JPH08224950A - 輪転式孔版印刷装置 - Google Patents

輪転式孔版印刷装置

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JPH08224950A
JPH08224950A JP3507795A JP3507795A JPH08224950A JP H08224950 A JPH08224950 A JP H08224950A JP 3507795 A JP3507795 A JP 3507795A JP 3507795 A JP3507795 A JP 3507795A JP H08224950 A JPH08224950 A JP H08224950A
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JP
Japan
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plate cylinder
ink
plate
control means
type
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Application number
JP3507795A
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English (en)
Inventor
Masanori Takahashi
正紀 高橋
Takenobu Kamata
壮伸 鎌田
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 版胴に供給されるインキの種類が異なる版胴
に交換しても、1枚目の製版印刷から良好な画像を得る
ことができる輪転孔版印刷装置を提供する。 【構成】 版胴2と、プレスローラ6と、版胴2の内周
からインキを供給するインキ供給手段4とを有する輪転
式孔版印刷装置が、版胴2の内側に供給するインキの種
類を検出して出力するインキ種類検出手段40と、この出
力が入力される制御手段43とを具え、一定時間放置した
後に、プレスローラ6を版胴2に押圧して、版胴2を回
転させて製版印刷を開始する際、インキ種類検出手段40
の出力が入力された制御手段43は、インキの種類に対応
して、版胴2の回転数を適宜選択して設定して、版胴2
を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は孔版原紙を用いて印刷
を行う。特に色毎に、その色の版胴に交換して製版印刷
する輪転式孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の輪転式孔版印刷装置とし
て、連続印刷後長時間放置して印刷を再開する際、版付
け時から良好な印刷物が得られて、やれ紙が発生するの
を低減することができるものとして、特開平4-129787号
公報に開示されたようなものがある。それは図1〜3に
示されたこの発明の実施例と同様に構成されているの
で、これを参照して説明する。これは製版されて所定の
長さに切断された孔版原紙1を外周に巻装する多孔剛体
の版胴2と、印刷用紙15を版胴2に巻装した孔版原紙1
に押圧するプレスローラ6と、版胴2の内周からインキ
を供給するインキ供給手段4とを有し、版胴2に巻装さ
れた孔版原紙1の先端は版胴2の外周に設けられたクラ
ンパ3によって挾持され、版胴2の回転方向下流側に隣
接して弾性部材5が設けられていて、この弾性部材5は
プレスローラ6が版胴2から離間しているときプレスロ
ーラ6と接触してプレスローラ6を回転させて印刷用紙
15のレジストを良好に保つものである。プレスローラ6
は支持アーム13に支持され、この支持アーム13の突出部
14の下端に版胴全長にわたって延びる可撓性のシート部
材19を保持する板部材20が軸支されている。板部材20の
枢軸21は支持アーム13に固定された第1ソレノイド22に
よって、作動杆23、レバー24を介して回動されるように
なっている。またアーム11の下端を係止し、プレスロー
ラ6を版胴2から離間した位置に保持するストッパ10を
用紙検知フイーラ9によらないで解除する解除部材27を
変位させる第2ソレノイド26が設けられている。なお、
