JPH08252829A - プラスチックレンズの製造方法および積層体 - Google Patents

プラスチックレンズの製造方法および積層体

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JPH08252829A
JPH08252829A JP5780795A JP5780795A JPH08252829A JP H08252829 A JPH08252829 A JP H08252829A JP 5780795 A JP5780795 A JP 5780795A JP 5780795 A JP5780795 A JP 5780795A JP H08252829 A JPH08252829 A JP H08252829A
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JP
Japan
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bis
diisocyanate
benzene
hard coat
plastic lens
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Application number
JP5780795A
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English (en)
Inventor
Mikito Nakajima
幹人 中島
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH08252829A publication Critical patent/JPH08252829A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プラスチックレンズの製造方法において鋳型内
面にハードコート被膜を形成することにより、脱型後、
良好な表面硬度をもち、また、その表面に良好な密着性
を有する無機物質からなる反射防止を設けることがで
き、高生産性、高品質を可能する技術を提供することに
ある。 【構成】ガラス製の鋳型を用いて注型重合する方法にお
いて、予めガラス型の内面に有機架橋性高分子体を形成
する重合性ハードコート材よりなる被膜を形成させるこ
とを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。 【効果】表面硬度の低いプラスチックレンズ、ガラス型
との剥離性が悪いプラスチックレンズ、無機物質からな
る反射防止膜との密着性が得られないハードコートの問
題点を全て解決し、高い品質のレンズ製品が得られ、ま
た効率の良い製造が可能になるという技術を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックレンズ表
面に良好な表面硬度を有したハードコート被膜を容易に
作成でき、また、その表面に良好な密着性を有する無機
物質からなる反射防止を設けることを可能にした高生産
性、高品質のプラスチックレンズの製造方法及び積層
体。
【0002】
【従来の技術】従来より、鋳型内面に有機珪素化合物か
らなるハードコート材を塗布、硬化し熱硬化型モノマー
を注入硬化し、透明樹脂複合体を得る方法が知られてい
る(特公昭52ー13536、特公昭53ー1574
3)が実際には有機珪素化合物とガラス型(酸化珪素を
主成分としているため)との密着力が強く型表面やレン
ズ表面にダメージを与える。
【0003】重合性モノマーを限定し、例えば一分子中
に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート
化合物と一分子中に2個以上のヒドロキシル基及び/又
はメルカプト基を有するアルコール化合物、チオール化
合物とを鋳型内で反応させ、鋳型重合方法によってウレ
タン樹脂が製造されている。この方法により製造される
ウレタン樹脂は、特に光学レンズ、眼鏡用レンズ、光デ
ィスク基板、透明板等の光学材料として使用されるた
め、高い表面精度が要求される。このため、注型重合方
法に用いられる鋳型は、ガラス製のものが最も多用され
ている。しかしながら、ウレタン樹脂は鋳型から剥離さ
せることはほとんど不可能である。このため、外部離型
剤を用いる方法(特開昭62ー267316)やポリオ
レフィン樹脂製モールドを使用する方法(特開昭62ー
236818)、内部離型剤を用いる方法(特開平1ー
213601)が提案されている。しかし、離型剤を使
用した場合、ハードコートとの密着性が悪く十分な品質
が得られない。また、樹脂製モールドはモールド自体の
繰り返し耐久性がなく、また、面精度に問題がある。
【0004】一方、ウレタン樹脂は表面が柔らかく、傷
つき易いといった欠点がある。このためレンズのような
光学材料の用途にウレタン樹脂を使用する場合、有機シ
リコン化合物を主成分とする有機シリコン系ハードコー
ト材や、有機架橋性高分子体を形成させる重合性ハード
コート材等を用いてハードコート処理するといった方法
がとられている。しかし、これらのハードコート処理は
手間がかかり、必ずしも効率的な方法ではない。この問
題点を解決すべく特公平6ー20756では予めガラス
型の内面に特定の官能基を有する有機珪素化合物の加水
分解縮合物よりなる被膜を形成させた後、注型重合する
ことが述べられているが、前述のとおり有機珪素化合物
とガラス型(酸化珪素を主成分としているため)との親
和性も良く型表面やレンズ表面にダメージを与える。ま
た、ハードコート材に離型剤を添加した場合、レンズ生
地とハードコートもしくはハードコートと無機蒸着膜と
の密着性が悪く十分な品質が得られない。
【0005】また、(メタ)アクリル樹脂はウレタン樹
脂と比較すると重合速度が速く、さらに光硬化による
(メタ)アクリル樹脂は生産性をあげることが可能であ
る(特開平3ー231908、特開平3ー239711
等)。しかしながら、ハードコートは脱型後行うため、
生産性が低下してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、ガラス型とハ
ードコートとの剥離性が良く、なおかつ、レンズ生地と
ハードコートならびにハードコートと無機蒸着膜との密
着性に優れ、また、表面硬度が高く、耐擦傷に優れ外観
品質が良く、高生産性なプラスチックレンズの製造方法
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、有機架橋性
モノマーに有機珪素化合物の加水分解物を主成分として
含有しないまたはまったく含有しないことにより前述の
課題を一挙に解決できることを見出した。
【0008】すなわち、本発明は、重合性モノマーとし
てはイソシアネート化合物とアルコール化合物、チオー
ル化合物とを鋳型内で反応させてなるウレタンモノマー
樹脂もしくは光硬化、光と熱により硬化するモノマーの
