JPH08226190A - 非磁性構造体 - Google Patents

非磁性構造体

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Publication number
JPH08226190A
JPH08226190A JP5664795A JP5664795A JPH08226190A JP H08226190 A JPH08226190 A JP H08226190A JP 5664795 A JP5664795 A JP 5664795A JP 5664795 A JP5664795 A JP 5664795A JP H08226190 A JPH08226190 A JP H08226190A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
fiber
reinforced plastic
magnetic structure
concrete
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5664795A
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English (en)
Inventor
Hisashi Sekimoto
恒 関本
Mamoru Okamoto
護 岡本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、非磁性を要求される施設に用いる
ための非磁性構造体に関し、特に繊維強化プラスチック
部材とコンクリートとの組み合わせ構造を改善して十分
な強度を得られるようにしたものである。 【構成】 繊維強化プラスチック製のパイプ1と同パイ
プ1の内部に充填されたコンクリート2とにより非磁性
構造体が構成される。そして、パイプ1は、ファイバー
ワインディング型繊維強化プラスチックで形成されるも
ので、棒状型材の表面に斜行するように巻き付けられる
補強用繊維3と、同繊維を埋没させるように施されたプ
ラスチックコーティングとで構成される。これにより全
体として十分な剪断強度が得られるようになり、特に靭
性の高いパイプ1と剛性の高いコンクリート2との組合
せで非磁性構造体全体としての強度が著しく高められ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性を要求される施
設に使用するための構造体に関し、特に非金属材で構成
された非磁性構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来非金属材で構成される非磁性構造体
としては、図5に示すようなものがあり、鉄筋コンクリ
ートにおける鉄筋の代わりに棒状の繊維強化プラスチッ
ク部材6を用いて、同部材6を埋没させるようにコンク
リート2を打込むようにしたものが開発されている。な
お、棒状の繊維強化プラスチック部材6の代わりに同じ
材質のメッシュ状の補強部材が用いられることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の非磁性構造体では、コンクリート2の内部に埋没
される繊維強化プラスチック部材6の剪断強度が低いた
め、施工上同部材6の取扱いが困難になるほか、コンク
リート2を含む構造体全体としての剪断強度も低くなる
という問題点がある。本発明は、このような問題点の解
消をはかろうとするもので、コンクリートと共用される
繊維強化プラスチック部材の形状を改善するとともに、
同部材とコンクリートとの配置関係を改善して、十分な
強度を得られるようにした非磁性構造体を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の非磁性構造体は、繊維強化プラスチック製
のパイプと、同パイプの内部に充填されたコンクリート
とにより構成されたことを特徴としている。
【0005】また本発明の非磁性構造体は、上記パイプ
が、棒状型材の表面に斜行するように巻きつけられる補
強用繊維と、同繊維を埋没させるように施されたプラス
チックコーティング層とからなるファイバーワインディ
ング型繊維強化プラスチックで構成されていることを特
徴としている。
【0006】さらに本発明の非磁性構造体は、上記パイ
プの内側に多数のコンクリートずれ止め用突起が形成さ
れていることを特徴としている。
【0007】また本発明の非磁性構造体は、上記パイプ
の側面に繊維強化プラスチック製の補強板が接着されて
いることを特徴している。
【0008】さらに本発明の非磁性構造体は、上記パイ
プが複数の小径パイプを寄せ集めた複合パイプとして構
成され、同複合パイプの外周にファイバーワインディン
グ型繊維強化プラスチックの外被が形成されたことを特
徴としている。
【0009】
【作用】上述の本発明の非磁性構造体では、繊維強化プ
ラスチック製のパイプと同パイプ内に充填されたコンク
リートとの組み合わせにより、全体として十分な剪断強
度が得られるようになり、特に靭性の高い繊維強化プラ
スチック製パイプが剛性の高いコンクリートを取り囲む
ように配材されるため、非磁性構造体全体としての強度
が十分に高められるようになる。
【0010】また上記パイプが棒状型材の表面に斜行す
るように巻き付けられる補強用繊維と、同繊維を埋没さ
せるように施されたプラスチックコーティング層とから
なるファイバーワインディング型繊維強化プラスチック
で形成されると、非磁性構造体としての強度が一層高め
られるようになるほか、同構造体の使用位置に応じて上
記の斜行する繊維の斜行角度を調整することにより、同
