JPH08229121A - 予充填式注射器 - Google Patents
予充填式注射器Info
- Publication number
- JPH08229121A JPH08229121A JP7038910A JP3891095A JPH08229121A JP H08229121 A JPH08229121 A JP H08229121A JP 7038910 A JP7038910 A JP 7038910A JP 3891095 A JP3891095 A JP 3891095A JP H08229121 A JPH08229121 A JP H08229121A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drug solution
- chemical liquid
- plunger
- outer cylinder
- vial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/24—Ampoule syringes, i.e. syringes with needle for use in combination with replaceable ampoules or carpules, e.g. automatic
- A61M5/2422—Ampoule syringes, i.e. syringes with needle for use in combination with replaceable ampoules or carpules, e.g. automatic using emptying means to expel or eject media, e.g. pistons, deformation of the ampoule, or telescoping of the ampoule
- A61M5/2425—Ampoule syringes, i.e. syringes with needle for use in combination with replaceable ampoules or carpules, e.g. automatic using emptying means to expel or eject media, e.g. pistons, deformation of the ampoule, or telescoping of the ampoule by compression of deformable ampoule or carpule wall
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M2005/3117—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe
- A61M2005/3118—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe via the distal end of a syringe, i.e. syringe end for mounting a needle cannula
- A61M2005/312—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe via the distal end of a syringe, i.e. syringe end for mounting a needle cannula comprising sealing means, e.g. severable caps, to be removed prior to injection by, e.g. tearing or twisting
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M2005/3117—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe
- A61M2005/3121—Means preventing contamination of the medicament compartment of a syringe via the proximal end of a syringe, i.e. syringe end opposite to needle cannula mounting end
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Hematology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摺動抵抗がなく、シリコーンオイルの溶出が
ない、薬剤の溶解操作や混注操作における作業時間を短
縮できる予充填式注射器を提供する。 【構成】 薬液注出用部材２からカバー部材４を取り外
し、薬液注出用部材２をバイアルと接続した後、プラン
ジャ３を押すと、薬液収容部１に収容された薬液は薬液
注出用部材２を通ってバイアル内に注入される。この
時、蛇腹状の薬液収容部１もプランジャ３もシリンジ外
筒５の内壁と密接していないので、シリンジ外筒５の内
壁との間に摺動抵抗は生じず、従って、極めて小さな力
でプランジャ３を前進させることができる。バイアルを
良く振ってバイアル内の薬剤を溶解あるいは混合した
後、調製された注射剤はプランジャ３を引くことにより
予充填式注射器内に吸入することができる。
ない、薬剤の溶解操作や混注操作における作業時間を短
縮できる予充填式注射器を提供する。 【構成】 薬液注出用部材２からカバー部材４を取り外
し、薬液注出用部材２をバイアルと接続した後、プラン
ジャ３を押すと、薬液収容部１に収容された薬液は薬液
注出用部材２を通ってバイアル内に注入される。この
時、蛇腹状の薬液収容部１もプランジャ３もシリンジ外
筒５の内壁と密接していないので、シリンジ外筒５の内
壁との間に摺動抵抗は生じず、従って、極めて小さな力
でプランジャ３を前進させることができる。バイアルを
良く振ってバイアル内の薬剤を溶解あるいは混合した
後、調製された注射剤はプランジャ３を引くことにより
予充填式注射器内に吸入することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、注射剤等とその溶解液
を無菌的に混合して、注射液を調製するのに適した予め
溶解液の充填された予充填式注射器に関する。
を無菌的に混合して、注射液を調製するのに適した予め
溶解液の充填された予充填式注射器に関する。
【０００２】
【従来の技術】ある種の注射剤は、これらを使用できる
状態にした場合、急激にその効力を失うため、多くは二
成分として一般に穿刺可能な栓を備えた２本のバイアル
に収容した形で与えられ、用時に注射器などを用いて混
合されている。しかしながら、このような注射器を用い
ての混合操作は、無菌性に関して問題を含んでいる。そ
こで、この様な問題を解決するために、両端が開放した
円筒状容器に薬液を充填し、その両開放端をそれぞれゴ
ム栓で閉鎖してなる所謂シリンジ外筒と、このシリンジ
外筒から薬液を押し出すプランジャ・ロッドと、シリン
ジ外筒の内部と注射針とを連通する手段との組合せが提
案され、所謂、プレフィルドシリンジとして知られてい
る。
状態にした場合、急激にその効力を失うため、多くは二
成分として一般に穿刺可能な栓を備えた２本のバイアル
に収容した形で与えられ、用時に注射器などを用いて混
合されている。しかしながら、このような注射器を用い
ての混合操作は、無菌性に関して問題を含んでいる。そ
こで、この様な問題を解決するために、両端が開放した
円筒状容器に薬液を充填し、その両開放端をそれぞれゴ
ム栓で閉鎖してなる所謂シリンジ外筒と、このシリンジ
外筒から薬液を押し出すプランジャ・ロッドと、シリン
ジ外筒の内部と注射針とを連通する手段との組合せが提
案され、所謂、プレフィルドシリンジとして知られてい
る。
【０００３】しかしながら、従来の予充填式注射器は、
プランジャの先端のガスケットが、使用前にはシリンジ
外筒の開放端を閉鎖する閉鎖体であり、用時にはガスケ
ットをシリンジ外筒の内壁に沿って摺動させるものであ
るため、ガスケットとシリンジ外筒の内壁との摩擦が大
きく、プランジャを押すために大きな力を必要としてお
り、問題であった。そのため、従来、ガスケットとシリ
ンジ外筒の内壁との摺動抵抗を小さくするため、シリン
ジ外筒の内壁にシリコーンオイル等を塗布しているが、
それでも未だ摩擦抵抗は大きく、特に大きなサイズの予
充填式注射器ではプランジャを押すのに大きな力を必要
としていた。また、シリンジ外筒の内壁にシリコーンオ
イル等を塗布するのは、シリコーンオイルが薬液中に混
入するという問題も孕んでおり、問題であった。
プランジャの先端のガスケットが、使用前にはシリンジ
外筒の開放端を閉鎖する閉鎖体であり、用時にはガスケ
ットをシリンジ外筒の内壁に沿って摺動させるものであ
るため、ガスケットとシリンジ外筒の内壁との摩擦が大
きく、プランジャを押すために大きな力を必要としてお
り、問題であった。そのため、従来、ガスケットとシリ
ンジ外筒の内壁との摺動抵抗を小さくするため、シリン
ジ外筒の内壁にシリコーンオイル等を塗布しているが、
それでも未だ摩擦抵抗は大きく、特に大きなサイズの予
充填式注射器ではプランジャを押すのに大きな力を必要
としていた。また、シリンジ外筒の内壁にシリコーンオ
イル等を塗布するのは、シリコーンオイルが薬液中に混
入するという問題も孕んでおり、問題であった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
を鑑みてなされたもので、摺動抵抗がなく、シリコーン
オイルの溶出がない、薬剤の溶解操作や混注操作におけ
る作業時間を短縮できる予充填式注射器を提供すること
を目的とする。
を鑑みてなされたもので、摺動抵抗がなく、シリコーン
オイルの溶出がない、薬剤の溶解操作や混注操作におけ
る作業時間を短縮できる予充填式注射器を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、先端が開放し後端が閉鎖した蛇腹状の薬
液収容部と、該薬液収容部の先端および後端にそれぞれ
設けられた薬液注出用部材およびプランジャからなり、
薬液収容部には薬液が充填され、薬液注出用部材が容易
に取り外し可能なカバー部材によって閉鎖されてなる予
充填式注射器を採用している。ここで、薬液収容部と薬
液注出用部材、プランジャおよびカバー部材はインサー
ト成形により一体に成形してもよく、また、薬液収容部
と薬液注出用部材およびカバー部材をインサート成形に
より一体に成形し、この薬液収容部の後端にプランジャ
を接続してもよい。また、プランジャの一部および薬液
収容部をフランジを備えた外筒に収容した構成にしても
よく、薬液注出用部材としては必要に応じて、ロケット
針やベベル針などの中空針、ルアーチップなどの注射針
装着部材等が採用される。
決するために、先端が開放し後端が閉鎖した蛇腹状の薬
液収容部と、該薬液収容部の先端および後端にそれぞれ
設けられた薬液注出用部材およびプランジャからなり、
薬液収容部には薬液が充填され、薬液注出用部材が容易
に取り外し可能なカバー部材によって閉鎖されてなる予
充填式注射器を採用している。ここで、薬液収容部と薬
液注出用部材、プランジャおよびカバー部材はインサー
ト成形により一体に成形してもよく、また、薬液収容部
と薬液注出用部材およびカバー部材をインサート成形に
より一体に成形し、この薬液収容部の後端にプランジャ
を接続してもよい。また、プランジャの一部および薬液
収容部をフランジを備えた外筒に収容した構成にしても
よく、薬液注出用部材としては必要に応じて、ロケット
針やベベル針などの中空針、ルアーチップなどの注射針
装着部材等が採用される。
【０００６】
【作用】上記の構成によれば、薬液注出用部材からカバ
ー部材を取り外し、薬液注出用部材をバイアルと接続し
た後、プランジャを押す（前進させる）と、薬液収容部
に収容された薬液は薬液注出用部材を通ってバイアル内
に注入される。この時、薬液収容部は蛇腹状になってお
り、薬液収容部もプランジャもシリンジ外筒の内壁と密
接しておらず、シリンジ外筒の内壁との間に摺動抵抗が
生じないので、極めて小さな力でプランジャを前進させ
ることができる。また、薬液は薬液収容部に収容されて
いるので、シリンジ外筒に収容されていた従来のものと
比較して溶出物が少なくなる。バイアル内に薬液が注入
されたら、その儘の状態でバイアルを良く振れば、バイ
アル内の薬液は溶解あるいは混合されて注射剤が調製さ
れる。注射剤調製後、予充填式注射器のプランジャを引
け（後退させれ）ば、注射剤を予充填式注射器内に吸入
することができる。
ー部材を取り外し、薬液注出用部材をバイアルと接続し
た後、プランジャを押す（前進させる）と、薬液収容部
に収容された薬液は薬液注出用部材を通ってバイアル内
に注入される。この時、薬液収容部は蛇腹状になってお
り、薬液収容部もプランジャもシリンジ外筒の内壁と密
接しておらず、シリンジ外筒の内壁との間に摺動抵抗が
生じないので、極めて小さな力でプランジャを前進させ
ることができる。また、薬液は薬液収容部に収容されて
いるので、シリンジ外筒に収容されていた従来のものと
比較して溶出物が少なくなる。バイアル内に薬液が注入
されたら、その儘の状態でバイアルを良く振れば、バイ
アル内の薬液は溶解あるいは混合されて注射剤が調製さ
れる。注射剤調製後、予充填式注射器のプランジャを引
け（後退させれ）ば、注射剤を予充填式注射器内に吸入
することができる。
【０００７】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図１は本発明の実施例に係る予充填式注射器
の断面図であり、図２は図１に示す予充填式注射器の正
面図、図３は図１において薬液注出用部材からカバー部
材を外した状態を示す要部断面図、図４は他の実施例を
示す断面図、図５は図４において薬液注出用部材からカ
バー部材を外した状態を示す要部断面図、図６〜図７は
薬液注出用部材の他の実施例を示す断面図である。本発
明の予充填式注射器は、図１〜図３に示すように、蛇腹
状の薬液収容部１と、この薬液収容部１の先端に設けら
れた薬液注出用部材２、および薬液収容部１の後端に設
けられたプランジャ３からなり、薬液収容部１には薬液
（図示していない）が充填され、薬液注出用部材２が容
易に取り外し可能なカバー部材４によって閉鎖されてい
る。ここで、プランジャ３の一部と薬液収容部１は、必
要ならば図１に示すように、後端にフランジ５２を備え
たシリンジ外筒５に収容してもよい。
説明する。図１は本発明の実施例に係る予充填式注射器
の断面図であり、図２は図１に示す予充填式注射器の正
面図、図３は図１において薬液注出用部材からカバー部
材を外した状態を示す要部断面図、図４は他の実施例を
示す断面図、図５は図４において薬液注出用部材からカ
バー部材を外した状態を示す要部断面図、図６〜図７は
薬液注出用部材の他の実施例を示す断面図である。本発
明の予充填式注射器は、図１〜図３に示すように、蛇腹
状の薬液収容部１と、この薬液収容部１の先端に設けら
れた薬液注出用部材２、および薬液収容部１の後端に設
けられたプランジャ３からなり、薬液収容部１には薬液
（図示していない）が充填され、薬液注出用部材２が容
易に取り外し可能なカバー部材４によって閉鎖されてい
る。ここで、プランジャ３の一部と薬液収容部１は、必
要ならば図１に示すように、後端にフランジ５２を備え
たシリンジ外筒５に収容してもよい。
【０００８】図１および図２に示す予充填式注射器は、
薬液収容部１と薬液注出用部材２およびカバー部材４を
インサート成形により一体に成形し、この薬液収容部１
の後端にプランジャ３を接続し、更にプランジャ３の一
部および薬液収容部１をフランジ５２を備えたシリンジ
外筒５に収容した構成のものである。一方、図４に示す
予充填式注射器は、図１におけるようなシリンジ外筒５
を必要としないタイプのものであり、薬液収容部１と薬
液注出用部材２、プランジャ３およびカバー部材４をイ
ンサート成形により一体に成形したものである。
薬液収容部１と薬液注出用部材２およびカバー部材４を
インサート成形により一体に成形し、この薬液収容部１
の後端にプランジャ３を接続し、更にプランジャ３の一
部および薬液収容部１をフランジ５２を備えたシリンジ
外筒５に収容した構成のものである。一方、図４に示す
予充填式注射器は、図１におけるようなシリンジ外筒５
を必要としないタイプのものであり、薬液収容部１と薬
液注出用部材２、プランジャ３およびカバー部材４をイ
ンサート成形により一体に成形したものである。
【０００９】薬液収容部１はポリエチレンやポリプロピ
レンなどの可撓性樹脂で蛇腹状に形成されており、先端
が開放され、後端が閉鎖されている。そして、シリンジ
外筒５を必要とするタイプのものでは薬液収容部１の先
端に、シリンジ外筒５を必要としないタイプのものでは
間に介在させた補助部材６（後端にフランジ６１を備え
ている）の先端に、薬液注出用部材取付部１１が設けら
れており、この薬液注出用部材取付部１１にはインサー
ト成形により薬液注出用部材２の針基２３が一体的に埋
め込まれている。また、シリンジ外筒５を必要とするタ
イプのものでは薬液収容部１の後端にプランジャ接続部
１２が設けられており、後述のプランジャ３の先端の接
続部３１と接続するようになっている。プランジャ接続
部１２と接続部３１の接続は図３に示すような環状突起
１３、３２同士の嵌合の他に、螺合その他適宜の方法が
採用可能である。尚、図１では薬液収容部１とプランジ
ャ３とは別体に形成されているが、一体に形成してもよ
い。
レンなどの可撓性樹脂で蛇腹状に形成されており、先端
が開放され、後端が閉鎖されている。そして、シリンジ
外筒５を必要とするタイプのものでは薬液収容部１の先
端に、シリンジ外筒５を必要としないタイプのものでは
間に介在させた補助部材６（後端にフランジ６１を備え
ている）の先端に、薬液注出用部材取付部１１が設けら
れており、この薬液注出用部材取付部１１にはインサー
ト成形により薬液注出用部材２の針基２３が一体的に埋
め込まれている。また、シリンジ外筒５を必要とするタ
イプのものでは薬液収容部１の後端にプランジャ接続部
１２が設けられており、後述のプランジャ３の先端の接
続部３１と接続するようになっている。プランジャ接続
部１２と接続部３１の接続は図３に示すような環状突起
１３、３２同士の嵌合の他に、螺合その他適宜の方法が
採用可能である。尚、図１では薬液収容部１とプランジ
ャ３とは別体に形成されているが、一体に形成してもよ
い。
【００１０】薬液注出用部材２は別体に形成して薬液収
容部１に取り付けてもよいが、自動ブロー充填シール成
形法により、薬液収容部１の成形と薬液の充填および薬
液注出用部材２の取り付けを同時に行うのがよく、この
場合、薬液注出用部材２の薬液注出用部材取付部１１へ
の取り付けはインサート成形により行われる。薬液注出
用部材２は、一般にポリエチレンやポリプロピレン、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリカーボネートなどで形成され、必要に応
じて、図１や図３、図６に示すようなロケット針２１や
ベベル針（図示していない）などの中空針、図７に示す
ようなルアーチップ２２などの注射針装着部材等が採用
される。そして、保存中に薬液収容部１内の薬液が漏れ
ないように薬液注出用部材２はキャップ２５、２６、２
７で保護されている。キャップとしては図１や図３に示
すようなロケット針２１を保護するゴムキャップ２５
や、図７に示すようなルアーチップ２２を保護するゴム
キャップ２６、図６に示すようなロケット針２１を保護
するプラスチックキャップ２７など適当な材料及び形状
のものが採用される。
容部１に取り付けてもよいが、自動ブロー充填シール成
形法により、薬液収容部１の成形と薬液の充填および薬
液注出用部材２の取り付けを同時に行うのがよく、この
場合、薬液注出用部材２の薬液注出用部材取付部１１へ
の取り付けはインサート成形により行われる。薬液注出
用部材２は、一般にポリエチレンやポリプロピレン、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリカーボネートなどで形成され、必要に応
じて、図１や図３、図６に示すようなロケット針２１や
ベベル針（図示していない）などの中空針、図７に示す
ようなルアーチップ２２などの注射針装着部材等が採用
される。そして、保存中に薬液収容部１内の薬液が漏れ
ないように薬液注出用部材２はキャップ２５、２６、２
７で保護されている。キャップとしては図１や図３に示
すようなロケット針２１を保護するゴムキャップ２５
や、図７に示すようなルアーチップ２２を保護するゴム
キャップ２６、図６に示すようなロケット針２１を保護
するプラスチックキャップ２７など適当な材料及び形状
のものが採用される。
【００１１】薬液注出用部材２は未使用が確認できるよ
うにカバー部材４で被覆されシールされている。このカ
バー部材４は自動ブロー充填シール成形により薬液注出
用部材２に取り付けることができ、手でひねり易いよう
に図２に示すような扁平形状のものなどが好適に採用さ
れる。カバー部材４と薬液収容部１の薬液注出用部材取
付部１１の接続部分には、環状の薄肉部４１が設けられ
ており、用時にはカバー部材を手でひねって捩じ切るこ
とができるようになっている。
うにカバー部材４で被覆されシールされている。このカ
バー部材４は自動ブロー充填シール成形により薬液注出
用部材２に取り付けることができ、手でひねり易いよう
に図２に示すような扁平形状のものなどが好適に採用さ
れる。カバー部材４と薬液収容部１の薬液注出用部材取
付部１１の接続部分には、環状の薄肉部４１が設けられ
ており、用時にはカバー部材を手でひねって捩じ切るこ
とができるようになっている。
【００１２】プランジャ３は、通常、薬液収容部１と同
様の合成樹脂で形成される円筒状あるいは十字状のもの
であり、後端にフランジ３３を備えている。薬液収容部
１とは一体に形成しても、又、別体に形成したのち薬液
収容部１と接続しても構わないが、薬液収容部１と別体
に形成した場合には、先端にプランジャ３を薬液収容部
１のプランジャ接続部１２と接続するための接続部３１
を設ける必要がある。
様の合成樹脂で形成される円筒状あるいは十字状のもの
であり、後端にフランジ３３を備えている。薬液収容部
１とは一体に形成しても、又、別体に形成したのち薬液
収容部１と接続しても構わないが、薬液収容部１と別体
に形成した場合には、先端にプランジャ３を薬液収容部
１のプランジャ接続部１２と接続するための接続部３１
を設ける必要がある。
【００１３】本発名の予充填式注射器は、図４および図
５に示すタイプのものではシリンジ外筒を必要としない
が、図１〜図３に示すタイプのものでは、後端にフラン
ジ５２を備えたシリンジ外筒５を必要とする。シリンジ
外筒５は、一般にポリエチレンやポリプロピレンなどの
合成樹脂で形成された筒状のものであり、後端にフラン
ジ５２を備え、先端には薬液収容部１の薬液注出用部材
取付部１１を脱落しないように固定する透孔５１が設け
られている。シリンジ外筒５は、二分割されたもの（割
り型、図示していない）や、図２に示すような、透孔５
１をカバー部材４、薬液注出用部材取付部１１および薬
液注出用部材２が通過できる形状に形成したものが採用
される。そして、シリンジ外筒５の取り付けは次のよう
に行われる。すなわち、二分割タイプのものでは、薬液
注出用部材取付部１１のネック１４に透孔５１が嵌まる
ように、２つの割り型を合わせ、接合すればよい。ま
た、透孔５１を図２に示すようなカバー部材４、薬液注
出用部材取付部１１および薬液注出用部材２が通過でき
る形状にしたタイプのものでは、カバー部材等を透孔５
１に入れ、薬液注出用部材取付部１１のネック１４が透
孔５１に嵌まった位置でカバー部材４等を９０度回転さ
せればよい。
５に示すタイプのものではシリンジ外筒を必要としない
が、図１〜図３に示すタイプのものでは、後端にフラン
ジ５２を備えたシリンジ外筒５を必要とする。シリンジ
外筒５は、一般にポリエチレンやポリプロピレンなどの
合成樹脂で形成された筒状のものであり、後端にフラン
ジ５２を備え、先端には薬液収容部１の薬液注出用部材
取付部１１を脱落しないように固定する透孔５１が設け
られている。シリンジ外筒５は、二分割されたもの（割
り型、図示していない）や、図２に示すような、透孔５
１をカバー部材４、薬液注出用部材取付部１１および薬
液注出用部材２が通過できる形状に形成したものが採用
される。そして、シリンジ外筒５の取り付けは次のよう
に行われる。すなわち、二分割タイプのものでは、薬液
注出用部材取付部１１のネック１４に透孔５１が嵌まる
ように、２つの割り型を合わせ、接合すればよい。ま
た、透孔５１を図２に示すようなカバー部材４、薬液注
出用部材取付部１１および薬液注出用部材２が通過でき
る形状にしたタイプのものでは、カバー部材等を透孔５
１に入れ、薬液注出用部材取付部１１のネック１４が透
孔５１に嵌まった位置でカバー部材４等を９０度回転さ
せればよい。
【００１４】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の予充填式注射器を採用すれば、薬剤の溶解
操作や混注操作が容易である。また、ガスケットを使用
する従来の予充填式注射器と異なり、摺動抵抗がなく、
小さな力でプランジャを押すことが出来るので、注射を
する看護婦や医師の負担が軽減される。また、シリコー
ンオイル等の潤滑油を使用していないので、薬液への溶
出物が少ない。
に、本発明の予充填式注射器を採用すれば、薬剤の溶解
操作や混注操作が容易である。また、ガスケットを使用
する従来の予充填式注射器と異なり、摺動抵抗がなく、
小さな力でプランジャを押すことが出来るので、注射を
する看護婦や医師の負担が軽減される。また、シリコー
ンオイル等の潤滑油を使用していないので、薬液への溶
出物が少ない。
【図１】本発明の実施例に係る予充填式注射器の断面図
である。
である。
【図２】図１に示す予充填式注射器の正面図である。
【図３】図１において薬液注出用部材からカバー部材を
外した状態を示す要部断面図である。
外した状態を示す要部断面図である。
【図４】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図５】図４において薬液注出用部材からカバー部材を
外した状態を示す要部断面図である。
外した状態を示す要部断面図である。
【図６】薬液注出用部材の他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図７】薬液注出用部材の他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
１ 薬液収容部 １１ 薬液注出用部材取付部 ２ 薬液注出用部材 ３ プランジャ ４ カバー部材 ４１ 薄肉部 ５ シリンジ外筒 ５１ 透孔 ５２ フランジ ６ 補助部材 ６１ フランジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年７月３１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】薬液注出用部材２は別体に形成して薬液収
容部１に取り付けてもよいが、自動ブロー充填シール成
形法により、薬液収容部１の成形と薬液の充填および薬
液注出用部材２の取り付けを同時に行うのがよく、この
場合、薬液注出用部材２の薬液注出用部材取付部１１へ
の取り付けはインサート成形により行われる。薬液注出
用部材２は、一般にポリエチレンやポリプロピレン、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリカーボネートなどで形成され、必要に応
じて、図１や図３、図７に示すようなロケット針２１や
ベベル針（図示していない）などの中空針、図６に示す
ようなルアーチップ２２などの注射針装着部材等が採用
される。そして、保存中に薬液収容部１内の薬液が漏れ
ないように薬液注出用部材２はキャップ２５、２６、２
７で保護されている。キャップとしては図１や図３に示
すようなロケット針２１を保護するゴムキャップ２５
や、図６に示すようなルアーチップ２２を保護するゴム
キャップ２６、図７に示すようなロケット針２１を保護
するプラスチックキャップ２７など適当な材料及び形状
のものが採用される。
容部１に取り付けてもよいが、自動ブロー充填シール成
形法により、薬液収容部１の成形と薬液の充填および薬
液注出用部材２の取り付けを同時に行うのがよく、この
場合、薬液注出用部材２の薬液注出用部材取付部１１へ
の取り付けはインサート成形により行われる。薬液注出
用部材２は、一般にポリエチレンやポリプロピレン、Ａ
ＢＳ樹脂、ポリカーボネートなどで形成され、必要に応
じて、図１や図３、図７に示すようなロケット針２１や
ベベル針（図示していない）などの中空針、図６に示す
ようなルアーチップ２２などの注射針装着部材等が採用
される。そして、保存中に薬液収容部１内の薬液が漏れ
ないように薬液注出用部材２はキャップ２５、２６、２
７で保護されている。キャップとしては図１や図３に示
すようなロケット針２１を保護するゴムキャップ２５
や、図６に示すようなルアーチップ２２を保護するゴム
キャップ２６、図７に示すようなロケット針２１を保護
するプラスチックキャップ２７など適当な材料及び形状
のものが採用される。
Claims (5)
- 【請求項１】 先端が開放し後端が閉鎖した蛇腹状の薬
液収容部と、該薬液収容部の先端および後端にそれぞれ
設けられた薬液注出用部材およびプランジャからなり、
薬液収容部には薬液が充填され、薬液注出用部材が容易
に取り外し可能なカバー部材によって閉鎖されてなる予
充填式注射器。 - 【請求項２】 薬液収容部と薬液注出用部材、プランジ
ャおよびカバー部材がインサート成形により一体に成形
された請求項１に記載の予充填式注射器。 - 【請求項３】 薬液収容部と薬液注出用部材およびカバ
ー部材がインサート成形により一体に成形され、プラン
ジャが薬液収容部の後端に接続された請求項１に記載の
予充填式注射器。 - 【請求項４】 プランジャの一部および薬液収容部をフ
ランジを備えた外筒に収容してなる請求項３に記載の予
充填式注射器。 - 【請求項５】 薬液注出用部材が中空針または注射針装
着部材である請求項１〜４のいずれかに記載の予充填式
注射器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038910A JPH08229121A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 予充填式注射器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7038910A JPH08229121A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 予充填式注射器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08229121A true JPH08229121A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12538363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7038910A Pending JPH08229121A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 予充填式注射器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08229121A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002503532A (ja) * | 1998-02-23 | 2002-02-05 | イオメド インコーポレイテッド | 医薬液でタンクを充填する装置 |
| WO2005000383A1 (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Akihide Mori | 使い捨て注射器 |
| EP1847242A1 (en) * | 2005-02-08 | 2007-10-24 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Sterile package, process for producing the same, and production apparatus |
| JP2007319573A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Fuso Pharmaceutical Industries Ltd | 注射針付き薬液容器 |
| JP2011019945A (ja) * | 2003-04-22 | 2011-02-03 | Becton Dickinson & Co | 注射器先端キャップおよび注射器アセンブリ |
| CN104174101A (zh) * | 2014-09-03 | 2014-12-03 | 金富康 | 无硅油预充式注射器 |
| EP2838588A4 (en) * | 2012-04-20 | 2016-04-13 | Bayer Medical Care Inc | LIQUID DISPENSING SYSTEM WITH A BALCONY AND A SYRINGE |
| US10835680B2 (en) | 2010-10-25 | 2020-11-17 | Bayer Healthcare Llc | Bladder syringe fluid delivery system |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP7038910A patent/JPH08229121A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002503532A (ja) * | 1998-02-23 | 2002-02-05 | イオメド インコーポレイテッド | 医薬液でタンクを充填する装置 |