硬化物を鋳型からの剥離を容易にし、かつ該ウレタン樹
脂及び該ポリマーの表面に有機架橋性高分子体を同時に
形成させ、また、その表面に良好な密着性を有する無機
酸化物からなる反射防止を設けることにある。
【0009】本発明で使用する有機架橋性モノマーとは
一般的な単官能、多官能(メタ)アクリレートの他、エ
ポキシ(メタ)アクリレート、エポキシ化油(メタ)ア
クリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、不飽和ポ
リエステル、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリ
エーテル(メタ)アクリレート、ビニル/(メタ)アク
リレート、ポリエン/チオール、ポリブタジエン、ポリ
スチリルエチルメタクリレートを主成分にした単一もし
くは混合して使用することができる。
【0010】さらに、レンズ基材との屈折率を調整する
目的で粒径1〜100ミリミクロンのAl,Sn,S
b,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,In,
Tiから選ばれる1種以上の金属酸化物からなる微粒子
および/またはSi,Al,Sn,Sb,Ta,Ce,
La,Fe,Zn,W,Zr,In,Tiから選ばれる
2種以上の金属酸化物から構成される複合微粒子を混合
させてもよい。また、ガラス型との密着性をコントロー
ルする目的で少量の有機珪素化合物を添加してもよい
が、シラノール基およびアルコキシシラン基を有する有
機珪素化合物を使用する場合、ガラス型と化学結合をす
るため、使用にあたっては十分な注意が必要である。
【0011】これらの有機架橋性モノマーは有機珪素化
合物ならびにその加水分解物にたいしてガラスとの親和
力が弱くガラス型に与えるダメージがない。よって、高
価なガラス型を繰り返し使用する事ができる。なお、上
記の好適な溶媒としては、炭素数1〜4のメタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール等の低級アルコ
ール類;酢酸、酢酸メチル等の低級カルボン酸類あるい
はそのアルキルエステル類;メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ等のセロソルブ類;ジオキサン等のエーテル
類、アセトン等のケトン類、メチレンクロライド等のハ
ロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素類等の1種あるいは2種以上である。
【0012】さらに、本発明におけるコート液には、得
られた被膜の平滑性を向上させ、均一な被膜を形成させ
るためにシリコン系やフッ素系の界面活性剤を加えるこ
ともできるが、離型性の目的で多量に使用してはいけな
い。また、その他の各種添加剤、例えば紫外線吸収剤、
酸化防止剤、染料や顔料を添加してもよい。
【0013】本発明において、ガラス製の鋳型の表面に
有機架橋性高分子体の被膜を形成する方法は特に制限さ
れず、一般に公知の方法に準じて有機架橋性モノマーを
該鋳型に付着させる方法が採用される。例えば、ディッ
ピング法、スピンコーティング法、スプレーコーティン
グ法が一般的に採用され、塗布を行った後、加熱硬化、
紫外線硬化や赤外線硬化することにより被膜が形成され
る。加熱硬化や赤外線硬化時の温度は、今までのプラス
チックでは150℃が限界であったが高温加熱すること
が可能になった。また、紫外線硬化の場合においても、
間接的にハードコートをプラスチックレンズ表面に設け
るため、プラスチックレンズの紫外線による黄変の問題
についても解決できた。これらの硬化条件は短時間硬化
や塗膜のレベルアップ等、製造・品質上大きなメリット
となっている。また、後工程で染色する場合、有機架橋
性高分子体による被膜は分散染料や油溶染料により染色
可能な膜にすることが望ましい。
【0014】有機架橋性高分子体の被膜の厚みは、0.
1μm〜50μm程度の厚みとすることが可能である
が、1μm〜10μmの厚みが所望の効果を得るために
特に好適である。
【0015】次に本発明で使用できる一分子中に2個以
上のイソシアネート基を有する化合物と一分子中に2個
以上のヒドロキシル基及び/又はメルカプト基を有する
化合物について説明を行うが、本発明はこれにより限定
されることはないのは言うまでもない。
【0016】本発明に使用されるイソシアナ−ト化合物
はポリイソシアナート化合物及びイソチオシアナト基を
有するイソシアナ−ト化合物からなる群より選ばれる。
ポリイソシアナ−ト化合物としては、例えばエチレンジ
イソシアナ−ト、トリメチレンジイソシアナ−ト、テト
ラメチレンジイソシアナ−ト、ヘキサメチレンジイソシ
アナ−ト、オクタメチレンジイソシアナ−ト、ノナメチ
レンジイソシアナ−ト、2,2’−ジメチルペンタンジ
イソシアナ−ト、2,2,4−トリメチルヘキサンジイ
ソシアナ−ト、デカメチレンジイソシアナ−ト、ブテン
ジイソシアナ−ト、1,3−ブタジエン−1,4−ジイ
ソシアナ−ト、2,4,4−トリメチルヘキサメチレン
ジイソシアナ−ト、1,6,11−ウンデカントリイソ
シアナ−ト、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシア
ナ−ト、1,8−ジイソシアナト−4−イソシアナトメ
チルオクタン、2,5,7−トリメチル−1,8−ジイ
ソシアナト−5−イソシアナトメチルオクタン、ビス
(イソシアナトエチル)カーボネート、ビス(イソシア
ナトエチル)エーテル、1,4−ブチレングリコールジ
プロピルエーテル−α、α’−ジイソシアナート、リジ
ンジイソシアナ−トメチルエステル、リジントリイソシ
アナ−ト、2−イソシアナトエチル−2,6−ジイソシ
アナトヘキサノエート、2−イソシアナトプロピル−
2,6−ジイソシアナトヘキサノエート、キシリレンジ
イソシアナ−ト、ビス(イソシアナトエチル)ベンゼ
ン、ビス(イソシアナトプロピル)ベンゼン、α,α,
α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアナ−
ト、ビス(イソシアナトブチル)ベンゼン、ビス(イソ
シアナトメチル)ナフタリン、ビス(イソシアナトメチ
ル)ジフェニルエーテル、ビス(イソシアナトエチル)
フタレート、メシチリレントリイソシアナ−ト、2,6
−ジ(イソシアナトメチル)フラン、イソホロンジイソ
シアナ−ト、ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサ
ン、ジシクロヘキシルメタンジイソシアナ−ト、シクロ
ヘキサンジイソシアナ−ト、メチルシクロヘキサンジイ
ソシアナ−ト、ジシクロヘキシルジメチルメタンジイソ
シアナ−ト、2,2’−ジメチルジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアナ−ト、ビス(4−イソシアナト−n−ブ
チリデン)ペンタエリスリトール、ダイマ酸ジイソシア
