JPH0823166B2 - 暗渠の継手の施工法 - Google Patents

暗渠の継手の施工法

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JPH0823166B2
JPH0823166B2 JP5101917A JP10191793A JPH0823166B2 JP H0823166 B2 JPH0823166 B2 JP H0823166B2 JP 5101917 A JP5101917 A JP 5101917A JP 10191793 A JP10191793 A JP 10191793A JP H0823166 B2 JPH0823166 B2 JP H0823166B2
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孝正 真坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下水道、地下鉄、共
同溝、洞道等の暗渠の接続に用いる暗渠の継手の施工法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の暗渠の継手には、互いに対向する
一対の筒状の暗渠の対向端部に筒状の枠体をそれぞれ碇
着させると共に、ゴム・合成樹脂等の弾性体から短筒状
に形成した可撓止水部材の両端部を、前記枠体の内周面
に水密的に取り付けて地盤の不等沈下に伴なう暗渠の相
対変位を吸収させると共に、これらの暗渠間の止水を行
なわせしめる様にしたタイプのものがある。
【0003】斯る暗渠の継手を地下水圧等の外水圧が作
用する地盤中に埋設した暗渠同士の接続に用いた場合に
は、可撓止水部材が内方に膨出変形して、可撓止水部材
の耐久性が低下したり、或は、可撓止水部材が破損する
虞れがあった。
【0004】そこで、このような可撓止水部材の内方へ
の膨出変形を防止する暗渠の継手として、本出願人の提
案にかかる特公昭63−58982号公報記載のものが
ある。この継手は、図8の断面図に示されるように、1
対の相対向させた暗渠a,a′の端部の内周面に形成さ
れた段差部b,b′に跨って、ゴム・合成樹脂等の弾性
材からなる短筒状に形成され、かつ中央に環状のくびれ
部cを有し、さらにこのくびれ部cの両側から延びる碇
着フランジ部d,d′を有する可撓止水部材eを該定着
フランジ部d,d′において固着し、前記段差部b,
b′と前記可撓止水部材eとの間に形成された空間部に
該可撓止水部材eの軸方向への膨出変形を防止する保護
材f,f′を配設したものである。
【0005】この継手は段差部b,b′に固着された枠
体g,g′を備えており、この枠体g,g′は、可撓止
水部材の定着フランジ部に面する外周側フランジ部材
h,h′と、保護材f,f′の内側面に面する端面部
i,i′と、暗渠a,a′の内周面とほぼ面一になるよ
うに暗渠内部に表面が露出した内周側フランジ部j,
j′とを備えている。なおkは目地材である。
【0006】この継手によれば、可撓止水部材eに大き
な外水圧が作用しても、保護材f,f′により暗渠a,
a′の軸方向への膨出変形を有効に防止することがで
き、現在各種の暗渠において盛んに使用されている。
【0007】この継手は、工場において、可撓止水部材
e、保護材f,f′および枠体g,g′を暗渠の全周に
わたり図8に示す状態にワンピースに組立てて施工現場
に運搬し、このワンピースの組立体を接続すべき1対の
暗渠の端部間に配置し、枠体g,g′をコンクリート打
設用の型枠としてコンクリートを打設することにより暗
渠端部の段差部b,b′を形成するとともに継手の施工
を完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上下水道、共同溝等の
暗渠の内部は一般に湿度が極めて高く、また下水道にお
いては硫化水素の発生があり、金属の腐食が激しい環境
である。上記特公昭63−58982号公報記載の暗渠
の継手については、現在使用されているものにおいて
は、枠体g,g′として鉄製のものが使用されており、
暗渠内部に露出している内周側フランジj,j′の表面
については、現状においては塗装、SUSメッキ等で腐
食に対処しているが、暗渠を構成する躯体コンクリート
の耐久性の向上に対する要請に伴って暗渠の継手の耐久
性の向上に対する要請も高まりつつある現在、上記のよ
うな塗装やメッキ程度の対処策では長年月にわたる腐食
対策としては不充分であり、より長期にわたり枠体の腐
