JPH0824899A - 有機性廃棄物処理設備 - Google Patents

有機性廃棄物処理設備

Info

Publication number
JPH0824899A
JPH0824899A JP16829094A JP16829094A JPH0824899A JP H0824899 A JPH0824899 A JP H0824899A JP 16829094 A JP16829094 A JP 16829094A JP 16829094 A JP16829094 A JP 16829094A JP H0824899 A JPH0824899 A JP H0824899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
organic waste
digestion tank
tank
methane gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16829094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinzo Ito
信三 伊藤
Yukimasa Ogawa
幸正 小川
Katsutoshi Atsumi
勝利 渥美
Isao Hiramatsu
功 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP16829094A priority Critical patent/JPH0824899A/ja
Publication of JPH0824899A publication Critical patent/JPH0824899A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/20Waste processing or separation

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品工場や下水処理施設などで発生する有機
性廃棄物を消化処理して生成されるメタンガスの有効利
用を図ることができると共に、処理設備全体の熱効率を
向上させることができるような有機性廃棄物処理設備を
提供する。 【構成】 BIMA消化槽4はその内部で有機性廃棄物
を消化処理し、メタンガスと残留物とを生成する。ガス
回収系14は、消化槽4内部からメタンガスを回収し、
温水ボイラ40に供給する。温水ボイラ40は、メタン
ガスを燃焼して温水を生成し、蓄熱槽19に供給する。
蓄熱槽19は供給された温水で蓄熱する。蓄熱槽19と
消化槽4との間には、第一熱交換器42が設けられて、
またこの熱交換器42と蓄熱槽19及び消化槽4との間
には、それぞれ温水循環系44及び廃棄物循環系46が
介設されていて、第一熱交換器42は、温水循環系44
の温水が有する蓄熱槽19の蓄熱で、廃棄物循環系46
の有機性廃棄物を加熱している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品工場や下水処理施
設等から発生するプロセス廃棄物や汚泥などの有機性廃
棄物を、嫌気性消化方法によって減量処理する消化槽を
備えた有機性廃棄物処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、下水処理施設や食品工場等から
は、汚泥やプロセス廃棄物などの有機性廃棄物が発生
し、これらは現在年々増加し続けている一方で、これら
の処分場の確保はより困難になっている。このような現
状から、廃棄物処分コストは嵩むばかりであり、深刻な
社会問題にまで発展している。
【0003】このような事情から、上記有機性廃棄物の
発生を抑制する方法や、既に発生した有機性廃棄物の有
効な廃棄処理方法の提供が、現在急務である。その中
で、嫌気性消化方法という、有機性廃棄物の減量化を行
うことができる方法がある。この嫌気性消化方法は、微
生物によって上記有機性廃棄物を消化処理し、発酵させ
ることによって有機性廃棄物の減量化を行う方法で、処
理された有機性廃棄物の残留物は、後に脱水処理をされ
てから、乾燥あるいは焼却処理されることによって、さ
らにこの残留物を減量化することが可能である。また、
この嫌気性消化方法は、上記示したように有機性廃棄物
の減量化を行うことができる他に、この減量化に伴って
メタンガスを生成するという利点がある。これによって
生成されたメタンガスは、貴重なエネルギー源となって
活用することができる。
【0004】ところで、有機性廃棄物を上記嫌気性消化
処理方法により消化処理するにあたっては、普通、その
消化処理を行うことができる専用の有機性廃棄物処理設
備があって、その設備が備えている消化処理用の消化槽
の内部で行われるようになっている。この消化槽として
は、BIMA消化槽があり、このBIMA消化槽は比較
的コンパクトで、運転費が安価であり、産業排水、畜産
廃棄物、下水汚泥など有機性廃棄物の処理に採用されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記BIM
A消化槽に限らず、嫌気性消化方法を採用しているほと
んどの消化槽においては、その消化槽内を最適な温度に
保持する必要があるため、温度が最適な温度を大きく下
回る冬期などにおいては、消化槽内を加熱するために膨
大な熱エネルギーが必要である。そこで現在、例えば下
水処理場等では、消化処理に伴って生成されるメタンガ
スをエネルギー源として利用することにより上記熱エネ
ルギーを確保している。
【0006】しかしながら、消化槽の加熱に利用される
メタンガスは、消化処理に伴い簡易に取得されることも
相まって、貴重で膨大なエネルギーを有しながら未だ有
効な利用がなされておらず、その利用効率はまだまだ低
いという問題があった。他方、処理後に消化槽内の残留
物を乾燥または焼却して、さらに減量化させたりするに
は、さらに膨大な熱エネルギーを要するようになるた
め、処理設備全体の熱効率の改善が必要であった。有機
性廃棄物の処理にあたってこのような問題が生じている
ことは、有機性廃棄物の減量化に対する積極的な取り組
みを阻害し、年々飛躍的に進んでいる有機性廃棄物発生
量の増加に対する対応を大幅に遅くらせる原因ともなっ
ている。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、食品工場や下水処理施設などで
発生する有機性廃棄物を消化処理して生成されるメタン
ガスの有効利用を図ることができるとともに、処理設備
全体の熱効率を向上させることができるような有機性廃
棄物処理設備を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る有機性廃棄物処理設備で
は、嫌気性消化方法によって、その内部の有機性廃棄物
を消化処理して、メタンガスを生成する消化槽を備えた
有機性廃棄物処理設備において、上記消化槽に接続さ
れ、その内部で生成された上記メタンガスを回収するガ
ス回収系と、該ガス回収系に接続され、回収された該メ
タンガスを燃焼して第一熱媒を生成する第一熱媒生成手
段と、該第一熱媒生成手段に接続され、生成された該第
一熱媒の熱を蓄熱する蓄熱手段と、該蓄熱手段と該消化
槽との間に介設され、蓄熱されている熱で該消化槽内の
上記有機性廃棄物を加熱する第一加熱手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2に係る有機性廃棄
物処理設備では、嫌気性消化方法によって、その内部に
導入された有機性廃棄物を消化処理して、残留物を生成
する消化槽を備えた有機性廃棄物処理設備において、上
記消化槽に設けられ、上記残留物から余熱を回収して、
該消化槽内に導入される上記有機性廃棄物を該余熱で加
熱する第二加熱手段を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項3に係る有機性廃棄
