JPH0824949B2 - 酸洗および圧延の連続設備のライン速度制御方法 - Google Patents

酸洗および圧延の連続設備のライン速度制御方法

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JPH0824949B2
JPH0824949B2 JP1110423A JP11042389A JPH0824949B2 JP H0824949 B2 JPH0824949 B2 JP H0824949B2 JP 1110423 A JP1110423 A JP 1110423A JP 11042389 A JP11042389 A JP 11042389A JP H0824949 B2 JPH0824949 B2 JP H0824949B2
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rolling
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B41/00Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters
    • B21B41/08Guiding, conveying, or accumulating easily-flexible work, e.g. wire, sheet metal bands, in loops or curves; Loop lifters without overall change in the general direction of movement of the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/48Tension control; Compression control
    • B21B37/50Tension control; Compression control by looper control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、酸洗および圧延の連続設備のライン速度制
御方法に関し、もつと詳しくは、素材を第1ルーパから
酸洗設備に導き、その後第2ルーパを経て圧延機に導く
ようにした連続設備のライン速度制御方法に関する。
従来の技術 第1ルーパから酸洗設備において酸洗される素材の平
均速度は、一般には、圧延機の平均速度未満である場合
が多く、この場合の能力は、酸洗設備で決まる。また酸
洗設備の平均速度と圧延機の平均速度とが等しい場合も
あり、さらにまた酸洗設備の平均速度が圧延機の平均速
度を越える場合もある。このような各場合において、酸
洗設備および圧延機の最大処理能力を抑制することな
く、能率よく連続処理を行うことができることが望まれ
る。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、酸洗設備および圧延機の能力を抑制
することなく、効率よく連続して処理を行うことができ
る酸洗および圧延の連続設備のライン速度制御方法を提
供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、第1ルーパと、酸洗設備と、第2ルーパ
と、圧延機とをこの順序で設けた酸洗および圧延の連続
設備の素材投入に先立ってライン速度を決定するライン
速度制御方法において、 素材厚、素材長およびコイル仕様に対する第1ルーパ
の入側の素材の第1平均速度VP1、酸洗設備の入側の素
材の第2平均速度VP2、および圧延機の入側の素材の第
3平均速度VMの関係を操業実績値から予め求めておき、 各コイルの素材厚、素材長およびコイル仕様に基づい
て前記関係から、各コイルの前記第1平均速度VP1、第
2平均速度VP2および第3平均速度VMをそれぞれ求め、 前記第1平均速度VP1と前記第2平均速度VP2との小さ
い方の平均速度を第4平均速度VPとして定義し、 各コイルの第4平均速度VPと第3平均速度VMの差ΔV
(=VP−VM)を求め、酸洗と圧延とにそれぞれ必要な時
間のうち、大きい方の時間をTとするとき、ΔV・Tを
計算してループ増減量を各コイル毎に求め、 ループ増減量が予め定める値ΔL1以上である素材が、
第2ルーパの最大ループ量に対応する予め定める数n以
上連続するとき、第3平均速度VMを素材厚に対応した速
度に定めたままで、前記予め定める数n以上連続するコ
イルの第4平均速度VPを低下して、第4平均速度VPが第
3平均速度VMにほぼ等しくなるように設定することを特
徴とする酸洗および圧延の連続設備のライン速度制御方
