JPH08227310A - 加工スケジュール構築方法およびその装置 - Google Patents

加工スケジュール構築方法およびその装置

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JPH08227310A
JPH08227310A JP3328595A JP3328595A JPH08227310A JP H08227310 A JPH08227310 A JP H08227310A JP 3328595 A JP3328595 A JP 3328595A JP 3328595 A JP3328595 A JP 3328595A JP H08227310 A JPH08227310 A JP H08227310A
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JP
Japan
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machining
program
command
schedule
processing
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JP3328595A
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Keiichi Matsumoto
敬一 松本
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】NC加工プログラムを作成する作業者がワーク
の加工プログラムを単体で加工する場合と同じ様式で作
成でき、かつ単独加工からそのまま自動システム運転に
入ることができる加工スケジュールの構築方法および装
置を提供する。 【構成】NC装置からの指令を受けシーケンス制御する
プログラマブルロジックコントローラ(PLC)は、加
工状態確認指令10a によりNC加工プログラム11の加工
が完了しているか否かの加工状態を確認し、加工の完了
していないNC加工プログラム11を呼び出すプログラム
呼び出し指令にジャンプし、呼び出されたNC加工プロ
グラム11に従って加工を実行し、加工状態確認用メモリ
の設定状態を加工完了に設定し、プログラムエンド指令
完了によりPLCに終了命令の信号を出力し、加工シス
テムが自動システム運転中にPLCからNC装置のリセ
ット信号を出力し、出力後、スケジュール処理プログラ
ム10の起動信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パレットに搭載され
た被加工物の加工を行う工作機械と、この工作機械を数
値制御するNC装置と、前記NC装置からの指令を受け
前記工作機械をシーケンス制御するプログラマブルロジ
ックコントローラとからなるNC工作機械における前記
被加工物の加工順序である加工スケジュールを構築する
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は6個のパレットを備えたパレット
プールライン付きマシニングセンタの平面図であり、同
図に示すように、マシニングセンタ1の側方にはパレッ
ト搬出入装置(図示せず)を有するパレットプールライ
ン(以下、PPLと記載)2が配設されている。PPL
2上のパレットP(#1〜#6)はパレット搬出入装置
を介してA位置とマシニングセンタ1内のB位置との間
で搬出入されるようになっている。かかるPPL2のパ
レットに取り付けられた被加工物(以下、ワークと記
載)を、次の順番で加工するものとする。 #1PLT →#2PLT →#4PLT →#1PLT →#2PLT →#4PLT なお、同一パレット上のワークを複数の工程に分けて加
工を行う場合や、1ユニット単位でパレット上のワーク
を加工する場合は、上記のような繰り返しの順番でのス
ケジュール加工が必要になる。このような加工スケジュ
ールは、従来、下記のような方式で加工スケジュールを
構築している。 [構築方式1]従来の方式の第1は、加工スケジュール
がラダーソフトで構築されており、この一連のスケジュ
ール処理ラダーソフトをプログラマブルロジックコント
ローラ(以下、PLCと記載)で行う方式である。図6
は構築方式1の概略説明図である。この構築方式1で
は、各パレット上のワークを加工するNC加工プログラ
ムPn (n=1,2,3,4…) は単独加工と同じ構成で作成され
る。これら各NC加工プログラムP1 ,P2 ,P3 ,P
4 …はNC装置の加工プログラムメモリに記憶される。