物処理設備では、嫌気性消化方法によって、その内部の
有機性廃棄物を消化処理して、残留物とメタンガスとを
生成する消化槽を備えた有機性廃棄物処理設備におい
て、上記消化槽に接続され、その内部で生成された上記
メタンガスを回収するガス回収系と、該ガス回収系に接
続され、回収された該メタンガスを燃焼して第二熱媒を
生成する第二熱媒生成手段と、該第二熱媒生成手段に接
続され、生成された該第二熱媒を供給する第二熱媒供給
系と、該第二熱媒供給系に接続され、供給された該第二
熱媒で上記残留物を加熱して乾燥させる乾燥装置とを備
えたことを特徴とする。
【0011】また、前記乾燥装置には、該乾燥装置から
排出された排ガスを活性炭を用いて脱臭する脱臭装置が
設けられ、また、該脱臭装置には、前記第二熱媒供給系
に接続され、供給された該第二熱媒で該脱臭装置の該活
性炭を加熱して再生する活性炭再生手段が設けられてい
ることを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成に係る本発明の請求項1に係る有機性
廃棄物処理設備によれば、有機性廃棄物処理設備に備え
られた消化槽が有機性廃棄物を消化処理することにより
生成されたメタンガスは、消化槽に接続されたガス回収
系によって消化槽の内部から回収されて、前記ガス回収
系に接続されている第一熱媒生成手段に供給される。第
一熱媒生成手段に供給されたメタンガスは、第一熱媒生
成手段によって燃焼されて、その燃焼熱で第一熱媒が生
成される。第一熱媒によって生成された第一熱媒の有す
る熱は、第一熱媒生成手段に接続された蓄熱手段によっ
て蓄熱される。そして、蓄熱手段によって蓄熱されてい
る熱は、蓄熱手段と消化槽との間に介設された第一加熱
手段によって、消化槽内の有機性廃棄物の加熱に用いら
れる。このことから、消化槽内において生成されたメタ
ンガスを燃焼して得られた熱は、蓄熱手段によって一旦
蓄熱されるため、第一加熱手段が蓄熱されている熱を必
要に応じて取り出すことにより、有機性廃棄物に対する
加熱量を調節することができ、有機性廃棄物を加熱し過
ぎることなく、蓄熱された熱を有機性廃棄物の加熱に無
駄なく用いることができ、メタンガスの浪費を防止する
ことができる。
【0013】また、本発明の請求項2に係る有機性廃棄
物処理設備によれば、有機性廃棄物処理設備に備えられ
た消化槽がその内部に導入された有機性廃棄物を消化処
理することによって生成される残留物からは、消化槽に
設けられた第二加熱手段によって、その余熱が回収さ
れ、この余熱が消化槽内に導入されてこれから消化処理
される有機性廃棄物の加熱に用いられる。これによっ
て、残留物が消化槽内から外部に排出されることによっ
て、空気中に放熱されるなどして廃熱となるはずの残留
物の余熱を、無駄なく利用することができ、熱効率を向
上させることができる。
【0014】また、本発明の請求項3に係る有機性廃棄
物処理設備によれば、消化槽内で生成されたメタンガス
は、ガス回収系によって回収されて第二熱媒生成手段に
供給される。第二熱媒生成手段に供給されたメタンガス
は、第二熱媒生成手段によって燃焼されて、その燃焼熱
で第二熱媒が生成される。第二熱媒生成手段によって生
成された第二熱媒は、第二熱媒生成手段に接続された第
二熱媒供給系を通じて、これに接続された乾燥装置に供
給される。乾燥装置に供給された第二熱媒は、乾燥装置
において、消化槽内で生成された残留物の加熱に用いら
れる。これによって、残留物を乾燥させるにあたり、乾
燥装置の熱源として、他のエネルギー源を熱源として利
用することなく、消化処理によって同時に生成されるメ
タンガスを利用して行うことができる。
【0015】また、本発明の請求項4に係る有機性廃棄
物処理設備によれば、第二熱媒供給系によって供給され
る第二熱媒は、乾燥装置に供給される他に、第二熱媒供
給系に接続されて、乾燥装置から排出される排ガスを活
性炭によって脱臭する脱臭装置に設けられた活性炭再生
手段に供給されて、その活性炭を再生するのに用いられ
る。これによって、脱臭装置の活性炭の再生を、他のエ
ネルギー源を利用することなくメタンガスを利用して行
うことができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係る有機性廃棄物処理設備
の好適な実施例について、添付図面に基づいて詳述す
る。この有機性廃棄物処理設備は、工場や下水処理場な
どで発生する有機性廃棄物を処理する設備である。この
設備が処理する有機性廃棄物としては、食品工場などに
おいてその製品製造過程で発生したプロセス廃棄物など
がこれに該当する。このプロセス廃棄物としては、例え
ば、ビールまたは酒造工場では、ビール搾り滓、また酒
粕であり、飲料水の工場であれば各種ジュース等の搾り
滓等があげられる。また、食品工場や化学工場などの高
濃度有機性排水も上記有機性廃棄物に該当する。また、
下水処理場においては、下水を処理する過程で発生する
汚泥や汚水などがある。またこの他に、畜産施設や水産
施設の廃棄物や排水、さらにホテル、飲食店、病院、リ
ゾート施設、大規模団地などで連続して大量に発生する
厨芥や、湖沼、池、河川などにおけるヘドロ、藻、など
もある。
【0017】本実施例の有機性廃棄物処理設備により行
われる有機性廃棄物の減量化は、一般的に良く知られた
嫌気性消化方法による消化処理によって行われる。この
消化処理は、有機性廃棄物をバクテリアにより発酵させ
て行うもので、有機性廃棄物の減量化を行う他に、新た
なエネルギー源として活用できるメタンガスを生成する
というメリットがある。
【0018】図1は、本実施例の有機性廃棄物処理設備
2の主要な構成部分を概略的に示したものである。本実
施例の有機性廃棄物処理設備2は、上記嫌気性消化方法
により消化処理を行う消化槽4を備えている。この消化
槽4は、バクテリアをその内部生息させていて、処理す
る有機性廃棄物をその内部に導入することにより、それ
をバクテリアによって発酵させて消化処理を行ってい
る。この消化槽4の消化処理によって、有機性廃棄物は
減量化され、残留物が生成されるとともに、これに伴っ
てメタンガスが生成される。殊に、本実施例の有機性廃
棄物処理設備2は、上記消化槽4の他に、消化槽4内で
生成されたメタンガスを用いて消化槽4内部の有機性廃
棄物を加熱する第一加熱部8と、消化槽4で生成された
残留物の余熱を用いて有機性廃棄物を加熱する第二加熱
部10と、生成されたメタンガスをエネルギー源に用い
て残留物を乾燥させる乾燥部12とを備えている。
【0019】これらについて詳述すると、まず、第一加
熱部8は、消化槽4に接続されて、消化槽4内部で生成
されたメタンガスを回収するガス回収系14と、ガス回
収系14に接続されて、回収されたメタンガスを燃焼
し、その燃焼熱で第一熱媒を生成する第一熱媒生成手段
16と、第一熱媒生成手段16に接続されて、生成され
た第一熱媒の熱を蓄熱する蓄熱手段18と、蓄熱手段1
8と消化槽4との間に介設されて、蓄熱手段18で蓄熱
されている熱で消化槽4内部の有機性廃棄物を加熱する
第一加熱手段20とから構成されている。この構成によ
って、有機性廃棄物を消化処理する消化槽4内部におい
て生成されたメタンガスは、ガス回収系14によって消
化槽4内部から回収されて、第一熱媒生成手段16に供
給される。供給されたメタンガスは、第一熱媒生成手段
16によって燃焼されて、その燃焼熱で第一熱媒を生成
する。生成された第一熱媒は、蓄熱手段18によって一
旦蓄熱されると共に、適宜蓄熱手段18から取り出さ
れ、第一加熱手段20は消化槽4内部の有機性廃棄物を
加熱する。
【0020】また、第二加熱部10は、消化槽4に設け
られ、その消化処理によって生成された残留物から余熱
を回収して、消化槽4に導入される有機性廃棄物を、そ
の余熱で加熱する第二加熱手段22を備える。すなわ
