JPH08242031A - 半導体レーザ駆動回路 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路

Info

Publication number
JPH08242031A
JPH08242031A JP7057295A JP7057295A JPH08242031A JP H08242031 A JPH08242031 A JP H08242031A JP 7057295 A JP7057295 A JP 7057295A JP 7057295 A JP7057295 A JP 7057295A JP H08242031 A JPH08242031 A JP H08242031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emission intensity
signal
light emission
laser
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7057295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3428220B2 (ja
Inventor
Hiroshi Tarukawa
啓 樽川
Shinya Otsuki
真也 大槻
Yuichi Inoue
祐一 井上
Ritsugan Chiyou
立岩 張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP07057295A priority Critical patent/JP3428220B2/ja
Publication of JPH08242031A publication Critical patent/JPH08242031A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3428220B2 publication Critical patent/JP3428220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位センサの投光部に用いる半導体レーザ駆
動回路において、レーザダイオードの発光強度を外部入
力により制御できるようにすること。 【構成】 スイッチング回路1で電源をパルス化し、そ
の電源をレーザ駆動部5を介して発光部6に供給する。
レーザダイオードLDの光出力はフォトダイオードPD
によってモニタされ、そのモニタ電圧が誤差増幅回路3
にフィードバックされる。演算増幅器OPは基準電圧発
生回路2の基準信号とモニタ電圧とを比較し、誤差信号
をトランジスタTr1に与える。このときFETのソー
スに制御信号が入力されると、その値がフォトダイオー
ドPDの出力端で加算される。ここでの加算値が基準信
号と等しくなるようフィードバック回路が動作するの
で、制御信号の増加又は減少により、レーザビームの強
度が減少又は増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームの強度を
外部入力により制御する半導体レーザ駆動回路に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】検知物体の位置、移動、又は種類を検出
するために各種の変位センサが用いられている。変位セ
ンサは一般にレーザビームを出射する投光部と、検知物
体から反射光を受光する受光部とを含んで構成される。
そして投光部には半導体レーザが用いられ、これを駆動
するために半導体レーザ駆動回路が設けられている。
【0003】半導体レーザ駆動回路も連続光(CW光)
を出力するものと、パルス光を出力するものがある。い
ずれもレーザダイオードLDの温度上昇による光出力変
化を防止するために、レーザダイオードLDを保持する
ステムにフォトダイオードPDを取付け、フォトダイオ
ードPDの出力電流をモニタすることにより、レーザダ
イオードLDの光出力の安定化を図る補償回路が設けら
れている。
【0004】図6はこのような機能を有する従来の半導
体レーザ駆動回路の一例である。この半導体レーザ駆動
回路は大きく分けて、スイッチング回路1、基準電圧発
生回路2、誤差増幅回路3、充放電回路4、レーザ駆動
部5、発光部6を含んで構成される。
【0005】発光部6からスイッチング回路1にかけて
その構成を説明する。発光部6は同一ステムに取付けら
れたレーザダイオードLDとフォトダイオードPD(受
光素子)を有し、レーザダイオードLDのカソード側に
保護抵抗R1が接続され、フォトダイオードPDのアノ
ード側にモニタ用抵抗R2が接続されている。これらの
抵抗R1,R2の片端は共にGNDラインに接続され、
レーザダイオードLDのアノード側とフォトダイオード
PDのカソード側は共通接続されている。
【0006】レーザ駆動部5は発光部6に駆動電流を供
給する回路であり、NPN型のトランジスタTr1で構