PLCでは#1PLT →#2PLT →#4PLT →#1PLT →#2PLT →
#4PLT の順で所定のパレットのNC加工プログラムPn
の起動プログラムを指定して順次処理するようにラダー
ソフトが構築されており、このラダーソフトによりスケ
ジュール処理を行う。 [構築方式2]従来の方式の第2は、NC装置のサブプ
ログラム呼び出し、マクロプログラム呼び出し機能を利
用してNC加工プログラムのみでスケジュール処理を構
築するものである。従って、PLC側ではスケジュール
処理を一切行わない。図7は構築方式2の概略説明図で
ある。この構築方式2では、パレット上のワーク毎のN
C加工プログラムSn をサブプログラムとして作成す
る。例えば、パレット番号1上のワーク加工用のNC加
工プログラムであるパレット#1プログラムS1 はプロ
グラム番号「O0001」のブロックで始まり、戻り指
令ブロック「例えば、M99」で終了するサブプログラ
ムとして作成される。また、この場合はNC装置のサブ
プログラム呼び出し機能、マクロプログラム呼び出し機
能を利用したスケジュール処理メインプログラムを作成
し、このスケジュール処理メインプログラムにより#1PL
T →#2PLT →#4PLT →#1PLT →#2PLT →#4PLT の順で所
定のパレット番号のサブプログラムを呼び出してスケジ
ュール処理を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この構築方
式1では、NC加工プログラムが単体加工する場合と同
じ様に構成できるという利点がある。しかし、多くの場
合、ラダーソフトを用いてPLCによりパレットの加工
スケジュールを構築するため、ラダー言語の性質上PL
Cのラダーソフトが比較的大掛かりになって、ユーザー
側での加工スケジュールの変更が大変であった。また、
構築方式1では、NC加工プログラムを作成する作業者
のレベルでは言語の体系の違いもあって加工スケジュー
ルを容易に作成できないという問題があった。他の言語
で加工スケジュールを処理する場合でも、容易に作成で
きないという同様な問題が生じた。一方、構築方式2の
ようにサブプログラム、マクロプログラムを用いてNC
加工プログラムでスケジュール処理を行う方式では、作
業者でも加工スケジュールに合わせたスケジュール処理
メインプログラム等を作成することができるが、サブプ
ログラムに戻り指令ブロックを挿入して、メインプログ
ラムに戻す必要があり、単体加工する場合と同一にする
ことができないという問題があった。また、メインプロ
グラムからの起動でなく、サブプログラムであるNC加
工プログラムから起動した場合、パレット上のワークを
加工中(プログラム実行中)にそのまま自動システム運
転に入ることができない(メインプログラムへの戻り位
置が不明になる)という問題があった。すなわち、自動
システム運転は必ずメインプログラムから起動すること
になり、ワーク再加工の場合においてサブプログラムの
途中から起動し、このワークの再加工が完了後、そのま
ま自動システム運転に入ることができず、再加工の処理
に不便になるという問題があった。この発明は前記のよ
うな問題点を解決するためになされたもので、NC加工
プログラムを作成する作業者が加工スケジュールを容易
に構築でき、そして、ワークの加工プログラムは単体で
加工する場合と同じ様式で作成でき、かつ単独加工から
そのまま自動システム運転に入ることができる加工スケ
ジュールの構築方法および装置を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、パレットに搭載された被加工物の加工を行う工作機
械と、この工作機械を数値制御するNC装置と、このN
C装置からの指令を受け前記工作機械をシーケンス制御
するプログラマブルロジックコントローラとからなるN
C工作機械における前記被加工物の加工順序である加工
スケジュールを構築する方法であって、前記NC装置側
に、プログラム先頭に前記被加工物に対応するNC加工
プログラムの加工が完了しているか否かを加工状態確認
用メモリの設定状態によって確認する加工状態確認指令
を記述するとともに、この加工状態確認指令に続けて前
記被加工物加工用のNC加工プログラムを呼び出すプロ
グラム呼び出し指令を加工スケジュールの順序に従って
順次記述したスケジュール処理プログラムと、前記スケ
ジュール処理プログラムの呼び出し指令で呼び出され、
かつ、前記被加工物の加工に対応した加工工程のプログ
ラムの指令ブロックの後に前記加工状態確認用メモリの
設定内容を変更する加工状態確認用メモリ設定変更指
令、およびプログラムエンド指令が記述されたNC加工
