JPH08232073A - 無電解複合めっき被膜及びその製造方法 - Google Patents

無電解複合めっき被膜及びその製造方法

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JPH08232073A
JPH08232073A JP6478795A JP6478795A JPH08232073A JP H08232073 A JPH08232073 A JP H08232073A JP 6478795 A JP6478795 A JP 6478795A JP 6478795 A JP6478795 A JP 6478795A JP H08232073 A JPH08232073 A JP H08232073A
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acid
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Akira Kuwana
朗 桑名
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KUWANA SHOJI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温で耐摩耗性の要求される対象物に適する
めっき被膜及びその製造方法を提供する。 【構成】 本発明複合めっき被膜は、(a)1〜30wt
%の鉄族系金属に、クエン酸及び/又は酒石酸とコハク
酸及び/又はマロン酸に、リンゴ酸,乳酸,グルコン
酸、グルタル酸の少なくともいずれか一つを混入し、
(b) ニッケル及び/又はコバルトと共に醋酸ソ−
ダ,硫酸アンモン,硼酸のいずれか一つをPH5〜8の
となる範囲で混入した後、還元剤としてホウ素化合物を
投入し、(c)芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物の存
在下で、0.01〜2μmの不活性のSiC,BN,W
C,TiC,CrC,ダイヤモンド,グラハイト,マイ
カの粉末の少なくともいずれか一つを、上層を0.01
〜0.5μmの粒子で、中間層を0.5〜1μmの粒子
で下層を1〜2μmの粒子で多層に形成して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイカスト用金型等の
主に高温で使用される製品に好適な耐摩耗性に優れた複
合無電解メッキの被膜及びその製造方法に関するもの
で、更に詳細にはNi−B系の浴剤に複合めっきを施し
た無電解めっきに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、無電解めっきは、コンピュ−タ、
自動車、工作機械、精密光学機械、成型用金型等広範な
領域で応用が試みられているが、当初浴の安定性と速度
の制御に優れたニッケルイオンと次亜リン酸塩を主成分
としたいわゆるNi−Pめっきが主流となって発展し
た。しかし、技術の進行と共に更なる性能の向上が要求
されると、Ni−P系めっきは、融点が低いため性能に
高温に使用されるダイカスト用金型等への応用は困難で
あった。
【0003】一方、めっき被膜の物性を向上させる手段
として従来、硬度、潤滑性などに優れた機能粒子を被膜
中に共析、分散させることで、耐摩耗性、自己潤滑性お
よび摩耗係数の低下などを向上させる複合めっき法が公
知である。又、融点の低いNi−Pに代えて、還元剤に
NaBH4等を用いて、硬度が高く、耐熱性及び耐摩耗
性を向上させるめっき技術も公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術は、
比較的浴の安定したNi−P系に対して応用されたもの
であり、自己分解を起こし易いNi−B系めっきに応用
された例は知られていない。即ち、硼素系還元剤は、無
