JPH08255933A - レンズ一体型半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

レンズ一体型半導体発光素子及びその製造方法

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JPH08255933A
JPH08255933A JP8208795A JP8208795A JPH08255933A JP H08255933 A JPH08255933 A JP H08255933A JP 8208795 A JP8208795 A JP 8208795A JP 8208795 A JP8208795 A JP 8208795A JP H08255933 A JPH08255933 A JP H08255933A
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JP
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lens
light emitting
semiconductor light
emitting device
substrate
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JP8208795A
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English (en)
Inventor
Masashi Yanagase
雅司 柳ヶ瀬
Hiroshi Imamoto
浩史 今本
Aritame Tada
有為 多田
Toshiyuki Takahashi
敏幸 高橋
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズアレイ基板とウエハの接合時に生じる
熱応力の影響を受けることなく簡単な製造プロセスによ
りレンズの製造を可能としたレンズ一体型半導体発光素
子を提供すること 【構成】 半導体基板11の上に所定層12〜15を積
層形成し、発光素子を形成する。半導体基板の表面に対
してフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程を4
回繰り返すことにより、図(B)に示すような16段の
階段で近似した略球面状のレンズ18を形成する。そし
てレンズを形成した半導体基板の表面には、発光領域1
7より広い領域を開口した裏面電極19を形成し、キャ
ップ層15の表面にはその全面に表面電極20を形成す
る。このように、レンズが半導体プロセスにより簡単に
製造され、しかも、すでに接合された基板に対してレン
ズ形成を行うので、接合による熱応力の問題も生じな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光機能とレンズ機能を
合わせ持ったレンズ一体型半導体発光素子、及び当該発
光素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の発光機能とレンズ機能とを組み合
わせたデバイスは、個々に分離・形成された発光素子を
樹脂モールド等してパッケージした後に、その発光面の
所定位置にレンズを接合したものがある。
【0003】しかし、係る構成の発光素子では、1個の
エレメントと1個のレンズを組み合わせて接合するた
め、手間がかかりコスト高につながる。また、光軸ずれ
を小さくするには、光軸ずれを補正する工程が必要であ
り、さらには、発光部とレンズ間の距離が大きくなるの
で、NA(開口数)を大きくするには大きなレンズが必
要となる等の種々の問題があった。
【0004】そこで係る問題を解決するものとして、発
光素子とマイクロレンズとを一体化した素子が開発され
た。係るレンズ一体型半導体発光素子は、以下のような
プロセスにしたがって製造されるものが一般的である。
すなわち、まずGaAsやGaPなどの半導体ウエハに
対して、エピタキシャル成長や不純物拡散などの工程に
よりpn接合を形成し、電極となる金属を蒸着後、フォ
トリソグラフィ工程とエッチング工程によって表面に所
定の形状からなる電極を形成し、発光素子が集積した状
態のウエハを作製する。
【0005】一方これと別工程で、発光素子と同一ピッ
チでレンズが集積されたマイクロレンズアレイ基板を製
造する。このマイクロレンズアレイ基板としては、半導
体基板、ガラス基板あるいは透明樹脂基板などを精密加