食のおそれがない暗渠の継手を提供することが望まし
い。
【0009】上記従来の継手の施工法における他の問題
点は、近年社会資本の充実に伴う大型土木プロジェクト
の推進により暗渠が大型化し、これに使用する継手も大
型化する傾向があり、このような大型の継手を施工する
場合上記のように工場で継手の全構成要素をワンピース
に組立てる方法では施工現場への運搬に困難が生じると
いうことである。
【0010】また上記従来の継手の施工法によれば、枠
体g,g′をコンクリート打設用の型枠として利用した
後取外すことがないので、枠体g,g′と背後のコンク
リート躯体との間に空洞ができる等コンクリート打設に
不良箇所が生じても継手施工完了後これを発見すること
ができず、したがってこのコンクリート打設不良箇所か
ら漏水が生じるおそれがある。
【0011】本発明は、上記従来の暗渠の継手の問題点
を解決するためになされたものであって、湿度の高い暗
渠内に長期間継手を設置したまゝにしておいても枠体が
腐蝕することがなく、また大型の継手を施工する場合で
も施工現場への運搬に困難が生じるおそれがない上に、
継手施工の際にコンクリート打設に不良箇所があれば容
易にこれを発見することが可能な暗渠の継手の施工法を
提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成する暗渠の継手の施工法はゴム・合成樹脂等の弾性材
からなる短筒状に形成され、かつ中央に環状のくびれ部
を有し、さらにこのくびれ部の両側から延長して1対の
相対向させた暗渠の端部の内周面に形成された段差部に
碇着部材を介して固定される碇着フランジ部を有する可
撓止水部材と、該暗渠の段差部の垂直方向端面と該可撓
止水部材との間に形成された空間部に配設され該可撓止
水部材の軸方向への膨出変形を防止する保護材とを備え
る暗渠の継手の施工法であって、コンクリート打設用型
枠に該可撓止水部材の碇着部材を取外し可能に装着し、
この型枠を接続すべき1対の暗渠の端部間に配置し、コ
ンクリートを打設することにより暗渠の端部の内周面に
段差部を形成するとともに該碇着部材を該段差部に埋設
した後該型枠を取外し、次いで該可撓止水部材を該碇着
フランジ部において該碇着部材を介して該段差部に固定
し、該保護部材を該段差部の垂直方向端面と該可撓止水
部材との間に形成された空間部に配置し該段差部に固定
することを特徴とするものである。
【0013】本発明によれば、コンクリート打設後に型
枠を取外すので、継手の施工完了後型枠がコンクリート
躯体内に残らない。型枠を外してコンクリート打設の状
態を検査した後に可撓止水部材および保護材を装着す
る。
【0014】また継手は可撓止水部材、保護材、碇着部
材等の構成要素に分割して施工現場に運搬し、型枠も必
要に応じ複数部分に分割して搬入する。
【0015】本発明の一実施態様においては、ゴム・合
成樹脂等の弾性材からなる短筒状に形成され、かつ中央
に環状のくびれ部を有し、さらにこのくびれ部の両側か
ら延長して1対の相対向させた暗渠の端部の内周面に形
成された段差部に碇着部材を介して固定される碇着フラ
ンジ部を有する可撓止水部材と、該暗渠の段差部の垂直
方向端面と該可撓止水部材との間に形成された空間部に
配設され該可撓止水部材の軸方向への膨出変形を防止す
る保護材とを備える暗渠の継手の施工法であって、コン
クリート打設用型枠に該可撓止水部材の碇着部材を取外
し可能に装着し、この型枠を接続すべき1対の暗渠の端
部間に配置し、コンクリートを打設することにより暗渠
の端部の内周面に段差部を形成するとともに該碇着部材
を該段差部に埋設し次いで該可撓止水部材を該碇着フラ
ンジ部において該碇着部材を介して該段差部に固定し、
該保護部材を該段差部の垂直方向端面と該可撓止水部材
との間に形成された空間部に配置し該段差部に固定する
ことを特徴とする暗渠の継手の施工法が提供される。
【0016】この施工法によれば、コンクリート打設後
型枠はコンクリート躯体上に残るので、型枠の腐蝕およ
びコンクリート打設の不良箇所発生を防止する効果はな
いが、継手を各構成要素に分割して運搬し、型枠も必要
に応じて複数部分に分割して運搬できるので、大型の継
手でも容易に施工現場に運搬することができる効果があ
る。
【0017】
【実施例】以下図1〜図5を参照して本発明の1実施例
について説明する。図1は本発明にかかる暗渠の継手の
施工法の1実施例において用いられるコンクリート打設
用型枠に可撓止水部材の碇着部材を取外し可能に装着し
た状態を示す断面図、図2は本発明の施工法を適用した
