JPH0654467U - スパイラル鋼管の内面潜弧溶接のためのフラックス供給装置 - Google Patents

スパイラル鋼管の内面潜弧溶接のためのフラックス供給装置

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Publication number
JPH0654467U
JPH0654467U JP53493U JP53493U JPH0654467U JP H0654467 U JPH0654467 U JP H0654467U JP 53493 U JP53493 U JP 53493U JP 53493 U JP53493 U JP 53493U JP H0654467 U JPH0654467 U JP H0654467U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flux
steel pipe
supply pipe
spiral steel
hopper
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP53493U
Other languages
English (en)
Inventor
和男 竹内
正仁 堤
勝春 山田
正義 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH0654467U publication Critical patent/JPH0654467U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スパイラル鋼管の製造に際しての内面継ぎ目
の潜弧溶接部分へのフラックスの供給を気体搬送手段を
採用するに当たって、円滑にフラックスを溶接部分に搬
送できる手段の提供。 【構成】 スパイラル鋼管の成形箇所から内面潜弧溶接
部に至るフラックス供給管と、このフラックス供給管端
に接続された密封型フラックスホッパーと、前記フラッ
クス供給管に接続された圧縮気体送給管とを設けた。上
方に位置するフラックスホッパーを大気とシールするこ
とによって、その内圧力がフラックス送給口と同じ圧力
を保持させておくことができ、これによって、シュート
内へのガス抜きが防止でき、安定して、一定量のフラッ
クスの気体搬送が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、帯状鋼板からスパイラル鋼管を製造するに当たって、継ぎ目内面を 潜弧溶接するためにフラックスを供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従前、このスパイラル鋼管の製造に当たっての溶接は、外面と内面の順に潜孤 溶接することが行われ、その内面の鋼管Aへのフラックスの供給は、図4に示す ように、帯状鋼板Bの成形位置の外方上方にフラックスを収納したフラックスポ ットCを配置し、これからシュートDを介して自然落下によって行う方式が採用 されてきた。
【0003】 ところが、近年、特公平3−28259号公報に開示されているように、図3 を参照して、スパイラル状に成形した鋼板Bの鋼管側と供給側のそれぞれの側縁 を押圧した状態で、a点で抵抗溶接したのち、その継ぎ目を外面と内面のb,c の位置で潜孤溶接を施す複合溶接を適用することが開示され、これによってスパ イラル鋼管の溶接速度の高速化が実現された。
【0004】 ところが、このような溶接方法の場合のように、継ぎ目内面の潜弧溶接は、帯 状鋼板のらせん状成形位置から相当に管の内方に位置している場合、フラックス をスパイラル成形部分から水平に長く供給する必要がある。このため、前記の従 前の重力によるフラックスの供給手段の採用は不可能となり、代替手段の採用が 必要である。
【0005】 この代替手段として、スクリューコンベア等の機械的搬送手段、気体搬送手段 等の採用が考えられるが、設備の配置、保守等から見て気体搬送手段の採用が有 利である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、気体搬送手段の採用に際しては、ホッパーからフラックスを供給シ ュートで重力によって供給管内に落下せしめて、これを搬送気体によって搬送す る形態を採ることになるが、フラックス供給ホッパーからシュート間の長さが短 く、供給管内の搬送気体が供給シュートを吹き抜けてしまういわゆるエア抜けの 現象が発生して、これによってフラックスの供給が停止し、溶接部分への均一な 連続供給を妨げてしまうという問題がある。
【0007】 本考案の目的は、スパイラル鋼管の製造に際しての内面継ぎ目の潜弧溶接部分 へのフラックス供給手段として気体搬送手段を採用するに当たっての問題点を解 消して、円滑にフラックスを溶接部分に搬送できる手段を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、スパイラル鋼管の成形箇所から内面潜弧溶接部に至るフラックス供 給管と、このフラックス供給管端に接続された密封型フラックスホッパーと、前 記フラックス供給管に接続された圧縮気体送給管とから構成したことを特徴とす る。
【0009】
【作用】
上方に位置するフラックスホッパーを大気とシールすることによって、その内 圧力がフラックス送給口と同じ圧力を保持させておくことができ、これによって 、シュート内へのガス抜きが防止でき、安定して、一定量のフラックスの気体搬 送が可能となる。
