JPH08247070A - 低圧式回転型冷媒圧縮機 - Google Patents

低圧式回転型冷媒圧縮機

Info

Publication number
JPH08247070A
JPH08247070A JP5431495A JP5431495A JPH08247070A JP H08247070 A JPH08247070 A JP H08247070A JP 5431495 A JP5431495 A JP 5431495A JP 5431495 A JP5431495 A JP 5431495A JP H08247070 A JPH08247070 A JP H08247070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
bearing
oil
vane groove
vane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5431495A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP5431495A priority Critical patent/JPH08247070A/ja
Publication of JPH08247070A publication Critical patent/JPH08247070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低圧式の回転型冷媒圧縮機で、シリンダのベ
ーン溝及びシリンダ内へ、安定した給油ができる給油機
構を提供して、摺動部の摩耗低減及び圧縮機のオイル吐
出量の低減を図る。 【構成】 この給油機構は、主軸受4または副軸受5
に、一端シャフト軸受部に開口し、他端を前記ベーン溝
11へ開口した給油穴17を設けた構成を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低圧式回転型冷媒圧縮機
の給油機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例として例えば、特開平6−257
578号公報等に記載されているものがある。
【0003】従来例を図5及び6を用いて説明する。図
5及び6において、1は密閉ケーシング、2はこの密閉
ケーシング1内に配設されたシリンダ、3はこのシリン
ダ2の軸心位置に配設され、偏芯部を有するシャフト、
4は上記シリンダ2の一端部に配設された主軸受であ
る。
【0004】5はシリンダ2の主軸受4と反対側の端部
に配設された副軸受、6はシリンダ2内を偏芯回転する
ローラ、7はシリンダ等により形成される圧縮室で、高
圧室8と低圧室9を有する。
【0005】10は低圧室8と高圧室9を仕切るベー
ン、11は前記ベーン10を保持するベーン溝、12は
電動機要素、13は潤滑油、14はシステムからの冷媒
を圧縮室7へ導く冷媒吸入経路である。
【0006】つぎに動作について説明する。電動機要素
9によりシャフト3が駆動されると、シャフト3の主軸
受4及び副軸受5の軸受部及びローラ6内周部へ給油さ
れる。また、ローラ6がシリンダ2内を偏芯回転し、そ
のローラ6にベーン8が常に圧接することにより、圧縮
室7内で冷媒が圧縮され、吐出管15を介して密閉ケー
シング1の外の高圧配管へ放出される。
【0007】シリンダ2内への潤滑油13の給油は、圧
縮機底部に溜まった潤滑油13と冷媒吸入経路14を連
絡する給油穴16を通して冷媒吸入経路14と密閉ケー
シング1間に発生する若干の圧力差を利用しておこなわ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構造では、シリンダの低圧室と密閉ケーシング内との
圧力差がほとんど生じないため、シリンダの低圧室側ベ
ーン溝への給油が十分できないという問題点を有してい
た。
【0009】また、上記従来の構造では、シリンダ内へ
供給される潤滑油量は運転条件により大きく変化し、吸
入ガスの圧力が高い場合は、過大な量の潤滑油が供給さ
れるため、システムにおける熱交換が低下したり、圧縮
機内の潤滑油量が不足する等の問題点を有していた。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、低圧式回転型圧縮機におい
て、シリンダの低圧室側ベーン溝への安定した給油がで
きる給油装置を提供し、更にシリンダの低圧室への安定
した給油ができる給油装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、主軸受または副軸受に、一端をシャフト
軸受部に開口し、他端を前記ベーン溝へ開口した給油穴
を設けた構成を備えたものである。
【0012】また、低圧室側ベーン溝に潤滑油保持用の
油溝を備え主軸受と副軸受を連絡するようした構成を備
えている。
【0013】また、一端を低圧室側ベーン溝に設けられ
た油溝に開口し、他端をシリンダ内あるいは冷媒吸入路
に開口した給油路を設けた構成を備えている。
【0014】また、上記目的を達成するために本発明で
は、主軸受あるいは副軸受に、一端をシャフト軸受部に
開口し、他端を圧縮室に開口した給油穴を設けた構成を
備えたものである。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成により、主軸受または副
軸受より給油穴を通して、給油された潤滑油はシリンダ
のベーン溝へ供給される。この潤滑油はシャフトの回転
により発生する油圧によりベーン溝内へ押し出され、ベ
ーンの運動によりベーンとベーン溝間の摺動面に行き渡
り潤滑することができる。
【0016】また、ベーン溝に潤滑油保持用の油溝を主
軸受と副軸受を連絡するように設けることにより、軸受