ナート、2−イソシアナトメチル−3−(3−イソシア
ナトプロピル)−5−イソシアナトメチル−ジシクロ
[2,2,1]−ヘプタン、2−イソシアナトメチル−
3−(3−イソシアナトプロピル)−6−イソシアナト
メチル−ビシクロ[2,2,1]−ヘプタン、2−イソ
シアナトメチル−2−(3−イソシアナトプロピル)−
5−イソシアナトメチル−ビシクロ[2,2,1]−ヘ
プタン、2−イソシアナトメチル−2−(3−イソシア
ナトプロピル)−6−イソシアナトメチル−ビシクロ
[2,2,1]−ヘプタン、2−イソシアナトメチル−
3−(3−イソシアナトプロピル)−5−(2−イソシ
アナトエチル)−ビシクロ−[2,2,1]−ヘプタ
ン、2−イソシアナトメチル−3−(3−イソシアナト
プロピル)−6−(2−イソシアナトエチル)−ビシク
ロ−[2,2,1]−ヘプタン、2−イソシアナトメチ
ル−2−(3−イソシアナトプロピル)−5−(2−イ
ソシアナトエチル)−ビシクロ−[2,2,1]−ヘプ
タン、2−イソシアナトメチル−2−(3−イソシアナ
トプロピル)−6−(2−イソシアナトエチル)−ビシ
クロ−[2,2,1]−ヘプタン、2,5(または6)
−ビス(イソシアナトメチル)−ビシクロ[2,2,
1]−ヘプタン等の脂肪族ポリイソシアナ−ト、フェニ
レンジイソシアナ−ト、トリレンジイソシアナ−ト、エ
チルフェニレンジイソシアナ−ト、イソプロピルフェニ
レンジイソシアナ−ト、ジメチルフェニレンジイソシア
ナ−ト、ジエチルフェニレンジイソシアナ−ト、ジイソ
プロピルフェニレンジイソシアナ−ト、トリメチルベン
ゼントリイソシアナ−ト、ベンゼントリイソシアナ−
ト、ナフタリンジイソシアナ−ト、メチルナフタレンジ
イソシアナ−ト、ビフェニルジイソシアナ−ト、トリジ
ンジイソシアナ−ト、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアナ−ト、3,3’−ジメチルジフェニルメタン−
4,4’−ジイソシアナ−ト、ビベンジル−4,4’−
ジイソシアナ−ト、ビス(イソシアナトフェニル)エチ
レン、3,3’−ジメトキシビフェニル−4,4’−ジ
イソシアナ−ト、トリフェニルメタントリイソシアナ−
ト、ポリメリックMDI(ジフェニルメタンジイソシア
ナ−ト)、ナフタリントリイソシアナ−ト、ジフェニル
メタン2,4,4’−トリイソシアナ−ト、3−メチル
ジフェニルメタン−4,6,4’−トリイソシアナ−
ト、4−メチル−ジフェニルメタン−3,5,2’,
4’,6’−ペンタイソシアナ−ト、フェニルイソシア
ナトメチルイソシアナ−ト、フェニルイソシアナトエチ
ルイソシアナ−ト、テトラヒドロナフタレンジイソシア
ナ−ト、ヘキサヒドロベンゼンジイソシアナ−ト、ヘキ
サヒドロジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアナー
ト、ジフェニルエーテルジイソシアナ−ト、エチレング
リコールジフェニルエーテルジイソシアナ−ト、1,3
−プロピレングリコールジフェニルエーテルジイソシア
ナ−ト、ベンゾフェノンジイソシアナ−ト、ジエチレン
グリコールジフェニルエーテルジイソシアナ−ト、ジベ
ンゾフランジイソシアナ−ト、カルバゾールジイソシア
ナ−ト、エチルカルバゾールジイソシアナ−ト、ジクロ
カルバゾールジイソシアナ−ト等の芳香族ポリイソシア
ナートが挙げられる。
【0017】また、硫黄原子を含有するポリイソシアナ
−ト化合物としては、例えばチオジエチレンジイソシア
ナ−ト、チオジプロピルジイソシアナ−ト、チオジヘキ
シルジイソシアナ−ト、ジメチルスルフォンジイソシア
ナ−ト、ジチオジメチルジイソシアナ−ト、ジチオジエ
チルジイソシアナ−ト、ジチオジプロピルジイソシアナ
−ト等の含硫脂肪族イソシアナ−ト、ジフェニルスルフ
ィド−2,4’−ジイソシアナ−ト、ジフェニルスルフ
ィド−4,4’−ジイソシアナ−ト、3,3’−ジメト
キシ−4,4’−ジイソシアナ−トジベンジルチオエー
テル、ビス(4−イソシアナトメチルフェニル)スルフ
ィド、4,4’−メトキシフェニルチオエチレングリコ
ール−3,3’−ジイソシアナ−トなどのスルフィド結
合を有する芳香族イソシアナ−ト、ジフェニルジスルフ
ィド−4,4’−ジイソシアナ−ト、2,2’−ジメチ
ルジフェニルジスルフィド−5,5’−ジイソシアナ−
ト、3,3’−ジメチルジフェニルジスルフィド−5,
5’−ジイソシアナ−ト、3,3’−ジメチルジフェニ
ルジスルフィド−6,6’−ジイソシアナ−ト、4,
4’−ジメチルジフェニルジスルフィド−5,5’−ジ
イソシアナ−ト、3,3’−ジメトキシジフェニルジス
ルフィド−4,4’−ジイソシアナ−ト、4,4’−ジ
メトキシジフェニルジスルフィド−3,3’−ジイソシ
アナ−トなどのジスルフィド結合を有する芳香族イソシ
アナ−ト、ジフェニルスルホン−4,4’−ジイソシア
ナ−ト、ジフェニルスルホン−3,3’−ジイソシアナ
−ト、ベンジディンスルホン−4,4’−ジイソシアナ
−ト、ジフェニルメタンスルホン−4,4’−ジイソシ
アナ−ト、4−メチルジフェニルスルホン−2,4’−
ジイソシアナ−ト、4,4’−ジメトキシジフェニルス
ルホン−3,3’−ジイソシアナ−ト、3,3’−ジメ
トキシ−4,4’−ジイソシアナトベンジルスルホン、
4,4’−ジメチルジフェニルスルホン−3,3’−ジ
イソシアナ−ト、4,4’−ジ−tert−ブチルジフ
ェニルスルホン−3,3’−ジイソシアナ−ト、4,
4’−メトキシフェニルエチレンスルホン−3,3’−
ジイソシアナ−ト、4,4’−ジシクロジフェニルスル
ホン−3,3’−ジイソシアナ−トなどのスルホン結合
を有する芳香族イソシアナ−ト、4−メチル−3−イソ
シアナトフェニルスルホニル−4’−イソシアナトフェ
ノールエステル、4−メトキシ−3−イソシアナトフェ
ニルスルホニル−4’−イソシアナトフェノールエステ
ルなどのスルホン酸エステル結合を有する芳香族イソシ
アナ−ト、4−メチル−3−イソシアナトフェニルスル
ホニルアニリド−3’−メチル−4’−イソシアナ−
ト、ジフェニルスルホニル−エチレンジアミン−4,
4’−ジイソシアナ−ト、4,4’−メトキシフェニル
スルホニル−エチレンジアミン−3,3’−ジイソシア
ナ−ト、4−メチル−3−イソシアナトフェニルスルホ
ニルアニリド−4−メチル−3’−イソシアナ−トなど
のスルホン酸アミド結合を有する芳香族イソシアナ−
ト、チオフェン−2,5−ジイソシアナ−ト等の含硫複
素環化合物、その他1,4−ジアミン−2,5−ジイソ
シアナ−トなどが挙げられる。
【0018】さらに、イソチオシアナト基を有するイソ
シアナ−ト化合物としては、例えば1−イソシアナト−
3−イソチオシアナートプロパン、1−イソシアナト−
5−イソチオシアナトペンタン、1−イソシアナト−6
−イソチオアナトヘキサン、イソチオシアナトカルボニ
ルイソシアナ−ト、1−イソシアナト−4−イソチオシ
アナトシクロヘキサンなどの脂肪族化合物、1−イソシ
アナト−4−イソチオシアナトベンゼン、4−メチル−