ち、残留物が有する余熱は、空気中に放熱されて廃熱と
されることなく、第二加熱手段22によって回収され
て、これから消化処理される有機性廃棄物を加熱するの
に用いられる。
【0021】また、乾燥部12は、上記ガス回収系14
に接続されて、回収されたメタンガスを燃焼して第二熱
媒を生成する第二熱媒生成手段24と、第二熱媒生成手
段24に接続されて、その第二熱媒を供給する第二熱媒
供給系26と、第二熱媒供給系26に接続されて、供給
された第二熱媒で残留物を加熱し乾燥させる乾燥装置2
8とから構成されている。この構成によって、消化処理
により生成されたメタンガスは、第二熱媒生成手段24
によって燃焼されて、その燃焼熱で第二熱媒を生成す
る。生成された第二熱媒は、乾燥装置28に供給され
て、その熱で消化処理により生成された残留物を乾燥さ
せる。特に、この乾燥装置28には、乾燥装置28から
排出される排ガスを活性炭によって脱臭する脱臭装置3
0が設けられていて、この脱臭装置30には、上記第二
熱媒供給系26に接続され、供給される第二熱媒で脱臭
装置30の活性炭を加熱して再生する活性炭再生手段3
2が設けられている。これによって、メタンガスの燃焼
により生成される第二熱媒は、活性炭再生手段32に供
給されて、その熱で活性炭を再生する。
【0022】次に、図1に示した有機性廃棄物処理設備
2について、さらに具体的な実際の構成について詳述す
る。図2は、有機性廃棄物処理設備2全体の構成を示し
た概略構成図である。図1の構成と比較しながら詳述す
る。
【0023】消化処理される有機性廃棄物は、消化槽4
に導入される前に、消化槽4の上流側に設けられた貯留
槽34に一旦貯留される。この貯留槽34は、上記第二
加熱部10に備えられていて、これについては後述す
る。貯留槽34に貯留されている有機性廃棄物は、貯留
槽34から送出されて消化槽4に導入される。ここで導
入される消化槽4としては、数ある消化槽の内、比較的
コンパクトであり、運転費が安価であるBIMA消化槽
を採用する。そして、このBIMA消化槽4で生成され
たメタンガスは、ガス回収系14を介して、上記第一加
熱部8及び乾燥部12に送給される。他方、同じBIM
A消化槽4で生成された残留物は、乾燥部12に送給さ
れるが、BIMA消化槽4と乾燥部12との間に介設さ
れた脱水装置36を経由して、そこで脱水処理されてか
ら乾燥部12に送給される。
【0024】まず、第一加熱部8から説明すると、上記
BIMA消化槽4には、その内部で生成されたメタンガ
スを回収するガス回収系14が接続されている。このガ
ス供給系14は、回収したメタンガスを蓄積するガスホ
ルダー38を備えていて、メタンガスを蓄積することが
できる。このガスホルダー38に蓄積されたメタンガス
は、ガス供給系14を介して、必要に応じて取り出され
る。ガス回収系14に接続される第一熱媒生成手段16
は、第一熱媒として温水が用いられることから、主に温
水ボイラ40から構成されている。この温水ボイラ40
は、供給されたメタンガスを燃焼して、その燃焼熱で温
水を生成する。こうして生成された温水は、温水ボイラ
40などに接続されている蓄熱手段18に供給される。
この蓄熱手段18としては、一般的な蓄熱槽19が採用
されていて、温水ボイラ40から供給された温水で蓄熱
するようになっている。また、この蓄熱槽19とBIM
A消化槽4との間には、第一加熱手段20が介設され
る。この第一加熱手段20は、蓄熱槽19とBIMA消
化槽4との間の中途に位置する第一熱交換器42と、蓄
熱槽19と第一熱交換器42との間に介設され温水循環
系44と、BIMA消化槽4と第一熱交換器42との間
に介設される廃棄物循環系46とから主に構成されてい
る。温水循環系44は、蓄熱槽19に貯留されている温
水を、蓄熱槽19と第一熱交換器42との間で循環させ
ていて、また、廃棄物循環系46は、BIMA消化槽4
内部から有機性廃棄物を取り出し、BIMA消化槽4と
第一熱交換器42との間で循環させている。そして、こ
れらに接続された第一熱交換器42は、温水循環系44
で循環している温水で廃棄物循環系46で循環している
有機性廃棄物を加熱するようになっている。このように
して、BIMA消化槽4の有機性廃棄物は、メタンガス
から生成された熱で加熱されている。
【0025】また、第二加熱部10については、BIM
A消化槽4の上流側に設けられ、BIMA消化槽4に導
入される前に有機性廃棄物が一旦貯留される上述した貯
留槽34と、BIMA消化槽4と脱水装置36との間に
設けられ、BIMA消化槽4から脱水装置36へと送給
される残留物が経由する第二熱交換器48と、貯留槽3
4と第二熱交換器48との間に介設される貯留物循環系
50とから構成されている。貯留物循環系50は、貯留
槽34と第二熱交換器48との間において、貯留槽34
に貯留されている有機性廃棄物を循環させている。第二
熱交換器48は、これを経由する残留物の余熱で貯留槽
34の有機性廃棄物を加熱するようになっている。これ
によって、BIMA消化槽4に導入される有機性廃棄物
は、そのBIMA消化槽4で消化処理された残留物の余
熱で加熱されてから、BIMA消化槽4に導入されるこ
とになる。
【0026】他方、乾燥部12について説明すると、上
記ガス回収系14に接続される第二熱媒生成手段24
は、第二熱媒として蒸気が用いられ、主に蒸気ボイラ5
2から構成されている。この蒸気ボイラ52は、ガス回
収系14から供給されたメタンガスを燃焼して、その燃
焼熱で蒸気を生成する。こうして生成された蒸気は、蒸
気ボイラ52に接続されている蒸気供給系54を通じて
乾燥装置28などに供給されている。また、この蒸気ボ
イラ52は、生成した蒸気から温水を生成することがで
き、必要に応じてこの温水を上記蓄熱槽19にも供給で
きる。他方、この蒸気ボイラ52とともに、ガス回収系
14に接続されて、コージェネレーションシステム56
が設けられている。このコージェネレーションシステム
56は、電気と、熱とを同時に生成する、最近普及して
きたエネルギー供給システムである。本実施例における
コージェネレーションシステム56は、メタンガスを燃
焼して電気を作り出すガスエンジン58と、そのガスエ
ンジン58に接続され、排出された排ガスから廃熱を回
収する廃熱ボイラ60とから主に構成される。ガスエン
ジン58は、上記ガス回収系14に接続されて、供給さ
れるメタンガスを燃焼して発電する。そして、このガス
エンジン58において利用される加熱された冷却水も、
上記蓄熱槽19に送給されている。他方、廃熱ボイラ6
0は、ガスエンジン58から排出された排ガスから廃熱
を回収して、その廃熱で熱媒となる蒸気を生成してい
る。この廃熱ボイラ60には上記蒸気供給系54が接続
されていて、生成された蒸気は蒸気供給系54に供給さ
れる。このようにして、上記蒸気ボイラ52または廃熱
ボイラ60で生成された蒸気は、蒸気供給系54を介し
て、乾燥装置28などに供給されている。乾燥装置28
は、蒸気供給系54を介して供給される蒸気を用いて、
脱水装置36から送給されてきた脱水済みの残留物を乾
燥させる。ここで乾燥された残留物は、十分に軽量化さ
れて最終廃棄物として廃棄される。また、この乾燥装置
28には、残留物の乾燥によって発生される排ガスを活
性炭により脱臭する脱臭装置30が設けられていて、脱
臭された排ガスは、悪臭を放つことなく大気中に排出さ
れる。またさらに、この脱臭装置30には、脱臭に利用
された活性炭を再生する活性炭再生手段32である活性
炭再生器33が設けられている。この活性炭再生器33
は、上記蒸気供給系54に接続されていて、蒸気供給系
54から供給される蒸気で活性炭の再生を行っている。
【0027】図2の各構成についてさらに詳述する。図
3は、BIMA消化槽4を示した縦断面図である。この
BIMA消化槽4は、中空円筒形状に形成されていて、
その内部には、上部室4aと下部室4bとが隔成されて
いる。上部室4aは、BIMA消化槽4の軸心部に位置