工したり、精密加工された金型を用いて樹脂成形したり
することにより製造される。そして、このように別々に
製造されたウエハとレンズアレイ基板とを、ウエハ上の
発光部とレンズアレイ基板上のレンズとの光軸が一致す
るように位置合わせし、両者を接合する。その後、所定
位置でダイシングすることにより、1個ごとの素子に分
離し、レンズ一体型の半導体発光素子が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法で、レンズ
一体型の半導体発光素子を製造した場合には、新たに以
下のような問題が生じていた。すなわち、マイクロレン
ズアレイ基板の製作が非常に煩雑で、コスト高を招く要
因となる。すなわち、ガラス基板を用いた場合には、当
該ガラス基板に対して研磨などの高精度な精密加工を行
う必要があるからである。また、樹脂で製造する場合に
は、金型内に樹脂を充填すれば良いので、各製造時には
比較的簡単にレンズアレイ基板を製造できるが、製造さ
れるレンズの寸法精度は金型の形状に依存するため、係
る金型を製造する際に高精度な精密加工が必要となるか
らである。
【0007】また、上記のように精密加工を施すことに
より、手間は掛かるもののレンズアレイ基板上に形成す
るレンズの配置ピッチ並びに各レンズの形状を正確に形
成することができるが、そのようにして製造されたレン
ズと発光部を一致させるウエハとレンズアレイ基板との
位置合わせが難しい。さらに、レンズアレイ基板とウエ
ハを接合する際に生じる熱により、レンズアレイ基板等
に応力が加わり、その応力により面内に大きな接合ずれ
が発生し、これにより部分的に光軸ずれを生じてしま
う。
【0008】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、簡単な製造プロセス
によりレンズアレイの製造を可能とし、さらには、発光
部とレンズの位置合わせを確実に行えるとともに、レン
ズアレイ基板とウエハの接合時に生じる熱応力の影響を
受けることなくレンズが形成されるレンズ一体型半導体
発光素子及びその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るレンズ一体型半導体発光素子で
は、表面出射型の半導体発光素子の光出射部にレンズを
実装したレンズ一体型半導体発光素子において、前記レ
ンズが、微視的には階段形状に形成されるとともに巨視
的にはレンズ機能を発揮する所定の曲面を構成するよう
にした。
【0010】そして、前記レンズの機能を果たす具体的
な階段形状としては、例えば巨視的にはフレネルレンズ
面を構成し、フレネルレンズ内での段差は、中央のフレ
ネルレンズ環の中心部において最も小さく、中央のフレ
ネルレンズ環の周辺部と周辺のフレネルレンズ環内にお
いて前記中心部における段差の2n 倍(nは自然数)の
高さであり、その高さはレンズ中心部より周辺部の方が
大きくすることができる。また別の形状としては、巨視
的には略球面を構成し、かつ、前記階段形状の段差が
等しく、かつ階段形状を構成する各段部の幅が中央部を
広く周辺部を狭くしたり、或いはレンズ内での段差
は、レンズ中央部において最も小さく、レンズ周辺部に
おいて前記中央部における段差の2n 倍(nは自然数)
の高さであり、その高さはレンズ中央部より周辺部の方
を大きくしても良い。そして、との条件は、いずれ
か一方を採用しても良く、或いは両者を同時に満たすよ
うにしても良い。
【0011】また上記各構成の発光素子は、電流狭搾構
造によって発光領域が限定するように構成するのが好ま
しく、さらに光出射側に形成される電極は、限定された
前記発光領域よりも大きな開口部を持ち、かつ、前記開
口部から中心に向けてのびる帯状の補助電極を形成する
となお良い。
【0012】一方、前記レンズ機能を果たす階段形状の
形成箇所(基板)としては、光出射側の半導体基板を加
工して形成したり、半導体発光素子の表面に接合された
ガラス基板の表面を加工して形成したり、さらには半導
体発光素子の出射側表面に塗布された樹脂を加工して形
成することができる。
【0013】また、本発明に係る製造方法では、半導体
基板上に所定層を積層形成して半導体発光素子を製造
し、その半導体発光素子を構成する半導体基板或いはそ
の半導体発光素子に取り付けた基板(基板を接合したり
樹脂を塗布して形成する場合などがある)に対し、フォ
トリソグラフィ工程を繰り返し行うことにより前記レン
ズ機能を構成する前記階段形状に形成しレンズを製造す
るようにした。そして係る方法は、基板が所定の樹脂を
