JPH0824842A - 浄水器およびシャワー装置 - Google Patents

浄水器およびシャワー装置

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JPH0824842A
JPH0824842A JP6161800A JP16180094A JPH0824842A JP H0824842 A JPH0824842 A JP H0824842A JP 6161800 A JP6161800 A JP 6161800A JP 16180094 A JP16180094 A JP 16180094A JP H0824842 A JPH0824842 A JP H0824842A
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JP
Japan
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water purifier
water
flow path
activated carbon
hollow fiber
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Application number
JP6161800A
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English (en)
Inventor
Taku Isobe
卓 磯部
Junji Itakura
純二 板倉
Yasuo Yonezawa
康男 米澤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄化水が必要な場合にのみ原水を浄水器カー
トリッジに導くことにより、浄化器カートリッジの寿命
が短くなることを防止する。 【構成】 水栓2とシャワーヘッド3との間に切換器1
0を設け、切換器10に浄水器カートリッジ20を連通
し、切換器10の操作により原水を直接シャワーヘッド
3に導く状態と原水を浄水器カートリッジ20に導いた
後にシャワーヘッド3に導く状態とを切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は浄水器およびシャワー
装置に関し、さらに詳細にいえば、水道水等の原水を浄
化してシャワーヘッドに供給するための浄水器およびこ
の浄水器を用いたシャワー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からシャワー用の浄水器が提供され
ている。このシャワー用の浄水器は、筒状のケーシング
の内部に活性炭、銅イオンフィルタ等を収容してなると
ともに、前記ケーシングの軸方向の端部の所定位置に原
水取入れ口、浄化水供給口を設けてなる。
【0003】したがって、前記原水取入れ口を、原水を
シャワーヘッド又は蛇口への流路に切換える水栓に直接
装着し、前記浄化水供給口をシャワーヘッドへの流路に
装着することにより、シャワーヘッドから浄化水を吐出
することができる。また、前記浄化水供給口をシャワー
ヘッドに直接装着し、前記原水取入れ口を前記水栓から
の流路に装着した場合にも、シャワーヘッドから浄化水
を吐出することができる。また、上記装着を達成した状
態において水漏れがないようにしなければならないの
で、通常の配管工事とほぼ同程度に強固かつ水密的な装
着を行なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシャワー用
の浄水器においては、上記原水取入れ口および上記浄化
水供強固かつ水密的に装着して水漏れを防止しているの
であるから、浄水器を簡単には取外すことができない。
したがって、浴槽の洗浄のようにシャワー以外の用途に
使用する場合には原水を使用すれば十分であるにも拘ら
ず、浄水器で浄化された浄化水を使用せざるを得ず、こ
の結果、活性炭、銅イオンフィルタ等の浄化能力が比較
的早期に低下してしまうという不都合が生じる。
【0005】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、同一の浄水器内で原水を供給する状態と