する軸心室71と、この軸心室71の外側に位置しその
軸心室71とは阻流壁72によって隔成されている外周
室73とを有している。そして、軸心室71と下部室4
bとは、BIMA消化槽4の軸心部に配設されたセンタ
ーチューブ62によって互いに連通されており、また、
外周室73と下部室4bとは、センターチューブ62の
外側に位置するミキシングシャフト64によって連通さ
れている。また、この上部室4aと下部室4bとは、こ
れらの天井部を結んで設けられた連通管65によって連
通されていて、この連通管65には、その連通遮断を操
作する均圧弁66が設けられている。このようなBIM
A消化槽4は、有機性廃棄物を導入する際には、まず上
記均圧弁66を閉弁し連通管65における連通を遮断し
ておく。そして、BIMA消化槽4外部の貯留槽34と
センターチューブ62の内部とを連通させる流通路68
を介して、消化処理する有機性廃棄物をBIMA消化槽
4内部に導入し、上部室4a内及び下部室4b内におけ
る液面位置Aまで貯留する。それから、有機性廃棄物の
消化処理が始まって下部室4bでメタンガスが生成され
ると、そのメタンガスは、均圧弁66が閉じられている
ために下部室4bの上部に溜まってゆく。このようにし
て溜まったメタンガスは、そのガス圧によって下部室4
bの有機性廃棄物の液面を押し下げることになり、これ
によって、下部室4b内の有機性廃棄物は、センターチ
ューブ62を介して上部室4aへと押し出され、上部室
4aの天井部に溜まっているメタンガスを押圧し、BI
MA消化槽4上端面に接続されたガス管70を通じてB
IMA消化槽4外部のガス回収系14へと排出すること
になる。他方、下部室4b内の有機性廃棄物の内、その
上澄み部分、即ちすでに消化処理されて処理済みとなっ
た残留物も、上記ガス圧によりミキシングシャフト64
を通じて、上部室4a内の外周室73に導入される。そ
して、この導入された残留物は、外周室73に設けられ
た排出マス75からBIMA消化槽4外部の脱水装置3
6へ通じる流出パイプ74を介して排出される。その
後、均圧弁66を開弁すると、上部室4aの天井部と下
部室4bの天井部とが連通されて、上部室4a内と下部
室内4bとの有機性廃棄物の液面位置を均等にし、再び
有機性廃棄物を液面位置Aまで導入して消化処理を繰り
返し行う。また、この下部室4bの底部には、排出路7
6が形成されていて、BIMA消化槽4内部の有機性廃
棄物は、第一加熱手段20による加熱の際に、この排出
路76を通じてBIMA消化槽4外部に取り出されるよ
うになっている。
【0028】図4〜図7は、図2の構成をさらに詳細に
示した模式図である。図4は、図2の貯留槽34、BI
MA消化槽4、第一熱交換器42及び第二熱交換器48
と、蓄熱槽19とが示された模式図である。消化処理さ
れる有機性廃棄物が、BIMA消化槽4に導入される前
に一旦貯留される貯留槽34は、受入槽78と濃縮槽8
0とから構成されていて、有機性廃棄物はまず受入槽7
8に貯留される。この受入槽78は、移送ポンプ78a
を備えていて、濃縮槽80の貯留具合など必要に応じ
て、受入槽78に貯留されている有機性廃棄物を濃縮槽
80へ移送するようになっている。他方、濃縮槽80
は、BIMA消化槽4へと貯留物を送給する送出ポンプ
80aと、貯留物循環系50に接続されて、濃縮槽80
の貯留物を送出し循環させる循環ポンプ80bとを備え
ている。上記送出ポンプ80aは、BIMA消化槽4と
濃縮槽80との間に介設された有機性廃棄物供給系82
に接続されていて、必要に応じて濃縮槽80に貯留され
ている有機性廃棄物を有機性廃棄物供給系82を介して
BIMA消化槽4へと送給している。また、循環用ポン
プ80bは、貯留物循環系50に接続されていて、濃縮
槽80の有機性廃棄物を送出し循環させるもので、有機
性廃棄物を加熱させる場合に作動させる。
【0029】そして、上記有機性廃棄物供給系82は、
BIMA消化槽4の流通路68に接続されていて、濃縮
槽80から送給されてくる有機性廃棄物は、流通路68
を通じてBIMA消化槽4の内部に導入されている。第
一加熱手段20の廃棄物循環系46は、一端がBIMA
消化槽4の排出路76に接続されていて、他端が上記流
通路68に接続されており、また廃棄物循環ポンプ46
aを備えている。そして、この廃棄物循環系46は、廃
棄物循環ポンプ46aの作動によって、BIMA消化槽
4の内部の有機性廃棄物を排出路76を介して取り出
し、流通路68を介して再びBIMA消化槽4内部に導
入することによって、BIMA消化槽4と第一熱交換器
42との間において循環させている。他方、蓄熱槽19
に接続された温水循環系44も、その中途に設けられた
温水ポンプ44aによって温水を循環させている。上記
廃棄物循環ポンプ46aは、BIMA消化槽4の内部が
低温になり、有機性廃棄物を加熱する場合に作動するよ
うになっており、また、温水ポンプ44aも上記廃棄物
循環ポンプ46aの作動に応じて作動するようになって
いて、適宜、蓄熱槽19の蓄熱を第一熱交換器42を介
して有機性廃棄物に供与し、有機性廃棄物を加熱するよ
うになっている。
【0030】また、BIMA消化槽4のガス管70には
ガス回収系14が接続されていて、生成されたメタンガ
スは、ガス管70を通じてガス回収系14に回収され
る。他方、生成された残留物は、BIMA消化槽4の流
出パイプ74を通じて外部に排出され、BIMA消化槽
4の下流側に設けられた残留物貯留槽84にて一旦貯留
されて、脱水装置36に送給される。この時、この残留
物は、第二熱交換器48を経由して送給されており、残
留物の余熱は、第二熱交換器48によって回収されて、
貯留物循環系50で循環している有機性廃棄物に供与さ
れ、その予熱として用いられる。他方、BIMA消化槽
4内の沈殿物は、排出路76を通じて排出されて、脱水
装置36に送給されるようになっている。
【0031】図5は、ガス回収系14とそれに設けられ
たガスホルダー38を示した模式図である。ガス回収系
14には、ガスホルダー38の他に、メタンガスの中か
ら硫化水素を取り除く脱硫装置86と、余剰ガスを燃焼
させる余剰ガス燃焼装置88が設けられている。ガスホ
ルダー38は、ガス回収系14に設けられた安全装置9
0を介して接続されていて、回収されたメタンガスを蓄
積するようになっている。蓄積されたメタンガスは、必
要に応じてガスホルダー38から取り出されて、ガス供
給系14に供与される。また、余剰ガス燃焼装置88
は、ガス回収系14内に溜まった余剰ガスを燃焼させて
処理する。このことから、BIMA消化槽4から回収さ
れたメタンガスは、ガス回収系14を通じて供給される
が、この際一旦ガスホルダー38に蓄積され、脱硫装置
86によって硫化水素が取り除かれてから必要に応じて
取り出されて供給される。
【0032】図6は、脱水装置36を示した模式図であ
る。この脱水装置36は、脱水待ちタンク92と、脱水
を行う脱水機94と、脱水ケーキ貯留コンテナ96と、
脱離液貯留タンク98とを備えている。BIMA消化槽
4から送給される残留物は、一旦、上記脱水待ちタンク
92に貯留され、残留物投入ポンプ92aによって、必
要に応じて脱水機94に送給される。脱水機94は、送
給された残留物を脱水処理してから、脱水ケーキとして
脱水ケーキ貯蔵コンテナ96に送給する。送給された脱
水ケーキは、脱水ケーキ貯蔵コンテナ96おいて貯蔵さ
れ、乾燥装置28へ送られる。また、脱水により生じた
脱離液は、脱離液貯留タンク98に一旦貯留された後、
脱離液供給ポンプ98aによって脱離液処理システム1
00へ送給されてから排水として排出されたり、また、
脱離液返送ポンプ98bによって濃縮槽80へ返送され
たりする。
【0033】図7は、温水ボイラ40と、蒸気ボイラ5
2と、ガスエンジン58及び廃熱ボイラ60と、蓄熱槽
19とを示した模式図である。ガス回収系14から供給
されるメタンガスは、温水ボイラ40と、蒸気ボイラ5