3−イソシアナト−1−イソチオシアナトベンゼンなど
の芳香族化合物、2−イソシアナト−4,6−ジイソチ
オシアナト−1,3,5−トリアジンなどの複素環式化
合物、さらには4−イソシアナト−4’−イソチオシア
ナトジフェニルスルフィド、2−イソシアナト−2’−
イソチオシアナトジエチルジスルフィド等のイソチオシ
アナト基以外にも硫黄原子を含有する化合物等が挙げら
れる。
【0019】また、これらイソシアナ−ト化合物の塩素
置換体、臭素置換体等のハロゲン置換化合物、さらには
これらのビュウレット化反応生成物、トリメチロールプ
ロパンとのアダクト反応生成物、ダイマー化あるいはト
リマー化反応生成物等もまた使用できる。これらはそれ
ぞれ単独で用いることも、また二種類以上を混合して用
いてもよい。
【0020】本発明に使用される活性水素化合物は、ポ
リオール化合物、ポリチオール化合物及びヒドロキシチ
オール化合物より選ばれる。ポリオール化合物として
は、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセ
リン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、ブタントリオール、1,2−メチルグルコサイド、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリ
ペンタエリスリトール、ソルビトール、エリスリトー
ル、スレイトール、リビトール、アラビニトール、キシ
リトール、アリトール、マニトール、ドルシトール、イ
ディトール、グリコール、イノシトール、ヘキサントリ
オール、トリグリセルロース、ジグリペロール、トリエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、シクロブ
タンジオール、シクロペンタンジオール、シクロヘキサ
ンジオール、シクロヘプタンジオール、シキロオクタン
ジオール、シクロヘキサンジメタノール、ヒドロキシプ
ロピルシクロヘキサノール、トリシクロ[5,2,1,
2.6]デカン−ジメタノール、 ビシクロ[4,3,
0]−ノナンジオール、ジシクロヘキサンジオール、ト
リシクロ[5,3,1,1]ドデカンジオール、ビシク
ロ[4,3,0]ノナンジメタノール、トリシクロ
[5,3,1,1]ドデカン−ジエタノール−、ヒドロ
キシプロピルトリシクロ[5,3,1,1]ドデカノー
ル、スピロ[3,4]オクタンジオール、ブチルシクロ
ヘキサンジオール、1,1’−ビシクロヘキシリデンジ
オール、シクロヘキサントリオール、マルチトール、ラ
クトース等の脂肪族ポリオール、ジヒドロキシナフタレ
ン、トリヒドロキシナフタレン、テトラヒドロキシナフ
タレン、ジヒドロキシベンゼン、ベンゼントリオール、
ビフェニルテトラオール、ピロガロール、(ヒドロキシ
ナフチル)ピロガロール、トリヒドロキシフェナントレ
ン、ビスフェノールF、キシリレングリコール、ジ(2
−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ビスフェノールA−
ビス−(2−ヒドロキシエチルエーテル)、テトラブロ
ムビスフェノールA、テトラブロムビスフェノールA−
ビス−(2−ヒドロキシエチルエーテル)等の芳香族ポ
リオール、ジブロモネオペンチルグリコール等のハロゲ
ン化ポリオール、エポキシ樹脂等の高分子ポリオールの
他にシュウ酸、グルタミン酸、アジビン酸、酢酸、プロ
ピオン酸、シクロヘキサンカルボン酸、β−オキソシク
ロヘキサンプロピオン酸、ダイマー酸、フタル酸、イソ
フタル酸、サリチル酸、3−ブロモプロピオン酸、2−
ブロモグリコール、ジカルボキシシキロヘキサン、ピロ
メリット酸、ブタンテトラカルボン酸、ブロモフタル酸
などの有機酸と前記ポリオールとの縮合反応生成物、前
記ポリオールとエチレンオキサイドやプロピレンオキサ
イドなどアルキレンオキサイドとの付加反応生成物、ア
ルキレンポリアミンとエチレンオキサイドや、プロピレ
ンオキサイドなどアルキレンオキサイドとの付加反応生
成物、さらには、ビス−[4−(ヒドロキシエトキシ)
フェニル]スルフィド、ビス−[4−(2−ヒドロキシ
プロポキシ)フェニル]スルフィド、ビス−[4−
(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)フェニル]スルフ
ィド、ビス−[4−(4−ヒドロキシシクロヘキシロキ
シ)フェニル]スルフィド、ビス−[2−メチル−4−
(ヒドロキシエトキシ)−6−ブチルフェニル]スルフ
ィドおよびこれらの化合物に水酸基当たり平均3分子以
下のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシ
ドが付加された化合物、ジ−(2−ヒドロキシエチル)
スルフィド、1,2−ビス−(2−ヒドロキシエチルメ
ルカプト)エタン、ビス(2−ヒドロキシエチル)ジス
ルフィド、1,4−ジチアン−2,5−ジオール、ビス
(2,3−ジヒドロキシプロピル)スルフィド、テトラ
キス(4−ヒドロキシ−2−チアブチル)メタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)スルホン(商品名ビスフェ
ノールS)、テトラブロモビスフェノールS、テトラメ
チルビスフェノールS、4,4’−チオビス(6−te
rt−ブチル−3−メチルフェノール)、1,3−ビス
(2−ヒドロキシエチルチオエチル)−シクロヘキサン
などの硫黄原子を含有したポリオール等が挙げられる。
【0021】また、ポリチオールとしては、例えば、メ
タンジチオール、1,2−エタンジチオール、1,1−
プロパンジチオール、1,2−プロパンジチオール、
1,3−プロパンジチオール、2,2−プロパンジチオ
ール、1,6−ヘキサンジチオール、1,2,3−プロ
パントリチオール、1,1−シクロヘキサンジチオー
ル、1,2−シクロヘキサンジチオール、2,2−ジメ
チルプロパン−1,3−ジチオール、3,4−ジメトキ
シブタン−1,2−ジチオール、2−メチルシクロヘキ
サン−2,3−ジチオール、ビシクロ[2,2,1]ペ
プタ−exo−cis−2,3−ジチオール、1,1−
ビス(メルカプトメチル)シクロヘキサン、チオリンゴ
酸ビス(2−メルカプトエチルエステル)、2,3−ジ
メルカプトコハク酸(2−メルカプトエチルエステ
ル)、2,3−ジメルカプト−1−プロパノール(2−
メルカプトアセテート)、2,3−ジメルカプト−1−
プロパノール(3−メルカプトアセテート)、ジエチレ
ングリコールビス(2−メルカプトアセテート)、ジエ
チレングリコールビス(3−メルカプトプロピオネー
ト)、1,2−ジメルカプトプロピルメチルエーテル、
2,3−ジメルカプトプロピルメチルエーテル、2,2
−ビス(メルカプトメチル)−1,3−プロパンジチオ
ール、ビス(2−メルカプトエチル)エーテル、エチレ
ングリコールビス(2−メルカプトアセテート)、エチ
レングリコールビス(3−メルカプトプロピオネー
