JPH08237135A - 符号化データ復号装置およびそれを用いた画像オーディオ多重化データ復号装置 - Google Patents

符号化データ復号装置およびそれを用いた画像オーディオ多重化データ復号装置

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JPH08237135A
JPH08237135A JP30365395A JP30365395A JPH08237135A JP H08237135 A JPH08237135 A JP H08237135A JP 30365395 A JP30365395 A JP 30365395A JP 30365395 A JP30365395 A JP 30365395A JP H08237135 A JPH08237135 A JP H08237135A
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JP30365395A
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Inventor
Hiroyuki Fukuchi
弘行 福地
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Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーディオデータの高速再生を簡単な回路構
成で実現する。 【解決手段】 各帯域毎に伝送されたフローティング係
数44と、入力端子23を介して設定されたスレッショ
ルド値と、入力端子24を介して設定された周波数帯域
とに基づいて、現在のデータフレームを復号再生するか
否かを符号化データのレベルを表すフローティング係数
に応じて決定する復号制御回路13を設け、入力端子2
1より順次入力される一連のデータフレームのうち、フ
ローティング係数値がスレッショルド値を越えるフレー
ムのみを復号するようにすることにより、音声信号が含
まれる周波数帯域を設定することで、音声信号が含まれ
るオーディオデータのみを高速に復号して良質の音声信
号を再生することができるようにするとともに、その高
速再生の際、上記符号化データのレベルをフローティン
グ係数から容易に判定できるようにして回路構成を簡単
にできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号化データ復号装
置、およびそれを用いた画像オーディオ多重化データ復
号装置に関し、特に、伝送あるいは記録媒体への記録の
ために圧縮されたオーディオデータを再生するために伸
張するのに好適な符号化データ復号装置、およびそれを
用いた画像オーディオ多重化データ復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオあるいは音声等の信号
を高能率符号化(データ圧縮)するための手法は種々あ
るが、例えば、オーディオ信号等を複数の周波数帯域に
分割して符号化する帯域分割符号化方式(サブバンド符
号化方式)を挙げることができる。サブバンド符号化方
式の一例として、MPEGオーディオ方式と呼ばれる国
際標準規格であるISO/IEC 11172−3の方
式がある。
【0003】サブバンド符号化方式による符号化装置
は、例えば特願平6−204449号や特願平6−20
4450号(対応米国特許03/511,449号)に
開示されているように公知であるが、本願発明の理解の
ために図10を参照して簡単に説明する。
【0004】図10において、入力端子49に入力され
たディジタルオーディオ信号は、分割フィルタバンク回
路30により、所定時間間隔毎に、その時間間隔(1フ
レームと言う)に含まれるオーディオ信号がサンプルさ
れる。そして、各フレームのオーディオ信号に含まれる
異なる周波数の信号成分を、複数の所定の周波数帯域に
区分して、区分した各周波数帯域の信号についてフロー
ティング処理回路31、32、33、34によりフロー
ティング処理を施す。
【0005】ここで、フローティング処理とは、その後
の量子化回路による量子化処理の精度を高くするため
に、上記区分された各帯域の信号成分に共通の値をかけ
て、その値を大きくする処理である。例えば、各帯域に
含まれる信号成分の絶対値の最大のものを探し出し、こ
の最大値が飽和しない、すなわち“1”を越えない範囲
でなるべく大きな値とするようなフローティング係数を
用いてフローティング処理を行う。表1に、前記ISO
/IEC 11172−3の方式で使用されるフローテ
ィング係数の一例を示す。
【0006】
【表1】
【0007】図10の符号化装置では、表1のフローテ
ィング係数の中から適当な値を用いてフローティング処
理が行われる。例えば、ある周波数帯域に含まれる信号
成分の最大の絶対値が 0.75 の場合、表1のフローティ
ング係数の中の1つで、その逆数を 0.75 に乗じた値が
“1”を越えない範囲で最大となるようなもの、すなわ
ち 0.79370052598410 をフローティング係数として用い
る。使用するフローティング係数は、装置内においては
対応するインデックス4により代表される。
【0008】入力端子49からの入力信号とフローティ
ング処理回路31〜34からのフローティング係数は、
信号特性算出回路40へも入力され、この信号特性算出
回路40において信号特性が算出され、これが適応的ビ
ット割り当て回路41へと入力される。この信号特性と
しては、例えば、各帯域の信号のエネルギの大きさが利
用される。
【0009】適応的ビット割り当て回路41では、この
信号特性を用いて各周波数帯域毎のビット割当数が決定
され、各量子化回路35、36、37、38に対してビ
ット長情報が出力される。各量子化回路35〜38で
は、各帯域毎に適応的なビット長で量子化が行なわれ
る。そして、量子化されたオーディオデータ、フローテ
ィング係数およびビット長情報がマルチプレックス回路
39において多重化されて、符号化データとして出力端
子50より出力される。以上の処理は、一定長のサンプ
ルから構成されるフレーム単位で行なわれる。
【0010】次に、サブバンド符号化方式による従来の
復号装置の一例を、図11を用いて説明する。多重化さ
れた符号化データは、入力端子21を介してデマルチプ
レクス回路1へと入力される。デマルチプレクス回路1
は、入力された符号化データを複数の周波数帯域毎に区
分された帯域毎のオーディオデータとヘッダ情報とに分
離し、ヘッダ情報をヘッダ情報復号回路12へ、各帯域
毎のオーディオデータを逆量子化回路2、3、4、5へ
と出力する。
【0011】逆量子化回路2〜5では、各帯域毎に逆量
子化処理を行ない、逆フローティング処理回路6、7、
8、9へとデータを出力する。逆フローティング処理回
路6〜9では、逆量子化された各帯域毎のデータに対し
て逆フローティング処理を行ない、合成フィルタバンク
回路10へと出力する。合成フィルタバンク回路10で
は、各帯域毎の信号から1つの信号を合成して出力す
る。
【0012】また、上述のヘッダ情報復号回路12で
は、帯域毎のヘッダ情報を逆量子化処理で必要となる各
帯域毎のビット長情報と逆フローティング処理で必要と
なる各帯域毎のフローティング係数とに分離復号し、ビ
ット長情報を逆量子化回路2、3、4、5へ、フローテ
ィング係数を逆フローティング処理回路6、7、8、9
へと出力する。各帯域毎に伝送されるフローティング係
数は、上述のようにある固定された表1の中のインデッ
クス値となっているので、この表1をもとに実際に用い
られたフローティング係数を復号する。
【0013】通常の復号処理の場合には、上記合成フィ
ルタバンク回路10からの出力信号がスイッチ回路20
で選択され、ディジタルオーディオ信号として出力端子
22から出力される。
【0014】ところで、オーディオ符号化技術の応用例
