JPH0825604B2 - 無線端末利用による出荷管理装置 - Google Patents

無線端末利用による出荷管理装置

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JPH0825604B2
JPH0825604B2 JP2858293A JP2858293A JPH0825604B2 JP H0825604 B2 JPH0825604 B2 JP H0825604B2 JP 2858293 A JP2858293 A JP 2858293A JP 2858293 A JP2858293 A JP 2858293A JP H0825604 B2 JPH0825604 B2 JP H0825604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は倉庫等における物品の入
出庫管理装置に関し、特に無線端末利用による出荷管理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の出荷管理装置では、事務
所等に設置される出荷管理コンピュータと、倉庫等の物
品保管場所毎に設置される表示ランプおよび数量表示部
を備えた端末表示器とがケーブルにより接続されてお
り、出荷管理コンピュータからの出荷指示に基づいて指
定物品の端末表示器のランプが点灯しピッキング数量が
表示され、これに従って作業者はランプの点灯している
物品を探し表示されたピッキング数量だけを取り出し、
出荷実績データは伝票に一旦記載した後でまとめて出荷
管理コンピュータに入力していた(例えば、特公平2−
53321号公報等参照)。
【0003】ところが、この出荷管理装置では、出荷実
績データの集計や出荷指示との照合までに時間がかかる
ため、ピッキング誤りがあった場合の対処が遅れ、結果
として誤配送が生じてしまうという問題点があった。ま
た、倉庫等によっては、各端末表示器を接続するケーブ
ルが邪魔となるために利用できないという問題点や、物
品の収納容器やパレット等と一緒に端末表示器を移動さ
せる必要があるときでも移動が困難であるという問題点
があった。
【0004】このような不都合をなくすために、従来、
無線を利用したピッキングシステムが知られている(例
えば、特開平3−111308号公報等参照)。
【0005】この無線を利用したピッキングシステム
は、ピッキング順に物品データが記憶されているデータ
処理装置と、このデータ処理装置からの物品データの表
示およびコード信号の無線発信の機能を備えた発信ユニ
ットと、発信ユニットからの物品コードを受信し予め設
定されている物品コードと照合してコードが一致したな
らばランプ点灯やブザー音を発する受信ユニットとによ
って実現されている。発信ユニットを操作すると、ピッ
キング指示データとして物品コードを表示し、同時に無
線で発信され、受信ユニットにて設定コードと一致した
場合にはランプ点灯やブザー音が発せられる。したがっ
て、作業者は、物品の所在を容易に突きとめることがで
き、ピッキングする物品および数量の間違いを防止でき
る。さらに、受信ユニットが無線により動作するので、
ケーブルが邪魔となる倉庫等にも適用できるとともに、
収納容器と一緒に容易に移動することができ、汎用性に
富むシステムとすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線を
利用したピッキングシステムでは、データ処理装置側に
発信ユニットが設けられ物品の収容箇所側に受信ユニッ
トが設けられているだけだったので、受信ユニット側か
らピッキング実績データをデータ処理装置に返信するこ
とができず、精度の高いピッキング実績データの管理が
行えないという欠点があった。また、ピッキング実績デ
ータを入力できる場合であっても、ボタン等によりデー
タ入力することから、入力誤りが発生するおそれが大き
いという欠点があった。
【0007】さらに、出庫完了を出荷完了と見なしてい
るため、出庫後に物品が通過する出荷場での置き場所の
不十分な管理や積込段階での物品の取り誤りなどによ