2と、ガスエンジン58とに供給される。温水ボイラ4
0は、供給されたメタンガスを燃焼して温水を生成して
いるが、補助燃料装置102を備えており、メタンガス
が不足しその供給が途絶えた場合でも、補助燃料を燃焼
して温水を生成することができる。温水ボイラ40の排
ガスは、煙導または煙突を介して排出される。生成され
た温水は、温水ボイラ40と蓄熱槽19との間に介設さ
れた温水ボイラ循環系104によって、温水ボイラ40
から蓄熱槽19に送給されており、蓄熱槽19は送出さ
れてきた温水で蓄熱する。また、蓄熱槽19において蓄
熱に用いられた使用済みの温水は、水として再び温水ボ
イラ40へと返送されて、再度温水の生成に用いられ
る。また、この温水ボイラ40は、補給水タンク40a
を備えていて、返送された水の量が不足したような場合
には、その補給水を用いて温水を生成するようになって
いる。
【0034】また、蒸気ボイラ52は、供給されるメタ
ンガスを燃焼して蒸気を生成している。蒸気ボイラ52
の上流側には、ブースターファン52aが設けられてい
て、蒸気ボイラ52に供給されるメタンガスの流量が確
保されるようになっている。蒸気ボイラ52によって生
成される蒸気は、蒸気供給系54を通じて乾燥装置28
などに供給されているが、この蒸気ボイラ52は、蒸気
から温水を生成する第三熱交換器106を備え、第三熱
交換器106と蓄熱槽19との間に、上記温水ボイラ循
環系104と同様の蒸気ボイラ循環系105が設けられ
ているので、蒸気を余分に生成した場合でも、その蒸気
を無駄にすることなく、蒸気の熱で温水を生成すること
ができ、蓄熱槽19に蓄熱させておくことができる。ま
た、この蒸気ボイラ52も、温水ボイラ40と同様に補
給水タンク52bを備えていて、蒸気の生成に不足とな
った水を補給することができる。
【0035】また、ガスエンジン58は、発電機58a
を備えていて、供給されたメタンガスを燃焼して発電機
58aで発電している。このガスエンジン58のメタン
ガス供給側には、ブースターファン58bとガスサージ
タンク58cとが設けられている。また、このガスエン
ジン58も、温水ボイラ40及び蒸気ボイラ52と同様
に補給水タンク58dを備えている。このガスエンジン
58の冷却に使用された冷却水は、ガスエンジン58と
蓄熱槽19との間に介設された冷却水循環系108によ
って、蓄熱槽19に送給され、その熱が蓄熱されるよう
になっている。他方、ガスエンジン58から排出された
排ガスは、ガスエンジン58に接続された廃熱ボイラ6
0に送給されている。廃熱ボイラ60は、送給された排
ガスからその廃熱を回収し、蒸気を生成して、その蒸気
を蒸気供給系54に対し送給している。また、この廃熱
ボイラ60も、蒸気ボイラ52と同様に第三熱交換器1
06を備え、その第三熱交換器106と蓄熱槽19との
間に廃熱ボイラ循環系109が介設されているので、余
分に生成した蒸気を無駄にすることなく、蓄熱槽19に
蓄熱させておくことができる。これらから、蓄熱槽19
は、温水ボイラ循環系104、蒸気ボイラ循環系10
5、冷却水循環系108及び廃熱ボイラ循環系109が
接続されて、各循環系から供給される熱で蓄熱してお
り、ここで蓄熱できない熱を処理するために密閉式冷却
塔110を備えている。
【0036】図8は、乾燥装置28と脱臭装置30を示
した模式図である。乾燥装置28は、受入ホッパー11
2と、乾燥待ちホッパー113と、乾燥機114と、乾
燥製品ホッパー115とから主に構成されている。脱水
装置36から送給されてきた脱水ケーキは、受入ホッパ
ー112に投入されてから、専用の移送コンベア116
によって乾燥待ちホッパー113に移送される。移送さ
れた脱水ケーキは、乾燥待ちホッパー113において蓄
積されて、順次乾燥機114に送給される。乾燥機11
4は、上記蒸気供給系54に接続されていて、供給され
る蒸気で送給されてきた脱水ケーキを乾燥させるように
なっている。こうして乾燥された脱水ケーキは、バーチ
カルコンベア117によって乾燥製品ホッパー115に
送出されて、そこで粉状化されて、粉状廃棄物として最
終廃棄物となり、排出口115aから排出される。
【0037】また、乾燥機114では排ガスが生成さ
れ、その排ガスは、乾燥機114と脱臭装置30との間
に介設された排ガス回収系118を介して、脱臭装置3
0に回収される。この排ガス回収系118には、排ガス
から廃熱を回収する排ガス冷却器119が設けられてい
て、その排ガス冷却器119は排ガスの廃熱で温水を生
成しており、排ガスの廃熱は、排ガス冷却器119と蓄
熱槽19との間に介設される排ガス回収循環系120を
介して、蓄熱槽19において蓄熱される。排ガス冷却器
119でその廃熱が回収された排ガスは、脱臭装置30
へ送出される。脱臭装置30は、活性炭を用いて排ガス
を脱臭しており、その脱臭装置30にはその活性炭を再
生する活性炭再生器33が設けられている。この活性炭
再生器33は、蒸気供給系54に接続されていて、供給
された蒸気で活性炭を再生している。また、排ガス冷却
器119または脱臭装置30から生じた脱離液は回収さ
れて、図6の脱水装置36の脱離液貯留タンク98に送
給される。
【0038】上述したように本実施例の有機性廃棄物処
理設備によれば、BIMA消化槽4で生成されたメタン
ガスは、温水ボイラ40によって燃焼され、その燃焼熱
で温水が生成されて、蓄熱槽19に送給される。蓄熱槽
19は送給された温水で蓄熱し、その蓄熱は第一加熱手
段20の第一熱交換器42を介してBIMA消化槽4内
部の有機性廃棄物に供与されている。このようにして、
メタンガスから得られる熱を、一旦蓄熱槽19に蓄熱し
ているため、第一加熱手段20により蓄熱槽19の蓄熱
を必要に応じて取り出すことによって、有機性廃棄物に
供与する熱量を調節することができ、その有機性廃棄物
を加熱し過ぎて蓄熱槽19の蓄熱を無駄に利用すること
がなく、メタンガスの浪費を防止することができる。こ
のことから、メタンガスをBIMA消化槽4の内部を加
熱するのに利用するにあたって、熱エネルギーの無駄な
損失を防いで、メタンガスを有効に利用することがで
き、その利用効率を向上させることができる。
【0039】また、第二熱交換器48によってBIMA
消化槽4で生成された残留物から余熱を回収し、その余
熱でBIMA消化槽4に導入される有機性廃棄物を加熱
し、予熱を持たせることができるため、廃熱の有効利用
を図って熱効率を向上させることができる。特に、本実
施例では、BIMA消化槽4内部の有機性廃棄物をメタ
ンガスを利用して加熱していることから、残留物の廃熱
を有機性廃棄物の予熱に用いることができれば、後にB
IMA消化槽4内部の有機性廃棄物を加熱するのに、あ
まり蓄熱槽19の蓄熱を必要としなくなり、メタンガス
を節約することができる。これによって、節約されたメ
タンガスを蓄熱槽19の蓄熱以外、即ちBIMA消化槽
の有機性廃棄物の加熱以外に利用することができるよう
になり、メタンガスの利用効率を向上させるとともに、
メタンガスの他の利用を図ることが可能となる。
【0040】また、このメタンガスは、蒸気ボイラ52
によって燃焼されて、蒸気として生成され、この蒸気が
乾燥装置28に供給されて残留物の乾燥に用いられるこ
とによって、他のエネルギー源を利用することなく、メ
タンガスを利用して残留物の軽量化を図ることができ、
メタンガスの有効利用を図ることができる。このように
乾燥されて軽量化された最終廃棄物は、衛生的であるた
め処分場に廃棄する際に扱いやすいとともに、コンポス
ト化されていて、肥料などに用いることができる。ま
た、残留物の乾燥により発生する排ガスは、そのまま大
気中に排出されるのではなく、脱臭されてから排出され
るため、大気の汚染を防ぐことができる。
【0041】また、メタンガスから生成される蒸気が、
乾燥装置28から排出された排ガスを脱臭する脱臭装置
30の活性炭を再生できるため、他のエネルギー源を利