の一つにディジタルVTRが挙げられる。ディジタルV
TRでは、通常のVTRと同様に早送り再生(高速再
生)機能を実現させる必要がある。早送り再生の実現方
法として、オーディオデータを例えば2倍の速度で復号
する場合について述べる。
【0015】この場合、通常の2倍の速度で符号化デー
タを入力端子21から復号装置へと入力すると共に、デ
マルチプレックス回路1、逆量子化回路2〜5、逆フロ
ーティング処理回路6〜9、合成フィルタバンク回路1
0およびヘッダ情報復号回路12を通常の2倍の速度で
動作させ、合成フィルタバンク回路10から2倍の復号
データを出力させる。
【0016】そして、この合成フィルタバンク回路10
からの出力データを周波数シフト回路18において周波
数シフトさせる。これは、データが2倍に増えたことに
より周波数が全体的に2倍になり、例えば人の声などが
通常より高い声になるのを防ぐために行なうものであ
る。
【0017】周波数シフト回路18の出力は、サブサン
プル回路19により1/2に間引かれ、通常のデータと
同じ長さにされてからスイッチ回路20へと出力され
る。そして、このサブサンプル回路19の出力信号がス
イッチ回路20を介して出力端子22から出力される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
復号装置では、早送り再生を行うために周波数シフト回
路18及びサブサンプル回路19を設けることが必要で
あるが、この周波数シフト回路18は、各信号成分の周
波数を例えば1/2にするために各信号成分の周波数に
よりシフトすべき周波数が異なるため、大規模な回路構
成となるという問題があった。
【0019】また、M倍の速度で早送り再生させる場合
には、デマルチプレクス回路1、逆量子化回路2〜5、
逆フローティング処理回路6〜9、合成フィルタバンク
回路10およびヘッダ情報復号回路12をM倍の速度で
動作させる必要があり、回路構成がたいへん複雑になる
という問題もあった。
【0020】さらに、特に人の声を再生する場合には、
再生された音は、周波数のずれは抑制されているもの
の、テンポが早くなっており、たいへん聞きづらいもの
となってしまうという問題もあった。
【0021】本発明の第1の目的は、音声や一般オーデ
ィオ信号の符号化されたデータの高速再生を簡単な回路
構成で実現できるような符号化データ復号装置を提供す
ることである。
【0022】また、本発明の第2の目的は、上記の符号
化データ復号装置を用いて、符号化画像データと符号化
オーディオデータとの多重化データを復号して高速再生
するとき、音声の記録されている部分を容易に探し出す
ことのできる画像オーディオ多重化データ復号装置を提
供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の符号化データ復
号装置は、一連の符号化されたデータフレームを順次受
け取り処理する回路であって、上記一連のデータフレー
ムの各々は、複数の所定の周波数帯域に分けられた複数
の多重化帯域データを含み、各多重化帯域データは対応
する周波数帯域に属する符号化された情報データと、そ
の符号化された情報データの符号化に用いられた処理デ
ータとを含んでおり、上記符号化された情報データと上
記処理データとを互いに分離するように各データフレー
ムを処理する回路からなる分離手段と、上記周波数帯域
の各々において、上記符号化された情報データを、その
情報データから分離された上記処理データを用いて復号
する復号手段と、上記各データフレームを復号すべきか
否かを、該当するデータフレームに含まれる上記周波数
帯域から選択された少なくとも1つの帯域に属する上記
符号化された情報データのレベルに基づいて決定する決
定手段、または上記一連の符号化されたデータフレーム
の中の選択されたフレームのみを復号するように、処理
すべきフレームを選択するフレーム選択手段の少なくと
も一方の手段とを備えることを特徴とする。
【0024】本発明の符号化データ復号装置は、上記各
データフレームを復号すべきか否かを、該当するデータ
フレームに含まれる複数の周波数帯域から選択された少
なくとも1つの帯域に属する符号化された情報データの
レベルに基づいて決定するようにした場合は、音声信号
が含まれる周波数帯域を選択することにより、高速再生
において良質の音声信号を再生することができる。ま
た、好ましい実施形態において、この情報データのレベ
ルは、符号化データを得る際に用いたフローティング係
数を用いることにより容易に判定できるので、回路構成
を簡単にすることができる。
【0025】一方、一連の符号化されたデータフレーム
の中の選択されたフレームのみを復号するようにした場
合には、音楽のように有音部分が連続して存在する場合
の高速再生において、一定速度の再生音を得ることが可
能となる。
【0026】また、本発明の画像オーディオ多重化デー
タ復号装置は、一連の符号化されたデータフレームを順
次受け取り、少なくとも1フレームを保持する蓄積手段
であって、上記各データフレームが符号化され多重化さ
れた画像データとオーディオデータとを含む蓄積手段
と、上記蓄積手段に保持されたデータフレームを制御さ
れた速度で読み出すことのできる読み出し手段と、上記
読み出し手段により読み出した上記データフレームに含
まれる上記符号化画像データと上記符号化オーディオデ
ータとを互いに分離する分離手段と、上記分離された符
号化画像データを復号する画像復号手段と、上記分離さ
れた符号化オーディオデータを一時的に記憶するオーデ
ィオデータバッファ手段と、上記オーディオデータバッ
ファ手段に記憶されている上記符号化オーディオデータ
を読み出して復号するオーディオ復号手段と、上記オー
ディオデータバッファ手段に記憶されているオーディオ
データの量を監視する監視手段と、上記監視手段により
監視される上記オーディオデータバッファ手段に記憶さ
れているオーディオデータの量の変化に応じて上記読み
出し手段による上記データフレームの読み出し速度を制
御する制御手段とを備えることを特徴とし、好ましく
は、上記オーディオ復号手段として、上述した請求項1
〜7の何れかの符号化データ復号装置を用いる。
【0027】本発明の画像オーディオ多重化データ復号
装置は、高速再生において、オーディオデータの再生速
度に応じて、画像データの再生速度を制御することがで
きるようになるので、画像およびオーディオの高速再生
において所望部分を容易に探すことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態による符
号化されたオーディオデータの復号装置を、図1を参照
して説明する。本実施形態によるオーディオデータ復号
装置は、図10を参照して説明したオーディオデータ符
号化装置を用いて得られた、オーディオPCM信号のよ
うなデジタル信号が圧縮符号化されたデータを復号する
ためのものである。
【0029】図1に示すように、入力端子21に符号化
されたオーディオデータが入力される。符号化オーディ
オデータは、それを所定の時間間隔で分割して得られる
一連のデータフレームからなる。デマルチプレクス回路
1は、入力された符号化オーディオデータを前記所定の
時間間隔毎に1フレームのデータをサンプルしてバッフ
ァ1Aに保持する。バッファ1Aは、少なくとも2つ以
上のフレームを保持する領域を持つ。
【0030】各フレームのデータは、図10を参照した
従来装置の説明で述べたように、原オーディオ信号の1
フレームに含まれる各種異なる周波数成分のオーディオ
信号を複数(例えば32)の所定周波数帯域に区分し、
各周波数帯域の信号成分についてフローティング処理及
び量子化処理を施して得られる符号化されたオーディオ
データと、前記フローティング処理及び量子化処理に用
いられたフローティング係数及びビット長情報のような
処理データを示すヘッダ情報とを含む。