成される。トランジスタTr1のエミッタは発光部6
に、コレクタはスイッチング回路1の出力端に、ベース
は誤差増幅回路3の出力端に夫々接続される。充放電回
路4は抵抗R3とコンデンサC1の並列接続体で構成さ
れ、コンデンサC1の充電及び放電によりレーザダイオ
ードLDのパルス電流の立ち上がり及び立ち下がり時定
数を規定する回路である。
【0007】誤差増幅回路3は、抵抗R2の両端から得
られるモニタ信号Vmと、基準電圧発生回路2で発生し
た基準信号Vrとが入力され、それらの差分値を増幅し
て補正信号を生成する回路である。誤差増幅回路3内の
演算増幅器OPは、その非反転入力端にモニタ信号Vm
が入力され、反転入力端に基準信号Vrが入力されると
それらの差分値を増幅し、誤差信号Veをトランジスタ
Tr2のベースに供給する。NPN型のトランジスタT
r2のコレクタとスイッチング回路1の出力端の間に
は、抵抗R4とダイオードD2とが直列に接続されてい
る。またトランジスタTr2のエミッタは抵抗R5を介
してGNDラインに接続されている。そしてダイオード
D2のカソード側とGNDライン間に充放電回路4が接
続される。尚、演算増幅器OPの出力端と反転入力端に
ノイズ防止用のコンデンサC2が接続されている。
【0008】基準電圧発生回路2は誤差増幅回路3に対
して基準信号(パルス)Vrを発生する回路である。ス
イッチング回路1の出力端とGNDライン間に抵抗R8
と定電圧ダイオードD3が直列に接続され、定電圧ダイ
オードD3の基準電圧と等しい波高値を持つ電圧パルス
が定電圧ダイオードD3の両端に発生する。このパルス
は抵抗R6、R7で電圧が分圧され、演算増幅器OPの
反転入力端に基準信号Vrとして与えられる。
【0009】スイッチング回路1は電源(電圧+Vc)
を入力パルスSPに基づいて開閉する回路であり、スイ
ッチングのトランジスタTr3と抵抗R9により構成さ
れる。ここでは例えばトランジスタTr3をPNP型と
すると、入力パルスSPがLレベル時にオン状態にな
り、エミッタに接続された抵抗R9を介してコレクタ側
にパルス電圧が供給される。
【0010】このように構成された従来の半導体レーザ
駆動回路の動作について説明する。先ず電源電圧Vcを
トランジスタTr3でスイッチングすることにより、電
圧Vcを有するパルス電圧を基準電圧発生回路2、誤差
増幅回路3、レーザ駆動部5に供給する。入力パルスS
PがLレベルのとき、トランジスタTr3が導通し、抵
抗R4とダイオードD2とを介して充放電回路4のコン
デンサC1が充電される。このときの充電電流はトラン
ジスタTr2の導通状態によって変化するが、今仮に演
算増幅器OPの出力する誤差信号Veが0Vとすると、
トランジスタTr2はオフか、又はバイアス電流程度で
動作するものとする。この場合は充電完了後のトランジ
スタTr1のベース電圧Vb1は次の(1)式の値とな
る。 Vb1=(R3+r2)/(R3+R4+r2)・Vc・・・(1) 但しr2はダイオードD2のオン時の順方向抵抗とす
る。
【0011】この場合の電圧Vb1の値は、エミッタ負
荷を持つトランジタTr1を導通させる値であり、レー
ザダイオードLDに駆動電流が供給される。レーザダイ
オードLDが発光すると、フォトダイオードPDにレー
ザ発光強度に比例したモニタ電流Imが流れる。この電
流Imは抵抗R2により電圧に変換され、次の(2)式
のモニタ信号Vmが演算増幅器OPの非反転入力端に入
力される。 Vm=Im・R2・・・(2)
【0012】一方、入力パルスSPのLレベル時に、次
の(3)式で示すよな基準信号Vrが演算増幅器OPの
反転入力端に与えられている。 Vr=R6/(R6+R7)・Vz・・・(3) 但しVzはダイオードD3の基準電圧とする。
【0013】一般に、演算増幅器OPがリニア領域で外
部回路を通して負帰還のかかった状態で動作していると
きは、非反転入力端と反転入力端の電圧が相等しくなる
ようその出力値が制御される。一方、トランジスタTr
2は演算増幅器OPの出力する誤差信号Veで動作する
ので、誤差信号Veの値が正であればトランジスタTr
2のエミッタ電流は増加する。誤差信号Veの値が負で
あればトランジスタTr2のエミッタ電流は減少する。
このためトランジスタTr1のベース電圧Vb1は、誤
差信号Veの値が正であれば下降し、負であれば上昇す
る。誤差信号Veの値が正とは、レーダダイオードLD
の発光強度が基準値より高いことを意味し、誤差信号V
eの値が負とは発光強度が基準値より低いことを意味す
る。従って基準信号Vrとモニタ信号Vmの値とのバラ
ンスが取れているときは、レーザダイオードLDの発光
強度は、基準信号発生回路2で生成される基準信号Vr
に比例した値に制御されることなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにフォトダ
イオードPDから出力されるモニタ電流Imの値を一定
に保つことにより、レーザダイオードLDの発光強度を