り、誤配送を引き起こすおそれが大きいという欠点があ
った。
【0008】本発明の目的は、上述の点に鑑み、作業現
場での無線端末へのデータ入力を容易にし、ピッキング
実績データ(出庫実績データ)および積込実績データの
リアルタイムの収集および照合を可能にするとともに、
積込時の確認完了をもって出荷完了とすることにより、
出荷管理の範囲の拡大および精度の向上を図るようにし
た無線端末利用による出荷管理装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の無線端末利用に
よる出荷管理装置は、出荷管理コンピュータと1つ以上
の無線端末とからなる出荷管理装置において、前記無線
端末から出庫指示要求を前記出荷管理コンピュータに送
信する出庫指示要求手段と、前記出荷管理コンピュータ
で出庫指示データを前記無線端末に送信するオーダ別出
庫指示手段と、前記無線端末で前記出庫指示データに基
づいて出庫された物品に付された伝票のバーコードをバ
ーコードスキャナで読み取らせ、物品の個数をテンキー
ボタンから入力させることにより得られた出庫実績デー
タを前記出荷管理コンピュータに送信する出庫実績計上
手段と、前記出荷管理コンピュータで前記出庫指示デー
タと前記出庫実績データとを照合し照合結果が一致した
ならば出庫完了と見なして出庫実績データをオーダ別出
庫実績データファイルに保管する出庫確認手段と、前記
無線端末で配送便に付されたバーコードを前記バーコー
ドスキャナで読み取らせることにより得られた配送便コ
ードを前記出荷管理コンピュータに送信する積込指示要
求手段と、前記出荷管理コンピュータで前記配送便コー
ドを受け取って積込指示データを前記無線端末に送信す
るオーダ別積込指示手段と、出庫された物品の配送便へ
の積込完了後に前記無線端末で物品に付された伝票のバ
ーコードおよび前記配送便に付されたバーコードを前記
バーコードスキャナで読み取らせ、物品の個数をテンキ
ーボタンから入力させることにより得られた積込実績デ
ータを前記出荷管理コンピュータに送信する積込実績計
上手段と、前記出荷管理コンピュータで前記積込実績デ
ータと前記出庫実績データおよび前記積込指示データと
を照合し照合結果が一致したならば積込完了と見なして
積込実績データをオーダ別積込実績データファイルに保
管する積込確認手段とを備える。
【0010】また、本発明の無線端末利用による出荷管
理装置は、出荷管理コンピュータと1つ以上の無線端末
とからなる出荷管理装置において、前記無線端末からピ
ッキング指示要求を前記出荷管理コンピュータに送信す
るピッキング指示要求手段と、前記出荷管理コンピュー
タで出庫指示データを1つ以上のピッキング指示データ
に展開し、展開したピッキング指示データを前記無線端
末に送信するオーダ別ピッキング指示手段と、前記無線
端末で前記ピッキング指示データに基づいてピッキング
された物品に付された伝票のバーコードをバーコードス
キャナで読み取らせ、物品の個数をテンキーボタンから
入力させることにより得られたピッキング実績データを
前記出荷管理コンピュータに送信するピッキング実績計
上手段と、前記出荷管理コンピュータで前記ピッキング
指示データと前記ピッキング実績データとを照合し照合
結果が一致したならばピッキング完了と見なして1件の
出庫指示データから展開されたすべてのピッキング指示
データに基づくピッキングが完了するとこれらのピッキ
ング実績データをまとめた出庫実績データをオーダ別出
庫実績データファイルに保管する出庫確認手段と、前記
無線端末で配送便に付されたバーコードを前記バーコー
ドスキャナで読み取らせることにより得られた配送便コ
ードを前記出荷管理コンピュータに送信する積込指示要
求手段と、前記出荷管理コンピュータで前記配送便コー
ドを受け取って積込指示データを前記無線端末に送信す
るオーダ別積込指示手段と、出庫された物品の配送便へ
の積込完了後に前記無線端末で物品に付された伝票のバ
ーコードおよび前記配送便に付されたバーコードを前記
バーコードスキャナで読み取らせ、物品の個数をテンキ
ーボタンから入力させることにより得られた積込実績デ
