JPH08232600A - ずり搬送方法 - Google Patents
ずり搬送方法Info
- Publication number
- JPH08232600A JPH08232600A JP3543195A JP3543195A JPH08232600A JP H08232600 A JPH08232600 A JP H08232600A JP 3543195 A JP3543195 A JP 3543195A JP 3543195 A JP3543195 A JP 3543195A JP H08232600 A JPH08232600 A JP H08232600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- muck
- tunnel
- conveyor
- crusher
- loader
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ずり積み込みの際に積み込み作業が容易で、
ずり搬出のダンプトラックを不要とし、事故の危険性を
低減し、粉塵や排気ガスの発生による作業環境の悪化を
防止する。 【構成】 トンネル掘削工事において、発破により生じ
た切羽１２のずり１４を旋回式ショベルローダ２で移動
式破砕機３に供給し、移動式破砕機３で所定粒度に破砕
した後ベルトコンベヤ６へ移送してトンネル外へ搬出す
る。旋回式ショベルローダ２は、切羽１２側でショベル
２４にずり１４を掬い込み旋回させれば、移動式破砕機
３に供給できる。
ずり搬出のダンプトラックを不要とし、事故の危険性を
低減し、粉塵や排気ガスの発生による作業環境の悪化を
防止する。 【構成】 トンネル掘削工事において、発破により生じ
た切羽１２のずり１４を旋回式ショベルローダ２で移動
式破砕機３に供給し、移動式破砕機３で所定粒度に破砕
した後ベルトコンベヤ６へ移送してトンネル外へ搬出す
る。旋回式ショベルローダ２は、切羽１２側でショベル
２４にずり１４を掬い込み旋回させれば、移動式破砕機
３に供給できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル掘削工事にお
いて発生するずりをトンネル外へ搬送する方法に関す
る。
いて発生するずりをトンネル外へ搬送する方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】トンネル掘削工事で切羽の岩石を発破し
て掘進する場合、発破により生じた切羽のずりをトンネ
ルの外へ搬送する必要がある。トンネル掘削工事では、
一般に、まず図４（Ａ）に示すように、トンネル１の切
羽１２にさく孔機１３で発破孔１１をさく孔し、爆薬を
装填して発破する。
て掘進する場合、発破により生じた切羽のずりをトンネ
ルの外へ搬送する必要がある。トンネル掘削工事では、
一般に、まず図４（Ａ）に示すように、トンネル１の切
羽１２にさく孔機１３で発破孔１１をさく孔し、爆薬を
装填して発破する。
【０００３】次に図４（Ｂ）に示すように、発破で生じ
たずり１４をショベルローダ１５でダンプトラック１６
に積み込み、トンネル外へ搬送する。ずり搬出後、図４
（Ｃ）に示すように、掘進した切羽の天盤にコンクリー
ト吹付機１７でコンクリートの一次吹付けを行い、後方
で支保工１８を建て込み、覆工コンクリート１９を打設
する。
たずり１４をショベルローダ１５でダンプトラック１６
に積み込み、トンネル外へ搬送する。ずり搬出後、図４
（Ｃ）に示すように、掘進した切羽の天盤にコンクリー
ト吹付機１７でコンクリートの一次吹付けを行い、後方
で支保工１８を建て込み、覆工コンクリート１９を打設
する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来のトン
ネル掘削工事では、ダンプトラック１６へのずりの積み
込みをショベルローダ１５で行っているため、オペレー
タが積み込みの都度操向ハンドルを操作してショベルロ
ーダ１５を方向転換させる必要があり能率が悪い。ま
た、ずり搬出のため狭隘なトンネル１内をダンプトラッ
ク１６が頻繁に往復するため、事故の危険性が大であ
り、また、粉塵が発生し、排気ガスが空気を汚染するた
め作業環境が悪化する。更に、トンネル長が長くなると
ダンプトラック１６の輸送コストが増大するという問題
がある。
ネル掘削工事では、ダンプトラック１６へのずりの積み
込みをショベルローダ１５で行っているため、オペレー