より供給された潤滑油を貯め、ベーンとベーン溝間の潤
滑をより容易にさせることができる。
【0017】また、一端を低圧室側ベーン溝に設けられ
た油溝に開口し、他端をシリンダ内あるいは冷媒吸入路
に開口した給油路を設けることにより、軸受より供給さ
れた潤滑油をベーン溝の潤滑とともにシリンダ内への潤
滑に兼用することができ、低コストで各摺動部の潤滑油
の供給が可能となる。
【0018】また、本発明では、主軸受あるいは副軸受
に、一端をシャフト軸受部に開口し、他端を圧縮室に開
口した給油穴を設けた構成により、給油穴へ供給される
潤滑油はシャフトの回転により油圧が発生しており、か
つ給油穴の軸受開口部は、シャフトに設けられた油溝と
シャフトの1回転に1度だけ合うことにより、給油穴へ
のオイルの供給量は一定量に保つことができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。なお、従来と同一構成については同一
符号を付して詳細な説明を省略する。
【0020】図1において、1〜14は上記従来装置と
同じ機能を有するものである。17は給油穴で、その一
端は主軸受4あるいは副軸受5のシャフト軸受部18に
開口し、他端はベーン溝11に開口している。
【0021】圧縮機の運転によりシャフト3が回転し、
給油管19を通し、密閉ケーシング1の底部に溜まって
いる潤滑油13を汲み上げシャフト軸受部18を潤滑す
る。このシャフト軸受部18にある潤滑油13はシャフ
ト3の回転により油圧が発生しており、給油穴17のも
う一方の開口部であるベーン溝11へ供給される。ベー
ン10とベーン溝11の摺動部への潤滑は、この油圧と
ベーン10の往復運動により行われる。
【0022】図2において、20はベーン溝11に設け
られた油溝で、主軸受4と副軸受5を連絡するように設
けられており、給油穴17より供給された潤滑油13を
保持することにより、ベーン10とベーン溝11間の潤
滑をより容易に且つ全体的に行うことができる。
【0023】図3において、21は給油路で、一端をベ
ーン溝11に開口し、他端をシリンダ2内あるいは冷媒
吸入経路14に開口してある。ベーン溝11に溜まって
いる潤滑油13をこの給油路21を設けることによりベ
ーン溝11の潤滑とともに余った量はシリンダ内2への
潤滑に兼用することができ、低コストで各摺動部の潤滑
油の供給が可能となる。
【0024】図4において、17は給油穴で、その一端
は主軸受4あるいは副軸受5のシャフト軸受部18に開
口し、他端は圧縮室7に開口している。シャフト軸受部
18の潤滑油はシャフト3の回転により油圧が発生して
おり、かつ給油穴17の軸受開口部は、シャフト3に設
けられた油溝とシャフトの1回転に1度だけ合うので、
給油穴17へのオイルの供給量は一定量に保ちながらも
う一方の開口部である圧縮室7へ潤滑油13を供給する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の給油機構は、主
軸受または副軸受に、一端をシャフト軸受部に開口し、
他端を前記ベーン溝へ開口した給油穴を設けた構成を備
えることにより、ベーン溝への給油をシャフトの回転に
より発生する油圧により強制的に行うことができる。
【0026】また、低圧室側ベーン溝に潤滑油保持用の
油溝を備え主軸受と副軸受を連絡するようした構成を備
えることにより、ベーンとベーン溝間の潤滑をより容易
に且つ全面的にさせることができる。
【0027】また、一端を低圧室側ベーン溝に設けられ
た油溝に開口し、他端をシリンダ内あるいは冷媒吸入路
に開口した給油路を設けた構成にすることにより、軸受
より供給された潤滑油をベーン溝の潤滑とともにシリン
ダ内への潤滑に兼用することができ、低コストで各摺動
部の潤滑油の供給が可能となる。
【0028】また、上記目的を達成するために本発明で
は、主軸受あるいは副軸受に、一端をシャフト軸受部に
開口し、他端を圧縮室に開口した給油穴を設けた構成を
備えることにより、給油穴へ供給される潤滑油はシャフ
トの回転により油圧が発生しており、かつ給油穴の軸受
開口部は、シャフトに設けられた油溝とシャフトの1回
転に1度だけ合うことにより、給油穴へのオイルの供給
量は一定量に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の低圧式回転型冷媒圧縮機の
縦断面図
【図2】本発明の他の実施例の低圧式回転型冷媒圧縮機
の縦断面図
【図3】本発明の他の実施例の低圧式回転型冷媒圧縮機
の縦断面図
【図4】本発明の他の実施例の低圧式回転型冷媒圧縮機
の縦断面図
【図5】従来の低圧式回転型冷媒圧縮機の縦断面図
【図6】従来の低圧式回転型冷媒圧縮機の横断面図
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 2 シリンダ 3 シャフト 4 主軸受 5 副軸受 6 ローラ 7 圧縮室 8 高圧室 9 低圧室 10 ベーン 11 ベーン溝 13 潤滑油 14 冷媒吸入経路 17 給油穴 18 シャフト軸受部 20 ベーン溝の油溝 21 給油路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング
    内に収納されたシリンダと、前記シリンダの両端に固定
    された主軸受および副軸受と前記主軸受と副軸受内に回
    転自在に収納され、シャフトに嵌められ前記シリンダ内
    を偏芯回転するローラと、前記シリンダに設けられたベ
    ーン溝と、前記ベーン溝内を往復し前記ローラと当接す
    ることにより前記シリンダ内を低圧室と高圧室に分割す
    るベーンとを備え、前記主軸受あるいは副軸受に、一端
    をシャフト軸受部に開口し、他端を前記ベーン溝へ開口