ータを前記出荷管理コンピュータに送信する積込実績計
上手段と、前記出荷管理コンピュータで前記積込実績デ
ータと前記出庫実績データおよび前記積込指示データと
を照合し照合結果が一致したならば積込完了と見なして
積込実績データをオーダ別積込実績データファイルに保
管する積込確認手段とを備える。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係る無線端末
利用による出荷管理装置の構成を示すブロック図であ
る。本実施例の無線端末利用による出荷管理装置は、出
荷管理コンピュータ10と、無線端末30とから、その
主要部が構成されている。
【0013】出荷管理コンピュータ10は、オーダ別ピ
ッキング指示手段11と、出庫確認手段12と、積込確
認手段13と、オーダ別積込指示手段14と、送信手段
15と、受信手段16と、出荷指示情報データベース
(DB)17と、ロケーションデータベース(DB)1
8と、ピッキング指示明細ファイル19と、オーダ別出
庫実績データファイル20と、オーダ別積込実績データ
ファイル21と、オーダ別出荷実績管理手段22と、出
荷実績情報データベース(DB)23とを含んで構成さ
れている。
【0014】無線端末30は、ピッキング指示要求手段
31と、ピッキング実績計上手段32と、積込指示要求
手段33と、積込実績計上手段34と、送信手段35
と、受信手段36と、表示手段37と、バーコードスキ
ャナ38と、テンキーボタン39とを含んで構成されて
いる。
【0015】ところで、倉庫等に保管される物品には、
梱包・入庫時に伝票41が付されており、伝票41に記
されているバーコードには、ロット番号,物品名称,管
理コード,梱包数量などのバーコード情報が含まれてい
る。
【0016】また、配送トラック等の配送便42には予
めバーコードが付されており、このバーコードには配送
便コード,行先名などのバーコード情報が含まれてい
る。
【0017】なお、ピッキングとは、倉庫等に保管され
た物品を取り出す作業を指す。また、出庫とは、ピッキ
ングされた物品を出荷待ちの荷物として倉庫等から出荷
場に出す作業を指す。
【0018】オーダ別ピッキング指示手段11は、出荷
指示情報データベース17に管理されている出荷指示情
報の出庫指示データを読み出し、読み出した出庫指示デ
ータをロケーションデータベース18のロケーションデ
ータを参照して1つ以上のピッキング指示データとして
ピッキング指示明細ファイル19に展開し、展開したピ
ッキング指示データを出荷管理コンピュータ10から無
線端末30に順次送信する手段である。
【0019】出庫確認手段12は、無線端末30から送
信されてきたピッキング実績データとピッキング指示明
細ファイル19に展開されたピッキング指示データとを
照合し、照合結果が一致するとオーダ別ピッキング指示
手段11に次のピッキング指示データの送信を要求し、
1件の出庫指示データから展開されたすべてのピッキン
グ指示データに基づくピッキングが完了するとこれらの
ピッキング実績データをまとめた出庫実績データをオー
ダ別出庫実績データファイル20に保管する手段であ
る。
【0020】積込確認手段13は、無線端末30から送
信されてきた積込実績データと、オーダ別出庫実績デー
タファイル20に管理された出庫実績データとを照合
し、一致すれば積込実績データをオーダ別積込実績デー
タファイル21に保管する手段である。
【0021】オーダ別積込指示手段14は、出荷指示情
報データベース17に管理されている出荷指示情報の積
込指示データを読み出し出荷管理コンピュータ10から
無線端末30に送信する手段である。
【0022】出荷指示情報データベース17には、図2
に示すように、出荷オーダ毎に出荷指示情報が蓄積され
ており、出荷指示情報は出庫指示データと積込指示デー
タとからなる。出庫指示データは、オーダ番号,物品名
称,管理コードおよび個数の情報を含んでいる。また、
積込指示データは、オーダ番号および配送便コードの情
報を含んでいる。
【0023】ロケーションデータベース18には、図3
に示すように、保管場所,物品名称,管理コードおよび