浄化水を供給する状態とを切換えることができるシャワ
ー用の浄水器およびこの浄水器を用いたシャワー装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の浄水器は、シャワーヘッドと、原水を
前記シャワーヘッド又は蛇口への流路に切換える水栓と
の間の流路に設けられるシャワー用の浄水器であって、
瀘材が収容された浄水器本体と、前記水栓から受入れた
原水を前記浄水器本体への流路又はシャワーヘッドへの
流路に切換える切換器とを有している。
【0007】請求項2の浄水器は、前記瀘材が活性炭と
中空糸膜とからなり、活性炭と中空糸膜とが、前記原水
の流れ方向にこの順に配置されたものである。請求項3
の浄水器は、前記浄水器本体が、折返し状の通水経路を
形成すべく区画壁をさらに有しており、区画壁で区画さ
れた上流側の空間に前記活性炭が配置されてあるととも
に、区画壁で区画された下流側の空間に前記中空糸膜が
配置されたものである 請求項4の浄水器は、前記浄水器本体が直線状の通水経
路を有しており、前記直線状の通水経路の上流側に活性
炭が、下流側に中空糸膜がそれぞれ配置されたものであ
る。
【0008】請求項5の浄水器は、前記浄水器本体が、
前記切換器に対して着脱自在な接続口をさらに有するも
のである。請求項6の浄水器は、前記切換器が、前記シ
ャワーヘッドへの流路、前記水栓からの流路に対して着
脱自在な接続口をさらに有するものである。請求項7の
浄水器は、前記切換器が、前記浄水器本体の下流側に、
前記浄水器本体と一体に設けられたものである。
【0009】請求項8の浄水器は、前記浄水器本体が、
その内部に、前記活性炭と中空糸膜とを通過する流路
と、該流路を迂回する迂回流路とを有し、前記切換器が
一方向に動作したことに応答して前記活性炭と中空糸膜
とを下流側にスライドさせ、前記迂回流路を閉塞させて
前記原水を前記活性炭内および中空糸膜内を通過させ、
前記切換器が逆方向に動作したことに応答して前記活性
炭と中空糸膜とを上流側にスライドさせ、前記原水を前
記迂回流路内を通過させる流路切換機構を有するもので
ある。
【0010】請求項9の浄水器は、前記流路切換機構
が、前記活性炭と前記中空糸膜とをスライド可能に支持
するスライド支持部材と、該スライド支持部材の所定位
置に設けられた、迂回流路に対する連通孔と、前記活性
炭と前記中空糸膜との下流側へのスライド時に、少なく
とも下流側に位置する前記連通孔を閉塞する閉塞部材と
を有するものである。
【0011】請求項10のシャワー装置は、請求項1か
ら請求項9の何れかの浄水器が、シャワーヘッドへの流
路および原水を前記シャワーヘッド又は蛇口への流路に
切換える水栓からの流路に連通されたものである。
【0012】
【作用】請求項1の浄水器であれば、シャワーヘッド
と、原水を前記シャワーヘッド又は蛇口への流路に切換
える水栓との間の流路に設けられるシャワー用の浄水器
が、瀘材が収容された浄水器本体と、前記水栓から受入
れた原水を前記浄水器本体への流路又はシャワーヘッド
への流路に切換える切換器とを有しているのであるか
ら、切換器を操作することにより、前記水栓から受入れ
た原水をそのままシャワーヘッドに供給する状態と、前
記原水を浄水器本体に導いて浄化した後にシャワーヘッ
ドに供給する状態とを選択することができる。したがっ
て、シャワー以外の用途に使用する場合、例えば、浴槽
の洗浄等使用する場合には、浄水器本体を機能させる必
要がなくなり、瀘材の浄化能力を、シャワーとしての用
途のみに対して十分に発揮させることができ、シャワー
以外の用途に浄化水を使用することに起因する浄化能力
の早期低下を未然に防止することができる。
【0013】請求項2の浄水器であれば、前記瀘材が活
性炭と中空糸膜とからなり、活性炭と中空糸膜とが、前
記原水の流れ方向にこの順に配置されているので、活性
炭、中空糸膜によりこの順に原水の浄化が行なわれ、十
分に浄化された浄化水をシャワーヘッドに供給すること
ができる。請求項3の浄水器であれば、前記浄水器本体
が、折返し状の通水経路を形成すべく区画壁をさらに有
しており、区画壁で区画された上流側の空間に前記活性
炭が配置されてあるとともに、区画壁で区画された下流
側の空間に前記中空糸膜が配置されているので、浄水器
