JPH0825699A - ラスタ式記録装置 - Google Patents

ラスタ式記録装置

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JPH0825699A
JPH0825699A JP16785394A JP16785394A JPH0825699A JP H0825699 A JPH0825699 A JP H0825699A JP 16785394 A JP16785394 A JP 16785394A JP 16785394 A JP16785394 A JP 16785394A JP H0825699 A JPH0825699 A JP H0825699A
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encoder
recording paper
pulse
raster
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JP16785394A
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Tomoaki Furukawa
智明 古川
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Graphtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙の送り量が変動してもその変動に速や
かに追従して印字位置を正確に定める。 【構成】 所定の搬送量毎にパルス信号bを発生するエ
ンコーダ6を設けると共に、カウンタ11を設け、かつ
記録紙PSを搬送するモータ3に同期してパルス信号a
を発生するエンコーダ5をモータに係接し、補正カウン
ト数演算回路12は、パルス信号bの到来毎にエンコー
ダ6の精度に応じ印字位置を補正してこの補正値をカウ
ンタ値としてカウンタに与え、カウンタは、パルス信号
bの入力後にパルス信号aを計数しこの計数値が上記カ
ウンタ値に達したときに印字スタート信号cを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラスタ方式で記録紙へ
の印字を行うラスタ式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラスタ方式で記録紙への印字を行うこの
種のラスタプリンタは、印字速度が速く、また画質も優
れているため、近年急速に普及しつつある。しかし、こ
のようなプリンタでは記録紙の送り精度が出し難いた
め、記録紙の送り量とその印字位置との整合がとれな
く、印字品質が低下するという問題が生じている。そこ
で従来は、記録紙を搬送するための搬送機構にエンコー
ダを係接させ、このエンコーダから記録紙の送り速度に
対応した周期で出力されるパルス信号を計数すること
で、記録紙の1ラスタ分の送りを把握する方法が採られ
ている。
【0003】ここで上述の方法において、エンコーダか
らのパルス信号が実際の記録紙送り量と一致しない場合
は、次のような補正を行って対処している。即ち、上述
のエンコーダの出力パルス数について、まず記録紙1ラ
スタ分のパルス数nを定めると共に、次いで所定のラス
タ長Rを有する画像の印字データをプリンタにて印字さ
せて印字ラスタ長R’を測定する。続いて、演算(R’
−R)/Rによって記録紙の搬送精度pを求め、さらに
演算1/(np)によってエンコーダの出力パルスの補
正係数m求める。そして、パルス数nに基づきラスタ数
を計数し、このラスタ数が補正係数mの倍数に達するま
ではエンコーダのパルス数がnとなる毎に1ラスタ毎の
印字位置を決定すると共に、ラスタ数が補正係数の倍数
に達するその都度、エンコーダの出力パルス数が(n−
1)または(n+1)となることに基づき1ラスタ分の
印字位置を決定し、プリンタが潜在的に有している初期
値のずれを吸収する。
【0004】また、プリンタの印字中の所定の期間毎
に、記録紙の実際の搬送量とラスタ長R’を測定したと
きの初期の搬送量とを、上述のパルス数nに基づき計数
されるラスタ数として比較し、実際の搬送量に対応する
ラスタ数をr’、初期の搬送量に対応するラスタ数をr
としたとき、演算(r’−r)/rにより所定期間毎の
搬送精度Δpを求める。次いで、演算1/(nΔp)に
よりエンコーダの出力パルス数の所定期間毎の補正精度
Δmを求め、さらに演算(1/m’)=(1/m)+
(1/Δm)により上述の補正係数mをm’として補正
し、記録紙の送り量の搬送中の変動を吸収する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のラス
タ式プリンタは、記録紙の送り量がその搬送中に変動す
るような場合、変動が生じてから補正が行われるため、
