JPH082588B2 - 管体のブロー成形方法およびブロー成形用型 - Google Patents

管体のブロー成形方法およびブロー成形用型

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JPH082588B2 JP4272308A JP27230892A JPH082588B2 JP H082588 B2 JPH082588 B2 JP H082588B2 JP 4272308 A JP4272308 A JP 4272308A JP 27230892 A JP27230892 A JP 27230892A JP H082588 B2 JPH082588 B2 JP H082588B2
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、二次元或いは三次元の湾曲形状
を有する樹脂製管体のブロー成形方法およびブロー成形
用型に係り、特に湾曲部位における管壁厚を均一化する
と共にダボ不良を防止し、製品の品質向上および安定化
を有利に達成せしめ得る技術に関するものである。
【0002】
【背景技術】一般に、換気装置や冷暖房装置の送気ダク
トの如き配管用管体としては、製造コストが安価である
等の理由から、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱
可塑性樹脂材料にて形成されたものが用いられている
が、自動車の冷房装置用ダクトのように、複雑な湾曲形
状の管体や蛇腹状の可撓部分を有する管体は、一般的な
管体のブロー成形方法では、技術的およびコスト的に、
量産することが困難であった。
【0003】そこで、従来、そのような複雑な形状を有
する管体は、例えば、特公昭54−15580号公報等
に開示されているように、目的とする管体形状に応じた
湾曲溝が型合わせ面に形成されてなる上型および下型を
用い、所定の熱可塑性樹脂材料からなるパリソンを下型
の湾曲溝内にセットせしめた後、それら上下型を重ね合
わせて、かかるパリソンの中空内部に圧縮空気を注入
し、膨張,拡径させることによって、製造されていた。
【0004】しかしながら、このような手法では、直管
状に成形されたパリソンを用い、それを成形用型に形成
された湾曲溝に沿って湾曲させて配置し、ブロー成形す
ることとなるために、湾曲部の曲率が大きく、湾曲内周
面側と湾曲外周面側とにおける管軸方向長さの差が大き
い場合には、湾曲溝へのパリソンのセット位置のばらつ
き等に起因して、製品不良が発生し易いという大きな問
題があった。
【0005】すなわち、図6(イ)に示されているよう
に、成形用型2に設けられた湾曲溝4の湾曲内周面6に
沿ってパリソン8をセットした場合には、ブロー成形時
における膨張,拡径に際して、パリソン8の湾曲外周部
分:aが管軸方向に引き延ばされて薄肉となってしまう
ために、所期の管壁厚を確保することができなくなる不
具合が生ずるのであり、一方、図6(ロ)に示されてい
るように、湾曲溝4の湾曲外周面10に沿ってパリソン
8をセットした場合には、ブロー成形時における膨張,
拡径に際して、パリソン8の湾曲内周部分:b が管軸
方向に圧縮されてしわ寄せされてしまうために、いわゆ
るダボ不良(管内面へのしわ状突起)が発生してしまう
不具合が生ずることとなり、製品品質の確保が極めて困
難となるのである。
【0006】また、製品の管壁厚を公差寸法内に維持し
ようとすると、ブロー成形に際しての湾曲外周部分の薄
肉化を見越して管壁厚を厚肉化せざるを得ないために、
製造コストの増大や製品重量の増加などが避けられない
という問題もあった。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、製品の管壁厚のばらつきを防止し、管壁厚
の安定化を図ると共に、ダボ不良の発生を防止し、目的
とする管体を安定した品質をもって製造することのでき
る管体のブロー成形方法およびブロー成形用型を提供す
ることにある。
【0008】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明にあっては、目的とする管体形状に応じた湾曲溝が
型合わせ面に形成された上型および下型を用い、所定の
熱可塑性樹脂材料からなるパリソンを該下型の湾曲溝内
にセットせしめた後、それら上下型を重ね合わせて、前
記パリソンの中空内部に圧縮空気を注入し、拡径するこ