塗布することにより構成される場合において、係る樹脂
がフォトリソグラフィ工程によって除去されるような場
合に適用できる。
【0014】また、フォトリソグラフィ工程だけでは基
板,半導体基板の所定部分が除去されない場合には(多
くの場合がこれに該当する)、フォトリソグラフィ工程
とエッチング工程を所定回数繰り返すことにより前記レ
ンズ機能を構成する前記階段形状に形成しレンズを製造
するようにした。
【0015】
【作用】半導体プロセスでは一般的なフォトリソグラフ
ィ工程と必要に応じてエッチング工程を繰り返すことに
よって、半導体発光素子の光出射部にレンズを形成す
る。すなわち、あらかじめ別途形成したマイクロレンズ
アレイ基板を準備する必要がなくなる。しかも半導体プ
ロセスによってレンズ部分が簡単に製造できるのでコス
ト安につながる。また、半導体プロセスでレンズ部分を
製造できるので、発光軸とレンズ軸とのずれはマスク合
わせ精度にまで小さくなる。もちろん、発光部とレンズ
との間隔が狭いので、小さいレンズで大きなNAを得る
ことができ、光取り出し効率も向上する。
【0016】また、レンズを形成する基板として、発光
素子を構成するための各層を形成する元となる半導体基
板を用いた場合には(請求項7)、別途レンズ用の基板
を取り付ける必要がなく、素子全体が薄型化される。そ
して、もともと存在する半導体基板を利用するため、従
来のようにレンズアレイ基板の接合により発生する熱応
力が本発明では発生しない。
【0017】また、半導体発光素子を製造後、レンズ用
の基板を取り付ける場合(請求項8,9)であっても、
レンズ形成工程は係る基板の取り付け工程の後に行う。
よってやはりレンズアレイを形成したガラス基板を接合
する際に従来問題となった、熱応力による面内ずれは発
生しない。
【0018】上記半導体発光素子のレンズは、微視的に
は階段状の形状をしているが、その段数は多ければ多い
ほど、巨視的に見た場合の形状のレンズとなんら変わり
なく機能できる。そしてフォトリソ−エッチング工程を
n回繰り返した場合に形成できる最大の段数は2n 段で
あるので、2n 段のレンズ形状であれば、より少ないn
でレンズとして十分な機能が期待できる。さらに、各段
の段差は等しい方が、より効果が高い(請求項2〜
4)。
【0019】一方、nは大きいほどレンズとしての機能
が高くなるが、現実には、フォトリソグラフィ工程でパ
ターニングできる幅には限界があるので、レンズ設計
上、nの上限は制限される。一般に、レンズを同一段差
の階段状の形状で近似しようとした場合、レンズ周辺部
ほど幅が狭くなるが、レンズ周辺部の幅がパターニング
限界となる値でnを決めても、レンズ中央部の各段の幅
がパターニング限界の2倍以上あれば、(n+1)回目
のフォトリソ−エッチング工程をレンズ中央部にのみ施
すことは可能となる。よって、(n+1)回目の工程を
行うことによりさらにレンズとしての機能が高まる(請
求項2〜4)。この場合、n回施したところの各段の段
差は等しく、また(n+1)回のところの段差の倍であ
る方が、より効果が高い。さらに、(n+1)回目を施
した後でも、レンズ中央部の各段の幅がパターニング限
界の2倍以上であれば、(n+2)回目を施す方が、さ
らにレンズとしての機能が高まる。
【0020】請求項5,6のように構成すると、発光領
域が小さく制限されるので、レンズの集光性がよくな
る。また、本発明の場合、光出射側に形成する電極は、
発光領域に比べ十分大ききな開口部が形成される。従っ
て、そのままでは、電極間の距離が長くなり、抵抗値の
増加にともない順電圧が増加し発光効率が低下する。し
かし、請求項6のように補助電極を形成することによ
り、電極間距離が短くなり発光領域に集中して電流を流
すことができ、発光効率が向上する。また、帯状に形成
することにより、レンズ部分の遮蔽面積を少なくし、光
の出射をできだけ疎外しないようにしている。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係るレンズ一体型半導体発光
素子及びその製造方法の好適な実施例を添付図面を参照
にして詳述する。図1,図2は、本発明に係るレンズ一
体型半導体発光素子の第1実施例を示している。同図に
示すようにn−GaAsからなる半導体基板11上にn
−Al0.3 Ga0.7 Asからなる下クラッド層12、I
0.2 Ga0.8 As/GaAsからなるDQW層13、
p−Al0.3 Ga0.7 Asからなる上クラッド層14、
+ −GaAsからなるキャップ層15を、その順で積