変動に対する追従性が悪いという欠点があった。また、
補正データの演算の際には測定誤差成分も含んで演算さ
れることになり、例えばこの測定誤差成分を含む補正デ
ータによる制御の+方向の誤差に対し同一の+方向の搬
送変動誤差が加わるような最悪の場合は、印字精度が低
下するという欠点もあった。また、エンコーダのパルス
信号によってのみ印字位置を定める方法もあるが、この
方法では、印字精度はエンコーダの精度に左右される欠
点がある。
【0006】したがって本発明は、記録紙の送り量が変
動してもその変動に速やかに追従して印字位置を正確に
定めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、搬送される記録紙に対しラスタ方式
により印字を行うラスタ式記録装置において、記録紙の
搬送量を検出する検出手段と、検出手段の精度を予め算
出する精度算出手段と、検出手段の検出出力毎に精度算
出手段により算出された精度に応じて記録紙の印字の位
置を補正する補正手段と、補正手段により補正された印
字位置で印字開始信号を出力する出力手段とを設けたも
のである。
【0008】また、検出手段として所定の搬送量毎に第
1のパルス信号を発生する第1のエンコーダを設けると
共に、出力手段としてカウンタを設け、かつ記録紙を搬
送するモータに同期して第1のパルス信号より周期の短
い第2のパルス信号を発生する第2のエンコーダをモー
タに係接し、補正手段は、第1のパルスの到来毎に精度
算出手段により算出された精度に応じ印字位置を補正し
てこの補正値をカウンタ値としてカウンタに与え、カウ
ンタは、第1のパルスの入力後に第2のパルスを計数し
この計数値が上記カウンタ値に達したときに印字開始信
号を出力するようにしたものである。
【0009】また、出力手段としてタイマを設けると共
に、タイマにクロック信号を供給する発振器を接続し、
補正手段は、第1のパルスの到来毎に精度算出手段によ
り算出された精度に応じて印字位置を補正しこの補正値
をタイマ値としてタイマに与え、タイマは、第1のパル
スの入力後にクロック信号に基づいて計時動作を行いタ
イムアップに応じて印字開始信号を出力するようにした
ものである。
【0010】
【作用】検出手段により記録紙の搬送量が検出される
と、この記録紙の搬送量に相応した印字の位置を検出手
段の精度に応じて補正し、印字出力する。この結果、記
録紙の送り量がその搬送中に変動するときでもこれに速
やかに追従して記録紙の正しい位置へ印字することがで
き、かつ高精度の検出手段が不要となる。
【0011】また、検出手段として所定の搬送量毎に周
期的に第1のパルス信号を発生する第1のエンコーダを
設け、出力手段としてのカウンタは、第1のパルスの入
力後にモータに同期する第2のパルスを計数しこの計数
値が補正値であるカウンタ値に達したときに印字開始信
号を出力する。この結果、記録紙に対する印字位置を簡
単な構成で正確に定めることができる。
【0012】また、出力手段としてタイマを設け、タイ
マは、第1のパルスの入力後にクロック信号に基づいて
補正値であるタイマ値分の計時動作を行い、タイムアッ
プに応じて印字開始信号を出力する。この結果、クロッ
ク信号の分解能を高く設定すれば、記録紙の搬送変動に
直ちに追従して正確な位置に印字することができる。
【0013】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係るラスタ式記録装置の一実施例を
示すブロック図である。同図において、PSは記録紙、
1は記録紙PSへのラスタ印字を行う記録ヘッド、2は
記録紙PSを記録ヘッド1に押し当てつつ記録紙PSを
図中矢印方向へ搬送する搬送ローラ、3は搬送ローラ2
を回転駆動するためのモータ、4はモータ3の回転を減
速しこの減速回転を搬送ローラ2へ伝達する減速機であ
る。
【0014】また、5はモータ3に係接して記録紙PS
の送り速度に対応した周期のパルス信号aを発生するエ
ンコーダ、6は搬送される記録紙PSに直接係接されそ
の搬送速度に対応した周期のパルス信号bを発生するエ
ンコーダ、7はエンコーダ6の記録紙PSへの係接を補
助するための補助ローラである。
【0015】また、8は記録ヘッド1を駆動するヘッド
用ドライバ回路、9はエンコーダ6の精度情報等を記憶
するためのメモリ、10は以上の各部を制御する制御回
路である。なお、11は制御回路10に対し記録紙PS
への印字スタート信号cを出力するカウンタ、12はエ
ンコーダ6の精度に応じカウンタ11へ与える補正カウ
ント数を演算する補正カウント数演算回路である。
【0016】次に以上のように構成された記録装置の動
作について説明する。一定速度で回転するモータ3の回
転出力は、減速機4で一定の割合で減速される。この減
速機4の減速回転出力に連動する搬送ローラ2の回転に