【0031】デマルチプレクス回路1は、バッファ1A
に保持されている複数のデータフレームを順次読み出
し、各フレームのデータから各周波数帯域毎のオーディ
オデータと処理データ(ヘッダ情報)とを分離して、オ
ーディオデータは逆量子化回路2、3、4、5の対応す
る1つに、ヘッダ情報42はヘッダ情報復号回路12に
供給する。
【0032】ヘッダ情報復号回路12は、受け取ったヘ
ッダ情報42を復号して各周波数帯域毎のビット長情報
43およびフローティング係数44を求め、各周波数帯
域のビット長情報43を逆量子化回路2〜5の対応する
1つに、フローティング係数44を復号制御回路13お
よび逆フローティング処理回路6〜9の対応する1つに
供給する。
【0033】逆量子化回路2〜5は、受け取った各周波
数帯域のオーディオデータをビット長情報43により逆
量子化し、逆フローティング処理回路6〜9は、逆量子
化された各周波数帯域のオーディオ信号に対し、与えら
れたフローティング係数44を用いて逆フローティング
処理を施す。これにより得られた各周波数帯域の信号
は、合成フィルタバンク回路10により合成されて、復
号デジタルオーディオ信号として出力端子22を介して
出力される。以上の動作は、従来の復号回路の場合と同
じであるので、各処理の詳細な説明は省略する。
【0034】本発明の第1の実施形態において特徴とす
るのは、高速再生において入力される符号化オーディオ
データの中で、音声信号のような所望の信号のみを選択
して復号再生するために、フローティング係数を用いて
復号処理を制御する復号制御回路13を設けたことであ
る。
【0035】上記復号制御回路13は、各帯域毎に伝送
されたフローティング係数44と、スレッショルド値入
力端子23を介して設定されたスレッショルド値と、帯
域入力端子24を介して設定された周波数帯域とに基づ
いて、現在処理しているフレームのオーディオデータを
復号再生するか否かを決定する。すなわち、フローティ
ング係数は、各帯域内のデータの最大絶対値のレベルに
よって決められるので、フローティング係数は各帯域の
データの最大絶対値のレベルを示している。
【0036】例えば、符号化オーディオデータの中で、
音声信号を含む部分のみを復号再生したい場合、音声信
号の通常の周波数範囲に含まれる1つまたは複数の周波
数帯域を、上記帯域入力端子24からの信号により設定
する。また、その設定された帯域に音声信号が含まれて
いる場合、音声信号の絶対値は他の無音声信号の絶対値
に比べて大きいので、音声信号の絶対値の通常のレベル
に対応するスレッショルド値をスレッショルド値入力端
子23からの信号により設定する。
【0037】複数の帯域が設定された場合、復号制御回
路13は、設定された各帯域のそれぞれのフローティン
グ係数の最大値を検出して、その検出した最大のフロー
ティング係数とスレッショルド値とを比較する。そし
て、この比較の結果、設定されたスレッショルド値より
もフローティング係数の方が大きい場合は、現在処理し
ているフレームの設定された帯域のデータは音声信号を
含むと判断して、デマルチプレクス回路1に与える次フ
レーム読み出し制御信号26をONにする。このとき、
デマルチプレクス回路1は、現在処理しているフレーム
の復号再生処理を継続するとともに、次のフレームのデ
ータをバッファ1Aより読み出し、次のフレームの復号
処理を開始する。
【0038】一方、設定された帯域の最大のフローティ
ング係数が設定されたスレッショルド値より大きくない
場合は、復号制御回路13は、その帯域に音声信号が含
まれていないと判断して、デマルチプレクス回路1に与
える次フレーム読み出し制御信号26をOFFにする。
このとき、デマルチプレクス回路1は、現在処理してい
るフレームの復号再生処理を中断する。
【0039】このように、本実施形態では、あらかじめ
設定されたスレッショルド値とあらかじめ設定された周
波数帯域のフローティング係数とを大小比較し、その比
較結果に応じて、あるフレームについて復号処理を行う
かどうかを決定するようにしたので、上記設定された周
波数帯域にエネルギが偏っているオーディオデータのみ
を選択的に取り出して高速再生を実現することができ、
ユーザが希望する性質を有するオーディオデータのみを
高速に探し出して再生することができるようになる。
【0040】次に、図2を参照して本発明の第2の実施
形態による符号化データ復号装置について説明する。こ
の第2の実施形態は、基本的には第1の実施形態の構成
に対し、逆フローティング処理回路6〜9と合成フィル
タバンク回路10との間に、復号制御回路13により制
御されるミュート回路11を更に設けたものである。
【0041】図2に示す復号制御回路13は、第1の実
施形態で示した図1の復号制御回路13と実質的に同じ
機能を持つが、さらにミュート回路11を制御するため
のミュート制御信号27を出力する。このミュート制御
信号27は、後述のように、合成フィルタバンク回路1
0に設けられているバッファ10Aの状態に応じてON
あるいはOFFとなる。
【0042】上記ミュート回路11は、復号制御回路1
3から与えられるミュート制御信号27により制御さ
れ、ミュート制御信号27がONのときは、逆フローテ
ィング処理回路6〜9から与えられる各帯域の信号をそ
のまま合成フィルタバンク回路10へと出力する。ま
た、ミュート制御信号27がOFFのときは、逆フロー
ティング処理回路6〜9から与えられる各帯域の信号を
全てゼロ信号にして合成フィルタバンク回路10へと出
力する。第2の実施形態のその他の動作は、第1の実施
形態の場合と同じである。
【0043】次に、第2の実施形態における復号処理を
図4および図5のフローチャートを参照して説明する。
通常の再生速度における復号処理を行う場合は、全ての
フレームを復号する。図4は、通常再生時における復号
処理を示すフローチャートである。
【0044】図4において、まずステップS1で、復号
制御回路13は、次フレーム読み出し制御信号26をO
Nにする。デマルチプレクス回路1がこのONにされた
次フレーム読み出し制御信号26を受け取ると、デマル
チプレクス回路1は、ステップS2において次のフレー
ムの処理を開始する。
【0045】次にステップS3で1フレーム分のデータ
を復号し、ステップS4でミュート制御信号27をON
にしてオーディオデータの出力を行なう。この後、ステ
ップS1に戻り、次フレーム読み出し信号26を再びO
Nにして、ステップS2から次フレームの復号を開始す
る。この動作は、後述する第3の実施形態における第2
の復号制御回路14でも同様である。
【0046】次に、図5に第2の実施形態におけるフロ
ーティング係数を用いた高速再生時の復号処理のフロー
チャートを示す。同図において、まずステップS1で、
復号制御回路13は、次フレーム読み出し制御信号26
をONにする。デマルチプレクス回路1がこのONにさ
れた次フレーム読み出し制御信号26を受け取ると、デ
マルチプレクス回路1は、ステップS2において次のフ
レームの処理を開始する。
【0047】次にステップS3で、デマルチプレクスさ
れたヘッダ情報がヘッダ情報復号回路12へと入力さ
れ、ヘッダ情報の復号処理(読みとり処理)が行なわれ
る。復号されたヘッダ情報のうち、各帯域毎に伝送され
るフローティング係数は、復号制御回路13に入力され
る。そして、ステップS4で、帯域入力端子24を介し
て設定された帯域のみのフローティング係数のうちの最
大値が探索され、次のステップS5で、この探索された
フローティング係数の最大値とスレッショルド値入力端
子23を介して設定されたスレッショルド値との大きさ
が比較される。
【0048】この比較の結果、フローティング係数の最
大値がスレッショルド値より大きい場合には、復号制御
回路13は、現在のフレームを復号することを決定し、
現在のフレームの処理を続行する。すなわち、ステップ
S6で1フレーム分のデータを復号し、ステップS7で