層形成している。そして、上クラッド層14内の所定位
置には、高抵抗層16を形成している。この高抵抗層1
6は、中央部分が未形成となり開口16aされたパター
ン形状からなり、これにより電流狭搾構造が構成され
る。これにより、発光素子が形成される。また、電流狭
搾構造により電流が絞り込まれるので、DQW層13内
の所定位置、すなわち、上記開口16aに対向する位置
に発光領域17が形成される。なお、上記各構成は、従
来の発光素子側の構成と同様であるので、その詳細な説
明を省略する。
【0022】ここで本発明では、半導体基板11の表面
所定位置(上記開口16a並びに発光領域17を結ぶ線
上)にレンズ18を形成している。すなわち、DQW層
13での発光波長に対して半導体基板11は透明である
ので、基板裏面をそのままレンズ面として使用すること
ができる。そして、本例では、図1(B)に拡大して示
すように、階段状に形成し、その包絡線が略球面状にな
るようにしている。すなわち、巨視的にみた場合に略球
面に構成している。
【0023】なお、この球面の曲率半径は、発光領域1
7とレンズ18間の距離が、焦点距離になるような所定
の値に設定する。さらに形成される階段形状は、その段
差αが等しく、その段数は2(本例ではn=4で16
段)になるように設定している。さらに、階段を構成す
る各段部18aの幅は、本例では中央部分を広くしてい
る。これにより、所定の曲率半径の球面が形成される。
なお、この段数を2にするのは、後述する製造プロセ
スからの要請で、少ない工程数(n回)で効率良く各段
部18aを形成するためのもので、必ずしも係る段数に
する必要がないのはもちろんである。
【0024】さらに、レンズ18を形成した半導体基板
11の表面には、発光領域17より広い領域を開口した
裏面電極19を形成し(図2参照)、また、キャップ層
15の表面にはその全面に表面電極20を形成してい
る。これにより、両電極19,20間に所定の電圧を印
加すると、表面電極20から裏面電極19に向けて電流
が流れ、その時高抵抗層16により形成された電流狭搾
構造により、開口16a部分を集中して電流が流れるの
で、その開口16aの直下にある発光領域17内を電流
が通過し、発光領域17が発光し、図1中破線で示すよ
うに、光が進みレンズ18にて平行光束にされた後、外
部に出射される。
【0025】次に、上記した構成のレンズ一体型半導体
発光素子の製造方法の一実施例を説明する。まず、n−
GaAsからなる半導体基板11上にn−Al0.3 Ga
0.7Asをエピタキシャル成長等により成膜してる下ク
ラッド層12を形成し、その表面全面にIn0.2 Ga
0.8 As/GaAsを成膜してDQW層13を形成し、
さらにその表面全面にp−Al0.3 Ga0.7 Asを成膜
して上クラッド層14を形成し、さらにその表面全面に
+ −GaAsを成膜してキャップ層15を形成する。
そして、次に電流狭搾構造とするために、キャップ層1
5側から水素イオンを注入することによって、上クラッ
ド層14内に高抵抗層16を形成する。なお、図示省略
するが、図1に示すものは1つの素子部分を示したもの
で、実際には、係る素子部分に対応する構造のものを1
つの大きな半導体基板11上に多数形成する。
【0026】次に、加工面を反対にし、半導体基板11
の露出面(下クラッド層12形成面と反対側の面)を研
磨・ポリッシングして、所定の厚さに形成する。そし
て、その露出面に対し、図3〜図6に示す4枚のマスク
を用い、その図番に示す順にマスクを使用して、フォト
リソグラフィ工程およびエッチング工程を4回繰り返す
ことにより、図1(B)に示すような16段の階段で近
似した略球面状のレンズ18を形成する(より詳細なレ
ンズ18部分の製造プロセスは後述する)。最後に、蒸
着などにより所定の金属膜を、所定のパターンニングを
行い、半導体基板11並びにキャップ層15の露出面に
所定形状の電極19,20を形成する。そして、基板
(ウエハ)の所定部位をダイシングすることにより、1
個ずつのレンズ一体型半導体発光素子が製造される。
【0027】上記したレンズ18の製造プロセスについ
て詳述すると、以下のようになっている。はじめに図3
に示す第1マスクM1を用いて、基板裏面上にレジスト
をパターンニングし、第1マスクM1の黒い部分にレジ
ストが残るようにする。この第1マスクM1のマスキン
グしない領域(透光部分)aは、図7に示すように、1
6段の階段形状を構成する各段部のうち、最外方から8
個分に相当する幅を有したリング状となっている。そし