より、記録紙PSは図中の矢印方向へ搬送される。一
方、記録紙PSの搬送速度は、エンコーダ6により検出
され制御回路10,カウンタ11及び補正カウンタ数演
算回路12に対しパルス信号bとして与えられる。ま
た、モータ3の回転速度はエンコーダ5により検出され
パルス信号aとしてカウンタ11へ与えられる。
【0017】ここで、設計値としてエンコーダ6からの
1パルス出力の間にエンコーダ5からは20パルス分出
力されるものとする。また、記録紙PSの搬送精度を求
めるために、所定のラスタ長を有する画像の印字データ
をプリンタにて印字させて印字ラスタ長を測定する。こ
のとき、同時に実測されたエンコーダ5及びエンコーダ
6からの各出力パルス信号に基づきエンコーダ6の精度
データが算出されて、予め補正カウント数演算回路12
へ与えられているものとする。
【0018】この場合、補正カウント数演算回路12
は、エンコーダ6からパルス信号bを入力するとエンコ
ーダ6の精度に応じた補正カウント数を演算してカウン
タ11へ与える。カウンタ11は、エンコーダからパル
ス信号bを入力すると、補正カウント数演算回路12か
ら与えられた補正カウント数をエンコーダ5からのパル
ス信号aに基づいてカウントし、カウントが終了すると
制御回路10へ印字スタート信号cを送出する。制御回
路10はこの印字スタート信号cの入力により、直ちに
ヘッド用ドライバ回路8を制御し記録ヘッド1を駆動す
る。この結果、記録紙PSに1ラスタ(1ライン)分の
記録が行われることになる。
【0019】ところで、従来のラスタ式記録装置は、記
録紙PSの印字位置を定める場合、記録紙PSの送り量
がその搬送中に変動するときには変動が生じてから補正
を行って印字位置を定めているため、変動に対する追従
性が悪いという問題がある。また、エンコーダ6のパル
ス信号によってのみ印字位置を定める方法もあるが、こ
の方法では、印字精度はエンコーダの精度に左右され、
正確な印字位置を定める場合は精度の高い高価なエンコ
ーダが必要になる。
【0020】そこで本実施例では、エンコーダ6からの
パルス信号bに基づいておおまかな印字位置を定めると
共に、エンコーダ5からのパルス信号aに基づき印字位
置の微調整を行って正確な印字スタート信号cを制御回
路10へ出力できるようにする。この結果、記録紙PS
の送り量がその搬送中に変動するときでもこれに速やか
に追従して記録紙PSの正しい位置へ印字できると共
に、エンコーダ6としては特に高精度のものは要求され
ない。また、印字位置の基準はエンコーダ6からのパル
ス信号bで定められるため、エンコーダ5からのパルス
信号aに誤差が生じてもこれの累積を防止できる。即
ち、或ラスタの印字の際に搬送系が変動してパルス信号
aに誤差が生じても、次のラスタの印字の際にはエンコ
ーダ6からのパルス信号bを入力して新たにパルス信号
aをカウントするため、前回の誤差が蓄積されることは
ない。
【0021】以下図3のタイミングチャートを用い、本
実施例装置の要部動作をさらに具体的に説明する。ま
ず、エンコーダ5から検出されるパルス信号の数30
0,000個に対して記録紙PSの搬送距離が設計値と
して1,000mm、実測値として1,001mmであ
ったとする。
【0022】ここで記録紙PSを1,000mm搬送さ
せたときのパルス数を次式に基づいてx1として補正す
る。即ち、 x1=300,000×1000/1001 =299,700
【0023】また、上述の記録紙PSの搬送時にエンコ
ーダ6からのパルス信号bの数を実測した場合、この数
が15,750個であったすると、記録紙PSを1,0
00mm搬送させたときのエンコーダ6からのパルス数
x2は次式に基づいて算出される。即ち、 x2=15,750×299,700/300,000 =15,734.3
【0024】ここでエンコーダ6からの1パルス出力で
1ラスタ分の印字が行われるものとすると、このときの
記録紙PSの送り量x3は、 x3=1,000/15,734.3 =0.06356(mm)=63.56(μm) となる。そしてこうして算出された各データは、メモリ
9に記憶され、制御回路10は必要に応じてメモリ9か
ら各データを読み出し補正カウント数演算回路11に与
える。
【0025】図3(a)はエンコーダ6から出力される
このようなパルス信号bのタイミングを示したものであ
る。一方、図3(b)はエンコーダ5からのパルス信号
aの設計値を示すタイミングであり、1パルス当たり
3.18μmの記録紙送り量を有している。ここで、エ
ンコーダ6からのパルス信号bによる記録紙PSの送り
量の設計値が63.5μmであるとすると、記録紙PS
の実際の送り量は、図3(c)に示すように、1ラスタ
の印字毎に0.06(63.56−63.50)μmづ
つずれてくる。
【0026】そしてこのずれは、28番目のラスタ(第