タが積み込みの都度操向ハンドルを操作してショベルロ
ーダ１５を方向転換させる必要があり能率が悪い。ま
た、ずり搬出のため狭隘なトンネル１内をダンプトラッ
ク１６が頻繁に往復するため、事故の危険性が大であ
り、また、粉塵が発生し、排気ガスが空気を汚染するた
め作業環境が悪化する。更に、トンネル長が長くなると
ダンプトラック１６の輸送コストが増大するという問題
がある。
【０００５】本発明は、トンネル掘削工事のずり搬送に
おける上記問題を解決するものであって、ずり積み込み
の際にショベルローダ１５を操向操作して方向転換させ
る必要がなく積み込み作業が容易となり、また、ずり搬
出にダンプトラック１６を使用する必要がなく、事故の
危険性を低減し、粉塵や排気ガスの発生による作業環境
の悪化を防止し、輸送コストが低廉で能率的なずり搬送
方法を提供することを目的とする。
おける上記問題を解決するものであって、ずり積み込み
の際にショベルローダ１５を操向操作して方向転換させ
る必要がなく積み込み作業が容易となり、また、ずり搬
出にダンプトラック１６を使用する必要がなく、事故の
危険性を低減し、粉塵や排気ガスの発生による作業環境
の悪化を防止し、輸送コストが低廉で能率的なずり搬送
方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、トンネル掘
削工事において、発破により生じた切羽のずりを旋回式
ショベルローダで移動式破砕機に供給し、移動式破砕機
で所定粒度に破砕した後ベルトコンベヤへ移送してトン
ネル外へ搬出することにより上記課題を解決している。
削工事において、発破により生じた切羽のずりを旋回式
ショベルローダで移動式破砕機に供給し、移動式破砕機
で所定粒度に破砕した後ベルトコンベヤへ移送してトン
ネル外へ搬出することにより上記課題を解決している。
【０００７】
【作用】発破により生じた切羽のずりは旋回式ショベル
ローダで移動式破砕機に供給する。このとき、旋回式シ
ョベルローダは、切羽側でショベルにずりを掬い込み、
上部旋回体を旋回させれば、後段の移動式破砕機に供給
できるので、操向操作して方向転換させる必要がなく積
み込み作業が容易となる。
ローダで移動式破砕機に供給する。このとき、旋回式シ
ョベルローダは、切羽側でショベルにずりを掬い込み、
上部旋回体を旋回させれば、後段の移動式破砕機に供給
できるので、操向操作して方向転換させる必要がなく積
み込み作業が容易となる。
【０００８】移動式破砕機ではずりを所定粒度に破砕し
た後 ベルトコンベヤへ移送する。ずりはベルトコンベ
ヤで搬送可能な粒度に破砕されているので、支障なくト
ンネル外へ搬出される。ずり搬出にダンプトラックを使
用しないので、事故の危険性が少なく、粉塵や排気ガス
の発生による作業環境の悪化が防止される。
た後 ベルトコンベヤへ移送する。ずりはベルトコンベ
ヤで搬送可能な粒度に破砕されているので、支障なくト
ンネル外へ搬出される。ずり搬出にダンプトラックを使
用しないので、事故の危険性が少なく、粉塵や排気ガス
の発生による作業環境の悪化が防止される。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例であるずり搬送方法
の説明図、図２は旋回式ショベルローダの側面図、図３
は移動式破砕機の側面図である。本実施例では、トンネ
ル１内に切羽１２側から旋回式ショベルローダ２、移動
式破砕機３、中継コンベヤ装置５、ベルトコンベヤ６が
順次配置されている。
の説明図、図２は旋回式ショベルローダの側面図、図３
は移動式破砕機の側面図である。本実施例では、トンネ
ル１内に切羽１２側から旋回式ショベルローダ２、移動
式破砕機３、中継コンベヤ装置５、ベルトコンベヤ６が
順次配置されている。
【００１０】旋回式ショベルローダ２は電動式で、下部
走行体２１上に、旋回環２３を介して上部旋回体２２を
設け、この上部旋回体２２の前部に、起伏するブーム２
５及びアーム２６が取付けられていて、ずり１４を掬い
込むショベル２４をアーム２６の先端部で支持してい
る。下部走行体２１後部には水平型リール装置２７が搭
載されており、この水平型リール装置２７には、電力供
給用のケーブル２８が巻き取られている。
走行体２１上に、旋回環２３を介して上部旋回体２２を
設け、この上部旋回体２２の前部に、起伏するブーム２
５及びアーム２６が取付けられていて、ずり１４を掬い