電解ニッケル、リン合金めっき法と異なり、一般に還元
剤として用いられるジメチルアミノボラン、水素化硼素
ナトリウムが、PH、温度その他の原因により自己分解
を生じ易い不安定な性格を有し、不動態の物でも被鍍物
を選ばずめっきされる故に、ただ単に微粉末をめっき浴
に添加すると一寸した原因により製品と同時に粉末の方
にもめっきが行なわれ、反応副生成物が異常な速さで生
成され、ひいては浴の分解を惹き起こすのである。
【0005】そこで本発明者は、先ず、ダイカスト用金
型等にも適用可能な耐熱性、耐摩耗性等に優れためっき
被膜を開発することを目的とし、その際、不安定と云わ
れるNi−B系に対し複合めっき法を組合わせることに
着目し、鋭意研究の結果、Ni−B系に機能微粒子を混
入させても分解等の起こらない安定な浴の調整法を見い
出したものである。
【0006】又、更に、機能微粒子そのものにも研究を
進めたところ、従来耐摩耗性を向上をさせるには、硬度
の高い材質の微粒子のうち3〜5μm程度の粒径のもの
が適しているとされていたものを、本発明者の実験によ
れば、耐摩耗性の向上には、単に硬度を上げれば良いの
でなく、滑り性も重要であることが判明し、より微細な
粒子の0.01〜0.5μmが好ましいことを見出し、
上記製法と合せて対摩耗性に富んだめっき被膜の形成に
成功したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明めっきの対象は、
アルミダイカスト用金型、亜鉛ダイカスト用金型、ガラ
ス用金型等の金型や樹脂押出用スクリュ−棒等の成形用
周辺部品等の高温で対摩耗性の要求される分野に好適で
あるが、その他耐摩耗性に優れることから樹脂成形用金
型等にも適用が可能である。
【0008】まず、めっき浴の作成にあたり、コバル
ト、タングステン、モリブデン等の耐熱性に優れた鉄属
金属を、硫酸コバルト又は塩化コバルト、タングステン
酸ソ−ダ、モリブデン酸ソ−ダ等の金属塩類の形態で、
後述の酸類と共に投入する。
【0009】次いで、上記鉄族金属と共に、クエン酸及
び/又は酒石酸に、必要に応じて、リンゴ酸,グリコン
酸,乳酸から成る群の少なくとも一つを加えた溶液を
0.1〜0.5モル程度混入する。又、コハク酸及び/
又はマロン酸に、必要に応じてグルタル酸を加えた溶液
を0.1〜0.5モル程度混入する。上記クエン酸及び
/又は酒石酸等は、鉄族金属塩との間にエステルを形成
して鉄族金属塩の溶解性を高めると共に、コハク酸又は
マロン酸等が反応の促進作用を発揮して更に安定性を高
め沈殿の発生を防止する為のものである。
【0010】又、酢酸ソ−ダ,硫酸アンモン,硼酸から
成る群のうち少なくともいずれか一つを加え、PHの急
激な移動を抑制する緩衝作用を促す。
【0011】更に、グリシン、EDTA等のアミノ酸、
ジメチルアミン、エチレンジアミン等のアミンや、塩化
鉛、硝酸鉛、チオ尿素、その他イオウ化合物を加える。
これは反応のスピ−ドを抑えて分解を防止し、且つ、応
力の抑制を図るものである。
【0012】次に、上記酸類の配合のみではPHが不適
正なので、ここにアンモニア又はカセイソ−ダ及び硫
酸、塩酸等でPHを5〜10の範囲に調整する。このP
Hの調整で反応速度が抑制され、例えばクエン酸の場合
はPH5〜6が最適で、酒石酸の場合はPH6〜10が
最適である。かかる範囲で緩衝係数が、金属1モルに対
し有機酸2〜6モルとなり、浴組成が安定となる。又、
浴の温度も安定性に影響を与え、クエン酸の場合は50
〜60℃で、酒石酸の場合は60〜80℃が好ましく、
全体的には50〜80℃の範囲に調温する。
【0013】そして、めっき主成分としての金属ニッケ
ル及び/又はコバルトを0.05〜0.1モル程度投入
し、そのニッケルイオン源は、硫酸ニッケル,塩化ニッ
ケル又は酢酸ニッケルで、コバルトイオン源は、硫酸コ
バルト,塩化コバルト等である。
【0014】同時に還元剤として、硼素化合物、例えば