ト)、トリメチロールプロパントリス(2−メルカプト
アセテート)、トリメチロールプロパントリス(3−メ
ルカプトプロピオネート)ペンタエリスリトールテトラ
キス(2−メルカプトアセテート)ペンタエリスリトー
ルテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、1,
2−ビス(2−メルカプトエチルチオ)−3−メルカプ
トプロパン等の脂肪族ポリチオール、1,2−ジメルカ
プトベンゼン、1,3−ジメルカプトベンゼン、1,4
−ジメルカプトベンゼン、1,2−ビス(メルカプトメ
チル)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトメチル)ベ
ンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン、
1,2−ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,3−
ビス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,4−ビス(メ
ルカプトエチル)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプト
メチレンオキシ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプト
メチレンオキシ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプト
メチレンオキシ)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプト
エチレンオキシ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプト
エチレンオキシ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプト
エチレンオキシ)ベンゼン、1,2,3−トリメルカプ
トベンゼン、1,2,4−トリメルカプトベンゼン、
1,3,5−トリメルカプトベンゼン、1,2,3−ト
リス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,4−トリ
ス(メルカプトメチル)ベンゼン、1,3,5−トリス
(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3−トリス
(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4−トリス
(メルカプトエチル)ベンゼン、1,3,5−トリス
(メルカプトメチル)ベンゼン、1,2,3−トリス
(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,2,4−
トリス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼン、1,
3,5−トリス(メルカプトメチレンオキシ)ベンゼ
ン、1,2,3−トリス(メルカプトエチレンオキシ)
ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトエチレンオ
キシ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトエチ
レンオキシ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラメルカ
プトベンゼン、1,2,3,5−テトラメルカプトベン
ゼン、1,2,4,5−テトラメルカプトベンゼン、
1,2,3,4−テトラキス(メルカプトメチル)ベン
ゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプトメチ
ル)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプ
トメチル)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メ
ルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキ
ス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,4,5−テ
トラキス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,2,3,
4−テトラキス(メルカプトエチル)ベンゼン、1,
2,3,5−テトラキス(メルカプトメチレンオキシ)
ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス(メルカプトメ
チレンオキシ)ベンゼン、1,2,3,4,−テトラキ
ス(メルカプトエチレンオキシ)ベンゼン、1,2,
3,5−テトラキス(メルカプトエチレンオキシ)ベン
ゼン、1,2,4,5,−テトラキス(メルカプトエチ
レンオキシ)ベンゼン、2,2’−ジメルカプトビフェ
ニル、4,4’−ジメルカプトビフェニル、4,4’−
ジメルカプトビベンジル、2,5−トルエンジチオー
ル、3,4−トルエンジチオール、1,4−ナフタレン
ジチオール、1,5−ナフタレンジチオール、2,6−
ナフタレンジチオール、2,7−ナフタレンジチオー
ル、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、
4,5−ジメチルベンゼン−1,3−ジチオール、9,
10−アントラセンジメタンチオール、1,3−ジ(p
−メトキシフェニル)プロパン−2,2−ジチオール、
1,3−ジフェニルプロパン−2,2−ジチオール、フ
ェニルメタン−1,1−ジチオール、2,4−ジ(p−
メルカプトフェニル)ペンタン等の芳香族ポリチオー
ル、また、2,5−ジクロロベンゼン−1,3−ジチオ
ール、1,3−ジ(p−クロロフェニル)プロパン−
2,2−ジチオール、3,5,4−トリブロム−1,2
−ジメルカプトベンゼン、2,3,4,6−テトラクロ
ル−1,5−ビス(メルカプトメチル)ベンゼン等の塩
素置換体、臭素置換体等のハロゲン置換芳香族ポリチオ
ール、また、2−メチルアミノ−4,6−ジチオール−
sym−トリアジン、2−エチルアミノ−4,6−ジチ
オール−sym−トリアジン、2−アミノ−4,6−ジ
チオール−sym−トリアジン、2−モルホリノ−4,
6−ジチオール−sym−トリアジン、2−シクロヘキ
シルアミノ−4,6−ジチオール−sym−トリアジ
ン、2−メトキシ−4,6−ジチオール−sym−トリ
アジン、2−フェノキシ−4,6−ジチオール−sym
−トリアジン、2−チオベンゼンオキシ−4,6−ジチ
オール−sym−トリアジン、2−チオブチルオキシ−
4,6−ジチオール−sym−トリアジン等の複素環を
含有したポリチオール、さらには1,2−ビス(メルカ