本体が軸方向に極端に長くなることを防止し、しかも十
分な量の活性炭、中空糸膜を収容して高い浄化性能を達
成することができる。
【0014】請求項4の浄水器であれば、前記浄水器本
体が直線状の通水経路を有しており、前記直線状の通水
経路の上流側に活性炭が、下流側に中空糸膜がそれぞれ
配置されているので、浄水器本体が半径方向に極端に太
くなることを防止し、しかも十分な量の活性炭、中空糸
膜を収容して高い浄化性能を達成することができる。請
求項5の浄水器であれば、前記浄水器本体が、前記切換
器に対して着脱自在な接続口をさらに有しているので、
浄水器本体のみを簡単に着脱することができ、ひいては
既設のシャワー装置に簡単に装着することができる。
【0015】請求項6の浄水器であれば、前記切換器
が、前記シャワーヘッドへの流路、前記水栓からの流路
に対して着脱自在な接続口をさらに有しているので、浄
水器本体および切換器のみを簡単に着脱することがで
き、ひいては既設のシャワー装置に簡単に装着すること
ができる。請求項7の浄水器であれば、前記切換器が、
前記浄水器本体の下流側に、前記浄水器本体と一体に設
けられているので、切換器と浄水器本体との間の配管を
不要にすることができる。
【0016】請求項8の浄水器であれば、前記浄水器本
体が、その内部に、前記活性炭と中空糸膜とを通過する
流路と、該流路を迂回する迂回流路とを有し、前記切換
器が一方向に動作したことに応答して前記活性炭と中空
糸膜とを下流側にスライドさせ、前記迂回流路を閉塞さ
せて前記原水を前記活性炭内および中空糸膜内を通過さ
せ、前記切換器が逆方向に動作したことに応答して前記
活性炭と中空糸膜とを上流側にスライドさせ、前記原水
を前記迂回流路内を通過させる流路切換機構を有してい
るので、切換器と浄水器本体とを一体化することがで
き、切換器と浄水器本体との間の配管を不要にすること
ができる。
【0017】請求項9の浄水器であれば、前記流路切換
機構が、前記活性炭と前記中空糸膜とをスライド可能に
支持するスライド支持部材と、該スライド支持部材の所
定位置に設けられた、迂回流路に対する連通孔と、前記
活性炭と前記中空糸膜との下流側へのスライド時に、少
なくとも下流側に位置する前記連通孔を閉塞する閉塞部
材とを有しているので、請求項8と同様の作用を達成す
ることができる。
【0018】請求項10のシャワー装置であれば、請求
項1から請求項9の何れかの浄水器が、シャワーヘッド
への流路および原水を前記シャワーヘッド又は蛇口への
流路に切換える水栓からの流路に連通されているので、
切換器を操作することにより、前記水栓から受入れた原
水をそのままシャワーヘッドに供給する状態と、前記原
水を浄水器本体に導いて浄化した後にシャワーヘッドに
供給する状態とを選択することができる。したがって、
シャワー以外の用途に使用する場合、例えば、浴槽の洗
浄等使用する場合には、浄水器本体を機能させる必要が
なくなり、瀘材の浄化能力を、シャワーとしての用途の
みに対して十分に発揮させることができ、シャワー以外
の用途に浄化水を使用することに起因する浄化能力の早
期低下を未然に防止することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明のシャワー装置の
一実施例を示す要部縦断面図であり、このシャワー装置
は、浄水器1と、水栓2と、シャワーヘッド3とから構
成されている。
【0020】前記浄水器1は、前記水栓2およびシャワ
ーヘッド3にそれぞれ連通された切換器10と、瀘材を
収容してなる浄水器カートリッジ20とからなってい
る。前記水栓2は従来公知の構成であり、原水を前記シ
ャワーヘッド3又は蛇口2aへの流路に切換えるもので
ある。前記シャワーヘッド3は従来公知の構成であり、
シャワー状に水を吐出するものである。
【0021】前記切換器10は、切換器ハウジング11
と、流路切換弁12と、流路切換弁12を操作するため
の操作レバー(図示せず)と、水栓2と連通する取水口
13と、シャワーヘッド3と連通する送水口14と、浄
水器カートリッジ20と連通する原水供給口15、浄化
水取水口16とを有しており、操作レバーを操作して流
路切換弁12を図1に示すように回転させることによ