ジメチルアミノボラン、硼砂、水素化ホウ素ナトリウム
のうちのいずれか一つを0.05〜0.1モル程度投入
する。
【0015】上記組成浴中に不活性のSiC,BN,W
C,TiC,CrC,ダイヤモンド,グラハイト,マイ
カの粉末のうち少なくともいずれか一つを、粒径0.0
1〜2μmの範囲に調整して投入する。これは、本発明
者が実験を重ねたところ、耐摩耗の向上には単にSi
C,BN,WC等の比較的硬度が高いものを混入させる
だけでなく、その粒径が大きな影響を及ぼし、その粒径
を粒径0.01〜2μm程度の微細なものにすると、大
幅な耐摩耗性の向上が得られることを確認したからであ
る。
【0016】
【表1】 これは、SiC,BN,WC等の投入で硬度を上昇させ
ても、それが大粒であると繰り返される動的摩擦で粒体
が脱離し、更にそれが挟まって周囲の被膜を削り取るの
に対し、0.01〜2μm程度の微細なものになると、
削り作用が弱まるからと推考される。尚、滑り性を増強
させる意味では、テフロン等を加えるのも良い。
【0017】上記微粒子の分散にあたっては、分散剤を
添加し、微粒子を速やかに分散、懸濁させて局部的異常
めっきの発生を抑制して行なうが、その分散剤として
は、陰イオン活性剤の中で芳香族スルホン酸ホルマリン
縮合物が最も好適である。又、極く微細な粒子の場合に
は、超音波を浴に照射しつつ微粒子を分散させると速や
かな分散が促される。
【0018】微粒子の分散した層は、粒子径の違いによ
り複層とし、上層を0.01〜0.5μm、中間層を
0.5〜1μm、下層を1〜2μmの層に形成する。こ
の3層にしたのは、上述の通り最上層は最も微細な粒子
径が望ましいが、すべてを微細粒子とすると、被膜形成
後に生じる応力が母材との密着性を弱めるからで、中間
層及び下層に従って粒度を変化させることで、応力を段
階的に緩和させると共にアンカ−効果で層自体の互いの
密着性を高める為である。
【0019】この複層は、夫々異なる粒径の微粒子を分
散させて浴を3個用意し、先ず、1〜2μmの粒を分散
させた浴に浸して下層を形成し、次いで、0.5〜1μ
mの粒子を分散させた中間層を、更に0.01〜0.5
μmの上層を形成して行き、最終的に3層の無電解複合
めっき被膜を得る。
【0020】
【発明の効果】以上の如く、本発明により、分解しやす
いNi−B系の浴剤に微粒子を混入させても安定な浴の
調整法が見出され、Ni−B系の浴に複合めっきが可能
となり、従来にない耐摩耗性の被膜を得ることができ、
アルミダイカスト用金型、亜鉛ダイカスト用金型、ガラ
ス用金型等の金型や樹脂押出用スクリュ−棒等の成形用
周辺部品等の高温で、耐摩耗性の要求される用途にも応
用が可能となった。又、そのめっき被膜を微粒子の粒度
の異なる3層とすると上記耐摩耗性の更なる向上に貢献
する等の優れた効果を奏する。
【0021】
【試験例1】めっき浴を次の手順で作成した。先ず、鉄
属金属としてタングステンを選び、タングステンソ−ダ
の形態で10wt%をクエン酸ソ−ダ25wt%の酸類と共
に投入した。これに沈殿防止のためマロン酸ソ−ダ15
wt%及びコハク酸ソ−ダ10wt%を加えた。次いで、緩
衝作用と反応速度調整のために酢酸ソ−ダ10wt%と塩
化鉛2ppmを投入した。そして、めっき液の水素イオ
ン濃度をPH6に調整し、浴温度を60℃とし、めっき
主成分としての塩化ニッケルを20wt%を投入し、還元
剤としてジアミノボラン4wt%を加えた。上記組成のめ
っき浴を3個用意し、これに下層分として1μmの粒径
のSiC粉末1wt%、中間層として0.5μm粒径のS
iC粉末1wt%、上層として0.01μm粒径のSiC
粉末1wt%を混入し、被めっき物を順次浸漬してめっき
被膜を形成した。分散剤としては芳香族スルホン酸ホル
マリン縮合物を用いた。その結果は、下表の通りであっ
た。
【0022】
【表2】
【0023】この結果、本発明品が従来のNi−P製品
に対し、摩耗減量が極めて少なく、硬度及び耐熱性にも
