JPH08243762A - 溶接スタッド - Google Patents

溶接スタッド

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JPH08243762A
JPH08243762A JP4841395A JP4841395A JPH08243762A JP H08243762 A JPH08243762 A JP H08243762A JP 4841395 A JP4841395 A JP 4841395A JP 4841395 A JP4841395 A JP 4841395A JP H08243762 A JPH08243762 A JP H08243762A
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JP
Japan
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welding
stud
flange
panel
projection
Prior art date
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Application number
JP4841395A
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English (en)
Inventor
Toshinori Kakehi
敏則 筧
Yuji Kojo
勇治 古城
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POP RIVET FASTENER KK
Original Assignee
POP RIVET FASTENER KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パネル孔の有無に係わりなく使用でき、2枚
重ねのパネルに使用する場合にはパネルの密着性がよく
なり、かつ気密性や水密性の問題も生じない溶接スタッ
ドを提供すること。 【構成】 フランジ11とスタッド軸12とを有する溶
接スタッド10において、フランジ11の両面に溶接用
の突出部13、14を形成する。この溶接用の突出部
は、プロジェクション溶接用の点状突起13、14又は
リング状突起33等の形態でよく、スタッド10がフラ
ンジ11の片側の面にスタッド軸12を有する形状であ
る場合には、該スタッド軸12と反対側のフランジ面に
アーク溶接用の円錐状突起24を形成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体パネル等の
パネルに溶接されて他の部品の取り付けに使用される溶
接スタッドに関する。
【0002】
【従来技術】自動車車体では、パネルが2枚重ねられた
2重板構造の部位に溶接スタッドを取り付ける場合があ
る。このときのスタッドの溶接方法を図1に示す。(a)
は重ねられた2枚のパネル1、2を貫通して孔3を形成
し、溶接スタッド4をこの孔に通して裏側のパネル2に
プロジェクション溶接する構造である。(b) は表側のパ
ネル1にのみ孔3を形成して該パネルにスタッド4をプ
ロジェクション溶接する構造である。また、(c) は表側
のパネル1にスタッド4をアークスタッド溶接する構造
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の溶接構
造では、(a) の場合、重ねられた2枚のパネル1、2を
貫通して孔3を形成するため、気密性や水密性が悪くな
る。また、(b) 及び(c)の構造は気密性や水密性の問題
は生じないが、2枚の板の密着性が悪く、接触音の発生
原因となる。さらに、スタッドを溶接するパネルの板が
薄い場合には、強度不足の問題を生じる。また、(a) や
(b) の構造に使用される溶接スタッドは、パネルに孔を
形成する構造以外には使用できない、という不便があ
る。本発明は、このような問題を解決し、パネル孔の有
無に係わりなく使用でき、2枚重ねのパネルに使用する
場合にはパネルの密着性がよくなり、かつ気密性や水密
性の問題も生じない溶接スタッドを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、フランジとスタッド軸とを有する溶接スタ
ッドにおいて、フランジの両面に溶接用の突出部を形成
することを特徴とする。この溶接用の突出部は、プロジ
ェクション溶接用の点状突起又はリング状突起等の形態
でよく、スタッドがフランジの片側の面にスタッド軸を
有する形状である場合には、該スタッド軸と反対側のフ
ランジ面にアーク溶接用の円錐状突起を形成することが
できる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図2(a) に示す溶接スタッド10は、フランジ11
と該フランジの片側の面から延びるスタッド軸12を有
する。本実施例では、スタッド軸12はねじスタッドで
ある。この溶接スタッド10のフランジ11の両側の面
に、プロジェクション溶接用の点状突出部13、14が
複数個、周方向に間隔をもって形成されている。フラン
ジ11の各面において、点状突出部13は3個ずつ周方
向に等間隔で形成することが好ましいが、その数は任意
に決定できる。図2(b) は、この溶接スタッド10を2
枚のパネル1、2に溶接した状態を示す。表側のパネル
1に孔3が形成され、溶接スタッド10のスタッド軸1
2がこの孔3に挿入される。そして、スタッド軸12側
のフランジ11の面に形成した点状突出部13により溶
接スタッド10をパネル1に溶接する。次いで、パネル
2を重ね、反対側のフランジ11の面に形成した溶接用
点状突出部14によりスタッド10をパネル2に溶接す
る。パネル2に孔を形成しないため気密性、水密性が良
く、スタッド10のフランジ11の両側の面がパネル
1、2に溶接されるため、パネルの密着性も確保され、
接触音や強度上の問題も生じない。
【0006】図3(a) は、図2(a) に示す溶接スタッド
の変形例を示すものである。この実施例では、前例にお