31は版胴ギア、33は駆動ギア、35は従動プーリ、36は駆
動モータ、37は駆動プーリ、38はベルトをそれぞれ示
す。
【0003】このようなものにおいては、製版された孔
版原紙1が版胴2の外周に巻装されて回動され、インキ
供給手段4によって供給されたインキが孔版原紙1の透
孔からしみ出て、プレスローラ6によって孔版原紙1に
押圧される印刷用紙15に印刷する。このようにして印刷
が終了して、ある時間放置後に着版指令が出ると、版胴
2が回動するとともに、図示しないインキ検知部材によ
ってインキ量を検知した後、第1ソレノイド22がオンし
て、図1に示すようにシート部材19が版胴2とプレスロ
ーラ6との間に挿入される作動位置に変位し、ついで第
2ソレノイド26がオンしてアーム11のカムフォーロア16
がカム8の突出部に係合しているときストッパ10が解除
され、カムフォーロア16がカム8の基準円部に対向する
位置にくると、アーム11はスプリング12に引かれて支持
アーム13とともに回動し、プレスローラ6はシート部材
19を介して孔版原紙1及び版胴2に押圧する。
【0004】このようにして版胴2は、放置時間に応じ
て版胴2の開口にインキが充分充填されるように設定さ
れている一定の回転数だけ回転し、その回転数だけ回転
している間、第1ソレノイド22は連続して通電されてお
り、シート部材19は作動位置に位置した状態を保持して
いる。版胴2が前記回転数だけ回転した後、第2ソレノ
イド26がオフしてストッパ10が自由となり、アーム11の
カムフォーロア16がカム8の突出部に係合したときアー
ム11が反時計方向に回動して下端がストッパ10に係止さ
れて、プレスローラ6は離間した位置に保持され、第1
ソレノイド22がオフとなって、図2に示すように、両者
の間から退避して待機位置に保持される。その後図示し
ない排版装置で孔版原紙1が廃棄され、新孔版原紙が版
胴2に装着される。その後印刷用紙15が版胴2と押圧す
るプレスローラ6とのニップ部に給紙されて、フイーラ
9の上を通過する際ストッパ10がはずれてプレスローラ
6が上昇し、印刷用紙15が孔版原紙1に押圧されて版付
けが行われる。
【0005】又、上記のように設定された回転数だけ版
胴2が回転する間、第1ソレノイド22に連続して通電さ
れているものに対して、図3に示すように、クランパ3
がプレスローラ6の位置を通過したことを検出して出力
する位置センサ50と、この出力が入力される図示しない
制御手段とを設け、版胴2が前記のような一定の回転数
だけ回転する間、版胴2の1回転毎に、位置センサ50の
出力が入力された制御手段は、クランパ3がプレスロー
ラ6の位置を通過した後、第1ソレノイド22に通電し
て、シート部材19を作動位置に移動させるとともに、所
定時間第1ソレノイド22の通電を行うものが提案されて
いる。
【0006】前記のような輪転式孔版印刷装置に使用さ
れる多孔剛体の版胴2は、多孔構造部にインキを含浸す
ることから、使用されるインキの色別にそれぞれの色の
インキ毎に専用化され、この種の輪転式孔版印刷装置で
は、各色毎に専用化された版胴2をその回転軸方向に抜
き差しして色替えのための交換を行っている。
【0007】又、前記のような輪転式孔版印刷装置に使
用されるインキは、顔料、樹脂、溶剤、界面活性剤、及
び水等のエマルジョンインキであって、これらの組成、
物性、及び含有比率が異なっても、又、インキの色の違
いによる顔料の種類、粒子径が異なっても粘性に違いが
生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなも
のにあっては、同一のインキでも先行の印刷が終了した
後の放置時間が異なるとその粘性は異なり、又、放置時
間が同一であっても、インキの色が異なれば粘性が異な
り、放置時間に応じて版胴2の開口にインキが充分充填
されるように、予め設定した一定の回転数だけ回転させ
る場合においては、版胴2の開口にインキが充分充填さ
れない場合が生じて、1枚目の印刷から良好な画像が得
られず、さらに前記の放置時間が同一であってもそのと
きの温度や湿度が異なるとインキの乾きかたに違いがで
て粘性が異なったものとなり、前記の回転数が一定のも
のであるから、1枚目の印刷から良好な印刷画像が得ら
れないという問題がある。
