JPH0825668B2 - シート体の位置決め機構 - Google Patents

シート体の位置決め機構

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JPH0825668B2
JPH0825668B2 JP63081783A JP8178388A JPH0825668B2 JP H0825668 B2 JPH0825668 B2 JP H0825668B2 JP 63081783 A JP63081783 A JP 63081783A JP 8178388 A JP8178388 A JP 8178388A JP H0825668 B2 JPH0825668 B2 JP H0825668B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシート体の位置決め機構に関し、一層詳細に
は、ガイド部材により案内されて搬送されるシート体を
画像読取あるいは画像再生作業等に供すべく予め位置決
めする際に、前記シート体を幅員方向に変位させるため
に前記シート体のサイズに対応して押圧部材がガイド部
材に画成される複数の切欠部の中、所定の切欠部に臨入
して前記シート体を押圧することにより単一の機構で複
数種のシート体を容易に所定の位置に位置決め出来るよ
う構成したシート体の位置決め機構に関する。
[発明の背景] 最近、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を用いて被写体
の放射線画像を得る放射線画像記録再生システムが注目
されている。ここで、蓄積性蛍光体とは放射線(X線、
α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、
この放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励
起光を照射すると、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発
光する蛍光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性蛍光
体を利用したもので、人体等の被写体の放射線画像情報
を一旦蓄積性蛍光体からなる層を有するシート(以下
「蓄積性蛍光体シート」または単に「シート」という)
に蓄積記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の
励起光で走査して輝尽発光光を生じさせ、前記輝尽発光
光を光電的に読み取って電気信号を得、この電気信号に
基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料
あるいはCRT等の表示装置に可視像として出力させるも
のである。なお、ここで、前記のように写真感光材料等
の記録材料あるいはCRT等の表示装置に可視像として表
すことを再生と称する。
そこで、このような放射線画像記録再生システムにお
いて、放射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート
からその放射線画像を読み取るために具体的には次のよ
うな方法が採用されている。
すなわち、画像読取装置では、蓄積性蛍光体シート上
をレーザビーム等の光ビームで二次元的に走査し、これ
によって発光する輝尽発光光をフォトマルチプライヤ等
の光検出器で時系列的に検出して画像情報を得る。そし
て、前記光ビームの二次元的走査は、通常、一次元的に
前記蓄積性蛍光体シートに光ビームを偏向して照射し主
走査を行うと共に、前記シートを主走査方向と略直交す
る方向に機械的に搬送して副走査を行うことにより達成
している。
ところで、前記蓄積性蛍光体シートから放射線画像を
読み取る際に、前記蓄積性蛍光体シートが常に所定の位
置に位置決めされて画像読取に供されるとは限らない。
すなわち、前記蓄積性蛍光体シートがカセッテあるいは
マガジン等から搬送手段を介して搬送される時、その途
上で特に幅員方向の位置ずれを惹起する虞がある。この
ように幅員方向の位置ずれが生ずると、当該蓄積性蛍光
体シートに蓄積記録される放射線画像を好適に読み取る
ことが出来なくなるという欠点が指摘されている。この
ため、前記搬送される蓄積性蛍光体シートを画像読取作
業等に供する際に、予め幅員方向のずれを補正して所望
の位置に位置決めする必要がある。
この場合、前記蓄積性蛍光体シートの幅員方向のずれ
を補正するためには、当該蓄積性蛍光体シートを所定方
向に押圧して所望の位置に位置決めしなければならな
い。然しながら、前記蓄積性蛍光体シートはその用途に
応じて種々のサイズのものがあり、従って、その幅員が
夫々異なる。また、前記蓄積性蛍光体シートは、通常、
ガイド板等により画成される通路内を搬送される。この
ため、前記サイズの異なる蓄積性蛍光体シートを幅員方
向に押圧するために、例えば、前記ガイド板に相当に大
きく開口する切欠部を形成し、当該切欠部に臨入する押
圧部材により前記蓄積性蛍光体シートを押圧することも
考えられる。
然しながら、このようにガイド板に大きな開口となる
切欠部を画成すると、搬送される蓄積性蛍光体シートの
先端部が前記切欠部内に臨入する虞がある。この場合、
当該蓄積性蛍光体シートを円滑に搬送することが困難と