プトメチルチオ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプト
メチルチオ)ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトメチ
ルチオ)ベンゼン、1,2−ビス(メルカプトエチルチ
オ)ベンゼン、1,3−ビス(メルカプトエチルチオ)
ベンゼン、1,4−ビス(メルカプトエチルチオ)ベン
ゼン、1,2,3−トリス(メルカプトメチルチオ)ベ
ンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトメチルチオ)
ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトメチルチ
オ)ベンゼン、1,2,3−トリス(メルカプトエチル
チオ)ベンゼン、1,2,4−トリス(メルカプトエチ
ルチオ)ベンゼン、1,3,5−トリス(メルカプトエ
チルチオ)ベンゼン、1,2,3,4−テトラキス(メ
ルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,3,5−テト
ラキス(メルカプトメチルチオ)ベンゼン、1,2,
4,5−テトラキス(メルカプトメチルチオ)ベンゼ
ン、1,2,3,4−テトラキス(メルカプトエチルチ
オ)ベンゼン、1,2,3,5−テトラキス(メルカプ
トエチルチオ)ベンゼン、1,2,4,5−テトラキス
(メルカプトエチルチオ)ベンゼン等、及びこれらの核
アルキル化物等のメルカプト基以外に硫黄原子を含有す
る芳香族ポリチオール、ビス(メルカプトメチル)スル
フィド、ビス(メルカプトエチル)スルフィド、ビス
(メルカプトプロピル)スルフィド、ビス(メルカプト
メチルチオ)メタン、ビス(2−メルカプトエチルチ
オ)メタン、ビス(3−メルカプトプロピル)メタン、
1,2−ビス(メルカプトメチルチオ)エタン、1,2
−(2−メルカプトエチルチオ)エタン、1,2−(3
−メルカプトプロピル)エタン、1,3−ビス(メルカ
プトメチルチオ)プロパン、1,3−ビス(2−メルカ
プトエチルチオ)プロパン、1,3−ビス(3−メルカ
プトプロピルチオ)プロパン、1,2,3−トリス(メ
ルカプトメチルチオ)プロパン、1,2,3−トリス
(2−メルカプトエチルチオ)プロパン、1,2,3−
トリス(3−トリス(3−メルカプトプロピルチオ)プ
ロパン、テトラキス(メルカプトメチルチオメチル)メ
タン、テトラキス(2−メルカプトエチルチオエチル)
メタン、テトラキス(3−メルカプトプロピルチオメチ
ル)メタン、ビス(2,3−ジメルカプトプロピル)ス
ルフィド、2,5−ジメルカプト−1,4−ジチアン、
ビス(メルカプトメチル)ジスルフィド、ビス(メルカ
プトエチル)ジスルフィド、ビス(メルカプトプロピ
ル)ジスルフィド等、及びこれらのチオグリコール酸及
びメルカプトプロピオン酸のエステル、ヒドロキシメチ
ルスルフィドビス(2−メルカプトアセテート)、ヒド
ロキシメチルスルフィドビス(3−メルカプトプロピオ
ネート)、ヒドロキシエチルスルフィドビス(2−メル
カプトアセテート)、ヒドロキシエチルスルフィドビス
(3−メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシプロピ
ルスルフィドビス(2−メルカプトアセテート)、ヒド
ロキシプロピルスルフィドビス(3−メルカプトプロピ
オネート)、ヒドロキシメチルジスルフィドビス(2−
メルカプトアセテート)、ヒドロキシメチルジスルフィ
ドビス(3−メルカプトプロピオネート)、ヒドロキシ
エチルジスルフィドビス(2−メルカプトアセテー
ト)、ヒドロキシエチルジスルフィドビス(3−メルカ
プトプロピオネート)、ヒドロキシプロピルジスルフィ
ドビス(2−メルカプトアセテート)、ヒドロキシプロ
ピルジスルフィドビス(3−メルカプトプロピオネー
ト)、2−メルカプトエチルエーテルビス(2−メルカ
プトアセテート)、2−メルカプトエチルエーテルビス
(3−メルカプトプロピオネート)、1,4−ジチアン
−2,5−ジオールビス(2−メルカプトアセテー
ト)、1,4−ジチアン−2,5−ジオールビス(3−
メルカプトプロピオネート)、チオグリコール酸ビス
(2−メルカプトエチルエステル)、チオジプロピオン
酸ビス(2−メルカプトエチルエステル)、4,4−チ
オジブチル酸ビス(2−メルカプトエチルエステル)、
ジチオジグリコール酸ビス(2−メルカプトエチルエス
テル)、ジチオジプロピオン酸ビス(2−メルカプトエ
チルエステル)、4,4−ジチオジブチル酸ビス(2−
メルカプトエチルエステル)、チオジグリコール酸ビス
(2,3−ジメルカプトプロピルエステル)、チオジプ
ロピオン酸ビス(2,3−ジメルカプトプロピルエステ
ル)、チオジプロピオン酸ビス(2,3−ジメルカプト
プロピルエステル)、ジチオグリコール酸ビス(2,3
−ジメルカプトプロピルエステル)、ジチオジプロピオ
ン酸(2,3−ジメルカプトプロピルエステル)等のメ
ルカプト基以外に硫黄原子を含有する脂肪族ポリチオー
ル、3,4−チオフェンジチオール、2,5−ジメルカ
プト−1,3,4−チアジアゾール等のメルカプト基以
外に硫黄原子を含有する複素環化合物等が挙げられる。
【0022】また、ヒドロキシチオール化合物として
は、例えば、2−メルカプトエタノール、3−メルカプ
ト−1,2−プロパンジオール、グルセリンジ(メルカ
プトアセテート)、1−ヒドロキシ−4−メルカプトシ
クロヘキサン、2,4−ジメルカプトフェノール、2−
メルカプトハイドロキノン、4−メルカプトフェノー
ル、3,4−ジメルカプト−2−プロパノール、1,3
−ジメルカプト−2−プロパノール、2,3−ジメルカ
プト−1−プロパノール、1,2−ジメルカプト−1,
3−ブタンジオール、ペンタエリスリトールトリス(3
−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリスリトール
モノ(3−メルカプトプロピオネート)、ペンタエリス
リトールビス(3−メルカプトプロピオネート)、ペン
タエリスリトールトリス(チオグリコレート)、ペンタ
エリスリトールペンタキス(3−メルカプトプロピオネ
ート)、ヒドロキシメチル−トリス(メルカプトエチル
チオエチル)メタン、1−ヒドロキシエチルチオ−3−
メルカプトエチルチオベンゼン、4−ヒドロキシ−4’
−メルカプトジフェニルスルホン、2−(2−メルカプ
トエチルチオ)エタノール、ジヒドロキシエチルスルフ
ィドモノ(3−メルカプトプロピオネート)、ジメルカ
プトエタンモノ(サルチレート)、ヒドロキシエチルチ
オメチル−トリス(メルカプトエチルチオ)メタン等が
挙げられる。
【0023】さらには、これら活性水素化合物の塩素置
換体、臭素置換体のハロゲン置換体を使用してもよい。
これらはそれぞれ単独で用いることも、また2種類以上
を混合して用いてもよい。これらイソシアネート化合物
と活性水素化合物との使用割合は、(NCO+NCS)
/(OH+SH)の官能基モル比が通常の0.5〜3.
