JPH0823593B2 - 腕時計 - Google Patents
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- JPH0823593B2 JPH0823593B2 JP61086240A JP8624086A JPH0823593B2 JP H0823593 B2 JPH0823593 B2 JP H0823593B2 JP 61086240 A JP61086240 A JP 61086240A JP 8624086 A JP8624086 A JP 8624086A JP H0823593 B2 JPH0823593 B2 JP H0823593B2
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B39/00—Watch crystals; Fastening or sealing of crystals; Clock glasses
- G04B39/02—Sealing crystals or glasses
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/22—Materials or processes of manufacturing pocket watch or wrist watch cases
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は、ムーブメントを納める側と、ガラスと、腕
時計の外部に露出され、ガラスを側に固定する手段と、
バンドとを含み、腕時計を構成するある部品がひつかき
に極めて強い材料で被覆されるような腕時計に関するも
のである。
時計の外部に露出され、ガラスを側に固定する手段と、
バンドとを含み、腕時計を構成するある部品がひつかき
に極めて強い材料で被覆されるような腕時計に関するも
のである。
スイス特許第517963号（米国特許第3242664号）明細
書には、外物に接触する外面の見える部分（たとえば腕
時計の場合には側の上面）の外見が変化しない、すなわ
ち外物との接触により傷がつくことがなく、また空気と
の接触により酸化すなわちさびることなく、きれいで、
良く仕上げられた外観を呈することが可能なウオツチの
側が開示されている。この結果を達成するために、前記
スイス特許明細書には、金属カーバイド、たとえばタン
グステン・カーバイドまたはチタン・カーバイドをベー
スとして焼結された硬い金属の層またはそれらの金属の
むくを用いることが提案されている。そのスイス特許明
細書に開示されている技術は、この時以来本願の出願人
により多数の時計に応用されてきた。その技術により、
外物との接触に極めて強い製品が得られているが、容易
に酸化し、かつ傷がつく鋼で通常作られるウオツチの場
合にはそうではない。
書には、外物に接触する外面の見える部分（たとえば腕
時計の場合には側の上面）の外見が変化しない、すなわ
ち外物との接触により傷がつくことがなく、また空気と
の接触により酸化すなわちさびることなく、きれいで、
良く仕上げられた外観を呈することが可能なウオツチの
側が開示されている。この結果を達成するために、前記
スイス特許明細書には、金属カーバイド、たとえばタン
グステン・カーバイドまたはチタン・カーバイドをベー
スとして焼結された硬い金属の層またはそれらの金属の
むくを用いることが提案されている。そのスイス特許明
細書に開示されている技術は、この時以来本願の出願人
により多数の時計に応用されてきた。その技術により、
外物との接触に極めて強い製品が得られているが、容易
に酸化し、かつ傷がつく鋼で通常作られるウオツチの場
合にはそうではない。
腕時計のバンドに関しては、外物による傷に極めて強
い外装を形成する目的で、硬質金属の長方形の小片によ
り被覆された一連のリンクがスイス特許第632886号明細