法である。
また本発明は、第2ルーパのループ量により、前記第
4平均速度VPに補正を行い、酸洗を最適速度で運転する
ことを特徴とする。
また本発明は、ループ増減量が前記予め定める値ΔL1
以上であるコイルが、前記予め定める数n未満であると
き、第4平均速度VPを酸洗の最大値に定め、第3平均速
度VMを、第4平均速度VPに対応した値に設定することを
特徴とする。
また本発明は、ループ増減量が前記予め定める値ΔL1
以上であるコイルが、前記予め定める数n未満であると
き、第4平均速度VPを酸洗の最大値に定め、第3平均速
度VMを、第4平均速度VPに対応した値に設定し、第2ル
ーパのループ量により、この第3平均速度VMの設定値に
対する補正を行い、圧延を最適速度で行うことを特徴と
する。
作用 本発明に従えば、各コイル毎に、ループ増減量ΔV・
Tを求める。圧延状況によつては、このループ増減量が
予め定める値ΔL1以上であるコイルが、予め定める数n
以上、連続することがある。このときには第2ルーパ
に、その第2ルーパの最大ルーパ量以上、素材が貯留す
るおそれがある。そこで本発明では、第3平均速度VMす
なわち圧延の平均速度は、素材厚に対応した大きな速度
で圧延を行ったままとし、これに対して第4平均速度VP
すなわち酸洗の平均速度を低下し、こうして酸洗の平均
速度と圧延機の平均速度とがほぼ等しくなるようにす
る。こうして酸洗中の素材を停止することなしに、酸洗
平均速度をほぼ一定にして、連続的に素材の酸洗および
圧延を行うことができる。酸洗設備では、素材を酸洗途
中で停止させたりする必要がないので、品質の向上を図
ることができる。
このとき、第2ルーパのループ量を検出し、その値に
より酸洗設定速度の補正を行う。これによつて、結果と
して第2ルーパのループ量を、予め定める範囲内にして
おくことができ、円滑な酸洗および圧延の連続運転を続
行することができる。
なおループ増減量が前記予め定める値ΔL1以上である
コイルが、前記予め定める数n未満であるときには、第
4平均速度VP、すなわち酸洗の平均速度を酸洗の最大値
に定め、これに対して第3平均速度すなわち圧延機の平
均速度を、酸洗の前記平均速度に対応した値、たとえば
酸洗の実績に基づく値とする。こうして酸洗を可及的に
大きな平均速度とし、それに応じて圧延の平均速度を可
及的に大きくなるように選ぶ。
このとき、第2ルーパのループ量を検出し、その値に
より、圧延設定速度の補正を行う。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の全体の系統図である。
払出し装置1からのコイル状の素材は、酸洗入側の第1
ルーパ2から酸洗設備3に供給されて酸洗され、その
後、酸洗出側ルーパ4と圧延入側ルーパ5とから成る第
2ルーパ6に貯留され、圧延機7に導かれて圧延され、
圧延された素材は切断装置8によつて切断され、巻取装
置9によつて巻取られる。酸洗出側ルーパ4と圧延入側
ルーパ5との間には、素材のエツジをトリムするための
トリマ10が設けられていてもよい。この場合、トリマの
停止は能力に影響しないことを前提としている。
第2図は、コイルの素材厚または概ね素材長に対する酸
洗および圧延の平均速度の関係を示すグラフである。第
1ルーパ2の入側の位置11では、素材は第3図(1)で
示されるように、時刻t1以前および時刻t2以後では、先
に供給されている素材の尾端と、次に供給すべき素材の
先端との溶接のために停止され、時刻t1〜t2の期間で
は、その素材が走行されて供給される。したがつてその
第1ルーパ2の入側11での平均速度である第1平均速度
は参照符VP1で示されるとおりとなる。
酸洗設備3の入側の位置12では第3図(2)で示され
るように、素材の速度が変化される。また素材コイルの
先端ないし尾端まで定速の場合もある。したがつてこの
酸洗設備3における平均速度である第2平均速度は参照
符VP2で示されるとおりである。
圧延機7では、素材は第4図に示されるように変化さ
れる。時刻t5以前および時刻t6以後では、切断手段8に
よつて素材の溶接点付近で切断あるいは走間ゲージ変更
を行うため、その速度が入側で20m/min〜60m/min程度の
小さい値とされ、時刻t5〜t6では、圧延板厚に適した速
度、あるいは入側で150〜300m/min程度で圧延が行われ
る。したがつて圧延機7の入側平均速度である第3平均
速度は参照符VMで示されるとおりである。また、素材単
位内でゲージ変更を行う場合は二山になる。
したがつて第2図のライン1で示されるように、第
1ルーパ2の入側の位置11での第1平均速度VP1は素材
