JPH08249726A - 多層の光ディスク - Google Patents

多層の光ディスク

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JPH08249726A
JPH08249726A JP7284097A JP28409795A JPH08249726A JP H08249726 A JPH08249726 A JP H08249726A JP 7284097 A JP7284097 A JP 7284097A JP 28409795 A JP28409795 A JP 28409795A JP H08249726 A JPH08249726 A JP H08249726A
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JP
Japan
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layer
laser beam
recording
recording layer
transmitted
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JP7284097A
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English (en)
Inventor
Yang-Oh Choi
良 吾 崔
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WiniaDaewoo Co Ltd
Original Assignee
Daewoo Electronics Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2403Layers; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24035Recording layers
    • G11B7/24038Multiple laminated recording layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/127Lasers; Multiple laser arrays
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な光記録/再生装置を使用して高密度情
報の記録/再生が出来る複数の光記録層を有する多層の
光ディスクを提供する。 【解決手段】 光ピックアップ装置のレーザビームが光
ディスクの上部から入射する場合、この光ディスクは上
部から、下部に所定パターンの第1記録層の形成された
保護層、上記レーザビームが所定の反射率で一部反射・
一部透過されるコーティング層、下部に所定パターンの
第2記録層の形成された誘電体層、及び上記レーザビー
ムを全反射させる反射層が逐次積層形成される。第1及
び第2記録層の間に所定の反射率を有するコーティング
層を形成することで、コーティング層から反射した第1
記録層の情報を有するレーザビームの光量に比べてコー
ティング層を透過した後反射層で反射された第2記録層
の情報を有するレーザビームの光量の方がより少なくな
る。このような各記録層間の光量の差異は光ピックアッ
プ装置のフォトディテクターによって検出されたRF信
号の大きさを変化させて各記録層が区別され記録/再生
が出来るようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層の光ディスクに
関し、より詳細には、簡単な光記録/再生装置に使用し
て、高密度の情報を記録/再生し得る、複数の光記録層
を有する多層の光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、光学カード及びディスクのような
形態の光学記録媒体としては通常コンパクトディスク及
びレーザディスク等のような光ディスクが広く市販され
ている。このような光学データ媒体は、CDの小型化、
又はビデオディスクと兼用可能なHDTV(High
Definition Television)の記録
を可能にするために高データ密度である必要がある。
【0003】光学データ媒体が高データ密度であるため
の方法としては先ず、判読レーザがより細密なビーム直
径でフォーカシングする方法がある。しかし、レーザを
フォーカシングする対物レンズの口径寸法(NA:Nu
merical Aperture)の実際可能な最大
値は約0.6である。レーザの波長を短くしても同様な
結果が得られるが、実際において半導体レーザの波長に
は限界がある。もう一つは、光学ディスク内でV溝を利
用して高密度を達成する方法であるが、これについては
Nagashima等のUSP4、569、038(1
986.2 .4)に開示されている。
【0004】従来の技術を利用して光学ディスク上に記
録可能なデータの容量は次の通りである。3.5インチ
のカセットケースの中に入った光学ディスクの場合、デ
ィスクの直径は約86mmであり、データの貯蔵領域は
25mm乃至41mmである。670nmの波長を有す
るレーザがNA0.55の対物レンズに加えられたと想
定すれば、0.8μm(V溝のピッチが1.6μm)の
トラックピッチ、及び0.47μmのビット長さを有す
るフォーマットされていない一面の容量は1.1Gby
tesである。基準CDフォーマットを使用する場合、
一面のフォーマットされた容量は12cmのCDと同一
な550Mb程度である。
【0005】普通の印刷物として提供される情報が未来
にCD−ROMまたは他の光学データ媒体上に提供され
る時には、情報の読み取りだけではなく、現在資料媒体
に記録可能なように、情報記録媒体に記録可能にするの
が必須かつ便利であろう。これを可能にする方法はディ
スクを読出し/書込み可能領域に分割する方法であり、
ここで記録層はディスクの内部領域に形成し、ディスク
の外部領域の金属反射層にはリードオンリーデータ領域
を形成する。しかし、このような方法は、リードオンリ
ーデータ領域を減少させるため、単一ディスク上に分布
され得る情報の量を制限する結果をもたらす。
【0006】上記のように、光学ディスク及び光学カー
ド等のような光学媒体は小型かつ高容量のものが要求さ
れる。上述のように、光ディスク等のような光学媒体の
単位面積当たりの情報密度を向上するために、両面に記
録層を有する両面光ディスク及び複数のデータ記録層を
有する多層の光ディスク等が開発されている。
【0007】例えば、Takahara et al.
のアメリカ特許第4、839、881号(1989.6 .
