JPH08251944A - 電流形インバータの制御方法及び制御回路 - Google Patents

電流形インバータの制御方法及び制御回路

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JPH08251944A
JPH08251944A JP7078268A JP7826895A JPH08251944A JP H08251944 A JPH08251944 A JP H08251944A JP 7078268 A JP7078268 A JP 7078268A JP 7826895 A JP7826895 A JP 7826895A JP H08251944 A JPH08251944 A JP H08251944A
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JP
Japan
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inverter
transformer
output
output voltage
commutation
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Pending
Application number
JP7078268A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tada
和広 多田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力トランスの飽和を防いでトランス及びイ
ンバータを保護する。インバータの安定した運転を可能
にする。 【構成】 出力トランスを介して負荷に給電する電流形
インバータの制御回路であって、インバータの出力電圧
が転流電圧以上になったことを転流指令出力の条件とし
ている制御回路に関する。インバータ1の出力電圧検出
値から出力電圧時間積を求める積分器6と、トランス2
の磁束レベルとみなした前記出力電圧時間積が設定値を
超えた場合にトランス2の飽和を防止するようにインバ
ータ1に対する強制的な転流指令を出力する磁束レベル
検出器7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出力トランスを介して
オゾン発生管等の負荷に給電する電流形インバータの制
御方法及びこれに使用される制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電流形
サイリスタインバータにより、出力トランスを介してオ
ゾン発生管に方形波の交流電流を供給する場合、トラン
スに印加される電圧は、インバータの出力電流とオゾン
発生管の負荷インピーダンスとによって決まることにな
る。
【0003】このため、オゾン発生管の放電状態の変化
に伴って負荷インピーダンスが増加したり、大容量のオ
ゾナイザのごとく複数の発生管が並列接続されている構
成で一部の発生管の破壊などにより並列数が減少した結
果、負荷インピーダンスが増加した場合には、トランス
に印加される電圧が過大になり、トランスを飽和させて
しまうおそれがある。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、負荷インピーダ
ンスの増加に伴う出力トランスの飽和を防止して電流形
インバータやトランス等の保護を図り、インバータの安
定した運転を可能にした電流形インバータの制御方法及
び制御回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る電流形インバータの制御方法は、出力
トランスを介して負荷に給電する電流形インバータの制
御方法であって、インバータの出力電圧が転流電圧以上
になったことを転流指令出力の条件としている制御方法
において、インバータの出力電圧時間積に基づきトラン
スの磁束レベルを検出し、この磁束レベルが設定値を超
えた場合にトランスの飽和を防止するようにインバータ
に対する強制的な転流指令を出力するものである。
【0006】また、本発明にかかる電流形インバータの
制御回路は、出力トランスを介して負荷に給電する電流
形インバータの制御回路であって、インバータの出力電
圧が転流電圧以上になったことを転流指令出力の条件と
している制御回路において、インバータの出力電圧検出
値から出力電圧時間積を求める積分器と、トランスの磁
束レベルとみなした前記出力電圧時間積が設定値を超え
た場合にトランスの飽和を防止するようにインバータに
対する強制的な転流指令を出力する磁束レベル検出器と
を備えたものである。
【0007】
【作用】本発明の制御方法または制御回路では、出力ト
ランスの磁束を直接測定することが困難であることに鑑
み、インバータの出力電圧時間積を測定し、これが設定
値を超えた場合に通常の転流指令に優先して強制的に転
流指令を出力することにより、トランスの飽和を防止す
るように作用する。
【0008】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1はこの実施例に係る制御回路のブロック図であ
る。図において、1は電流形サイリスタインバータであ
り、その交流側には出力トランス(昇圧トランス)2の
一次側が接続され、その二次側には負荷としてのオゾン
発生管3が接続されている。
【0009】出力トランス2の一次側線間には出力電圧
検出器4が接続され、その出力側には出力電圧検出値を
全波整流する整流器5が接続されている。整流器5の出
力側には、インバータ1の出力電圧時間積を求める積分
器6と磁束レベル検出器7とが直列に接続されており、
磁束レベル検出器7の出力信号は第1のアンド回路11
Aの一方の入力端子に加えられている。
【0010】ここで、磁束レベル検出器7は、トランス