保管個数を含むロケーションデータが管理されている。
【0024】ピッキング指示明細ファイル19には、図
4に示すように、オーダ番号,ピッキング指示番号,管
理コード,個数および保管場所を含むピッキング指示デ
ータが管理される。ピッキング指示番号は、オーダ別ピ
ッキング指示手段11により出庫指示データから展開さ
れたピッキング指示データ毎に自動的に生成されて付与
される。
【0025】オーダ別出庫実績データファイル20に
は、図5に示すように、オーダ番号,物品名称,管理コ
ード,梱包数量および出庫数量を含む出庫実績データが
管理される。
【0026】オーダ別積込実績データファイル21に
は、図6に示すように、オーダ番号および配送便コード
を含む積込実績データが管理される。
【0027】オーダ別出荷実績管理手段22は、オーダ
別出庫実績データファイル20に保管した出庫実績デー
タにオーダ別積込実績データファイル21に保管した積
込実績データを加えて出荷実績情報データベース23に
保管する手段である。
【0028】出荷実績情報データベース23には、図7
に示すように、出庫実績データおよび積込実績データか
らなる出荷実績情報が管理される。
【0029】ピッキング指示要求手段31は、無線端末
30からピッキング指示要求を出荷管理コンピュータ1
0に送信する手段である。
【0030】ピッキング実績計上手段32は、ピッキン
グ指示データに基づき倉庫等から指定物品を取り出し物
品に付された伝票41のバーコードをバーコードスキャ
ナ38で読み取らせ、取り出した物品の個数をテンキー
ボタン39からキー入力させることにより得られたピッ
キング実績データを出荷管理コンピュータ10に送信す
る手段である。
【0031】積込指示要求手段33は、無線端末30で
配送便42に付されたバーコードをバーコードスキャナ
38で読み取らせることにより得られた配送便コードを
出荷管理コンピュータ10に送信する手段である。
【0032】積込実績計上手段34は、出荷場における
物品の配送便42への積込時に、実際の積込みが完了し
た時点で、物品に付された伝票41のバーコードおよび
配送便42に予め付されているバーコードをバーコード
スキャナ38で読み取らせ、積み込んだ物品の数量をテ
ンキーボタン39からキー入力させることにより得られ
た積込実績データを無線端末30から出荷管理コンピュ
ータ10に送信する手段である。
【0033】次に、このように構成された本実施例の無
線端末利用による出荷管理装置の動作について説明す
る。
【0034】作業者がピッキングを開始するに当たって
無線端末30の電源を投入すると、ピッキング指示要求
手段31は、無線端末30から送信手段35を介して出
荷管理コンピュータ10にピッキング指示要求を送信す
る。
【0035】出荷管理コンピュータ10では、無線端末
30からのピッキング指示要求により受信手段16を介
してオーダ別ピッキング指示手段11が起動される。
【0036】オーダ別ピッキング指示手段11は、出荷
指示情報データベース17に管理されている出荷指示情
報の出庫指示データを1件読み込んで、ロケーションデ
ータベース18に管理されているロケーションデータに
基づいて出庫指示データを単数または複数のピッキング
指示データとしてピッキング指示明細ファイル19に展
開する。詳しくは、オーダ別ピッキング指示手段11
は、ロケーションデータベース18を参照して出庫指示
データの物品名称および管理コードで示される物品がど
の保管場所に何個あり、どの保管場所の何個をピッキン
グに割り当てるかを決定し、オーダ番号,自動的に生成
したピッキング指示番号,管理コード,個数および保管
場所からなるピッキング指示データを単数または複数作
成しピッキング指示明細ファイル19に展開する。ま
た、オーダ別ピッキング指示手段11は、ロケーション
データベース18のロケーションデータの保管個数をピ
ッキング指示データとして展開した個数だけ減算する。
【0037】次に、オーダ別ピッキング指示手段11
は、ピッキング指示明細ファイル19に展開したピッキ
ング指示データのうちのピッキング指示番号が一番若い