なり、場合によっては蓄積性蛍光体シート自体を損傷し
てしまう懸念がある。
[発明の目的] 本発明は前記に鑑みなされたものであって、ガイド部
材により案内されて搬送されるシート体を幅員方向に押
圧して所定の位置に位置決めする際に、前記シート体の
幅員方向に指向して変位可能な変位部材と、当該変位部
材に揺動自在に取着される押圧部材と、前記押圧部材を
揺動させるためのガイドレールとを設け、前記押圧部材
がシート体の幅員に対応した部位において前記ガイド板
に画成される切欠部に臨入するよう構成し、これによっ
て単一の機構で複数のサイズのシート体を容易に位置決
め出来、しかも前記ガイド板に画成される切欠部を可及
的に小さくして前記シート体の損傷等を未然に防止する
ことを可能としたシート体の位置決め機構を提供するこ
とを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、所定方向に
搬送されるシート体を案内するとともに、サイズが相違
する複数種のシート体に対応して搬送方向に交差する方
向に複数の切欠部が形成されたガイド部材と、 前記ガイド部材上に配置された搬送途上のシート体の
一側部が当接して前記シート体の位置決めを行う位置決
め部材と、 前記ガイド部材を挟んで前記シート体とは反対側に配
設され、前記位置決め部材に向かって進退可能な変位部
材と、 前記変位部材に設けられ、前記切欠部に臨入して前記
サイズが相違するシート体の他側部を前記位置決め部材
に向かって押圧する一方、該切欠部以外の位置で前記シ
ート体とは反対側に退避自在な押圧部材と、 を備えることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るシート体の位置決め機構について
これを組み込む画像読取再生装置との関係において好適
な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第1図において、参照符号10は画像読取再生装置を示
し、当該画像読取再生装置10は実質的に垂直方向へと延
在する筐体12を含み、当該筐体12の内部には第1の装填
部16と第2の装填部18とが設けられる。前記第1装填部
16にはカセッテ20あるいは図示しないシート用マガジン
を介して蓄積性蛍光体シートSが装填されると共に、第
2装填部18にはフイルム用マガジン22を介してフイルム
Fが装填可能である。前記第1装填部16には吸着盤24を
含む開蓋機構が設けられ、前記吸着盤24は図示しない真
空吸引装置を介してカセッテ20の蓋部材25を吸引開蓋す
るよう機能する。さらに、前記第1装項部16の蓄積性蛍
光体シートSの取り出し側には吸着盤26を含む枚葉機構
を配設する。前記吸着盤26により枚葉された蓄積性蛍光
体シートSは所定の軌道に沿って移送された後、第1の
搬送手段28に供給される。前記第1搬送手段28は実質的
にローラ対30からなり、前記ローラ対30は前記蓄積性蛍
光体シートSを挟持すべく、矢印に示すように、吸着盤
26に接近する方向に変位可能であると共に、挟持した蓄
積性蛍光体シートSを第2搬送手段32に送給すべく前記
吸着盤26から離間する方向に変位可能である。
前記第2搬送手段32は大径なドラム34と当該ドラム34
に摺接する第1の搬送ベルト36と第2の搬送ベルト38と
を含む。第1搬送ベルト36は、図示するように、3つの
ローラに懸架されてその一部がドラム34に摺接する。一
方、前記第2搬送ベルト38は前記ドラム34と摺接する部
位から鉛直上方向に指向して延在した後に略直角に屈曲
して筐体12の上壁内面に沿うように水平方向へと延在し
ている。当該屈曲部位には大径なローラ40が配設されて
前記の屈曲状態を実質的に確保する。前記第2搬送ベル
ト38とドラム34との摺接部位には第1の切換ガイド部材
42が配設されると共に、当該第2搬送ベルト38の垂直部
位には第3の搬送ベルト44が摺接し、水平部位下方には
第4の搬送ベルト46が配設される。
前記第4搬送ベルト46の先端部近傍には消去部48が設
けられ、前記消去部48はナトリウムランプ、タングステ
ンランプあるいはクセノンランプ等の消去用光源50と蓄
積性蛍光体シートSを案内するガイド板52と当該ガイド
板52の下方に配設されるローラ対54とを含む。なお、前
記ローラ対54の下方にはトレー56が配設され、当該トレ
ー56は第1装填部16にシート用マガジンを装填した際に
当該シート用マガジンに積層して収納される複数枚の蓄
積性蛍光体シートSに対する画像情報の読取作業並びに
消去部48における画像情報の消去作業を終了した後、当
該蓄積性蛍光体シートSを収納するためのものである。
一方、前記第2搬送手段32の下方には第3の搬送手段
58を構成するガイド板60が設けられ、このガイド板60の
下端部近傍にローラ対62を配設する。また、前記第3搬
送手段58の近傍に補助消去部64を設けておく。
前記ローラ対62の下方に第4の搬送手段66が設けられ
る。すなわち、前記第4搬送手段66は鉛直下方向に指向
して延在する比較的長尺な第5の搬送ベルト68と、当該
第5搬送ベルト68の上部側に摺接する短尺な第6の搬送
ベルト70と、前記第5搬送ベルト68の下部側に摺接する
第7の搬送ベルト72とを含む。前記第5搬送ベルト68の