とにより湾曲形状の樹脂製管体を得るに際して、前記湾
曲溝の湾曲部位において、湾曲内周面から該湾曲溝内に
所定の付勢力をもって突出配置された位置決め部材によ
り、前記パリソンを該湾曲溝の湾曲外周面に沿って配
設,保持すると共に、かかるパリソンへの圧縮空気の注
入による拡径に伴い、前記位置決め部材を付勢力に抗し
て前記湾曲溝から押し出させることにより、該位置決め
部材にて、該パリソンを、前記湾曲溝の湾曲内周面にま
で案内するようにしたことを特徴とする管体のブロー成
形方法を、その要旨とするものである。
【0009】また、本発明は、前述の如き課題を解決す
るために、目的とする管体形状に応じた湾曲溝が型合わ
せ面に形成された上型および下型からなり、型合わせさ
れたそれら上下型の湾曲溝内に所定の熱可塑性樹脂材料
からなるパリソンをセットせしめて、該パリソンの中空
内部に圧縮空気を注入して拡径することにより、湾曲形
状の樹脂製管体を成形する管体のブロー成形用型であっ
て、前記上型および下型の少なくとも一方の側に、前記
湾曲溝の湾曲部位において湾曲内周面から該湾曲溝内に
突出する位置決め部材を出入可能に配設すると共に、該
位置決め部材を突出方向に付勢して突出位置に保持する
付勢手段を設け、かかる位置決め部材の付勢力により、
前記湾曲溝内にセットされるパリソンが、該湾曲溝の湾
曲外周面に沿って保持せしめられると共に、該位置決め
部材の付勢力に抗する押し出しにより、前記圧縮空気の
注入にて拡径されるパリソンが、前記湾曲溝の湾曲内周
面まで案内されるようにしたことを特徴とする管体のブ
ロー成形用型をも、その要旨とするものである。
【0010】
【作用・効果】すなわち、このような本発明において
は、上下型に形成された湾曲溝の湾曲部位にセットされ
るパリソンが、位置決め部材により、湾曲溝の湾曲外周
面に沿って位置決め,保持される。それ故、パリソンの
湾曲溝へのセット位置の安定化が図られる共に、かかる
状態からブロー成形されることにより、パリソンの湾曲
外周部分における管軸方向の延び率が低く抑えられて、
管壁の薄肉化による不良品発生が防止され得るのであ
る。
【0011】また、パリソンの湾曲内周部分は、ブロー
成形に際し、そこに当接させられた位置決め部材によ
り、湾曲外周方向に所定の付勢力を及ぼされつつ、湾曲
溝の湾曲内周面にまで案内されることから、その壁面形
状が有利に規定され得て、ダボ不良による不良品発生が
防止され得るのである。
【0012】従って、このような本発明においては、製
品の湾曲外周部分における薄肉化や湾曲内周部分におけ
るダボ発生が有効に防止され得て、製品品質の向上と安
定化が達成され得ると共に、製品の管壁厚確保のために
不必要に管壁を厚肉化する必要もないことから、製造コ
ストの低減および製品の軽量化も、効果的に図られ得る
のである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明することとする。
【0014】先ず、図1及び図2には、本発明手法に従
う管体のブロー成形を実施するに際して好適に用いられ
る、本発明に従う構造とされた下型20の平面図及び断
面図が、それぞれ概略的に示されている。この下型20
には、図示しない上型との型合わせ面22において、目
的とする製品である管体の下部外形形状に応じた形状の
湾曲溝24が、形成されている。なお、本実施例では、
かかる湾曲溝24が、三次元的に二つの湾曲部:A,B
を有する形状とされており、且つその一方の湾曲部:B
は、比較的小さな曲率とされているが、他方の湾曲部:
Aは、ブロー成形に際しての不良発生が問題となる程に
大きな曲率とされている。
【0015】また、かかる下型20には、湾曲溝24か
ら湾曲部:Aの曲率中心側に所定距離隔たった位置にお
いて、型合わせ面22に開口する装着穴26が形成され
ている。更に、この装着穴26と湾曲溝24との間に
は、下型20内を貫通して、湾曲部:Aの交角の二等分
線上を直線的に延び、その両端部が装着穴26および湾
曲溝24の湾曲部:Aの湾曲内周面にそれぞれ開口する
挿通孔28が、形成されている。
【0016】そして、かかる挿通孔28内に、位置決め
部材30が挿入され、軸方向にスライド可能に配設され
ている。この位置決め部材30は、挿通孔28と略同一
の断面形状を有するロッド状を呈しており、該挿通孔2
8よりも所定寸法長い軸方向長さをもって形成されてい
る。
【0017】また、この位置決め部材30における湾曲