13)には両面に記録層を有する両面光ディスク及びこ
の両面光ディスクの上、下面に沿って光ピックアップを
移動させながら記録/再生を実行するU字型ガイドアセ
ンブリーを有する光ピックアップ移送装置に関して記載
されている。
【0008】しかし、このようなU字型ガイドアセンブ
リーを有する光ピックアップ移送装置は構造面において
複雑であるので、製品の小型化が困難であり、また製品
のコスト上昇をもたらすとの問題点がある。又、日本国
特願昭59−228743号の日本国特開昭61−10
7552号(1986.5 .26)公報には複数の磁気光
学記録層を有する磁気光学ディスクについて記載されて
いる。この磁気光学ディスクによれば、それぞれの磁気
光学記録層からの情報が記録及び再生され、これによっ
てディスクの単位面積当たりの記録可能な情報の密度が
著しく増加するようになる。
【0009】しかし、上記のように複数の記録層を有す
る通常の光学ディスクはそれぞれの記録層から記録され
た情報を読み取るためにそれぞれ異なる波長を有するレ
ーザビームを発生するレーザ光源を必要とする。又、上
記通常のディスクは各々の記録層によって反射された互
いに異なる波長のレーザビームに適切な複数のディテク
ターを必要とするので、情報は互いに異なる波長を有す
る反射ビームのKerr回転角の変化に基づいて判読さ
れる。従って、この通常の情報判読又は再生装置は構成
面において複雑かつ高価なものとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な光記録/再生装置を使用して、高密度の情報を記録/
再生し得る、複数の光記録層を有する多層の光ディスク
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、光ピックアップ装置で発生する所定波長
のレーザビームを利用して記録/再生が実行する多層の
光ディスクにおいて、上記レーザビームがディスクの上
部から入射する場合、上部から、保護層;上記保護層の
下部に形成された所定パターンの第1記録層;上記レー
ザビームが所定の反射率で一部反射・一部透過されるコ
ーティング層;誘電体層;該誘電体層の下部に形成され
た所定パターンの第2記録層;及び上記レーザビームを
全反射させる反射層;を逐次積層形成することによっ
て、上記光ピックアップ装置に反射されたレーザビーム
の光量の差異に依って上記複数の記録層の情報をそれぞ
れ記録/再生する多層の光ディスクを提供する。
【0012】又、上記多層の光ディスクは、上記レーザ
ビームがディスクの上部から入射する場合、上記第2記
録層の下部と反射層との間に、上部から、レーザビーム
が所定の反射率で一部反射・一部透過されるコーティン
グ層;誘電体層;該誘電体層の下部に形成された所定パ
ターンの記録層;を数回繰り返し積層形成する。
【0013】又、上記の目的を達成するために本発明
は、光ピックアップ装置の互いに異なる波長を有する第
1及び第2レーザビームを利用して記録/再生が実行さ
れる多層の光ディスクにおいて、上記第1又は第2レー
ザビームがディスクの上部から入射する場合、上部か
ら、保護層;該保護層の下部に形成された所定パターン
の第1記録層;上記第1レーザビームは所定の反射率で
一部反射・一部透過され、上記第2レーザビームは全透
過される第1コーティング層;第1誘電体層;該第1誘
電体層の下部に形成された所定パターンの第2記録層;
上記第2レーザビームが所定の反射率で一部反射・一部
透過され、上記第1レーザビームは全透過される第2コ
ーティング層;第2誘電体層;該第2誘電体層の下部に
形成された所定パターンの第3記録層;上記第1レーザ
ビームは全反射させ、第2レーザビームは全透過させる
第1反射層;第3誘電体層;該第3誘電体層の下部に形
成された所定パターンの第4記録層;上記第2レーザビ
ームを全反射させる第2反射層;を逐次積層形成するこ
とによって、上記反射されたレーザビームの光量の差異
に依って上記複数の記録層の情報をそれぞれ記録/再生
する多層の光ディスクを提供する。
【0014】又、上記多層の光ディスクは、上記第1又
は第2レーザビームがディスクの上部から入射する場
合、上記第3記録層の下部と第1反射層との間に、上部
から、第1レーザビームは所定の反射率で一部反射・一
部透過され、第2レーザビームは全透過されるコーティ
ング層;誘電体層;所定パターンの記録層;第2レーザ
ビームは所定の反射率で一部反射・一部透過され、第1
レーザビームは全透過されるコーティング層;他の誘電
体層;他の所定パターンの記録層;を逐次数回繰り返し
積層して形成する。
【0015】
【作用】上記のように、本発明による多層の光ディスク
によれば、多層の各記録層の間に所定反射率のコーティ
ング層を形成することによって、コーティング層から反
射された上部記録層の情報を有するレーザビームの光量
に比べてコーティング層を透過した下部記録層の情報を
有するレーザビームの光量の方がより少なくなる。この
ような各記録層間の光量の差異は光ピックアップ装置に
おいてフォトディテクターによって検出されたRF信号
の大きさの変化を発生するため、このRF信号の大きさ
に依って多層の光ディスクの各記録層を区別して記録及