    した給油穴を設けたことを特徴とする低圧式回転型冷媒
    圧縮機。
  2. 【請求項2】 ベーン溝に主軸受と副軸受を連絡する潤
    滑油保持用の油溝を設けた請求項1記載の低圧式回転型
    冷媒圧縮機。
  3. 【請求項3】 ベーン溝に潤滑油保持用の油溝を設け、
    一端を前記ベーン溝の油溝に開口し、他端を前記シリン
    ダ内あるいは冷媒吸入経路に開口した給油路を設けた請
    求項1記載の低圧式回転型冷媒圧縮機。
  4. 【請求項4】 密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング
    内に収納されたシリンダと、前記シリンダの両端に固定
    された主軸受および副軸受と前記主軸受と副軸受内に回
    転自在に収納され、シャフトに嵌められ前記シリンダ内
    を偏芯回転するローラと、前記シリンダに設けられたベ
    ーン溝と、前記ベーン溝内を往復し前記ローラと当接す
    ることにより前記シリンダ内を低圧室と高圧室に分割す
    るベーンとを備え、前記主軸受あるいは副軸受に、一端
    をシャフト軸受部に開口し、他端を圧縮室に開口した給
    油穴を設けたことを特徴とする低圧式回転型冷媒圧縮
    機。
JP5431495A 1995-03-14 1995-03-14 低圧式回転型冷媒圧縮機 Pending JPH08247070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5431495A JPH08247070A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 低圧式回転型冷媒圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5431495A JPH08247070A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 低圧式回転型冷媒圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08247070A true JPH08247070A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12967131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5431495A Pending JPH08247070A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 低圧式回転型冷媒圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08247070A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257987A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型圧縮機
JP2006283580A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型圧縮機および製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257987A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型圧縮機
JP2006283580A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sanyo Electric Co Ltd 密閉型圧縮機および製造方法
JP4545030B2 (ja) * 2005-03-31 2010-09-15 三洋電機株式会社 密閉型圧縮機および製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5564917A (en) Rotary compressor with oil injection
KR930007433Y1 (ko) 롤링피스톤형 압축기
JPH0248755B2 (ja) Sukurooruatsushukukinokyuyusochi
JPH07189924A (ja) ロータリ圧縮機
JPH08247070A (ja) 低圧式回転型冷媒圧縮機
JP3600694B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP3801332B2 (ja) 圧縮機
JP2769177B2 (ja) 回転式圧縮機
JPH08277792A (ja) 低圧式回転型冷媒圧縮機
JPH08159071A (ja) 回転式圧縮機
JPH04159489A (ja) 密閉型ロータリ圧縮機
JPH10288178A (ja) 密閉ローリングピストン形圧縮機
JPH04191491A (ja) 密閉型圧縮機
JPH10196566A (ja) 流体圧縮機
JPH01203693A (ja) 横形回転式圧縮機
JPS59170486A (ja) 回転式圧縮機
JPH07293474A (ja) 回転式圧縮機
JP2005048689A (ja) スクロール圧縮機
JP2783371B2 (ja) ロータリー圧縮機
JP2604835B2 (ja) 回転式圧縮機
JPH0133836Y2 (ja)
JPH06346880A (ja) 回転式圧縮機
JPH0315690A (ja) 回転式圧縮機
JPS62200018A (ja) 冷凍機用圧縮機の軸受
JPH06103033B2 (ja) 横置型2気筒回転式圧縮機の給油装置