プログラムを作成しておき、前記プログラマブルロジッ
クコントローラ側に、前記NC装置より前記NC加工プ
ログラムのプログラムエンド指令を実行完了時に出力さ
れる信号を受けたとき、前記NC装置をリセットするた
めのリセット信号を出力するとともに、出力後、前記N
C装置において、前記スケジュール処理プログラムを起
動させる処理プログラムを作成しておき、前記NC装置
側において、前記加工状態確認指令により前記被加工物
の前記NC加工プログラムの加工が完了しているか否か
の加工状態を確認するステップと、前記NC装置側にお
いて、前記加工状態の確認により、加工の完了していな
い被加工物の前記NC加工プログラムを呼び出すプログ
ラム呼び出し指令にジャンプするステップと、前記NC
装置側において、前記プログラム呼び出し指令で呼び出
された前記NC加工プログラムに従って前記被加工物の
加工を実行するとともに、前記加工工程のプログラムの
指令ブロック実行後、前記加工状態確認用メモリ設定変
更指令で前記加工状態確認用メモリの設定状態を前記呼
び出されたNC加工プログラムに関して加工完了に設定
するステップと、前記NC装置側における前記NC加工
プログラムのプログラムエンド指令完了により前記NC
装置側より前記プログラマブルロジックコントローラに
終了命令の信号を出力するステップと、前記加工システ
ムが自動システム運転中に前記終了命令の信号が前記プ
ログラマブルロジックコントローラに入力された場合、
前記プログラマブルロジックコントローラから前記NC
装置に、前記NC装置をリセットするリセット信号を出
力し、出力後、前記スケジュール処理プログラムを起動
する起動信号を出力するステップとからなることを特徴
とする加工スケジュール構築方法としたものである。
【0005】また、この発明はパレットに搭載された被
加工物の加工を行う工作機械と、この工作機械を数値制
御するNC装置と、このNC装置からの指令を受け前記
工作機械をシーケンス制御するプログラマブルロジック
コントローラとからなるNC工作機械における前記被加
工物の加工順序である加工スケジュールを構築する装置
であって、前記NC装置側に、前記被加工物に対応する
NC加工がプログラムによる加工が完了しているか否か
の加工状態を記憶する加工状態確認用メモリと、プログ
ラム先頭に前記加工状態確認用メモリの設定状態によっ
て加工状態を確認する加工状態確認指令を記述するとと
もに、この加工状態確認指令に続けて前記被加工物加工
用のNC加工プログラムを呼び出すプログラム呼び出し
指令を加工スケジュールの順序に従って順次記述したス
ケジュール処理プログラムと、このスケジュール処理プ
ログラムの呼び出し指令で呼び出され、かつ、前記被加
工物の加工に対応した加工工程のプログラムの指令ブロ
ックの後に前記加工状態確認用メモリの設定内容を変更
する加工状態確認用メモリ設定変更指令、およびプログ
ラムエンド指令が記述されたNC加工プログラムを記憶
するメモリとを設け、前記プログラマブルロジックコン
トローラ側に、前記NC加工プログラムのプログラムエ
ンド指令完了により前記NC装置側から前記プログラマ
ブルロジックコントローラに終了命令が出力されたか否
かを確認する終了命令確認部と、前記NC装置側より前
記プログラマブルロジックコントローラに自動システム
運転中であることを示すシステム運転中信号が出力され
ているか否かを確認する自動システム運転確認部と、自
動システム運転状態で前記終了命令が確認された場合
に、前記NC装置側に、前記NC装置をリセットするリ
セット信号を出力し、出力後、前記スケジュール処理プ
ログラムを起動する起動信号を出力する出力信号処理部
とを設けたことを特徴とする加工スケジュール構築装置
としたものである。
【0006】
【作用】前記の構成により、NC装置においてスケジュ
ール処理プログラムが起動され、この先頭位置の加工状
態確認指令により加工状態を確認し、この加工状態確認
指令による確認によってジャンプ先位置を変える。ま
ず、最初の加工状態確認指令は加工順1番のNC加工プ
ログラムの呼び出し指令の位置を指令するから、この呼
び出し指令により1番のNC加工プログラムの実行処理
を行い、処理終了前の加工状態確認用メモリ設定変更指
令によりこのパレットの加工が完了したことを加工状態
確認用メモリの所定の位置に設定してプログラムエンド
指令により終了する。すると、プログラマブルロジック
コントローラに終了命令が入力されて自動システム運転
状態で終了命令を確認した場合は、NC装置をリセット
するリセット信号を出力し、ついで、スケジュール処理
プログラムを起動する起動信号を出力し、NC装置側で