び/又は再生を実行し得るようになる。
【0016】多層の光ディスクの各記録層の記録及び再
生が同一波長の単一レーザ光源によって行われ、また各
記録層に対応する光量の大きさが互いに異なるという事
実に基づいて行われるので、各記録層間の間隔はディス
ク製作の際適宜に決定され、この間隔に対応するフォー
カシング方向への対物レンズの調整のみでもフォーカス
が制御されるので、ディスクの製作が簡単になる。
【0017】従って、本発明による多層の光ディスク
は、従来の簡単な光記録/再生装置を大きく変えること
なく情報の記録/再生が出来、同時に高密度情報の記録
/再生が出来るとの利点がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の多層の光ディスクを詳細に説明する。実施例1 図1は本発明の実施例1による多層の光ディスクの概略
断面図である。図1に示すように、本発明の実施例1に
よる光ディスク10は、ディスク10の上部から、下面
に所定パターンの第1記録層110の形成された保護層
101が形成され、上記第1記録層110の下部には所
定波長(例えば、780〜860nm)のレーザビーム
が0.5の反射率で半反射半透過されるコーティング層
112が形成される。このコーティング層112の下部
には、下面に所定パターンの第2記録層120の形成さ
れた誘電体層111が形成され、この下部には上記レー
ザビームを全反射させる反射層121が逐次積層され
る。
【0019】尚、第1記録層110と第2記録層120
との間の間隔はディスク製作の際適宜に設定され、その
間隔に対応する対物レンズのフォーカシング方向への調
整によって各記録層の再生が可能になる。第1記録層及
び第2記録層の各情報はディスクから反射されたレーザ
ビームの光量によって区別される。以下、本発明による
多層の光ディスクの動作を説明する。
【0020】図1に示す光ディスク10の上部にはこの
ディスクを記録及び/又は再生するための光ピックアッ
プ装置が配置される(図示せず)。この光ピックアップ
装置内のレーザダイオードから所定波長λ1(一般に7
80〜860nm)のレーザビームが上記光ディスク1
0の上部に向かって照射される。このレーザビームは保
護層101及び第1記録層110を透過し、続いて反射
率0.5のコーティング層112を通過しながら上記ビ
ームの内1/2は透過され、残りの1/2は反射される
ようになる。
【0021】ここで、反射された1/2のレーザビーム
は再び光ピックアップに帰還し、この光ピックアップで
はこのレーザビームから情報処理、フォーカシング又は
トラッキング信号としてRF信号(3T〜11Tまでの
デジタル信号)を検出して再生する。光ピックアップ内
のフォトディテクターによって検出された信号はRF増
幅器を介して普通1V±0.2Vの電圧として再生され
る。
【0022】一方、透過された1/2のレーザビームは
続いて誘電体層111及び第2記録層120を透過し、
上記第2記録層120の下部の全反射層121で反射す
る。この反射ビームは上記第2記録層120及び誘電体
層を再び透過した後、上記反射率0.5のコーティング
層112を通過しながら上記反射ビームの内1/2は透
過され、残りの1/2は反射される。
【0023】従って、最初に照射されたレーザビームの
内1/2×1/2(即ち、1/4)が光ピックアップに
帰還するようになり、上部層(即ち、第1記録層11
0)の信号を再生しようとする場合において、1VのR
F信号が発生するようにRF増幅器を制御したならば、
下部層(即ち、第2記録層120)の信号を再生する場
合には、出力信号はほぼ半分(0.5V)までに減少す
るだろう。
【0024】そのため、RF信号の大きさに依って第1
記録層又は第2記録層の記録/再生が出来るようにな
る。実施例2 図2は本発明の実施例2による多層の光ディスクの概略
断面図である。図2に示すように、本発明の実施例2に
よる光ディスク20は、ディスク20の上部から、下面
に所定パターンの第1記録層210の形成された保護層
201が形成される。上記第1記録層210の下部には
所定波長(例えば、780〜860nm)のレーザビー
ムが、例えば0.5の反射率で半反射・半透過される第
1コーティング層212が形成され、この第1コーティ
ング層212の下部には、下面に所定パターンの第2記
録層220の形成された第1誘電体層211が形成され
る。この第2記録層220の下部には上記レーザビーム
が、例えば0.5の反射率で半反射・半透過される第2
コーティング層222が形成され、この第2コーティン
グ層222の下部には、下面に所定パターンの第3記録
層230の形成された第2誘電体層221が形成され
る。この第3記録層230の下部には上記レーザビーム
を全反射させる反射層231が逐次積層される。
【0025】一方、上記第1、第2、及び第3記録層2
10、220、230間の間隔はディスク製作の際適宜
に設定され、この間隔に対応する対物レンズのフォーカ
シング方向への調整によって各記録層の再生が出来るよ
うになる。第1記録層、第2記録層及び第3記録層のそ
れぞれの情報はディスクから反射されたレーザビームの
光量によって区別される。
