JPH08257792A - 粉粒体充填管の製造方法 - Google Patents

粉粒体充填管の製造方法

Info

Publication number
JPH08257792A
JPH08257792A JP7066464A JP6646495A JPH08257792A JP H08257792 A JPH08257792 A JP H08257792A JP 7066464 A JP7066464 A JP 7066464A JP 6646495 A JP6646495 A JP 6646495A JP H08257792 A JPH08257792 A JP H08257792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
flux
powder
granular material
particle size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7066464A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Ishide
博俊 石出
Takeji Kagami
武二 各務
Fumio Hayashi
文雄 林
Satoru Ando
悟 安藤
Junichi Ifukuro
順一 衣袋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority to JP7066464A priority Critical patent/JPH08257792A/ja
Publication of JPH08257792A publication Critical patent/JPH08257792A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Landscapes

  • Nonmetallic Welding Materials (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉粒体充填率が長尺パイプ全長にわたって均
一であり、品質が安定しておりかつ高能率で生産性が高
い粉粒体充填管の製造方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 肉厚変動が0.1mm以下、長手方向の内面粗
さが0.2μm以下のパイプに、300μm以下の粒度
の粉粒体を前記パイプの入口部に供給しつつ、前記パイ
プを振動させて粉粒体を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、炭素鋼、高合金鋼、
ステンレス鋼、アルミニウム合金、その他の金属管に粉
粒体を充填した溶接用フラックス入りワイヤ、酸化物超
伝導材入りワイヤ、その他の粉粒体充填管の製造方法に
関するものである。ここでいう粉粒体とは、溶接用フラ
ックスや酸化物超伝導材、製鋼用添加材料の粉体、粒体
または粉体と粒体との混合物をいう。
【0002】
【従来の技術】粉粒体充填管の用途の1つとして、溶接
用フラックス入りワイヤがある。シームレス溶接用フラ
ックス入りワイヤの製造工程において、フラックスをパ
イプ内部に充填する方法を図1により説明する。
【0003】図1に示すフラックス充填装置は鋼製ボビ
ン1に巻かれたパイプP、ボビン1を介してパイプに振
動を与えるための振動モータを備えた振動台2、フラッ
クスFを収納するホッパ3からの構成になっている。ボ
ビン1に巻かれたパイプPは、その巻装体の軸心が垂直
になるように振動台2の上に載置し、パイプPのフラッ
クス供給端をボビン1の上部へ曲げ、エアー抜き用の枝
パイプ5を具備する中間パイプ4を介してホッパ3から
のフラックスFをパイプPに供給する。また、パイプP
の終端には、フラックスの漏れ防止用の管栓6を施して
いる。
【0004】このような装置により、パイプP内にフラ
ックスFを供給し、パイプ巻装体に所定の振動を付与し
て充填する。その後、縮径し、必要に応じて焼鈍をした
後、所望の直径に伸線し、巻き取って製造をする。使用
されるパイプPは、通常公称外径:6.0〜18.0m
m、公称内径:4.0〜16.0mmである。
【0005】ところで、前記方法でフラックスを充填す
ると、パイプ長手方向の全長にわたって、フラックスが
均一に充填されず、長手方向に充填フラックスの粗密、
すなわち、充填率にばらつきが生じていた。詳しくは、
図2に示すようにフラックス供給端では充填率が低く、
パイプ先端部に近づくに従い高くなる傾向にある。これ
は、図3に示すように特に合金量がパイプ両端部におい
て大きな差となることを示す。なお、図2及び図3にお
けるフラックスの目標充填率が17.0%、フラックス
中のCr量は14.7%で、パイプ長は1000mであ
る。
【0006】このようにしてパイプ内にフラックスを充
填して製造された一般軟鋼用シームレス溶接用フラック
ス入りワイヤでは、溶接作業性及び溶接部の機械的性能
は共に問題とならない場合もあるが、低合金耐熱鋼用や
高張力鋼用等の合金元素を含んだ特殊鋼用シームレス溶
接用フラックス入りワイヤにおいては、フラックス供給
端とパイプ先端部での合金成分が大幅に変動し、機械的
性能にも大きな差となって現われる。
【0007】そこで、このような問題を解決する方法と
して、特開昭61−144297号公報にはフラックス
充填を真空雰囲気下で行う「溶接用フラックス入りワイ
ヤの製造方法」が開示されている。しかし、この方法に
おいてもパイプ長が長くなるとフラックス供給端とパイ
プ先端部間に充填率差が生じる。また、特開平6−10
6387号公報の「粉粒体充填管の製造方法」では、粒
度構成の異なる2種以上の粉粒体をパイプ長手方向の位