ミュート制御信号27をONにしてオーディオデータの
出力を行なう。この後、ステップS1に戻り、次フレー
ム読み出し信号を再びONにして、ステップS2から次
フレームの復号を開始する。
【0049】一方、上記ステップS5における比較の結
果、フローティング係数の最大値がスレッショルド値よ
り大きくない場合には、復号制御回路13は、ステップ
S8で現在のフレームを復号しないことを決定し、次フ
レーム読み出し制御信号26をOFFにして現在のフレ
ームの処理を中断する。そして、ステップS9で合成フ
ィルタバンク回路10内のバッファメモリ10Aのチェ
ックを行なう。
【0050】合成フィルタバンク回路10は、フレーム
処理のために入力用のバッファメモリ10Aを回路内部
に有している。このバッファメモリ10Aが空になるま
ではフィルタ処理を行なうことができ、合成した復号再
生信号を出力し続ける。すなわち、バッファメモリ10
Aの大きさは通常1フレームの長さに相当するデータ量
になっていて、現在のフレームを復号しないでスキップ
した場合でも、バッファメモリ10Aが空になる前に、
すなわち1フレーム分の時間内に、各帯域毎の逆フロー
ティング処理を施した次のフレームのデータをバッファ
メモリ10Aへと入力すれば、復号データを連続的に出
力できることになる。
【0051】したがって、復号制御回路13がミュート
回路11へ与えるミュート制御信号27をOFFにする
のは、バッファメモリ10Aが空になったときだけであ
る(ステップS11)。こうすることでいくつかのフレ
ームをスキップしながら連続的にオーディオデータを出
力し続けることが可能となる。また、バッファメモリ1
0Aにデータがなくなった場合でも、ステップS12の
ミュート処理により、聞きづらい音を発生しないように
制御している。なお、バッファメモリ10Aが空でない
ときは、ステップS10でミュート制御信号27をON
にする。
【0052】上述のような合成フィルタバンク回路10
内のバッファメモリ10Aのチェックに応じた処理が終
わると、ステップS1に戻り、デマルチプレクス回路1
に出力される次フレーム読み出し制御信号26が再びO
Nにされる。デマルチプレクス回路1は、ONにされた
次フレーム読み出し制御信号26を受け取ると、現在復
号中のフレームの各帯域毎の信号情報を逆量子化回路2
〜5へと出力しないで次のフレームの読み出しを開始す
る。こうすることで現フレームがスキップされ、高速再
生が行なわれる。
【0053】ここで、人の音声の原音信号を図7(A)
に示す。また、この原音信号を符号化した後、表1に示
したフローティング係数のインデックス値20をスレッ
ショルドとして高速再生を行なった結果を図7(B)に
示す。図7(B)では、図7(A)中の断続する音声間
の無音部分が削られて、音声の有音部分だけが出力され
ている。また、出力された有音部分は、部分的に原音と
同じ波形となっていることが分かる。
【0054】以上説明したフローティング係数を用いた
高速再生の復号処理は、特に人の音声のように有音部分
と無音部分とがはっきりと区別され、有音部分が断続的
に現れる信号を復号する場合に有効となるものである。
【0055】次に、本発明の第3の実施形態による符号
化データ復号装置について、図3を参照して説明する。
この第3の実施形態は、第2の実施形態にさらに、第2
の復号制御回路14、カウンタ回路15、スイッチ1
6、17を付加的に設けたものである。図3に示す第1
の復号制御回路13は、図2に示した復号制御回路13
と機能的に同じものである。
【0056】この第3の実施形態は、音楽のように有音
部分が連続して存在し、第1および第2の実施形態での
高速再生が適さないような場合に、入力するオーディオ
信号の一連のフレームの中の一部フレームのみを復号再
生するのに適している。
【0057】第2の復号制御回路14には、フレームレ
ート入力端子25から、入力される全フレーム数に対す
る復号再生するフレーム数の割合を示す再生フレームレ
ートが与えられる。また、デマルチプレクス回路1で処
理するフレーム数がカウンタ回路15によりカウントさ
れ、そのフレームカウント数も第2の復号制御回路14
に与えられる。
【0058】第2の復号制御回路14は、カウンタ回路
15から入力されたフレームカウント数と、フレームレ
ート入力端子25から入力された再生フレームレートと
に基づいて、後述のようにして次フレーム読み出し制御
信号26をONまたはOFFにする信号を発生する。ま
た、第1の復号制御回路13と同様に、合成フィルタバ
ンク回路10の内のバッファ10Aの状態に応じて、ミ
ュート制御信号27をONまたはOFFにする信号を発
生する。
【0059】次フレーム読み出し制御信号26のON/
OFFおよびミュート制御信号27のON/OFFを第
1の復号制御回路13により制御するか、あるいは第2
の復号制御回路14により制御するかの切り換えは、ス
イッチ16、17によって行う。スイッチ16、17
は、入力端子48を介して使用者が入力する切り換え信
号により並列的に切り換えられる。
【0060】次に、この第3の実施形態によりフレーム
カウント数を用いて行う高速再生時の復号処理、すなわ
ち、図3において、次フレーム読み出し制御信号26お
よびミュート制御信号27のON/OFFを第2の復号
制御回路14を用いて制御するようにスイッチ16、1
7を切り換えた場合の動作を、図6のフローチャートに
より説明する。
【0061】図6において、まずステップS1で、第2
の復号制御回路14は、次フレーム読み出し制御信号2
6をONにする。デマルチプレクス回路1がこのONに
された次フレーム読み出し制御信号26をスイッチ16
を介して受け取ると、デマルチプレクス回路1は、ステ
ップS2において次のフレームの処理を開始する。
【0062】次にステップS3で、カウンタ回路15が
このときフレーム数を1だけカウントアップする。この
カウンタ回路15でカウントされたフレーム数は、第2
の復号制御回路14へと入力される。また、第2の復号
制御回路14には、フレームレート入力端子25を介し
て再生フレームレートも入力される。第2の復号制御回
路14は、これらのフレームカウント数と再生フレーム
レートとに基づいて、現在のフレームを復号するかどう
かを決定する。
【0063】すなわち、再生フレームレートがm/n
(nは一定の整数、mはnフレームの中の再生すべきフ
レームの数で、n>m)である場合には、ステップS4
で、フレームカウント数をnで割った剰余がmより小さ
いかどうかを判定する。そして、この剰余がmより小さ
い場合には、第2の復号制御回路14は現在のフレーム
を復号することを決定し、次フレーム読み出し制御信号
26をONにして現在のフレームの処理を続行する。す
なわち、ステップS5で1フレーム分のデータを復号
し、ステップS6でミュート制御信号27をONにして
これをスイッチ17を介してミュート回路11に与え、
復号したオーディオデータの出力を行う。
【0064】この後、ステップS1に戻り、次フレーム
読み出し制御信号26を再びONにして、ステップS2
から次フレームの復号を開始する。なお、図6中にある
上記ステップS4の modという記号は、正式にはmodulu
s と書き、剰余計算を示している。
【0065】一方、上記ステップS4において剰余がm
以上となる場合には、第2の復号制御回路14は、ステ
ップS7で現在のフレームを復号しないことを決定し、
次フレーム読み出し制御信号26をOFFにして現在の
フレームの処理を中断する。そして、ステップS8で合
成フィルタバンク回路10内のバッファメモリ10Aの
チェックを行なう。
【0066】上述したフローティング係数による高速再
生復号制御の場合と同様に、第2の復号制御回路14
は、バッファメモリ10Aが空になったときだけ、ステ
ップS10でミュート回路11へのミュート制御信号2
7をOFFにする。また、ステップS11では、ミュー