【0009】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の輪転孔版印刷装置のもつ問題を解消し、版胴に供給
されるインキの種類、温度及び湿度が異なっても、1枚
目の印刷から良好な印刷画像を得ることができる輪転孔
版印刷装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、製版
されて所定の長さに切断された孔版原紙を外周に巻装す
る多孔剛体の版胴と、版胴に巻装された孔版原紙を押圧
するプレスローラと、内周からインキを供給するインキ
供給手段とを有する輪転式孔版印刷装置において、版胴
の内側に供給するインキの種類を検出して出力するイン
キ種類検出手段と、この出力が入力される制御手段とを
具え、一定時間放置した後に、プレスローラを版胴に押
圧して、版胴を回転させて製版印刷を開始する際、イン
キ種類検出手段の出力が入力された制御手段は、インキ
の種類に対応して、版胴の回転数を適宜選択して設定し
て、版胴を回転させることを特徴とするものである。請
求項2に記載の発明は、製版されて所定の長さに切断さ
れた孔版原紙を外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴
に巻装された孔版原紙を押圧するプレスローラと、内周
からインキを供給するインキ供給手段とを有する輪転式
孔版印刷装置において、版胴の内側に供給するインキの
種類を検出して出力するインキ種類検出手段と、装置内
の温度を検出して出力する温度センサと、これらの出力
が入力される制御手段とを具え、一定時間放置した後
に、プレスローラを版胴に押圧して、版胴を回転させて
製版印刷を開始する際、インキ種類検出手段の出力が入
力された制御手段は、インキの種類に対応して、版胴の
回転数を適宜選択して設定するとともに、温度センサの
出力が入力された制御手段は、温度に対応して、前記設
定された回転数を適宜変化させて、版胴を回転させるこ
とを特徴とするものである。請求項3に記載の発明は、
製版されて所定の長さに切断された孔版原紙を外周に巻
装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装された孔版原紙を
押圧するプレスローラと、内周からインキを供給するイ
ンキ供給手段とを有する輪転式孔版印刷装置において、
版胴の内側に供給するインキの種類を検出して出力する
インキ種類検出手段と、装置内の湿度を検出して出力す
る湿度センサと、これらの出力が入力される制御手段と
を具え、一定時間放置した後に、プレスローラを版胴に
押圧して、版胴を回転させて製版印刷を開始する際、イ
ンキ種類検出手段の出力が入力された制御手段は、イン
キの種類に対応して、版胴の回転数を適宜選択して設定
するとともに、湿度センサの出力が入力された制御手段
は、湿度に対応して、前記設定された回転数を適宜変化
させて、版胴を回転させることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】前記のようなこの発明において、請求項1に記
載の発明は、一定時間放置した後に、プレスローラを版
胴に押圧して、版胴を回転させて製版印刷を開始する
際、インキ種類検出手段の出力が入力された制御手段
は、インキの種類に対応して、版胴の回転数を適宜選択
して設定して、版胴を回転させる。請求項2に記載の発
明は、一定時間放置した後に、プレスローラを版胴に押
圧して、版胴を回転させて製版印刷を開始する際、イン
キ種類検出手段の出力が入力された制御手段は、インキ
の種類に対応して、版胴の回転数を適宜選択して設定す
るとともに、温度センサの出力が入力された制御手段
は、温度に対応して、版胴の、前記設定された回転数を
適宜変化させて版胴を回転させる。請求項3に記載の発
明は、一定時間放置した後に、プレスローラを版胴に押
圧して、版胴を回転させて製版印刷を開始する際、イン
キ種類検出手段の出力が入力された制御手段は、インキ
の種類に対応して、版胴の回転数を適宜選択して設定す
るとともに、湿度センサの出力が入力された制御手段
は、湿度に対応して、版胴の回転数を適宜変化させて版
胴を回転させる。
【0012】
【実施例】図1〜6に示すこの発明の実施例は、多くの
部分が前記従来のものと同様であるので、その主要部だ
けが示されている。この発明の第1実施例を示す図1〜