置に区分して、または混合比を変えながら充填する方法
が開示されている。しかし、この方法でも別途粒度構成
の異なる粉粒体を製造する必要があり、その管理、生産
性の点から能率的でなく、かつ充分な充填率ばらつきの
解消にもつながっていない。
【0008】従って、合金元素を含む低合金耐熱鋼用や
高張力鋼等特殊鋼用のシームレス溶接用フラックス入り
ワイヤを製造する場合は、安定した品質、特に充填率の
ばらつきを小さくするため生産性を犠牲にして短いパイ
プにフラックスを充填せざるを得なかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような実状に鑑み
て本発明は、粉粒体充填率が長尺パイプ全長にわたって
均一で、品質が安定しており、かつ高能率で生産性が高
い粉粒体充填管の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、肉厚変
動が0.1mm以下、長手方向の内面粗さが0.2μm以
下のパイプに、粒径が300μm以下の粉粒体を前記パ
イプの入口部に供給しつつ、前記パイプを振動させて粉
粒体を充填することを特徴とする粉粒体充填管の製造方
法である。
【0011】
【作用】本発明の構成要件について溶接用フラックス入
りワイヤの例で詳述する。パイプ肉厚変動を0.1mm以
下、長手方向の内面粗さが0.2μm以下のパイプを使
用することにより、粉粒体が振動するパイプ内壁から斜
め上向に受ける力が小さいため、パイプ内をすべり運動
するため拡散混合せず移動することによって、パイプ長
が長くともパイプ全長における粒度分布の変動がなく、
粉粒体充填率を均一にすることができる。しかし、パイ
プ肉厚変動が0.1mmを超え、長手方向の内面粗さが
0.2μmを超えるパイプでは、粉粒体が振動するパイ
プ内壁から斜め上向に受ける力が大きいため、パイプ内
を飛行運動するため拡散混合しながら移動することによ
って粒度分布の変動が大きく、粉粒体充填率がパイプ長
手方向に均一にならず、ばらつきが生じると考えられ
る。長手方向の内面粗さはJIS B 0601−19
94に基づく中心線平均粗さである。
【0012】また、粒径が300μm以下の粉粒体とす
ることで本発明の条件を満足する前記パイプに振動充填
するとパイプ中での粉粒体の終先端部間での粉粒体の偏
析もなく、安定した充填率が得られる。しかし、パイプ
に充填する粉粒体粒度が300μm超のものでは、充填
中にパイプ供給部よりパイプ先端部に微粉体が多い粒度
分布となり、パイプ中のフラックス成分の偏析やパイプ
両端部での粉粒体充填率の差が大きくなる。
【0013】この原因として粒径が300μm以下であ
れば、粉粒体がパイプ先端部に到達したフラックスの粗
粒子間空隙が小さいため、この空隙に微粉体が詰まるこ
とはないが、粒径が300μmを超えるものを含む粉粒
体では、パイプ先端部に到達したフラックス粗粒子間空
隙が大きいため、この空隙に微粉体が詰まることによっ
て生じると考えられる。
【0014】なお、パイプの材質には軟鋼材からCr,
Mo,V及びB等の合金を含んだ合金材等を用いること
ができ、特にその材質は限定されることはない。また、
パイプの振動条件は通常の条件、例えば特開昭59−3
5898号公報に示される条件、他であり、特に限定さ
れるものではない。
【0015】
【実施例】以下に発明を実施例により、さらに具体的に
示す。まず、実施例に使用する充填フラックスは表1に
示す(1+1/4)Cr−1/2Mo系低合金耐熱鋼用
シームレス溶接用フラックス入りワイヤの原料配合比の
フラックスを乾式配合し、水ガラスを用いて湿式混合し
て造粒し、乾燥焼成して所定の粒径とした。また、フラ
ックスの充填は表2に示す振動条件により、表3に示す
種々の粒度構成に変化させたフラックスを用いて、同じ
く表3に示す各種パイプとを組合せて図1に示すフラッ
クス充填装置を用いてフラックスをパイプに充填した。
【0016】この実施例に使用したパイプの材質は、軟
鋼材で公称直径15.8mm、公称内径11.8mm、長さ
1000mを鋼製ボビンに巻装し、フラックス充填後、
3.2mmφまで縮径して各実施例の中間製品ワイヤにつ
いてフラックス供給部、中央部、パイプ先端部の3ケ所
のフラックス充填率及びCr量を測定した。その試験結
果を表4に示す。
【0017】この結果、本発明範囲内にある記号1〜4
のワイヤは、各位値での充填率のばらつきが非常に少な
く目標充填率14.0%に対して13.9%〜14.1
%であり、Cr量も安定した値が得られ、低合金耐熱鋼
の溶接に使用して安定した良好な機械的性能が得られ、
極めて満足するものであった。
【0018】比較例の記号5では、パイプ内面粗さ:
0.42μm、フラックス粒径:500μmと本発明範
囲より大きく、その結果フラックス充填率がパイプ先端
部15.6%、ワイヤ中のCr含有量がパイプ先端部:
1.42%と目標値1.26%を大きく超えた。比較例
の記号6では、パイプ肉厚変動:0.36mm、パイプ内
面粗さ:0.22μmと本発明範囲より大きく、その結
果フラックス充填率がパイプ中央部:15.2%、パイ
プ先端部15.8%、ワイヤ中のCr含有量が中央部:
1.40%、パイプ先端部:1.42%と目標値を大き
く超えた。
【0019】比較例の記号7では、パイプ肉厚変動:
0.22mm、パイプ内面粗さ:1.47μm、フラック
ス粒径:500μm以下と本発明範囲より大きく、その
結果、フラックス充填率が中央部:15.0%、パイプ
先端部:16.1%、ワイヤ中のCr含有量が中央部:
1.38%、パイプ先端部1.46%と目標値を大きく
超えた。このように比較例の記号5〜7はいずれも目標
充填率に対するばらつきが各位値で大きく、Cr量も同
様の傾向を示し、偏析が認められ使用に耐えないものと
なっている。また、比較例の記号8は、フラックス粒度