ト処理により、聞きづらい音が発生しないように制御す
る。なお、バッファメモリ10Aが空でないときは、ス
テップS9でミュート制御信号27をONにする。
【0067】上述のような合成フィルタバンク回路10
内のバッファメモリ10Aのチェックに応じた処理が終
わると、ステップS1に戻り、デマルチプレクス回路1
への次フレーム読み出し制御信号26を再びONにす
る。デマルチプレクス回路1は、次フレーム読み出し制
御信号26がONになると、現在復号中のフレームの各
帯域毎の信号情報を逆量子化回路2〜5へ出力せずに次
のフレームの読み出しを開始する。こうすることで現フ
レームがスキップされ、高速再生が行われる。
【0068】ここで、音楽の原音信号の一例を図8
(A)に示す。また、この原音信号を符号化した後、1
/2の再生フレームレートでフレームカウント数による
高速再生を行なった結果を図8(B)に示す。図8
(B)の波形は、フローティング係数による高速復号制
御と異なり無音部分も出力され、図8(A)の波形を全
体的に時間軸方向に1/2に圧縮した形状になっている
のが分かる。フレームカウント数による高速再生におい
ては、この例の場合では1フレーム分のデータが1フレ
ームおきにスキップされ、復号されないことになるが、
十分に原音の内容が分かるものとなっている。
【0069】上述のように、第1の復号制御回路13お
よび第2の復号制御回路14から出力される次フレーム
読み出し制御信号26とミュート制御信号27とのON
/OFFを制御する信号は、スイッチ16、17によっ
て選択可能となっている。人の音声を高速再生する場合
には、第1の復号制御回路13の出力を使用者が選択
し、音楽などを高速再生する場合には、第2の復号制御
回路14の出力を選択することで、再生する信号に適し
た高速再生を行なうことができる。
【0070】以上の説明からも明らかなように、第3の
実施形態の符号化データ復号装置によれば、ヘッダ情報
42中に含まれるフローティング係数44、あるいは、
符号化データのフレームカウント数に基づいて、所定の
条件を満たす該当フレームに対して復号処理のスキップ
を適宜施すように構成したので、従来の方法と比べて簡
単な回路構成で符号化データの高速再生を実現すること
ができる。また、回路全体を高速に動作させなくても符
号化データの高速再生を実現することができる。
【0071】さらに、例えば人の音声等の高速再生を行
なうときには、フローティング係数を用いた高速再生復
号制御を実行することにより、原音声の無音部分を削っ
て有音部分のみを高速に再生することができるととも
に、その再生音が原音声と比べて周波数的に変化しない
聞き易い出力を得ることができる。また、例えば音楽の
ように有音部分が連続するような音声を高速再生すると
きには、フレームカウント数による高速再生復号制御を
実行することにより、その音楽の内容を高速に聞くこと
ができる。
【0072】次に、MPEGなどの符号化技術を利用し
た従来の画像オーディオ多重化データ復号装置の一例を
図12を用いて説明する。例えば、MPEG方式により
符号化された画像データおよびMPEGオーディオ方式
により符号化されたオーディオデータは、再生時に画像
とオーディオとで同期がとれているような形で多重化さ
れ、一連のデータフレームの形で送られる。蓄積回路5
1は、それを受け取って少なくとも1フレームを保持す
る。
【0073】通常の再生の場合、上記蓄積回路51に蓄
積されている多重化符号化画像データおよび符号化オー
ディオデータは、読みだし回路52により読み出され、
画像/オーディオデータデマルチプレクス回路53に送
られる。画像/オーディオデータデマルチプレクス回路
53では、多重化されている符号化画像データおよび符
号化オーディオデータとが分離される。このとき分離さ
れた符号化画像データは画像用バッファ回路54に送ら
れ、符号化オーディオデータはオーディオ用バッファ回
路55に送られる。
【0074】上記画像用バッファ回路54に送られた符
号化画像データは、次に画像復号回路56に送られて復
号処理が行われる。そして、この画像復号回路56によ
り復号化された画像信号は、画像出力端子71を介して
出力される。
【0075】また、上記オーディオ用バッファ回路55
に送られた符号化オーディオデータは、次にオーディオ
復号回路57に送られて復号処理が行われる。そして、
このオーディオ復号回路57により復号化されたオーデ
ィオ信号は、オーディオ出力端子72を介して出力され
る。なお、上記の処理は、符号化データ復号装置の場合
と同様に、1フレームずつ行われる。
【0076】ところで、以上のような画像オーディオ多
重化データの符号化・復号化技術の応用例の1つとし
て、ディジタルVTRが挙げられる。ディジタルVTR
では、通常のVTRと同様に、早送り再生(高速再生)
機能を実現することが望まれる。
【0077】ここで、画像信号およびオーディオ信号の
早送り再生を実現するための方法の一例として、図12
に示すように、あらかじめ設定された複数の読みだし速
度A,B,Cの中から任意の速度をスイッチ回路60で
選択し、選択した速度に応じて読みだし回路52を制御
するという方法がある。
【0078】すなわち、この方法では、あらかじめ設定
された読み出し速度A,B,Cの中から適当な速度をス
イッチ回路60で選択する。そして、その選択した速度
によって符号化画像データおよび符号化オーディオデー
タを蓄積回路51から読み出し、その読み出し速度に合
わせて画像復号回路56およびオーディオ復号回路57
を動作させるようになされている。
【0079】ところで、ユーザがディジタルVTRに蓄
積されている情報を利用する際に、例えば、会議の様子
を記録してあるVTRの中で出席者が発言した部分だけ
を参照したい場合などのように、オーディオ情報が記録
されている部分だけを選択して参照したいと思う場合が
ある。
【0080】この場合、参照したい部分を探し出すため
に高速再生を利用することが多い。しかし、上記従来の
画像オーディオ多重化データ復号装置では、あらかじめ
設定された読み出し速度に合わせて画像と音声との再生
速度が決まるので、高速再生を指定したときには画像だ
けでなく音声も常に高速に再生される。このため、再生
された音声が非常に聞きづらいものとなる。そこで、高
速に再生される画像を見ながら参照したい部分を検索す
ることが行われていた。
【0081】しかしながら、この方法では、再生された
画像に対応して発言者の音声が記録されているかどうか
を利用者が画像から予測して検索を行っているので、音
声が記録された部分を探し出すのが容易でなく、所望の
音声部分を探し出すための操作が面倒であるという問題
がある。
【0082】また、音声をなんとか聞き取れるくらいの
速度で再生する場合であっても、利用者が必要とするオ
ーディオ情報が記録されている部分を参照するために
は、再生音を聞きながら検索を行い、求めている場所を
見つけた後に、通常の速度に戻して再生するようにしな
ければならない。このように、利用者が再生音を聞きな
がら検索を行い、所望の場所が見つかった後に再生速度
を変えるという操作を行う必要があり、操作が非常に面
倒であるという問題もある。
【0083】上述のような問題は、本実施形態による画
像オーディオ多重化データ復号装置を用いることにより
解決される。以下、本実施形態による符号化データ復号
装置を用いた画像オーディオ多重化データ復号装置の一
実施形態を、図9を参照して説明する。
【0084】図9中に示したオーディオ復号装置57が
本実施形態による符号化データ復号装置であり、例えば
図1に示すような回路構成を持つ。また、画像復号回路
56は、例えば特開平6−268969号公報や特開平
6−276485号公報により公知の装置を用いること
ができる。以下、オーディオ復号回路57は、図1に示
す回路構成を持つものとして説明する。
【0085】本実施形態の画像オーディオ多重化データ