はスケジュール処理プログラムの先頭位置の加工状態確
認指令から再度実行する処理を行う。すなわち、スケジ
ュール処理プログラムの加工状態確認指令では加工順1
番のNC加工プログラムが完了し、次に加工するNC加
工プログラムが確認され、次に加工するNC加工プログ
ラムの呼び出し指令の位置を指令するから、呼び出し指
令の位置にジャンプし、この呼び出し指令により次に加
工するNC加工プログラムの処理を行う。このようにス
ケジュール処理プログラムの加工順序に従って順次パレ
ット上の被加工物の加工を行う。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例について、図面に基づき
説明する。図1はこの発明の加工スケジュールの構築方
法の概略説明図である。まず、スケジュール処理プログ
ラム10および各パレット上の被加工物(以下ワークと
記載)毎のNC加工プログラム11,12,…を作成す
る。なお、スケジュール処理プログラム10はプログラ
ム先頭位置に加工状態確認指令10aを記述し、次い
で、加工するパレットの順番(例えば、#1PLT →#2PLT
→#4PLT …)の順にパレット上のワーク毎のNC加工プ
ログラムの呼び出し指令10b,10c,10dを記述
する。また、呼び出し指令により呼び出されるパレット
上のワーク毎のNC加工プログラム11,12,…には
プログラムエンド指令(例えば、M30)を記載し、こ
のプログラムエンド指令の前に加工状態確認用メモリ設
定変更指令(以下、マクロ変数設定指令と記載)11a
を記述する。加工状態確認指令10aはパレットの上の
ワークの加工状態を確認するための指令であり、例えば
マクロ変数値を用いて、加工の完了したワークのパレッ
トと未加工のワークのパレットとを確認し次に加工する
ワークのパレット上のワークのNC加工プログラムの呼
び出し指令10b,10c,10dの位置にジャンプす
る指令である。すなわち、加工状態確認用メモリである
変数メモリの加工状態確認用データであるマクロ変数
は、例えば該当パレット番号に対するデータとして設定
され、スケジュール処理プログラム10の先頭に加工状
態確認指令10aを記述すると、加工状態確認用マクロ
変数の値によってどのパレットのワークの加工まで完了
しているかどうかが確認でき、次のパレット上のワーク
のNC加工プログラムを呼び出すことが可能となる。従
って、マクロ変数設定指令11aは加工が完了したこと
をマクロ変数メモリの変数に設定する指令である。20
はNC装置からの指令を受けNC工作機械やパレットプ
ールラインをシーケンス制御するプログラマブルロジッ
クコントローラ(以下、PLCと記載)または、NC装
置と一体的に設けられたPLC処理部であり、NC装置
のリセット処理やスケジュール処理プログラム10への
戻り処理を行う。すなわち、NC装置側からプログラム
エンド指令の完了後に出力される終了命令の信号を受け
たとき、NC装置をリセットするためのリセット信号お
よびスケジュール処理プログラムを起動させる処理プロ
グラムをPLC側に組み込んでおき、加工システムが自
動システム運転中に終了命令の信号がPLC側に入力さ
れた場合、PLC側からNC装置に、NC装置をリセッ
トするリセット信号を出力し、スケジュール処理プログ
ラムを起動する起動信号を出力する。
【0008】図2はこの発明の加工スケジュールの構築
装置のブロック図である。20はPLC処理部であり、
次のように構成される。21は中央処理装置(CP
U)、22はシステムプログラムを記憶するROM、2
3は実行中のデータを一次記憶するRAM、24は動作
プログラムを記憶する動作プログラムメモリ、25はD
I/DOであり、各種信号を入出力する信号入出力部、
26は各パレット上の被加工物の加工プログラムが終了
したことをフラグのセット、リセットにより確認する終
了命令(M30)確認部、27は自動システム運転中か
否かをフラグのセット、リセットにより確認する自動シ
ステム運転確認部、28は各種信号を入出力するNCイ
ンターフェース、29a,29bはアンドゲートであ
る。30はNC装置であり、次のように構成される。3
1は中央処理装置(CPU)、32はシステムプログラ
ムを記憶するROM、33は実行中のデータを一次記憶
するRAM、34はNC加工プログラムを記憶するNC
プログラムメモリ、35はパレット上の被加工物が加工
済か未加工であるかを示す加工状態データであるマクロ
変数値(マクロ変数のデータ)を記憶する加工状態確認
用メモリ(変数RAM)、36はPLC処理部20のN
Cインターフェース28と接続されるNCインターフェ
