JPH0825978A - 車両の重量物保持装置 - Google Patents

車両の重量物保持装置

Info

Publication number
JPH0825978A
JPH0825978A JP6165595A JP16559594A JPH0825978A JP H0825978 A JPH0825978 A JP H0825978A JP 6165595 A JP6165595 A JP 6165595A JP 16559594 A JP16559594 A JP 16559594A JP H0825978 A JPH0825978 A JP H0825978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing frame
frame body
vehicle
housing
rope member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6165595A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Murakami
圭佑 村上
Mamoru Sakata
守 坂田
Yasuo Ishikawa
泰夫 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MURAKAMI SHOKAI KK
Original Assignee
MURAKAMI SHOKAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MURAKAMI SHOKAI KK filed Critical MURAKAMI SHOKAI KK
Priority to JP6165595A priority Critical patent/JPH0825978A/ja
Publication of JPH0825978A publication Critical patent/JPH0825978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
    • H01M50/20Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
    • H01M50/249Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders specially adapted for aircraft or vehicles, e.g. cars or trains
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝突時に重量物への横荷重を吸収して乗員の
安全性を確保する。 【構成】 索部材8が車体の設置面1に取り付けられた
収容枠体2の外周面上部に巻き付けられ、索部材8がガ
イド部材4で収容枠体2の上部からずり落ちないように
支持され、索部材8の両端部が設置面1の収容枠体2よ
り一側方に位置をずらして設けられたアンカー部材7に
向けて引き出して固定される。例えば、衝突事故が発生
し、重量物を収容した収容枠体2にかかる横荷重を索部
材の収容枠体との摩擦力と伸びとによって吸収し、収容
枠体2が乗員に衝突する2次事故を阻止できる。また、
索部材8からアンカー部材に伝達される荷重は索部材8
の収容枠体2との摩擦力によって減衰するので、各構成
部材の剛性は車両全体の軽量化や重量配分に悪影響を与
えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両のバッテリのよう
な重量物を保持する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気自動車においては、1回の充電での
走行距離を延ばすことや出力を大きくすることなどか
ら、多数のバッテリを搭載するのが一般的である。この
多数のバッテリの重量はかなり重くなる。従来の電気自
動車に重量の嵩む多数バッテリを搭載する重量物保持装
置は、車体の設置面に上方開放の収容部を有する収容枠
体下部に設けた台座部をボルトなどの締結部材にて取り
付け、この収容枠体の収容部に上方より多数のバッテリ
を整列配置しつつ収容することによって、車両に重量物
としての多数のバッテリを保持する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の車
両の重量物保持装置は、以上のように収容枠体の下部が
車体の設置面に取り付けられた構造であるので、その収
容枠体の収容部に重量の嵩む多数のバッテリを収容し、
そのバッテリの電力による走行中において、急ブレーキ
をかけたり衝突事故を起こしたなどの場合には、収容枠
体に過大な前方への加速度荷重が瞬間的にかかる。具体
的には、収容部に収容されたバッテリ全体の質量の30
〜50倍程度の前向きの外力が収容枠体の台座部のボル
トまわりに瞬間的に作用し、収容枠体の車体への取り付
け状態に異常を招くことがある。また、高速走行時の衝
突事故の場合には、上記収容枠体に作用する加速度荷重
も莫大となり、収容枠体の台座部の塑性変形のみなら
ず、ボルトまでもが切断され、多数のバッテリを収容し
たまま収容枠体が設置面上を前方に横移動する可能性が
ある。このとき、図4に示すように、上記収容枠体Aが
乗員席Bの後方に所定の空隙dを以て車室内後部の設置
面に設置されていた場合には、移動する収容枠体Aが乗
員席Bのシートバックを介して乗員Cに衝突し、乗員C
が2次的な怪我を受ける可能性がある。このようなこと
から、高速走行時にも収容枠体が設置面上を滑って横移
動しないように、車体の設置面の剛性や収容枠体の剛性
およびボルトの剛性などを強固なものすることが考えら
れるが、この構造は、車両全体の重量およびコストが増
大するうえ、1充電あたりの走行距離も短くなるばかり
でなく、車両全体の重量配分が変わることから車体設計
も変更しなければならず、にわかに採用しがたいもので
ある。
【0004】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は車両の軽量化および車両全
体の重量配分などに悪影響を招くことなく、急ブレーキ
や軽微な衝突時は勿論のこと、高速走行時の衝突などの
ような重大な衝突時にも、重量物を収容した収容枠体を
確実に保持することによって、乗員の安全性を確保する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両の重
量物保持装置は、車体の設置面に上方開放の収容部を有
する収容枠体を取り付け、この車体の設置面にアンカー
部材を収容枠体より一側方に位置をずらして設ける一
方、上記収容枠体の外周面上部にガイド部材を設け、こ
のガイド部材を介して収容枠体の外周面上部に索部材を
巻き付け、この索部材の両端部を上記アンカー部材に向
けて引き出して固定したものである。
【0006】
【作用】この発明の車両の重量物保持装置は、収容枠体
の収容部に上方より重量物を収容することによって、車
両に多数のバッテリなどのような重量物を保持する。こ
の状態において、例えば、車両が軽微な前面衝突を起こ
し、収容枠体に前向きの小さな加速度荷重がかかると、
収容枠体は下部の設置面との取り付け部を支点として上
部が前方に移動しようとする。しかし、索部材が収容枠
体の上部に巻かれ、その索部材の両端部が収容枠体より
も一側方としての後方の設置面にアンカー部材で固定さ
れているので、上記収容枠体上部の移動しようとする力
が索部材に伝達し、索部材が収容枠体との間の摩擦力で
上記収容枠体の移動しようとする力を吸収しながら収容
枠体を締め付け、さらに索部材が索部材に加わる張力で
引き伸ばされ上記収容枠体の移動しようとする力を吸収
する。結果として、索部材の締め付けと伸びとによっ
て、重量物を収容した収容枠体の上部は設置面との取り
付け部を支点として前方へわずかに弾性変位し、収容枠
体は設置面との取り付け部を支点として全体的に前方へ
斜めに傾斜する。その反動によって、索部材が収縮しな
がら収容枠体への締め付けを和らげることによって、索
部材が収容枠体との間の摩擦力と収縮とによって反力を
吸収し、収容枠体は設置面との取り付け部を支点として
元の設置状態に復帰する。また、車両が重大な前面衝突
を起こし、収容枠体に前向きの加速度荷重がかかり、収
容枠体を設置面に取り付けているボルトが切断し、収容
枠体が前方に横移動を開始しようとした場合は、収容枠
体の前方への横移動力が索部材に伝達し、索部材が収容
枠体との間の摩擦力で上記収容枠体の前方への横移動力
を吸収しながら収容枠体を締め付け、さらに索部材が索
部材に加わる張力で引き伸ばされ上記収容枠体の前方へ
の横移動力を吸収する。結果として、索部材の締め付け
と伸びとによって、重量物を収容した収容枠体は全体的
にわずかに前方へ横移動して停止する。つまり、索部材
は収容枠体との摩擦力と伸びとによって瞬間的に大きな
加速度荷重を吸収し、収容枠体が乗員に衝突して乗員に
2次的な怪我を与えるような不都合を確実に阻止し、乗
員の安全が確保される。また、索部材からアンカー部材
に伝達される荷重は、上記索部材の収容枠体との摩擦力
とよって減衰する。よって、アンカー部材およびそれを
設ける設置面ならびに収容枠体など重量物保持装置の各
構成部材の剛性は、車両全体の軽量化を阻害したり、重
量配分が変わるほどにはならない。
【0007】
【実施例】図1は一実施例としての車両の重量物保持装
置を示す斜視図である。この図1において、1は車体の
設置面、2は収容枠体である。この収容枠体2は上方開
放の収容部2aを有する直方形状の有底筒体になってい
る。3は収容枠体2の外周面下部に接合された台座部で
ある。この台座部3は収容枠体2の下部を内接嵌合して
接合するロ字閉環状の縦壁部3aと、この縦壁部3aの
下縁より外側に横方向に延設されたフランジ部3bとか
ら構成される。4は収容枠体2の外周面上部四隅に設け
られた複数のガイド部材である。このガイド部材4は方
形状のベース部4aと、このベース部4aの一側縁より
斜め上方に向けて延設されたガイド片部4bとから構成
される。これら複数のガイド部材4のうちで、収容枠体
2の前部に設けられた2つのガイド部材4のベース部4
aが収容枠体2の左右外側面に接合され、ベース部4a
より斜め上方に延設されたガイド片部4bが収容枠体2
の前側面より前方に配置され、ガイド片部4bの後縁と
収容枠体2の外周面との間には上方開放のガイド溝5が
形成される。また、収容枠体2の後部に設けられた2つ
のガイド部材4のベース部4aが収容枠体2の左右外側
面に接合され、ベース部4aより斜め上方に延設された
ガイド片部4bが収容枠体2の後側面より後方に配置さ
れ、ガイド片部4bの後縁と収容枠体2の外周面との間
には上方開放の上記とは別のガイド溝5が形成される。
このガイド部材4と台座部3とを備えた収容枠体2は設
置面1にボルト6で取り付けられる。具体的には、台座
部3のフランジ部3bが設置面1の所定部位に搭載さ
れ、ボルト6がフランジ部3bに形成された図外の取り
付け孔部から設置面1に形成された図外のねじ孔部に挿
入して締結される。一方、7はアンカー部材である。こ
のアンカー部材7は設置面1に収容枠体2より一側方に
位置をずらして左右に設けられる。この図1に示す実施
例では、車体後部に収容枠体2を設置し、車両の前面衝
突に対処する場合を例として図示してあることから、ア
ンカー部材7は設置面1に収容枠体2より一側方として
の後方に位置をずらして左右に設けられる。このアンカ
ー部材7は長方形のベース部7aと、このベース部7a
の一側縁より上方に延設された係留片部7bとから構成
される。これら複数のアンカー部材7のうちで、左側の
アンカー部材7のベース部7aが収容枠体2の左側面の
ほぼ真後ろに位置しつつ設置面1に接合され、右側のア
ンカー部材7のベース部7aが収容枠体2の右側面のほ
ぼ真後ろに位置しつつ設置面1に接合される。8は索部
材であって、これは曲げ易いより線に形成された所定長
さの鋼索になっており、索部材8の両端部には一端に孔
部を有するアイ型の端末部材9が結合されている。この
索部材8の中間部はガイド部材4を介して収容枠体2の
外周面上部に巻き付けられる。具体的には、索部材8の
中間部はガイド部材4と収容枠体2の外周面との間に形
成されたガイド溝5に通されつつ収容枠体2の外周面上
部に巻き付けられる。この索部材8の両端部はアンカー
部材7に向けて引き出されて固定される。つまり、索部
材8の左端部に結合された端末部材9の孔部から左側の
アンカー部材7の係留片部7bに形成された図外のねじ
孔部にボルト10を締結し、索部材8の右端部に結合さ
れた端末部材9の孔部から右側のアンカー部材7の係留
片部7bに形成された図外のねじ孔部にボルト10を締
結することによって、索部材8の両端部が左右のアンカ
ー部材7に個別に結合される。この索部分8の収容枠体
2からアンカー部材7に向けて斜めに張られた部分に図
外のターンバックルを介装し、このターンバックルによ
って、索部材8の長さ調整および張力調整を行うと至便
である。
【0008】この実施例の車両の重量物保持装置によれ
ば、収容枠体2の収容部2aに上方より図外の多数のバ
ッテリのような重量物を整列配置しつつ収容することに
よって、車両に多数のバッテリなどのような重量物を保
持する。この状態において、例えば、車両が軽微な前面
衝突を起こし、収容枠体2に前向きの小さな加速度荷重
W1がかかると、収容枠体2は下部の設置面1との取り
付け部である台座部3を支点として上部が前方に移動し
ようとする。けれども、索部材8が収容枠体2の上部に
巻かれ、その索部材8の両端部が収容枠体2よりも後方
の設置面1にアンカー部材7で固定されている。このた
め、上記収容枠体2上部の移動しようとする力が索部材
8に伝達し、索部材8が収容枠体2との間の摩擦力で上
記収容枠体2の移動しようとする力を吸収しながら収容
枠体2を締め付け、さらに、索部材8が索部材8に加わ
る張力で引き伸ばされ上記収容枠体2の移動しようとす
る力を吸収する。この過程において、索部材8には下方
の力が作用し、索部材8の中間部が収容枠体2に沿い下
方に移動しようするが、索部材8の中間部はガイド溝5
の底部を構成するガイド部材4のガイド片部4bに接触
して支持されるので、ガイド片部4bより下に移動しな
い。結果として、上記索部材8の締め付けと伸びとによ
って、重量物を収容した収容枠体2の上部は設置面1と
の取り付け部を支点として前方へわずかに弾性変位し、
収容枠体2は設置面1との取り付け部を支点として全体
的に前方へ斜めに傾斜する。その後、反動によって、索
部材8が収縮しながら収容枠体2への締め付けを和らげ
ることによって、索部材8が収容枠体2との間の摩擦力
と収縮とによって反力を吸収し、収容枠体2は設置面1
との取り付け部を支点として元の設置状態に復帰する。
この斜め前方への傾動と復帰とを数回繰り返すことによ
って、収容枠体2および索部材8は元の設置状態に戻
る。一方、車両が重大な前面衝突を起こし、収容枠体2
に前向きの大きな加速度荷重W2がかかり、収容枠体2
を設置面に取り付けているボルト6が切断され、収容枠
体2が前方に横移動を開始した場合は、収容枠体2の前
方への横移動力が索部材8に伝達され、索部材8が収容
枠体2との間の摩擦力で上記前方への横移動力を吸収し
ながら収容枠体2を締め付け、さらに、索部材8が索部
材8に加わる張力で引き伸ばされ上記前方への横移動力
を吸収する。結果として、索部材8の締め付けと伸びと
によって、重量物を収容した収容枠体2は全体的にわず
かに前方へ横移動して停止する。つまり、索部材8は収
容枠体2との摩擦力と伸びとによって瞬間的に大きな加
速度荷重W2を吸収し、収容枠体2が乗員席のシートバ
ックを介して乗員に衝突して乗員に2次的な怪我を与え
るような不都合を阻止することができる。また、索部材
8からアンカー部材7に伝達される荷重は上記索部材8
の収容枠体2との摩擦力よって減衰するので、アンカー
部材7およびそれを設ける設置面1の剛性は、車両全体
の軽量化を阻害したり、重量配分が変わるほどの素材を
使用する必要はない。
【0009】索部材8としては、重量物の大きさおよび
重量に応じ、合成樹脂製ロープなど鋼以外の素材で構成
された索部材を使用することも可能である。また、収容
枠体2の収容部2aに収容する重量物は直方体に限ら
ず、非定形物でも可能である。また、収容枠体2は四角
筒形に限らず、三角筒形、図2のa図に示す五角筒形お
よびそれ以上の多角筒形、または図2のb図に示す円筒
形でも適用できる。さらに、索部材8の収容枠体2への
巻き付けは、吸収すべき荷重の最大の大きさに応じ、一
重から多重を選択して使用すればよい。さらに、図3の
a図に示すように、ガイド部材4Aはベース部4aから
ガイド片部4bと支持片部4cとを二又に延設し、これ
らガイド片部4bと支持片部4cとの間にガイド溝4d
を有し、ベース部4aを収容枠体2に取り付けた状態に
おいて、支持片部4cが収容枠体2の隅部外周面に接触
される構造、あるいは、図3のb図に示すように、ガイ
ド部材4Bは収容枠体2の外周面より外側に突出する凸
状にする構造でも適用できる。要は、ガイド部材4,4
A,4Bは索部材8が収容枠体2の上部よりずれ落ちる
のを防止する機能を発揮する構造のものであればよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、索部材の中間部が車体の設置面に取り付けられた収
容枠体の外周面上部に巻き付けられ、この索部材の中間
部がガイド部材で収容枠体の上部からずり落ちないよう
に支持され、この索部材の両端部が上記設置面の収容枠
体より一側方に位置をずらして設けられたアンカー部材
に向けて引き出して固定される構成としたので、急ブレ
ーキをかけたり、衝突事故が発生した場合において、重
量物を収容した収容枠体に瞬間的にかかる加速度荷重を
索部材の収容枠体との摩擦力と伸びとによって吸収する
ことができ、結果として、重量物を収容した収容枠体が
乗員に衝突して乗員に2次的な怪我を与えるような不都
合を確実に阻止することができる。また、上記加速度荷
重の吸収時において、索部材からアンカー部材に伝達さ
れる荷重は上記索部材の収容枠体との摩擦力とよって減
衰するので、アンカー部材およびそれを設ける設置面な
らびに収容枠体など重量物保持装置の各構成部材の剛性
は、車両全体の軽量化を阻害したり、重量配分が変わる
ほどにはならない。よって、この発明によれば、車両の
軽量化および車両全体の重量配分などに悪影響を招くこ
となく、急ブレーキや軽微な衝突時は勿論のこと、高速
走行時の衝突などのような重大な衝突時にも、重量物を
収容した収容枠体を設置面に確実に保持することによっ
て、乗員の安全が確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の車両の重量物保持装置を示す斜視図
である。
【図2】 収容枠体の異なる例を示す斜視図である。
【図3】 ガイド部材の異なる例を示す側面図である。
【図4】 従来の問題点を説明する解説図である。
【符号の説明】
1 設置面、2 収容枠体、4,4A,4B ガイド部
材、7 アンカー部材、8 索部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の設置面に上方開放の収容部を有す
    る収容枠体を取り付け、この収容枠体の収容部に上方よ
    り重量物を収容することによって、車両に重量物を保持
    する重量物保持装置において、上記設置面にアンカー部
    材を収容枠体より一側方に位置をずらして設ける一方、
    上記収容枠体の外周面上部にガイド部材を設け、このガ
    イド部材を介しつつ収容枠体の外周面上部に索部材を巻
    き付け、この索部材の両端部を上記アンカー部材に向け
    て引き出して固定したことを特徴とする車両の重量物保
    持装置。
JP6165595A 1994-07-18 1994-07-18 車両の重量物保持装置 Pending JPH0825978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165595A JPH0825978A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 車両の重量物保持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165595A JPH0825978A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 車両の重量物保持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0825978A true JPH0825978A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15815341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6165595A Pending JPH0825978A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 車両の重量物保持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0825978A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2014511A1 (fr) * 2007-07-13 2009-01-14 Renault S.A.S. Dispositif de retenue de la batterie d'un véhicule automobile en cas de choc frontal
WO2009054427A1 (ja) * 2007-10-23 2009-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 高圧タンク搭載車両とタンクアッセンブリ
CN111775762A (zh) * 2020-06-23 2020-10-16 东风汽车集团有限公司 一种用于电池箱体和车身连接的快速锁止装置及电动汽车

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2014511A1 (fr) * 2007-07-13 2009-01-14 Renault S.A.S. Dispositif de retenue de la batterie d'un véhicule automobile en cas de choc frontal
FR2918615A1 (fr) * 2007-07-13 2009-01-16 Renault Sas Dispositif de retenue de la batterie d'une vehicule automobile en cas de choc frontal.
WO2009054427A1 (ja) * 2007-10-23 2009-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 高圧タンク搭載車両とタンクアッセンブリ
CN101835650A (zh) * 2007-10-23 2010-09-15 丰田自动车株式会社 高压罐搭载车辆与罐组件
US8366152B2 (en) 2007-10-23 2013-02-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle equipped with high-pressure tank and tank assembly
CN111775762A (zh) * 2020-06-23 2020-10-16 东风汽车集团有限公司 一种用于电池箱体和车身连接的快速锁止装置及电动汽车
CN111775762B (zh) * 2020-06-23 2022-02-01 东风汽车集团有限公司 一种用于电池箱体和车身连接的快速锁止装置及电动汽车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3525535A (en) Safety device for vehicle passengers
US4784434A (en) Vehicle seat with suspension device
US6027167A (en) Method to safely restrain occupants in a crashing vehicle and a seat constructed to perform said method
JPH0818536B2 (ja) 自動車の安全ベルト拘束装置
CN101195352A (zh) 用于儿童安全座椅的能量吸收座椅锚固约束***
US3981530A (en) Energy absorbing loading table mount
US3997190A (en) Safety arrangement
US5725249A (en) Preloader apparatus
US20010008262A1 (en) Belt retractor force limiter
US4900084A (en) Motor vehicle seat
US6851505B2 (en) Occupant protective apparatus
US20080238074A1 (en) Seat belt buckle system and scabbard
US3856328A (en) Safety harness shock absorber
JPH0825978A (ja) 車両の重量物保持装置
US3561819A (en) Restraint apparatus
US5165719A (en) Shoulder belt positional adjustment device for a seatbelt
US3534979A (en) Safety vehicle
EP1042139B1 (fr) Dispositif d'antisoumarinage deployable d'une position inactive vers une position active
JP3214326B2 (ja) 自動車の助手席エアバッグ装置
JP4054996B2 (ja) ニーエアバッグモジュールの取付構造
KR0181247B1 (ko) 안전띠 버클 작동체
JPH05338445A (ja) 自動車のパワープラント支持装置
WO2001041525A1 (en) A vehicle seat
JP2889535B2 (ja) シート・ベルトの取付け構造
JP2000108845A (ja) リトラクタのボディーパネルへの取付構造