書に開示されている。
い外装を形成する目的で、硬質金属の長方形の小片によ
り被覆された一連のリンクがスイス特許第632886号明細
書に開示されている。
それら２つのスイス特許に開示されている技術により
かなり改良されたにもかかわらず、ビツカース硬さ（H
V）が1400オーダーである金属カーバイドで作られた金
属外装は、ある種の非常に硬い物質、たとえばほこりま
たは砂に含まれているシリカ、に対しては弱いようであ
る。そのような物質により傷つけられないようにするた
めには、ダイヤモンドに少くとも近い硬さを有する材料
でウオツチの側を作ることが必要なようである（たとえ
ば、米国特許第3931704号参照）。
かなり改良されたにもかかわらず、ビツカース硬さ（H
V）が1400オーダーである金属カーバイドで作られた金
属外装は、ある種の非常に硬い物質、たとえばほこりま
たは砂に含まれているシリカ、に対しては弱いようであ
る。そのような物質により傷つけられないようにするた
めには、ダイヤモンドに少くとも近い硬さを有する材料
でウオツチの側を作ることが必要なようである（たとえ
ば、米国特許第3931704号参照）。
その米国特許により開示されている技術においては、
ウオツチの側は底部カバーと、それに一体形成された胴
を有する。このモノブロツクは焼結されたダイヤモンド
の粒子で作られる。しかし、ここで考えている量のダイ
ヤモンドの焼結は、希望の側を得るためには高い焼結温
度を必要とすること、および高い圧力を必要とすること
のために、実現には大きな困難が伴う。
ウオツチの側は底部カバーと、それに一体形成された胴
を有する。このモノブロツクは焼結されたダイヤモンド
の粒子で作られる。しかし、ここで考えている量のダイ
ヤモンドの焼結は、希望の側を得るためには高い焼結温
度を必要とすること、および高い圧力を必要とすること
のために、実現には大きな困難が伴う。
本発明が対象とする腕時計においては、ガラスを固定
する鋼製の固定手段は、時計に作用する外部応力に最も
強くさらされることが明かである。したがって、保護を
行わなければならないはその場所である。この保護は、
本発明に従って、鋼製の固定手段の外部に露出する表面
部分に、金属カーバイドの薄片を付着させ、さらに、こ
の金属カーバイドの薄片の上に硬い被覆用薄片を付着さ
せ、金属カーバイドの薄片は硬い被覆用薄片の基本とし
て機能し、被覆用薄片は、0.2mm以上の厚みをもち、そ
の硬さが5000HV0.25より硬くすることにより実現され
る。
する鋼製の固定手段は、時計に作用する外部応力に最も
強くさらされることが明かである。したがって、保護を
行わなければならないはその場所である。この保護は、
本発明に従って、鋼製の固定手段の外部に露出する表面
部分に、金属カーバイドの薄片を付着させ、さらに、こ
の金属カーバイドの薄片の上に硬い被覆用薄片を付着さ
せ、金属カーバイドの薄片は硬い被覆用薄片の基本とし
て機能し、被覆用薄片は、0.2mm以上の厚みをもち、そ
の硬さが5000HV0.25より硬くすることにより実現され
る。
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。
第１図に示されている腕時計の側のような側は裏ぶた
−胴１と胴溝縁２とを含む。それらの部材はいずれも鋼
で作られる。ムーブメント３が、裏ぶた−胴１の中の円
形の受け４の中に上から入れられる。ムーブメントは、
裏ぶた−胴１の突起５により受け４の中に保持される。
突起５の上にはムーブメントのベースプレートのビード
６がのる。文字板７、裏ぶた−胴１の同様に円形の第２
の受け８の中に、ムーブメント３をこえて延長する。胴
−溝縁２は裏ぶた−胴１の円筒形リム９の周囲にとりつ
けられ、バンドの固定ラグ10を保持する。その固定ラグ
は裏ぶた−胴１のリム11の上にのり、４本の雄ねじ12に
より固定される。
