JPH08247102A - アキュムレータピストンの成形方法 - Google Patents

アキュムレータピストンの成形方法

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JPH08247102A
JPH08247102A JP5311495A JP5311495A JPH08247102A JP H08247102 A JPH08247102 A JP H08247102A JP 5311495 A JP5311495 A JP 5311495A JP 5311495 A JP5311495 A JP 5311495A JP H08247102 A JPH08247102 A JP H08247102A
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JP
Japan
Prior art keywords
accumulator piston
integrally formed
seal
pressure receiving
projected
Prior art date
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Pending
Application number
JP5311495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Umefuji
伸一 梅藤
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Fuji Univance Corp
Original Assignee
Fuji Univance Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アキュムレータピストンの成形方法におい
て、シール部材の装着を忘れるのを防止するようにし
た。 【構成】 金属の板状部材を加工して一端側に受圧部4
2を有し他端側に突起部45を有する略カップ状のボデ
ィ41を成形し、ボディ41の外周にゴムまたは樹脂よ
りなるシール部材46を一体成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用自動変速機に
用いられ、オイルを受圧するアキュムレータピストンの
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアキュムレータピストンとして
は、例えば図3に示すようなものが知られている。図3
において、1はアキュムレータピストンを示し、このア
キュムレータピストン1はシフト時の油圧の変化による
ショックを防止する機能を有している。すなわち、アキ
ュムレータピストン1はケーシング内にリターンスプリ
ングを介して摺動自在に収納され、油圧が所定値に達す
るとリターンスプリングに抗して下方に移動して所定の
油圧を蓄圧する。したがって、アキュムレータピストン
1は油圧が作用する受圧部2と、受圧部2に連続する円
筒部3と、円筒部3に連続する突起部4,5とにより構
成されている。
【0003】受圧部2の外周には2条の突起部6,7が
周方向にそれぞれ形成されており、これらの突起部6,
7の間には溝8が形成されている。溝8にはシール部材
としてのOリング9が嵌入されている。また、円筒部3
の内部には油圧室10が形成されている。円筒部3の下
方側の外周には2条の突起部4,5がそれぞれ形成さ
れ、これらの突起部4,5の間には溝11が形成されて
いる。溝11にはシール部材としてのOリング12が嵌
入されている。
【0004】Oリング9,12は、シリンダの内壁とア
キュムレータピストン1の間のシールリングとして装着
されている。また、図4に示すように、受圧部13の径
よりも基端部14の径の方が大きく形成されたアキュム
レータピストン15も知られている。このアキュムレー
タピストン15は、油圧が作用する受圧部13と、受圧
部13に連続する円筒部16と、円筒部16に連続し受
圧部13より大径の基端部14とにより構成されてい
る。
【0005】受圧部13の外周には2条の突起部17,
18が周方向に形成され、これらの突起部17,18の
間には溝19が形成されている。溝19にはシール部材
としてのOリング20が嵌入されている。また、基端部
14の外周にも2条の突起部21,22が周方向に形成
され、これらの突起部21,22の間には溝23が形成
されている。溝23にはシール部材としてのOリング2
4が嵌入されている。
【0006】Oリング20,24はシリンダの内壁とア
キュムレータピストン15の間のシールリングとして装
着されている。また、アキュムレータピストンにシール
部材を固着したものとしては、図5に示すようなものも
ある(特開昭61−48602号、参照)。図5におい
て、アキュムレータピストン25は金属板よりなるプレ
ス成形品よりなり、アキュムレータピストン25のプレ
ス成形時にアキュムレータピストン25を第1の位置の
側に付勢する圧縮コイルばね26が配設される仕壁27
に圧縮コイルばね26の一方端の径よりやや大径の凸部
28を形成し、凸部28の外周に圧縮コイルばね26の
一方端を拡げて圧縮コイルばね26の復元力によって取
付けられている。また、シリンダ室29内をアキュムレ
ータピストン25により気密に隔壁すべく筒状壁30の
外周両端部にはオイルシール部材31が接触または溶着
などにより設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアキュムレータピストンにあっては、アキュ
ムレータピストンをシリンダに組み込むとき、アキュム
レータとOリングまたはオイルシール部材が別部材にな
っているため、Oリングまたはオイルシール部材を装着
するのを忘れてしまうという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、金属板をプレス加工またはスピ
ニング加工して略カップ状のボディを成形し、ボディの
外周にゴムまたは樹脂でシール部を一体成形すること
で、シール部材の装着を忘れるのを防止することができ
るアキュムレータピストンの成形方法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、次のように構成する。本発明は、金属の
板状部材を加工して一端側に受圧部を有し他端側に突起
部を有する略カップ状のボディを成形し、ボディの外周
にゴムまたは樹脂よりなるシール部を一体成形したこと
を特徴とする。
【0010】また、本発明においては、受圧部および突
起部のシール部に外側に張り出す張出部を一体に形成し
た。また、本発明においては、ボディの両端のシール部
に内側に折り曲がる折曲部を一体に形成して折曲部の端
面をボディと同一面とした。また、本発明においては、
受圧部の上側に肉厚のシール部を形成した。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明のアキュムレー
タピストンの成形方法によれば、金属の板状部材を加工
して一端側に受圧部を有し他端側に突起部を有する略カ
ップ状のボディを成形し、ボディの外周にゴムまたは樹
脂よりなるシール部を一体成形したので、アキュムレー
タピストンをシリンダに装着するとき、シール部材の装
着を忘れるようなことがなくなる。
【0012】また、ボディの両端のシール部に内側に折
り曲がる折曲部を一体に形成して折曲部の端面をボディ
と同一面としたので、全長寸法を一定にすることがで
き、シール部の成形がしやすくなる。さらに、受圧部の
上側に肉厚のシール部を形成したので、アキュムレータ
ピストンがシリンダの内壁に当るときのクッションとす
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す断面図である。図
1において、41はアキュムレータピストン51のボデ
ィであり、ボディ41は鉄やアルミニウムなどの材質か
らなる金属製の板状部材から成形される。すなわち、金
属製の板状部材をプレス加工またはスピニング加工し
て、略カップ状のボディ41が成形される。
【0014】ボディ41の上端側には油圧が作用する受
圧部42が形成され、受圧部42は周方向に突出した突
起部42Aを有している。また、受圧部42の中央部に
は円形状の凹部43が一体に形成されている。突起部4
2Aに連続して突起部42Aより小径の円筒部44が一
体に形成され、円筒部44に連続して突起部45が一体
に形成されている。突起部45の径は円筒部44の径よ
り大径に形成されるが、突起部42Aの径よりやや小径
に形成されている。
【0015】ボディ41の外周には、ゴムまたは樹脂よ
りなるシール部材46が一体に成形されている。突起部
42Aの外周に形成されたシール部材46には張出部4
7が一体に形成されている。張出部47は外側かつ上方
に向って張り出しており、アキュムレータピストン51
が挿入されるシリンダの内壁とアキュムレータピストン
51間のシール作用を行う。
【0016】また、受圧部42の上面には円筒状の肉厚
部48がシール部46に一体に形成されている。肉厚部
48は上下方向および横方向に充分厚く形成されてお
り、リターンスプリングの力でアキュムレータピストン
51が上方向に戻ってシリンダの内壁に当たるときのク
ッションの作用を有する。すなわち、肉厚部48は、ス
トッパ部としての機能を有し、シリンダの内壁にアキュ
ムレータピストン51が衝突するときの衝撃力を吸収す
る。肉厚部48と張出部47との間には周状の溝49が
形成されている。
【0017】また、突起部45の外周に形成されたシー
ル部材46にも張出部50が一体に形成されている。張
出部50は外側かつ下方に向って張り出しており、アキ
ュムレータピストン51が挿入されるシリンダの内壁と
アキュムレータピストン51間のシール作用を行う。ボ
ディ41の下端部52には下端部52の形状に対応した
円筒状のシール部材46Aが一体に形成される。この場
合には、アキュムレータピストン51の全長寸法に応じ
てシール部材46Aを仕上削り加工を行う。また、シー
ル部材46Aと張出部50の間には周状の溝53が形成
されている。
【0018】次に、作用を説明する。金属製の板状部材
をプレス加工またはスピニング加工して略カップ状のボ
ディ41を成形し、ボディ41の外周にゴムまたは樹脂
よりなるシール部材46を一体に形成したため、シリン
ダへの装着時に、従来のように、Oリングやオイルシー
ル部材の装着を忘れるということがなくなる。
【0019】さらに、受圧部42の上面に肉厚部48を
形成したため、アキュムレータピストン51が戻ってシ
リンダの内壁に当たるときのクッションの作用をさせる
ことができる。次に、図2は本発明の他の実施例を示す
断面図である。図2において、61はアキュムレータピ
ストン62のボディであり、ボディ61は鉄またはアル
ミニウムなどの金属からなる板状部材をプレス加工また
はスピニング加工して略カップ状に成形される。
【0020】63はボディ61の受圧部であり、受圧部
63には油圧が作用する。受圧部63の中央部には凹部
64が一体に形成され、また、受圧部63に連続して外
側に傾斜する傾斜部65が一体に形成されている。傾斜