溝24側の内側端面32は、湾曲部24の内面形状に対
応した形状を有している。そして、かかる内側端面32
が湾曲溝24の内面と面一とされた際に、湾曲溝24の
内面の一部が、この内側端面32によって構成されるよ
うになっている。
【0018】また一方、かかる位置決め部材30におけ
る装着穴26側の外側端部には、挿通孔28よりも大き
な当接ブロック35が固着されており、この当接ブロッ
ク35の装着穴26内面への当接により、位置決め部材
30の移動端、即ち該位置決め部材30の内側端面32
の湾曲溝24内への突出量が規制されるようになってい
る。
【0019】更にまた、前記装着穴26には、付勢手段
としての圧縮コイルバネ33が収容配置されており、こ
の圧縮コイルバネ33により、位置決め部材30に対し
て、湾曲溝24内への突出方向の付勢力が及ぼされてい
る。それによって、かかる位置決め部材30が、常時、
湾曲溝24内に、当接ブロック34にて位置決めされた
所定量だけ突出した位置に保持せしめられるようになっ
ている。
【0020】このような構造とされた下型20を用い
て、目的とする管体を製造するに際しては、先ず、通常
の手法に従い、押出し式中空成形機や射出式中空成形機
等により、所定の熱可塑性合成樹脂材料からなる中空チ
ューブ状のパリソンを、かかる下型20の湾曲溝24の
大きさに応じた径をもって成形する。
【0021】次いで、図3に示されているように、かか
るパリソン34を、下型20の湾曲溝24にセットせし
める。なお、このパリソン34の湾曲溝24へのセット
は、手作業にて行なうことも可能であるが、下型20ま
たはパリソン成形機のノズルを移動制御すること等によ
り、機械操作にて行なうことも可能である。
【0022】ここにおいて、かくの如くして湾曲溝24
にセットされたパリソン34にあっては、図3に示され
ている如く、湾曲溝24の湾曲部:Aにおいて、該湾曲
溝24の湾曲内周面36から突出位置せしめられた位置
決め部材30により、湾曲溝24の湾曲外周面38側に
位置決めされ、該湾曲外周面38に沿って配設、保持さ
れる。
【0023】そして、上述の如きパリソン34のセット
後、図4に示されているように、下型20の型合わせ面
22上に上型40を重ね合わせることにより、それら下
型20の湾曲溝24と上型40の湾曲溝42とにより、
成形キャビティを形成する。
【0024】その後、通常の手法に従い、パリソン34
の軸方向一端側から中空針(エアシリンダ針)を差し込
み(図示せず)、かかる中空針を通じて、パリソン34
の中空孔内に圧縮空気を吹き込む。それによって、パリ
ソン34を、成形キャビティ内で膨張,拡径せしめ、以
て、成形キャビティに応じた外形形状に成形する。
【0025】ここにおいて、かかる圧縮空気の吹き込み
によるパリソン34の膨張に際し、湾曲溝24の湾曲
部:Aにおいて、パリソン34の湾曲内周側に当接せし
められた位置決め部材30は、パリソン34の拡径に伴
い、圧縮コイルバネ33の付勢力に抗して、湾曲溝24
内から押し出され、最終的には、図4に示されている如
く、その内側端面32により成形キャビティの内面の一
部を構成することとなる。なお、下型20には、必要に
応じて、位置決め部材30の押し出し方向移動端を規定
する係止部材等が、設けられる。
【0026】そして、このような位置決め部材30の動
きにより、パリソン34の湾曲部:Aの湾曲内周側部分
は、そこに当接された位置決め部材30によって形状を
保持せしめられつつ、膨張,拡径されることとなる。即
ち、この位置決め部材30により、膨張,拡径時におけ
るパリソン34の形状保持効果が発揮されるのであり、
以て、湾曲部:Aにおけるダボ不良等の形状不良の発生
が防止され得るのである。
【0027】また、上述の如き圧縮空気の吹き込みによ
るパリソン34の膨張に際し、パリソン34の湾曲外周
側部分は、湾曲溝24の湾曲部:Aにおいて、湾曲溝2
4,42の湾曲外周面に沿ってセットされていることか
ら、管軸方向の延び率が低く抑えられることとなり、か
かる管軸方向の延びに起因する管壁の薄肉化が、有利に
軽減され得るのである。
【0028】そうして、このようなブロー成形後、図5
に示されているように、下型20と上型40とを型開き
して成形品44を取り出し、必要に応じて、不要部分を
カットすることにより、目的とする樹脂製管体の製品が
得られる。
【0029】従って、上述の如きブロー成形方法によれ
ば、曲率の大きい湾曲部:Aにおいても、パリソン34