5において、2は版胴、6はその下方に配置されてアー
ム11と係合する支持アーム13によって版胴2と接離する
プレスローラ、19は版胴2とプレスローラ6との間に挿
入された実線で示す作動位置と、版胴2とプレスローラ
6との間から離間した点線で示す待機位置との間を移動
可能となっているシート部材であって、このシート部材
19は、一側上部が枢軸21によって図示しない装置の機枠
に枢支されたレバー24の枢軸21と反対側に取付けられ、
レバー24の下部にはピン28が取付けられていて、このピ
ン28は前記機枠に装着した第1ソレノイド22の作動杆23
の一端部を枢支しており、25は第1ソレノイド22の作動
杆23に設けたスプリングを示す。又、版胴2には、版胴
2に巻着された孔版原紙1をクランプするクランパ3が
取付けられており、版胴2の回転方向下流側に位置して
クランパ3に隣接して弾性部材5が設けられている。
【0013】版胴の内側に供給されるインキはそれぞれ
の色に特定されており、版胴2はそれぞれの色のインキ
毎に専用化され、この種の輪転式孔版印刷装置では、各
色専用の版胴2を用意して、色替えのために、その回転
軸方向に抜き差しして交換を行っている。版胴2には複
数個の電気接点を有するコネクタ41を、版胴2の孔版原
紙1を巻装した回転胴体は回転自在に支承してそれ自身
は回転しない支軸に設け、又、版胴2のコネクタ41に対
向して版胴2のコネクタと着脱自在なコネクタ42を輪転
式孔版印刷装置本体に設けて、版胴2を輪転式孔版印刷
装置本体に装着又は取外すことによって、両コネクタ4
1,42は連結又は離間するように構成する。このことに
よって、版胴2の回転胴体が製版印刷時回転することが
できて、回転休止時には版胴2の交換が可能となり、か
つ、版胴2内のインキ供給手段4等の各部材の駆動制御
信号や、版胴2の色の種類の情報信号を本体側に設けら
れている制御手段43との間に授受を行わせることができ
る。
【0014】各色のインキを検出して出力するインキ種
類検出手段40は、各色に対応するそれぞれの版胴2に設
けられた複数の電気接点を有するコネクタ41を用いて、
複数の電気接点のうちの特定接点の接地接続の組合せに
よって各色のインキ種類を検出するものである。すなわ
ち、版胴2に設けられたコネクタ41は、その電気接点が
接地接続されているものと、接地接続されていないもの
とがあり、版胴2が輪転式孔版印刷装置の所定の位置に
装着されたとき、接地接続されているものは回路上オフ
となり、接地接続されていないものは回路上オンとなる
ように作用する。そこで版胴2側のコネクタは色のイン
キ種類を検出する電気接点が3接点充当されていて、前
記のようなオン、オフの組合せにより、表1に示すよう
に、8種類の色の識別が可能となる。版胴2は色毎に専
用のものとなっており、各色に対応して電気接点の接地
接続を行い、当該版胴2が何色のものであるかを検出す
るようになっている。8種類以上の色の版胴2を必要と
する場合、色の識別に用いる電気接点の数を増加させれ
ばよく、又は、前記のような接地接続の組合せを用いて
色の識別を行う代わりに、図4に示すように1個の電気
接点を用いて、この電気接点と接地との間に各色に対応
して異なる抵抗体441〜nを設け、この抵抗体441 〜nの両
端に電源58から通電された電流によりその両端に発生す
る電圧の違いによって、制御手段43が色の識別を行って
もよい。
【0015】
【表1】
【0016】前記のように輪転式孔版印刷装置本体側の
コネクタ42と、版胴2のコネクタ41とが連結されること
によって、色のインキ識別情報が制御手段43に伝送され
る。制御手段43は、孔版原紙1の版付けの動作を含む輪
転式孔版印刷装置の動作を総括的に制御する機能を有す
るものであって、図5に示すように、CPU45と、輪転
式孔版印刷装置の各機構を制御するためのプログラムを
格納したROM46と、CPU45の演算結果や各種の入力
情報を記憶するRAM47と、制御手段43の出力が入力さ
れ駆動モータを回転させる駆動回路57とを有している。
なお56は輪転式孔版印刷装置の作動をスタートさせるス
タートキーである。
【0017】このようなものにあって、先行の印刷が終
了した後、ある時間印刷を休止して、再び製版印刷を開
始する際は、版胴2の開口にインキが充分充填されるよ