一定値に制御している。ここでにレーザダイオードLD
の発光強度を変化させる場合を考える。変位センタの検
知物体の表面状態はその種類によって多様に変化する。
特に検知物体の種類が変わり、反射率が大幅に変化する
と、その都度発光部6の発光強度を調節しなければなら
ない。ところが図6に示すような構成であれば、レーザ
ダイオードLDの発光強度を変化させるには、誤差増幅
回路3に入力する基準信号Vrの値を変化させるか、ま
たはフォトダイオードPDによるモニタ信号Vmの値を
変化させなければならない。
【0015】ここで基準信号Vrの値を変化させる方法
について簡単に説明する。発光部6の発光強度を大きく
するには基準信号Vrの値を大きくし、発光強度を小さ
くするには基準信号Vrの値を小さくすればよい。しか
し基準信号Vrの電圧は通常1V前後であり、1Vより
大きくすると制御が困難になる。又基準信号Vrの電圧
を小さくすると、演算増幅器OPのオフセット電圧の影
響を受け易くなる。このため基準信号Vrの値を変化さ
せて発光強度を制御する場合、制御範囲が限定されると
いう欠点があった。
【0016】次にモニタ信号Vmの値を変化させる方法
であるが、基本的には抵抗R2を固定抵抗から可変抵抗
に代えればよい。しかしこの場合、抵抗R2の抵抗値を
変えるためには、調整ねじを直接手で操作しなければな
らず、小型の変位センサに取り付けられる半導体レーザ
駆動装置においては調整の作業性に問題がある。又電源
の電圧Vcを制御することも考えられるが、変位センサ
に用いる電源電圧は規定の値になっており、この部分で
の調整は実際上不可能であった。
【0017】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、電気信号によってレーザダイオ
ードLDの発光強度を設定でき、且つ温度補償や発光強
度の安定化のための補償回路のついた半導体レーザ駆動
回路を実現することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明はレーザ光を出力
するレーザ発光素子と、レーザ発光素子の発光強度をモ
ニタする受光素子と、レーザ発光素子を駆動するレーザ
駆動部と、基準信号を生成する基準電圧発生部と、基準
電圧発生部の基準信号と受光素子のモニタ信号とが入力
され、これらの信号を差動増幅し、その差分信号を制御
信号としてレーザ駆動部に出力する誤差増幅部と、を具
備する半導体レーザ駆動回路であって、レーザ発光素子
の発光強度を調整する発光強度制御信号が入力され、誤
差増幅部に入力されるモニタ信号に、発光強度制御信号
を重畳させる発光強度制御部を設けたことを特徴とする
ものである。
【0019】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、レー
ザ発光素子がレーザ駆動部によりレーザ光を出力する
と、受光素子はレーザ発光素子の発光強度に比例したモ
ニタ信号を発生する。誤差増幅部は基準電圧発生部の基
準信号と受光素子のモニタ信号とが入力されると、これ
らの信号を差動増幅してその差分信号を制御信号として
レーザ駆動部に出力する。このとき発光強度制御部によ
りレーザ発光素子の発光強度を調整する発光強度制御信
号が入力されると、誤差増幅部に入力されるモニタ信号
に発光強度制御信号を重畳させる。こうすると外部入力
により、レーザ発光素子の発光強度を制御することがで
きる。
【0020】
【実施例】本発明の第1実施例における半導体レーザ駆
動回路について図1〜図3を参照しつつ説明する。尚、
従来例と同一ブロック及び同一信号名は同一の符号をつ
け、それらの詳細な説明は省略する。図1は第1実施例
の半導体レーザ駆動回路を基本構成を示すブロック図で
ある。本図に示すように半導体レーザ駆動回路は、スイ
ッチング回路1、基準電圧発生回路2、レーザ駆動部
5、発光部6を有することは従来例と同様である。従来
例と異なる部分は、発光強度制御部7Aが設けられ、そ
の出力である第1の制御電流IdがフォトダイオードP
Dのモニタ電流Imに加算され、その加算電流が第2の
制御電流Ipとして誤差増幅回路3に与えられることで
ある。
【0021】発光強度制御部7Aは電界効果型トランジ
スタ(以下、FETという)で構成される。FETのド
レイン電極はスイッチング回路1の出力端に接続され、
ソース電極は加算回路に接続されている。そしてゲート
電極に発光強度を調整するための発光強度制御信号Vg
が入力される。
【0022】図2はFETの入出力特性を示したグラフ
である。本図に示すように、FETのゲート・ソース間
電圧である制御信号Vgを変化させることにより、ドレ
イン電流である制御電流Idを制御することができる。
【0023】FETがオフ状態であると、ドレイン電流
である制御電流Idは流れず、次の(4)式が成り立
つ。 Ip=Im・・・(4) FETがオン状態になって制御電流Idが流れ、モニタ
電流がIm’に変化したとすると、次の(5)式が成り
