JPH0824340A - 先端開口型カテーテルとその先端部の製法 - Google Patents

先端開口型カテーテルとその先端部の製法

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JPH0824340A
JPH0824340A JP6161299A JP16129994A JPH0824340A JP H0824340 A JPH0824340 A JP H0824340A JP 6161299 A JP6161299 A JP 6161299A JP 16129994 A JP16129994 A JP 16129994A JP H0824340 A JPH0824340 A JP H0824340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
tip
top end
spherical
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP6161299A
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English (en)
Inventor
Shingo Ueki
信吾 植木
Susumu Naoi
進 直井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Systems Corp
Original Assignee
Fuji Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 先端部の作成が容易で、かつガイドワイヤの
挿通もスムーズに行うことができる先端開口型カテーテ
ルと該カテーテルを構成するカテーテル本体の先端に固
着される先端部の製法を提供すること。 【構成】 この先端開口型カテーテルは内腔2のあるカ
テーテル本体1の先端が開口している。カテーテル本体
1の先端部3にガイドワイヤ挿通用の貫通孔7が中央部
に穿設された所定重さからなる球状体8を、その貫通孔
7の中心軸線と内腔2の中心軸線とがほぼ同一となるよ
うに配置し、かつ内外面とも表出しないように埋設して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端開口型カテーテ
ルとその製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカテーテルとして例えば、実開
平2−106249号公報に記載されているものが知られてい
る。このカテーテルはその添付図面に示されているよう
に先端部が、中央部に球孔を貫通して穿設した複数の金
属又はセラミック製球状体が各球孔に挿通固着されたば
ねによって連結されてなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のカテ
ーテルにあっては、球状体の各球孔に挿通されるばねが
固着されているとはいえ、実際上はこの固着のみではば
ねの球孔からの抜けを防止することが困難で、抜け防止
のためにばね保持用の押えチューブ等をばねの先端と基
端の両側に接着する必要があり、しかもガイドワイヤの
通り具合をよくするためにばねに研磨等の追加工を施す
ことが必要で、先端部の作成が容易でないという問題が
あった。また、ガイドワイヤが通るばねの内面が凹凸面
となっているため、挿通時にガイドワイヤの先端がばね
の該凹面に嵌まってスムーズに挿通を行うことができな
いという問題もあった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、先端部の作成が容易で、かつガイドワイ
ヤの挿通もスムーズに行うことができる先端開口型カテ
ーテルとその製法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、前記のような先端開口型カテー
テルにおいて、ガイドワイヤ挿通用の貫通孔を中央部に
穿設した所定重さからなる球状体が、その貫通孔の中心
軸線と内腔の中心軸線とがほぼ同一となるように配置さ
れ、かつ内外面とも表出しないように先端部に埋設され
ている。請求項2の発明は、請求項1において、球状体
が、複数個それぞれ軸線方向に非接触状態で埋設されて
いる。請求項3の発明は、請求項1又は2において、球
状体が配置されている部分が、カテーテル本体とは別体
に作成され、カテーテル本体の先端に固着される先端部
となっている。
【0006】請求項4の発明は、先端開口型カテーテル
を構成するカテーテル本体の先端に固着される先端部の
製法であって、合わせ方式の1対の金型の下型と上型の
キャビティ内に液状のシリコーンゴムを仕込んでおき、
ガイドワイヤ挿通用の貫通孔を中央部に穿設した所定重
さからなる球状体を、外面の軸方向に放射方向のリブを
有する中子ピンに挿通し、この球状体を挿通した中子ピ
ンを下型のキャビティ内に位置決めしてセットした後、
この下型に上型を合わせてプレス成形することを特徴と
する。請求項5の発明は、請求項4において、プレス成
形に代えて球状体を挿通した中子ピンを下型のキャビテ
ィ内に位置決めしてセット後、上型を下型に合わせ、両
キャビティ内に液状のシリコーンゴムを供給して射出成
形することを特徴とする。
【0007】
【作用】前記のように球状体が内外面とも表出しないで
先端部に埋設されることとなるので、追加工が一切不要
となり、作成も容易となる。また、ガイドワイヤの挿通
もスムーズに行うことが可能となる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す先端開口型
カテーテルの先端部分の一部省略、かつ下半部破断の正
面図、図2は図1のA−A線に沿う拡大側断面図であ
る。両図において、1は内腔2のあるカテーテル本体
で、シリコーンゴム等から形成されている。カテーテル
本体2の先端には同じ材質からなり両端開口の筒状先端
部3が、基端部側に形成の環状段部4をカテーテル本体
2の先端面に当接させてその外面に嵌合されたうえ、接
着剤5による接着により固着されている。
【0009】先端部3にはガイドワイヤ挿通用の貫通孔
7を中央部に穿設した所定重さからなる球状体8が複数
個、内外面とも表出しないで、かつそれぞれ軸線方向に
非接触状態で埋設されている。球状体8の貫通孔7の中
心軸線と内腔2の中心軸線とはほぼ同一となっている。
また先端部3の先端部孔9の内面はカテーテル本体1の