り、取水口13、送水口14を通して原水をそのままシ
ャワーヘッド3に供給することができる。逆に、操作レ
バーを操作して流路切換弁12を図2に示すように回転
させることにより、取水口13、原水供給口15を通し
て原水を浄水器カートリッジ20に供給して浄化し、浄
化水取水口16、送水口14を通して浄化された水をシ
ャワーヘッド3に供給することができる。
【0022】前記浄水器カートリッジ20は、ハウジン
グ21を有しており、このハウジング21は、前記原水
供給口15と連通される原水取水口22と、前記浄化水
取水口16と連通される浄化水送水口23とを有し、か
つ原水取水口22と浄化水送水口23との間において、
内部空間の大半を区画する区画壁21aを有している。
尚、この区画壁21aは、原水取水口22と浄化水送水
口23とが形成された壁から直交方向に延び、この壁と
対向する壁に近接する位置まで延びている。そして、前
記区画壁21aにより区画された2つの空間のうち、原
水取水口22と連通する空間に活性炭を主成分とする1
次フィルタ24が収容されており、浄化水送水口23と
連通する空間に中空糸膜からなる2次フィルタ25が収
容されている。尚、図示していないが、前記ハウジング
21は所定位置において2分割されており、ねじ込み構
造等により互いに分離可能に一体化されている。したが
って、前記ハウジング21を2つの部分に分離すること
により、両フィルタ24,25を簡単に交換することが
できる。
【0023】上記の構成のシャワー装置の作用は次のと
おりである。先ず、原水をシャワーヘッド3への流路に
導くべく水栓2を操作し、取水口13と送水口14とを
直接連通すべく流路切換弁12を操作すれば、原水がそ
のままシャワーヘッド3に導かれ、そのままシャワー状
に吐出される(図1参照)。そして、原水を直接シャワ
ーヘッド3に導いている間は、原水が浄水器カートリッ
ジ20を通過しないので、1次フィルタ24、2次フィ
ルタ25の何れも原水浄化機能を発揮する必要がないの
で、両フィルタ24,25の寿命は全く短縮されない。
【0024】逆に、水栓2を上記のとおりに保持したま
まで、取水口13と原水供給口15とを連通するととも
に、浄化水取水口16と送水口14とを連通すべく流路
切換弁12を操作すれば、原水が一旦浄水器カートリッ
ジ20に導かれ、次いでシャワーヘッド3に導かれる
(図2参照)。したがって、1次フィルタ24によりカ
ルキ、有機物等の除去が行なわれ、2次フィルタ25に
より雑菌、鉄錆、カビ、濁り等の微細な不純物が除去さ
れて浄化水となり、この浄化水がシャワーヘッド3から
シャワー状に吐出される。この結果、残留塩素、雑菌等
による影響を皮膚が受けることのない状態でシャワーを
使用することができる。
【0025】したがって、シャワーを浴びる場合にはシ
ャワーヘッド3から浄化水を吐出させることにより皮膚
に対する悪影響を未然に防止することができ、浴槽の洗
浄等を行なう場合にはシャワーヘッド3から原水を吐出
させることにより両フィルタ24,25の寿命を短くす
るという不都合を未然に防止することができる。
【0026】
【実施例2】図3はこの発明のシャワー装置の他の実施
例を示す要部縦断面図であり、上記実施例と異なる点
は、浄水器カートリッジと切換器とを一体化した点であ
る。さらに詳細に説明すると、浄水器カートリッジ20
は、筒状のハウジング21を有し、ハウジング21の一
方の端板の中央部に水栓2と連通される原水取水口22
を有しているとともに、他方の端板の中央部にシャワー
ヘッド3と連通される浄化水送水口23を有している。
また、前記ハウジング21は、両端板の画集寄り所定位
置にハウジング21と同心状に、かつ互いに近接する方
向に突出形成されたガイド筒部26a,26bを有して
おり、ガイド筒部26a,26bによって軸方向スライ
ド可能に案内されるフィルタモジュール30を有してい
る。さらに、浄化水送水口23が形成された端板は中央
部が外側に向かって膨出されており、この膨出部の内部
空間にフィルタモジュール30を強制的に原水取水口2
2側にスライドさせるための流路切換装置40が設けら
れている。前記フィルタモジュール30は、前記ハウジ
ング21よりもやや短寸であり、かつ両ガイド筒部26