【0010】
【実施例】
本考案を、前記図3に示す特公平3−28259号公報に記載のスパイラル鋼 管の製造に適用した。
【0011】 図1は、この図3に示す継ぎ目内面の潜弧溶接部cへのフラックス供給装置を 示す。
【0012】 同図において、1はスパイラル鋼管Aの成形箇所から、内方に位置する内面の 潜弧溶接位置cまでフラックスを供給するためのフラックス供給装置を示す。こ のフラックス供給装置1は、内面潜弧溶接部cにフラックスを供給する供給口2 に至るフラックス供給管3を有し、このフラックス供給管3の端部は鋼管Aのス パイラル状に成形する成形部分の僅かに外側に位置し、そこには、フラックス溜 り部4が設けられている。このフラックス溜り部4には、その上方に位置するフ ラックスホッパー5があり、このフラックスホッパー5からのフラックスは、こ のフラックスホッパー5の内部底に位置する排出口とフラックス溜り部4との間 を連結するシュート6を自由落下してフラックス溜り部4に供給される。このフ ラックスホッパー5の上面は、操業中は蓋7によってフラックスホッパー5の内 部空間と大気との間をシールしている。さらに、フラックス供給管3の端部のフ ラックス溜り部4は、圧力調整用のバルブ8を有する圧力ガス供給管9に接続さ れている。
【0013】 これによって、設置スペースの問題から、上部フラックスホッパー5までの高 さが4.5m程度と低く、且つフラックス供給管3の水平送給部分が3m以上と 長い場合でも、圧力調整した圧縮エアーでフラックスを水平送給することによっ て、エアーの一部が、シュート6から上部のフラックスホッパー5内に抜けて、 上部ホッパー5内の内圧をフラックス送給口2と同じ圧力を保持させることがで き、フラックスの定量供給が可能となる。
【0014】 図2は、フラックス溜り部4内へのフラックスホッパー5からのフラックス供 給シュート6の挿入状態を示す。同図に示すように、シュート6の先端は、フラ ックス溜り部4の略中心位置まで挿入する。これによって、送給エアーGによる フラックスFの搬送と、シュート6内を上昇して上部のフラックスホッパー5内 に入りフラックスホッパー5内の内圧をフラックス送給口2と同じ圧力を保持さ せておくのに更に都合がよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、以下の効果を奏する。
【0016】 (1) フラックス送給不足によるオープンアークが解消されて、溶接の再セッ トに伴うライン休止が減少して生産性が向上する。
【0017】 (2) 単に、フラックス貯蔵ホッパーをシールすることで、ホッパー内の圧力 をフラックス供給口と同じ圧力とするだけであるので、格別の装置を必要とする ことなく、パイプ内面の溶接部へのフラックスの安定供給が可能となる。
【0018】 (3) フラックス送給不足によって発生するオープンアークに伴う溶接欠陥が 防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のフラックス供給装置の実施例を示
す。
【図2】 フラックス溜り部へのシュートの取付け態様
を示す。
【図3】 公知の複合溶接によるスパイラル鋼管の製造
法の概要を示す。
【図4】 従来のフラックス送給方法を示す。
【符号の説明】
1 フラックス供給装置 2 フラックス供
給口 3 フラックス供給管 4 フラックス溜
り部 5 フラックスホッパー 6 シュート 7 蓋 8 バルブ 9 ガス供給管 A 鋼管 B 帯状鋼板 C フラックスホッパー D シュート F フラックス G 送給エアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉村 正義 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1番1号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイラル鋼管の成形箇所からスパイラ
    ル鋼管の内面潜弧溶接部に至るフラックス供給管と、こ
    のフラックス供給管端に接続された密封型フラックスホ
    ッパーと、前記フラックス供給管に接続された圧縮気体
    送給管とを有するスパイラル鋼管の内面潜弧溶接のため
    のフラックス供給装置。
JP53493U 1993-01-12 1993-01-12 スパイラル鋼管の内面潜弧溶接のためのフラックス供給装置 Withdrawn JPH0654467U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140027A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Steel Corp フラックス再利用装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011140027A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Steel Corp フラックス再利用装置

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Effective date: 19970508