【0026】以下、本実施例による多層の光ディスクの
動作を説明する。図2に示す光ディスク20の上部に
は、図1と同様に該ディスクを記録及び/又は再生する
ための光ピックアップ装置が配置される(図示せず)。
この光ピックアップ装置内のレーザダイオードから所定
波長λ1(一般に、780〜860nm)のレーザビー
ムが上記光ディスク20の上部に向かって照射される。
【0027】このレーザビームは保護層201及び第1
記録層210を透過し、続いて反射率0.5の第1コー
ティング層212を通過しながら上記ビームの内1/2
は反射され、残りの1/2は透過される。ここで、第1
コーティング層212から反射された1/2のレーザビ
ームは再び光ピックアップに帰還し、実施例1と同様
に、光ピックアップではこのレーザビームから第1記録
層210に対する情報処理、フォーカシング又はトラッ
キング信号としてRF信号(3T〜11Tまでのデジタ
ル信号)を検出して再生する。
【0028】尚、第1コーティング層212を通じて透
過された1/2のレーザビームは第1誘電体層211及
び第2記録層220を順に透過し、続いて上記第2記録
層220の下部の反射率0.5の第2コーティング層2
22を通過しながら上記ビームの内1/2は透過され、
残りの1/2は反射される。従って、最初に照射された
レーザビームの内1/2×1/2(即ち、1/4)が上
記第2コーティング層222から反射され光ピックアッ
プに帰還する。これにより、最上部層(即ち、第1記録
層210)の信号を再生しようとする場合において、1
VのRF信号が発生するようにRF増幅器を制御したな
らば、その下部層(即ち、第2記録層220)の信号を
再生する場合には、出力信号はほぼ半分(0.5V)ま
でに減少するだろう。
【0029】一方、第2コーティング層222を通じて
透過された1/2のレーザビーム(即ち、最初に照射さ
れたレーザビームの内1/4)は第2誘電体層221及
び第3記録層230を順に透過し、続いてこの透過した
レーザビームは上記第3記録層230の下部の全反射層
231で全反射する。この反射ビームは上記第3記録層
230及び第2誘電体層221を再び透過した後、上記
反射率0.5の第2コーティング層222を通過しなが
ら上記反射ビームの内1/2のみが透過されるようにな
る。即ち、最初に照射されたレーザビームの内1/8
(=1/4×1/2)のみが透過されるようになる。こ
の1/8のレーザビームは続いて第2記録層220及び
第1誘電体層211を透過した後、上記反射率0.5の
第1コーテインク層212を通過しながら上記反射ビー
ムの内1/2のみが透過されるようになる。即ち、最初
に照射されたレーザビームの内1/16(=1/8×1
/2)のみが透過されて光ピックアップに帰還する。こ
れにより、最上部層(即ち、第1記録層210)の信号
を再生しようとする場合において、1VのRF信号が発
生するようにRF増幅器を制御したならば、最下部層
(即ち、第3記録層230)の信号を再生する場合に
は、出力信号はほぼ1/8(約1/8V)程度まで1に
減少するだろう そとため、光ピックアップのフォトディテクターによっ
て検出されたRF信号のそれぞれの大きさに依って第
1、第2又は第3記録層の記録/再生が出来るようにな
る。
【0030】実施例3 図3は本発明の実施例3による多層の光ディスクの概略
断面図である。図3に示すように、本発明の実施例3に
よる光ディスク30は、ディスク30の上部から、下面
に所定パターンの第1記録層310の形成された保護層
301が形成される。上記第1記録層310の下部に
は、所定波長(例えば、780〜860nm)の第1レ
ーザビームλ1は、例えば、0.5の反射率で半反射・
半透過され、他の所定波長(例えば、780〜860n
m)の第2レーザビームλ2は全透過される第1コーテ
ィング層312が形成され、この第1コーティング層3
12の下部には、下面に所定パターンの第2記録層32
0の形成された第1誘電体層311が形成される。この
第2記録層320の下部には、第2レーザビームλ2
は、例えば、0.5の反射率で半反射・半透過され第1
レーザビームλ1は全透過される第2コーティング層3
22が形成され、この第2コーティング層322の下部
には、下面に所定パターンの第3記録層330の形成さ
れた第2誘電体層321が形成される。この第3記録層
330の下部には、上記第1レーザビームλ1は全反射
させ、第2レーザビームλ2は全透過させる第1反射層
332が形成され、この第1反射層332の下部には、
下面に所定パターンの第4記録層340の形成された第
3誘電体層331が形成される。この第4記録層340
の下部には上記第2レーザビームλ2を全反射させる第
2反射層341が逐次積層される。
【0031】ここで、第1記録層310と第2記録層3
20との間の間隔は、第1及び第2レーザビームの波長
λ1、λ2の各焦点距離(1/f=(n1 −1)(1/
1−1/R2 )が互いに異なるため発生する軸上色収
差現象を利用して、光ピックアップの対物レンズを経た
上記第1及び第2レーザビームが上記焦点距離に応じて
第1記録層310及び第2記録層320にそれぞれフォ
ーカシングされ得るように決定される。第3記録層33