て、等方性エッチャントあるいは等方性ドライエッチン
グ法を用いて厚さ8αだけエッチングし、その後レジス
トを除去する。これにより図8(A)に示すような凹部
11aが形成される。
【0028】次に図4に示す第2マスクM2を用いて、
同様に厚さ4αだけエッチングする。すなわち、この第
2マスクM2には、2つのマスキングしない領域b1,
b2を有し、内側の領域b1は、16段の階段を構成す
る各段部のうち、最外方から9番目〜12番目に相当す
る幅からなり、また、外側の領域b2は16段の階段を
構成する各段部のうち最外方から4個分に相当する幅か
らなる。したがって、この第2マスクM2に基づくエッ
チング処理により、図8(B)に示すように、前工程で
形成した凹部11aの底面の外側半分と、凹部11aに
隣接する内側に段部4個分に相当する領域にそれぞれ凹
部11bが形成される。
【0029】さらに同様に、第3マスクM3を用いて、
厚さ2αだけエッチングする。この第3マスクM3に
は、16段の階段を構成する各段部のうち、最外方から
順に2個分ずつおいて、2個分の幅からなるマスキング
しない領域c1〜c4が形成されているため、結局図8
(C)に示すように、所定部分に深さα2の凹部11c
が形成される。そして、図6に示す第4マスクM4(1
6段の階段を構成する各段部のうち、最外方から順に1
個分おきにマスキングしない領域d1〜d8が形成され
ている)に基づいて、厚さαだけエッチングすることに
より、所定部位がα分だけ除去される。これにより、図
7(A)に示す平面図及び同図(B)に示す断面図で規
定される構成からなるレンズ18が形成される。このよ
うに本例では、16段の段部からなるレンズを4回のフ
ォトリソグラフィ工程並びにそれに基づくエッチングに
より形成できる。
【0030】本実施例では、レンズを階段状にして、疑
似的に球面状に形成したので、フォトリソグラフィ工程
やエッチングといった、半導体プロセスを用いてレンズ
を形成できるので、簡単な処理でもって高精度の寸法出
しを行うことができる。しかも、発光素子を製造するた
めの半導体基板11にレンズを直接形成したため、従来
用いていたレンズ用の基板を別途用いる必要がなく、部
品点数の削減にともなうコスト安はもちろんのこと、素
子の薄型化を図ることができる。さらに、レンズを別途
形成後に発光素子と接合するのではなく、発光素子に一
体的に形成された基板の一部に後工程でレンズを形成す
るようにしたため、接合時の熱応力の問題も発生しな
い。また、位置合わせも高精度にできる。
【0031】なお、本実施例に示す形状のレンズを製造
するには、パターンニング,エッチングするマスクに対
応したエッチング深ささえ変更しなければ、プロセスす
るマスクの順番は特に問わない。ただ、プロセスの安定
度から考えると、上述のようにエッチング深さが深いも
のから順にプロセスすることが望ましい。また、マスク
パターンのピッチおよびエッチング深さを変更すること
により、レンズの曲率半径などの形状を変更できるの
で、所望の集光特性を持つレンズの設計が可能となる。
【0032】図9は、本発明の第2実施例を示してい
る。本実施例では、基本的な構成は上記した第1実施例
と同様にし、裏面電極19′の形状を異ならせた。すな
わち第1実施例の半導体発光素子においては、裏面電極
(光出射側)19の形状は、レンズ18の周囲に形成し
たため、当該レンズ18部分には裏面電極19を形成せ
ず、電流狭搾領域(開口16a)より広い領域を開口し
た形状となっている。この場合、出射光のビーム形状は
光軸まわりに均一な形状となるが、電流狭搾部への電流
注入がレンズ周囲の部分からに制限されるため、順電圧
が上昇し、それだけ発光効率は低下する。
【0033】そこで本実施例では、図9に示すように電
流狭搾部へ直接電流を注入できるように、開口した領域
内に帯状の補助電極21を橋渡しすることによって、順
電圧の低下を図った。すなわち、その帯状の補助電極2
1は、その先端21aが発光領域17に重なるように位
置される。これにより、この補助電極21に電流が集中
するため、抵抗が小さくなり順電圧が低下する。但し、
この補助電極21は、光の出射面となるレンズ18の一
部を覆うため、ビーム形状は一部不均一となるので、で
きるだけ細くするのが好ましい。なお、発光効率は、ビ
ーム形状が不均一となるが、上記のように順電圧が低下
するので、結果として上昇する。なお、その他の構成並
びに作用効果は、上記した第1実施例と同様であるの
で、図示及びその詳細な説明を省略する。
【0034】図10は、本発明の第3実施例を示してい