−胴１と胴溝縁２とを含む。それらの部材はいずれも鋼
で作られる。ムーブメント３が、裏ぶた−胴１の中の円
形の受け４の中に上から入れられる。ムーブメントは、
裏ぶた−胴１の突起５により受け４の中に保持される。
突起５の上にはムーブメントのベースプレートのビード
６がのる。文字板７、裏ぶた−胴１の同様に円形の第２
の受け８の中に、ムーブメント３をこえて延長する。胴
−溝縁２は裏ぶた−胴１の円筒形リム９の周囲にとりつ
けられ、バンドの固定ラグ10を保持する。その固定ラグ
は裏ぶた−胴１のリム11の上にのり、４本の雄ねじ12に
より固定される。
側は平らなサフアイヤガラス13により防水式に閉じら
れる。そのガラス13の縁部14は斜めにされる。長方形ガ
ラス13は、ラグ10の上方に位置させられて、それらのラ
グの間を延長する胴−溝縁２の延長部16に形成されてい
るスライド面15の中に保持される。側の他の２つの側面
は、側の縁部まで延長するガラス13の縁部14により覆わ
れる。
れる。そのガラス13の縁部14は斜めにされる。長方形ガ
ラス13は、ラグ10の上方に位置させられて、それらのラ
グの間を延長する胴−溝縁２の延長部16に形成されてい
るスライド面15の中に保持される。側の他の２つの側面
は、側の縁部まで延長するガラス13の縁部14により覆わ
れる。
側の封止は、胴−溝縁部２の内側円筒壁18と裏ぶた−
胴１の上面19およびフランジ20により形成されている溝
の底に、ガラス13により押しつけられる環状パツキング
17により確保される。押しつけられて圧縮されたパツキ
ング17は同様に、スライド面15の中でガラス13が行う望
ましくない滑りを阻止する。この理由から、側を閉じる
作業中に雄ねじ12を締めつける前に、ガラス13をスライ
ド面15の中に入れなければならない。
胴１の上面19およびフランジ20により形成されている溝
の底に、ガラス13により押しつけられる環状パツキング
17により確保される。押しつけられて圧縮されたパツキ
ング17は同様に、スライド面15の中でガラス13が行う望
ましくない滑りを阻止する。この理由から、側を閉じる
作業中に雄ねじ12を締めつける前に、ガラス13をスライ
ド面15の中に入れなければならない。
以上の説明および図から、外物との接触により傷を受
けるおそれのある側部分は、胴−溝縁２とともにスライ
ド面15を形成する延長部16の上面21である。したがつ
て、側の外観を保つためには、上面21を保護するだけで
十分である。
けるおそれのある側部分は、胴−溝縁２とともにスライ
ド面15を形成する延長部16の上面21である。したがつ
て、側の外観を保つためには、上面21を保護するだけで
十分である。
図からわかるように、その保護は上面21に直接付着さ
れる基体23により最初は行われる。その基体23は、たと
えばタングステン・カーバイドのような金属カーバイド
から得られる。金属カーバイドの小片が接着またははん
だづけにより上面21に固着される。はんだづけの場合に
は、550〜600℃をこえない温度で行うことが必要であ
る。しかし、たとえば、スイス特許第632886号明細書に
記載されているように、金属タングステンの下側表面に
溶接されたスタツドを用いるというような、他の固定手
段を用いることもできる。
れる基体23により最初は行われる。その基体23は、たと
えばタングステン・カーバイドのような金属カーバイド
から得られる。金属カーバイドの小片が接着またははん
だづけにより上面21に固着される。はんだづけの場合に
は、550〜600℃をこえない温度で行うことが必要であ
る。しかし、たとえば、スイス特許第632886号明細書に
記載されているように、金属タングステンの下側表面に
溶接されたスタツドを用いるというような、他の固定手
段を用いることもできる。
更に本発明に従つて、金属カーバイドの小片23が、50
00HV0.25より硬い材料の小片22で覆われる。そのような