厚が大きくなるにつれて、すなわち素材長が短くなるに
つれて、小さくなる。また酸洗設備3の入側の位置12で
は、ラインl2で示されるように第2平均速度VP2は、先
端および尾端を減速する場合は素材厚が大きくなるにつ
れて低下し、これらのライン1,l2は素材厚W4で交差す
る。先端および尾端で減速がない場合には、一定速度で
水平となる。圧延機7の第3平均速度VMはラインl3で示
すように、おおむね素材厚、およびゲージ変更等の仕様
に対応した値となる。ラインl2,l3は素材厚W2で交差す
る。
第5図は参照して、素材の投入動作を説明する。ステ
ップr1からステップr2に移り、個々のコイルの素材厚、
すなわち素材長に基づいて、第1ルーパ2の入側位置11
における第1平均速度VP1を第2図のライン1から求
める。
ステップr3では、個々のコイルの素材厚、すなわち素
材長あるいは熱延温度等の仕様に基づいて、酸洗設備3
の入側の位置12における第2平均速度VP2を、第2図の
ラインl2から求める。
ステップr4では、第1ルーパ2の入側の位置11におけ
る第1平均速度VP1および酸洗設備3の入側の位置12に
おける第2平均速度VP2とを比較し、いずれか小さい方
の値を、第4平均速度VPとして定義する。
このように第4平均速度VPは、個々のコイルが第1ル
ーパ2の入側の位置11および酸洗設備3の入側の位置12
を連続して通過する場合における平均速度の設定値を表
している。これに対して、第1平均速度VP1および第2
平均速度VP2は、前述のように前記各位置11,12それぞれ
における平均速度を表している。このため第4平均速度
VPは、個々のコイルの実質的な酸洗平均速度を表す(以
後、第4平均速度VPを酸洗平均速度VPと表すことがあ
る)。
第2図においてライン1,l2が交差する素材厚をW4と
するとき、その値W4未満の素材厚W1,W2などでは、ライ
ン1で示される第1平均速度VP1を酸洗平均速度VPと
して採用する。また素材厚がW4以上、たとえばW3などで
は、ラインl2で示される平均速度VP2を酸洗第2平均速
度VPとして採用する。酸洗設備3の入側位置12における
素材の平均速度は、その酸洗設備3の素材の走行方向中
央位置における平均速度に等しい。
ステップr5では、酸洗平均速度VPと圧延機7における
平均速度VMとの差ΔV(=VP−VM)を演算して求める。
次のステツプr6では素材毎のループ増減量ΔV・Tを
計算して求める。ここで値Tは、1つの素材が、酸洗設
備3を酸洗平均速度VPで通過する時間T1と、圧延機7を
第3平均速度VMで通過する時間T2のうち、長い方、すな
わち平均速度の遅い方の値である。Lをコイル素材の全
長とするとき、 これによつて次の第1表に示すように素材番号1〜8
毎にループ増減量ΔV・Tを計算して、ステツプr7で第
1表の一覧表を作る。
ステツプr8では、最初は接続基準のみ満足する条件で
コイル素材を投入するものと想定し、ステツプr9におい
て、第2ルーパ6におけるループ量を計算し、その第2
ルーパ6におけるループ量が、第2ルーパ6で許容され
る最大ループ量未満となるように素材の投入順序を選択
する。たとえば第2表に示されるように、素材番号1〜
8をこの順序で投入すると、第2ルーパ6におけるルー
プ量は、その第2ルーパ6の最大ループ量500mを、素材
番号6の素材の処理時に、越えてしまう。したがつて第
2表のように素材番号1〜8をこの順序で投入すること
はできないことが判る。すなわち酸洗ラインが減速を強
いられ、能力減少となる。
そこで、第3表に示すように、素材の投入順序を、選
択することによつて、第2ルーパ6におけるループ量を
その最大ループ量500m未満とすることができる。もちろ
ん、その投入順序はコイルの接続基準を満足させる範囲
内とする。
なお、第3表に示すループ量は、前記説明から明らか
なように理論上のループ量であり、前記ループ量が負と
なったときには、圧延機7の第3平均速度VMを減速すれ
ばよい。
第2ルーパ6におけるループ量がその最大ループ量50
0m以上になると、酸洗設備3の酸洗の平均速度VPを減速
させなければならなくなる。酸洗設備3は素材の最初の
工程であるので、ここでの酸洗の平均速度が低いと、圧
延機7の能力をそれ以上に上昇することはできない。し
たがつて酸洗設備3では、できるだけ最大能力の速度で
素材を走らせることが望まれ、しかもその最大能力の速
度は、品質の点から、できるだけ一定の方がよい。本発
明によれば、第2ルーパ6のループ量は、前記最大ルー
プ量未満であるので、酸洗の最大能力を維持し、素材コ
イル内で速度を一定にすることができ、これによつて品
質の向上を図ることができるのである。