0と第4記録層340との間の間隔も上記と同様に軸上
色収差現象を利用して決定される。
【0032】一方、第1記録層310と第3記録層33
0との間の間隔はディスク製作の際適宜に設定され、そ
の間隔に対応する対物レンズのフォーカシング方向への
調整によって各記録層を再生し得るようになる。第1記
録層及び第3記録層の各情報はディスクから反射したレ
ーザビームの光量によって区別される。第2記録層32
0と第4記録層340との間の間隔も第1と第3記録層
との間の間隔と同様に決定される。
【0033】以下、本実施例による多層の光ディスクの
動作を説明する。図3に示す光ディスク30の上部には
図1と同様にこのディスクを記録及び/又は再生するた
めの光ピックアップ装置が配置される(図示せず)。こ
の光ヒックアップ装置内には互いに異なる波長λ1、λ
2を発生する第1及び第2レーザダイオードが設置され
る。
【0034】先ず、波長λ1(一般に、780〜860
nm)を有する第1レーザビームが上記光ディスク30
の上部に向かって照射される場合、この第1レーザビー
ムは保護層301及び第1記録層310を透過し、続い
て(第1レーザビームに対する反射率が0.5で、第2
レーザビームは全透過させる)第1コーティング層31
2を通過しながら上記第1レーザビームの内1/2は反
射され、残りの1/2は透過される。
【0035】ここで、第1コーティング層312から反
射された1/2の第1レーザビームは再び光ピックアッ
プに帰還し、第1実施例と同様に、光ピックアップでは
このレーザビームから第1記録層310に対する情報処
理、フォーカシング又はトラッキング信号としてRF信
号(3T〜11Tまでのデジタル信号)を検出して再生
する。
【0036】尚、第1コーティング層312を通じて透
過された1/2の第1レーザビームは第1誘電体層31
1及び第2記録層320を順に透過し、続いて上記第2
記録層320の下部の(第1レーザビームは全透過さ
せ、第2レーザビームに対する反射率は0.5である)
第2コーティング層322を全透過する。次に、上記第
1レーザビームはその下部の第2誘電体層321及び第
3記録層330を順に透過し、続いて上記第3記録層3
30の下部の(第1レーザビームは全反射させ、第2レ
ーザビームは全透過させる)第1反射層332から全反
射される。この全反射された第1レーザビームは再び第
3記録層330、第2誘電体層321、第2コーティン
グ層322、第2記録層320、第1誘電体層311を
順に透過する。この透過した第1レーザビームは上記第
1コーティング層312を通過しながら上記ビームの内
1/2のみが透過される。即ち、最初の第1レーザビー
ムの1/4のみが光ピックアップ装置に回帰する。
【0037】このようにして、第1レーザビームによっ
て上部層(即ち、第1記録層310)の信号を再生しよ
うとする場合において、1VのRF信号が発生するよう
にRF増幅器を制御したならば、下部層(即ち、第3記
録層330)の信号は出力信号がほぼ半分(0.5V)
までに減少するだろう。更に、他の波長λ2(一般に、
780〜860nm)の第2レーザビームが上記光ディ
スク30の上部に向かって照射される場合、この第2レ
ーザビームは保護層301、第1記録層310、(第1
レーザビームに対する反射率が0.5で、第2レーザビ
ームは全透過させる)第1コーティング層312、第1
誘電体層311、及び第2記録層320を順に透過す
る。その後、この透過した第2レーザビームは、(第2
レーザビームに対する反射率が0.5で、第1レーザビ
ームは全透過させる)第2コーティング層322を通過
しながらこの第2レーザビームの1/2は反射され、残
りの1/2は透過される。
【0038】ここで、第2コーティング層322から反
射された1/2の第2レーザビームは再び光ピックアッ
プに帰還し、光ピックアップではこの第2レーザビーム
から第2記録層320に対する情報処理、フォーカシン
グ又はトラッキング信号としてRF信号(3T〜11T
までのデジタル信号)を検出して再生する。一方、第2
コーティング層322を通じて透過された1/2の第2
レーザビームは第2誘電体層321、第3記録層33
0、(第2レーザビームは全透過させ、第1レーザビー
ムは全反射させる)第1反射層332、第3誘電体層3
31、及び第4記録層340を順に透過する。この透過
した第2レーザビームは(第2レーザビームを全反射さ
せる)第2反射層341で全反射された後、第4記録層
340、第3誘電体層331、第1反射層332、第3
記録層330、第2誘電体層321を順に透過する。こ
の透過した第2レーザビームは(第2レーザビームに対
する反射率が0.5で、第1レーザビームは全透過させ
る)上記第2コーティング層322を通過しながら上記
第2レーザビームの内1/2のみが透過される。即ち、
最初の第2レーザビームの内1/4のみが光ピックアッ
プ装置に回帰する。
【0039】このようにして、第2レーザビームによっ
て上部層(即ち、第2記録層320)の信号を再生しよ
うとする場合において、1VのRF信号が発生するよう
にRF増幅器を制御したならば、下部層(即ち、第4記
録層340)の信号は出力信号の大きさがほぼ半分