材料は、たとえば多結晶ダイヤモンドないし多結晶立方
体窒化ホウ素（CBN、すなわちCubic Boron Nitride）か
ら得ることができる。CBNの硬さは8000HV0.25に等しい
か、それよりも高い。基体23と超硬材料22で形成された
組立体は、切削工具を製作している供給者、たとえばゼ
ネラル・エレクトリツク・カンパニー（General Electr
ic Company）から「Carbopax」という商標で販売されて
いるものを入手できる。一般的に、超硬材料22の層の厚
さは0.2mmに等しいか、それより厚い。超硬材料22の層
の厚さを0.2mm以上とすることにより、加わる可能性の
ある衝撃や擦りむけに対して十分な強度を得ることがで
きる。この超硬材料の層は付着層を構成するもので、表
面処理ではない。PVD（物理的蒸着）やCVD（化学的蒸
着）では、そのように厚く且つ丈夫なものを得るのは困
難と考えられる。
00HV0.25より硬い材料の小片22で覆われる。そのような
材料は、たとえば多結晶ダイヤモンドないし多結晶立方
体窒化ホウ素（CBN、すなわちCubic Boron Nitride）か
ら得ることができる。CBNの硬さは8000HV0.25に等しい
か、それよりも高い。基体23と超硬材料22で形成された
組立体は、切削工具を製作している供給者、たとえばゼ
ネラル・エレクトリツク・カンパニー（General Electr
ic Company）から「Carbopax」という商標で販売されて
いるものを入手できる。一般的に、超硬材料22の層の厚
さは0.2mmに等しいか、それより厚い。超硬材料22の層
の厚さを0.2mm以上とすることにより、加わる可能性の
ある衝撃や擦りむけに対して十分な強度を得ることがで
きる。この超硬材料の層は付着層を構成するもので、表
面処理ではない。PVD（物理的蒸着）やCVD（化学的蒸
着）では、そのように厚く且つ丈夫なものを得るのは困
難と考えられる。
先に述べたように、超硬材料22の硬さは8000HV0.25よ
り高く、これにより、現在まで知られていなかつた耐引
つかき性がウオツチの側に与えられる。更に、この材料
は現在機械加工用に工業において採用されているから、
この材料は比較的安価である。したがつて、この明細書
の初めにおいて述べたように、時計の側をダイヤモンド
だけで製作する困難を避けるものである。
り高く、これにより、現在まで知られていなかつた耐引
つかき性がウオツチの側に与えられる。更に、この材料
は現在機械加工用に工業において採用されているから、
この材料は比較的安価である。したがつて、この明細書
の初めにおいて述べたように、時計の側をダイヤモンド
だけで製作する困難を避けるものである。
ビツカース硬さは、硬さを測定すべき物質に四角錐形
のダイヤモンドを押しつけ、それによりつけられた圧痕
により定められるということを憶えているであろう。こ
の目的のためにマイクロ硬さ計を用いる。このマイクロ
硬さ計においては、ダイヤモンド工具を当てる力と時間
を調整でき、それから圧痕の対角線の長さを測定する。
ここでは超硬材料を取扱うのであるから、工具が破損す
ることを避けるためには、工具を当てる力はなるべく0.
25kpに制限する。これは、ビツカース硬さを示すために
用いられる記号HVの下側に数字0.25をつける理由であ
る。このような条件の下においては、下記の表はビツカ
ース硬さ（HV0.25）を測定された対角線の長さ（μｍ）
の関数として与えるものである。
のダイヤモンドを押しつけ、それによりつけられた圧痕
により定められるということを憶えているであろう。こ
の目的のためにマイクロ硬さ計を用いる。このマイクロ
硬さ計においては、ダイヤモンド工具を当てる力と時間
を調整でき、それから圧痕の対角線の長さを測定する。
ここでは超硬材料を取扱うのであるから、工具が破損す
ることを避けるためには、工具を当てる力はなるべく0.