第1図に示されるように入力手段14から、各コイルの
素材毎の素材厚および仕様などを入力することによつ
て、前述の第5図に示される動作が達成され、これによ
つて酸洗設備3および圧延機7などの動作が制御回路15
によつて行われる。
さらに、本発明によれば、投入される各コイル素材毎
に、第4表に示されるように能力区分1,2,3を予め設定
しておく。
ここで、たとえば素材の能力区分1は、VP>VMであつ
て、これはループ増減量ΔV・T≧ΔL1である。ΔL1は
たとえば30mである。第4表における−ΔL2は、たとえ
ば−30mである。能力区分1の素材が多数個、連続して
投入されると、第2ルーパ6のループ量が過剰に増大
し、酸洗設備3を途中で停止せざるを得なくなってしま
う。この問題を解決するために、制御回路15は第6図に
示される動作を行う。
ステツプs1からステツプs2に移り、各コイルが第4表
の能力区分1,2,3のいずれに属するかを決める。
ステツプs3では、コイル素材の能力区分1に属する素
材が予め定める数n個、続くかどうかを判断する。この
予め定める数nは、第2ルーパ6の最大ループ量に対応
した値であり、この数n以上続いたときには、第2ルー
パ6の最大ループ量以上にループ量が増大するおそれが
ある。そこでこのような能力区分1の素材を連続して前
記予め定める数n以上、処理しなければならないときに
は、ステツプs4において、圧延機7の第3平均速度VMを
素材厚に対応した可能な限り大きい速度に定めたままと
し、したがつて比較的大きな速度で圧延を行う。酸洗設
備3における平均速度VPは、前記数n以上連続する素材
のうち、最初の素材が酸洗設備3に入つたとき、たとえ
ばその最初の素材の先端が酸洗設備3の素材走行方向中
央位置に達したとき、酸洗平均速度VPが圧延機7の第3
平均速度VMにほぼ等しくなるように、低下させる。この
低下させた結果の酸洗平均速度は、制御回路15において
予め定める設定値VBCと、圧延機7における実績速度▲
▼とから、選ばれる。この実績速度▲▼は、予
め定める複数の素材を圧延機7によつて圧延したときに
おける各素材毎の前記第3平均速度VMの実績平均値であ
る。これらの予め定める設定値VBCと前記実績速度▲
▼のうちの大きい方の値を、酸洗のために、上述のよ
うに設定し、その前記予め定める数nの最後の素材が、
酸洗設備3の走行方向中央の位置に来るまで、その設定
速度を保つ。ただしVMが変化すれば、その設定速度も変
化する。
ステツプs5では、第2ルーパ6のループ量により、酸
洗設定速度を補正する。第2ルーパ6には、そのループ
量を検出するための検出手段15が設けられる。このルー
プ量検出手段15は、たとえば、素材を張架するローラを
支持している台車の変位位置によつてループ量を検出す
ることが可能である。第2ルーパ6のループ量、すなわ
ちループ量検出手段15の出力に応答してループ量が大き
い場合には、酸洗の平均速度VPを低下させ、またそのル
ープ量が少ない場合は、酸洗の平均速度VPを大きく設定
する。こうして圧延機7の平均速度を素材厚に対応する
大きな値に保つたままで連続運転が可能になる。
素材の能力区分1を有する素材が前記予め定める数n
未満、連続投入されるときには、ステツプs6において、
酸洗の平均速度VPは、酸洗に適した可及的に大きな値、
すなわち素材の素材厚および仕様に対応した前述の第2
図におけるライン1,l2の低い方の値、すなわち酸洗で
の最大速度に保つ。圧延機7の第3平均速度VMは、酸洗
の実績に応じて前述の酸洗の平均値速度VPの予め定める
複数素材毎の値を平均し、その平均値▲▼に等しい
値を、圧延の第3平均速度VMに定める。
ステツプs7では、前述のステツプs6で、ループ量によ
り、圧延機7の第3平均速度VMを調整する。すなわち第
2ルーパ6のループ量検出手段5によつて検出されるル
ープ量が大きい場合、圧延機7の平均速度を上昇させ、
またそのループ量が小さい場合、圧延機の平均速度を低
下する。こうして第2ルーパ6におけるループ量の過
大、過小を防ぎ、酸洗ラインおよび圧延機の安定操業を
可能とする。
ステツプs8では、酸洗設備3における素材の走行方向
中央位置で素材が停止してしまわないようにするため
に、前述のステツプS4が実行されているとき、第2ルー
パ6のループ量が予め定める値以上になつたとき、酸洗
の平均速度を予め定める値αm/分だけ減速する。これに
よつて第2ルーパ6におけるループ量が減少され、した
がつて酸洗設備3における素材の走行を停止しなければ
ならないという事態を避けることができる。
ステツプs9では、前述のステツプs4を実行していない
状態において、第2ルーパ6のループ量が予め定める値
