JPH08230685A - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH08230685A
JPH08230685A JP7038745A JP3874595A JPH08230685A JP H08230685 A JPH08230685 A JP H08230685A JP 7038745 A JP7038745 A JP 7038745A JP 3874595 A JP3874595 A JP 3874595A JP H08230685 A JPH08230685 A JP H08230685A
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JP
Japan
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steering wheel
boss
core metal
spoke
ring
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JP7038745A
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English (en)
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Masayasu Sawara
正泰 佐原
Atsushi Nagata
篤 永田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/607,347 priority patent/US5716068A/en
Priority to CN96100489A priority patent/CN1054101C/zh
Publication of JPH08230685A publication Critical patent/JPH08230685A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上面側の意匠性を良好にするとともに、ステ
アリングシャフトに対し一部品として一回の作業で接続
させることができ、さらに、エアバッグ装置等の機能部
品を配設させ易いステアリングホイールを提供するこ
と。 【構成】 リング部R・スポーク部S・ボス部Bを有し
て芯金部11及び被覆部20からなるステアリングホイ
ール本体10と、ボス部B内のエアバッグ装置30と、
を備える。芯金部11は、リング芯金12・スポーク芯
金13・芯金13相互を連結してステアリングシャフト
1上端を下方側から接続可能な接続部16を有したボス
芯金15と、を備える。被覆部20は、芯金12・13
を被覆した芯金被覆層21と、装置30の収納用凹部2
4及び装置30の挿入用開口22dを有してボス部B上
部を被覆する上部被覆層22と、を備える。装置30
は、リベット26等により、芯金13・15に取り付け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用のステアリング
ホイールに関し、詳しくは、上面側に見切り線が無く、
意匠性が向上したステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用のステアリングホイールは、円環
状のリング部と、リング部の中央に配置されて下部をス
テアリングシャフトの上端と接続させるボス部と、リン
グ部とボス部とを接続するスポーク部と、を有して構成
されている。
【0003】そして、従来のステアリングホイールで
は、特開平6−305427号公報に記載されているよ
うに、ボス部の上部側に配置されてエアバッグ装置等の
機能部品を内蔵したパッド部と、リング部、スポーク
部、及び、ボス部の下部側、を構成して、パッド部を保
持するステアリングホイール本体と、から構成されてい
た。
【0004】ステアリングホイール本体は、芯金部と被
覆部とから構成され、芯金部は、リング部に配置される
リング芯金と、スポーク部に配置されてリング芯金に連
結されるスポーク芯金と、ボス部の下部に配置されてス
ポーク芯金を連結するボス芯金と、から構成されてい
る。ボス芯金は、ステアリングシャフトを下方から挿入
させ、ステアリングシャフトの上端をナット止めするこ
とにより、ステアリングシャフトと接続させる構造とし
ている。
【0005】被覆部は、リング芯金を被覆するととも
に、リング芯金側からパッド部近傍までのスポーク芯金
を被覆している。
【0006】そして、パッド部は、エアバッグ装置等の
機能部品を内蔵させて、ステアリングホイール本体のス
ポーク芯金やボス芯金にねじ止めされて配設されてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のステア
リングホイールでは、パッド部が、ステアリングホイー
ル本体に対して、ねじ等の固着手段を利用し、ボス部の
上部側から配置させて取り付けられる構造であるため、
ステアリングホイールの上面側に、ステアリングホイー
ル本体とパッド部との境界の切れ目としての見切り線が
表われることが避けられず、ステアリングホイールの意
匠性を低下させていた。
【0008】また、見切り線がパッド部周縁で均一とな
るように、精度良く組み付ける必要が生ずるため、各部
品の寸法精度や組付精度等の管理に厳格なものが要求さ
れることとなっていた。
【0009】さらに、車両にステアリングホイールを装
着する際には、ステアリングシャフトをボス芯金にナッ
ト止めするが、そのナット止めが、パッド部を外してい
る状態で行なうこととなる。そのため、車両にステアリ
ングホイールを装着する際には、ステアリングホイール
本体をステアリングシャフトにナット止めし、その後、
ステアリングホイール本体にパッド部を取り付けること
となり、ナット止めとパッド部の取り付けとの2工程が
必要となり、ステアリングホイールの車両への装着に手
間がかかることとなっていた。
【0010】なお、上述の各課題を解決するために、実
開昭63−16267号公報に記載されているように、
被覆部をスポーク部からボス部の上部まで覆うように延
設し、さらに、ボス芯金に、ステアリングシャフト上端
を下方側から接続可能な接続部を配設させるように構成
することが考えられる。すなわち、被覆部をスポーク部
からボス部の上部まで覆うように延設すれば、ステアリ
ングホイールの上面側に、見切り線が無くなることとな
る。また、ボス芯金に、ステアリングシャフト上端を下
方側から接続可能な接続部を配設させれば、ステアリン
グホイールの下面側だけで、ステアリングシャフトに取
り付けることができ、一回の工程で、ステアリングシャ
フトにステアリングホイール自体を接続させることがで
きることとなる。
【0011】しかしながら、上記のような構成とする場
合には、上記公報のステアリングホイールでは、内部に
エアバッグ装置等の機能部品を配設している構造ではな
く、容易に、機能部品をボス部に配設できない。
【0012】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、上面側の意匠性を良好にするとともに、ステアリン
グシャフトに対し一部品として一回の作業で接続させる
ことができ、さらに、エアバッグ装置等の機能部品を配
設させ易いステアリングホイールを提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステアリン
グホイールは、リング部と、該リング部の中央に配置さ
れて下部をステアリングシャフトの上端と接続させるボ
ス部と、前記リング部と前記ボス部とを接続するスポー
ク部と、を有して構成されるステアリングホイールであ
って、前記ボス部の内部に配置される機能部品と、ステ
アリングホイール本体と、を備えて構成され、前記ステ
アリングホイール本体が、芯金部と被覆部とから構成さ
れ、前記芯金部が、前記リング部に配置されるリング芯
金と、前記スポーク部に配置されて前記リング芯金に連
結されるスポーク芯金と、該スポーク芯金を連結するボ
ス芯金と、を備えて構成され、前記ボス芯金の下部に
は、前記ステアリングシャフト上端を下方側から接続可
能な接続部が、配設され、前記被覆部が、前記リング芯
金と前記スポーク芯金とを被覆する芯金被覆層と、該芯
金被覆層に連結されるとともに、前記ボス芯金との間
に、前記機能部品の収納用の収納凹部及び該収納凹部へ
の前記機能部品挿入用の開口を設け、前記ボス部の上部
を被覆する上部被覆層と、を備えて構成され、前記機能
部品が、前記収納凹部内で、固着手段により、前記スポ
ーク芯金若しくは前記ボス芯金に取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0014】エアバッグ装置等の前記機能部品は、前記
上部被覆層内に埋設されて前記リング芯金と結合された
連結部材に対し、固着手段によって連結されるように構
成しても良い。
【0015】なお、本明細書の上下方向は、ステアリン
グシャフトの軸方向に沿う方向を言い、ステアリングホ
イールの車両に装着される際の実際の上下方向を言うも
のではない。
【0016】
【発明の作用・効果】本発明に係るステアリングホイー
ルでは、被覆部が、リング芯金とスポーク芯金とを被覆
する芯金被覆層の他に、芯金被覆層に連結されてボス部
の上部を被覆する上部被覆層を備えているため、ステア
リングホイールの上面側に、見切り線が無くなり、上面
側の意匠性を良好にすることができる。
【0017】また、本発明に係るステアリングホイール
では、ボス芯金が、下部にステアリングシャフト上端を
下方側から接続可能な接続部を配置させているため、ス
テアリングホイールの下面側だけで、ステアリングシャ
フトに取り付けることができ、一回の工程で、ステアリ
ングシャフトに接続させることができる。
【0018】さらに、エアバッグ装置等の機能部品は、
上部被覆層の開口を経て、上部被覆層とボス芯金との間
の収納凹部内に収納させ、固着手段により、前記スポー
ク芯金若しくは前記ボス芯金に取り付ければ、容易に、
ステアリングホイールに配設することができる。
【0019】したがって、本発明に係るステアリングホ
イールでは、上面側の意匠性を良好にできるとともに、
ステアリングシャフトに対し一部品として一回の作業で
接続させることができ、さらに、エアバッグ装置等の機
能部品を容易に配設させることができる。
【0020】また、エアバッグ装置等の機能部品を、上
部被覆層内に埋設されてリング芯金と結合された連結部
材に対し、固着手段によって連結させるように構成すれ
ば、機能部品を安定支持させる配設させることができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0022】第1実施例のステアリングホイールW1
は、図1〜4に示すように、円環状のリング部Rと、リ
ング部Rの中央に配置されて下部をステアリングシャフ
ト1の上端と接続させるボス部Bと、リング部Rとボス
部Bとを接続する左右2本ずつの計4本のスポーク部S
(S1・S2・S3・S4)と、を有して構成されてい
る。なお、実施例の場合には、後部側のスポーク部S2
・S3は、内部に、ボス芯金15と直接連結されるスポ
ーク部芯金13では無く、ボス芯金15に直接連結され
ない連結部材14を配設させているため、見掛け上のス
ポーク部としている。
【0023】さらに、ステアリングホイールW1は、リ
ング部R、スポーク部S、及び、ボス部B、を構成する
ステアリングホイール本体10と、ボス部Bの内部に配
設される機能部品としてのエアバッグ装置30と、を備
えて構成されている。
【0024】ステアリングホイール本体10は、芯金部
11と被覆部20とから構成されている。
【0025】芯金部11は、リング部Rに配置されるリ
ング芯金12と、前部側の左右のスポーク部S1・S4
に配置されてリング芯金12に連結されるスポーク芯金
13と、スポーク部S1・S4のスポーク芯金13・1
3を相互に連結するボス芯金15と、を備えて構成され
ている。
【0026】実施例の場合、リング芯金12は、鋼管か
ら形成され、スポーク芯金13とボス芯金15とは、ア
ルミニウム合金等の軽量なダイカスト金属から一体的に
形成されている。そして、芯金13・15のダイカスト
鋳造時に、スポーク芯金13は、リング芯金12をくる
んでリング芯金12と連結されることとなる。なお、連
結部材14は、芯金13と同様なダイカスト金属で形成
されて、芯金13・15の鋳造時にリング芯金12をく
るんでリング芯金12に連結されることとなる。
【0027】また、各スポーク芯金13は、リング芯金
12側から斜め下方に延びるように形成されて、下端
に、上下方向に貫通した取付孔13aを備えている。さ
らに、各連結部材14も、リング芯金12側から斜め下
方に延び、下端に、雌ねじを螺刻された取付孔14aを
備えている。
【0028】ボス芯金15には、後部側に、係止板部1
5aが突設され、係止板部15aには、後述するエアバ
ッグ装置30のフレーム34をリベット26止めする取
付孔15b・15bが形成されている。
【0029】さらに、ボス芯金15の下面には、ステア
リングシャフト1を下方側から接続可能な接続部16が
突設されている。この接続部16は、割れスリーブ部1
7とロックピン18とから構成されている。
【0030】ロックピン18は、頭部18aと、頭部1
8aから延びる軸部18bと、を備え、軸部18bの先
端には、雄ねじを螺刻された雄ねじ部18cが形成され
ている。
【0031】割れスリーブ部17は、ステアリングシャ
フト1の上端に形成されたセレーション2に対応したセ
レーション17bを内周面に備えるとともに、周壁の一
部に軸方向に割った開口部17cを備えた本体17a
と、開口部17cの周縁から本体17aの半径方向外方
へ突出して相互に対向するフランジ部17d・17f
と、から構成されている。フランジ部17dには、ロッ
クピン18の軸部18bを挿通可能な挿通孔17eが形
成され、フランジ部17fには、ロックピン18の雄ね
じ部18cを螺合可能なねじ孔17gが形成されてい
る。
【0032】この接続部16へのステアリングシャフト
1の接続は、ロックピン18を外した状態の割れスリー
ブ部17の本体17a内に、ステアリングシャフト1の
上端を挿入し、挿通孔17eを経てロックピン18の雄
ねじ部18cをねじ孔17gに螺合させることとによ
り、本体17aを縮径するとともに、ステアリングシャ
フト1の上端の凹溝3にロックピン18の軸部18bを
嵌合させて、接続部16をステアリングシャフト1の上
端に接続させることとなる。
【0033】被覆部20は、軟質ウレタンや熱可塑性エ
ラストマーから形成されて、リング芯金12と各スポー
ク芯金13とを被覆する芯金被覆層21と、芯金被覆層
21に連結されて各連結部材14を被覆しつつボス部B
の上部を被覆する上部被覆層22と、を備えて構成され
ている。
【0034】上部被覆層22は、リング芯金12と各ス
ポーク芯金13とを被覆した芯金被覆層21が、各スポ
ーク芯金13を被覆する部位でも、上面側の高さを低く
せずにしており、その低くない上面とつらなって形成さ
れている。そして、上部被覆層22の下面側には、ボス
芯金15との間に、エアバッグ装置30の収納用の円柱
状の収納凹部24と、収納凹部24へのエアバッグ装置
30の挿入用の開口22dと、が形成されている。
【0035】また、上部被覆層22には、後述するエア
バッグ装置30のエアバッグ31が膨張する際に、四角
板状の扉部22aを開かせて、大きく膨張させるため
に、扉部22aの周縁に、破断し易いような薄肉の破断
予定部22bが形成されている。この破断予定部22b
は、上方から見て、U字形に形成され、破断予定部22
bの形成されていない部位が、扉部22aのヒンジ部2
2cとなる。
【0036】さらに、芯金被覆層21におけるスポーク
芯金13・13を覆っている部位の上部には、メンブレ
ンスイッチから構成されるホーンスイッチ40が埋設さ
れている。これらのホーンスイッチ40は、芯金部11
をインサートとして被覆部20を射出成形で形成する
際、芯金部11とともに被覆部20の成形型にセットし
て、成形時に、芯金被覆層21の内部に埋設されること
となる。なお、ホーンスイッチ40には、収納凹部24
側に突出する図示しないリード線が結線されており、そ
の端末は、所定のホーン作動回路に接続されることとな
る。
【0037】エアバッグ装置30は、折り畳まれた袋状
のエアバッグ31と、エアバッグ31に膨張用のガスを
供給するインフレーター33と、リテーナ32やナット
38を利用してエアバッグ31とインフレーター33と
を保持し、スポーク芯金13・14やボス芯金15に接
続されるフレーム34と、を備えて構成されている。な
お、リテーナ32は、略円環状に形成され、下方へ突出
してナット38と螺合する4本のボルト32aを備えて
いる。
【0038】エアバッグ31には、下部に、インフレー
ター33のガスを流入させる開口部31aが開口され、
開口部31a周縁には、リテーナ32の各ボルト32a
を挿通させる図示しない挿通孔が形成されている。
【0039】インフレーター33は、上部にガス吐出口
33bを有した円柱状の本体33aを備え、本体33a
の外周面には、略円環状のフランジ部33cが形成さ
れ、フランジ部33cには、リテーナ32のボルト32
aを挿通させる挿通孔33dが形成されている。
【0040】フレーム34は、アルミニウム合金等の軽
量なダイカスト金属から一体的に形成され、略長方形形
状の底板部35と、底板部35の四隅から上方へ延びる
脚部36と、各脚部36を連結するような略四角環状の
連結板部37と、を備えて構成されている。
【0041】底板部35には、本体部35aの前縁側を
上方へ変位させた段差部35bが形成されている。段差
部35bには、ボス芯金15の取付孔15bに対応した
取付孔35cが形成されている。この段差部35bは、
エアバッグ装置30をステアリングホイール本体10の
収納凹部24内に収納させる際、係止板部15a上に配
置されることとなり、また、その際、係止板部15aの
後端面が、本体部35aと段差部35bとの境界部位の
屈曲部35dに当接することとなり、エアバッグ装置3
0の位置決めの役目を果すこととなる。また、本体部3
5aの所定位置には、ボス部Bの下方を覆う合成樹脂製
のロアカバー28をねじ29止めするためのねじ孔35
eが形成されている。
【0042】連結板部37には、各スポーク芯金13や
各連結部材14の取付孔13a・14aに対応した取付
孔37aが形成されるとともに、各脚部36の近傍に、
リテーナ32の各ボルト32aを挿通させる挿通孔37
bが形成されている。
【0043】そして、エアバッグ装置30は、リテーナ
32がエアバッグ31内に配置されて、各ボルト32a
が、エアバッグ31の図示しない挿通孔、インフレータ
ーフランジ部33cの挿通孔33d、フレーム34の挿
通孔37b、を挿通し、ナット38止めされることによ
り、組み立てられている。
【0044】この第1実施例のステアリングホイールW
1の製造は、まず、連結部材14を固着させた芯金部1
1・ホーンスイッチ40をインサートとして被覆部20
を射出成形で形成し、ステアリングホイール本体10を
製造する。また、エアバッグ装置30を、上述のよう
に、リテーナ32とナット38とを利用して、組み立て
ておく。なお、エアバッグ31の折り畳みは、組立時の
リテーナ32をエアバッグ31の内部に配置させた際
に、行なっておく。
【0045】そして、ステアリングホイール本体10に
おける後部側のボス芯金15と上部被覆層22との間の
開口22dから、エアバッグ装置30を収納凹部24内
に収納させる。この時、フレーム底板部35の段差部3
5bを、ボス芯金15の係止板部15aの上面に配置さ
せる際、係止板部15aの外周面が、底板部35の屈曲
部35dに当接して、フレーム34がステアリングホイ
ール本体10に対して位置決めされるため、スポーク芯
金13や連結部材14の取付孔13a・14aとフレー
ム34の取付孔37aとが一致し、ボス芯金15の取付
孔15bとフレーム34の取付孔35cとが一致するこ
ととなる。
【0046】したがって、取付孔13a・37aと取付
孔15b・35cとに固着手段としてのリベット26を
挿入して、スポーク芯金13・13とフレーム34とを
締結し、また、所定の取付孔37aから固着手段として
のボルト27を挿入して取付孔14aに螺合させれば、
フレーム34を連結部材14に連結させることができ、
ステアリングホイール本体10にエアバッグ装置30を
取り付けることができる。
【0047】そして、ロアカバー28をねじ29を利用
して配設すれば、ステアリングホイールW1を製造する
ことができる。
【0048】その後、ステアリングホイールW1を、ス
テアリングシャフト1に接続させる際には、ロックピン
18を外した状態の割れスリーブ部17の本体17a内
に、ステアリングシャフト1の上端を挿入し、挿通孔1
7eを経てロックピン18の雄ねじ部18cをねじ孔1
7gに螺合させることとにより、本体17aを縮径する
とともに、ステアリングシャフト1の上端の凹溝3にロ
ックピン18の軸部18bを嵌合させて、行なう。
【0049】この第1実施例のステアリングホイールW
1では、被覆部20が、リング芯金12とスポーク芯金
13とを被覆する芯金被覆層21の他に、芯金被覆層2
1に連結されてボス部Bの上部を被覆する上部被覆層2
2を備えているため、ステアリングホイールW1の上面
側に、見切り線が無くなり、上面側の意匠性を良好にす
ることができる。
【0050】また、このステアリングホイールW1で
は、ボス芯金15が、下部にステアリングシャフト1の
上端を下方側から接続可能な接続部16を配置させてい
るため、ステアリングホイールW1の下面側だけで、ス
テアリングシャフト1に取り付けることができ、一回の
工程で、ステアリングシャフト1に接続させることがで
きる。
【0051】さらに、機能部品としてのエアバッグ装置
30は、上部被覆層22の開口22dを経て、上部被覆
層22とボス芯金15との間の収納凹部24内に収納さ
せ、固着手段としてのリベット26やボルト27によ
り、スポーク芯金13やボス芯金15に取り付ければ、
容易に、ステアリングホイールW1に配設することがで
き、既述の発明の作用・効果の欄で述べたと同様な効果
を得ることができる。
【0052】また、第1実施例のステアリングホイール
W1では、上部被覆層22に埋設されてリング芯金12
に結合されている連結部材14に対して、エアバッグ装
置30を、固着手段としてのボルト27によって連結さ
せるように構成している。すなわち、エアバッグ装置3
0が、一体となった金属製のボス芯金15・スポーク芯
金13・13の部位の他に、リング芯金12に連結され
て剛性の比較的高くなった連結部材14・14にも連結
されるため、エアバッグ装置30を、安定してステアリ
ングホイール本体10に支持させることができる。
【0053】そしてさらに、実施例の場合には、エアバ
ッグ装置30のエアバッグ31やインフレーター33を
保持するフレーム34が、剛性のある金属製としてお
り、ボス芯金15と連結されていない連結部材14・1
4をフレーム34を介してボス芯金15と連結させるこ
とができるため、連結部材14・14自体の剛性を高く
することにも寄与できる。
【0054】なお、第1実施例では、4本スポークのス
テアリングホイールW1を例示したが、左右2本のスポ
ーク部S1・S4を有し、見掛け上のスポーク部S2・
S3をステアリングホイールの後部側で一本化したよう
な3本スポークのステアリングホイールであっても、そ
の後部側のスポーク部の芯金部分を、第1実施例のよう
に、エアバッグ装置30のフレーム34に接続させるよ
うな連結部材から構成すれば、上記効果を得ることがで
きる。ちなみに、上記効果を得られないものの、左右2
本のスポーク部S1・S4だけを有したステアリングホ
イールや、後部側にリング芯金とボス芯金とを連結する
スポーク芯金を埋設させた1本だけのスポーク部を有し
たステアリングホイールであっても、本発明の効果を得
られることは勿論のことである。
【0055】また、第1実施例のステアリングホイール
W1では、下部にロアカバー28を配設したものを示し
たが、図5・6に示す第2実施例のステアリングホイー
ルW2のように、芯金被覆層21と上部被覆層22の下
部周縁に下方へ延びるカバー部21aを設け、ボス部B
の下部側面の意匠性を良好にするように構成しても良
い。
【0056】さらに、第1実施例のステアリングホイー
ルW1では、エアバッグ装置30のインフレーター33
としてディスクタイプを例示したが、第2実施例のステ
アリングホイールW2のように、ガス吐出量の調整が容
易なシリンダタイプのインフレーター43を利用しても
良い。ちなみに、この場合には、エアバッグ装置30の
フレーム34が、第1実施例の脚部36を周方向に連続
させたような、周壁部46を備えて構成されている。周
壁部46には、インフレーター43を装着させる挿通孔
46a・46bが形成されている。一方、インフレータ
ー46には、ガス吐出口43bを備えた円柱状の本体4
3aの両端にフランジ部43cと雄ねじ部43dが形成
されている。このエアバッグ装置30のインフレーター
43のフレーム34への組み付けは、インフレーター4
3を挿通孔46a・46bに挿入させて、インフレータ
ー43のフランジ部43cを挿通孔46aの周縁に当接
させ、雄ねじ部43dにナット44を螺合させて行な
う。
【0057】さらにまた、第1・2実施例では、ステア
リングシャフト1に接続する接続部16として、ステア
リングシャフト1の凹溝3に嵌合するロックピン18を
利用するものを示したが、この接続部16は、ステアリ
ングシャフト1の上端を下方側から接続させることがで
きる構造であれば良く、他に、特開昭63−13436
8号公報、実公平2−24691号公報、実公平5ー2
388号公報等に記載されているように、ステアリング
シャフト側に取付板やねじ部材等を設けて、それらにボ
ルト止めしたり螺合させる構造としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のステアリングホイールの
平面図である。
【図2】同実施例の縦断面図であり、図1のII−II部位
を示す。
【図3】同実施例の縦断面図であり、図1のIII −III
部位を示す。
【図4】同実施例の要部分解斜視図である。
【図5】第2実施例のステアリングホイールの断面図で
ある。
【図6】同実施例の縦断面図であり、図5に示す状態か
ら直交した面での縦断面図である。
【符号の説明】