立つ。 Ip=Im’+Id・・・(5)
【0024】基準電圧発生回路2の出力(基準信号V
r)が変化しない限り、誤差増幅回路3の動作原理によ
り制御電流Ipの値は変化しない。このためモニタ電流
Im’は次の(6)式に示すようにImに比べて制御電
流Idの値分だけ減少する。 Im’=Ip−Id・・・(6) このためレーザダイオードLDの発光強度は制御電流I
dの相当分だけ小さくなる。こうして制御信号Vgの変
化により、レーザダイオードLDの発光強度を制御する
ことができる。
【0025】以上のような動作原理を有する半導体レー
ザ駆動回路の具体例を図3に示す。本図において、従来
例の図6と異なる部分は、スイッチング回路1の出力端
とフォトダイオードPDのアノード側との間に、前述し
たFETを設けたことである。図1の場合と同様にFE
Tのゲート電極に制御信号Vgを与えると、スイッチン
グ回路1が導通しているときドレイン電流が流れる。こ
の電流を制御電流Idとすると、フォトダイオードPD
のモニタ電流Imと加算され、抵抗R2を介してGND
側に流れる。従って抵抗R2の端子電圧をモニタ電圧V
mとすると、この電圧が演算増幅器OPの非反転入力端
に入力される。
【0026】外部から入力される制御信号Vgを大きく
すると、FETのドレイン電流が大きくなるので、演算
増幅器OPに入力されるモニタ信号Vmの値は次の
(7)式のようになる。 Vm=R2・(Im+Id)・・・(7) 前述したように演算増幅器OPの正及び負の入力が同じ
になるように帰還回路が動作するので、モニタ信号Vm
の値が増加すれば、演算増幅器OPの出力する誤差信号
Veの値は大きくなる。従ってトランジスタTr1のベ
ース電圧が低下し、レーザダイオードLDの発光強度は
低下する。このように制御信号Vgの値を変化させるこ
とにより、発光部6の発光強度を制御することができ
る。本実施例の場合、制御信号Vgが大きくなれば発光
部6の発光強度は小さくなる。
【0027】このように第1実施例によれば、遠隔から
制御信号Vgを操作して発光強度を制御することがで
き、近接センサそのものを調整しなくて済む。また付加
する回路もFETだけであり、使用実績の高い従来の回
路をそのまま活かすことができる。
【0028】次に本発明の第2実施例における半導体レ
ーザ駆動回路について図4、図5を参照しつつ説明す
る。尚、第1実施例と同一ブロック及び同一信号名は同
一の符号をつけ、それらの詳細な説明は省略する。図4
は第2実施例の半導体レーザ駆動回路を基本構成を示す
ブロック図ある。本図に示すように半導体レーザ駆動回
路は、スイッチング回路1、基準電圧発生回路2、誤差
増幅回路3、レーザ駆動部5、発光部6、発光強度制御
部7Bを有することは第1実施例と同様である。
【0029】発光強度制御部7BはFETで構成され、
そのソース電極はGNDに接続され、ドレイン電極は誤
差増幅回路3の非反転入力端に接続されている。又ゲー
ト電極に発光強度を制御する制御信号Vh(発光強度制
御信号)が入力される。フォトダイオードPDから得ら
れるモニタ電流Imから、FETのドレイン電流である
第1の制御電流Idが減算され、その減算結果である第
2の制御電流Ipが誤差増幅回路3に供給されること
が、本実施例の特徴である。
【0030】さてFETがオフ状態であると、制御電流
Idは流れず、次の(8)式が成り立つ。 Ip=Im・・・(8) FETがオン状態になって制御電流Idが流れ、モニタ
電流がIm’に変化したとすると、次の(9)式が成り
立つ。 Ip=Im’−Id・・・(9)
【0031】基準電圧発生回路2の出力(基準信号V
r)が変化しない限り、誤差増幅回路3の動作原理によ
り制御電流Ipの値は変化しない。このためモニタ電流
Im’は次の(10)式に示すように、Imに比べて制
御電流Idの値分だけ増加する。 Im’=Ip+Id・・・(10) このためレーザダイオードLDの発光強度は制御電流I
dの相当分だけ大きくなる。
【0032】以上のような動作原理を有する半導体レー
ザ駆動回路の具体例を図5に示す。本図において図3と
異なる部分は、フォトダイオードPDのアノード側とG
NDとの間にFETと抵抗R10を直列に設けたことで
ある。図3と同様にFETのゲート電極に制御信号Vh
を与えると、スイッチング回路1が導通している限り、
トランジスタTr1も導通する。フォトダイオードPD
のモニタ電流をImとすると、その電流の一部はFET
の方へ流れる。このため抵抗R2に流れる制御電流Ip
が減少し、その端子電圧(モニタ電圧Vm)は減少す
る。
【0033】外部から入力される制御信号Vhを大きく
すると、FETのソース電流が大きくなるので、演算増
幅器OPに入力されるモニタ信号Vmの値は次の(1
1)式のようになる。 Vm=R2・(Im−Id)・・・(11) 前述したようには演算増幅器OPの正及び負の入力が同
じになるように帰還回路が動作するので、モニタ信号V
mの値が減少すれば、演算増幅器OPの出力する誤差信