により確実に案内される長さの筒体であり、その内部に
は、原水取水口側に活性炭を主成分とする1次フィルタ
31が位置し、浄化水送水側に中空糸膜からなる2次フ
ィルタ32が位置している。前記フィルタモジュール3
0は、原水取水口側の端板の外周寄り所定位置から軸方
向に突出されるスライド規制用の突出部33を所定間隔
毎に設けているとともに、この突出部33を軸方向に貫
通する原水取入れ口34を設けている。また、浄化水送
水口側の端板のうち、前記膨出部よりもやや大径の範囲
が軸方向に突出されてスライド規制用の突出部35を形
成しているとともに、この突出部35の外周寄り所定位
置を軸方向に貫通する浄化水吐出口36を設けている。
さらに、前記フィルタモジュール30のスライドが突出
部33により規制された状態において、前記ガイド筒部
26aのうちフィルタモジュール30により閉塞されな
い所定位置に通水口26cが設けられており、また、前
記フィルタモジュール30のスライドが突出部33によ
り規制された状態において、前記ガイド筒部26bのう
ちフィルタモジュール30により閉塞されない所定位置
であって、前記フィルタモジュール30のスライドが突
出部35により規制された状態において、前記ガイド筒
部26bのうちフィルタモジュール30により閉塞され
る所定位置に通水口26dが設けられている。尚、図3
中、37はOリングである。
【0027】前記流路切換装置40は、例えば、ハウジ
ング21の外部に位置する図示しない操作レバーにより
回動されるロータ41から構成されており、ロータ41
を図3に示すように回動させることにより前記通水口2
6dを開放し、ロータ41を図4に示すように回動させ
ることにより前記通水口26dが閉塞可能になる。尚、
図示していないが、前記ハウジング21は所定位置にお
いて2分割されており、ねじ込み構造等により互いに分
離可能に一体化されている。したがって、前記ハウジン
グ21を2つの部分に分離することにより、両フィルタ
24,25を簡単に交換することができる。
【0028】上記の構成のシャワー装置の作用は次のと
おりである。原水をシャワーヘッド3への流路に導くべ
く水栓2を操作し、流路切換装置40を動作させてフィ
ルタモジュール30を原水取水口側に強制的にスライド
させれば(図3参照)、原水取水口22からハウジング
21内に導入された原水が通水口26c、ハウジング2
1とフィルタモジュール30との間隙、および通水口2
6dを通って浄化水送水口23に導かれ、さらにシャワ
ーヘッド3に導かれてシャワー状に吐出される。そし
て、この間は、原水がフィルタモジュール30を通過し
ないので、1次フィルタ31、2次フィルタ32の何れ
も原水浄化機能を発揮する必要がないので、両フィルタ
31,32の寿命は全く短縮されない。
【0029】逆に、流路切換装置40を動作させてフィ
ルタモジュール30の強制的なスライドを解除すれば、
原水取水口22からハウジング21内に導入された原水
の水圧によってフィルタモジュール30が反対方向にス
ライドし、通水口26dを閉塞する(図4参照)。した
がって、ハウジング21内に導入された原水は、原水取
入れ口34を通ってフィルタモジュール30内に導入さ
れ、1次フィルタ31によりカルキ、有機物等の除去が
行なわれ、2次フィルタ32により雑菌、鉄錆、カビ、
濁り等の微細な不純物が除去されて浄化水となり、この
浄化水が浄化水吐出口36を通してハウジング21内に
吐出され、さらに浄化水送水口23を通してシャワーヘ
ッド3に導かれ、シャワー状に吐出される。この結果、
残留塩素、雑菌等による影響を皮膚が受けることのない
状態でシャワーを使用することができる。
【0030】したがって、シャワーを浴びる場合にはシ
ャワーヘッド3から浄化水を吐出させることにより皮膚
に対する悪影響を未然に防止することができ、浴槽の洗
浄等を行なう場合にはシャワーヘッド3から原水を吐出
させることにより両フィルタ31,32の寿命を短くす
るという不都合を未然に防止することができる。尚、以
上の実施例においては、1次フィルタと2次フィルタと
を原水の流れ方向に直列配置した場合について説明した
が、単一のフィルタのみを介在させるようにしてもよ
く、この場合に、単一のフィルタでありながら両フィル