1件を送信手段15を介して無線端末30に送信する。
【0038】無線端末30では、出荷管理コンピュータ
10から送信されてきたピッキング指示データを受信手
段36が受信して、その内容を表示手段37が表示す
る。すなわち、表示手段37に、オーダ番号,ピッキン
グ指示番号,管理コード,個数および保管場所が表示さ
れる。
【0039】作業者は、表示手段37に表示されたピッ
キング指示データの保管場所および個数に従って該当す
る物品のピッキングを行う。
【0040】ピッキングが完了すると、作業者は、取り
出した物品に付された伝票41のバーコードを無線端末
30に接続されたバーコードスキャナ38で読み取り、
ピッキング数量を正確に管理するために実際に取り出し
た数量を無線端末30のテンキーボタン39からキー入
力する。
【0041】すると、ピッキング実績計上手段32は、
バーコードスキャナ38により読み取られたバーコード
情報(ロット番号,物品名称,管理コードおよび梱包数
量)およびテンキーボタン39からキー入力されたピッ
キング数量にオーダ番号およびピッキング指示番号を付
加してピッキング実績データとして送信手段35を介し
て無線端末30から出荷管理コンピュータ10に送信す
る。
【0042】出荷管理コンピュータ10では、無線端末
30から送信されてきたピッキング実績データを受信手
段16を介して出庫確認手段12が受け取る。
【0043】出庫確認手段12は、受け取ったピッキン
グ実績データとピッキング指示明細ファイル19に展開
されているピッキング指示データとをピッキング指示番
号をキーとして照合し、指示された物品が指示された数
量だけピッキングされたか否かの確認を行う。照合の結
果、物品または数量が異なっている場合は、出庫確認手
段12は、送信手段15を介して出荷管理コンピュータ
10から無線端末30に同一のピッキング指示データを
再度送信し、ピッキングをやり直させる。
【0044】照合の結果が一致するまでピッキング指示
データの送信〜ピッキング実績データの返信〜ピッキン
グ指示データとピッキング実績データとの照合を繰り返
し、照合結果が一致したならば、出庫確認手段12は、
ピッキングの完了と見なして、オーダ別ピッキング指示
手段11に次のピッキング指示データの送信を指示す
る。
【0045】オーダ別ピッキング指示手段11は、ピッ
キング指示明細ファイル19に展開されている同一のオ
ーダ番号を有する次のピッキング指示番号のピッキング
指示データを送信手段15を介して出荷管理コンピュー
タ10から無線端末30に送信する。
【0046】このようにして、1件の出庫指示データか
ら展開されたすべてのピッキング指示データに基づくピ
ッキングが完了すると、出庫確認手段12は、すべての
ピッキング実績データのピッキング数量を加算して出庫
数量を算出し、オーダ番号,,物品名称,管理コード,
梱包数量および出庫数量からなる出庫実績データをオー
ダ別出庫実績データファイル20に保管する。
【0047】また、1件の出庫指示データに基づいてピ
ッキングされた物品は出荷待ちの荷物として倉庫等から
出荷場に出庫され、物品の出庫作業が完了すると、出庫
された物品は出荷オーダ毎に仕分けされて保管される。
【0048】出荷場に配送便42が到着すると、直ちに
物品の配送便42への積込作業が開始される。
【0049】まず、作業者は、配送便42に付されてい
るバーコードを無線端末30のバーコードスキャナ38
で読み取る。
【0050】すると、積込指示要求手段33は、バーコ
ードスキャナ38により読み取られたバーコード情報の
うちの配送便コードを送信手段35を介して無線端末3
0から出荷管理コンピュータ10に送信する。
【0051】出荷管理コンピュータ10では、受信手段
16を介してオーダ別積込指示手段14が配送便コード
を受け取り、配送便コードをキーとして出荷指示情報デ
ータベース17に保管されている出荷指示情報の積込指
示データを検索して送信手段15を介して出荷管理コン
ピュータ10から無線端末30に送信する。
【0052】無線端末30では、出荷管理コンピュータ