号Veの値は小さくなる。従ってトランジスタTr1の
ベース電圧が上昇し、レーザダイオードLDの発光強度
は増加する。よって制御信号Vhの値を変化させること
により、発光部6の発光強度を制御することができる。
本実施例の場合、制御信号Vhの値と発光部6の発光強
度の関係はほぼ正比例する。
【0034】以上の第1及び第2実施例では、スイッチ
ング回路1の動作により、レーザダイオードLDをパル
ス駆動する場合を述べたが、直流変調方式の半導体レー
ザ駆動回路についても同様の効果が得られ。この場合、
スイッチング回路1の入力パルスSPがLレベルになっ
た場合の動作と同等と考えればよく、レーザダイオード
LDの直流発光強度は、制御信号Vg、Vhによって同
様の制御が可能である。従ってスイッチング回路1は本
発明の必須構成要素ではない。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の半
導体レーザ駆動回路に一部に発光強度制御部を付加する
だけで、レーザ発光素子の発光強度を外部の入力信号に
より制御することができる。この場合誤差増幅部のオフ
セット電圧の影響を受けることなく、レーザ発光素子の
発光強度を増加方向及び減少方向に調整できる。従って
この半導体レーザ駆動回路を変位センサに用いた場合、
検知物体の反射面の性質に併せてレーザ発光素子の強度
を遠隔から調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における半導体レーザ駆動
回路の基本構成図である。
【図2】本発明の各実施例に用いられるFETの入出力
特性図である。
【図3】第1実施例の半導体レーザ駆動回路の具体例を
示す回路図である。
【図4】本発明の第2実施例における半導体レーザ駆動
回路の基本構成図である。
【図5】第2実施例の半導体レーザ駆動回路の具体例を
示す回路図である。
【図6】従来例の半導体レーザ駆動回路の構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 スイッチング回路 2 基準電圧発生回路 3 誤差増幅回路 4 充放電回路 5 レーザ駆動部 6 発光部 7A,7B 発光強度制御部 R1〜R10 抵抗 C1,C2 コンデンサ Tr1〜Tr3 トランジスタ LD レーザダイオード PD フォトダイオード D3 定電圧ダイオード Vm モニタ信号 Vr 基準信号 Ve 誤差信号 Vg,Vh 制御信号 Id 第1の制御電流 Ip 第2の制御電流 Im モニタ電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 張 立岩 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発光するレーザ発光素子と、 前記レーザ発光素子の発光強度をモニタする受光素子
    と、 前記レーザ発光素子を駆動するレーザ駆動部と、 基準信号を生成する基準電圧発生部と、 前記基準電圧発生部の基準信号と前記受光素子のモニタ
    信号とが入力され、これらの信号を差動増幅し、その差
    分信号を制御信号として前記レーザ駆動部に出力する誤
    差増幅部と、を具備する半導体レーザ駆動回路におい
    て、 前記レーザ発光素子の発光強度を調整する発光強度制御
    信号が入力され、前記誤差増幅部に入力されるモニタ信
    号に、前記発光強度制御信号を重畳させる発光強度制御
    部を設けたことを特徴とする半導体レーザ駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記発光強度制御部は、 前記レーザ駆動部の電源ラインにドレイン電極が接続さ
    れ、前記受光素子のモニタ端子にソース電極が接続され
    た電界効果型トランジスタを含み、前記電界効果型トラ
    ンジスタのゲート電極に前記レーザ発光素子の発光強度
    を調整する発光強度制御信号が入力され、前記誤差増幅
    部に入力するモニタ信号に前記発光強度制御信号を加算
    するものであることを特徴とする請求項1記載の半導体
    レーザ駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記発光強度制御部は、 前記受光素子のモニタ出力端にドレイン電極が接続さ
    れ、前記レーザ駆動部のグランドラインにソース電極が
    接続された電界効果型トランジスタを含み、前記電界効
    果型トランジスタのゲート電極に前記レーザ発光素子の
    発光強度を調整する発光強度制御信号が入力され、前記
    モニタ信号から前記発光強度制御信号を減算するもので
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ駆動
    回路。