25kpに制限する。これは、ビツカース硬さを示すために
用いられる記号HVの下側に数字0.25をつける理由であ
る。このような条件の下においては、下記の表はビツカ
ース硬さ（HV0.25）を測定された対角線の長さ（μｍ）
の関数として与えるものである。
μｍ HV0.25 10 4630 ９ 5700 ８ 7240 ７ 9460 硬さの下限を5000HV0.25とすると、圧痕の対角線長さ
の上限は９μｍよりやや長い程度となり、初期の目的に
は十分な硬さであると考えられるので、超硬材料は5000
HV0.25より硬ければ十分であろう。多結晶ダイヤモンド
ないしCBNは、この硬さ範囲に含まれるものである。
の上限は９μｍよりやや長い程度となり、初期の目的に
は十分な硬さであると考えられるので、超硬材料は5000
HV0.25より硬ければ十分であろう。多結晶ダイヤモンド
ないしCBNは、この硬さ範囲に含まれるものである。
第１図に示す例においては、時計の側の外部に露出さ
れるガラス固定手段が、5000HV0.25より硬い材料から得
られる小片22により、傷をつける物から保護される２つ
のすべり面15の態様をとる。本発明の別の態様が第２図
に示されている。第２図においては前記固定手段はガラ
ス32を完全に囲む斜面溝33で構成される。この斜面溝
は、前記小片と全く同様にして得られる、すなわち、50
00HV0.25より硬い材料で覆われた金属カーバイドの基体
から得られる。容易に機械加工できる材料で作られた側
にそのような斜面溝を固定することが、接着またははん
だづけにより行われ、または斜面溝の下面に溶接された
４本のスタツド34により行われる。
れるガラス固定手段が、5000HV0.25より硬い材料から得
られる小片22により、傷をつける物から保護される２つ
のすべり面15の態様をとる。本発明の別の態様が第２図
に示されている。第２図においては前記固定手段はガラ
ス32を完全に囲む斜面溝33で構成される。この斜面溝
は、前記小片と全く同様にして得られる、すなわち、50
00HV0.25より硬い材料で覆われた金属カーバイドの基体
から得られる。容易に機械加工できる材料で作られた側
にそのような斜面溝を固定することが、接着またははん
だづけにより行われ、または斜面溝の下面に溶接された
４本のスタツド34により行われる。
第３図は本発明の第３の実施例によるウオツチの側の
一部の横断面図である。この実施例では、ガラス13を貫
通して胴25に適切なやり方で留められるスタツド26によ
りガラスを固定する。スタツド26の主な部分27および頭
部の下側部分28はたとえば鋼で作られる。頭部の上側部
分は最初は金属カーバイドの層29を含み、この層29は、
5000HV0.25より硬い材料30、たとえば多結晶ダイヤモン
ド、の基体として用いられる。金属カーバイド層29は、
はんだづけまたは接着により、頭部28の下側部分にとり
つけることができる。
一部の横断面図である。この実施例では、ガラス13を貫
通して胴25に適切なやり方で留められるスタツド26によ
りガラスを固定する。スタツド26の主な部分27および頭
部の下側部分28はたとえば鋼で作られる。頭部の上側部
分は最初は金属カーバイドの層29を含み、この層29は、
5000HV0.25より硬い材料30、たとえば多結晶ダイヤモン
ド、の基体として用いられる。金属カーバイド層29は、
はんだづけまたは接着により、頭部28の下側部分にとり
つけることができる。
第４図は、腕時計にとりつけるバンドのリンクに応用
できる本発明の第４図の実施例を示すものである。この
図はリンクの１つの横断面図である。このリンクはステ
ンレス鋼製のボデー37を含む。ボデー37は他の機械加工
可能な材料で作ることもできる。リンクの要素を隣接す
る要素に対して関節運動できるようにする蝶番がボデー
37にとりつけられる。腕時計を腕にはめた時に、引つか
き傷をつけるおそれのある環境に露出されるのは上面39
である。その上面39が図示の要素の実際に見える唯一の
表面であるから、引つかき傷がつかないように、本発明
に従つて保護するのはその表面だけで十分である。この
保護は金属カーバイドで作られた基体40と、この基体の
上に被覆される5000HV0.25より硬い材料の層41とで行わ
れる。前記実施例と同様に、その硬い材料は多結晶ダイ
ヤモンドまたは多結晶窒化ホウ素で構成できる。基体40
は前記手段の１つによりボデー37に固着できる。
できる本発明の第４図の実施例を示すものである。この
図はリンクの１つの横断面図である。このリンクはステ
ンレス鋼製のボデー37を含む。ボデー37は他の機械加工
可能な材料で作ることもできる。リンクの要素を隣接す
る要素に対して関節運動できるようにする蝶番がボデー
37にとりつけられる。腕時計を腕にはめた時に、引つか
き傷をつけるおそれのある環境に露出されるのは上面39
である。その上面39が図示の要素の実際に見える唯一の
表面であるから、引つかき傷がつかないように、本発明
に従つて保護するのはその表面だけで十分である。この
保護は金属カーバイドで作られた基体40と、この基体の