ースである。また、X軸,Y軸,Z軸のモータが軸制御
部(図示せず)、アンプを介してCPU31に接続され
る。NCプログラムメモリ34にはスケジュール処理プ
ログラム10や各パレット毎のNC加工プログラム1
1,12,…が記憶される。
【0009】次に、この発明の加工スケジュールの構築
装置の動作を図1および図2を用いて説明する。なお、
自動システム運転確認部27がフラグセットされ、自動
システム運転中モードになっているものとする。NC装
置30側でNCプログラムメモリ34から読み出された
スケジュール処理プログラム10を起動し、このプログ
ラムの処理が開始すると、先頭位置の加工状態確認指令
10aにより加工状態確認用メモリ35のマクロ変数値
が読み出されて、パレット上の被加工物の加工状態を確
認し、読み出されたマクロ変数値に従って未加工の被加
工物パレットの呼び出し指令位置にジャンプする。最初
はマクロ変数値が#1PLT 加工プログラムの呼び出し指令
10bの位置を指令するから、呼び出し指令10bによ
り#1PLT 加工プログラム11の実行処理を行い、処理終
了前のマクロ変数設定指令11aにより加工状態確認用
メモリ35のマクロ変数値を加算して書き換える設定を
行う。なお、この実施例では加算しているが、各パレッ
トに対応してメモリを設け、未加工(0)、加工完了
(1)のようなデータを設定するようにしてもよい。
【0010】ついで、所定パレットの加工プログラム処
理がプログラムエンド指令(M30)により終了する
と、NC装置30からPLC処理部20に終了命令の信
号が入力される。そして、PLC処理部20では自動シ
ステム運転状態で終了命令を確認した場合は、終了指令
(M30)確認フラグ26をリセットするとともに、ア
ンドゲート29a,29bを介してNC装置30側のプ
ログラムエンドの処理をリセットする。その後、NCイ
ンターフェース28からスケジュール処理プログラムの
プログラム番号をNCインターフェース36に送信、セ
ットしスケジュール処理プログラム10を起動する。す
なわち、プログラムサーチ起動指令を送信し、スケジュ
ール処理プログラムをサーチして起動する。NC装置3
0では、スケジュール処理プログラム10が先頭から実
行される。次に、スケジュール処理プログラム10の先
頭位置の加工状態確認指令10aで加工状態確認用メモ
リ35のマクロ変数値により加工状態を確認し、所定の
呼び出し指令の位置にジャンプし、この呼び出し指令に
より順次パレット上のワークの加工を行う。加工スケジ
ュールで指示されたワーク加工がすべて終了したらオペ
レータはワーク交換をし、次の加工スケジュールを構築
する。その際、加工状態確認用メモリ35をリセットす
る。すなわち、スケジュール処理プログラム10の先頭
位置の加工状態確認指令10aではマクロ変数値のデー
タから#1PLTのパレットが加工済であることを確認
し、次の#2PLT 加工プログラムの呼び出し指令10cの
位置にジャンプし、この呼び出し指令10cにより#2PL
T 加工プログラム12の処理を行う。このように順次#1
PLT →#2PLT →#4PLT …パレット上の被加工物の加工を
行う。以上の方式により、NC加工プログラム作成者の
レベルでスケジュールを構築できる。また、追加工など
のため、単独加工モードでNC加工プログラム途中から
起動しても、自動システム運転モードに切り換えること
により、パレット上の被加工物の加工が完了するとマク
ロ変数設定指令で加工済であることを設定し、スケジュ
ール処理プログラムを先頭から実行するので、自動シス
テム運転モードへの継続が可能となる。
【0011】図3はこの発明の別な実施例の概略説明図
であり、パレットプールラインと多面加工を組み合せた
場合を示す。このように、パレット単独でワークが搬送
される場合だけでなく、パレット上のワーク取付け部の
複数の面に、各々、ワークが取付られる場合にも加工ス
ケジュールの構築が可能になる。すなわち、パレット上
の1面から2面……N面までにワークを取り付け、順次
加工を行う場合の加工スケジュールの構築もできる。な
お、図3において、40はスケジュール処理プログラ
ム、40aは加工状態確認指令(加工状態確認用変数値
確認指令)である。また、41、42、43はそれぞれ
のパレット上のワーク取付け部の各面のNC加工プログ
ラム、41aはマクロ変数設定指令である。図4もこの
発明の別な実施例の概略説明図であり、多面加工スケジ
ュールの場合を示す。このように、パレット上に多面の
ワーク取付け面があり、この各面にワークを取り付ける
場合にも応用できる。また、多面に限らず同一取り付け
面に複数個のワークを取り付ける多数個取付の場合にも