0の範囲内、好ましくは0.5〜1.5の範囲内であ
る。
【0024】また、目的に応じて公知の鎖延長剤、架橋
剤、光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、油溶染料、
充填剤、内部離型剤等の種々の物質を添加してもよい。
但し、内部離型剤はガラス型に有機架橋性高分子体が塗
布されていない部分に有用であり、本質的には有機架橋
性高分子体とプラスチックレンズとの密着性を低下させ
るため使用しないことが望ましい。また、反応速度を調
節するために、ポリウレタンの製造において用いられる
公知反応触媒を適宜に添加することもできる。
【0025】光硬化および光と熱により硬化するモノマ
ーは短時間硬化に適している。短時間硬化のメリットを
生かして受注生産を可能にすることできるが、熱硬化の
ハードコートを使用した場合、プラスチックを被塗布物
にしているため硬化時の最高温度に制約があり、硬化時
間が長時間を要しているため受注生産を困難にしてい
る。しかし、本発明ではガラス型にハードコートを塗布
し硬化するため、硬化最高温度にほとんど制約がなく、
短時間でハードコートを硬化させることが可能となっ
た。このことにより、大幅に生産性を向上させることが
できた。
【0026】次に注型重合用モノマーが光硬化もしくは
光と熱により硬化するモノマーについて説明する。本発
明において使用するモノマーは単官能、多官能(メタ)
アクリレートの他、エポキシ(メタ)アクリレート、エ
ポキシ化油(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)ア
クリレート、不飽和ポリエステル、ポリエステル(メ
タ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレー
ト、ビニル/(メタ)アクリレート、ポリエン/チオー
ル、ポリブタジエン、ポリスチリルエチルメタクリレー
トを主成分にした単一もしくは混合して使用することが
できる。詳しくは、特開平3ー231908、特開平3
ー239711、特開平4ー080212、特開平4ー
080213、特開平4ー065406、特開平4ー0
65407、特開平5ー032735、特開平5ー13
4101等記載のモノマーや重合開始剤を使用すること
が好ましく、硬化方法についても同様の硬化方法でよ
い。
【0027】本発明のもう一つの利点はハードコートと
無機物質からなる反射防止膜との密着性がすぐれている
ことにある。従来のハードコートは有機珪素化合物、特
にシラノール基を含有した成分を主体としているため、
ガラス型と反応をし、シロキサン結合をする。そのた
め、ハードコートとガラス型との剥離性が悪く、型にダ
メージを与えてしまう。剥離性を改善するため、ハード
コートに界面活性剤などの離型剤を添加している。しか
し、ハードコート中に含有される界面活性剤量が多くな
り、著しく反射防止膜との密着性が低下する。本発明で
は有機珪素化合物を主成分として含有しないため、これ
らの問題を解決することができた。
【0028】また、有機高分子架橋体からなるハードコ
ートはレンズに塗布、硬化した後、無機蒸着膜を作成し
た場合、ハードコートと無機蒸着膜との密着性が得られ
ない。
【0029】しかし、本発明のごとくガラス型に塗布、
硬化後、レンズに転写させるとハードコートと無機蒸着
膜との密着性が得られる。これは、前記の方法では、ハ
ードコート表面は空気と接しているため疎水基が表面に
配向し、後記の方法では、ハードコート表面は親水性の
ガラス型と接していたため親水基が表面に配向してい
る。このことにより、SiO2 のような無機酸化物はハ
ードコート表面が親水性が高いほど密着性が得られると
考えられる。
【0030】本発明では上記理由で、いままで無機蒸着
との密着性が得られなかったアクリル系のハードコート
等の使用が可能となった。
【0031】本発明における無機物質からなる反射防止
膜を形成する被膜化方法としては、真空蒸着法、イオン
プレーティング法、スッパタリング法等が挙げられる。
真空蒸着法においては、蒸着中にイオンビームを同時に
照射するイオンビームアシスト法を用いてもよい。ま
た、膜構成としては、単層反射防止膜もしくは多層反射
防止膜のどちらを用いてもかまわない。
【0032】使用される無機物の具体例としては、Si
2,SiO,ZrO2,TiO2,TiO,Ti23
Ti25,Al23,Ta25,CeO2,MgO,Y2
3,SnO2,MgF2,WO3などが挙げられる。これ
らの無機物は単独で用いるか もしくは2種以上の混合
物を用いる。
【0033】また、反射防止膜を形成する際には、ハー
ドコート膜の表面処理を行なうことが望ましい。この表
面処理の具体的例としては、酸処理,アルカリ処理,紫
外線照射処理,アルゴンもしくは酸素雰囲気中での高周
波放電によるプラズマ処理,アルゴンや酸素もしくは窒
素などのイオンビーム照射処理などが挙げられる。
【0034】
【実施例】本発明を詳しく説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
【0035】なお、硬化性被膜および蒸着膜を有するプ
ラスチックレンズの性能評価は下記の方法で実施した。
【0036】(1)離型性 ガラス型の鋳型中で重合性モノマーを注型重合した際、
成型品がガラス製の鋳型から容易に剥がれるものを○、
剥がすことができないものを×で評価した。
【0037】(2)外観 被膜を有するプラスチックレンズ成型品の外観を目視で
評価した。
【0038】(3)密着性 基材とハードコート膜およびハードコート膜とマルチコ
ート膜との密着性は、JISD−0202に準じてクロ
スカットテープ試験によって行なった。即ち、ナイフを
用い基材表面に1mm間隔に切れ目を入れ、1平方mm
のマス目を100個形成させる。次に、その上へセロフ
ァン粘着テープ(ニチバン(株)製 商品名「セロテー
プ」)を強く押し付けた後、表面から90度方向へ急に
引っ張り剥離した後コート被膜の残っているマス目をも
って密着性指標とした。
【0039】(実施例1)ガラス型表面にペンタエリス
リトールテトラアクリレート40g、トリメチロールプ
ロパントリアクリレート30g及びエチレングリコール
ジアクリレート30gからなるモノマー組成物に光増感
剤としてベンゾインイソプロピルエーテル2gを添加し
た液体組成物を室温でスピンコーティング法により厚さ
3μmに塗布した。塗布後窒素気流中で200w高圧水
銀灯を用い、25cmの距離から30秒照射し硬化塗膜
を得た。
【0040】このようにして被膜を形成させたガラス製
の鋳型とシリコン製ガスケットからなる鋳型のなかに
1,2−ビス[(2−メルカプトエチル)チオ]−3−
メルカプトプロパン87g、m−キシリレンジイソシア
ネ−ト94g、ジ−n−ブチル錫ジクロライド0.00
2g、2−(2−ヒドロキシ−5−エチル)ベンゾトリ
アゾ−ル0.2gからなる液状硬化組成物を注入し、3
0℃から120℃まで12時間かけ昇温し、120℃で
2時間一定に保ち重合を完結させた。室温まで徐冷した
後、重合成型品を上記評価法に沿って評価した。その結
果を表1に示した。
【0041】(比較例1)γーグリシドキシプロピルト
リメトキシシラン50g及びγーグリシドキシプロピル
メチルジエトキシシラン50gを0.1規定の塩酸25
gで加水分解し、20℃で15時間攪拌する。次に、メ
タノール分散型シリカゾル(日産化学社製MAーST)
300g、界面活性剤としてゾニアールFSN(デュポ
ン社製)0.1g、硬化剤としてアルミニウムアセチル
アセトネート0.5g及びメタノール350gを混合し
て、ハードコート液を調整した。このハードコート液を
ガラス型表面に室温でスピンコーティング法により厚さ