10から送信されてきた積込指示データを受信手段36
が受信して、表示手段37が表示する。
【0053】作業者は、表示手段37に表示された積込
指示データのオーダ番号に従って出荷場で仕分けされて
いる物品を配送便42に積み込む。
【0054】物品の配送便42への積込が完了すると、
作業者は、積み込んだ物品に付された伝票41のバーコ
ードおよび配送便42に付されたバーコードを無線端末
30に接続されたバーコードスキャナ38で読み取ら
せ、積み込んだ物品の数量をテンキーボタン39からキ
ー入力する。
【0055】すると、積込実績計上手段34は、バーコ
ードスキャナ38により読み取られたバーコード情報
(ロット番号,物品名称,管理コードおよび梱包数量な
らびに配送便コード)およびテンキーボタン39からキ
ー入力された積込数量にオーダ番号を付加して積込実績
データとして送信手段35を介して無線端末30から出
荷管理コンピュータ10に送信する。
【0056】出荷管理コンピュータ10では、無線端末
30から送信されてきた積込実績データを受信手段16
を介して積込確認手段13が受け取る。
【0057】積込確認手段13は、積込実績データのオ
ーダ番号をキーとしてオーダ別出庫実績データファイル
20に保管されている出庫実績データを検索し、物品名
称および管理コードの一致ならびに出庫数量と積込数量
との一致を確認する。
【0058】次に、積込確認手段13は、積込実績デー
タのオーダ番号をキーとして出荷指示情報データベース
17に保管された出荷指示情報の積込指示データを検索
し、検索された積込指示データの配送便コードと、積込
実績データの配送便コードとを照合し、指示されたオー
ダ番号に対応して出庫された物品が指示された配送便4
2に積み込まれたか否かを確認する。
【0059】確認の結果、誤っている場合は、積込確認
手段13は、出荷管理コンピュータ10から送信手段1
5を介して無線端末30にエラーメッセージを送信し、
積込のやり直しを指示する。
【0060】確認結果が一致するまで、積込実績データ
の送信〜積込実績データと出庫実績データおよび積込指
示データとの確認〜エラーメッセージの送信を繰り返
し、確認結果が一致したならば、積込確認手段13は、
積込完了と見なして、オーダ番号および配送便コードを
積込実績データとしてオーダ別積込実績データファイル
21に保管する。
【0061】ところで、出荷管理コンピュータ10で
は、夜間のバッチ処理等により、オーダ別出荷実績管理
手段22が、オーダ別出庫実績データファイル20に保
管した出庫実績データにオーダ別積込実績データファイ
ル21に保管した積込実績データを加えて出荷実績情報
データベース23に保管する。
【0062】このように、現場の作業者に携帯させた無
線端末30を利用し、ピッキング指示データおよび積込
指示データを作業現場に直接出し、またピッキング実績
データおよび積込実績データの入力にバーコードスキャ
ナ38を利用することにより、ピッキング実績データお
よび積込実績データの収集およびチェックをリアルタイ
ムに行うことができ、またデータ入力の操作の容易化お
よびデータ精度の向上を図ることができる。さらに、積
込時点での作業実績の確認まで行うことにより、誤配送
の防止を徹底することが可能となる。
【0063】なお、上記実施例では、説明の簡単化のた
めに、1台の出荷管理コンピュータ10に対して1台の
無線端末30が使用される場合を例にとって説明した
が、1台の出荷管理コンピュータ10に対して複数台の
無線端末30が使用される場合にも本発明が同様に適用
できることはもちろんである。このような場合には、出
荷管理コンピュータ10と無線端末30との間で送受信
されるデータに無線端末30の識別情報を含めるように
すればよい。
【0064】また、オーダ別ピッキング指示手段11が
出庫指示データを1つ以上のピッキング指示データに展
開した後にピッキング指示データを1件ずつ無線端末3
0に送信するようにしたが、出庫指示データが予め展開
されていてピッキング指示データと一対一に対応する場
合には、出庫指示データのピッキング指示データへの展
開は不要になることはいうまでもない。このような場合
には、オーダ別ピッキング指示手段11,ピッキング指
示要求手段31,ピッキング実績計上手段32等を、そ
れぞれオーダ別出庫指示手段,出庫指示要求手段,出庫
実績計上手段等とすればよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、出荷管理
コンピュータと無線端末との間で各種データを授受しな
がらピッキング作業(出庫作業)および積込作業を行う
ことができるようにしたことにより、作業者は現場にい
ながらかつ移動しながら容易かつ正確・迅速に作業を行
うことが可能になるという効果がある。特に、無線端末
から出荷管理コンピュータにピッキング実績データ(出
庫実績データ)および積込実績データを送信するように
したことにより、ピッキング実績データおよび積込実績
データの収集およびチェックをリアルタイムに行うこと
ができる。また、ピッキング実績データおよび積込実績
データの入力にバーコードスキャナを利用することによ
り、データ入力を容易かつ正確・迅速に行うことが可能
になるとともにデータ精度の向上を図ることができ、熟
練者でなくても作業を行えるようになるという効果があ
る。
【0066】さらに、出荷管理の範囲を従来の出庫確認
から積込確認までに拡大したことにより、出庫指示デー
タと物品に付される伝票のバーコード情報との照合のみ
でなく、物品に対応したオーダ番号と、そのオーダ番号
と対になっている配送便コードとを照合することがで
き、確実に物品と配送便とを結び付けることで誤配送の
防止を図ることが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無線端末利用による出
荷管理装置の構成を示す流れ図である。
【図2】図1中の出荷指示情報データベースの内容を示
す図である。
【図3】図1中のロケーションデータベースの内容を示
す図である。
【図4】図1中のピッキング指示明細ファイルの内容を
示す図である。
【図5】図1中のオーダ別出庫実績データファイルの内
容を示す図である。
【図6】図1中のオーダ別積込実績データファイルの内
容を示す図である。
【図7】図1中の出荷実績情報データベースの内容を示
す図である。
【符号の説明】
10 出荷管理コンピュータ 11 オーダ別ピッキング指示手段(オーダ別出庫指示
手段) 12 出庫確認手段 13 積込確認手段 14 オーダ別積込指示手段 15 送信手段 16 受信手段 17 出荷指示情報データベース(DB) 18 ロケーションデータベース(DB) 19 ピッキング指示明細ファイル 20 オーダ別出庫実績データファイル 21 オーダ別積込実績データファイル 22 オーダ別出荷実績管理手段 23 出荷実績情報データベース(DB) 30 無線端末 31 ピッキング指示要求手段(出庫指示要求手段) 32 ピッキング実績計上手段(出庫実績計上手段) 33 積込指示要求手段 34 積込実績計上手段 35 送信手段 36 受信手段 37 表示手段 38 バーコードスキャナ 39 テンキーボタン 41 伝票 42 配送便

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出荷管理コンピュータと1つ以上の無線
    端末とからなる出荷管理装置において、 前記無線端末から出庫指示要求を前記出荷管理コンピュ
    ータに送信する出庫指示要求手段と、 前記出荷管理コンピュータで出庫指示データを前記無線
    端末に送信するオーダ別出庫指示手段と、 前記無線端末で前記出庫指示データに基づいて出庫され
    た物品に付された伝票のバーコードをバーコードスキャ
    ナで読み取らせ、物品の個数をテンキーボタンから入力
    させることにより得られた出庫実績データを前記出荷管
    理コンピュータに送信する出庫実績計上手段と、 前記出荷管理コンピュータで前記出庫指示データと前記
    出庫実績データとを照合し照合結果が一致したならば出
    庫完了と見なして出庫実績データをオーダ別出庫実績デ