優れることが確認できた。
【0024】
【試験例2】めっき浴を次の手順で作成した。先ず、鉄
属金属としてタングステンを選び、タングステンソ−ダ
の形態で10wt%を、酒石酸ソ−ダ20wt%の酸類と共
に投入した。これに沈殿防止のためマロン酸ソ−ダ10
wt%を加えた。次いで、緩衝作用と反応速度調整のため
に酢酸ソ−ダ10wt%と塩化鉛2ppmを投入した。そ
して、めっき液の水素イオン濃度をPH6に調整し、浴
温度を60℃とし、めっき主成分としての塩化ニッケル
20wt%及び塩化コバルト10wt%を投入し、還元剤と
してジアミノボラン4wt%を加えた。上記組成のめっき
浴を3個用意し、これに下層分として1μmの粒径のS
iC粉末1wt%、中間層として0.5μm粒径のSiC
粉末1wt%、上層として0.5μm粒径のBN、グラハ
イト、マイカ粉末の等量混合物1wt%を混入し、被めっ
き物を順次浸漬してめっき被膜を形成した。分散剤とし
ては芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物を用いた。その
結果は、下表の通りであった。
【0025】
【表3】
【0026】この結果、この試験の場合の本発明品の硬
度は低くても、滑り性により摩耗減量が少ないことが確
認された。
【0027】
【試験例3】めっき浴を次の手順で作成した。先ず、鉄
属金属としてモリブデンを選び、モリブデンソ−ダの形
態で5wt%を、グルコン酸ソ−ダ20wt%の酸類と共に
投入した。これに沈殿防止のためグルタル酸ソ−ダ10
を加えた。次いで、緩衝作用と反応速度調整のために酢
酸ソ−ダ10wt%と塩化鉛2ppmを投入した。そし
て、めっき液の水素イオン濃度をPH6に調整し、浴温
度を60℃とし、めっき主成分としての硫酸ニッケルを
25wt%投入し、還元剤としてジアミノボラン4wt%を
加えた。上記組成のめっき浴を3個用意し、これに下層
分として1μmの粒径のWC粉末1wt%、中間層として
0.5μm粒径のWC粉末1wt%、上層として0.01
μm粒径のWCとCrC粉末の等量混合物1wt%を混入
し、被めっき物を順次浸漬してめっき被膜を形成した。
分散剤としては芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物を用
いた。その結果は、下表の通りであった。
【0028】
【表4】
【0029】
【試験例4】めっき浴を次の手順で作成した。先ず、鉄
属金属としてタングステンを選び、タングステンソ−ダ
の形態で10wt%を、クエン酸ソ−ダ25wt%及びリン
ゴ酸10wt%の酸類と共に投入した。これに沈殿防止の
ためコハク酸ソ−ダ10wt%を加えた。次いで、緩衝作
用と反応速度調整のために硫酸アンモン15wt%及び硼
酸5wt%と塩化鉛2ppmを投入した。そして、めっき
液の水素イオン濃度をPH6に調整し、浴温度を60℃
とし、めっき主成分としての硫酸コバルトを20wt%を
投入し、還元剤としてジアミノボラン4wt%を加えた。
上記組成のめっき浴を3個用意し、これに下層分として
1μmの粒径のTiC粉末1wt%、中間層として0.5
μm粒径のTiC粉末1wt%、上層として0.01μm
粒径のTiCとダイヤモンド粉末等量混合物1wt%を混
入し、被めっき物を順次浸漬してめっき被膜を形成し
た。分散剤としては芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物
を用いた。その結果は、下表の通りであった。
【0030】
【表5】
【0031】
【試験例5】めっき浴を次の手順で作成した。先ず、鉄
属金属としてタングステンを選び、タングステンソ−ダ
の形態で10wt%をクエン酸ソ−ダ25wt%の酸類と共
に投入した。これに沈殿防止のためマロン酸ソ−ダ15
wt%及びコハク酸ソ−ダ10wt%を加えた。次いで、緩
衝作用と反応速度調整のために酢酸ソ−ダ10wt%と塩