の湾曲外周側部分における延び率が低く抑えられて、大
幅な薄肉化が防止されると共に、パリソン34の湾曲内
周側部分における形状が保持されて、ダボ不良等の発生
が防止され得るのであり、それによって、優れた品質の
成形品44を、安定して製造することができるのであ
る。
【0030】また、成形品44の湾曲外周側部分におけ
る薄肉化が軽減されることから、製品の管壁厚確保のた
めに不必要に厚肉化する必要もないのであり、それ故、
従来に比べて、製造コストの低減および製品の軽量化
も、効果的に達成され得るのである。
【0031】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0032】例えば、本発明は、二次元的な湾曲形状を
有する管体のブロー成形およびブロー成形用型に対して
も、同様に適用され得る。
【0033】また、曲率が大きな湾曲部位が二箇所以上
ある場合には、それら各湾曲部位に対して、位置決め部
材を配設することが可能である。
【0034】さらに、本発明は、熱可塑性合成樹脂材料
による各種の湾曲形状の管体のブロー成形に対して広く
適用され得るものであり、特に多量生産される場合に、
好適に適用され得るものである。
【0035】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのブロー成形用下型を
概略的に示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1に示された下型を用いての本発明に従うブ
ロー成形操作を説明するための一工程図である。
【図4】本発明に従うブロー成形操作を説明するための
別の工程図である。
【図5】本発明に従うブロー成形操作を説明するための
更に別の工程図である。
【図6】(イ),(ロ)は、それぞれ、従来のブロー成
形操作における製品不良発生の理由を説明するための概
略図である。
【符号の説明】
20 下型 22 型合わせ面 24 湾曲溝 30 位置決め部材 33 圧縮コイルバネ 34 パリソン 36 湾曲内周面 38 湾曲外周面 40 上型 42 湾曲溝 44 成形品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的とする管体形状に応じた湾曲溝が型
    合わせ面に形成された上型および下型を用い、所定の熱
    可塑性樹脂材料からなるパリソンを該下型の湾曲溝内に
    セットせしめた後、それら上下型を重ね合わせて、前記
    パリソンの中空内部に圧縮空気を注入し、拡径すること
    により湾曲形状の樹脂製管体を得るに際して、 前記湾曲溝の湾曲部位において、湾曲内周面から該湾曲
    溝内に所定の付勢力をもって突出配置された位置決め部
    材により、前記パリソンを該湾曲溝の湾曲外周面に沿っ
    て配設,保持すると共に、かかるパリソンへの圧縮空気
    の注入による拡径に伴い、前記位置決め部材を付勢力に
    抗して前記湾曲溝から押し出させることにより、該位置
    決め部材にて、該パリソンを、前記湾曲溝の湾曲内周面
    にまで案内するようにしたことを特徴とする管体のブロ
    ー成形方法。
  2. 【請求項2】 目的とする管体形状に応じた湾曲溝が型
    合わせ面に形成された上型および下型からなり、型合わ
    せされたそれら上下型の湾曲溝内に所定の熱可塑性樹脂
    材料からなるパリソンをセットせしめて、該パリソンの
    中空内部に圧縮空気を注入して拡径することにより、湾
    曲形状の樹脂製管体を成形する管体のブロー成形用型で
    あって、 前記上型および下型の少なくとも一方の側に、前記湾曲
    溝の湾曲部位において湾曲内周面から該湾曲溝内に突出
    する位置決め部材を出入可能に配設すると共に、該位置
    決め部材を突出方向に付勢して突出位置に保持する付勢
    手段を設け、かかる位置決め部材の付勢力により、前記
    湾曲溝内にセットされるパリソンが、該湾曲溝の湾曲外
    周面に沿って保持せしめられると共に、該位置決め部材
    の付勢力に抗する押し出しにより、前記圧縮空気の注入
    にて拡径されるパリソンが、前記湾曲溝の湾曲内周面ま
    で案内されるようにしたことを特徴とする管体のブロー
    成形用型。
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