上に被覆される5000HV0.25より硬い材料の層41とで行わ
れる。前記実施例と同様に、その硬い材料は多結晶ダイ
ヤモンドまたは多結晶窒化ホウ素で構成できる。基体40
は前記手段の１つによりボデー37に固着できる。
以上説明した本発明の４つの実施例においては、超硬
質材料（ダイヤモンド）は金属カーバイドの基体の上に
常に付着されることに注意すべきである。この材料はそ
れの硬さおよび強さの観点から必要である。基体が単に
鋼またはしんちゅうだけで作られているものとすると、
超硬材料に衝撃が加えられた時、その衝撃は基体に食い
込む形で基体に変形を与える。基体が変形して窪みがで
きると、基体上の超硬材料も基体の窪みに応じて変形さ
せられることになるが、超硬材料は硬い反面で脆いの
で、超硬材料にはひび割れのような破損が生じる不都合
がある。本発明によれば、金属カーバイドは、超硬質の
被覆材料の基体として十分に硬いだけでなく、ひび割れ
しにくい性質を有するとともに、既に生じたひび割れは
拡大しにくいという性質を有するから、上記の不都合は
解消される。それらの性質はタングステン・カーバイド
（WC）が両方とも有する。
質材料（ダイヤモンド）は金属カーバイドの基体の上に
常に付着されることに注意すべきである。この材料はそ
れの硬さおよび強さの観点から必要である。基体が単に
鋼またはしんちゅうだけで作られているものとすると、
超硬材料に衝撃が加えられた時、その衝撃は基体に食い
込む形で基体に変形を与える。基体が変形して窪みがで
きると、基体上の超硬材料も基体の窪みに応じて変形さ
せられることになるが、超硬材料は硬い反面で脆いの
で、超硬材料にはひび割れのような破損が生じる不都合
がある。本発明によれば、金属カーバイドは、超硬質の
被覆材料の基体として十分に硬いだけでなく、ひび割れ
しにくい性質を有するとともに、既に生じたひび割れは
拡大しにくいという性質を有するから、上記の不都合は
解消される。それらの性質はタングステン・カーバイド
（WC）が両方とも有する。
以上説明した例においては、保護すべき部材の表面に
付着されている金属カーバイドの基体の表面に超硬質材
料が付着される。ある場合には、保護すべき部材も金属
カーバイドで作ることができる。そうするのは、バンド
のリンクが金属カーバイドのみで作られ、そのリンクの
表面に超硬質材料が直接に付着される場合である。
付着されている金属カーバイドの基体の表面に超硬質材
料が付着される。ある場合には、保護すべき部材も金属
カーバイドで作ることができる。そうするのは、バンド
のリンクが金属カーバイドのみで作られ、そのリンクの
表面に超硬質材料が直接に付着される場合である。
最後に、ガラスを側に固定する手段の表面、またはバ
ンドのリンクの表面に付着される小片は、第１図および
第４図に示すように縁部を斜めにすることができる。そ
のように縁部を斜めにするために、たとえば放電加工ま
たはレーザ加工のような公知の加工方法を採用できる。
ンドのリンクの表面に付着される小片は、第１図および
第４図に示すように縁部を斜めにすることができる。そ
のように縁部を斜めにするために、たとえば放電加工ま
たはレーザ加工のような公知の加工方法を採用できる。
第１図は本発明の第１の実施例に従つて得られた腕時計
の側の一部の横断面図、第２図は本発明の第２の実施例
に従う腕時計の平面図、第３図は本発明の第３の実施例
に従う腕時計の側の一部の横断面図、第４図は本発明に
従つて腕時計にとりつけられるバンドの横断面図であ
る。 22,30,41……超硬質材料層、23,29,40……基体。
の側の一部の横断面図、第２図は本発明の第２の実施例
に従う腕時計の平面図、第３図は本発明の第３の実施例
に従う腕時計の側の一部の横断面図、第４図は本発明に
従つて腕時計にとりつけられるバンドの横断面図であ
る。 22,30,41……超硬質材料層、23,29,40……基体。
Claims (9)
- 【請求項１】ムーブメントを納める側と、ガラスと、こ
のガラスを側に固定するための、腕時計の外部に露出し
た鋼製の固定手段と、バンドとを備え、 前記鋼製の固定手段の外部に露出する表面部分には、金
属カーバイドの薄片が付着され、さらに、この金属カー
バイドの薄片の上に硬い被覆用薄片が付着されており、
前記金属カーバイドの薄片は前記硬い被覆用薄片の基体
として機能し、前記被覆用薄片は、0.2mm以上の厚みを
もち、その硬さが5000HV0.25より硬い、ことを特徴とす
る腕時計。 - 【請求項２】特許請求の範囲第１項記載の腕時計であっ
て、前記固定手段はガラスがはめこまれるスライド面を
備えることを特徴とする腕時計。 - 【請求項３】特許請求の範囲第１項記載の腕時計であっ
て、前記固定手段はガラスを囲む溝縁を備えることを特
徴とする腕時計。 - 【請求項４】特許請求の範囲第１項記載の腕時計であっ
て、前記固定手段はガラスを側に固定するスタッドを備
えることを特徴とする腕時計。 - 【請求項５】特許請求の範囲第１項記載の腕時計であっ
て、前記被覆用薄片は多結晶ダイアモンドを含むことを