化鉛2ppmを投入した。そして、めっき液の水素イオ
ン濃度をPH6に調整し、浴温度を60℃とし、めっき
主成分としての塩化ニッケルを20wt%を投入し、還元
剤としてジアミノボラン4wt%を加えた。上記組成のめ
っき浴に、0.01μm粒径のSiC粉末1wt%を混入
し、被めっき物を浸漬してめっき被膜を形成した。分散
剤としては芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物を用い
た。その結果は、下表の通りであった。
【0032】
【表6】
【0033】この試験は、めっき被膜を上層の1層にし
た場合の試験であるが、3層の場合には及ばないもの
の、従来品に比べ高い耐摩耗性が裏付けられた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニッケル及び/又はコバルトを主成分と
    し、これにホウ素化合物0.1〜8wt%、鉄族系金属1
    〜30wt%を含むめっき成分に、粒径0.01〜2μm
    の不活性のSiC,BN,WC,TiC,CrC,ダイ
    ヤモンド,グラハイト,マイカの粉末から成る群のうち
    少なくともいずれか一つを混入させた複合めっき被膜。
  2. 【請求項2】 請求項1の粒径0.01〜2μmの不活
    性のSiC,BN,WC,TiC,CrC,ダイヤモン
    ド,グラハイト,マイカの粉末から成る群のうち少なく
    ともいずれか一つを混入させためっき被膜を、上層を粒
    径0.01〜0.5μmの粒子で、中間層を粒径0.5
    〜1μmの粒子で、下層を粒径1〜2μmの粒子で形成
    した複合めっき被膜。
  3. 【請求項3】 1〜30wt%の鉄族系金属に、クエン酸
    及び/又は酒石酸とコハク酸及び/又はマロン酸に、リ
    ンゴ酸,乳酸,グルコン酸、グルタル酸から成る群のう
    ち少なくともいずれか一つを混入し、 ニッケル及び/又はコバルトと共に醋酸ソ−ダ,硫酸ア
    ンモン,硼酸から成る群のうち少なくともいずれか一つ
    をPH5〜8のとなる範囲で混入した後、還元剤として
    ホウ素化合物0.1〜8wt%を投入し、 芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物の存在下で、粒径
    0.01〜2μmの不活性のSiC,BN,WC,Ti
    C,CrC,ダイヤモンド,グラハイト,マイカの粉末
    から成る群のうち少なくともいずれか一つを混入させる
    ことを特徴とする複合めっき被膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 1〜30wt%の鉄族系金属に、クエン酸
    及び/又は酒石酸とコハク酸及び/又はマロン酸に、リ
    ンゴ酸,乳酸,グルコン酸、グルタル酸から成る群のう
    ち少なくともいずれか一つを混入し、 ニッケル及び/又はコバルトと共に醋酸ソ−ダ,硫酸ア
    ンモン,硼酸から成る群のうち少なくともいずれか一つ
    をPH5〜8のとなる範囲で混入した後、還元剤として
    ホウ素化合物0.1〜8wt%を投入し、 芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物の存在下で、粒径
    0.01〜2μmの不活性のSiC,BN,WC,Ti
    C,CrC,ダイヤモンド,グラハイト,マイカの粉末
    から成る群のうち少なくともいずれか一つを、上層を粒
    径0.01〜0.5μmの粒子で、中間層を粒径0.5
    〜1μmの粒子で、下層を粒径1〜2μmの粒子で多層
    に形成することを特徴とする複合めっき被膜の製造方
    法。
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