2の磁束を直接測定することが困難であることに鑑み、
積分器6の出力である上記出力電圧時間積をトランス2
の磁束とみなして、この磁束を設定値と比較することに
よりトランス2の飽和を監視、検出するためのものであ
る。
【0011】また、整流器5の出力側には積分器6のほ
かに転流電圧検出器8も接続されており、その出力信号
が前記アンド回路11Aの他方の入力端子に加えられて
いる。なお、転流電圧検出器8は、整流器5を介したイ
ンバータ出力電圧の全波整流波形の瞬時値から、インバ
ータ出力電圧が所定の転流電圧以上になっていることを
検出するためのものである。
【0012】転流電圧検出器8の出力信号は第1のアン
ド回路11Aのほかに第2のアンド回路11Bの一方の
入力端子にも加えられ、このアンド回路11Bの他方の
入力端子には転流指令発生器9からの転流指令が加えら
れている。また、第2のアンド回路11Bの出力信号
は、第1のアンド回路11Aの出力信号と共にオア回路
12に加えられる。そして、オア回路12の出力信号は
インバータ1内のサイリスタを駆動するゲート駆動回路
10に入力されている。
【0013】次に、この実施例の動作を説明する。ま
ず、通常時において、インバータ1の出力電圧が出力電
圧検出器4、整流器5及び転流電圧検出器8を介して転
流電圧以上になったことが検出されると、転流指令発生
器9からの転流指令により、第2のアンド回路11B及
びオア回路12を介してゲート駆動回路10に転流指令
が出力される。これにより、ゲート駆動回路10は所定
のサイリスタにゲート信号を出力して転流を行わせるこ
とにより、インバータ1の出力電圧を所定値に制御す
る。
【0014】更に、オゾン発生管3の放電状態の変化や
発生管並列数の減少等により負荷インピーダンスが増加
し、インバータ1の出力電圧が異常に上昇して積分器6
を介した出力電圧時間積が増加すると、磁束レベル検出
器7により前記出力電圧時間積すなわちトランス2の磁
束が設定値を超えたことを検出し、第1のアンド回路1
1A及びオア回路12を介してゲート駆動回路10に強
制的な転流指令が出力される。なお、このときは転流電
圧検出器8の出力信号もHighレベルの状態である。
つまり、転流指令発生器9から通常の転流指令が出力さ
れる前でも、転流電圧が確保されていればゲート駆動回
路10に対し強制的に転流指令を出力することとし、こ
れによってトランス2の飽和を防止するように動作する
ものである。
【0015】なお、本発明は、オゾン発生管に限らず、
負荷の特性や装置の起動などに起因してインピーダンス
が変化する可能性のある各種の負荷を持つ電流形インバ
ータに適用することができる。また、サイリスタ等のイ
ンパルス転流形スイッチング素子のみならず、GTOや
パワトランジスタ等のデバイス転流形スイッチング素子
を用いた電流形インバータにも適用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オゾン発
生管などの負荷インピーダンスの変化に伴う出力トラン
スの飽和を未然に防止するように強制的な転流指令を出
力させるため、トランスの飽和を防いで電流形インバー
タやトランスを保護すると共に、インバータの安定した
運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電流形サイリスタインバータ 2 出力トランス 3 オゾン発生管 4 出力電圧検出器 5 整流器 6 積分器 7 磁束レベル検出器 8 転流電圧検出器 9 転流指令発生器 10 ゲート駆動回路 11A,11B アンド回路 12 オア回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力トランスを介して負荷に給電する電
    流形インバータの制御方法であって、インバータの出力
    電圧が転流電圧以上になったことを転流指令出力の条件
    としている制御方法において、 インバータの出力電圧時間積に基づきトランスの磁束レ
    ベルを検出し、この磁束レベルが設定値を超えた場合に
    トランスの飽和を防止するようにインバータに対する強
    制的な転流指令を出力することを特徴とする電流形イン
    バータの制御方法。
  2. 【請求項2】 出力トランスを介して負荷に給電する電
    流形インバータの制御回路であって、インバータの出力
    電圧が転流電圧以上になったことを転流指令出力の条件
    としている制御回路において、 インバータの出力電圧検出値から出力電圧時間積を求め
    る積分器と、トランスの磁束レベルとみなした前記出力
    電圧時間積が設定値を超えた場合にトランスの飽和を防
    止するようにインバータに対する強制的な転流指令を出
    力する磁束レベル検出器と、 を備えたことを特徴とする電流形インバータの制御回
    路。
JP7078268A 1995-03-09 1995-03-09 電流形インバータの制御方法及び制御回路 Pending JPH08251944A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005304097A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 放電管負荷を接続した電力変換装置の制御方法

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JP2005304097A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Fuji Electric Systems Co Ltd 放電管負荷を接続した電力変換装置の制御方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011128