復号装置において、通常の速度で再生を行う場合は、従
来の画像オーディオ多重化データ復号装置と同様の動作
を行う。よって、ここではその詳細な説明は省略する。
【0086】また、高速再生を行う場合は、上述したよ
うに、図1に示したような回路構成のオーディオ復号回
路57を使用することで、符号化オーディオデータ内の
オーディオ情報がある部分だけを選択し、高速再生を実
現することができる。
【0087】いま、オーディオ復号回路57において、
上述のような高速再生を行っている場合を考える。この
場合、高速再生時でもオーディオ情報が存在するフレー
ム、すなわち、フローティング係数が設定レベル以上を
示しているフレームについては、符号化オーディオデー
タを一時的に記憶するオーディオ用バッファ回路55に
は通常再生時と同じデータ量が記憶される。
【0088】ところが、オーディオ情報が存在せず、フ
ローティング係数が設定レベル以下を示しているフレー
ムについては、復号処理が行われず、符号化オーディオ
データが読み飛ばされるため、読み出し速度が速くな
り、オーディオ用バッファ回路55に一時的に記憶され
るデータ量は、通常再生時よりも少なくなる。バッファ
量監視回路58は、このようなデータ量の変化を監視
し、そのデータ量の変化を読みだし速度制御回路59に
伝える。
【0089】読みだし速度制御回路59では、オーディ
オ用バッファ回路55に一時的に記憶されているデータ
量が多いときには、多重化された符号化画像データおよ
び符号化オーディオデータを蓄積回路51から読み出す
速度を遅くする。また、オーディオ用バッファ回路55
に一時的に記憶されているデータ量が少ないときには、
符号化データを蓄積回路51から読み出す速度を速くす
るように制御する。そして、このようにして設定した読
みだし速度を読みだし回路52に伝える。
【0090】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、図1に示す回路構成のオーディオ復号回路5
7内に備えられた復号制御回路13において、フローテ
ィング係数値の大きさに基づいて有音部分と無音部分と
を判別する。そして、有音部分を通常通り復号すること
によって通常の速度で再生するとともに、無音部分を復
号せずに読み飛ばすことにより高速に再生するようにし
ている。
【0091】そして、オーディオ情報の有無に応じて各
フレーム毎に変化するオーディオ用バッファ回路55内
のデータ量をバッファ量監視回路58で監視し、そのデ
ータ量の変化に応じた読みだし速度となるように、読み
だし速度制御回路59で制御するようにしている。これ
により、各フレーム内のオーディオ情報の有無に応じて
変化するオーディオデータの再生速度に合わせて画像デ
ータの再生速度を制御することができる。
【0092】したがって、例えば、会議の様子を記録し
てあるVTRの中で出席者が発言した部分だけを参照し
ようとする場合に、音声信号が記録されている部分を高
速に探し出し、音声信号が記録されている部分を見つけ
たら、その音声部分に対応する画像およびオーディオの
再生速度を自動的に通常速度に戻すようにすることがで
きる。これにより、音声信号が存在する部分を探し出し
て再生するための操作を著しく簡単にすることができ
る。
【0093】以上説明したように、本実施形態の画像オ
ーディオ多重化データ復号装置によれば、符号化オーデ
ィオデータを一時的に記憶するためのオーディオ用バッ
ファ回路55内のデータ量をバッファ量監視回路58で
監視し、そのデータ量の変化に応じて、多重化された符
号化画像データおよび符号化オーディオデータを読み出
す速度を制御するようにしている。
【0094】これにより、符号化オーディオデータの復
号再生速度が全体として速くなったときには、符号化画
像データの復号再生処理も速くなるようにすることがで
きるとともに、通常通り復号処理が行われて符号化オー
ディオデータの復号再生速度が通常の速度になったとき
には、符号化画像データの復号再生処理も通常の速度に
なるようにすることができ、オーディオデータの再生速
度に合わせて画像データの再生速度を自動的に制御する
ようにすることができる。
【0095】したがって、オーディオデータの再生速度
に合わせて画像データの再生速度を変えるための操作を
ユーザが行わなくても済み、音声信号が存在する部分を
探し出して再生する操作性を向上させることができる。
【0096】
【発明の効果】本発明の符号化データ復号装置は、順次
入力される一連の符号化されたデータフレームの各々に
ついて復号すべきか否かを、該当するデータフレームに
含まれる複数の周波数帯域から選択された少なくとも1
つの帯域に属する符号化された情報データのレベルに基
づいて決定するようにしたので、音声信号が含まれる周
波数帯域を選択することにより、音声信号が含まれるオ
ーディオデータのみを高速に復号して良質の音声信号を
再生することができる。また、上記情報データのレベル
は、符号化データを得る際に用いたフローティング係数
を用いることにより容易に判定できるので、回路構成を
簡単にすることができる。
【0097】また、本発明の他の特徴によれば、順次入
力される一連の符号化されたデータフレームのうち、所
定の選択されたフレームのみを復号するようにしたの
で、例えば音楽のように有音部分が連続して存在するオ
ーディオデータを、選択するフレームに応じて圧縮して
高速に再生することができ、その高速再生において、一
定速度の不快感のない再生音を得ることができる。
【0098】また、本発明の画像オーディオ多重化デー
タ復号装置は、符号化画像データと符号化オーディオデ
ータとが多重化されたデータフレームを読み出し手段に
より読み出し、それを符号化画像データと符号化オーデ
ィオデータとに分離して各々復号する装置であって、上
記データフレームから分離されてオーディオデータバッ
ファ手段に記憶されている符号化オーディオデータを復
号するオーディオ復号手段を、情報データのレベルに応
じて復号処理を行うか否かを決定するようにした本発明
の符号化データ復号装置により構成し、上記オーディオ
データバッファ手段に記憶されているオーディオデータ
の量の変化に応じてデータフレームの読み出し速度を制
御するようにしたので、高速再生において、オーディオ
データの再生速度に応じて画像データの再生速度を制御
することができるようになり、画像およびオーディオの
高速再生において音声が記録されている部分を容易に探
し出して再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による符号化データ復
号装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態による符号化データ復
号装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態による符号化データ復
号装置の構成例を示すブロック図である。
【図4】第2の実施形態による符号化データ復号装置の
通常再生時における復号処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】第2の実施形態による符号化データ復号装置の
フローティング係数を用いた高速再生時における復号処
理の動作を示すフローチャートである。
【図6】第3の実施形態による符号化データ復号装置の
フレームカウント数を用いた高速再生時における復号処
理の動作を示すフローチャートである。
【図7】フローティング係数を用いた高速再生時の音声
信号の復号処理を説明するための波形図であり、(A)
は原音声信号の波形を示す図、(B)は復号された信号
の波形を示す図である。
【図8】フレームカウント数を用いた高速再生時の音声
信号の復号処理を説明するための波形図であり、(A)
は原音楽信号の波形を示す図、(B)は復号された信号