JP07057295A 1995-03-03 1995-03-03 変位センサの半導体レーザ駆動回路 Expired - Fee Related JP3428220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07057295A JP3428220B2 (ja) 1995-03-03 1995-03-03 変位センサの半導体レーザ駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07057295A JP3428220B2 (ja) 1995-03-03 1995-03-03 変位センサの半導体レーザ駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08242031A true JPH08242031A (ja) 1996-09-17
JP3428220B2 JP3428220B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=13435410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07057295A Expired - Fee Related JP3428220B2 (ja) 1995-03-03 1995-03-03 変位センサの半導体レーザ駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3428220B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114361937A (zh) * 2022-03-18 2022-04-15 深圳市海创光学有限公司 激光器驱动电路及激光器
CN114636989A (zh) * 2020-12-16 2022-06-17 上海禾赛科技有限公司 激光雷达的发射端电路及检测其驱动电流的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114636989A (zh) * 2020-12-16 2022-06-17 上海禾赛科技有限公司 激光雷达的发射端电路及检测其驱动电流的方法
CN114636989B (zh) * 2020-12-16 2023-02-24 上海禾赛科技有限公司 激光雷达的发射端电路及检测其驱动电流的方法
CN114361937A (zh) * 2022-03-18 2022-04-15 深圳市海创光学有限公司 激光器驱动电路及激光器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3428220B2 (ja) 2003-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4819241A (en) Laser diode driving circuit
US6362910B1 (en) Optical transmitter having temperature compensating function and optical transmission system
JP2004061556A (ja) 電界吸収型光変調器を備えた半導体レーザモジュールの駆動回路および駆動方法
JPS6318761B2 (ja)
US4771431A (en) Semiconductor laser drive
US5515392A (en) Laser diode control circuit with power supply compensation network
JP2744650B2 (ja) 発光素子駆動回路用制御装置
JP3428220B2 (ja) 変位センサの半導体レーザ駆動回路
JPH10276048A (ja) オフセット補償回路
JPH04152582A (ja) 光送信器
JP2523141B2 (ja) 発光素子駆動回路
KR100459884B1 (ko) 상한 전압 제한기 및 이를 채용한 레이저 다이오드 구동장치
KR0183292B1 (ko) 전압 안정기의 출력 제어회로
JPH05190950A (ja) Ld劣化検出回路
JPH07147443A (ja) 半導体レーザ送信器
JPH06270462A (ja) 画像形成装置の光量制御装置
JPH0127309Y2 (ja)
JP2934302B2 (ja) 光信号発生回路
JPH05129706A (ja) 半導体レーザ駆動制御回路
JPH0333634A (ja) レーザ素子劣化検出回路
JPS6155794B2 (ja)
JPH04157779A (ja) レーザダイオード電流アラーム出力回路
JP2638498B2 (ja) レーザ駆動回路
KR930008358B1 (ko) 가변 광량 레이저 다이오드 구동회로
JP2679417B2 (ja) 光センサ自動補正回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees