JPH082591B2 - 熱可塑性帯状素材の熱成形方法及び装置 - Google Patents

熱可塑性帯状素材の熱成形方法及び装置

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JPH082591B2
JPH082591B2 JP23157888A JP23157888A JPH082591B2 JP H082591 B2 JPH082591 B2 JP H082591B2 JP 23157888 A JP23157888 A JP 23157888A JP 23157888 A JP23157888 A JP 23157888A JP H082591 B2 JPH082591 B2 JP H082591B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/18Thermoforming apparatus
    • B29C51/20Thermoforming apparatus having movable moulds or mould parts
    • B29C51/22Thermoforming apparatus having movable moulds or mould parts rotatable about an axis
    • B29C51/225Thermoforming apparatus having movable moulds or mould parts rotatable about an axis mounted on a vacuum drum

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性帯状素材の熱成形方法及び装置に
関するもので、食品、医薬剤等を包装するために用いら
れるブリスタ包装に利用できる。
〔従来の技術〕
ブリスタ包装、特に、主に医薬剤の包装として用いら
れるPTP包装においては、昨今、包装材としてポリプロ
ピレン製シート、フィルム等の帯状素材を利用すること
が頻繁に行われている。このポリプロピレン製帯状素材
を利用した場合、帯状素材の熱成形技術として、プレヒ
ータ熱板接触圧空方式が一般的に用いられている。この
プレヒータ熱板接触圧空方式とは、成形部にポケット成
形用のキャビティとこれに対向するとともにプラグを備
えた圧空ボックスとの間に予め加熱されたシートを挟ん
でプラグ及び圧縮空気によりシートにポケットを形成す
るものである。ところが、この方式では、シートを熱板
に挟み接触させて加熱するため、熱板度が高い場合、シ
ートの熱板への融着、シワの発生、シート送り時のテン
ションによるシートの伸び、シート表面への熱板面の転
写が起こり、各種の成形不良、ポケットの透明性不良が
発生する。逆に、熱板度が低い場合、成形部の型再現性
が不良になる。この間の適正条件は極めて狭く不安定で
ある。さらに、成形を安定させるには使用できるシート
の材質が制限され、加熱伸びの温度依存性が低く、低軟
化点で融着しにくく、また、波打、うねりの全くない高
肉厚精度で高均質な高品質の素材を用いなければならな
いという不都合がある。そこで、この不都合を回避する
ため、回転成形ドラムの成形部にキャビティを形成する
一方、非成形部にシート吸引孔を形成してシートをドラ
ム周面に密着させ、かつ、回転成形ドラムから送られる
シートにダンサーロールで0.1kg/cm程度の低い張力をか
けた状態で加熱する技術(特開昭58−126117号公報)が
提案されている。この従来例によれば、回転成形ドラム
を用いているので、帯状素材の熱成形が連続的に行え、
かつ、シートの材質等の選択を誤らなければ、シートの
回転成形ドラム周面への密着性が改善されるので、熱成
形が安定する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来例では、ダンサーロールによりシ
ートにかけられる張力が0.1kg/cm程度の低い値であるこ
とにも関係して、シートの物性(加熱膨張、加熱収縮
等)、性状(肉厚精度、波打ち、蛇行等)によっては、
シートが回転成形ドラムに十分に密着せず、成形不良が
発生するという問題点がある。
ここに、本発明の目的は、帯状素材の物性、性状にか
かわらず、容易かつ安定した熱成形を行える熱可塑性帯
状素材の熱成形方法及び装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかる熱成形方法は、熱可塑性帯状素材に0.