暗渠の斜視図、図3は本実施例の施工法を説明するため
の断面図、図4は可撓止水部材を押える押板の斜視図、
図5は保護材の固定方法を示す部分断面図である。
【0018】図2において、1,1′はコンクリートか
らなり断面を四角形に形成した暗渠である。この1対の
暗渠1,1′の対向端部どうしは本発明の施工法により
設置した暗渠の継手2により接続される。
【0019】本発明の施工法においては、まず図1に示
すように、1対のコンクリート打設用型枠2,2′を継
手の全周を複数部分に分割した形状で作り、この型枠
2,2′を型枠保持用枠体3により相互に固定する。
【0020】型枠2,2′は表面が平滑でコンクリート
との離型性の高い合成樹脂または硬質ゴムからなる四角
柱状の形状を有する。型枠2には型枠保持用枠体3を取
付けるための複数のボルト孔2a、後述のアンカーボル
トの頭部が収納される複数の溝2bおよびアンカーボル
ト挿通用の複数のボルト挿通孔2cがそれぞれ型枠2の
長手方向に形成されている。なお、型枠2′の取付構造
は型枠2とまったく同一であるので、型枠2に用いた符
号にダッシュを付して示しその説明を省略する。
【0021】型枠保持用枠体3は市販のみぞ形鋼からな
る保持板4とその内側に両端部が溶接された複数の補強
板5によって構成されており保持板4の型枠2,2′と
接する面にはボルト挿通孔4aが形成されており、ボル
ト6により型枠2,2′に固定される。
【0022】型枠2のボルト挿通孔2cには可撓止水部
材の碇着部材を構成する複数のアンカーボルト7が挿通
されている。各アンカーボルト7はワッシャ8,9を介
してナット10,11によって型枠2に固定されてい
る。
【0023】1対の型枠2,2′の対向面には段部2
d,2d′が形成されており、この段部には目地材12
が嵌め込まれている。目地材12には可撓止水部材の屈
曲部に当接する位置に可撓止水部材に傷がつくことを防
止するためのゴム等からなる断面3角形の面取り部1
3,13′が接着されている。
【0024】以上の型枠2,2′、型枠保持枠体3およ
びアンカーボルト7,7′の組立体は工場において組立
て継手の施工現場に運搬することが便利であり好まし
い。
【0025】次に、図3(a)に示すように、この組立
体を接続すべき1対の暗渠の端部間に配置し、型枠2,
2′をコンクリート打設用型枠として使用することによ
りコンクリートを打設することにより、暗渠1,1′の
端部の内周面に段差部1a,1a′を形成するとともに
アンカーボルト7,7′を段差部1a,1a′に埋設す
る。
【0026】コンクリートが固まった後、図3(b)に
示すように、型枠保持用枠体3および型枠2,2′を取
外すと、アンカーボルト7,7′は頭部7a,7a′が
露出した状態で段差部1a,1a′に埋設されたまま残
る。また目地材12も段差部1a,1a′に挾まれた状
態で残る。
【0027】次に、図3(c)に示すように、ゴム・合
成樹脂等の弾性材からなる短筒状に形成され、かつ中央
に環状のくびれ部14を有し、さらにこのくびれ部の両
側から延長する碇着フランジ部14bを有する可撓止水
部材を、この碇着フランジ部に開設されたボルト挿通孔
にアンカーボルト7,7′の頭部7a,7a′を挿通さ
せ、押板15,15′を介してナット16,16′をア
ンカーボルト7,7′の頭部7a,7a′に螺合させ締
付けることにより、暗渠1,1′の段差部1a,1a′
にしっかりと固定する。次に、段差部1a,1a′の垂
直方向端面と可撓止水部材14との間に形成された空間
部に、可撓止水部材14の軸方向への膨出変形を防止す
る四角柱状の保護材17,17′を配設し段差部1a,
1a′に固定する。
【0028】押板15は、図4に示すように、アンカー
ボルト7の挿通孔15aが適当間隔で設けてある。また
押板15の一面には螺着部15bが適当間隔で設けられ
ている。
【0029】本実施例では螺着部15bは嵩高ボルトを
溶接したものを示したが、これに限られるものではな
く、押板15に直接螺子を切ったもの等保護材17を、
ボルト18を螺合することにより押板15に締結できる
ものであればよい。
【0030】また螺着部15bは保護材17をボルト1
8で締結するためのもので、あまり大きな外力は作用し
ないため、通常ボルト挿通孔15aの数より少なくても
よい。
【0031】図5に示すように保護材17には外周端面
に押板15、螺着部15bが収納される溝17aが設け
られ内周端面にボルト18の頭部が収納される溝17b
が設けられている。
【0032】また保護材17には、ボルト18の挿通用
