JPH08231166A - 乗客コンベアの踏板 - Google Patents
乗客コンベアの踏板Info
- Publication number
- JPH08231166A JPH08231166A JP3647495A JP3647495A JPH08231166A JP H08231166 A JPH08231166 A JP H08231166A JP 3647495 A JP3647495 A JP 3647495A JP 3647495 A JP3647495 A JP 3647495A JP H08231166 A JPH08231166 A JP H08231166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleat
- cleats
- footboard
- top surface
- passenger conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】母材の強度を低下させずに滑り防止効果を持た
せる一方、視覚的に安心感を強調できる乗客コンベア用
踏板を提供する。 【構成】金属薄板を連続した波形に折曲げて多数のクリ
ートを構成し、このクリート頂部表面に、加圧によって
反頂面側に凹溝を設け、この踏板表面に塗装膜を施した
乗客コンベアの踏板において、クリートの頂面は塗装膜
のない金属表面とし、凹溝の底部とクリート頂面を除く
クリート表面に塗装膜を施した。
せる一方、視覚的に安心感を強調できる乗客コンベア用
踏板を提供する。 【構成】金属薄板を連続した波形に折曲げて多数のクリ
ートを構成し、このクリート頂部表面に、加圧によって
反頂面側に凹溝を設け、この踏板表面に塗装膜を施した
乗客コンベアの踏板において、クリートの頂面は塗装膜
のない金属表面とし、凹溝の底部とクリート頂面を除く
クリート表面に塗装膜を施した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレーターや電動道
路などの乗客コンベア用踏板に係り、特に、そのクリー
ト頂部の表面構成に関する。
路などの乗客コンベア用踏板に係り、特に、そのクリー
ト頂部の表面構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、エスカレーターの踏段や電動
道路のパレットなどの踏板上で乗客が滑らないようにす
るため、踏板表面に形成されたクリートに溝を削設（実
開昭50−147394号公報）したり、クリート頂部に実起
（実開昭58−117463号公報）を設けたりして、滑りの少
ない踏板とすることが考えられていた。また、金属薄板
を連続した波形に折曲げて多数のクリートを形成し、こ
れの頂部に、その長手方向と直交する略等間隔の凹溝
（特開平1−308388 号公報）を設けたものも知られてい
る。
道路のパレットなどの踏板上で乗客が滑らないようにす
るため、踏板表面に形成されたクリートに溝を削設（実
開昭50−147394号公報）したり、クリート頂部に実起
（実開昭58−117463号公報）を設けたりして、滑りの少
ない踏板とすることが考えられていた。また、金属薄板
を連続した波形に折曲げて多数のクリートを形成し、こ
れの頂部に、その長手方向と直交する略等間隔の凹溝
（特開平1−308388 号公報）を設けたものも知られてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の乗客コンベ
ア用踏板で、クリートに溝を削設する踏板構成はアルミ
製クリートの強度を低下させ、破損し易くなるという問
題があった。一方、クリート頂部に突起を設けると突起
の破損，摩滅，乗客のつまずきを生じさせる問題があっ
た。さらに、金属薄板を連続した波形に折曲げて多数の
クリートを形成し、これの頂部に、その長手方向と直交
する略等間隔の凹溝を設けると乗客が滑らないという実
質的効果はあるものの、その機能視覚に訴えて精神的な
安心感を印象付ける効果に劣るという問題があった。
ア用踏板で、クリートに溝を削設する踏板構成はアルミ
製クリートの強度を低下させ、破損し易くなるという問
題があった。一方、クリート頂部に突起を設けると突起
の破損，摩滅，乗客のつまずきを生じさせる問題があっ
た。さらに、金属薄板を連続した波形に折曲げて多数の
クリートを形成し、これの頂部に、その長手方向と直交
する略等間隔の凹溝を設けると乗客が滑らないという実
質的効果はあるものの、その機能視覚に訴えて精神的な
安心感を印象付ける効果に劣るという問題があった。
【０００４】本発明の目的は、母材の強度を低下させず
に滑り防止効果を持たせる一方、視覚的に安心感を強調
できる乗客コンベア用踏板を得ることにある。
に滑り防止効果を持たせる一方、視覚的に安心感を強調