3μmに塗布した。塗布後熱風炉で130℃2時間焼成
を行い硬化塗膜を得た。
【0042】このようにして被膜を形成させたガラス製
の鋳型を使用した以外は実施例1と同様に重合を行い評
価し、その結果を表1に示した。
【0043】(実施例2)実施例1で得られたレンズ表
面に下記反射防止膜を設け、上記評価法に沿って評価し
た。その結果を表1に示した。
【0044】レンズ表面をプラズマ処理(アルゴンプラ
ズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大気に
むかって順に、SiO2、ZrO2、SiO2、ZrO2
SiO2の5層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法
(真空器械工業(株)製;BMC−1000)にて形成
を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のSiO2層、
次のZrO2とSiO2の等価膜層および次のZrO
2層、最上層のSiO2層がそれぞれλ/4となる様に形
成した。なお、設計波長λは520nmとした。
【0045】(比較例2)γーグリシドキシプロピルト
リメトキシシラン50g、γーグリシドキシプロピルメ
チルジエトキシシラン50g及び3,3,3ートリフル
オロプロピルトリメトキシシラン2gを0.1規定の塩
酸27gで加水分解し、20℃で15時間攪拌する。次
に、メタノール分散型シリカゾル(日産化学社製MAー
ST)300g、界面活性剤としてゾニアールFSN
(デュポン社製)0.1g、硬化剤としてアルミニウム
アセチルアセトネート0.5g及びメタノール350g
を混合して、ハードコート液を調整した。このハードコ
ート液をガラス型表面に室温でスピンコーティング法に
より厚さ3μmに塗布した。塗布後熱風炉で130℃2
時間焼成を行い硬化塗膜を得た。
【0046】このようにして被膜を形成させたガラス製
の鋳型を使用した以外は実施例1と同様に重合を行っ
た。得られたレンズ表面に実施例2と反射防止膜を形成
し、上記評価法に沿って評価した。その結果を表1に示
した。
【0047】(実施例3)ガラス型表面にジペンタエリ
スリトールペンタアクリレート30g、1,4ーブチレ
ングリコールジアクリレート40g、トリ(アクリロキ
シエチル)イソシアヌレート17g、2ー(2ーヒドロ
キシー5ーtertーブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール10g及びメチルフェニルグリオキシレート3gか
らなる液体組成物を室温でスピンコーティング法により
厚さ3μmに塗布した。塗布後窒素気流中で200w高
圧水銀灯を用い、25cmの距離から30秒照射し硬化
塗膜を得た。
【0048】このようにして被膜を形成させたガラス製
の鋳型とポリエチレン製ガスケットからなる鋳型のなか
にイソホロンジイソシアネートと2ーヒドロキシルプロ
ピルメタクリレートとを反応させて得られたウレタンジ
メタクリレート140g、ノナブチレングリコールジメ
タクリレート20g、1,6ーヘキサンジオールジメタ
クリレート5g、イソボルニルメタクリレート20g、
2,4,6ートリメチルベンゾイルジフェニルフォスフ
ィンオキサイド0.03g、t−ブチルパーオキシイソ
ブチレート0.1g、2ーヒドロキシー4ーメトキシベ
ンゾフェノン0.05g、トリデシルフォスフェート
0.2gを混合し、室温でよく攪拌した後、50mmH
gに減圧して10分間脱気した原料を注入した。
【0049】次いで、鋳型の両面から3kwのメタルハ
ライドランプにより、30J/cm2の紫外線を照射した
後、室温まで徐冷したさらにその後、重合成型品に実施
例2と同様に無機反射防止膜を作成し、上記評価法に沿
って評価した。その結果を表1に示した。(比較例3) ガラス製の鋳型とポリエチレン製ガスケットからなる鋳
型のなかにイソホロンジイソシアネートと2ーヒドロキ
シルプロピルメタクリレートとを反応させて得られたウ
レタンジメタクリレート140g、ノナブチレングリコ
ールジメタクリレート20g、1,6ーヘキサンジオー
ルジメタクリレート5g、イソボルニルメタクリレート
20g、2,4,6ートリメチルベンゾイルジフェニル
フォスフィンオキサイド0.03g、t−ブチルパーオ
キシイソブチレート0.1g、2ーヒドロキシー4ーメ
トキシベンゾフェノン0.05g、トリデシルフォスフ
ェート0.2gを混合し、室温でよく攪拌した後、50
mmHgに減圧して10分間脱気した原料を注入した。
次いで、鋳型の両面から3kwのメタルハライドランプ
により、30J/cm2の紫外線を照射した後、室温まで
徐冷したさらにその後、重合成型品を得た。
【0050】得られたレンズ表面にジペンタエリスリト
ールペンタアクリレート30g、1,4ーブチレングリ
コールジアクリレート40g、トリ(アクリロキシエチ
ル)イソシアヌレート17g、2ー(2ーヒドロキシー
5ーtertーブチルフェニル)ベンゾトリアゾール1
0g及びメチルフェニルグリオキシレート3gからなる
液体組成物を室温でスピンコーティング法により厚さ3
μmに塗布した。塗布後窒素気流中で200w高圧水銀
灯を用い、25cmの距離から30秒照射し硬化塗膜を
得た。さらに実施例2と同様に無機反射防止膜を作成
し、上記評価法に沿って評価した。その結果を表1に示
した。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、 (1) 表面硬度の低いプラスチックレンズ表面にハン
ドリングすることなくハードコート膜を設けることがで
きる。
【0053】(2) ガラス型とプラスチックレンズと
剥離性が悪いモノマーを使用することができる。
【0054】(3) 短時間硬化の光硬化レンズモノマ
ーのメリットを最大限活かせる製造プロセスを構築する
ことができる。
【0055】(4) 無機物質からなる反射防止膜との
密着性の良いハードコートを作成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 11:00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス製の鋳型を用いて注型重合する方法
    において、予めガラス型の内面に有機架橋性高分子体を
    形成する重合性ハードコート材よりなる被膜を設けたこ
    とを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
  2. 【請求項2】重合性ハードコート材が紫外線硬化樹脂か
    らなることを特徴とする請求項1項記載のプラスチック
    レンズの製造方法。
  3. 【請求項3】重合性ハードコート材に有機珪素化合物の
    加水分解物を主成分として含有しないことを特徴とする
    請求項1項記載のプラスチックレンズの製造方法。
  4. 【請求項4】注型重合用モノマーが一分子中に2個以上
    のイソシアネート基を有する化合物と一分子中に2個以
    上のヒドロキシル基及び/又はメルカプト基を有する化
    合物を使用することを特徴とする請求項1項記載のプラ
    スチックレンズの製造方法。
  5. 【請求項5】注型重合用モノマーが光硬化もしくは光と
    熱により硬化する化合物を使用することを特徴とする請
    求項1項記載のプラスチックレンズの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1項記載の方法で得られたプラスチ
    ックレンズ表面に無機物質からなる反射防止膜を設けた
    ことを特徴とする積層体。
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