中間部位には比較的大径なローラ74が摺接すると共に、
当該ローラ74の近傍には第2の切換ガイド部材76が配設
される。この場合、前記第2切換ガイド部材76を駆動し
て、図中、破線で示す部位に揺動変位させることにより
その先端部はローラ対78に臨ませることが可能である。
実際、当該第4搬送手段66より搬送される蓄積性蛍光体
シートSをローラ対78を介してスタッカ80に導入するこ
とが出来る。
前記スタッカ80は図示しないモータ等の駆動作用下に
矢印A方向に移動可能に構成され、前記ローラ対78によ
り給送される蓄積性蛍光体シートSを複数並列に配設さ
れたシート受容部82の中、所望のシート受容部82に収納
可能である。また、当該スタッカ80に収納される蓄積性
蛍光体シートSは前記ローラ対78、第2切換ガイド部材
76を介して第4搬送手段66に送給されることになる。
第4搬送手段66を構成する第5搬送ベルト68、第7搬
送ベルト72の先端部から若干離間して一組の可動ガイド
板88a、88bが配設される。前記可動ガイド板88a、88bは
ピン部材からなる支点90を中心として一体的に揺動可能
である。前記可動ガイド板88a、88bの下方先端部はロー
ラ対92に対峙し、当該ローラ対92の下方には湾曲する一
組のガイド板94a、94bが設けられる。前記ガイド板94
a、94bの中間部位にはローラ対96が配設される。この場
合、前記ローラ対92を構成するローラ92aと92bおよびロ
ーラ対96を構成するローラ96aと96bとは、二点鎖線で示
すように、夫々互いに近接離間可能に構成されている。
そこで、第2図に示すように、前記ガイド板94a、94b
の中間部位近傍に当該ガイド板94a、94b間を搬送される
蓄積性蛍光体シートSおよびフイルムFの位置決めを行
う位置決め機構98を配設する。すなわち、前記位置決め
機構98は前記蓄積性蛍光体シートSおよびフイルムFの
一端部を幅員方向に押圧する押圧手段100と、前記蓄積
性蛍光体シートS、フイルムFの他側部側に配設される
位置決め部材101a、101bと、前記蓄積性蛍光体シートS
等の搬送先端部と係合するストッパ手段102とからな
る。この場合、前記位置決め部材101a、101bは互いに所
定間隔離間して配設され、前記押圧手段100により押圧
された蓄積性蛍光体シートSの他側部に当接して当該蓄
積性蛍光体シートSを所定位置に位置決めするよう機能
する。
第2図乃至第4図に示すように、前記押圧手段100は
ガイドロッド104を含み、当該ガイドロッド104はガイド
板94aの下方にあって当該ガイド板94aの幅員方向に延在
している。前記ガイドロッド104には変位部材106が摺動
自在に係合しており、当該変位部材106の下面部にはブ
ラケット108の一端側が取着される。前記ブラケット108
の他端側は矢印C1方向に指向して延在し、その端部には
前記ガイドロッド104に摺動自在に外嵌する保持部材110
が取着されている。すなわち、前記保持部材110により
前記ブラケット108の他端側に保持されることになる。
前記ブラケット108はその中間部位においてベルト112と
連結する(第2図参照)。前記ベルト112の一端側はプ
ーリ116に懸架され、このプーリ116はブラケット108の
下方に配設されるモータ114の回転駆動軸114aと係合す
る(第4図参照)。前記ベルト112の他端側はプーリ116
から矢印C1方向に所定間隔離間して配設されるプーリ11
8に懸架されている。従って、前記モータ114を駆動して
プーリ116を介してベルト112を所定方向に変位させるこ
とにより前記変位部材106がブラケット108を介して矢印
C1あるいはC2方向に変位することが容易に理解されよ
う。
次に、前記変位部材106にピン部材120を介して揺動部
材122を係合する。すなわち、前記ピン部材120は変位部
材106の一側面から他側面に貫通し、且つ両側面から所
定量突出している。一方、前記揺動部材122は前記ピン
部材120の両端に夫々取着される側板124a、124bと前記
側板124a、124bをその一端側において連結する連結板12
5とから一体的に構成される。前記連結板125には矢印C2
方向に指向して上方に傾斜突出する押圧部材126a、126b
が取着されている。前記押圧部材126a、126bの先端部12
8a、128bは上方に指向して屈曲している。さらに、前記
揺動部材122を構成する連結板125には引張ばね130a、13
0bの一端側が係合し、当該引張ばね130a、130bの他端側
は前記変位部材106の上部に係着している。従って、前
記揺動部材122を構成する側板124a、124bは前記引張ば
ね130a、130bの引張作用下に連結板125を介してピン部
材120を支点として下方に揺動することになる。
この場合、前記側板124a、124bの他端側にはベアリン
グ部材132a、132bが取着され、当該ベアリング部材132
a、132bは前記引張ばね130a、130bの作用下にガイドレ
ール134のレール部134a、134bに摺接する。実際、前記
レール部134a、134bは互いに所定間隔離間し且つガイド
ロッド104と略平行に配設されると共に底板134cにより
一体的に連結される。また、前記レール部134a、134bの
中間部位には夫々膨出部136a、136bが形成されている。