のボルト挿通孔(図示せず)が設けられている。保護材
17はボルト18により押板15に固定され、押板15
がアンカーボルト7及びナット11により暗渠1に固定
されることにより間接的に暗渠1に固定されるものであ
る。
【0033】なお保護材17の溝17bにはボルト18
の頭部の腐蝕を防止するためキャップ19を嵌装する。
【0034】上記実施例においては、保護材17は中実
のものとして形成されているが、これに限らず、中空の
ものとする等種々の形状を採用することができる。
【0035】また可撓止水部材14には、必要に応じ補
強布を埋設することにより強度を増強するようにしても
よい。
【0036】またワッシャ8にかえて各アンカーボルト
7に共通の帯板、平板等を用いてもよい。
【0037】図6は本発明にかかる継手の施工法の他の
実施例を示す。図6以下の図面において、図1〜図5の
実施例と同一構成要素は同一符号をもって示し、その詳
細な説明を省略する。図6(a)はコンクリート打設用
型枠に可撓止水部材の碇着部材を取外し可能に装着した
状態を示す断面図、図6(b)は継手の施工を完了した
状態を示す断面図である。
【0038】この実施例においては、コンクリート打設
用型枠20は木材、合成樹脂または硬質ゴムからなる四
角柱状の単一の部材で、埋込み栓固定用のピン21を挿
通するための複数の挿通孔20aが長手方向に開設され
ており、またピン21の頭部21aを収納する溝20b
が長手方向に形成されている。
【0039】埋込み栓22は可撓止水部材14の碇着部
材を構成するもので、その頭部22はネジが切られてお
り、内側にネジが切られた中空ピン21と螺合してい
る。
【0040】この型枠20を暗渠形成のためのコンクリ
ート打設用一般型枠23に取付け施工現場に運搬し、接
続すべき1対の暗渠の端部間に配置し、コンクリートを
打設することにより、図6(b)に示すように、暗渠
1,1′の端部の内周面に段差部1a,1a′を形成す
るとともに、埋込み栓22を段差部1a,1a′に埋設
する。
【0041】コンクリートが固まった後型枠20を取外
すと、埋込み栓22はその頭部22aを露出した状態で
段差部1a,1a′に埋設されたまま残る。また段差部
1a,1a′間の間隙に目地材12を挿入する。
【0042】次に図1の実施例と同様の方法により可撓
止水部材14および保護材17,17′を暗渠1,1′
の段差部1a,1a′に固定し継手の施工を完了する。
【0043】図7は本発明にかかる継手の施工法のさら
に他の実施例を示す。図7において図6の実施例と同一
構成要素は同一符号をもって示し、その詳細な説明を省
略する。図7(a)はコンクリート打設用型枠に可撓止
水部材の碇着部材を取外し可能に装着した状態を示す断
面図、図7(b)は継手の施工を完了した状態を示す断
面図である。
【0044】この実施例においては、コンクリート打設
用型枠は1対のL形鋼またはL形合成樹脂材からなる型
枠30,30′によって構成される。これら型枠30,
30′には埋込み栓22を螺合するための複数のネジ孔
30a,30a′が長手方向に開設されており、埋込み
栓22がこのネジ孔30aに螺合することにより型枠3
0,30′に固定されている。
【0045】型枠30,30′を保持するための型枠保
持用枠体31は木材または合成樹脂からなる四角柱状の
部材で、埋込み栓22のネジを切った頭部22aを内側
にネジを切った中空ピン21と螺合させることにより、
型枠保持用枠体31と、型枠30,30′および埋込み
栓22が一体的に組合わされている。
【0046】この型枠30,30′、型枠保持用枠体3
1および埋込み栓22の組立体を施工現場に運搬し、接
続すべき1対の暗渠の端部間に配置し、コンクリートを
打設することにより、図7(b)に示すように、暗渠
1,1′の端部の内周面に段差部1a,1a′を形成す
るとともに埋込み栓22を段差部1a,1a′に埋設す
る。
【0047】コンクリートが固まった後型枠保持用枠体
31を取外し、図1および図6の実施例と同様にして可
撓止水部材14および保護材17,17′を暗渠1,
1′の段差部1a,1a′に固定し継手の施工を完了す
る。なお目地材は12に目地材12′を追加して可撓止
水部材14のふくらみ部の空間に挿入する。
【0048】暗渠1,1′の断面形状は、四角形に限ら
ず円形、楕円形、多角形のいずれであってもよいし、ま
たこの暗渠1,1′は一体品であってもよいし、分割部
材を組付けて構成してもよい。
【0049】また、可撓止水部材は直円筒状のものに限
