JPH08238528A - パンチング金型 - Google Patents

パンチング金型

Info

Publication number
JPH08238528A
JPH08238528A JP4417695A JP4417695A JPH08238528A JP H08238528 A JPH08238528 A JP H08238528A JP 4417695 A JP4417695 A JP 4417695A JP 4417695 A JP4417695 A JP 4417695A JP H08238528 A JPH08238528 A JP H08238528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
die
brush
punch body
punching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4417695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Tanaka
和広 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP4417695A priority Critical patent/JPH08238528A/ja
Publication of JPH08238528A publication Critical patent/JPH08238528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチング加工時のカス上りによる金型の破
損を防止すると共に打ち抜き製品の不良をなくすように
したパンチング金型を提供することにある。 【構成】 ワークWにパンチ3とダイ5との協働でパン
チング加工を行うパンチング金型1であって、前記ダイ
5のダイ穴5Hにおける下面の外周にブラシ29を設け
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークにパンチダイ
との協働でパンチング加工を行うパンチング金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークにパンチング加工を行うパ
ンチング金型101としては例えば図4に示されている
ように、パンチ103とダイ105とで構成されてい
る。パンチ103はパンチ支持部材107に装着されて
いると共にダイ105はダイ支持部材109に装着され
ている。ダイ105にはダイ穴105Hが形成されてい
る。パンチ103を構成するパンチガイド111がパン
チ支持部材107に装着されていて、しかもパンチガイ
ド111は複数のリフタスプリング113によって常に
上方へ付勢されている。
【0003】前記パンチガイド111には上下動可能な
パンチボディ115が装着されている。前記パンチガイ
ド111の上部フランジ111Fと前記パンチボディ1
15の上部に取付けられたパンチヘッド117との間に
は常に上方へ付勢されたストリップスプリング119が
介在されている。
【0004】また、前記パンチヘッド117の上方には
図示省略の駆動装置によって上下動自在なストライカ1
21が設けられている。このストライカ121における
ほぼ中央にはオイルミストを供給するオイルミスト用供
給穴123が形成されていると共に前記パンチボディ1
15におけるほぼ中央部には上下方向へ貫通したオイル
ミスト用供給穴125が形成されている。このオイルミ
スト用供給穴125と前記オイルミスト用供給穴123
とは連通されるようになっている。
【0005】上記構成により、ダイ105上に加工すべ
きワークWを載置し、ストライカ121を下降せしめる
と、パンチヘッド117を打撃することによって、まず
パンチガイド111がリフトスプリング113の付勢力
に抗して下降されてパンチガイド111の下面がワーク
Wの上面に当接される。
【0006】次いで、パンチボディ115がストリッパ
スプリング119の付勢力に抗して下降することによっ
て、パンチボディ115とダイ105との協働でワーク
Wにパンチング加工が行われる。その際オイルミスト用
供給穴123にオイルミストが供給されてオイルミスト
用供給穴125を通ってオイルミスト用供給穴125の
下端から矢印で示すごとく噴射されて抜きカスWA が下
方へ吹き飛ばされる。
【0007】次に、ストライカ121が上昇するとパン
チボディ115がストリッパスプリング119の付勢力
で上昇すると共にパンチガイド111がリフトスプリン
グ113の付勢力で上昇して元の状態に戻されることに
なり、ワークWにパンチング加工が行われることとな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチング加工において、パンチング加工時にオイ
ルミストによりワークWのカス上りを防止しているた
め、パンチボディ115の下面にオイルミストにより抜