る。本実施例では上記した各実施例と相違して、発光素
子を形成する電極の上にレンズ用の基板を別途積層形成
した点で異なり、さらに、レンズの形状もフレネルレン
ズにした点で異なる。すなわち、n−GaAsからなる
半導体基板31上に、n−(Al0.7 Ga0.3 0.5
0.5 Pからなる下クラッド層32、p−In0.5 Ga
0.5 Pからなる活性層33、p−(Al0.7 Ga0.3
0.5 In0.5 pからなる上クラッド層34、p−Al
0.7 Ga0.3 Asからなる電流拡散層35、及びp+
GaAsからなるキャップ層36を順次成長させて形成
する。さらに、電流拡散層内に逆伝導型層37を形成す
る。そして、表面には発光領域38より広い領域を開口
した表面電極39が形成され、裏面には全面を覆うよう
に構成された裏面電極40が設けられる。そして、両電
極39,40間に電圧を印加することにより、図中実線
の矢印で示すように電流が流れ、発光領域38からは、
図中破線で示すように光が出射される。
【0035】ここで本実施例では、上記表面電極39の
表面にガラス基板41を接合する。そしてこの接合した
ガラス基板41の表面に、第1実施例と同様にフォトリ
ソグラフィ工程およびエッチングにより、所定形状のフ
レネルレンズ42を形成している。そして、このフレネ
ルレンズ42も、同図(B)に示すように、所定段数か
らなる階段状に形成されている。また、ガラス基板41
は、半導体基板31(表面電極39)よりも小さな形状
とし、接合時に表面電極39の一部が露出し、電圧供給
可能としている。
【0036】次に、上記実施例の製造方法について説明
する。まず半導体基板31の上に各層を順次成膜し、キ
ャップ層38まで形成する。そして、電流狭搾構造とす
るために、キャップ層側からn型不純物イオンを注入す
ることによって、電流拡散層35内に逆伝導型層37を
形成する。さらに、その後に所定形状の表面電極39及
び裏面電極40を形成する。
【0037】次いで、表面電極39の表面にガラス基板
41を接合する。この時、ガラス基板41は平板状(レ
ンズ未形成)のものを用いる。したがって、レンズが形
成されていないので、従来のように接合時に生じる熱応
力によってレンズと発光領域との光軸が擦れることはな
い。そして、接合後にガラス基板41の非接合面上にフ
ォトリソグラフィ工程およびエッチング工程を3回繰り
返して、最大8段の階段で近似したフレネルレンズ42
を形成する。そして、接合後にレンズを形成したため、
製造されたフレネルレンズ42は、熱応力の影響を受け
ることはなく、また、発光領域に対する位置合わせも、
半導体プロセスにより行うので、簡単にしかも正確に行
うことができる。
【0038】次に、レンズ形成プロセスについて詳述す
る。レンズ形成時に使用したマスクパターンとしては、
図12〜図14に示す3枚のマスクを用いる。そして、
まず図12に示す第5マスクM5を用いて、第1実施例
と同様にレジスト塗布,露光現像してパターンニングし
た後、厚さ4αだけ除去するようにエッチングを行う。
次に、図13に示す第6マスクM6に基づいて厚さ2α
だけエッチングを行い、さらに図14に示す第7マスク
M7に基づいて厚さαだけエッチングを行う。これによ
り、ガラス基板41の表面所定部位が、所定深さだけ除
去されて、図15に示すような平面(同図(A))及び
断面(同図(B))形状からなるレンズが形成される。
【0039】そして、本実施例では、第7マスクM7は
第5,第6マスクM5,M6よりもパターン形成される
領域を小さくしている。すなわち、このフレネルレンズ
42全体を8段の階段で近似して形成しようとした場
合、第7マスクM7のレンズ周辺部での1段あたりの幅
がパターンニングできる最少限界幅以下となり、パター
ンニングできない。そのため、すべてのマスクを均等に
使用(形成領域を同じにする)しようとする、4段の階
段で近似することになるが、そのようにすると滑らかに
曲線(球面)近似ができなくなる。そこで、1段あたり
の幅がパターンニング限界以内に治まるレンズ中央部の
2環だけ8段の階段で近似し、できるだけ多くの段数で
近似することにより、レンズとしての機能の向上を図っ
た。その他の構成並びに作用効果は上記した第1実施例
と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0040】また、上記第3実施例において中央のフレ
ネルレンズ環の中心部のみであればさらにパターンニン
グ可能である(パターンニング限界以内に治まる)の