このため、前記変位部材106が矢印C1方向に変位すると
前記ベアリング部材132a、132bがレール部134a、134bに
沿って転動すると共に、押圧部材126a、126bの先端部12
8a、128bがガイド板94a、94bに画成される切欠部137a、
137bに夫々臨入する。そして、さらに変位部材106を矢
印C1方向に変位させるとベアリング部材132a、132bがガ
イドレール134のレール部134a、134bの膨出部136a、136
bに到達し、揺動部材122の一端側が引張ばね130a、130b
の引張力に抗して矢印方向に揺動変位する。この結果、
押圧部材126a、126bが矢印方向に揺動変位してその先端
部128a、128bが一旦ガイド板94bの下方を通過して後、
ガイド板94a、94bの略中央部に画成される切欠部138a、
138bに臨入するよう構成されている。
次に、前記ガイド板94bの近傍に前述したストッパ手
段102を配設する(第2図参照)。前記ストッパ手段102
は回転駆動源140を含み、前記回転駆動源140の回転駆動
軸140aにはカム142が係着される。このカム142には摺接
部材144の一端側が摺接している。前記摺接部材144の他
端側は屈曲するストッパ部材146の一端側に固着されて
おり、このストッパ部材146はピン部材148を中心として
揺動自在に構成されている。前記ストッパ部材146の中
間部位には引張ばね150が係合する。従って、前記摺接
部材144は、実質的に前記引張ばね150の引張作用下にス
トッパ部材146を介して前記カム142に摺接すると共に、
前記カム142の膨出部142aが前記摺接部材144に当該した
際には前記引張ばね150の引張力に抗してストッパ部材1
46の他端側が矢印D方向に揺動することになる。この場
合、前記ストッパ部材146の他端部は矢印D方向に揺動
変位することによりガイド板94a、94bの先端部近傍に形
成される切欠部152に臨入することになる。
前記ガイド板94a、94bの先端部から若干離間して副走
査搬送手段154が配設される。前記副走査搬送手段154は
複数の孔部(図示せず)を有するエンドレス状の副走査
用搬送ベルト156と、当該副走査用搬送ベルト156により
搬送される蓄積性蛍光体シートSおよびフイルムFを前
記孔部を介して当該副走査用搬送ベルト156側に吸引す
るための第1のサクションボックス158と第2のサクシ
ョンボックス160とからなる。前記第1サクションボッ
クス158および第2サクションボックス160は図示しない
真空吸引装置に接続される。なお、前記副走査用搬送ベ
ルト156はガイド板94a、94b側から供給された蓄積性蛍
光体シートS等を一旦ガイド板162側に搬送した後に前
記とは逆の方向に副走査搬送するよう機能する。ガイド
板162の近傍には前記蓄積性蛍光体シートSの撓曲に起
因する浮き上がりを阻止するためのローラ164が配設さ
れる。
副走査搬送手段154の上方には蓄積性蛍光体シートS
に記録された画像情報を読み取ると共に、前記読み取ら
れた画像情報をフイルムFに露光する画像読取記録機構
166が配設される。前記画像読取記録機構166はレーザ光
源168を含み、このレーザ光源168のレーザ光導出側には
レーザ光170を反射するミラー172が設けられており、こ
のミラー172によって反射されたレーザ光170は光変調器
174を通過してミラー176に至る。この場合、前記光変調
器174はフイルムFに対する画像記録時にのみ駆動され
るものであり、蓄積性蛍光体シートSの画像を読み取る
際には駆動されない。さらに、前記ミラー176によって
反射されたレーザ光170を蓄積性蛍光体シートS上に走
査させるためのガルバーノメータミラー178と集光用反
射ミラー180が設けられる。
レーザ光170の蓄積性蛍光体シートS上の走査位置に
は主走査線に沿って光ガイド182が配設され、前記光ガ
イド182の上部にフォトマルチプライヤ184が装着され
る。前記フォトマルチプライヤ184には画像情報処理回
路186が接続される。従って、前記フォトマルチプライ
ヤ184によって得られた電気信号は画像情報処理回路186
に送られ画像処理が行われた後、図示しない記憶手段等
に記憶される。この場合、前記画像読取記録機構166の
作用下に画像を読み取られた蓄積性蛍光体シートSは第
4搬送手段66、第3搬送手段58、第2搬送手段32等を介
して前述した消去部48に送給される。
一方、前記第2装填部18は、前述したように、フイル
ムFを収装する着脱自在なマガジン22を含む。当該マガ
ジン22のフイルム取出用開口部近傍には吸着盤188を含
む枚葉機構が配設される。前記吸着盤188はマガジン22
内に積層されるフイルムFを枚葉してローラ対190に供
給するよう構成される。前記ローラ対190に臨み且つこ
のローラ対190から若干離間して一組のガイド板192a、1
92bが設けられる。ガイド板192a、192bの一端部は可動
ガイド板88a、88bに臨み、前記ローラ対190に供給され
たフイルムFは当該ローラ対190の駆動作用下に可動ガ
イド板88a、88bの間に搬送されることになる。
さらに、前記フイルムFは前記蓄積性蛍光体シートS
と略同様に副走査方向(矢印E2方向)に搬送されると共
に、画像読取記録機構166を介して前記蓄積性蛍光体シ
ートSから読み取った画像情報に基づき光変調器174を