が本発明範囲を大きく超える850μmであるため、充
填径から3.2mmφまで伸線加工時に断線が多発して、
ワイヤの製造ができなかった。なお、ワイヤ中のMo含
有量もほぼ前述同様の結果を示している。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば粉粒体充
填率がパイプ全長にわたって均一にすることができ、品
質が安定しており、かつ高能率で生産性が良い粉粒体充
填管の製造ができ、工業的価値が非常高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラック充填装置の側面図である。
【図2】フラック充填後の充填率測定結果である。
【図3】図2のワイヤ中のCr分析結果である。
【符号の説明】
1 鋼製ボビン 2 振動台 3 ホッパ 4 中間パイプ 5 枝パイプ 6 栓 7 フラックス 8 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 悟 千葉県習志野市東習志野7丁目6番1号 日鐵溶接工業株式会社習志野工場内 (72)発明者 衣袋 順一 千葉県習志野市東習志野7丁目6番1号 日鐵溶接工業株式会社習志野工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚変動が0.1mm以下、長手方向の内
    面粗さが0.2μm以下のパイプに、300μm以下の
    粒度の粉粒体を前記パイプの入口部に供給しつつ、前記
    パイプを振動させて粉粒体を充填することを特徴とする
    粉粒体充填管の製造方法。
JP7066464A 1995-03-24 1995-03-24 粉粒体充填管の製造方法 Pending JPH08257792A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7066464A JPH08257792A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 粉粒体充填管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7066464A JPH08257792A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 粉粒体充填管の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08257792A true JPH08257792A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13316537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7066464A Pending JPH08257792A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 粉粒体充填管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08257792A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1044179A (en) Method of production of a wire-shaped composite addition material
JPH08257792A (ja) 粉粒体充填管の製造方法
AU603879B2 (en) Apparatus and method for feeding sintering raw mix
CA2073811C (en) Plug for molten metal refining vessel
JPH06106388A (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JPH06106387A (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JPH0623586A (ja) 粉粒体充填管の製造方法
RU2397039C2 (ru) Способ обработки металлического расплава
US6193930B1 (en) Brazing alloy
JPH08132283A (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JPH0453637B2 (ja)
JP2898116B2 (ja) 溶接用フラックス入りワイヤの製造方法
JP2783841B2 (ja) 被覆アーク溶接棒
JP2003311470A (ja) フラックス入りワイヤの製造方法
EP1666191A1 (en) Copper-free wires for gas-shielded arc welding
JP4467139B2 (ja) アーク溶接用メタル系フラックス入りワイヤ
AU2019388208B2 (en) Mould powder and mould coating
JPH1085986A (ja) 粉粒体充填管の製造方法
JPH04120260A (ja) 粉末溶射材料の溶射方法
JPS6349397A (ja) ステンレス鋼溶接用シ−ムレスフラツクス入りワイヤの製造方法
JPH0654467U (ja) スパイラル鋼管の内面潜弧溶接のためのフラックス供給装置
JP2620524B2 (ja) 粉体プラズマ溶接用粉末
JPH05305482A (ja) 複合溶接ワイヤーの製造方法
JPH08290295A (ja) 溶接用フラックス入りワイヤの製造方法
JPH06328293A (ja) 添加剤入りワイヤの製造方法