用することなくメタンガスを有効に利用して活性炭の再
生を行うことができ、メタンガスの有効利用を図ること
ができる。
【0042】さらにまた、BIMA消化槽4で生成され
て回収されるメタンガスは、一旦ガスホルダー38に蓄
積されるため、必要に応じてメタンガスを供給すること
ができるようになり、メタンガスの浪費を防ぎ、その有
効な利用を図ることができる。
【0043】また、本実施例の有機性廃棄物処理設備2
には、メタンガスをその燃料として利用するコージェネ
レーションシステム56が設けられ、それから熱と電気
が有効に供給されるため、メタンガスを有効に利用する
ことができる。また、コージェネレーションシステム5
6で作り出された電気は、BIMA消化槽4や、脱水機
または乾燥機などの運転電源に利用でき、さらに、商用
電力として使用することもできる。
【0044】また、蒸気ボイラ52またはコージェネレ
ーションシステム56の廃熱ボイラ60は、それぞれ蒸
気から温水を生成する第三熱交換器106と、第三熱交
換器106と蓄熱槽19との間において、温水を循環さ
せる蒸気ボイラ循環系105及び廃熱ボイラ循環系10
9とを備えていることによって、余分に生成された蒸気
を無駄にすることなく、蓄熱槽19に蓄熱させておくこ
とができ、熱効率を向上させることができる。
【0045】以上示したような効果を奏する本実施例の
有機性廃棄物処理設備2は、例えば、食品工場、畜産施
設、下水処理場などに設置される。図9〜11は、上記
有機性廃棄物処理設備2を、食品工場、畜産施設、下水
処理場に設置した場合の有機性廃棄物処理システムを示
したものである。図9は、ビール工場を例にとって、そ
こで発生した搾り滓を処理するシステムを示したもので
ある。このビール工場で、年間10万kリットルのビー
ルを製造する場合、この工場で1日当たり発生する搾り
滓は55tである。55tの搾り滓は、図1などの第一
加熱部8や第二加熱部10などからなる加熱・流動化シ
ステム124において温水で加熱され、脱水装置36の
排水71m3 が加えられて126m3 となりBIMA消
化槽4に供給される。BIMA消化槽4は、3000m
3 程の容量を持っていて、メタンガスと、1日当たり1
17m3 の残留物を生成する。このメタンガスを蓄積す
るガスホルダー38は、4000m3 程度の蓄積容量と
して、蓄積したメタンガスをコージェネレーションシス
テム56に供給する。コージェネレーションシステム5
6は、出力490KWの発電機を備えていて、1日当た
り11,800KWHの電気を作り出すとともに、温水
および蒸気を生成する。生成された温水は、加熱・流動
化システム124に供給されており、他方、生成された
蒸気は、1日当たり5,700Mcalが乾燥装置28
に供給される他、1日当たり50Mcalの蒸気が残
る。他方、残留物は、脱水装置36に供給されて、1日
当たり10.6tの脱水ケーキと、106.5m3 の排
水となる。この排水は、1日当たり71m3 分が上記加
熱・流動化システム124に供給される他、1日当たり
35.5m3 分が、排水処理施設126に送給されてか
ら処理水として放流される。他方、脱水ケーキは、1日
当たり5,700Mcal有する蒸気で乾燥されて、最
終廃棄物として1日当たり3.5t発生する。
【0046】これによって、発生エネルギー量の面で
は、電気が1日当たり11,800KWH作られて、そ
の内3,200KWH分が各種プラントの運転に消費さ
れ、残り8,600KWH分が商用電力などとして供給
される。また、蒸気は1日当たり5,750Mcal 生成
されて、脱水ケーキの乾燥に利用される。また、温水は
1日当たり9,200Mcal 生成されて、BIMA消化
槽4の加温(冬では1日当たり1,700Mcal 、夏で
は1日当たり1,500Mcal )に利用される。他方、
プロセス廃棄物の減量化の面では、1日当たり55t発
生するビール滓は、最終的に、1日当たり3.5tで含
水率10%の肥料となる。
【0047】次に、図10は、畜産施設の廃棄物の処理
システムを示したものである。図10に示されているよ
うに、畜産施設の糞・尿・洗浄水は、図9と同様に処理
されているが、脱水装置36で生成された脱水ケーキ
は、乾燥されて減量化されずにそのまま堆肥として農場
で処分されても良い。これによって、豚2,700頭、
牛600頭を所有する畜産施設では、発生エネルギー量
では、電気が1日当たり4,300KWH作り出され、
各種プラントの運転などに用いられる。また、蒸気が1
日当たり4,200Mcal 生成され、脱水ケーキの乾燥
に利用されるとともに、温水が1日当たり2,300M
cal 生成され、BIMA消化槽4の加熱(冬では1日当
たり560Mcal 、夏では1日当たり510Mcal )に
利用される。他方、糞・尿・洗浄水の減量化の面では、
1日当たり尿が21t、糞が25t、バークが2t、合
計48t発生する廃棄物は、これが最終的には1日当た
り8tで、含水率60%の肥料となる。
【0048】次に、図11は、下水処理場向け汚水処理
システムを示したものである。図11に示されているよ
うに、下水処理場に発生した汚泥は、図9または図10
と同様に、図1などの第一加熱部8や第二加熱部10な
どからなる加熱システム128を経て、BIMA消化槽
4に供給される。BIMA消化槽4で生成されたメタン
ガスは、ガスホルダー38を経て、蒸気ボイラ52に供
給されて、蒸気が生成され、蓄熱槽19と乾燥装置28
とに供給される。蓄熱槽19に供給された蒸気は、それ
に蓄熱されて、その蓄熱が加熱システム128に供与さ
れる。なお、蓄熱槽19は、昼間の間、太陽熱集熱器1
30によって、太陽熱で蓄熱させることもできる。他
方、BIMA消化槽4で生成された残留物は、脱水装置
36に送給されて、脱水ケーキと排水を生成する。排水
は、一度加熱システム128に送給されて、その熱で汚
泥を加熱してから、下水処理場132に送られ、処理水
となって放流される。また、脱水ケーキは、乾燥装置2
8に送給されて、蒸気で乾燥されてから、最終廃棄物と
して場外に処分される。
【0049】また、上述した以外の他の例で、本実施例
の有機性廃棄物処理設備が適用され得る施設と、その処
理する対象となる有機性廃棄物との関係については、表
1に表した。この表1において、例えば、適用施設が食
品工場(ビール工場)である場合に、処理の対象となる
有機性廃棄物は、上述したプロセス廃棄物以外に、排水
処理場の汚泥や有機性高濃度排水にも適用できること
を、○を記して示したものである。同様にして、左欄の
適用施設について、上欄の廃棄物に対し適用できる。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る有機性廃棄物処理設備によれば、消化槽による有
機性廃棄物の消化処理により生成されたメタンガスは、
消化槽の内部から回収された後燃焼され、その燃焼熱で
第一熱媒が生成され、蓄熱手段によって蓄熱されてか
ら、消化槽内の有機性廃棄物の加熱に用いられる。この
ことから、メタンガスを燃焼して得られた熱は、蓄熱手
段によって一旦蓄熱されて必要に応じて取り出されるこ
とにより、有機性廃棄物に対する加熱を調節することが
でき、有機性廃棄物を加熱し過ぎることを防ぐことがで
きる。そのため、蓄熱された熱を有機性廃棄物の加熱に
無駄なく用いることができ、メタンガスの浪費を回避す
ることができる。このことから、メタンガスを消化槽内
の加熱に利用するにあたって、エネルギーの無駄な損失
を防ぎ、メタンガスを有効に利用することができ、その
利用効率を向上させることができる。
【0052】また、請求項2に係る有機性廃棄物処理設
備によれば、消化槽で生成された残留物から余熱を回収
して、消化槽内に導入される有機性廃棄物の予熱として
利用することができるため、空気中に放熱されて廃熱と
なるはずの熱を有効に利用でき、熱効率を向上させるこ