で、たとえば図16に示す第8マスクM8を用い、中央
のレンズ環の3段目までのみに対してさらに厚さα/2
だけエッチングするようにしても良い。すると、図17
に示すように中央部分は11段で近似されることなり、
さらにレンズとしての機能が高くなる。
【0041】なお、上記した第3実施例では、ガラス基
板41を接合し、そのガラス基板41にフレネルレンズ
42を形成した例を説明したが、本発明はこれに限るこ
となく、たとえばガラス基板に替えて樹脂(例えばPI
Xなど)を接着し、当該樹脂の表面に半導体プロセスを
用いてレンズを形成するようにしても良い。すなわち、
表面電極形成後に、PIXを厚さ4α(キュア後)とな
るように塗布し、その上に第5マスクM5でパターンを
形成する。レジスト現像時にPIXは同時に除去される
ので、現像後エッチング工程なしですぐにレジストを除
去してよい。その後高温でPIXをキュアすれば、次の
第6マスクM6での現像時には除去されない。同様に第
6マスクM6では2α(キュア後)、第7マスクM7で
はα(キュア後)の厚さで形成すれば、図10に示すよ
うな構造からなる半導体発光素子が形成できる。また、
この場合に上記した変形例のように第8マスクM8を用
いてさらに中央部分を、パターンニングするようにして
ももちろん良い。
【0042】なおまた、レンズ形状と発光素子本体側の
構造の関係は、上記した各実施例に限られず、たとえば
第1実施例の構成においてレンズをフレネルレンズにし
ても良く、また、第3実施例の構成においてレンズをフ
レネルレンズに替えて通常の球面状のレンズ(第1実施
例のもの)にしても良く、種々変更実施が可能である。
さらには、上記いずれの構成においても、第2実施例の
ように補助電極を形成しても良いのはもちろんである。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るレンズ一体
型半導体発光素子及びその製造方法では、レンズの形状
を階段状にしたため、フォトグラフィ工程やエッチング
処理などの半導体プロセスによってレンズが製造可能と
なる。したがって、精密加工によって形成されたマイク
ロレンズアレイ基板を用いることなく、簡単に高精度の
寸法出しが行え、それにともないコスト安となる。
【0044】さらに、このように半導体プロセスにより
製造可能になったため、レンズを形成する基板を発光素
子と一体化した後でレンズの形成が行えるので、レンズ
部分が熱応力の影響を受けることがなく、発光領域とレ
ンズとの位置ずれ発生を可及的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係るレンズ一体型半導体発光
素子の第1実施例を示す断面図である。(B)はそのレ
ンズ部分の拡大断面図である。
【図2】その裏面電極を示す底面図である。
【図3】レンズを製造する際に用いるマスクの一例を示
す図である。
【図4】レンズを製造する際に用いるマスクの一例を示
す図である。
【図5】レンズを製造する際に用いるマスクの一例を示
す図である。
【図6】レンズを製造する際に用いるマスクの一例を示
す図である。
【図7】レンズの製造プロセスを説明する図である。
【図8】レンズの製造プロセスを説明する図である。
【図9】本発明に係るレンズ一体型半導体発光素子の第
2実施例を示す底面図である。
【図10】(A)は本発明に係るレンズ一体型半導体発
光素子の第3実施例を示す断面図である。(B)はその
レンズ部分の拡大断面図である。
【図11】その裏面電極を示す底面図である。
【図12】レンズを製造する際に用いるマスクの一例を
示す図である。
【図13】レンズを製造する際に用いるマスクの一例を
示す図である。
【図14】レンズを製造する際に用いるマスクの一例を
示す図である。
【図15】レンズの製造プロセスを説明する図である。
【図16】第3実施例の変形例を製造する際に用いるマ
スクの一例を示す図である。
【図17】レンズの製造プロセスを説明する図である。
【符号の説明】
11 半導体基板 16 高抵抗層(電流狭搾構造) 17 発光領域 18 レンズ 19 裏面電極(出射側電極) 21 補助電極 31 半導体基板 37 逆伝導型層(電流狭搾構造) 38 発光領域 39 表面電極(出射側電極) 41 ガラス基板 42 フレネルレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 敏幸 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面出射型の半導体発光素子の光出射部