(0.5V)までになるだろう。従って、光ピックアッ
プのフォトディテクターによって検出されたRF信号の
それぞれの大きさに依って第1乃至第4記録層の記録/
再生が全部出来るようになる。
【0040】実施例4 図4は本発明の実施例4による多層の光ディスクの概略
断面図である。図4に示すように、本実施例による光デ
ィスク40は、ディスク40の上部から、下面に所定パ
ターンの第1記録層410の形成された保護層401が
形成される。この第1記録層410の下部には所定波長
(例えば、780〜860nm)の第1レーザビームλ
1は、例えば、0.5の反射率で半反射・半透過され、
他の所定の波長(例えば、780〜860nm)の第2
レーザビームλ2は全透過される第1コーティング層4
12が形成され、この第1コーティング層412の下部
には、下面に所定パターンの第2記録層420の形成さ
れた第1誘電体層411が形成される。この第2記録層
420の下部には第2レーザビームλ2は、例えば、
0.5の反射率で半反射・半透過され第1レーザビーム
λ1は全透過される第2コーティング層422が形成さ
れ、この第2コーティング層422の下部には、下面に
所定パターンの第3記録層430の形成された第2誘電
体層421が形成される。この第3記録層430の下部
には、第1レーザビームλ1が、例えば、0.5の反射
率で半反射・半透過され、第2レーザビームλ2は全透
過される第3コーティング層432が形成され、この第
3コーティング層432の下部には、下面に所定パター
ンの第4記録層440の形成された第3誘電体層431
が形成される。この第4記録層440の下部には第2レ
ーザビームλ2は、例えば、0.5の反射率で半反射・
半透過され、第1レーザビームλ1は全透過される第4
コーティング層442が形成され、この第4コーティン
グ層442の下部には、下面に所定パターンの第5記録
層450の形成された第4誘電体層441が形成され
る。この第5記録層450の下部には、上記第1レーザ
ビームλ1は全反射させ、第2レーザビームλ2は全透
過させる第1反射層452が形成され、この第1反射層
452の下部には、下面に所定パターンの第6記録層4
60の形成された第5誘電体層451が形成される。こ
の第6記録層460の下部には上記第2レーザビームλ
2を全反射させる第2反射層461が逐次積層される。
【0041】ここで、第1記録層410と第2記録層4
20との間の間隔は、他の実施例と同様に、第1及び第
2レーザビームの波長λ1,λ2の各焦点距離(1/f
=(n1 −1)(1/R1 −1/R2 )が互いに異なる
ため発生する軸上色収差現象を利用して、光ピックアッ
プの対物レンズを経た上記第1及び第2レーザビームが
上記焦点距離に応じて第1記録層410及び第2記録層
420にそれぞれフォーカシングされ得るように決定さ
れる。第3記録層430及び第4記録層440との間、
及び第5記録層450と第6記録層460との間の間隔
も上記と同様に軸上色収差現象を利用して決定される。
【0042】尚、第1記録層410、第3記録層43
0、第5記録層450間の間隔はディスク製作の際適宜
に設定され、この間隔に対応する対物レンズのフォーカ
シング方向への調整によって各記録層を再生し得るよう
になる。第1、第3、及び第5記録層の各情報はディス
クから反射されたレーザビームの光量によって区別され
る。第2記録層420、第4記録層440、及び第6記
録層460間の間隔も第1、第3、及び第5記録層間の
間隔と同様に決定される。
【0043】以下、本実施例による多層の光ディスクの
動作を説明する。図4に示す光ディスク40の上部には
図1と同様にこのディスクを記録及び/又は再生するた
めの光ピックアップ装置が配置される(図示せず)。こ
の光ピックアップ装置内には互いに異なる波長λ1、λ
2を発生する第1及び第2レーザダイオードが設置され
る。
【0044】先ず、波長λ1(一般に、780〜860
nm)の第1レーザビームが上記光ディスク40の上部
に向かって照射される場合、この第1レーザビームは保
護層401及び第1記録層412を透過し、続いて(第
1レーザビームに対する反射率が0.5である)第1コ
ーティング層410を通過しながら上記第1レーザビー
ムの内1/2は反射され、残りの1/2は透過される。
【0045】ここで、第1コーティング層412から反
射された1/2の第1レーザビームは再び光ピックアッ
プに帰還し、実施例1と同様に、光ピックアップではこ
のレーザビームから第1記録層410に対する情報処
理、フォーカシング又はトラッキング信号としてRF信
号(3T〜11Tまでのデジタル信号)を検出して再生
する。
【0046】尚、第1コーティング層412を通じて透
過された1/2の第1レーザビームは第1誘電体層41
1及び第2記録層420を順に透過し、続いて上記第2
記録層420の下部の(第1レーザビームを全透過さ
せ、第2レーザビームに対する反射率が0.5である)
第2コーティング層422を全透過する。次に、上記第
1レーザビームはその下部の第2誘電体層421及び第
3記録層430を順に透過し、続いて上記第3記録層4
30の下部の(第1レーザビームに対する反射率が0.