構造体の強度特性を適切に設定できるようになる。
【0011】さらに、上記パイプの内側に多数のコーテ
ィングずれ止め用突起が形成されていると、繊維強化プ
ラスチックからなる上記パイプと同パイプ内のコンクリ
ートとの一体性が高められ、非磁性構造体としての強度
も向上するようになる。また、上記パイプの側面に繊維
強化プラスチック製の補強板が接着される場合、この非
磁性構造体が梁などに用いられる際に、その継手部分の
近傍を適切に補強できるようになる。
【0012】さらに上記パイプが複数の小径パイプを寄
せ集めた複合パイプとして構成され、同複合パイプの外
周にファイバーワインディング型繊維強化プラスチック
の外被が形成されると、非磁性構造体全体としての強度
が著しく高められるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明すると、図1は本発明の第1実施例としての非磁性構
造体を示すもので、(a)図は角型柱状体としての非磁性
構造体を示す斜視図、(b)図は円型柱状体としての非磁
性構造体を示す斜視図である。
【0014】この第1実施例では、繊維強化プラスチッ
ク製の角型または円型のパイプ1が、予めそのプラスチ
ック材からなるパイプ壁に図示のごとく斜行する繊維3
を埋没されるようにファイバーワインディング方式で形
成されている。すなわち、図示しない棒状型材の表面に
補強用繊維3が巻き付けられて、同繊維3を埋没させる
ようにプラスチックコーティング層が施されることによ
り、ファイバーワインディング型繊維強化プラスチック
製のパイプ1が成形されるようになっている。そして、
このパイプ1の内部には、生コンクリートの注入による
コンクリート2の充填が行なわれる。
【0015】このように繊維強化プラスチック製のパイ
プ1と同パイプ1内に充填されたコンクリート2との組
み合わせにより、全体として十分な剪断強度が得られる
ようになり、特に靭性の高い繊維強化プラスチック製パ
イプ1が剛性の高いコンクリート2を取り囲むように配
材されるため、非磁性構造体全体としての強度が十分に
高められるようになる。
【0016】またパイプ1が前述のように棒状型材の表
面に斜行するように巻き付けられる補強用繊維3と、同
繊維3を埋没させるように施されたプラスチックコーテ
ィング層とからなるファイバーワインディング型繊維強
化プラスチックで形成されると、非磁性構造体としての
強度が一層高められるようになり、同構造体の使用位置
に応じて上記の斜行する繊維の斜行角度を調整すること
により、同構造体の強度特性を適切に設定できるように
なる。
【0017】図2は本発明の第2実施例としての非磁性
構造体を示す斜視図であって、この第2実施例では、前
述の第1実施例と同様に繊維強化プラスチック製の角型
パイプ1と同パイプ1内に充填されるコンクリート2と
で構成された構造体を、梁などに用いる場合に、同構造
体の上側面と下側面とに繊維強化プラスチック製補強材
4が接着されている。
【0018】このように、パイプ1の側面に繊維強化プ
ラスチック製の補強板4が接着されると、この非磁性構
造体が梁などに用いられる際に、その継手部分の近傍を
適切に補強できるようになる。
【0019】次に、図3(斜視図)は本発明の第3実施
例としての非磁性構造体を示しており、本実施例では、
図1(a)に示すものと同様に繊維強化プラスチック製の
角型パイプ1と同パイプ1内に充填されたコンクリート
2とで構成された小径の構造体が、複数個寄せ集められ
接着により結合されている。すなわち、小径のパイプ1
を複数個寄せ集めた複合パイプが構成されて、各パイプ
1の内部にはコンクリート2が充填されている。なお、
コンクリート2の充填は、各パイプ1ごとに前もって行
なわれてもよいが、上記複合パイプの形成後に行なわれ
てもよい。
【0020】また、上記複合パイプの外周には、ファイ
バーワインディング型繊維強化プラスチックの外被5が
形成されており、これにより非磁性構造体全体としての
強度が著しく高められるようになる。なお、図3に示す
例ではパイプ1が方形断面を有するように形成されてい
るが、このパイプ1の断面形状としては三角形状のもの
を採用してもよく、また六角形断面のパイプ1を蜂の巣
状に寄せ集めるようにしてもよい。
【0021】図4(a),(b)は、角型パイプ1の内側に多
数のコンクリートずれ止め用突起8が形成されるように
した第4実施例を示している。このようにパイプ1の内
側に多数のコンクリートずれ止め用突起8が形成されて
いると、繊維強化プラスチックからなるパイプ1と同パ
イプ内のコンクリート2との一体性が高められ、非磁性
構造体全体としての強度も向上するようになる。
【0022】ところで、角型パイプ1の内側に突起8を
形成するためには、例えば次のような製法が行なわれ
る。すなわち、図4(a),(b)に示すように棒状型材とし
てのマンドレル7が上段部分7−1,中段部分7−2お
よび下段部分7−3を積み重ねるようにして構成され、
突起8を成形するための凹溝7a,7bはそれぞれ上段
部分7−1および下段部分7−3に設けられている。
【0023】そして、上述のマンドレル7の外周に補強
用繊維3を斜行させるように巻き付けるとともに、同繊
維3を埋没させるようにプラスチックコーティングを施
すことにより、繊維強化プラスチック製のパイプ1が内
側に突起8をそなえるようにして成形される。ついでマ
ンドレル7を取り外す際には、まず中段部分7−2を引
き抜き、以下順次上段部分7−1および下段部分7−3
を中段部分7−2の存在していた位置に整合させてから
引き抜く操作が行なわれる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の非磁性構