    にレンズを実装したレンズ一体型半導体発光素子におい
    て、 前記レンズが、微視的には階段形状に形成されるととも
    に巨視的にはレンズ機能を発揮する所定の曲面を構成す
    るようにしてなることを特徴とするレンズ一体型半導体
    発光素子。
  2. 【請求項2】 前記レンズは、前記階段形状の段差が等
    しく、かつ階段形状を構成する各段部の幅が中央部を広
    く周辺部を狭くしたこと特徴とする請求項1に記載のレ
    ンズ一体型半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記レンズは、巨視的には略球面を構成
    し、 レンズ内での段差は、レンズ中央部において最も小さ
    く、レンズ周辺部において前記中央部における段差の2
    n 倍(nは自然数)の高さであり、その高さはレンズ中
    央部より周辺部の方が大きいことを特徴とする請求項1
    に記載のレンズ一体型半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 前記レンズは、巨視的にはフレネルレン
    ズ面を構成し、 フレネルレンズ内での段差は、中央のフレネルレンズ環
    の中心部において最も小さく、中央のフレネルレンズ環
    の周辺部と周辺のフレネルレンズ環内において前記中心
    部における段差の2n 倍(nは自然数)の高さであり、
    その高さはレンズ中心部より周辺部の方が大きいことを
    特徴とする請求項1に記載のレンズ一体型半導体発光素
    子。
  5. 【請求項5】 前記半導体発光素子は、電流狭搾構造に
    よって発光領域が限定されていることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載のレンズ一体型半導体発
    光素子。
  6. 【請求項6】 光出射側に形成される電極は、限定され
    た前記発光領域よりも大きな開口部を持ち、かつ、前記
    開口部から中心に向けてのびる帯状の補助電極が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項5に記載のレンズ一体
    型半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記レンズ機能を果たす階段形状は、光
    出射側の半導体基板を加工して形成されていることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズ一
    体型半導体発光素子。
  8. 【請求項8】 前記レンズ機能を果たす階段形状は、半
    導体発光素子の表面に接合されたガラス基板の表面を加
    工して形成されていることを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1項に記載のレンズ一体型半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 前記レンズ機能を果たす階段形状は、半
    導体発光素子の出射側表面に塗布された樹脂を加工して
    形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載のレンズ一体型半導体発光素子。
  10. 【請求項10】 半導体基板上に所定層を積層形成して
    半導体発光素子を製造し、その半導体発光素子を構成す
    る半導体基板或いはその半導体発光素子に取り付けた基
    板に対し、フォトリソグラフィ工程を繰り返し行うこと
    により前記レンズ機能を構成する前記階段形状に形成し
    レンズを製造するようにしたことを特徴とするレンズ一
    体型半導体発光素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 半導体基板上に所定層を積層形成して
    半導体発光素子を製造し、その半導体発光素子を構成す
    る半導体基板或いはその半導体発光素子に取り付けた基
    板に対し、フォトリソグラフィ工程とエッチング工程を
    所定回数繰り返すことにより前記レンズ機能を構成する
    前記階段形状に形成しレンズを製造するようにしたこと
    を特徴とするレンズ一体型半導体発光素子の製造方法。
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