5で、第2レーザビームを全透過させる)第3コーティ
ング層432を通過しながらその透過された1/2の第
1レーザビームの内1/2は反射され、残りの1/2は
透過される。
【0047】この第3コーティング層432から反射さ
れた第1レーザビーム(即ち、最初の第1レーザビーム
の1/4)は再び第3記録層430、第2誘電体層42
1、第2コーティング層422、第2記録層420、第
1誘電体層411を順に透過する。このビームは第1コ
ーティング層412を通過しながらそのビームの内1/
2のみが透過されて光ピックアップに帰還する。即ち、
最初の第1レーザビームの内1/8(=1/4×1/
2)のみが帰還するようになる。光ピックアップではこ
のレーザビームから第3記録層430に対する情報処
理、フォーカシング又はトラッキング信号としてRF信
号(3T〜11Tまでのデジタル信号)を検出して再生
する。
【0048】尚、第3コーティング層432から透過さ
れた第1レーザビーム(即ち、最初の第1レーザビーム
の内1/4)は第3誘電体層431、第4記録層44
0、(第1レーザビームを全透過させる)第4コーティ
ング層442、第4誘電体層441、第5記録層450
を順に透過した後、第1反射層452から全反射され
る。この全反射された第1レーザビームは再び逆行し
て、第3コーティング層432を通過しながら上記ビー
ムの内1/2のみが透過され、この透過されたビームは
引き続き進行して第1コーティング層412を通過しな
がら1/2のみが透過して光ピックアップに帰還する。
即ち、最初の第1のレーザビームの内1/16(=1/
4×1/2×1/2)のみが帰還する。
【0049】このようにして、第1レーザビームによっ
て最上部層(即ち、第1記録層410)の信号を再生し
ようとする場合において、1VのRF信号が発生するよ
うにRF増幅器を制御すれば、最下部層(即ち、第5記
録層450)の信号は出力信号がほぼ1/8(1/8
V)までに減少する。更に、他の波長λ2(一般に、7
80〜860nm)の第2レーザビームが上記光ディス
ク40の上部に向かって照射される場合、この第2レー
ザビームは保護層401、第1記録層410、(第1レ
ーザビームに対する反射率が0.5で、第2レーザビー
ムは全透過させる)第1コーティング層412、第1誘
電体層411、及び第2記録層420を順に透過する。
その後、この透過した第2レーザビームは、(第2レー
ザビームに対する反射率が0.5で、第1レーザビーム
は全透過させる)第2コーティング層422を通過しな
がら上記第2レーザビームの内1/2は反射され、残り
の1/2は透過される。
【0050】ここで、第2コーティング層422から反
射された1/2の第2レーザビームは再び光ピックアッ
プに帰還し、光ピックアップではこの第2レーザビーム
から第2記録層420に対する情報処理、フォーカシン
グ又はトラッキング信号としてRF信号(3T〜11T
までのデジタル信号)を検出して再生する。一方、第2
コーティング層422を通じて透過された1/2の第2
レーザビームは第2誘電体層421、第3記録層430
を順に透過し、続いて上記第3記録層430の下部の
(第2レーザビームは全透過させ、第1レーザビームに
対する反射率は0.5である)第3コーティング層43
2を全透過する。次に、上記第2レーザビームはその下
部の第3誘電体層431及び第4記録層440を順に透
過し、続いて上記第4記録層440の下部の(第2レー
ザビームに対する反射率が0.5で、第1レーザビーム
は全反射させる)第4コーティング層442を通過しな
がら上記透過した1/2の第2レーザビームの内1/2
は反射され、残りの1/2は透過される。
【0051】この第4コーティング層442から反射さ
れた第2レーザビーム(即ち、最初の第2レーザビー
ム)の内1/4は逆行して、第2コーティング層422
を通過しながらそのビームの内1/2のみが透過されて
光ピックアップに帰還する。即ち、最初の第2レーザビ
ームの内1/8(=1/4×1/2)のみが帰還するよ
うになる。光ピックアップではこのレーザビームから第
4記録層440に対する情報処理、フォーカシング又は
トラッキング信号としてRF信号(3T〜11Tまでの
デジタル信号)を検出して再生する。
【0052】尚、第4コーティング層442から透過さ
れた第2レーザビーム(即ち、最初の第2レーザビー
ム)の内1/4は第4誘電体層441、第5記録層45
0、(第1レーザビームは全反射させ、第2レーザビー
ムは全透過させる)第1反射層452、第5誘電体層4
51、第6記録層460を順に透過した後、第2反射層
461から全反射される。この全反射された第2レーザ
ビームは逆行して、第4コーティング層442を通過し
ながら上記ビームの内1/2のみが透過され、この透過
されたビームは引き続き進行して第2コーティング層4
22を通過しながら1/2のみが透過して光ピックアッ
プに帰還する。即ち、最初の第2レーザビームの内1/
16(=1/4×1/2×1/2)のみが帰還する。
【0053】このようにして、第2レーザビームによっ
て上部層(即ち、第2記録層420)の信号を再生しよ
うとする場合において、1VのRF信号が発生するよう
にRF増幅器を制御すれば、最下部層(即ち、第6記録
層460)の信号は出力信号がほぼ1/8(1/8V)
程度までに減少する。従って、光ピックアップのフォト
ディテクターによって検出されたRF信号のそれぞれの
大きさに依って第2、第4又は第6記録層の記録/再生
が全部出来るようになる。
【0054】
【発明の効果】上記のように、本発明による多層の光デ
ィスクによれば、多層の各記録層の間に所定反射率のコ
ーティング層を形成することによって、コーティング層
から反射した上部記録層の情報を有するレーザビームの
光量に比べてコーティング層を透過した下部記録層の情