2kg/cm〜2kg/cmの張力をかけた状態でこの帯状素材を回
転成形ドラムに供給し、この回転成形ドラムに供給され
た帯状素材を加熱してポケットを成形することを特徴と
する。
また、本発明の熱成形装置は、ポリプロピレン製シー
ト、フィルム等の熱可塑性帯状素材が掛け回されるとと
もに外周面にポケット成形用の成形部を有する回転成形
ドラムと、この回転成形ドラムに帯状素材を供給する供
給手段と、前記回転成形ドラムに掛け回された帯状素材
を加熱する加熱手段と、前記回転成形ドラムと供給手段
との間で前記帯状素材に0.2kg/cm〜2kg/cmの張力を付与
する張力付与機構とを備えたことを特徴とする。
この熱成形装置では、前記張力付与機構を、帯状素材
が掛け回されるラバーロールと、このラバーロールに固
定されるリング及びこのリングに当接してラバーロール
を制動する制動ロッドを有するリングブレーキとを備え
た構成としてもよく、あるいは、の張力付与機構を、ラ
バーロールと、このラバーロールの軸部に取り付けられ
るとともにラバーロールを制動する軸ブレーキとを備え
た構成としてもよい。なお、帯状素材の繰り出しテンシ
ョンは常に一定であることが均質な成形品を得る点で好
ましい。
さらに、前記回転成形ドラムは、帯状素材と接触する
非成形部に帯状素材を固定する吸引部を有し、前記成形
部は凹状のキャビティとされ、このキャビティは帯状素
材を吸引する吸引孔を有し、前記加熱手段は回転成形ド
ラムの外周部近傍で回転成形ドラムの略半周にわたって
形成されたものとしてもよい。なお、帯状素材の繰り出
しテンション及び回転成形ドラム上の帯状素材の非キャ
ビティ部が伸縮しないこと、加熱軟化しないこしが必要
である。
〔作用〕
このような構成の本発明では、供給手段から回転成形
ドラムに熱可塑性帯状素材が供給され、この帯状素材
は、ドラム外周面に接触した状態で回転成形ドラムによ
り移送される。この帯状素材は、張力付与機構によっ
て、回転成形ドラムと供給手段との間で0.2kg/cm〜2kg/
cmの張力がかかり、これにより、帯状素材は回転成形ド
ラムの外周面に均一に密着する。この状態で帯状素材が
加熱手段により加熱されると、この帯状素材にキャビテ
ィの形状に適合したポケットが形成される。
帯状素材にかかる張力を0.2kg/cm値未満とすると、帯
状素材の回転成形ドラムへの密着が不十分となり、一
方、張力を2kg/cmを越えると帯状素材が伸びてしまう。
従って、帯状素材にかかる張力を0.2kg/cm〜2kg/cmに限
定することにより、前記目的が達成できる。
ここで、張力付与機構をラバーロール及びリングブレ
ーキとする場合にあっては、帯状素材が掛け回されたラ
バーロールをリングブレーキで制動して帯状素材に張力
をかける。また、張力付与機構をラバーロール及び軸ブ
レーキとする場合にあっては、ラバーロールの軸部を軸
ブレーキで制動して帯状素材に張力をかける。
また、回転成形ドラムが帯状素材と接触する非成形部
に帯状素材を回転する吸引部を有し、前記成形部がキャ
ビティとされるとともに、このキャビティが帯状素材を
吸引する吸引孔を有し、前記加熱手段が回転成形ドラム
の外周部近傍で回転成形ドラムの略半周にわたって形成
される場合にあっては、帯状素材は、非成形部に形成さ
れた吸引部で固定されて回転成形ドラムとの密着状態を
保持されながら加熱手段により回転成形ドラムの略半周
にわたって加熱される。加熱された帯状素材にはキャビ
ティ内の吸引孔から吸引されてキャビティの形状に適合
したポケットが形成される。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。こ
こにおいて、各実施例中、同一または同様構成部分は同
一符号を付し、説明を省略もしくは簡略にする。
第1実施例 ブリスタ包装装置の概略が示される第1図において、
供給手段としての繰出ロール1にはポリプロピレン製の
シートあるいはフィルムからなる厚さ0.2〜0.3mmの帯状
素材2が巻回され、この帯状素材2は繰出ロール1から
張力付与機構3を経て回転成形ドラム4に送られる。こ
の回転成形ドラム4の外周部近傍には加熱手段としての
赤外線加熱炉5が回転成形ドラム4の略半周にわたって
形成されている。ここにおいて、繰出ロール1、張力付
与機構3、回転成形ドラム4及び赤外線加熱炉5から帯
状素材2にポケット2Aを形成する熱成形装置6が構成さ
れる。
前記回転成形ドラム4は、第2図に拡大して示される
ように、前記帯状素材2が掛け回される円筒状のドラム
本体41と円板状の側板部材42とを備えている。これらの
ドラム本体41及び側板部材42は、側端面41A,42Aどうし
を当接させた状態で軸(図示せず)で支持され、かつ、
側板部材42は軸に固定されるとともに、ドラム本体41は
側板部材42に摺接しながら回転するようになっている。
ドラム本体41は、その外周面にポケット成形用の成形