うに、版胴2の回転を行わなければならず、この回転数
は、インキの色が異なったものを用いても印刷の1枚目
から良好な印刷物が得られるようにインキの色の違いに
よる顔料の種類、粒子径が異なることによって生じるイ
ンキ粘性の違い、及びインキの色の違いによる顔料の着
色度の違いに基づいて設定されるものであり、それは、
版胴2の交換によって得られた各版胴2の専用の色情報
に対応して、制御手段43が予め設定されて入力されてい
るプログラムに従って選択して所定のものに設定され
る。このように設定された所定回転数は、実験によって
求められ、インキの粘度が大きいほど増加するが、表2
に示すように、黒、青色インキの場合5回、茶、赤色イ
ンキの場合6回、緑、黄色インキの場合7回である。な
お、この実験はリコープリポートVT2620輪転式孔版印
刷装置と、リコープリポートインキVT−800II黒、同
VT−500II青、茶、赤、緑、黄を用いて行い、データ
を求めたものである。
【0018】
【表2】
【0019】前記のようであるから、版胴2に供給され
るインキの種類が異なっても、1枚目から良好な製版印
刷を行うことができる。
【0020】第2実施例は、第1実施例において、輪転
式孔版印刷装置本体に、図6の回路ブロック図に示すよ
うに、装置内の温度を検出して出力する温度センサ48を
設け、この出力が、電圧変換部55によってそれに対応す
る電圧値に変換されて、CPU45を介して制御手段43に
入力されるものである。
【0021】前記のようにインキ色情報に対応して、制
御手段43が設定した所定回転数は、制御手段43に入力さ
れた温度センサ48の出力に対応して補正が行われて所定
回転数は新たに第1修正回転数として設定される。
【0022】温度によって修正される回転数は、表3に
示すように、温度10度以下では+1回、10〜20度で0
回、20〜30度で−1回、30度以上で−2回である。そし
て、CPU45はコネクタ41,42を介して版胴2の色情報
を取込み、この色情報に対応した前記の版胴2の回転数
を自動的に色別の所定回転数を選択して設定し、さら
に、温度センサ48の出力が入力されたCPU45は、前記
の所定回転数に自動的に補正を加えて、修正された第1
の修正回転数を版胴2の再製版印刷時の回転数として設
定する。なお、この実験はリコープリポートVT2620輪
転式孔版印刷装置を用いてデータを求めたものである。
【0023】
【表3】
【0024】このようなものにあっては、版胴に供給さ
れるインキの種類、温度が異なっても、1枚目から良好
な製版印刷を行うことができる。
【0025】第3実施例は、第1実施例において、輪転
式孔版印刷装置本体に、図7の回路ブロック図に示すよ
うに、装置内の湿度を検出して出力する湿度センサ49を
設け、この出力が、電圧変換部55によってそれに対応す
る電圧値に変換されて、CPU45を介して制御手段43に
入力されるものである。
【0026】湿度によって修正される回転数は、表3に
示すように、湿度30%以下では+1回、30〜60%で0
回、60〜80%で−1回、80%以上で−2回である。そし
て、CPU45はコネクタ41,42を介して版胴2の色情報
を取込み、この色情報に対応した前記の版胴2の回転数
を自動的に色別の所定回転数を選択して設定し、さら
に、湿度センサ49の出力が入力されたCPU45は、前記
の所定回転数に自動的に補正を加えて、修正された第2
の修正回転数を版胴2の再製版印刷時の回転数として設
定する。
【0027】このようなものにあっては、版胴に供給さ
れるインキの種類、湿度が異なっても、1枚目から良好
な製版印刷を行うことができる。
【0028】第4実施例は、図8に示すように、第2実
施例に第3実施例の湿度センサ49を併設したものであっ
て、前記第1の修正回転数に湿度センサ49の出力によっ
て補正される回転数をさらに加えることが行われる。こ
の動作フローを示す図9において、制御手段43が、版胴
2のインキ色情報を読込んで(ステップS1)RAM47
に格納し、温度センサ48で温度情報を読込み(ステップ
S2)、湿度センサ49で湿度情報を読込んで(ステップ
S3)、それぞれをRAM47に格納し、RAM47に格納
されたインキ色情報によって設定された所定回転数に、
温度情報と湿度情報とから補正すべき回転数を演算して