報を有するレーザビームの光量の方がより少なくなる。
このような各記録層間の光量の差異は光ピックアップ装
置のフォトディテクターによって検出されたRF信号の
大きさの変化を発生するので、このRF信号の大きさに
依って多層の光ディスクの各記録層を区別して記録及び
/又は再生が出来るようになる。
【0055】多層の光ディスクの各記録層の記録及び再
生が同一波長の単一レーザ光源によって行われ、又各記
録層に対応する光量の大きさが互いに異なるという事実
に基づいて行われるので、各記録層間の間隔はディスク
の製作の際適宜に決定され、この間隔に対応するフォー
カシング方向への対物レンズの調整によってフォーカス
の制御ができるので、ディスクの製作が簡単になる。
【0056】従って、本発明による多層の光ディスクは
従来の間隔な光記録/再生装置を大きく変えることなく
情報の記録/再生が出来、また高密度情報の記録/再生
が出来るとの利点がある。尚、本発明は上述実施例に限
定されず当業者の通常の知識を逸脱しない範囲でその変
形又は改良が可能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による多層の光ディスクの概
略断面図である。
【図2】本発明の実施例2による多層の光ディスクの概
略断面図である。
【図3】本発明の実施例3による多層の光ディスクの概
略断面図である。
【図4】本発明の実施例4による多層の光ディスクの概
略断面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40 光ディスク 101,201,301,401 光ディスク 110,120,210,220,230,310,3
20,330,340,410,420,430,44
0,450,460 記録層 111,211,221,311,321,331,4
11,421,431,441,451 誘電体層 112,212,222,312,322,412,4
22,432,442コーティング層 121,231,332,341,452,461 反
射層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップ装置で発生する所定波長
    のレーザビームを利用して記録/再生が実行される多層
    の光ディスクにおいて、 上記レーザビームがディスクの上部から入射する場合、
    上部から、 保護層;上記保護層の下部に形成された所定パターンの
    第1記録層;上記レーザビームが所定の反射率で一部反
    射・一部透過されるコーティング層;誘電体層;上記誘
    電体層の下部に形成された所定パターンの第2記録層;
    及び上記レーザビームを全反射させる反射層;を逐次積
    層形成することによって、 上記光ピックアップ装置に反射されたレーザビームの光
    量の差異に依って上記複数の記録層の情報をそれぞれ記
    録/再生することを特徴とする多層の光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記多層の光ディスクは、上記レーザビ
    ームがディスクの上部から入射する場合、上記第2記録
    層の下部と反射層との間に、上部から、 上記レーザビームが所定の反射率で一部反射・一部透過
    されるコーティング層;誘電体層;及び上記誘電体層の
    下部に形成された所定パターンの記録層;を数回繰り返
    し積層形成することを特徴とする請求項1記載の多層の
    光ディスク。
  3. 【請求項3】 光ピックアップ装置で発生する互いに異
    なる波長を有する第1及び第2レーザビームを利用して
    記録/再生が実行される多層の光ディスクにおいて、 上記第1又は第2レーザビームがディスクの上部から入
    射する場合、上部から、 保護層;上記保護層の下部に形成された所定パターンの
    第1記録層;上記第1レーザビームが第1の反射率で一
    部反射・一部透過され、上記第2レーザビームは全透過
    される第1コーティング層;第1誘電体層;上記第1誘
    電体層の下部に形成された所定パターンの第2記録層;
    上記第2レーザビームが第2の反射率で一部反射・一部
    透過され、上記第1レーザビームは全透過される第2コ
    ーティング層;第2誘電体層;上記第2誘電体層の下部
    に形成された所定パターンの第3記録層;上記第1レー
    ザビームは全反射させ、上記第2レーザビームは全透過
    させる第1反射層;第3誘電体層;上記第3誘電体層の
    下部に形成された所定パターンの第4記録層;及び上記
    第2レーザビームを全反射させる第2反射層;を逐次積
    層形成することによって、 上記光ピックアップ装置で反射された第1及び第2レー
    ザビームの光量の差異に依って上記複数の記録層の情報
    をそれぞれ記録/再生することを特徴とする多層の光デ
    ィスク。
  4. 【請求項4】 上記多層の光ディスクは、上記レーザビ
    ームがディスクの上部から入射する場合、上記第3記録
    層の下部と第1反射層との間に、上部から、 第1レーザビームが所定の反射率で一部反射・一部透過
    され、第2レーザビームは全透過されるコーティング
    層;誘電体層;所定パターンの記録層;第2レーザビー
    ムが所定の反射率で一部反射・一部透過され、第1レー
    ザビームは全透過されるコーティング層;他の誘電体
    層;及び他の所定パターンの記録層;を逐次数回繰り返
    し積層形成することを特徴とする請求項3記載の多層の
    光ディスク。
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