の波形を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態である画像オーディオ多重
化データ復号装置の構成例を示すブロック図である。
【図10】本発明の符号化データ復号装置に入力される
符号化データの発生に用いられる従来の符号化装置の一
例を示すブロック図である。
【図11】従来の符号化データ復号装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図12】従来の画像オーディオ多重化データ復号装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 デマルチプレクス回路 2、3、4、5 逆量子化回路 6、7、8、9 逆フローティング処理回路 10 合成フィルタバンク回路 10A バッファメモリ 11 ミュート回路 12 ヘッダ情報復号回路 13 第1の復号制御回路 14 第2の復号制御回路 15 カウンタ回路 16、17 スイッチ 23 スレッショルド値入力端子 24 帯域入力端子 25 フレームレート入力端子 26 次フレーム読み出し制御信号 27 ミュート制御信号 51 蓄積回路 52 読みだし回路 53 画像/オーディオデータデマルチプレクス回路 54 画像用バッファ回路 55 オーディオ用バッファ回路 56 画像復号回路 57 オーディオ復号回路 58 バッファ量監視回路 59 読みだし速度制御回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連の符号化されたデータフレームを順
    次受け取り処理する回路であって、上記一連のデータフ
    レームの各々は、複数の所定の周波数帯域に分けられた
    複数の多重化帯域データを含み、各多重化帯域データは
    対応する周波数帯域に属する符号化された情報データ
    と、その符号化された情報データの符号化に用いられた
    処理データとを含んでおり、上記符号化された情報デー
    タと上記処理データとを互いに分離するように各データ
    フレームを処理する回路からなる分離手段と、 上記周波数帯域の各々において、上記符号化された情報
    データを、その情報データから分離された上記処理デー
    タを用いて復号する復号手段と、 上記各データフレームを復号すべきか否かを、該当する
    データフレームに含まれる上記周波数帯域から選択され
    た少なくとも1つの帯域に属する上記符号化された情報
    データのレベルに基づいて決定する決定手段とを備える
    ことを特徴とする符号化データ復号装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の符号化データ復号装置
    において、 上記各データフレームを復号すべきか否かは、上記周波
    数帯域から選択された複数の帯域に属する上記符号化さ
    れた情報データのレベルを表す絶対値の最大値に基づい
    て決定されることを特徴とする符号化データ復号装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の符号化データ復号装置
    において、 上記処理データは、上記複数の周波数帯域の各々に属す
    る上記符号化された情報データのレベルを表すフローテ
    ィング係数を含むことを特徴とする符号化データ復号装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の符号化データ復号装置
    において、 上記各データフレームを復号すべきか否かを決定する決
    定手段は、上記周波数帯域から選択された複数の帯域に
    属する上記符号化された情報データのレベルを表す絶対
    値の最大のものが属する帯域に対応する上記フローティ
    ング係数と、あらかじめ設定されたスレッショルド値と
    を比較する比較手段を含むことを特徴とする符号化デー
    タ復号装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の符号化データ復号装置
    において、 上記各データフレームを復号すべきか否かを決定する決
    定手段に用いられる上記少なくとも1つの周波数帯域を
    あらかじめ設定する設定手段を更に備えることを特徴と
    する符号化データ復号装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の符号化データ復号装置
    において、 上記周波数帯域のそれぞれに関する上記復号手段の出力
    信号を合成する合成手段と、 上記復号手段と上記合成手段との間に接続されて、上記
    復号手段の上記出力信号をそのまま上記合成手段に与え
    るか、上記出力信号に代えてゼロ信号を与えるかを選択
    するミュート手段とを更に備えることを特徴とする符号
    化データ復号装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の符号化データ復号装置
    において、 上記一連の符号化されたデータフレームの中の選択され
    たフレームのみを復号するように、処理すべきフレーム
    を選択するフレーム選択手段と、 上記決定手段と上記フレーム選択手段との何れか一方を
    選択的に作動可能とする選択手段とを更に備えることを
    特徴とする符号化データ復号装置。
  8. 【請求項8】 一連の符号化されたデータフレームを順
    次受け取り処理する回路であって、上記一連のデータフ
    レームの各々は、複数の所定の周波数帯域に分けられた
    複数の多重化帯域データを含み、各多重化帯域データは
    対応する周波数帯域に属する符号化された情報データ
    と、その符号化された情報データの符号化に用いられた
    処理データとを含んでおり、上記符号化された情報デー
    タと上記処理データとを互いに分離するように各データ
    フレームを処理する回路からなる分離手段と、 上記周波数帯域の各々において、上記符号化された情報
    データを、その情報データから分離された上記処理デー
    タを用いて復号する復号手段と、 上記一連の符号化されたデータフレームの中の選択され
    たフレームのみを復号するように、処理すべきフレーム
    を選択するフレーム選択手段とを備えることを特徴とす
    る符号化データ復号装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の符号化データ
    復号装置において、 上記フレーム選択手段は、所定数のフレームの中の処理
    すべきフレーム数の割合を示す再生フレームレートをあ
    らかじめ設定する設定手段を含むことを特徴とする符号
    化データ復号装置。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の符号化データ復号装
    置において、 上記周波数帯域のそれぞれに関する上記復号手段の出力
    信号を合成する合成手段と、 上記復号手段と上記合成手段との間に接続されて、上記
    復号手段の上記出力信号をそのまま上記合成手段に与え
    るか、上記出力信号に代えてゼロ信号を与えるかを選択
    するミュート手段とを更に備えることを特徴とする符号
    化データ復号装置。
  11. 【請求項11】 多重化された符号化データをヘッダ情
    報と複数の周波数帯域に分けられた各帯域毎の信号とに
    分離し、上記ヘッダ情報を用いて上記各帯域毎の信号に
    対して逆量子化処理、逆フローティング処理および合成
    フィルタバンク処理を施すことによって上記符号化デー
    タをフレーム単位で復号する符号化データ復号装置にお
    いて、 上記逆フローティング処理が施された各帯域毎の信号を