タの機能を兼ねるものを採用することが好ましい。ま
た、1次フィルタ、2次フィルタとして、上記実施例に
記載された材質のもの以外のものを採用してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、シャワ
ー以外の用途に使用する場合には、浄水器本体を機能さ
せる必要がなくなり、瀘材の浄化能力を、シャワーとし
ての用途のみに対して十分に発揮させることができ、シ
ャワー以外の用途に浄化水を使用することに起因する浄
化能力の早期低下を未然に防止することができるという
特有の効果を奏する。
【0032】請求項2の発明は、活性炭、中空糸膜によ
りこの順に原水の浄化が行なわれ、十分に浄化された浄
化水をシャワーヘッドに供給することができるという特
有の効果を奏する。請求項3の発明は、浄水器本体が軸
方向に極端に長くなることを防止し、しかも十分な量の
活性炭、中空糸膜を収容して高い浄化性能を達成するこ
とができるという特有の効果を奏する。
【0033】請求項4の発明は、浄水器本体が半径方向
に極端に太くなることを防止し、しかも十分な量の活性
炭、中空糸膜を収容して高い浄化性能を達成することが
できるという特有の効果を奏する。請求項5の発明は、
浄水器本体のみを簡単に着脱することができ、ひいては
既設のシャワー装置に簡単に装着することができるとい
う特有の効果を奏する。
【0034】請求項6の発明は、浄水器本体および切換
器のみを簡単に着脱することができ、ひいては既設のシ
ャワー装置に簡単に装着することができるという特有の
効果を奏する。請求項7の発明は、切換器と浄水器本体
との間の配管を不要にすることができるという特有の効
果を奏する。
【0035】請求項8の発明は、切換器と浄水器本体と
を一体化することができ、切換器と浄水器本体との間の
配管を不要にすることができるという特有の効果を奏す
る。請求項9の発明は、請求項8と同様の効果を奏す
る。請求項10の発明は、切換器を操作することによ
り、前記水栓から受入れた原水をそのままシャワーヘッ
ドに供給する状態と、前記原水を浄水器本体に導いて浄
化した後にシャワーヘッドに供給する状態とを選択する
ことができ、この結果、シャワー以外の用途に使用する
場合、例えば、浴槽の洗浄等使用する場合には、浄水器
本体を機能させる必要がなくなり、瀘材の浄化能力を、
シャワーとしての用途のみに対して十分に発揮させるこ
とができ、シャワー以外の用途に浄化水を使用すること
に起因する浄化能力の早期低下を未然に防止することが
できるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシャワー装置の一実施例を示す要部
縦断面図である。
【図2】浄化水吐出状態を示す要部縦断面図である。
【図3】この発明のシャワー装置の他の実施例を示す要
部縦断面図である。
【図4】浄化水吐出状態を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
2 水栓 3 シャワーヘッド 10 切換器 20 浄水器カートリッジ 21a 区画壁 24,31 1次フィルタ 25,32 2次フィル
タ 26a,26b ガイド筒部 26c,26d 通水
口 30 フィルタモジュール 40 流路切換装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャワーヘッド(3)と、原水を前記シ
    ャワーヘッド(3)又は蛇口への流路に切換える水栓
    (2)との間の流路に設けられるシャワー用の浄水器で
    あって、 瀘材(24)(25)(31)(32)が収容された浄
    水器本体(20)(30)と、前記水栓(2)から受入
    れた原水を前記浄水器本体(20)(30)への流路又
    はシャワーヘッド(3)への流路に切換える切換器(1
    0)(26d)(30)(40)とを有することを特徴
    とする浄水器。
  2. 【請求項2】 前記瀘材(24)(25)(31)(3
    2)が活性炭(24)(31)と中空糸膜(25)(3
    2)とからなり、活性炭(24)(31)と中空糸膜
    (25)(32)とが、前記原水の流れ方向にこの順に