できる乗客コンベア用踏板を得ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、金属薄板を連続した波形に折曲げて多数
のクリートを形成し、これらのクリートの長手方向を乗
客進行方向に沿うように配置してほぼ同一平面上に均一
な厚さの踏板を形成し、このクリートの頂部表面に、加
圧によって反頂面側に略等間隔の凹溝を設け、この踏板
表面に塗装膜を施した乗客コンベアの踏板において、前
記クリート頂面は塗装膜のない金属表面とし、前記凹溝
の底部と前記クリートの頂面を除くクリート表面に前記
塗装膜を施して、頂面と凹溝を色差により明確に区分し
たものである。また、前記凹溝の塗装膜表面をクリート
頂面よりも低く位置させたものである。
に、本発明は、金属薄板を連続した波形に折曲げて多数
のクリートを形成し、これらのクリートの長手方向を乗
客進行方向に沿うように配置してほぼ同一平面上に均一
な厚さの踏板を形成し、このクリートの頂部表面に、加
圧によって反頂面側に略等間隔の凹溝を設け、この踏板
表面に塗装膜を施した乗客コンベアの踏板において、前
記クリート頂面は塗装膜のない金属表面とし、前記凹溝
の底部と前記クリートの頂面を除くクリート表面に前記
塗装膜を施して、頂面と凹溝を色差により明確に区分し
たものである。また、前記凹溝の塗装膜表面をクリート
頂面よりも低く位置させたものである。
【０００６】
【作用】上記のように構成したので、クリート頂部と凹
溝が互いに色差により明確に視認でき、滑りにくいとい
うことを心理的に知らせて安心感をもたらす効果があ
る。また、凹溝内の塗装膜表面がクリート頂面より低く
位置しているので、靴底が塗装膜に接触することがな
く、それによる損耗を防ぐ効果がある。
溝が互いに色差により明確に視認でき、滑りにくいとい
うことを心理的に知らせて安心感をもたらす効果があ
る。また、凹溝内の塗装膜表面がクリート頂面より低く
位置しているので、靴底が塗装膜に接触することがな
く、それによる損耗を防ぐ効果がある。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図３に
示すエスカレーター踏段とその踏板について説明する。
本発明実施例による踏板１は、乗客が直接乗る踏板２
と、この踏板２の下階側端から下方に垂下するライザ３
と、これら踏板２とライザ３とを支持する枠体４と、枠
体４に軸支された車輪５Ａ，５Ｂとにより構成されてい
る。そして、踏板２は、進行方向の長さがＬ３００〜５
００mm、横幅Ｗが500〜１５００mmで、例えば、ステン
レス鋼板よりなる金属薄板６を数mmピッチで波形に連続
して折曲げて多数のクリート６Ａと溝部６Ｂとを形成し
て踏板２としている。また、各クリート６Ａ及び溝部６
Ｂは平行に形成されて進行方向に沿って位置しており、
クリート６Ａの頂面６Ｔは、互いに同一平面上にある。
示すエスカレーター踏段とその踏板について説明する。
本発明実施例による踏板１は、乗客が直接乗る踏板２
と、この踏板２の下階側端から下方に垂下するライザ３
と、これら踏板２とライザ３とを支持する枠体４と、枠
体４に軸支された車輪５Ａ，５Ｂとにより構成されてい
る。そして、踏板２は、進行方向の長さがＬ３００〜５
００mm、横幅Ｗが500〜１５００mmで、例えば、ステン
レス鋼板よりなる金属薄板６を数mmピッチで波形に連続
して折曲げて多数のクリート６Ａと溝部６Ｂとを形成し
て踏板２としている。また、各クリート６Ａ及び溝部６
Ｂは平行に形成されて進行方向に沿って位置しており、
クリート６Ａの頂面６Ｔは、互いに同一平面上にある。
【０００８】さらに、クリート６Ａの頂面６Ｔの表面に
は、多数の略睡間隔凹溝６Ｇをクリート６Ａの長手方向
に直交するように設けており、その母材である金属薄板
６を加圧して当初の板厚Ｔ0を板厚Ｔ2になるように形成
している。なお、凹溝６Ｇ部分の板厚Ｔ1は母材板厚Ｔ0
とほぼ同じとなっている。
は、多数の略睡間隔凹溝６Ｇをクリート６Ａの長手方向
に直交するように設けており、その母材である金属薄板
６を加圧して当初の板厚Ｔ0を板厚Ｔ2になるように形成
している。なお、凹溝６Ｇ部分の板厚Ｔ1は母材板厚Ｔ0
とほぼ同じとなっている。
【０００９】ここで、図示は省略させるも踏板２はクリ
ート６Ａや凹溝６Ｇを形成したあとで塗装（通常は黒
色）が施こされるが、頂面６Ｔだけは塗装をはがして金
属肌を露出させている。この時、凹溝６Ｇ部分は塗装膜
６Ｈが残っており、例えば、黒色の塗装色が視認できる
構成となっている。従って、クリート６Ａの表面は、金
属肌の頂面６Ｔに対し、黒色の凹溝６Ｇが明瞭に識別で
きる。さらに、頂面６Ｔの位置に対し、凹溝６Ｇに施し
た塗装膜６Ｈの表面がδだけ低くなっているので乗客の
も靴底の接触による損耗が防止できる構成となってい