きカスWA が引っつくことがあった。その結果、パンチ
ボディ115,ダイ105の金型が破損したり、製品が
不良になることがあった。
【0009】この発明の目的は、パンチング加工時のカ
ス上りによる金型の破損を防止すると共に打ち製品の不
良をなくするようにしたパンチング金型を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1による発明のパンチング金型は、ワークにパ
ンチとダイとの協働でパンチング加工を行うパンチング
金型であって、前記ダイのダイ穴における下面の外周に
ブラシを設けてなることを特徴とするものである。
【0011】請求項2による発明のパンチ金型は、前記
ダイ穴における下面の外周にリング部材を設け、このリ
ング部材の円周に前記ブラシを植設してなることを特徴
とするものである。
【0012】請求項3による発明のパンチング金型は、
前記ブラシの高さが前記パンチの下死点時の高さ位置よ
り高いことを特徴とするものである。
【0013】請求項4による発明のパンチング金型は、
前記パンチのほぼ中央部に上下方向へ貫通したオイルミ
スト用供給穴を形成せしめてなることを特徴とするもの
である。
【0014】
【作用】以上のような請求項1による発明のパンチング
金型とすることにより、ダイのダイ穴における下面の外
周にブラシが設けられているから、パンチング加工時に
ブラシによってパンチの下面に与える接触力の作用で抜
きカスがパンチボディの下面から確実に引き離される。
その結果、金型の破損が防止されると共に打ち抜き製品
の不良がなくなる。
【0015】請求項2,3,4による発明のパンチング
金型とすることにより、ダイ穴における下面の外周に設
けられたリング部材の円周にブラシを植設したり、ブラ
シの高さをパンチの下死点の高さ位置より高くしたり、
あるいはパンチのほぼ中央部に上下方向へ貫通したオイ
ルミスト用供給穴を形成せしめることにより、パンチの
下面から抜きカスがより確実に引き離されるから、請求
項1による発明の効果よりもより一層の効果が発揮され
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0017】図1を参照するに、パンチング金型1とし
てはパンチ3とダイ5とで構成されている。パンチ3は
パンチ支持部材7に装着されていると共にダイ5はダイ
支持部材9に装着されている。前記ダイ5にはダイ穴5
Hが形成されている。前記パンチ3を構成するパンチガ
イド11がパンチ支持部材7に装着されていて、しかも
パンチガイド11は複数のリフタスプリング13によっ
て常に上方へ付勢されている。
【0018】前記パンチガイド11には上下動可能なパ
ンチボディ15が装着されている。前記パンチガイド1
1の上部フランジ11Fと前記パンチボディ15の上部
に取付けられているパンチヘッド17との間には常に上
方へ付勢されたストリッパスプリング19が介在されて
いる。
【0019】また、前記パンチヘッド17の上方には図
示省略の駆動装置によって上下動自在なストライカ21
が設けられている。このストライカ21におけるほぼ中
央部にはオイルミストを供給するオイルミスト用供給穴
23が形成されていると共に前記パンチボディ15にお
けるほぼ中央部には上下方向へ貫通したオイルミスト用
供給穴25が形成されている。このオイルミスト用供給
穴25と前記オイルミスト用供給穴23とは連通するよ
うになっている。
【0020】前記ダイ穴5における下面には例えばリン
グ部材27が設けられており、このリング部材27の内
周面にはリング部材27の径方向へ突出した複数のブラ
シ29が突出して植設されている。しかもこの複数のブ
ラシ29はワイヤブラシやナイロンなどのプラスチック
ブラシからなっていて、リング部材27の内周面に沿っ
て連続して植設されているのが好ましいが、リング部材
27の内周面に間歇的に植設されていてもよい。また、
図3に示されているようにブラシ29の高さH1 は、パ
ンチボディ15の下死点の高さH2 よりも高い(H1
2 )のが好ましいが、H1 <H2 であっても構わな
い。
【0021】上記構成により、ダイ5上に図1に示され
ているように加工すべきワークWを載置し、ストライカ
21を下降せしめると、パンチヘッド17を打撃するこ
とによって、まずパンチガイド11がリフトスプリング
13の付勢力に抗して下降されてパンチガイド11の下
面がワークWの上面に当接される。
【0022】次いで、パンチボディ15がストリッパス
プリング19の付勢力に抗して下降することによって、
図2に示されているように、パンチボディ15とダイ5
との協働でワークWにパンチング加工が行われる。その
際、オイルミスト用供給穴23にオイルミストが供給さ
れてオイルミスト用供給穴25の下端からオイルミスト
が図2において矢印で示す如く噴射されて抜きカスWA
が下方へ吹き飛ばされる。また、ダイ穴5Hにおける下
面に設けたブラシ29によりパンチボディ15の下面に