けると同様に、溶接スタッド20は、フランジ21と該
フランジの片側の面から延びるスタッド軸22を有す
る。フランジ21の軸22側の面には前例における点状
突出部と同様な点状突出部23が形成されている。フラ
ンジ21の反対側の面には、アークスタッド溶接のため
の円錐状突出部24が形成されている。この円錐状突出
部24の円錐角は4°ないし7°とすることが好まし
い。図3(b) は、この溶接スタッド20を2枚のパネル
1、2に溶接した状態を示す。溶接スタッド20とパネ
ル1との間の溶接は前例と同様であるが、パネル2との
溶接では、円錐状突出部24を利用してアークスタッド
溶接を行う。図4(a) は、図3(a) に示す溶接スタッド
の変形例を示すものである。この実施例では、前例にお
けると同様に、溶接スタッド30は、フランジ31と該
フランジの片側の面から延びるスタッド軸32を有す
る。フランジ31の軸32側の面には前例における点状
突出部に代えてリング状突出部33が形成されている。
フランジ31の反対側の面には、前例と同様にアークス
タッド溶接のための円錐状突出部34が形成されてい
る。
【0007】図4(b) は、この溶接スタッド30を2枚
のパネル1、2に溶接した状態を示す。溶接スタッド3
0とパネル1との間の溶接はリング状突出部を使用して
プロジェクション溶接を行い、パネル2との溶接では、
円錐状突出部34を利用してアークスタッド溶接を行
う。以上の実施例では、2枚のパネル1、2に溶接スタ
ッドを溶接する状態を示したが、この溶接スタッドは、
孔の有無に係わりなく、1枚のパネルへの溶接にも使用
できる。図5(a) は、本発明のさらに別の実施例を示す
ものである。この実施例では、溶接スタッド40は、フ
ランジ41と該フランジ41の両側の面から延びるスタ
ッド軸42a、42bを有する。本実施例では、スタッ
ド軸42aは通常のねじ軸であり、スタッド軸42bは
実公昭62-2331 号公報に記載されたねじ形状とする。フ
ランジ41のスタッド軸42a側の面には複数の点状突
出部43が形成され、反対側の面にはリング状突出部4
4が形成されている。図5(b) は図5(a) に示す溶接ス
タッド40を2枚のパネル1、2に溶接する状態を示す
もので、パネル1、2の両方に孔3が形成される。溶接
の順序はパネル1、2のいずれが先であってもよい。
【0008】
【効果】本発明の溶接スタッドは、孔の有無に係わりな
く、どのようなパネルにも溶接でき、2枚重ねのパネル
への溶接に際しては、両方のパネルに溶接することがで
きるので、パネルの密着性がよくなり、強度上の問題も
生じない。また、スタッド軸がフランジの片側にのみ形
成されているスタッドでは、2枚重ねのパネルに溶接す
る場合、一方のパネルに孔を形成しなくてもよいので、
気密性及び水密性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の溶接スタッドの例を示すもので、(a)
、(b) 、(c) はそれぞれ別の形態を示す側面図であ
る。
【図2】 本発明による溶接スタッドの実施例を示すも
ので、(a) は溶接スタッドの側面図、(b) はその溶接状
態を示す側面図である。
【図3】 本発明による溶接スタッドの他の実施例を示
すもので、(a) は溶接スタッドの側面図、(b) はその溶
接状態を示す側面図である。
【図4】 本発明の溶接スタッドのさらに他の実施例を
示すもので、(a) は溶接スタッドの側面図、(b) はその
溶接状態を示す側面図である。
【図5】 本発明の溶接スタッドのさらに他の実施例を
示すもので、(a) は溶接スタッドの側面図、(b) はその
溶接状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1、2・・・・パネル、 10・・・・溶接スタッド、 11・・・・フランジ、 12・・・・スタッド軸、 13、14・・・・溶接用点状突出部、 24・・・・円錐状突出部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジと、該フランジの片側の面から
    延びるスタッド軸とを備える溶接スタッドであって、前
    記フランジの両側の面に溶接用の突出部が形成されたこ
    とを特徴とする溶接スタッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した溶接スタッドであっ
    て、前記スタッド軸とは反対側の前記フランジの面に形
    成される前記溶接用の突出部は、アークスタッド溶接用
    の円錐形状の突起であることを特徴とする溶接スタッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載した溶接スタッドであっ
    て、前記フランジの少なくとも片側の面に形成される前
    記溶接用の突出部は、周方向に間隔をもって形成された
    プロジェクション溶接用の点状突起であることを特徴と
    する溶接スタッド。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載した溶接スタッドであっ
    て、前記フランジの少なくとも片側の面に形成される前
    記溶接用の突出部は、リング状の突起であることを特徴
    とする溶接スタッド。
  5. 【請求項5】 フランジと、該フランジの両側の面から
    同軸に延びるスタッド軸とを備える溶接スタッドであっ
    て、前記フランジの両側の面に溶接用の突出部が形成さ
    れたことを特徴とする溶接スタッド。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した溶接スタッドであっ
    て、前記フランジの各面に形成される前記溶接用突出部
    は、周方向に間隔をもって形成されたプロジェクション
    溶接用の点状突起又はリング状の突起であることを特徴
    とする溶接スタッド。
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