1…ステアリングシャフト、 10…ステアリングホイール本体、 11…芯金部、 12…リング芯金、 13…スポーク芯金、 14…連結部材、 15…ボス芯金、 16…接続部、 20…被覆部、 21…芯金被覆層、 22…上部被覆層、 22d…開口、 24…収納凹部、 26…(固着手段)リベット、 27…(固着手段)ボルト、 30…(機能部品)エアバッグ装置、 31…エアバッグ、 33・43…インフレーター、 34…フレーム、 R…リング部、 B…ボス部、 S…スポーク部、 W1・W2…ステアリングホイール。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング部と、該リング部の中央に配置さ
    れて下部をステアリングシャフトの上端と接続させるボ
    ス部と、前記リング部と前記ボス部とを接続するスポー
    ク部と、を有して構成されるステアリングホイールであ
    って、 前記ボス部の内部に配置される機能部品と、ステアリン
    グホイール本体と、を備えて構成され、 前記ステアリングホイール本体が、芯金部と被覆部とか
    ら構成され、 前記芯金部が、前記リング部に配置されるリング芯金
    と、前記スポーク部に配置されて前記リング芯金に連結
    されるスポーク芯金と、該スポーク芯金を連結するボス
    芯金と、を備えて構成され、 前記ボス芯金の下部には、前記ステアリングシャフト上
    端を下方側から接続可能な接続部が、配設され、 前記被覆部が、前記リング芯金と前記スポーク芯金とを
    被覆する芯金被覆層と、該芯金被覆層に連結されるとと
    もに、前記ボス芯金との間に、前記機能部品の収納用の
    収納凹部及び該収納凹部への前記機能部品挿入用の開口
    を設け、前記ボス部の上部を被覆する上部被覆層被覆層
    と、を備えて構成され、 前記機能部品が、前記収納凹部内で、固着手段により、
    前記スポーク芯金若しくは前記ボス芯金に取り付けられ
    ていることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 【請求項2】 前記機能部品が、前記上部被覆層内に埋
    設されて前記リング芯金と結合された連結部材に対し、
    固着手段によって連結されていることを特徴とする請求
    項1記載のステアリングホイール。
  3. 【請求項3】 前記機能部品が、折り畳まれた袋状のエ
    アバッグと、該エアバッグに膨張用のガスを供給するイ
    ンフレーターと、前記エアバッグとインフレーターとを
    保持して前記スポーク芯金若しくはボス芯金に接続され
    るフレームと、を備えたエアバッグ装置であることを特
    徴とする請求項1若しくは請求項2記載のステアリング
    ホイール。
JP7038745A 1995-02-27 1995-02-27 ステアリングホイール Pending JPH08230685A (ja)

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EP96102344A EP0728652B1 (en) 1995-02-27 1996-02-16 Method of manufacturing a steering wheel and steering wheel manufactured according to this method
DE69628065T DE69628065T2 (de) 1995-02-27 1996-02-16 Verfahren zur Herstellung eines Lenkrads und durch dieses Verfahren hergestelltes Lenkrad
AU45737/96A AU677544B2 (en) 1995-02-27 1996-02-26 Steering wheel
US08/607,347 US5716068A (en) 1995-02-27 1996-02-26 Steering wheel
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112316A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Autoliv Development Ab ステアリングカバー

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