内腔2の内面とほぼ面一となっている。球状体8は、所
定の重さがあるものであれば、金属又はセラミック等、
任意の材質とすることが可能である。球状体8は複数個
であればその個数は問わないし、また1個でもよい。ま
たこの実施例では球状体8を同じ大きさとしたが、異な
る大きさとしてもよく、設計変更的な事項は任意に変更
したり、修正したりすることが可能である。
【0010】前記のような先端部3を作るには、図3に
示すような合わせ方式の1対の金型10の下型11と上型、
図4に示すような中子ピン13を用いる。上型は図示省略
したが、下型11と同形となっている。下型11の表面には
キャビティ12が形成されている。中子ピン13は環状段部
4を形成するために基部に大径部14を有し、かつ大径部
14から先端付近までの外面の軸方向に放射方向のリブ15
が複数個(この例では円周方向に90°の位相をおいて4
個)突設されている。リブ15は中子ピン13に挿通される
球状体8の偏りを防止して支持するために設けられるも
のであり、リブ15とリブ15との円周方向の空隙には後記
のように成形時に液状のシリコーンゴムが供給されるこ
ととなるためその厚さは薄ければ薄いほど好ましい。
【0011】しかして作成には、まず下型11と上型のキ
ャビティ12内に液状のシリコーンゴムを仕込んでおく。
また複数個の球状体8を、図5に示すように中子ピン13
にそれぞれ軸線方向に非接触状態となるように挿通して
セットする。この際に非接触の状態を保ために必要によ
り間隔保持用のOリング等を利用してもよい。Oリング
等はセット後に除去するか、あるいは材質的に許容され
るものである場合にはそのままにしておく。球状体8の
中子ピン13へのセット後、該中子ピンを下型11のキャビ
ティ12内に位置決めしてセットする。そしてセット後、
この下型11に上型を合わせてプレス成形する。このプレ
ス成形において、使用するシリコーンゴムは熱硬化タイ
プであり、そのプレス条件の例として、温度は通常115
℃かあるいは170℃、圧力は100kg/cm2を中心とし、時間
は5〜10分に設定することが好ましい。プレス終了後、
開型して成形品を取り出し、中子ピン13を引き抜く。す
ると、複数個の球状体8が内外面とも表出しない先端部
3が作成されることとなるので、あとは図1のように環
状段部14を介してカテーテル本体1の先端の外面に嵌合
し、接着剤5で接着すれば先端開口型のカテーテルが出
来上がる。
【0012】この例ではプレス成形による先端部の作成
について説明したが、この発明はほかに低圧の液状射出
機による射出成形によっても同様に先端部3を作成する
ことができる。すなわち、この場合には下型11のキャビ
ティ12内に複数個の球状体8を挿通した中子ピン13を位
置決めしてセットした後、上型を下型11に合わせて両キ
ャビティ12内に、例えば上型に設けたノズルから液状の
シリコーンゴムを一定量射出して成形する。
【0013】前記のようなプレス成形や射出成形を用い
れば、球状体8が複数個、その内外面とも表出しないよ
うに埋設された先端部3を容易に作成することができ
る。
【0014】
【発明の効果】請求項1,2,3の発明は前記のような
構成からなるので、従来必要としたばねに対する追加工
がいらなくなり、球状体が内外面とも表出しないで埋設
された先端部を容易に作成することができる。しかも、
球状体の内面は外面と同様な材質で被覆されることとな
るので、ガイドワイヤの挿通もスムーズに行うことがで
きる。請求項4,5の発明は、前記のようなカテーテル
本体の先端に固着される先端部を人手を煩わさずに簡単
に作ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す先端開口型カテーテ
ルの先端部分の一部省略、かつ下半部破断の正面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大側断面図である。
【図3】下型の一部省略の平面図である。
【図4】(A)は中子ピンの一部省略の平面図、(B)は
(A)のB−B線に沿う側面図である。
【図5】(A)は中子ピンに球状体を挿通してセットした
状態の一部省略の平面図、(B)は(A)のB−B線に沿う
側面図である。
【符号の説明】
1 カテーテル本体 2 内腔 3 先端部 7 貫通孔 8 球状体 10 金型 11 下型 13 中子ピン 15 リブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内腔のあるカテーテル本体の先端が開口
    した先端開口型カテーテルにおいて、ガイドワイヤ挿通
    用の貫通孔を中央部に穿設した所定重さからなる球状体
    が、その貫通孔の中心軸線と内腔の中心軸線とがほぼ同
    一となるように配置され、かつ内外面とも表出しないよ
    うに先端部に埋設されていることを特徴とする先端開口
    型カテーテル。
  2. 【請求項2】 球状体が、複数個それぞれ軸線方向に非
    接触状態で埋設されている請求項1記載の先端開口型カ
    テーテル。
  3. 【請求項3】 球状体が配置されている部分が、カテー
    テル本体とは別体に作成され、カテーテル本体の先端に
    固着される先端部である請求項1又は2記載の先端開口
    型カテーテル。
  4. 【請求項4】 先端開口型カテーテルを構成するカテー
    テル本体の先端に固着される先端部の製法であって、合
    わせ方式の1対の金型の下型と上型のキャビティ内に液
    状のシリコーンゴムを仕込んでおき、ガイドワイヤ挿通
    用の貫通孔を中央部に穿設した所定重さからなる球状体
    を、外面の軸方向に放射方向のリブを有する中子ピンに
    挿通し、この球状体を挿通した中子ピンを下型のキャビ
    ティ内に位置決めしてセットした後、この下型に上型を
    合わせてプレス成形することを特徴とする先端部の製
    法。
  5. 【請求項5】 プレス成形に代えて球状体を挿通した中
    子ピンを下型のキャビティ内に位置決めしてセット後、
    上型を下型に合わせ、両キャビティ内に液状のシリコー
    ンゴムを供給して射出成形する請求項4記載の先端部の
    製法。
JP6161299A 1994-07-13 1994-07-13 先端開口型カテーテルとその先端部の製法 Pending JPH0824340A (ja)

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