以上になつたとき、酸洗の平均速度を予め定める値βm/
分だけ減速させる。こうして第2ルーパ6のループ量を
減少して、酸洗設備3で素材の走行を停止しなければな
らなくなるといつた事態を避けることができ、酸洗と圧
延とを連続して行うことが可能になる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、各コイル毎にループ増
減量を求め、それに基づいてループ量を制御することに
よつて酸洗設備と圧延機との能力をお互いに殺すのを抑
制して、能率よく酸洗および圧延機の連続運転を続行す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体の系統図、第2図は素
材の厚さに対する酸洗および圧延の平均速度の関係を示
すグラフ、第3図は酸洗の平均速度を説明するための
図、第4図は圧延の平均速度を説明するための図、第5
図は素材の投入順序を決めるための動作を説明するため
のフローチヤー、第6図は酸洗の平均速度および圧延機
の平均速度を定める動作を説明するためのフローチヤー
トである。 1…素材、2…第1ルーパ、3…酸洗設備、6…第2ル
ーパ、7…圧延機、8…切断手段、9…巻取装置、10…
トリマ、14…入力手段、15…制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21B 41/00 B C23G 3/02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ルーパと、酸洗設備と、第2ルーパ
    と、圧延機とをこの順序で設けた酸洗および圧延の連続
    設備の素材投入に先立ってライン速度を決定するライン
    速度制御方法において、 素材厚、素材長およびコイル仕様に対する第1ルーパの
    入側の素材の第1平均速度VP1、酸洗設備の入側の素材
    の第2平均速度VP2、および圧延機の入側の素材の第3
    平均速度VMの関係を操業実績値から予め求めておき、 各コイルの素材厚、素材長およびコイル仕様に基づいて
    前記関係から、各コイルの前記第1平均速度VP1、第2
    平均速度VP2および第3平均速度VMをそれぞれ求め、 前記第1平均速度VP1と前記第2平均速度VP2との小さい
    方の平均速度を第4平均速度VPとして定義し、 各コイルの第4平均速度VPと第3平均速度VMの差ΔV
    (=VP−VM)を求め、酸洗と圧延とにそれぞれ必要な時
    間のうち、大きい方の時間をTとするとき、ΔV・Tを
    計算してループ増減量を各コイル毎に求め、 ループ増減量が予め定める値ΔL1以上である素材が、第
    2ルーパの最大ループ量に対応する予め定める数n以上
    連続するとき、第3平均速度VMを素材厚に対応した速度
    に定めたままで、前記予め定める数n以上連続するコイ
    ルの第4平均速度VPを低下して、第4平均速度VPが第3
    平均速度VMにほぼ等しくなるように設定することを特徴
    とする酸洗および圧延の連続設備のライン速度制御方
    法。
  2. 【請求項2】第2ルーパのループ量により、前記第4平
    均速度VPに補正を行い、酸洗を最適速度で運転すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酸洗および圧
    延の連続設備のライン速度制御方法。
  3. 【請求項3】ループ増減量が前記予め定める値ΔL1以上
    であるコイルが、前記予め定める数n未満であるとき、
    第4平均速度VPを酸洗の最大値に定め、第3平均速度VM
    を、第4平均速度VPに対応した値に設定することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の酸洗および圧延の連
    続設備のライン速度制御方法。
  4. 【請求項4】ループ増減量が前記予め定める値ΔL1以上
    であるコイルが、前記予め定める数n未満であるとき、
    第4平均速度VPを酸洗の最大値に定め、第3平均速度VM
    を、第4平均速度VPに対応した値に設定し、第2ルーパ
    のループ量により、この第3平均速度VMの設定値に対す
    る補正を行い、圧延を最適速度で行うことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の酸洗および圧延の連続設備
    のライン速度制御方法。
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