加工スケジュールの構築が可能になる。なお、図4にお
いて、50はスケジュール処理プログラム、50aは加
工状態確認指令(加工状態確認用変数値確認指令)であ
る。また、51、52はそれぞれのパレット上の各面の
NC加工プログラム、51aはマクロ変数設定指令であ
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、NC加工プログラムを作成する作業者が加工スケジ
ュールを容易に構築でき、そして、パレット上のワーク
毎のNC加工プログラムは単独で加工する場合と同じ様
式で作成でき、かつ単独加工からそのまま自動システム
運転に入れる加工スケジュールの構築できる。また、単
にパレット毎の加工スケジュールだけでなく、パレット
交換装置と多面加工を組み合せた場合であって、パレッ
ト単位で加工物が搬送され、パレット上のワーク取付け
部の多面に被加工物が取付られる場合も加工スケジュー
ルの構築が可能になる。更に、多面加工スケジュールの
場合であって、パレット上のワーク取付け部に多面の加
工ワークを取り付ける場合にも応用できる。また、多面
に限らず同一面に複数個の加工物を取り付ける多数個取
付の場合にも加工スケジュールの構築が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加工スケジュールの構築方法の概略
説明図である。
【図2】この発明の加工スケジュールの構築装置のブロ
ック図である。
【図3】この発明の別な実施例の概略説明図であり、パ
レットプールラインと多面加工を組み合せた場合を示
す。
【図4】この発明の別な実施例の概略説明図であり、多
面加工スケジュールの場合を示す。
【図5】6PPL(パレットプールライン)付きマシニ
ングセンタの平面図である。
【図6】従来の構築方式1の概略説明図である。
【図7】従来の構築方式2の概略説明図である。
【符号の説明】
1 マシニングセンタ 2 パレットプールライン 10 スケジュール処理プログラム 10a 加工状態確認指令 11a マクロ変数設定指令 20 PLC処理部 26 終了指令確認部 27 自動システム運転確認部 30 NC装置 34 NCプログラムメモリ 35 加工状態確認用メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットに搭載された被加工物の加工を
    行う工作機械と、この工作機械を数値制御するNC装置
    と、このNC装置からの指令を受け前記工作機械をシー
    ケンス制御するプログラマブルロジックコントローラと
    からなるNC工作機械における前記被加工物の加工順序
    である加工スケジュールを構築する方法であって、 前記NC装置側に、プログラム先頭に前記被加工物に対
    応するNC加工プログラムの加工が完了しているか否か
    を加工状態確認用メモリの設定状態によって確認する加
    工状態確認指令を記述するとともに、この加工状態確認
    指令に続けて前記被加工物加工用のNC加工プログラム
    を呼び出すプログラム呼び出し指令を加工スケジュール
    の順序に従って順次記述したスケジュール処理プログラ
    ムと、 前記スケジュール処理プログラムの呼び出し指令で呼び
    出され、かつ、前記被加工物の加工に対応した加工工程
    のプログラムの指令ブロックの後に前記加工状態確認用
    メモリの設定内容を変更する加工状態確認用メモリ設定
    変更指令、およびプログラムエンド指令が記述されたN
    C加工プログラムを作成しておき、 前記プログラマブルロジックコントローラ側に、前記N
    C装置より前記NC加工プログラムのプログラムエンド
    指令を実行完了時に出力される信号を受けたとき、前記
    NC装置をリセットするためのリセット信号を出力する
    とともに、出力後、前記NC装置において、前記スケジ
    ュール処理プログラムを起動させる処理プログラムを作
    成しておき、 前記NC装置側において、前記加工状態確認指令により
    前記被加工物の前記NC加工プログラムの加工が完了し
    ているか否かの加工状態を確認するステップと、 前記NC装置側において、前記加工状態の確認により、
    加工の完了していない被加工物の前記NC加工プログラ
    ムを呼び出すプログラム呼び出し指令にジャンプするス
    テップと、 前記NC装置側において、前記プログラム呼び出し指令
    で呼び出された前記NC加工プログラムに従って前記被
    加工物の加工を実行するとともに、前記加工工程のプロ