とができる。殊に、請求項1の有機性廃棄物処理設備に
並設されれば、消化槽の加熱に必要な熱量が減少される
ため、メタンガスを節約して他へ転用することが可能と
なり、メタンガスの利用効率を向上させることができ
る。
【0053】また、請求項3に係る有機性廃棄物処理設
備によれば、上記メタンガスは燃焼され、その燃焼熱で
第二熱媒が生成され、乾燥装置による消化処理された残
留物の乾燥のための熱源に用いられることから、他のエ
ネルギー源を利用することなくメタンガスを有効に利用
して、残留物を乾燥させ軽量化させることができる。
【0054】また、請求項4に係る有機性廃棄物処理設
備によれば、乾燥装置から残留物の乾燥により発生し排
出された排ガスを脱臭する脱臭装置の活性炭は、第二熱
媒が熱源となって再生されるため、他のエネルギー源を
利用することなくメタンガスを有効に利用して、活性炭
を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機性廃棄物処理設備の概要をし
めした概略図である。
【図2】本発明に係る有機性廃棄物処理設備の構成を示
した構成図である。
【図3】図2のBIMA消化槽の縦断面図である。
【図4】図2のBIMA消化槽の周辺設備を模式的に示
した模式図である。
【図5】図2のガス回収系とその周辺設備を模式的に示
した模式図である。
【図6】図2の脱水装置を模式的に示した模式図であ
る。
【図7】図2のコージェネレーションシステムと温水ボ
イラ及び蒸気ボイラとを模式的に示した模式図である。
【図8】図2の乾燥装置と脱臭装置とを模式的に示した
模式図である。
【図9】本発明の有機性廃棄物処理設備を設置された食
品工場のプロセス廃棄物処理システムを示した概略図で
ある。
【図10】本発明の有機性廃棄物処理設備を設置された
畜産施設の糞・尿などの処理システムを示した概略図で
ある。
【図11】本発明の有機性廃棄物処理設備を設置された
下水処理場のの汚泥処理システムを示した概略図であ
る。
【符号の説明】
2 有機性廃棄物処理設備 5 BIMA消化槽 14 ガス回収系 19 蓄熱槽 28 乾燥装置 30 脱臭装置 33 活性炭再生器 34 貯留槽 36 脱水装置 38 ガスホルダー 40 温水ボイラ 42 第一熱交換器 44 温水循環系 46 廃棄物循環系 48 第二熱交換器 50 貯留物循環系 52 蒸気ボイラ 54 蒸気供給系 56 コージェネレーションシステム 58 ガスエンジン 60 廃熱ボイラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 功 東京都千代田区神田司町2丁目3番地 株 式会社大林組東京本社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嫌気性消化方法によって、その内部の有
    機性廃棄物を消化処理して、メタンガスを生成する消化
    槽を備えた有機性廃棄物処理設備において、 上記消化槽に接続され、その内部で生成された上記メタ
    ンガスを回収するガス回収系と、該ガス回収系に接続さ
    れ、回収された該メタンガスを燃焼して第一熱媒を生成
    する第一熱媒生成手段と、該第一熱媒生成手段に接続さ
    れ、生成された該第一熱媒の熱を蓄熱する蓄熱手段と、
    該蓄熱手段と該消化槽との間に介設され、蓄熱されてい
    る熱で該消化槽内の上記有機性廃棄物を加熱する第一加
    熱手段と、を備えたことを特徴とする有機性廃棄物処理
    設備。
  2. 【請求項2】 嫌気性消化方法によって、その内部に導
    入された有機性廃棄物を消化処理して、残留物を生成す
    る消化槽を備えた有機性廃棄物処理設備において、 上記消化槽に設けられ、上記残留物から余熱を回収し
    て、該消化槽内に導入される上記有機性廃棄物を該余熱
    で加熱する第二加熱手段を備えたことを特徴とする有機
    性廃棄物処理設備。
  3. 【請求項3】 嫌気性消化方法によって、その内部の有
    機性廃棄物を消化処理して、残留物とメタンガスとを生
    成する消化槽を備えた有機性廃棄物処理設備において、 上記消化槽に接続され、その内部で生成された上記メタ
    ンガスを回収するガス回収系と、該ガス回収系に接続さ
    れ、回収された該メタンガスを燃焼して第二熱媒を生成
    する第二熱媒生成手段と、該第二熱媒生成手段に接続さ
    れ、生成された該第二熱媒を供給する第二熱媒供給系
    と、該第二熱媒供給系に接続され、供給された該第二熱
    媒で上記残留物を加熱して乾燥させる乾燥装置とを備え
    たことを特徴とする有機性廃棄物処理設備。
  4. 【請求項4】 前記乾燥装置には、該乾燥装置から排出
    された排ガスを活性炭を用いて脱臭する脱臭装置が設け
    られ、また、該脱臭装置には、前記第二熱媒供給系に接
    続され、供給された該第二熱媒で該脱臭装置の該活性炭
    を加熱して再生する活性炭再生手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の有機性廃棄物処理設
    備。
JP16829094A 1994-07-20 1994-07-20 有機性廃棄物処理設備 Pending JPH0824899A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16829094A JPH0824899A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 有機性廃棄物処理設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16829094A JPH0824899A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 有機性廃棄物処理設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0824899A true JPH0824899A (ja) 1996-01-30

Family

ID=15865281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16829094A Pending JPH0824899A (ja) 1994-07-20 1994-07-20 有機性廃棄物処理設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0824899A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464658B1 (ko) * 2001-11-12 2005-01-03 코오롱건설주식회사 혐기성 소화와 바이오가스를 이용한 열병합발전이 결합된에너지 회수 시스템
JP2005270778A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Ebara Corp 消化ガスの利用方法と利用装置
JP2007152217A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Shimizu Corp 水産廃棄物の処理方法
KR100761752B1 (ko) * 2006-09-11 2007-10-04 박청동 열병합 분뇨 발효처리장치 및 방법
JP2008036560A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Fuji Electric Holdings Co Ltd メタン発酵処理方法
JP2008212776A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Ebara Corp 有機性廃棄物エネルギーの利用方法、利用装置、有機性廃棄物処理装置