駆動してレーザ光170を変調し、再生のための画像が露
光される。前記画像が露光されたフイルムFはローラ対
96、92側に搬送されて後、可動ガイド板88a、88bの揺動
作用下に第4搬送手段66と略平行に配設されるフイルム
用搬送手段194に案内されるよう構成されている。
前記フイルム用搬送手段194は所定間隔離間して配設
されるローラ対196、198、200、202を含み、前記ローラ
対196と198との間には一組のガイド板204a、204bが配設
される。さらに、前記ローラ対198と200との間に一組の
ガイド板206a、206bを配設し、ローラ対200と202との間
に湾曲形状を呈する一組のガイド板208a、208bを設けて
いる。前記ローラ対202は当該画像読取再生装置10を構
成する筐体12の側面部に設けられる開口部210の近傍に
配設されており、前記フイルム用搬送手段194により搬
送されるフイルムFは当該開口部210を介して筐体12に
着脱自在に装着されるレシーブマガジン212に送給され
る。
本発明に係るシート体の位置決め機構並びにこれを組
み込む画像読取再生装置は基本的には以上のように構成
されるものであり、次にその作用並びに効果について説
明する。
先ず、画像読取再生装置10の第1装填部16に蓄積性蛍
光体シートSを収装したカセッテ20あるいは図示しない
シート用マガジンを装填する。この場合、本実施態様に
おいては、カセッテ20を第1装填部16に装填するものと
する。そこで、実際の動作では前記カセッテ20の蓋部材
25を開蓋機構を構成する吸着盤24により吸引保持して開
蓋する。
次に、前記開蓋したカセッテ20内に収納される蓄積性
蛍光体シートSを枚葉機構を構成する吸着盤26により枚
葉すると共に、第1搬送手段28を構成するローラ対30を
前記吸着盤26側に変位させる。その際、前記ローラ対30
を矢印方向に回転駆動しておく。これによって、前記蓄
積性蛍光体シートSはローラ対30に挟持され当該ローラ
対30を第2搬送手段32を構成する第1搬送ベルト36側に
変位させることにより前記蓄積性蛍光体シートSは第2
搬送手段32に送給されることになる。前記第2搬送手段
32において前記蓄積性蛍光体シートSはドラム34と第1
搬送ベルト36とにより挟持された後に前記ドラム34と第
2搬送ベルト38に挟持されて第3搬送手段58に送給され
る。さらに、前記蓄積性蛍光体シートSは第3搬送手段
58を構成するローラ対62から第4搬送手段66の第5搬送
ベルト68と第6搬送ベルト70との間に送給される。その
際、第2切換ガイド部材76を、第1図中、破線で示す方
向に揺動変位させて蓄積性蛍光体シートSをローラ対78
を介してスタッカ80のシート受容部82に収納する。
次いで、前記スタッカ80を矢印A方向に上昇若しくは
下降変位させて当該スタッカ80に予め収納され且つ他の
画像情報が記録された蓄積性蛍光体シートSを選択し、
これをローラ対78を介して第4搬送手段66に送給して下
方に移送する。
この場合、可動ガイド板88a、88bを図示しない駆動源
の駆動作用下に支点90を中心として矢印B1方向に揺動し
た状態としておく。従って、前記蓄積性蛍光体シートS
は可動ガイド板88a、88bにより画成される間隙内に供給
される。
前記可動ガイド板88a、88b間に送給された蓄積成蛍光
体シートSはローラ対92、96等により挟持搬送される。
その際、前記蓄積成蛍光体シートSは常時正確に定位置
に規制された状態で搬送されてくるとは限らない。例え
ば、可動ガイド板88a、88b内では蓄積性蛍光体シートS
はフリー状態で落下することからその幅員方向のずれが
生起した状態で搬送されてくることがある。前記のよう
に、この幅員方向のずれはシートSの読取位置のずれと
なり、適確な画像情報の読み取りが困難となる。
そこで、前記蓄積性蛍光体シートSを所望の位置に位
置決めする作業を行う。その作業について説明する。す
なわち、先ず、ストッパ手段102の回転駆動源140を駆動
して回転駆動軸140aを所定方向に回転させ、当該回転駆
動軸140aに係着するカム142の膨出部142aを摺接部材144
に当接させる。これによってストッパ部材146の他端側
が摺接部材144を介して引張ばね150の引張力に抗して矢
印D方向に揺動変位し、当該ストッパ部材146の他端側
がガイド板94a、94bの先端部に画成される切欠部152内
に臨入する。
次いで、前記蓄積性蛍光体シートSを挟持搬送してい
るローラ対92、96を構成する夫々のローラ92aと92bおよ
び96aと96bとを互いに離間する方向に変位さて前記蓄積
性蛍光体シートSの挟持状態を解除する。前記ローラ対
92、96の挟持状態が解除された蓄積性蛍光体シートSは
その自重によりガイド板94a、94bの先端側へと変位し、
その先端部がストッパ部材146の屈曲する先端部に当接
して停止する。
そこで、押圧手段100を構成するモータ114を駆動して
回転駆動軸114a、プーリ116を介してベルト112を所定方
向に回転させブラケット108および変位部材106を矢印C1
方向に変位させる。この結果、前記変位部材106の変位
作用下に揺動部材122並びに押圧部材126a、126bが矢印C
1方向へ変位する。これによって、前記押圧部材126a、1
