵機能に優れ、繊維布，合
成樹脂フィルム，アルミニウム箔，紙等製品の輸送，保
管に簡易な外装で足りるので、物流コストの低減に非常
に有用である。
送，保管することができる。不使用時には容積を半分に
することができ、さらに、防塵機能に優れ、繊維布，合
成樹脂フィルム，アルミニウム箔，紙等製品の輸送，保
管に簡易な外装で足りるので、物流コストの低減に非常
に有用である。
【図１】本考案コンテナの各構成部材の構造を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
１ パレット ２ 箱形枠体 ３ 底板 ４ 妻板 ５ 差込溝 ６ 仕切枠 ７ 谷部 ８ 折畳み妻板 １３ パッキン １５ 密閉シート １６ 連結パイプ １７ 面ファスナー １８ 凹部 １９ 凸部
Claims (1)
- 【請求項１】 (A)金属製パレットに金属製箱状枠体を
固着し、パレット上に合板製底板を、箱状枠体外側面に
合板を取り付けてなる箱体；(B)前記箱体内に取り外し
可能に取り付けられた１対の懸架用支切枠；(C)前記箱
体の両妻板上に、金属製枠体に合板を張設し底面にパッ
キンを貼り、折り畳み可能に取付けた折畳み妻板；(D)
該立設された妻板間の天井面及び両側面を密閉し着脱自
在に取り付けた密閉シートからなることを特徴とする重
量ビーム用コンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11280391U JPH08260Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 重量ビーム用コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11280391U JPH08260Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 重量ビーム用コンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554269U JPH0554269U (ja) | 1993-07-20 |
| JPH08260Y2 true JPH08260Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=14595924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11280391U Expired - Lifetime JPH08260Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 重量ビーム用コンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08260Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP11280391U patent/JPH08260Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0554269U (ja) | 1993-07-20 |
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