られるものではなく、蛇腹状、円周方向に中空部を有す
る円筒状体等、種々の形態をとりうるものである。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
ンクリート打設後に型枠を取外すので、継手の施工完了
後型枠がコンクリート躯体内に残ることがなく、したが
って従来の継手のように枠体が腐蝕するという問題が生
じない。また型枠を外してコンクリート打設の状態を検
査した後に可撓止水部材および保護材を装着するので、
コンクリート打設に不良箇所があっても容易にこれを発
見し修理することができる。
【0051】また継手は可撓止水部材、保護材、碇着部
材等の構成要素に分割して施工現場に運搬することがで
き、型枠も必要に応じ複数部分に分割して搬入すること
ができるので、大型の継手でも容易に施工現場に運搬す
ることができる。
【0052】またコンクリート打設後型枠を取外して再
使用することができるので従来の型枠を埋設したまま放
置する構造の継手に比較して継手のコストを大幅に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる暗渠の継手の施工法の1実施例
を示す断面図である。
【図2】本発明の施工法を適用した暗渠の斜視図であ
る。
【図3】本発明の施工法を説明するための断面図であ
る。
【図4】可撓止水部材を押える押板の斜視図である。
【図5】保護材の固定方法を示す部分断面図である。
【図6】本発明の施工法の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の施工法の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図8】従来の暗渠の継手を示す断面図である。
【符号の説明】
1,1′ 暗渠 1,1a 段差部 2 型枠 7 アンカーボルト 14 可撓止水部材 17 保護材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム・合成樹脂等の弾性材からなる短筒
    状に形成され、かつ中央に環状のくびれ部を有し、さら
    にこのくびれ部の両側から延長して1対の相対向させた
    暗渠の端部の内周面に形成された段差部に碇着部材を介
    して固定される碇着フランジ部を有する可撓止水部材
    と、該暗渠の段差部の垂直方向端面と該可撓止水部材と
    の間に形成された空間部に配設され該可撓止水部材の軸
    方向への膨出変形を防止する保護材とを備える暗渠の継
    手の施工法であって、 コンクリート打設用型枠に該可撓止水部材の碇着部材を
    取外し可能に装着し、この型枠を接続すべき1対の暗渠
    の端部間に配置し、コンクリートを打設することにより
    暗渠の端部の内周面に段差部を形成するとともに該碇着
    部材を該段差部に埋設した後該型枠を取外し、次いで該
    可撓止水部材を該碇着フランジ部において該碇着部材を
    介して該段差部に固定し、該保護部材を該段差部の垂直
    方向端面と該可撓止水部材との間に形成された空間部に
    配置し該段差部に固定することを特徴とする暗渠の継手
    の施工法。
  2. 【請求項2】 ゴム・合成樹脂等の弾性材からなる短筒
    状に形成され、かつ中央に環状のくびれ部を有し、さら
    にこのくびれ部の両側から延長して1対の相対向させた
    暗渠の端部の内周面に形成された段差部に碇着部材を介
    して固定される碇着フランジ部を有する可撓止水部材
    と、該暗渠の段差部の垂直方向端面と該可撓止水部材と
    の間に形成された空間部に配設され該可撓止水部材の軸
    方向への膨出変形を防止する保護材とを備える暗渠の継
    手の施工法であって、 コンクリート打設用型枠に該可撓止水部材の碇着部材を
    取外し可能に装着し、この型枠を接続すべき1対の暗渠
    の端部間に配置し、コンクリートを打設することにより
    暗渠の端部の内周面に段差部を形成するとともに該碇着
    部材を該段差部に埋設し、次いで該可撓止水部材を該碇
    着フランジ部において該碇着部材を介して該段差部に固
    定し、該保護部材を該段差部の垂直方向端面と該可撓止
    水部材との間に形成された空間部に配置し該段差部に固
    定することを特徴とする暗渠の継手の施工法。
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