接触力を与えることにより抜きカスWA をパンチボディ
15から積極的に引き離される。
【0023】次に、ストライカ21が上昇するとパンチ
ボディ15がストリッパスプリング19の付勢力で上昇
すると共にパンチガイド11がリフトスプリング13の
付勢力で上昇して元の状態に戻されることになり、ワー
クWにパンチング加工が行われることとなる。
【0024】このようにパンチング加工時にオイルミス
トの噴霧力とブラシ29によりパンチボディ15の下面
に与える接触力とで、図3に示されているように、抜き
カスWA はパンチボディ15の下面から積極的に引き離
されるから、ワークWのカス上りを確実に防止すること
ができる。したがって、パンチボディ15,ダイ5など
の金型の破損を防止すると共に打ち抜き製品の不良をな
くすことができる。
【0025】ブラシ29をリング部材27の内周面に沿
って連続して植設すると、パンチボディ15の下面に与
える接触力が大きくなって、より一層確実に抜きカスW
A はパンチボディ15の下面から引き離される。また、
パンチボディ15の下死点の高さH2 よりもブラシ29
の高さH1 を大きく(H1 ≧H2 )することにより、パ
ンチボディ15の下面に与える接触力が大きくなるの
で、上述したと同様の効果を奏するものである。
【0026】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行うことによって、その
他の態様で実施し得るものである
【0027】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1による発明によれば、ダイのダイ穴
における下面の外周にブラシが設けられているから、パ
ンチング加工時にブラシによってパンチの下面に与える
接触力の作用で抜きカスをパンチボディの下面から確実
に引き離すことができ、ワークのカス上りを確実に防止
することができる。その結果、金型の破損を防止するこ
とができると共に打ち抜き製品の不良をなくすことがで
きる。
【0028】請求項2,3,4による発明によれば、ダ
イ穴における下面の外周に設けられたリング部材の円周
にブラシを植設したり、ブラシの高さをパンチの下死点
の高位置より高くしたり、あるいはパンチのほぼ中央部
に上下方向へ貫通したオイルミス用供給穴を形成せしめ
ることにより、パンチの下面から抜きカスをより一層確
実に引き離すことかできるから、請求項1による発明の
効果よりもより一層の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のパンチング金型の正面断
面図である。
【図2】この発明の作用を説明するパンチング金型の正
面断面図である。
【図3】図2におけるIII 矢視部の拡大作用説明図であ
る。
【図4】従来のパンチング金型の正面断面図である。
【符号の説明】
1 パンチング金型 3 パンチ 5 ダイ 5H ダイ穴 11 パンチガイド 15 パンチボディ 17 パンチヘッド 21 ストライカ 23,25 オイルミスト用供給穴 27 リング部材 29 ブラシ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークにパンチとダイとの協働でパンチ
    ング加工を行うパンチング金型であって、前記ダイのダ
    イ穴における下面の外周にブラシを設けてなることを特
    徴とするパンチング金型。
  2. 【請求項2】 前記ダイ穴における下面の外周にリング
    部材を設け、このリング部材の円周に前記ブラシを植設
    してなることを特徴とする請求項1記載のパンチ金型。
  3. 【請求項3】 前記ブラシの高さが前記パンチの下死点
    時の高さ位置より高いことを特徴とする請求項1,2記
    載のパンチング金型。
  4. 【請求項4】 前記パンチのほぼ中央部に上下方向へ貫
    通したオイルミスト用供給穴を形成せしめてなることを
    特徴とする請求項1〜3記載のパンチング金型。
JP4417695A 1995-03-03 1995-03-03 パンチング金型 Pending JPH08238528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4417695A JPH08238528A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 パンチング金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4417695A JPH08238528A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 パンチング金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08238528A true JPH08238528A (ja) 1996-09-17