26bの先端部128a、128bがガイド板194a、194bに画成さ
れる切欠部137a、137b内に臨入する。このため、前記蓄
積性蛍光体シートSは押圧部材126a、126bの先端部128
a、128bにより矢印C1方向に押圧されて位置決め部材101
a、101bに当接し、所定の位置に位置決めされることに
なる。その際、前記揺動部材122を構成する側板124a、1
24bの他端部に取着されるベアリング部材132a、132bが
ガイドレール134のレール部134a、134bに沿って転動す
る。
なお、前記蓄積性蛍光体シートSの幅員が小さい場合
には前記モータ114の作用下に変位部材106を矢印C1方向
にさらに変位させればよい。すなわち、前記変位部材10
6を矢印C1方向に変位させると、揺動部材122の他端側に
取着されているベアリング部材132a、132bがレール部13
4a、134bの膨出部136a、136bに到達する。これによっ
て、前記側板124a、124bの一端側は引張ばね130a、130b
の引張力に抗して、第4図において矢印方向へと揺動変
位し、押圧部材126a、126bがガイド板94bの下方に位置
し且つ揺動部材122はこれらの押圧部材126a、126bと実
質的に平行となる。次いで、さらに前記変位部材106を
矢印C1方向に変位させると、前記ベアリング部材132a、
132bは前記膨出部136a、136bから夫々離間する。この結
果、揺動部材122の一端側が引張ばね130a、130bの引張
作用下に矢印と反対の方向に変位し、第4図中、二点鎖
線で示すように、押圧部材126a、126bの先端部128a、12
8bがガイド板94a、94bに画成させる切欠部138a、138b内
に臨入することになる。従って、この状態で前記変位部
材106をさらに矢印C1方向に変位させることにより幅員
の小さい蓄積性蛍光体シートSを位置決めすることが出
来る。
このように、蓄積性蛍光体シートSが位置決めされた
後、前記モータ114を前記とは逆の方向に回転させて変
位部材106を矢印C2方向に変位させる。すなわち、これ
によってガイド板94a、94bの切欠部138a、138bおよび13
7a、137bから押圧部材126a、126bを脱挿すると共に、ロ
ーラ対92、96により前記位置決めされた蓄積性蛍光体シ
ートSを挟持して副走査搬送手段154側に移送する。
前記副走査搬送手段154において、前記蓄積性蛍光体
シートSは副走査用搬送ベルト156の作用下に矢印E1
向に搬送され、一旦ガイド板162上に送給される。その
際、ローラ164は蓄積性蛍光体シートSの撓曲状態を矯
正する。すなわち、蓄積性蛍光体シートSはフイルムF
に比して剛性が強く、その組成上、長手方向両端部が互
いに同方向へ撓曲している状態にある。所謂、端部の浮
き上がりである。そこで、ローラ164がこの端部に接す
ることによって浮き上がりを矯正する。
次いで、前記蓄積性蛍光体シートSの後端側が画像読
取記録機構166の走査部位を通過すると、前記副走査用
搬送ベルト156を前記と逆の方向に回転駆動し、前記蓄
積性蛍光体シートSを副走査方向(矢印E2方向)に変位
させる。その際、図示しない真空吸引装置が駆動されて
第1サクションボックス158および第2サクションボッ
クス160により前記蓄積性蛍光体シートSの一端側は副
走査用搬送ベルト156側に吸引保持される。
このようにして蓄積性蛍光体シートSを矢印E2方向に
搬送すると共に、画像読取記録機構166を駆動してレー
ザ光源168から導出されるレーザ光170をミラー172、176
で反射させてガルバノメータミラー178に到達せしめ、
このガルバノメータミラー178の揺動作用下にレーザ光1
70を前記蓄積性蛍光体シートS上で主走査方向にスキャ
ンさせる。その際、光変調器174は駆動されることはな
い。画像記録のために用いられるものであるからであ
る。これによって蓄積性蛍光体シートSから放出される
輝尽発光光を直接あるいは反射ミラー180を介して光ガ
イド182に入射させ、フォトマルチプライヤ184によって
電気信号に変換して画像情報処理回路186に送給する。
このように、蓄積性蛍光体シートSはレーザ光170によ
り二次元的に走査されることになる。
こうして画像読取走査が終了した蓄積性蛍光体シート
Sはガイド板94a、94b並びにローラ対96、92を介して可
動ガイド板88a、88b間に送給される。この場合、前記と
同様に、前記可動ガイド板88a、88bを矢印B1方向に揺動
変位した状態としておき、当該可動ガイド板88a、88bを
介して前記蓄積性蛍光体シートSを第4搬送手段66を構
成する第5搬送ベルト68と第7搬送ベルト72との間に案
内し、この第4搬送手段66により上方に移送する。
さらに、前記蓄積性蛍光体シートSは第3搬送手段5
8、第2搬送手段32を介して上方へと搬送された後に略
直角に屈曲して搬送され、消去部48に到達する。前記消
去部48では消去用光源50が点灯されており、その消去光
は蓄積性蛍光体シートSに残存する画像情報を消去す
る。
前記消去部48において画像情報を消去された蓄積性蛍
光体シートSは第2搬送手段32により再度下方へと搬送
され、第3搬送手段58へと移送される。この場合、第4
搬送手段66を構成する第2切換ガイド部材76を、図中、
破線で示す方向に揺動した状態にしておき、前記蓄積性