| JP2011019945A (ja) * | 2003-04-22 | 2011-02-03 | Becton Dickinson & Co | 注射器先端キャップおよび注射器アセンブリ |
| WO2005000383A1 (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Akihide Mori | 使い捨て注射器 |
| EP1847242A1 (en) * | 2005-02-08 | 2007-10-24 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Sterile package, process for producing the same, and production apparatus |
| EP1847242A4 (en) * | 2005-02-08 | 2013-04-03 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | STERILE PACKAGING, PROCESS AND APPARATUS FOR ITS PRODUCTION |
| JP2007319573A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Fuso Pharmaceutical Industries Ltd | 注射針付き薬液容器 |
| US10835680B2 (en) | 2010-10-25 | 2020-11-17 | Bayer Healthcare Llc | Bladder syringe fluid delivery system |
| EP2838588A4 (en) * | 2012-04-20 | 2016-04-13 | Bayer Medical Care Inc | LIQUID DISPENSING SYSTEM WITH A BALCONY AND A SYRINGE |
| CN104174101A (zh) * | 2014-09-03 | 2014-12-03 | 金富康 | 无硅油预充式注射器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR0138353Y1 (ko) | 일회용 주사기 | |
| JP2801207B2 (ja) | 注射器並びに注射器の組立て方法 | |
| US4060082A (en) | Dual-ingredient medication dispenser | |
| KR100565873B1 (ko) | 약제를 조제하기 위한 장치를 포함하는 주사기 | |
| US20040064105A1 (en) | Single-use syringe | |
| JPS6258745B2 (ja) | ||
| US3636950A (en) | Disposable cartridge for admixing two components of injectable medicament | |
| US4031895A (en) | Syringe assembly package | |
| US20030125671A1 (en) | Syringe-type container for liquid medicine | |
| JPH06506841A (ja) | 薬剤、特に、２成分系薬剤投与器 | |
| DK162480B (da) | Injektionssproejte | |
| JPH10295814A (ja) | カニューレ密封シールドアセンブリ | |
| AU559315B2 (en) | Disposable hypodermic syringe with deformable barrel | |
| JPH08280800A (ja) | ２液注射用プレフィルドシリンジ | |
| JPH08229121A (ja) | 予充填式注射器 | |
| US4036225A (en) | Bicompartmental syringe | |
| JPH03168154A (ja) | 注射器 | |
| JP3301768B2 (ja) | 用時溶解型薬剤充填済注射器 | |
| JP3419145B2 (ja) | プレフィルドシリンジ | |
| JP2004041568A (ja) | ２成分混合型プレフィルドシリンジ | |
| GB2064964A (en) | Syringe | |
| JP4144027B2 (ja) | ２成分混合タイプのプレフィルドシリンジ | |
| JP3322450B2 (ja) | 注入容器 | |
| JP4144026B2 (ja) | ２成分混合型プレフィルドシリンジ | |
| JPH0731680A (ja) | ２成分混合型プレフィルドシリンジ |