JP2010083742A (ja) * 2008-10-03 2010-04-15 K Con Kk 肥料の製造方法
JP2010179217A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Japan Sewage Works Agency 熱可溶化乾燥を組み合わせた嫌気性処理方法
JP2012176355A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Ohbayashi Corp メタン発酵槽
WO2013008690A1 (ja) * 2011-07-08 2013-01-17 株式会社修電舎 有機性廃棄物処理装置
CN103344036A (zh) * 2013-07-19 2013-10-09 周奇迪 沼气锅炉燃烧***
JP2015051417A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 水ing株式会社 汚泥処理システム及び汚泥処理方法
WO2017043232A1 (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 水ing株式会社 脱水装置、脱水システム、及び脱水方法
JP2017108673A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 清水建設株式会社 水素製造方法および水素製造装置
JP2017209680A (ja) * 2017-09-11 2017-11-30 水ing株式会社 汚泥処理システム及び汚泥処理方法
KR102174013B1 (ko) * 2020-08-04 2020-11-04 김진균 미활용 중저온 폐열을 이용한 orc 발전시스템

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100464658B1 (ko) * 2001-11-12 2005-01-03 코오롱건설주식회사 혐기성 소화와 바이오가스를 이용한 열병합발전이 결합된에너지 회수 시스템
JP2005270778A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Ebara Corp 消化ガスの利用方法と利用装置
JP2007152217A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Shimizu Corp 水産廃棄物の処理方法
JP4702667B2 (ja) * 2005-12-05 2011-06-15 清水建設株式会社 水産廃棄物の処理方法
JP2008036560A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Fuji Electric Holdings Co Ltd メタン発酵処理方法
KR100761752B1 (ko) * 2006-09-11 2007-10-04 박청동 열병합 분뇨 발효처리장치 및 방법
JP2008212776A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Ebara Corp 有機性廃棄物エネルギーの利用方法、利用装置、有機性廃棄物処理装置
JP2010083742A (ja) * 2008-10-03 2010-04-15 K Con Kk 肥料の製造方法
JP2010179217A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Japan Sewage Works Agency 熱可溶化乾燥を組み合わせた嫌気性処理方法
JP2012176355A (ja) * 2011-02-25 2012-09-13 Ohbayashi Corp メタン発酵槽
WO2013008690A1 (ja) * 2011-07-08 2013-01-17 株式会社修電舎 有機性廃棄物処理装置
CN103344036A (zh) * 2013-07-19 2013-10-09 周奇迪 沼气锅炉燃烧***
CN103344036B (zh) * 2013-07-19 2015-11-25 周成程 沼气锅炉燃烧***
JP2015051417A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 水ing株式会社 汚泥処理システム及び汚泥処理方法
WO2017043232A1 (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 水ing株式会社 脱水装置、脱水システム、及び脱水方法
JP2017108673A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 清水建設株式会社 水素製造方法および水素製造装置
JP2017209680A (ja) * 2017-09-11 2017-11-30 水ing株式会社 汚泥処理システム及び汚泥処理方法
KR102174013B1 (ko) * 2020-08-04 2020-11-04 김진균 미활용 중저온 폐열을 이용한 orc 발전시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0824899A (ja) 有機性廃棄物処理設備
CN105180170B (zh) 一种城市固体废物协同焚烧发电***
CA2502638C (en) Methods and systems for converting waste into energy
CN101844859A (zh) 一种污泥的蒸汽低温热调质干化成套处理装置及方法
CN109539270A (zh) 城乡固废垃圾集成处理方法和***
CN102660447B (zh) 酿酒废料综合处理与资源回收利用方法
CN107585996A (zh) 一种高效节能环保的污泥干化***及方法
KR20000052236A (ko) 음식물 쓰레기의 소멸화장치
CN108413411A (zh) 生活垃圾焚烧发电协同污泥干化处理方法和***
CN205065727U (zh) 一种城市固体废物协同焚烧发电***
LT5179B (lt) Atliekų apdorojimo būdas ir apdorojimo įranga
CN110721979A (zh) 一种环保型餐余垃圾有氧降解***
CN201753303U (zh) 一种污泥的蒸汽低温热调质干化成套处理装置
CN103359906B (zh) 利用地沟油进行污泥干化及焚烧方法
CN208282120U (zh) 煤与垃圾协同燃烧发电***
CN207468458U (zh) 高效节能型污泥干化装置
KR101703870B1 (ko) 자원화 시설용 고농도 악취 제거 및 연료 절약 시스템
CN117247214A (zh) 市政污泥热干化成燃料焚烧产蒸汽自循环处置方法及***
US20050247245A1 (en) Process and apparatus for treating biogenic residues, particularly sludges
JP2006142298A (ja) 食べ物残り生ゴミの発酵分解消滅化処理方法および装置
KR100261313B1 (ko) 음식찌꺼기 처리방법 및 장치
CN215175073U (zh) 基于水热媒空气预热的协同处置生活垃圾***
KR102487763B1 (ko) 저압 가열 증발식 분뇨 처리 장치 및 방법
CN208108126U (zh) 一种生活垃圾焚烧发电协同污泥干化处理***
KR20010090678A (ko) 에너지리싸이클 리엑타시스템을 이용한 유기성폐기물 및고농도 오, 폐수의 처리방법.