Family

ID=12684278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4417695A Pending JPH08238528A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 パンチング金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08238528A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3712473A1 (de) * 1986-04-14 1987-10-15 Canon Kk Bildaufzeichnungs- und/oder bildwiedergabeeinrichtung
WO2003106066A1 (ja) * 2002-06-18 2003-12-24 株式会社アマダ ダイ及びダイ装置
JP2009078304A (ja) * 2009-01-22 2009-04-16 Kobe Steel Ltd 打抜き加工方法および打抜き加工装置
CN102054608A (zh) * 2011-01-19 2011-05-11 中山凯韦电机有限公司 一种入电铜自动铆银点成型机
CN102201293A (zh) * 2010-03-25 2011-09-28 毅嘉科技股份有限公司 按键制作工艺的集料方法及其装置
JP2012000727A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Nissan Motor Co Ltd ワーク切断装置及びワーク切断装置の切断刃清掃方法
CN110479866A (zh) * 2019-09-23 2019-11-22 泰州市天成模具制造有限公司 一种盘状铝质压铸件的支撑模具
CN117920832A (zh) * 2024-01-31 2024-04-26 江苏锦亨纺织纤维有限公司 一种纺织设备的零件加工机床

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3712473A1 (de) * 1986-04-14 1987-10-15 Canon Kk Bildaufzeichnungs- und/oder bildwiedergabeeinrichtung
WO2003106066A1 (ja) * 2002-06-18 2003-12-24 株式会社アマダ ダイ及びダイ装置
US7479004B2 (en) 2002-06-18 2009-01-20 Amada Company, Limited Die and die device
US8506282B2 (en) 2002-06-18 2013-08-13 Amada Company, Limited Die and die device
US9138909B2 (en) 2002-06-18 2015-09-22 Amada Company, Limited Die and die device
JP2009078304A (ja) * 2009-01-22 2009-04-16 Kobe Steel Ltd 打抜き加工方法および打抜き加工装置
CN102201293A (zh) * 2010-03-25 2011-09-28 毅嘉科技股份有限公司 按键制作工艺的集料方法及其装置
JP2012000727A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Nissan Motor Co Ltd ワーク切断装置及びワーク切断装置の切断刃清掃方法
CN102054608A (zh) * 2011-01-19 2011-05-11 中山凯韦电机有限公司 一种入电铜自动铆银点成型机
CN110479866A (zh) * 2019-09-23 2019-11-22 泰州市天成模具制造有限公司 一种盘状铝质压铸件的支撑模具
CN117920832A (zh) * 2024-01-31 2024-04-26 江苏锦亨纺织纤维有限公司 一种纺织设备的零件加工机床

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08238528A (ja) パンチング金型
US5613416A (en) Punching tool
KR960007489B1 (ko) 터릿 펀치 프레스에 의한 측면 절단 가공 방법
JP2567780B2 (ja) エンジンマニホールドフランジ製造方法
JPH06226373A (ja) パンチング金型
KR20090098156A (ko) 프레스용 스크랩 취출장치
JPH0747138Y2 (ja) パンチプレス用金型装置
CN210081345U (zh) 一种冲裁部件毛刺处理装置
US3913372A (en) Method and apparatus for forming a receptacle closure
JP4163772B2 (ja) 合成樹脂成形品のスペーサー取付方法およびその構造
JPS628895Y2 (ja)
JPH08192311A (ja) トリミング金型装置
JP2670013B2 (ja) ドロー成形方法及びドロー成形装置
JP3754148B2 (ja) 板材打抜き加工方法及び同方法に使用するパンチ金型
JPH091256A (ja) プレス金型
JP2000158059A (ja) かす上り防止金型装置
JP2000094059A (ja) 打ち抜き加工方法およびその装置
JPH0553733U (ja) パンチ工具
JP2507720B2 (ja) バ−リング加工方法とその加工方法に直接使用する金型
JPH06320497A (ja) セラミックグリーンシートの穴明け方法
JP2564764Y2 (ja) 刻印装置
JP2006239759A (ja) 下向きバーリング金型及び下向きバーリング加工方法
SU932459A1 (ru) Способ изготовлени часовых деталей
JPH04313427A (ja) 打ち抜き用プレス金型
US5564869A (en) Method of drilling ductile materials