部44を有し、この形成部44は、周方向及び軸方向に整列
配置された複数の凹状のキャビティ45とされている。こ
れらのキャビティ45は、第3図及び第4図の通り、それ
ぞれ帯状素材2を吸引するスリット状の吸引孔46を有す
る構造である。これらの吸引孔46は、軸方向に整列した
複数、図中4個のキャビティ45毎に一つずつ配置された
吸引路47と連通され、これらの吸引路47は、ドラム本体
41の側端面41Aに半径R1の円軌跡に沿って開口されてい
る。
第2図の通り、各キャビティ45の間には非成形部48が
形成され、この非成形部48には帯状素材2を固定する複
数の(+)状あるいは(−)状のスリット状の吸引部49
が形成されている。この吸引部49は、それぞれ時方向に
整列された吸引部45毎にドラム本体41内で軸方向に延び
て配置された複数の吸引路50の各々と連通され、これら
の吸引路50は前記側端面41Aに半径R2(>R1)の円軌跡
に沿って開口されている。
前記側板部材42の側端面42Aには、半径R1の位置に第
1の円弧状溝51及び第2の円弧状溝52が、半径R2の位置
に第3の円弧状溝53がそれぞれ形成され、第1の円弧状
溝51は第1図中矢印Sの位置にあうように、第2の円弧
状溝52は第1図中矢印Tの位置にあうように、第3の円
弧状溝53は第1図中矢印Uの位置にあうようにそれぞれ
長さが決められている。また、第1の円弧状溝51は配管
54を通して、第2の円弧状溝52は配管55を通して、第3
の円弧状溝53は配管56を通してそれぞれ図示しない吸引
ポンプと挿通されている。これらの吸引ポンプによって
ドラム本体41に吸着された帯状素材2が前記赤外線加熱
炉5により加熱されると、この帯状素材2に前記キャビ
ティ45に適合したポケット2Aが形成されるようになって
いる。
第1図において、前記張力付与機構3は、帯状素材2
が掛け回されるシリコーンゴム製ラバーロール30と、リ
ングブレーキ31とから構成されている。ラバーロール30
はモータ等の回転機構(図示せず)を有するとともに、
外周面に帯状素材2との滑りを防止するための図示しな
い小孔を多数有する。また、ラバーロール30と繰出ロー
ル1との間にはアイドルロール32が設けられ、このアイ
ドルロール32を回転成形ロール側に近接して配置するこ
とにより、ラバーロール30と帯状素材2との接触長さを
長くして帯状素材2の滑りを防止するようになってい
る。前記リングブレーキ31はラバーロール30の外周に固
定されたリング32及びこのリング33に当接してラバーロ
ール30を制動する制動ロッド34を有し、この制動ロッド
34のリング33への当接力を調整することにより、帯状素
材2に0.2kg/cm〜2kg/cm(≒5kg/215mm〜50kg/215m
m)、好ましくは、0.4kg/cm〜1.2kg/cm(≒10kg/215mm
〜30kg/215mm)の張力をかけるようになっている。ここ
で、帯状素材2にかかる張力を0.2kg/cm〜2kg/cm(≒5k
g/215mm〜50kg/215mm)としたのは、張力を0.2kg/cm
(≒5kg/215mm)値未満とすると、帯状素材2の回転成
形ドラム4への密着が不十分となり、一方、張力を2kg/
cm(≒50kg/215mm)を越える値とすると帯状素材2が伸
びてしまうからである。なお、回転成形ドラム4とラバ
ーロール30との間のアイドルロール35にかかる力を検出
することにより帯状素材2にかかる張力が前記の値内か
否かを検出するようにしてもよい。
前記回転成形ドラム4から移送される帯状素材2の上
方にはホッパ7が配置され、このホッパ7から医薬剤等
の内容物が帯状素材2に形成されたポケット2Aに充填さ
れるようになっている。
ポケット2Aに内容物が充填された帯状素材2はシール
手段8に送られる。このシール手段8は、台紙供給ロー
ラ80から送られる台紙シート81と前記帯状素材2とをヒ
ートシールするシールローラ82とを備えている。台紙シ
ート81がシールされた帯状素材2は、可動ロール83及び
送りロール84を経てパーフォレータ85及びパンチング86
に送られる。パーフォレータ85は前記帯状素材2にミシ
ン目を形成するためのものであり、パンチング86は、ミ
シン目が形成された帯状素材2から所定単位毎の包装体
20を打ち抜くものである。パンチング86により打ち抜か
れた包装体20はコンベア87で搬送され、一方、抜きかす
はスクラップロール88に巻き取られるようになってい
る。
次に、本実施例の作用について説明する。
繰出ロール1から繰り出される帯状素材2は、アイド
ルロール32を経て張力付与機構3に送られ、さらに、ア
イドルロール35を経て回転成形ドラム4へ送られる。
この回転成形ドラム4では、非成形部48の吸引部49に
よって帯状素材2がドラム本体41に吸着固定され、この
状態でドラム本体41が回転する。また、張力付与機構3
では、リング33に制動ロッド34を当接させることにより
ラバーロール30を制動させ、回転成形ドラム5に送られ
る帯状素材2に0.2kg/cm〜2kg/cm(≒5kg/215mm〜50kg/
215mm)の張力をかける。これらの吸着部49及び張力付
与機構3の作用によって、帯状素材2はドラム本体41に
均一に密着することになる。
この状態で、帯状素材2は、赤外線加熱炉5により加
熱され、かつ、キャビティ45の吸引孔46から吸引され、
これにより、帯状素材2にポケット2Aが形成される。
その後、帯状素材2は、ポケット2A内にホッパ7から
内容物が充填された後、シール手段8により台紙シート
81とシールされる。台紙シート81とシールされた帯状素
材2はパーフォレータ85でミシン目が形成された後、パ
ンチング86に送られ、このパンチング86によって包装体
20が打ち抜かれる。
このような構成の本実施例によれば、張力付与機構3
によって回転成形ドラム4に送られる前の帯状素材に、
ダンサーロールの場合に比べて高い値である0.2kg/cm〜
2kg/cm(≒5kg/215mm〜50kg/215mm)の張力をかけ、し
かも、回転成形ドラム4に形成された非成形部48の吸引
部49により帯状素材2を吸着保持したので、帯状素材2
は回転成形ドラム4に均一に密着された状態で加熱され
ることになり、帯状素材2の物性、性状にかかわらず、
容易かつ安定した熱成形を行える。また、本実施例で
は、張力付与機構3をラバーロール30とリングブレーキ
31とで構成したから、簡易な構成で適正な張力を帯状素
材2に付与できる。さらに、リングブレーキ31の張力調
整も制動ロッド34で容易に行える。
本実施例の効果を確認するために、以下に実験例につ
いて説明する。
実験条件 帯状素材 原反A;出光ピュアレイシート MG−200 厚さ0.3×幅215mm 原反B;出光ピュアレイシート MG−400 厚さ0.3×幅215mm ブリスタ包装装置 出光MD−550(間接加熱ドラム真空成形方式) 成形速度 5m/min この条件下で、原反性状、ドラムシート押えの有無、
張力等を変化させて行った実験例1〜4及び比較例1〜
5の実験結果を表1に示す。
注1;波打は帯状素材MD方向1m長さの波打長さの総和(m
m) 注2;蛇行は帯状素材MD方向5m長さの最大蛇行量(mm) 注3;MD方向とは帯状素材流れ方向をいい、TD方向とは帯
状素材幅方向をいう。
注4;ドラムシート押えとは回転成形ドラムの非成形部に
吸引部を設けて帯状素材を回転成形ドラムに吸着するこ
とをいう。
注5;シート巾変化とは帯状素材の伸びをいう。
この実験例によれば、帯状素材に7kg/215mm(≒0.325
6kg/cm),15kg/215mm(≒0.6977kg/cm)の張力をかけた
状態で熱成形を行えば、帯状素材の種類、性状(波打、
蛇行)に影響されずに良好な成形が行えることがわか
る。特に、波打、蛇行が大きい場合にあっても、帯状素
材に張力をかけて回転成形ドラムに密着後熱成形を行え
ば、成形を良好なものとすることができる。また、シー
ト押えを用いない場合には、帯状素材に伸びが発生し、
成形品の収縮率が大きくなり不安定となることがある。
従って、シート押えを用いない場合にあっては、成形品
にカールやピッチ変化を生じさせることがある。
第2実施例 次に、第2実施例について第5図で説明する。第2実
施例は張力付与機構3のみが前記第1実施例と異なり、
他の構成は前記第1実施例と同じであるから、図示及び
説明を省略する。
第5図において、第2実施例の張力付与機構3は、前
記ラバーロール30と、このラバーロール30の軸部30Aに
取り付けられる軸ブレーキ36とを備えている。この軸ブ
レーキ36は軸部30Aに当接する2つのブレーキシュ37に
それぞれコ字型の連結部材38の一端を接続し、これらの
連結部材38の他端をそれぞれエアーシリンダ39のシリン
ダケース39Aとピストン39Bとに接続して構成され、エア
ーシリンダ39の作動によってブレーキシュ37を軸部30A
に当接させて軸部30Aを制動させるものである。
この第2実施例によれば、前記第1実施例と同様の効
果を奏することができる。
なお、本発明では、ラバーロール30を制動する機構と
しては、前記第1及び第2実施例におけるリングブレー
キ31、軸ブレーキ36の他に、ドラム式ブレーキ、デイス
ク式ブレーキ等であってもよい。また、ラバーロール30
は回転機構を有するものとしたが、本発明ではラバーロ
ール30から回転機構を排してロールをフリーロールとす
るものでもよい。
また、本発明では、キャビティ45の吸引孔45及び非成
形部48の吸引部49の形状はスリット状に限定されるもの
ではなく、円孔等、他の形状であってもよい。
さらに、本発明では、回転成形ドラム4の非成形部48
に必ずしも吸引部49を設けることを要しない。ただし、