る。このようにして凹溝６Ｇは母材と略等しい板厚であ
り、これにより強度が低下することなく、滑り防止効果
と安心感を持たせる効果を発揮できる。なお、塗装膜６
Ｈは、単なる塗装よりも電着方式が適している。
ート６Ａや凹溝６Ｇを形成したあとで塗装（通常は黒
色）が施こされるが、頂面６Ｔだけは塗装をはがして金
属肌を露出させている。この時、凹溝６Ｇ部分は塗装膜
６Ｈが残っており、例えば、黒色の塗装色が視認できる
構成となっている。従って、クリート６Ａの表面は、金
属肌の頂面６Ｔに対し、黒色の凹溝６Ｇが明瞭に識別で
きる。さらに、頂面６Ｔの位置に対し、凹溝６Ｇに施し
た塗装膜６Ｈの表面がδだけ低くなっているので乗客の
も靴底の接触による損耗が防止できる構成となってい
る。このようにして凹溝６Ｇは母材と略等しい板厚であ
り、これにより強度が低下することなく、滑り防止効果
と安心感を持たせる効果を発揮できる。なお、塗装膜６
Ｈは、単なる塗装よりも電着方式が適している。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、母材の強度を低下させ
ずに滑り防止効果を持たせる一方、視覚的に安心感を強
調できる乗客コンベア用踏板を提供できる。
ずに滑り防止効果を持たせる一方、視覚的に安心感を強
調できる乗客コンベア用踏板を提供できる。
【図１】本発明の一実施例の斜視図。
【図２】図１の要部を示す拡大斜視図。
【図３】図２のＡ−Ａ線の沿う断面図。
１，２…踏段、３…ライザ、４…枠体、５Ａ，５Ｂ…車
輪、６…金属薄板、６Ａ…クリート、６Ｂ溝部、６Ｔ…
頂面、６Ｇ…凹溝、６Ｈ…塗装膜。
輪、６…金属薄板、６Ａ…クリート、６Ｂ溝部、６Ｔ…
頂面、６Ｇ…凹溝、６Ｈ…塗装膜。
Claims (2)
- 【請求項１】金属薄膜を連続した波形に折曲げて多数の
クリートを形成し、前記クリートの長手方向を乗客進行
方向に沿うように配置してほぼ同一平面上に均一な厚さ
の踏板を形成し、前記クリートの頂部表面に、加圧によ
って反頂面側に略等間隔の凹溝を設け、前記踏板の全表
面に塗装膜を施した乗客コンベアの踏板において、前記
クリートの頂面は塗装膜のない金属表面とし、前記凹溝
の底部と前記クリートの頂面を除くクリート表面に塗装
膜を施したことを特徴とする乗客コンベアの踏板。 - 【請求項２】請求項１において、前記クリートの頂面の
位置に対し、前記凹溝に施した塗装膜の表面が低い位置
にある乗客コンベアの踏板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3647495A JPH08231166A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 乗客コンベアの踏板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3647495A JPH08231166A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 乗客コンベアの踏板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08231166A true JPH08231166A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12470818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3647495A Pending JPH08231166A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 乗客コンベアの踏板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08231166A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007297158A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | エスカレータのステップ |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP3647495A patent/JPH08231166A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007297158A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mitsubishi Electric Corp | エスカレータのステップ |
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