28ラスタ)を印字したときには1.62(0.06×
27)μmに達し、図3(b)に示すエンコーダ5のパ
ルスによる記録紙送り量3.18μmの半分以上のずれ
になる。このようなずれは、補正カウント数演算回路1
2が制御回路10から与えられた上述の各データをエン
コーダ6からのパルス信号bに基づき演算することによ
り検出される。従って、最初はエンコーダ6からのパル
ス信号bに同期してカウンタ値「20」をカウンタ11
に与え、カウンタ11からパルス信号aの20パルス後
に印字スタート信号cを出力させている補正カウント数
演算回路12は、この場合前回の27番目のラスタ(第
27ラスタ)の印字に対応するパルス信号bの立ち上が
りでカウンタ11に対しカウンタ値「19」をセットす
る。
【0027】この結果、このカウンタ値「19」は、パ
ルス信号bの検出後にエンコーダ5からのパルス信号a
に同期してカウンタ11によって例えば減算され、カウ
ンタ値が「0」となった時点で印字スタート信号cが制
御回路10へ出力され第28ラスタの印字が行われる。
そしてそれ以降は、カウンタ11にはカウンタ値「1
9」が継続して与えられその後、誤差が(3.18+
1.62)μm以上になると、カウンタ値「18」がカ
ウンタ11に与えられる。こうして、印字誤差がエンコ
ーダ5の分解能以上になると、順次新たなカウンタ値が
カウンタ11にセットされることにより、誤差が即時に
補正され印字出力される。
【0028】次に図2は本発明の第2の実施例を示すブ
ロック図である。この第2の実施例装置は、図2に示す
ように、上述の第1の実施例装置から、モータ3の回転
速度を検出するエンコーダ5,カウンタ11及び補正カ
ウント数演算回路12を省略し、代わりに発振器13,
タイマ14及び補正タイマ数演算回路15を設けたもの
である。
【0029】この第2の実施例装置は、記録紙PSの搬
送速度を一定と仮定した場合の例であり、記録紙PSの
搬送速度が一定であれば、エンコーダ6から出力される
パルス信号bからのずれ量を時間で管理して正確な位置
に印字することができる。図4はエンコーダ6のパルス
信号bからのずれ量を時間で管理する第2の実施例装置
のタイミングチャートであり、同図(a)がパルス信号
b、同図(b),(c)は、それぞれ発振器13から出
力されるクロック信号CLK及びタイマ14から出力さ
れる印字スタート信号cを示している。
【0030】この第2実施例装置も第1実施例装置と同
様に、メモリ9にはエンコーダ6から出力されるパルス
信号bの設計値及び実測値等の精度に関するデータが予
め記憶されており、これが制御回路10により読み出さ
れて補正タイマ数演算回路15に与えられる。補正タイ
マ数演算回路15は、記録紙PSが搬送され図4(a)
に示すエンコーダ6からのパルス信号bが立ち上がる毎
に、設計値とのずれ量を演算しこの演算結果をタイマ値
としてタイマ14にセットし、かつタイマを起動する。
【0031】タイマ14は起動されスタートすると、補
正タイマ数演算回路15からのタイマ値を、図4(b)
に示す発振器13からのクロック信号CLKにより計時
し、タイムアップすると印字スタート信号cを図3
(c)に示すタイミングで制御回路10に出力する。こ
のようにタイマ14の計時により印字位置の微調整を行
うことができ、クロック信号CLKを高速にすればより
正確な位置に印字を行うことができる。
【0032】なお、本実施例では、エンコーダ6から出
力されるパルスを1ラスタにつき1パルスとしたが、複
数のラスタに対し1パルスとしても良い。即ちこの場
合、1パルスの間の各ラスタについては、エンコーダ5
からのパルス数を20とするか或いは、タイマ14にセ
ットされるタイマ値をラスタ単位に定めて位置決めを行
う。この結果、エンコーダの分解能を低くすることがで
きる。また、エンコーダ6のパルス数を1個のラスタに
つき複数パルスとすることもできる。即ち、この場合
は、エンコーダ6からのパルスを計数するカウンタが必
要になり、このカウンタで1ラスタ分の搬送を計数した
後に、そのパルス間の印字位置を求め、その位置に相当
するエンコーダ5からのパルス、またはタイマ14によ
り印字位置の微調整を行うようにする。この結果、記録
紙PSの送り量の変動に対する印字の追従性が向上す
る。
【0033】なお、各実施例で用いたカウンタ11,タ
イマ14,補正カウント数演算回路12及び補正タイマ
数演算回路15等は、電気回路で構成しても良く、また
CPUであっても構わない。また、エンコーダ5の代わ
りにパルスモータを用いても良い。また、エンコーダ6
は、記録紙の送りを検出するものであれば何でも良く、
従って例えばフォトカプラのようなもので記録紙のマー
クを読み取るようなものであっても良い。また、各実施
例では、記録紙PSの送り量はこれをそのまま維持する
と共に記録ヘッド1の印字タイミングを調整することで