前記実施例のように吸引部49を設ければ、帯状素材2の
回転成形ドラム4への密着をより確実に行えるという効
果がある。
また、本発明で熱成形される帯状素材は、ポリプロピ
レン製である他、塩化ビニル製等他の合成樹脂であって
もよい。
〔発明の効果〕
前述のような本発明にかかる熱成形方法及び装置によ
れば、帯状素材の物性、性状にかかわらず、熱成形を容
易かつ安定して行えるという効果がある。
また、帯状素材と接触する非成形部に帯状素材を吸引
する吸引部を形成する一方、前記成形部のキャビティに
帯状素材を吸引する吸引孔を形成すれば、帯状素材の回
転成形ドラムへの密着をより確実に行えるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は第1実施例の熱成形装置が適用されたブリ
スタ包装装置の概略構成図、第2図は回転成形ドラムを
ドラム本体と側板部材とに分けて示す斜視図、第3図は
キャビティの正面図、第4図は第3図中IV−IV線に沿う
矢視断面図、第5図は第2実施例の要部を示す概略構成
図である。 1……供給手段としての繰出ロール、2……帯状素材、
2A……ポケット、3……張力付与機構、4……回転成形
ドラム、5……加熱手段としての赤外線加熱炉、30……
ラバーロール、31……リングブレーキ、33……リング、
34……制動ロッド、36……軸ブレーキ、44……成形部、
45……キャビティ、46……吸引孔、48……非成形部、49
……吸引部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−188406(JP,A) 特開 昭62−78011(JP,A) 実開 昭57−120402(JP,U)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性帯状素材に0.2Kg/cm〜2kg/cmの張
    力をかけた状態でこの帯状素材を回転成形ドラムに供給
    し、この回転成形ドラムに供給された帯状素材を加熱し
    てポケットを成形することを特徴とする熱可塑性帯状素
    材の熱成形方法。
  2. 【請求項2】熱可塑性帯状素材が掛け回されるとともに
    外周部にポケット成形用の成形部を有する回転成形ドラ
    ムと、この回転成形ドラムに帯状素材を供給する供給手
    段と、前記回転成形ドラムに掛け回された帯状素材を加
    熱する加熱手段と、前記回転成形ドラムと供給手段との
    間で前記帯状素材に0.2kg/cm〜2kg/cmの張力を付与する
    張力付与機構とを備えたことを特徴とする熱可塑性帯状
    素材の熱成形装置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載の熱可塑性帯
    状素材の熱成形装置において、前記張力付与機構は、帯
    状素材が掛け回されるラバーロールと、このラバーロー
    ルに固定されるリング及びこのリングに当接してラバー
    ロールを制動する制動ロッドを有するリングブレーキと
    を備えたことを特徴とする熱可塑性帯状素材の熱成形装
    置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第2項に記載の熱可塑性帯
    状素材の熱成形装置において、前記張力付与機構は、帯
    状素材が掛け回されるラバーロールと、このラバーロー
    ルの軸部に取り付けられるとともにラバーロールを制動
    する軸ブレーキとを備えたことを特徴とする熱可塑性帯
    状素材の熱成形装置。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第2項から第4項のいずれ
    かに記載の熱可塑性帯状素材の熱成形装置において、前
    記回転成形ドラムは、帯状素材と接触する非成形部に帯
    状素材を固定する吸引部を有し、前記成形部は凹状のキ
    ャビティとされ、このキャビティは帯状素材を吸引する
    吸引孔を有し、前記加熱手段は回転成形ドラムの外周部
    近傍で回転成形ドラムの略半周にわたって形成されたこ
    とを特徴とする熱可塑性帯状素材の熱成形装置。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第2項から第5項のいずれ
    かに記載の熱可塑性帯状素材の熱成形装置において、前
    記帯状素材はポリプロピレン製であることを特徴とする
    熱可塑性帯状素材の熱成形装置。
JP23157888A 1988-09-14 1988-09-14 熱可塑性帯状素材の熱成形方法及び装置 Expired - Lifetime JPH082591B2 (ja)

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