蛍光体シートSを第2切換ガイド部材76、ローラ対78を
介してスタッカ80のシート受容部82内に収納する。ま
た、第1装填部16にマガジンを装填した際には前記画像
情報が消去された蓄積性蛍光体シートSは消去部48の下
方に配設されるトレー56に収納されることになる。
なお、前述したように、蓄積性蛍光体シートSを取り
出されたカセッテ20には予めスタッカ80の所定のシート
受容部82に収納されている画像情報消去済の蓄積性蛍光
体シートSが搬入される。すなわち、前記スタッカ80を
矢印A方向に変位させて前記画像が消去された蓄積性蛍
光体シートSをローラ対78に対峙させる。そして、この
蓄積性蛍光体シートSを図の右側から送り出せば、ロー
ラ対78はこれを挟持し、第4搬送手段66に送給する。前
記第4搬送手段66に送給された前記蓄積性蛍光体シート
Sは上方へと移送されて第3搬送手段58に到達する。そ
こで、前記第3搬送手段58の近傍に設けられる補助消去
部64より前記蓄積性蛍光体シートSに残存する画像を完
全に消去して後、これを第2搬送手段32に搬送する。こ
の時、前記第2搬送手段32を構成する第1切換ガイド部
材42を、図中、破線で示す部位に揺動変位させておく。
従って、前記蓄積性蛍光体シートSは前記第1切換ガイ
ド部材42に案内されて第1搬送ベルト36を介して第1搬
送手段28を構成するローラ対30に挟持される。次いで、
前記ローラ対30をカセッテ20側に変位させると共に矢印
と反対の方向に回転させて前記蓄積性蛍光体シートSを
カセッテ20内に収装する。
一方、蓄積性蛍光体シートSが副走査搬送手段154か
らローラ対96、92、可動ガイド板88a、88bを介して第4
搬送手段66に送給された際に、第2装填部18の近傍に配
設される枚葉機構が駆動され、当該枚葉機構を構成する
吸着盤188によりマガジン22内に積層して収納されるフ
イルムFを枚葉する。前記吸着盤188により枚葉された
フイルムFはローラ対190に挟持され、当該ローラ対190
の駆動作用下にガイド板192a、192bを介して可動ガイド
板88a、88b間に送給される。さらに、前記フイルムFは
ガイド板94a、94b間において位置決め機構98を介して所
定位置に位置決めされる。すなわち、前述した蓄積性蛍
光体シートSと同様にローラ対92、96による挟持状態を
一旦解除した後に、押圧手段100の作用下にフイルムF
を矢印C1方向に押圧して位置決めする。次に、ローラ対
92、96により前記フイルムFを挟持搬送して副走査搬送
手段154に送給する。前記副走査搬送手段154に搬送され
たフイルムFは副走査用搬送ベルト156を介して矢印B1
方向に移送され、一旦ガイド板162側に搬送される。次
いで、前記副走査用搬送ベルト156を前記とは逆の方向
に回転駆動してフイルムFを矢印E2方向に移送する。そ
の際、前記蓄積性蛍光体シートSと同様に、フイルムF
は夫々のサクションボックス158、160の作用下に副走査
用搬送ベルト156側に吸引された状態で移送される。
前記フイルムFが矢印E2方向に移送される際、画像読
取記録機構166が再度駆動される。すなわち、レーザ光
源168から導出されたレーザ光170はミラー172により反
射され、光変調器174に到達する。ここで、前記光変調
器174には画像情報処理回路186により処理されて図示し
ない記憶手段に記憶された前記蓄積性蛍光体シートSの
画像信号データが送給される。従って、前記光変調器17
4に到達したレーザ光170は当該光変調器174により前記
画像信号データに基づいて変調され、この変調されたレ
ーザ光170はミラー176によって反射されガルバノメータ
ミラー178に到達する。当該ガルバノメータミラー178に
到達したレーザ光170は揺動作用下に主走査方向に偏向
されて前記フイルムFに照射される。このようにして前
記フイルムFは副走査方向に搬送されると共に主走査方
向においてはレーザ光170が主走査されるため、前記蓄
積性蛍光体シートSから読み取った画像がフイルムF上
に露光されるに至る。なお、前記フイルムFに画像を露
光する作業を行っている際にはフォトマルチプライヤ18
4は滅勢した状態にしておく。
前記画像露光終了後のフイルムFは副走査搬送手段15
4からガイド板94a、94b並びにローラ対96、92を介して
可動ガイド板88a、88b間に移送される。この場合、前記
可動ガイド板88a、88bを図示しないモータの駆動作用下
に矢印B2方向に揺動変位させておく。前記可動ガイド板
88a、88bが矢印B2方向に揺動変位すると、前記フイルム
Fはローラ対96、92の駆動作用下にフイルム用搬送手段
194側に搬送されてローラ対196に挟持される。前記ロー
ラ対196に挟持されたフイルムFはその駆動作用下に上
方に搬送され、さらに、ローラ対198、200を介して搬送
されて後、ガイド板208a、208bにより湾曲するように案
内されてローラ対202、開口部210を介してレシーブマガ
ジン212内に送給される。従って、このレシーブマガジ
ン212に所定数のフイルムFが収容された後、前記レシ
ーブマガジン212を遮光状態で筐体12から取り外し、図
示しない現像装置に前記フイルムFを装填して現像処理
を施せばよい。
この場合、本実施態様によれば、画像情報の読取また
は記録を好適に行うべく蓄積性蛍光体シートSおよびフ