特徴とする腕時計。 - 【請求項６】特許請求の範囲第１項記載の腕時計であっ
て、前記被覆用薄片は多結晶窒化ホウ素を含むことを特
徴とする腕時計。 - 【請求項７】特許請求の範囲第１項記載の腕時計であっ
て、前記バンドは金属カーバイド製のリンクから作ら
れ、そのバンドの見える表面の少なくとも一部が、5000
HV0.25より硬い被覆材料で覆われることを特徴とする腕
時計。 - 【請求項８】特許請求の範囲第１項記載の腕時計であっ
て、前記バンドはリンクから作られ、そのリンクの上面
は金属カーバイドの基体を含む外装部で少なくとも一部
が覆われ、前記基体は5000HV0.25より硬い被覆材料で被
覆されることを特徴とする腕時計。 - 【請求項９】特許請求の範囲第７項または第８項に記載
の腕時計であって、前記被覆材料の厚さは0.2mm以上で
あることを特徴とする腕時計。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH01616/85-7 | 1985-04-16 | ||
| CH161685A CH659168GA3 (ja) | 1985-04-16 | 1985-04-16 | |
| CH1616/85-7 | 1985-04-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61241687A JPS61241687A (ja) | 1986-10-27 |
| JPH0823593B2 true JPH0823593B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=4214600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61086240A Expired - Lifetime JPH0823593B2 (ja) | 1985-04-16 | 1986-04-16 | 腕時計 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4674892A (ja) |
| EP (1) | EP0199207B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0823593B2 (ja) |
| CH (1) | CH659168GA3 (ja) |
| DE (1) | DE3662954D1 (ja) |
| HK (1) | HK97692A (ja) |
| SG (1) | SG37092G (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH666981GA3 (ja) * | 1987-01-22 | 1988-09-15 | ||
| CH672225B5 (ja) * | 1987-12-23 | 1990-05-15 | Ebauchesfabrik Eta Ag | |
| US4965517A (en) * | 1989-08-21 | 1990-10-23 | Siemens-Bendix Automotive Electronics L.P. | Flux concentrator for magnetic sensors |
| CH685035B5 (de) * | 1993-05-13 | 1995-09-15 | Vacuum Chronometer Corp | Uhrengehäuse. |
| DE69630792T2 (de) | 1996-11-22 | 2004-09-23 | Montres Rado S.A. | Zierelement insbesondere Bauteil einer Uhr |
| CH691008A5 (fr) * | 1997-01-15 | 2001-03-30 | Rado Montres Sa | Verre de montre inrayable et transparent et boîte de montre équipée d'un tel verre. |
| EP0854403B1 (fr) * | 1997-01-16 | 2005-06-29 | Montres Rado S.A. | Verre de montre inrayable et transparent et boíte de montre équipée d'un tel verre |
| US6491424B1 (en) | 2000-07-31 | 2002-12-10 | Christian Bernard Stores Corp. | Apparatus for setting gems and providing hidden compartments in a timepiece |
| US7628530B2 (en) * | 2007-03-14 | 2009-12-08 | Nike, Inc. | Watch casing construction incorporating watch band lugs |