    グラムの指令ブロック実行後、前記加工状態確認用メモ
    リ設定変更指令で前記加工状態確認用メモリの設定状態
    を前記呼び出されたNC加工プログラムに関して加工完
    了に設定するステップと、 前記NC装置側における前記NC加工プログラムのプロ
    グラムエンド指令完了により前記NC装置側より前記プ
    ログラマブルロジックコントローラに終了命令の信号を
    出力するステップと、 前記加工システムが自動システム運転中に前記終了命令
    の信号が前記プログラマブルロジックコントローラに入
    力された場合、前記プログラマブルロジックコントロー
    ラから前記NC装置に、前記NC装置をリセットするリ
    セット信号を出力し、出力後、前記スケジュール処理プ
    ログラムを起動する起動信号を出力するステップとから
    なることを特徴とする加工スケジュール構築方法。
  2. 【請求項2】 パレットに搭載された被加工物の加工を
    行う工作機械と、この工作機械を数値制御するNC装置
    と、このNC装置からの指令を受け前記工作機械をシー
    ケンス制御するプログラマブルロジックコントローラと
    からなるNC工作機械における前記被加工物の加工順序
    である加工スケジュールを構築する装置であって、 前記NC装置側に、 前記被加工物に対応するNC加工がプログラムによる加
    工が完了しているか否かの加工状態を記憶する加工状態
    確認用メモリと、 プログラム先頭に前記加工状態確認用メモリの設定状態
    によって加工状態を確認する加工状態確認指令を記述す
    るとともに、この加工状態確認指令に続けて前記被加工
    物加工用のNC加工プログラムを呼び出すプログラム呼
    び出し指令を加工スケジュールの順序に従って順次記述
    したスケジュール処理プログラムと、このスケジュール
    処理プログラムの呼び出し指令で呼び出され、かつ、前
    記被加工物の加工に対応した加工工程のプログラムの指
    令ブロックの後に前記加工状態確認用メモリの設定内容
    を変更する加工状態確認用メモリ設定変更指令、および
    プログラムエンド指令が記述されたNC加工プログラム
    を記憶するメモリとを設け、 前記プログラマブルロジックコントローラ側に、 前記NC加工プログラムのプログラムエンド指令完了に
    より前記NC装置側から前記プログラマブルロジックコ
    ントローラに終了命令が出力されたか否かを確認する終
    了命令確認部と、 前記NC装置側より前記プログラマブルロジックコント
    ローラに自動システム運転中であることを示すシステム
    運転中信号が出力されているか否かを確認する自動シス
    テム運転確認部と、 自動システム運転状態で前記終了命令が確認された場合
    に、前記NC装置側に、前記NC装置をリセットするリ
    セット信号を出力し、出力後、前記スケジュール処理プ
    ログラムを起動する起動信号を出力する出力信号処理部
    とを設けたことを特徴とする加工スケジュール構築装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スケジュール処理プログラムの呼び
    出し指令で呼び出されるNC加工プログラムは、前記パ
    レット上に設けられた治具の複数の面に複数取付られた
    被加工物の加工用のNC加工プログラムであることを特
    徴とする請求項1記載の加工スケジュール構築方法。
  4. 【請求項4】 前記スケジュール処理プログラムの呼び
    出し指令で呼び出されるNC加工プログラムは、前記パ
    レット上にまたは前記パレット上に設けられた治具の同
    一面に複数個取付られた被加工物の加工用のNC加工プ
    ログラムであることを特徴とする請求項1記載の加工ス
    ケジュール構築方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000067083A1 (fr) * 1999-04-28 2000-11-09 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Procede de programmation d'organe de commande de mouvement

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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