記録紙PSに対する正確な印字位置を定めているが、印
字タイミングは一定にし、図1及び図2中、破線で示す
モータドライバ回路を制御して記録紙PSの送り量を調
整するようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
出手段により記録紙の搬送量が検出されると、この記録
紙の搬送量に相応した印字の位置を検出手段の精度に応
じて補正し、印字出力するようにしたので、記録紙の送
り量がその搬送中に変動するときでもこれに速やかに追
従して常に記録紙の正しい位置へ印字出力することがで
きると共に、この際には高精度の検出手段は不要とな
る。
【0035】また、検出手段として所定の搬送量毎に周
期的に第1のパルス信号を発生する第1のエンコーダを
設け、出力手段としてのカウンタは、第1のパルスの入
力後にモータに同期する第2のパルスを計数しこの計数
値が補正値であるカウンタ値に達したときに印字開始信
号を出力するようにしたので、記録紙に対する印字位置
を簡単な構成により正確に定めることができる。また、
出力手段としてタイマを設け、タイマは、第1のパルス
の入力後にクロック信号に基づいて補正値であるタイマ
値分の計時動作を行い、タイムアップに応じて印字開始
信号を出力するようにしたので、クロック信号の分解能
を高く設定すれば、記録紙の搬送変動に直ちに追従して
正確な位置に印字することができ
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラスタ式記録装置の第1の実施
例を示すブロック図である。
【図2】 上記装置の第2の実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】 第1実施例装置のタイミングチャートであ
る。
【図4】 第2実施例装置のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1…記録ヘッド、3…モータ、5,6…エンコーダ、1
0…制御回路、11…カウンタ、12…補正カウント数
演算回路、13…発振器、14…タイマ、15…補正タ
イマ数演算回路、PS…記録紙、a,b…パルス信号、
c…印字スタート信号、CLK…クロック信号。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される記録紙に対しラスタ方式によ
    り印字を行うラスタ式記録装置において、 前記記録紙の搬送量を検出する検出手段と、この検出手
    段の精度を予め算出する精度算出手段と、前記検出手段
    の検出出力毎に前記精度算出手段により算出された精度
    に応じ前記記録紙に対する印字の位置を補正する補正手
    段と、この補正手段により補正された印字位置で印字開
    始信号を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする
    ラスタ式記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラスタ式記録装置におい
    て、 前記検出手段として前記記録紙の所定の搬送量毎に第1
    のパルス信号を発生する第1のエンコーダを備えると共
    に、前記出力手段としてカウンタを備え、かつ前記記録
    紙を搬送するモータに同期して第1のパルス信号より周
    期の短い第2のパルス信号を発生する第2のエンコーダ
    を前記モータに係接し、前記補正手段は前記第1のパル
    スの到来毎に前記精度算出手段により算出された精度に
    応じ前記印字の位置を補正してこの補正値をカウンタ値
    として前記カウンタに与え、前記カウンタは前記第1の
    パルスの入力後に第2のパルスを計数しこの計数値が前
    記カウンタ値に達したときに前記印字開始信号を出力す
    ることを特徴とするラスタ式記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のラスタ式記録装置におい
    て、 前記検出手段として前記記録紙の所定の搬送量毎にパル
    ス信号を発生するエンコーダを備え、かつ前記出力手段
    としてタイマを備えると共に、前記タイマにクロック信
    号を供給する発振器を接続し、前記補正手段は前記パル
    スの到来毎に前記精度算出手段により算出された精度に
    応じて前記印字の位置を補正しこの補正値をタイマ値と
    して前記タイマに与え、前記タイマは前記パルスの入力
    後にクロック信号に基づいて計時動作を行いタイムアッ
    プに応じて前記印字開始信号を出力することを特徴とす
    るラスタ式記録装置。
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