    配置されてある請求項1に記載の浄水器。
  3. 【請求項3】 前記浄水器本体(20)が、折返し状の
    通水経路を形成すべく区画壁(21a)をさらに有して
    おり、区画壁(21a)で区画された上流側の空間に前
    記活性炭(24)が配置されてあるとともに、区画壁
    (21a)で区画された下流側の空間に前記中空糸膜
    (25)が配置されてある請求項2に記載の浄水器。
  4. 【請求項4】 前記浄水器本体(20)が直線状の通水
    経路を有しており、前記直線状の通水経路の上流側に活
    性炭(31)が、下流側に中空糸膜(32)がそれぞれ
    配置されてある請求項2に記載の浄水器。
  5. 【請求項5】 前記浄水器本体(20)が、前記切換器
    に対して着脱自在な接続口をさらに有している請求項3
    または請求項4に記載の浄水器。
  6. 【請求項6】 前記切換器(11)(26d)(30)
    (40)が、前記シャワーヘッド(3)への流路、前記
    水栓(2)からの流路に対して着脱自在な接続口をさら
    に有している請求項3または請求項4に記載の浄水器。
  7. 【請求項7】 前記切換器(26d)(30)(40)
    が、前記浄水器本体(20)の下流側に、前記浄水器本
    体(20)と一体に設けられている請求項4に記載の浄
    水器。
  8. 【請求項8】 前記浄水器本体(20)が、その内部
    に、前記活性炭(31)と中空糸膜(32)とを通過す
    る流路と、該流路を迂回する迂回流路(26c)(26
    d)とを有し、前記切換器(40)が一方向に動作した
    ことに応答して前記活性炭(31)と中空糸膜(32)
    とを下流側にスライドさせ、前記迂回流路(26c)
    (26d)を閉塞させて前記原水を前記活性炭(31)
    内および中空糸膜(32)内を通過させ、前記切換器
    (40)が逆方向に動作したことに応答して前記活性炭
    (31)と中空糸膜(32)とを上流側にスライドさ
    せ、前記原水を前記迂回流路(26c)(26d)内を
    通過させる流路切換機構(26d)(30)(40)を
    有している請求項6または請求項7に記載の浄水器。
  9. 【請求項9】 前記流路切換機構(26d)(30)
    (40)が、前記活性炭(31)と前記中空糸膜(3
    2)とをスライド可能に支持するスライド支持部材(2
    6a)(26b)と、該スライド支持部材(26a)
    (26b)の所定位置に設けられた、迂回流路に対する
    連通孔(26c)(26d)と、前記活性炭(31)と
    前記中空糸膜(32)との下流側へのスライド時に、少
    なくとも下流側に位置する前記連通孔(26d)を閉塞
    する閉塞部材(30)とを有している請求項8に記載の
    浄水器
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9の何れかの浄水
    器が、シャワーヘッド(3)への流路および原水を前記
    シャワーヘッド(3)又は蛇口への流路に切換える水栓
    (2)からの流路に連通されていることを特徴とするシ
    ャワー装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10276926A (ja) * 1997-04-08 1998-10-20 Toto Ltd 薬剤徐放機能付シャワーヘッド
JP2001218690A (ja) * 2000-02-10 2001-08-14 Mitsubishi Rayon Co Ltd 浄水シャワーシステム
NL1027748C2 (nl) * 2004-12-15 2006-06-22 Prolix Entpr Internat N V Douche-inrichting met beveiliging tegen legionella.
KR102378621B1 (ko) * 2021-06-02 2022-03-23 김춘규 필터를 구비한 수도전

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