部65に連続して傾斜部65より大径の円筒部66が一
体に形成され、円筒部66に連続して円筒部66より大
径の突起部67が一体に形成されている。また、突起部
67には開口部68を有する底部69が連続して一体に
形成されている。
【0021】ボディ61の外周にはゴムまたは樹脂より
なるシール部材70が一体に形成されている。傾斜部6
5の外側に形成されたシール部材70にはテーパ部71
が一体に形成されている。テーパ部71は、所定の角度
をもって外側かつ上方向に向ってシール部70に一体に
形成され、アキュムレータピストン62とシリンダの内
壁の間のシール作用を行う。
【0022】また、突起部67の外側に形成されたシー
ル部材70には張出部72が一体に形成されている。張
出部72は外側かつ下方向に向って張り出しており、ア
キュムレータピストン62とシリンダの内壁の間のシー
ル作用を行う。受圧部63の外周に形成されたシール部
材70には内側に折り曲げられた折曲部73が一体に形
成されている。折曲部73の端面はボディ61と同一面
となるようにしている。折曲部73とテーパ部71の間
には周状の溝74が形成されている。
【0023】また、底部69の外周に形成されたシール
部材70には内側に折り曲げられた折曲部75が一体に
形成されている。折曲部75の端面はボディ61と同一
面となるようにしている。折曲部75と張出部72の間
には周状の溝76が形成されている。折曲部73,75
は端面がボディ61と同一面となっているため、全長寸
法を一定にすることができ、シール部材70を成形しや
すいようにしている。
【0024】本実施例においても、金属製の板状部材を
プレス加工またはスピニング加工して略カップ状のボデ
ィ61を成形し、ボディ61の外周にゴムまたは樹脂よ
りなるシール部70を一体に成形したため、アキュムレ
ータピストン62をシリンダに装着するとき、シール部
材の装着を忘れるということがなくなる。さらに、受圧
部63および底部69の外周に設けたシール部70に内
側に折れ曲がる折曲部73,75を一体に形成したた
め、端面がボディ61と同一面となるので、全長寸法を
一定にすることができる。このため、シール部70の成
形がしやすくなる。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、金属の板状部材を加工して略カップ状のボディを成
形し、ボディの外周にゴムまたは樹脂よりなるシール部
を一体に成形するようにしたため、アキュムレータピス
トンをシリンダに装着するとき、シール部材の装着を忘
れるようなことがなくなる。
【0026】また、ボディの両端のシール部に内側に折
り曲がる折曲部を一体形成して折曲部の端面をボディと
同一面としたため、全長寸法を一定にすることができ、
シール部が成形しやすくなる。さらに、ボディの受圧部
の上側に肉厚のシール部を形成したため、アキュムレー
タピストンがシリンダの内壁に当たるときのクッション
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図
【図3】従来例を示す図
【図4】他の従来例を示す図
【図5】他の従来例を示す図
【符号の説明】
41,61:ボディ 42,63:受圧部 42A:突起部 43,64:凹部 44,66:円筒部 45,67:突起部 46,46A,70:シール部材 47,50,72:張出部 48:肉厚部 49,53,74,76:溝 51,62:アキュムレータピストン 52:下端部 65:傾斜部 68:開口部 69:底部 71:テーパ部 73,75:折曲部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属の板状部材を加工して一端側に受圧部
    を有し他端側に突起部を有する略カップ状のボディを成
    形し、該ボディの外周にゴムまたは樹脂よりなるシール
    部を一体成形したことを特徴とするアキュムレータピス
    トンの成形方法。
  2. 【請求項2】前記受圧部および前記突起部のシール部に
    外側に張り出す張出部を一体に形成したことを特徴とす
    る請求項1記載のアキュムレータピストンの成形方法。
  3. 【請求項3】前記ボディの両端のシール部に内側に折り
    曲がる折曲部を一体に形成して折曲部の端面をボディと
    同一面としたことを特徴とする請求項1記載のアキュム
    レータピストンの成形方法。
  4. 【請求項4】前記受圧部の上側に肉厚のシール部を形成
    したことを特徴とする請求項1記載のアキュムレータピ
    ストンの成形方法。
JP5311495A 1995-03-14 1995-03-14 アキュムレータピストンの成形方法 Pending JPH08247102A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140637A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 イーグル工業株式会社 アキュムレータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140637A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 イーグル工業株式会社 アキュムレータ
US9027600B2 (en) 2012-03-22 2015-05-12 Eagle Industry Co., Ltd. Accumulator

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