イルムFをその幅員方向に押圧して所定の位置に位置決
めする際に蓄積性蛍光体シートF、フイルムF等の幅員
が相違したとしてもこれらを位置決め機構98単体で容易
且つ正確に位置決めすることが出来る。
すなわち、前記位置決め機構98を構成する押圧手段10
0に矢印C1およびC2方向に変位可能な変位部材106を配設
すると共に、前記変位部材106に揺動部材122を係着して
いる。しかも、前記揺動部材122の端部にはベアリング
部材132a、132bを装着してガイドレール134のレール部
材134a、134bに対して転動するよう構成している。さら
に、前記レール部134a、134bには所定部位に膨出部136
a、136bを設けている。このため、蓄積性蛍光体シート
S等を押圧して位置決めする際には、モータ114の作用
下に変位部材106を矢印C1方向に変位させて押圧部材126
a、126bにより前記シート体を矢印C1方向に押圧すれば
よい。その際、前記蓄積性蛍光体シートSの幅員が小さ
い場合には、前記変位部材106を矢印C1方向にさらに変
位させる。これによって揺動部材122に装着されるベア
リング部材132a、132bが膨出部136a、136bに到達して前
記揺動部材122が揺動し、押圧部材126a、126bの先端部1
28a、128bがガイド板94a、94bの下方に位置するに至
る。そこで、さらに前記変位部材106を矢印C1方向に変
位させると前記ベアリング部材132a、132bが膨出部136
a、136bから夫々離間して押圧部材126a、126bが揺動
し、その先端部128a、128bがガイド板94a、94bに画成さ
れる切欠部138a、138b内に臨入し、前記蓄積性蛍光体シ
ートを位置決めすることになる。従って、蓄積性蛍光体
シートSおよびフイルムF等のサイズが異なったとして
も、そのサイズの大きさに拘わりなく当該位置決め機構
98単体でその位置決めを達成出来る。しかも、ガイド板
94a、94bにさほど大きな切欠部を設ける必要がないた
め、搬送される蓄積性蛍光体シートSおよびフイルムF
が前記切欠部に臨入して円滑な搬送が行われなくなると
いう不都合を回避することが出来る。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ガイド部材により画
成される通路内を搬送され、且つサイズの異なるシート
体を幅員方向に変位させて位置決めする際に、前記シー
ト体を位置決めする押圧部材を所定方向に変位可能に配
設している。しかも、前記押圧部材は所定方向に変位さ
せることによりシート体のサイズに対応してガイド板に
画成される比較的狭小な切欠部に臨入するよう構成され
ている。従って、サイズの異なる複数種のシート体を当
該位置決め機構単体で容易且つ正確に位置決めすること
が可能となる。このことは、画像読取または画像記録に
供されるシート体を常に定位置に位置決めし、この結
果、正確に且つ位置ずれのない画像読取作業または画像
記録作業が遂行されることを意味する。
さらに、本発明に係るシート体の位置決め機構を用い
れば、前記シート体を案内するガイド板に大きな切欠部
を設ける必要がなく、従って、搬送されるシート体が切
欠部に臨入するという不都合を回避することが出来、結
局、前記シート体の損傷を未然に防止することが可能と
なるという効果を奏する。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の偏向が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシート体の位置決め機構を読み込
む画像読取再生装置の概略説明図、 第2図は第1図に示す画像読取再生装置の要部一部省略
断面説明図、 第3図は本発明に係るシート体の位置決め機構を構成す
る押圧手段の斜視説明図、 第4図は第3図に示す押圧手段の一部省略側面図であ
る。 10……画像読取再生装置、28、32……搬送手段 48……消去部、58、66……搬送手段 80……スタッカ、98……位置決め機構 100……押圧手段、102……ストッパ手段 106……変位部材、126a、126b……押圧部材 134……ガイドレール 154……副走査搬送手段 166……画像読取記録機構 194……フイルム用搬送手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定方向に搬送されるシート体を案内する
    とともに、サイズが相違する複数種のシート体に対応し
    て搬送方向に交差する方向に複数の切欠部が形成された
    ガイド部材と、 前記ガイド部材上に配置された搬送途上のシート体の一
    側部が当接して前記シート体の位置決めを行う位置決め
    部材と、 前記ガイド部材を挟んで前記シート体とは反対側に配設
    され、前記位置決め部材に向かって進退可能な変位部材
    と、 前記変位部材に設けられ、前記切欠部に臨入して前記サ
    イズが相違するシート体の他側部を前記位置決め部材に
    向かって押圧する一方、該切欠部以外の位置で前記シー
    ト体とは反対側に退避自在な押圧部材と、 を備えることを特徴とするシート体の位置決め機構。
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