    ータファイルに保管する出庫確認手段と、 前記無線端末で配送便に付されたバーコードを前記バー
    コードスキャナで読み取らせることにより得られた配送
    便コードを前記出荷管理コンピュータに送信する積込指
    示要求手段と、 前記出荷管理コンピュータで前記配送便コードを受け取
    って積込指示データを前記無線端末に送信するオーダ別
    積込指示手段と、 出庫された物品の配送便への積込完了後に前記無線端末
    で物品に付された伝票のバーコードおよび前記配送便に
    付されたバーコードを前記バーコードスキャナで読み取
    らせ、物品の個数をテンキーボタンから入力させること
    により得られた積込実績データを前記出荷管理コンピュ
    ータに送信する積込実績計上手段と、 前記出荷管理コンピュータで前記積込実績データと前記
    出庫実績データおよび前記積込指示データとを照合し照
    合結果が一致したならば積込完了と見なして積込実績デ
    ータをオーダ別積込実績データファイルに保管する積込
    確認手段とを備えることを特徴とする無線端末利用によ
    る出荷管理装置。
  2. 【請求項2】 出荷管理コンピュータと1つ以上の無線
    端末とからなる出荷管理装置において、 前記無線端末からピッキング指示要求を前記出荷管理コ
    ンピュータに送信するピッキング指示要求手段と、 前記出荷管理コンピュータで出庫指示データを1つ以上
    のピッキング指示データに展開し、展開したピッキング
    指示データを前記無線端末に送信するオーダ別ピッキン
    グ指示手段と、 前記無線端末で前記ピッキング指示データに基づいてピ
    ッキングされた物品に付された伝票のバーコードをバー
    コードスキャナで読み取らせ、物品の個数をテンキーボ
    タンから入力させることにより得られたピッキング実績
    データを前記出荷管理コンピュータに送信するピッキン
    グ実績計上手段と、 前記出荷管理コンピュータで前記ピッキング指示データ
    と前記ピッキング実績データとを照合し照合結果が一致
    したならばピッキング完了と見なして1件の出庫指示デ
    ータから展開されたすべてのピッキング指示データに基
    づくピッキングが完了するとこれらのピッキング実績デ
    ータをまとめた出庫実績データをオーダ別出庫実績デー
    タファイルに保管する出庫確認手段と、 前記無線端末で配送便に付されたバーコードを前記バー
    コードスキャナで読み取らせることにより得られた配送
    便コードを前記出荷管理コンピュータに送信する積込指
    示要求手段と、 前記出荷管理コンピュータで前記配送便コードを受け取
    って積込指示データを前記無線端末に送信するオーダ別
    積込指示手段と、 出庫された物品の配送便への積込完了後に前記無線端末
    で物品に付された伝票のバーコードおよび前記配送便に
    付されたバーコードを前記バーコードスキャナで読み取
    らせ、物品の個数をテンキーボタンから入力させること
    により得られた積込実績データを前記出荷管理コンピュ
    ータに送信する積込実績計上手段と、 前記出荷管理コンピュータで前記積込実績データと前記
    出庫実績データおよび前記積込指示データとを照合し照
    合結果が一致したならば積込完了と見なして積込実績デ
    ータをオーダ別積込実績データファイルに保管する積込
    確認手段とを備えることを特徴とする無線端末利用によ
    る出荷管理装置。
  3. 【請求項3】 前記オーダ別出庫実績データファイルに
    保管された出庫実績データおよび前記オーダ別積込実績
    データファイルに保管された積込実績データを出荷実績
    情報データベースに保管するオーダ別出荷実績管理手段
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の無線
    端末利用による出荷管理装置。
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