造体によれば次のような効果が得られる。 (1) 繊維強化プラスチック製のパイプと同パイプ内に充
填されたコンクリートとの組み合わせにより、全体とし
て十分な剪断強度が得られるようになり、特に靭性の高
い繊維強化プラスチック製パイプが剛性の高いコンクリ
ートを取り囲むように配材されるため、非磁性構造体全
体としての強度が十分に高められるようになる。 (2) 上記パイプが棒状型材の表面に斜行するように巻き
付けられる補強用繊維と、同繊維を埋没させるように施
されたプラスチックコーティング層とからなるファイバ
ーワインディング型繊維強化プラスチックで形成される
と、非磁性構造体としての強度が一層高められるように
なるほか、同構造体の使用位置に応じて上記の斜行する
繊維の斜行角度を調整することにより、同構造体の強度
特性を適切に設定できるようになる。 (3) 上記パイプの内側に多数のコーティングずれ止め用
突起が形成されていると、繊維強化プラスチックからな
る上記パイプと同パイプ内のコンクリートとの一体性が
高められ、非磁性構造体としての強度も向上するように
なる。 (4) 上記パイプの側面に繊維強化プラスチック製の補強
板が接着される場合、この非磁性構造体が梁などに用い
られる際に、その継手部分の近傍を適切に補強できるよ
うになる。 (5) 上記パイプが複数の小径パイプを寄せ集めた複合パ
イプとして構成され、同複合パイプの外周にファイバー
ワインディング型繊維強化プラスチックの外被が形成さ
れると、非磁性構造体全体としての強度が著しく高めら
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)図はいずれも本発明の第1実施例とし
ての非磁性構造体を示し、(a)図は角型柱状体としての
非磁性構造体を示す斜視図,(b)図は円型柱状体として
の非磁性構造体を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例としての非磁性構造体を示
す斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例としての非磁性構造体を示
す斜視図である。
【図4】(a),(b)図はいずれも本発明の第4実施例とし
ての非磁性構造体におけるパイプを示し、(a)図はその
製作過程における縦断面図,(b)図は(a)図のA−A断面
図である。
【図5】従来の非磁性構造体の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 繊維強化プラスチック製パイプ 2 コンクリート 3 補強用繊維 4 繊維強化プラスチック製補強材 5 外被 6 繊維強化プラスチック部材 7 マンドレル 7−1 上段部分 7−2 中段部分 7−3 下段部分 7a,7b 凹溝 8 コンクリートずれ止め用突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化プラスチック製のパイプと、同
    パイプの内部に充填されたコンクリートとにより構成さ
    れたことを特徴とする、非磁性構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の非磁性構造体におい
    て、上記パイプが、棒状型材の表面に斜行するように巻
    きつけられる補強用繊維と、同繊維を埋没させるように
    施されたプラスチックコーティング層とからなるファイ
    バーワインディング型繊維強化プラスチックで構成され
    ていることを特徴とする、非磁性構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の非磁性構造体
    において、上記パイプの内側に多数のコンクリートずれ
    止め用突起が形成されていることを特徴とする、非磁性
    構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つに記載の非
    磁性構造体において、上記パイプの側面に繊維強化プラ
    スチック製の補強板が接着されていることを特徴とす
    る、非磁性構造体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つに記載の非
    磁性構造体において、上記パイプが複数の小径パイプを
    寄せ集めた複合パイプとして構成され、同複合パイプの
    外周にファイバーワインディング型繊維強化プラスチッ
    クの外被が形成されたことを特徴とする、非磁性構造
    体。
JP5664795A 1995-02-21 1995-02-21 非磁性構造体 Withdrawn JPH08226190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063979A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Dainippon Plastics Co Ltd 高強度複合樹脂板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011063979A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Dainippon Plastics Co Ltd 高強度複合樹脂板

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Effective date: 20020507