| EP1916576B1 (fr) * | 2007-07-02 | 2014-12-17 | Rolex Sa | Boîte de montre-bracelet étanche |
| CH701221B1 (fr) * | 2009-06-05 | 2014-01-15 | Mecasertis S A | Procédé de fixation d'une corne sur une carrure de boîte de montre. |
| EP2261757A1 (fr) * | 2009-06-10 | 2010-12-15 | ETA SA Manufacture Horlogère Suisse | Procédé et dispositif de fixation d'une glace à une lunette |
| CH708815B1 (fr) * | 2013-11-06 | 2017-12-29 | The Swatch Group Man Services Ag | Elément d'habillage pour une carrure d'une montre-bracelet. |
| DE102015207049A1 (de) * | 2015-04-17 | 2016-10-20 | Levitation AG | Uhrglas mit mindestens einem Schmuckstein |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3242664A (en) * | 1961-11-08 | 1966-03-29 | Schlup & Cie S A | Watch case |
| JPS5130003B1 (ja) * | 1971-04-20 | 1976-08-28 | ||
| JPS4965864A (ja) * | 1972-10-24 | 1974-06-26 | ||
| CH632886GA3 (en) * | 1979-02-21 | 1982-11-15 | Piece of jewellery protected by a shielding of hard metal | |
| DD148349A1 (de) * | 1979-12-28 | 1981-05-20 | Gerhard Ebersbach | Verfahren zur herstellung extrem harter,verschleissfester schichten erhoehter haftfestigkeit |
| CH644240B (fr) * | 1981-12-02 | Rado Montres Sa | Piece d'horlogerie. | |
| CH649890GA3 (ja) * | 1983-05-25 | 1985-06-28 |
-
1985
- 1985-04-16 CH CH161685A patent/CH659168GA3/fr not_active IP Right Cessation
-
1986
- 1986-04-10 DE DE8686104955T patent/DE3662954D1/de not_active Expired
- 1986-04-10 EP EP86104955A patent/EP0199207B1/fr not_active Expired
- 1986-04-15 US US06/852,262 patent/US4674892A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-04-16 JP JP61086240A patent/JPH0823593B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-04-01 SG SG370/92A patent/SG37092G/en unknown
- 1992-12-03 HK HK976/92A patent/HK97692A/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3662954D1 (en) | 1989-05-24 |
| CH659168GA3 (ja) | 1987-01-15 |
| JPS61241687A (ja) | 1986-10-27 |
| EP0199207B1 (fr) | 1989-04-19 |
| US4674892A (en) | 1987-06-23 |
| EP0199207A1 (fr) | 1986-10-29 |
| SG37092G (en) | 1992-05-22 |
| HK97692A (en) | 1992-12-11 |
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Legal Events
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