込むショベル２４をアーム２６の先端部で支持してい
る。下部走行体２１後部には水平型リール装置２７が搭
載されており、この水平型リール装置２７には、電力供
給用のケーブル２８が巻き取られている。
【００１１】移動式破砕機３は、走行台車３２上にチェ
ンコンベヤ３３と、クラッシャ３４と、旋回コンベヤ３
５とを備えている。チェンコンベヤ３３は、その後部が
走行台車３２上の支持フレーム３１に枢支されており、
チェンコンベヤ３３と支持フレーム３１との間に設けた
傾動シリンダ３６の縮伸により前後に傾動される。チェ
ンコンベヤ３の前部にはずり１４を投入するスカート３
７が取り付けられている。
ンコンベヤ３３と、クラッシャ３４と、旋回コンベヤ３
５とを備えている。チェンコンベヤ３３は、その後部が
走行台車３２上の支持フレーム３１に枢支されており、
チェンコンベヤ３３と支持フレーム３１との間に設けた
傾動シリンダ３６の縮伸により前後に傾動される。チェ
ンコンベヤ３の前部にはずり１４を投入するスカート３
７が取り付けられている。
【００１２】走行台車３２上の支持フレーム３１の後方
には、旋回フレーム３９が設置されている。旋回コンベ
ヤ３５は、その一端部が旋回フレーム３９に枢支されて
おり、旋回フレーム３９との間に設けた起伏シリンダ３
８の伸縮により起伏される。中継コンベヤ装置５は、移
動台車５１上に中継コンベヤ５２を搭載したものであ
り、後段の定置式のベルトコンベヤ６と、切羽の進行に
伴って前進する移動式破砕機３との間の距離に合わせ
て、任意台数が配置される。ベルトコンベヤ６と、移動
式破砕機３との間の距離が所定長より大となれば、ベル
トコンベヤ６を延長する。
には、旋回フレーム３９が設置されている。旋回コンベ
ヤ３５は、その一端部が旋回フレーム３９に枢支されて
おり、旋回フレーム３９との間に設けた起伏シリンダ３
８の伸縮により起伏される。中継コンベヤ装置５は、移
動台車５１上に中継コンベヤ５２を搭載したものであ
り、後段の定置式のベルトコンベヤ６と、切羽の進行に
伴って前進する移動式破砕機３との間の距離に合わせ
て、任意台数が配置される。ベルトコンベヤ６と、移動
式破砕機３との間の距離が所定長より大となれば、ベル
トコンベヤ６を延長する。
【００１３】発破により生じた切羽１２のずり１４は最
大径が７００〜８００ｍｍあるのでそのままベルトコン
ベヤ６で搬送するには不適である。そこで、ずり搬送作
業の際には、ずり１４を旋回式ショベルローダ２で移動
式破砕機３に供給する。このとき、移動式破砕機３の傾
動シリンダ３６を縮小しチェンコンベヤ３３を前方に傾
動させて前端を接地させておく。旋回式ショベルローダ
２は、切羽１２側でショベル２４にずり１４を掬い込
み、上部旋回体２２を旋回させて、後段の移動式破砕機
３のスカート３７に供給する。スカート３７の高さが低
くなっているので、投入作業は極めて容易に行うことが
できる。
大径が７００〜８００ｍｍあるのでそのままベルトコン
ベヤ６で搬送するには不適である。そこで、ずり搬送作
業の際には、ずり１４を旋回式ショベルローダ２で移動
式破砕機３に供給する。このとき、移動式破砕機３の傾
動シリンダ３６を縮小しチェンコンベヤ３３を前方に傾
動させて前端を接地させておく。旋回式ショベルローダ
２は、切羽１２側でショベル２４にずり１４を掬い込
み、上部旋回体２２を旋回させて、後段の移動式破砕機
３のスカート３７に供給する。スカート３７の高さが低
くなっているので、投入作業は極めて容易に行うことが
できる。
【００１４】投入されたずり１４は、チェンコンベヤ３
３で後方へ搬送され、クラッシャ３４へ送り込まれる。
クラッシャ３４ではずり１４を２５０ｍｍ以下の粒度に
破砕した後、旋回コンベヤ３５から中継コンベヤ５２へ
移送する。ずり１４はベルトコンベヤ６で搬送可能な粒
度に破砕されているので、中継コンベヤ５２からベルト
コンベヤ６を経て支障なくトンネル外へ搬出される。ず
り搬出にダンプトラックを使用しないので、事故の危険
性が少なく、粉塵や排気ガスの発生による作業環境の悪
化が防止される。
３で後方へ搬送され、クラッシャ３４へ送り込まれる。
クラッシャ３４ではずり１４を２５０ｍｍ以下の粒度に
破砕した後、旋回コンベヤ３５から中継コンベヤ５２へ
移送する。ずり１４はベルトコンベヤ６で搬送可能な粒
度に破砕されているので、中継コンベヤ５２からベルト
コンベヤ６を経て支障なくトンネル外へ搬出される。ず
り搬出にダンプトラックを使用しないので、事故の危険