    そのまま通すかゼロ信号にするかを選択するミュート手
    段と、 上記ヘッダ情報中に含まれるフローティング係数と予め
    設定されたスレッショルド値とを比較し、その比較結果
    に応じて上記ミュート手段の選択動作を制御するミュー
    ト制御信号を出力すると共に、上記符号化データの次フ
    レームの処理開始を指示する次フレーム読み出し制御信
    号を出力する復号制御手段とを設けたことを特徴とする
    符号化データ復号装置。
  12. 【請求項12】 上記復号制御手段で上記スレッショル
    ド値と比較されるフローティング係数は、上記複数の周
    波数帯域に分けられた各帯域毎に伝送されるフローティ
    ング係数のうちの最大値であることを特徴とする請求項
    11記載の符号化データ復号装置。
  13. 【請求項13】 上記復号制御手段で用いられるフロー
    ティング係数は、上記複数の周波数帯域に分けられた各
    帯域毎に伝送されるフローティング係数のうち、あらか
    じめ設定された帯域のみのフローティング係数であるこ
    とを特徴とする請求項12記載の符号化データ復号装
    置。
  14. 【請求項14】 多重化された符号化データをヘッダ情
    報と複数の周波数帯域に分けられた各帯域毎の信号とに
    分離し、上記ヘッダ情報を用いて上記各帯域毎の信号に
    対して逆量子化処理、逆フローティング処理および合成
    フィルタバンク処理を施すことによって上記符号化デー
    タをフレーム単位で復号する符号化データ復号装置にお
    いて、 上記逆フローティング処理が施された各帯域毎の信号を
    そのまま通すかゼロ信号にするかを選択するミュート手
    段と、 入力された上記符号化データのフレーム数をカウントす
    るカウント手段と、 上記カウント手段によりカウントされた入力フレーム数
    と予め設定された再生フレームレートとに基づいて上記
    ミュート手段の選択動作を制御するミュート制御信号を
    出力すると共に、上記符号化データの次フレームの処理
    開始を指示する次フレーム読み出し制御信号を出力する
    復号制御手段とを設けたことを特徴とする符号化データ
    復号装置。
  15. 【請求項15】 多重化された符号化データをヘッダ情
    報と複数の周波数帯域に分けられた各帯域毎の信号とに
    分離し、上記ヘッダ情報を用いて上記各帯域毎の信号に
    対して逆量子化処理、逆フローティング処理および合成
    フィルタバンク処理を施すことによって上記符号化デー
    タをフレーム単位で復号する符号化データ復号装置にお
    いて、 上記逆フローティング処理が施された各帯域毎の信号を
    そのまま通すかゼロ信号にするかを選択するミュート手
    段と、 上記ヘッダ情報中に含まれるフローティング係数と予め
    設定されたスレッショルド値とを比較し、その比較結果
    に応じて上記ミュート手段の選択動作を制御するミュー
    ト制御信号を出力すると共に、上記符号化データの次フ
    レームの処理開始を指示する次フレーム読み出し制御信
    号を出力する第1の復号制御手段と、 入力された上記符号化データのフレーム数をカウントす
    るカウント手段と、 上記カウント手段によりカウントされた入力フレーム数
    と予め設定された再生フレームレートとに基づいて上記
    ミュート手段の選択動作を制御するミュート制御信号を
    出力すると共に、上記符号化データの次フレームの処理
    開始を指示する次フレーム読み出し制御信号を出力する
    第2の復号制御手段と、 上記第1の復号制御手段から出力されるミュート制御信
    号および次フレーム読み出し制御信号と、上記第2の復
    号制御手段から出力されるミュート制御信号および次フ
    レーム読み出し制御信号との何れかを選択して出力する
    スイッチ手段とを設けたことを特徴とする符号化データ
    復号装置。
  16. 【請求項16】 一連の符号化されたデータフレームを
    順次受け取り、少なくとも1フレームを保持する蓄積手
    段であって、上記各データフレームが符号化され多重化
    された画像データとオーディオデータとを含む蓄積手段
    と、 上記蓄積手段に保持されたデータフレームを制御された
    速度で読み出すことのできる読み出し手段と、 上記読み出し手段により読み出した上記データフレーム
    に含まれる上記符号化画像データと上記符号化オーディ
    オデータとを互いに分離する分離手段と、 上記分離された符号化画像データを復号する画像復号手
    段と、 上記分離された符号化オーディオデータを一時的に記憶
    するオーディオデータバッファ手段と、 上記オーディオデータバッファ手段に記憶されている上
    記符号化オーディオデータを読み出して復号するオーデ
    ィオ復号手段と、 上記オーディオデータバッファ手段に記憶されているオ
    ーディオデータの量を監視する監視手段と、 上記監視手段により監視される上記オーディオデータバ
    ッファ手段に記憶されているオーディオデータの量の変
    化に応じて上記読み出し手段による上記データフレーム
    の読み出し速度を制御する制御手段とを備えることを特
    徴とする画像オーディオ多重化データ復号装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の画像オーディオ多
    重化データ復号装置において、上記オーディオ復号手段
    は、 一連の符号化されたデータフレームを順次受け取り処理
    する回路であって、上記一連のデータフレームの各々
    は、複数の所定の周波数帯域に分けられた複数の多重化
    帯域データを含み、各多重化帯域データは対応する周波
    数帯域に属する符号化された情報データと、その符号化
    された情報データの符号化に用いられた処理データとを
    含んでおり、上記符号化された情報データと上記処理デ
    ータとを互いに分離するように各データフレームを処理
    する回路からなる分離手段と、 上記周波数帯域の各々において、上記符号化された情報
    データを、その情報データから分離された上記処理デー
    タを用いて復号する復号手段と、 上記各データフレームを復号すべきか否かを、該当する
    データフレームに含まれる上記周波数帯域から選択され
    た少なくとも1つの帯域に属する上記符号化された情報
    データのレベルに基づいて決定する決定手段とを備える
    ことを特徴とする画像オーディオ多重化データ復号装
    置。
JP30365395A 1994-10-28 1995-10-27 符号化データ復号装置およびそれを用いた画像オーディオ多重化データ復号装置 Withdrawn JPH08237135A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003204522A (ja) * 2002-10-25 2003-07-18 Toshiba Corp 映像情報を含むデジタル情報の管理システム
JP2004531766A (ja) * 2001-05-11 2004-10-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 無音検出
US7418393B2 (en) 2000-05-26 2008-08-26 Fujitsu Limited Data reproduction device, method thereof and storage medium

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