性が少なく、粉塵や排気ガスの発生による作業環境の悪
化が防止される。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のずり搬送
方法によれば、ずり積み込みの際にショベルローダを操
向操作して方向転換させる必要がなく、旋回のみで積み
込み可能であるので、積み込み作業が容易となり、ま
た、ずり搬出にダンプトラックを使用しないので、事故
の危険性を低減し、粉塵や排気ガスの発生による作業環
境の悪化を防止できる。
方法によれば、ずり積み込みの際にショベルローダを操
向操作して方向転換させる必要がなく、旋回のみで積み
込み可能であるので、積み込み作業が容易となり、ま
た、ずり搬出にダンプトラックを使用しないので、事故
の危険性を低減し、粉塵や排気ガスの発生による作業環
境の悪化を防止できる。
【図１】本発明の一実施例であるずり搬送方法の説明図
である。
である。
【図２】旋回式ショベルローダの側面図である。
【図３】移動式破砕機の側面図である。
【図４】従来のトンネル掘削工事の作業の説明図であ
る。
る。
１ トンネル ２ 旋回式ショベルローダ ３ 移動式破砕機 ５ 中継コンベヤ装置 ６ ベルトコンベヤ １２ 切羽 １４ ずり ２２ 上部旋回体 ２４ ショベル ２５ ブーム ２６ アーム ３３ チェンコンベヤ ３４ クラッシャ ３５ 旋回コンベヤ ５２ 中継コンベヤ
Claims (1)
- 【請求項１】 トンネル掘削工事において、発破により
生じた切羽のずりを旋回式ショベルローダで移動式破砕
機に供給し、移動式破砕機で所定粒度に破砕した後ベル
トコンベヤへ移送してトンネル外へ搬出することを特徴
とするずり搬送方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543195A JPH08232600A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | ずり搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543195A JPH08232600A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | ずり搬送方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232600A true JPH08232600A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12441675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3543195A Pending JPH08232600A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | ずり搬送方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232600A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014134030A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Shimizu Corp | トンネルの防音構造 |
| CN111764920A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-10-13 | 北京市政建设集团有限责任公司 | 一种隧道工程用挖掘设备 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP3543195A patent/JPH08232600A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014134030A (ja) * | 2013-01-10 | 2014-07-24 | Shimizu Corp | トンネルの防音構造 |
| CN111764920A (zh) * | 2020-07-03 | 2020-10-13 | 北京市政建设集团有限责任公司 | 一种隧道工程用挖掘设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031021 |