加算して、修正された回転数を設定し(ステップS
4)、操作パネルの製版スタートキー56が押されると
(ステップS5)、上記の修正された回転数だけ版胴2
を回転させて孔版原紙1の版付けが行われる(ステップ
S6)。
【0029】このようなものにあっては、版胴に供給さ
れるインキの種類、温度及び湿度が異なっても、1枚目
から良好な製版印刷を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1に記載の発明は、製版されて所定の長さに切断された
孔版原紙を外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻
装された孔版原紙を押圧するプレスローラと、内周から
インキを供給するインキ供給手段とを有する輪転式孔版
印刷装置において、版胴の内側に供給するインキの種類
を検出して出力するインキ種類検出手段と、この出力が
入力される制御手段とを具え、一定時間放置した後に、
プレスローラを版胴に押圧して、版胴を回転させて製版
印刷を開始する際、インキ種類検出手段の出力が入力さ
れた制御手段は、インキの種類に対応して、版胴の回転
数を適宜選択して設定して、版胴を回転させることを特
徴とするので、版胴に供給されるインキの種類が異なる
版胴に交換しても、1枚目の製版印刷から良好な画像を
得ることができるという効果がある。請求項2に記載の
発明は、製版されて所定の長さに切断された孔版原紙を
外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装された孔
版原紙を押圧するプレスローラと、内周からインキを供
給するインキ供給手段とを有する輪転式孔版印刷装置に
おいて、版胴の内側に供給するインキの種類を検出して
出力するインキ種類検出手段と、装置内の温度を検出し
て出力する温度センサと、これらの出力が入力される制
御手段とを具え、一定時間放置した後に、プレスローラ
を版胴に押圧して、版胴を回転させて製版印刷を開始す
る際、インキ種類検出手段の出力が入力された制御手段
は、インキの種類に対応して、版胴の回転数を適宜選択
して設定するとともに、温度センサの出力が入力された
制御手段は、温度に対応して、前記設定された回転数を
適宜変化させて、版胴を回転させることを特徴とするの
で、環境の温度が変化しても、1枚目の製版印刷から良
好な画像を得ることができるという効果がある。請求項
3に記載の発明は、製版されて所定の長さに切断された
孔版原紙を外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻
装された孔版原紙を押圧するプレスローラと、内周から
インキを供給するインキ供給手段とを有する輪転式孔版
印刷装置において、版胴の内側に供給するインキの種類
を検出して出力するインキ種類検出手段と、装置内の湿
度を検出して出力する湿度センサと、これらの出力が入
力される制御手段とを具え、一定時間放置した後に、プ
レスローラを版胴に押圧して、版胴を回転させて製版印
刷を開始する際、インキ種類検出手段の出力が入力され
た制御手段は、インキの種類に対応して、版胴の回転数
を適宜選択して設定するとともに、湿度センサの出力が
入力された制御手段は、湿度に対応して、前記設定され
た回転数を適宜変化させて、版胴を回転させることを特
徴とするので、環境の湿度が変化しても、1枚目の製版
印刷から良好な画像を得ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のシート部材が作動位置
に移動した状態を示す主要部の概略正面図である。
【図2】同上のシート部材が待機位置に移動した状態を
示す主要部の概略正面図である。
【図3】同上の主要部の概略斜視図である。
【図4】同上の抵抗体の抵抗値の選択によって色を識別
する方法の回路構成図である。
【図5】同上の回路構成概要ブロック図である。
【図6】この発明の第2実施例の回路構成概要ブロック
図である。
【図7】この発明の第3実施例の回路構成概要ブロック
図である。
【図8】この発明の第4実施例の回路構成概要ブロック
図である。
【図9】同上の動作フロー図である。
【符号の説明】
1 孔版原紙 2 版胴 4 インキ供給手段 6 プレスローラ 40 インキ種類検出手段 41,42 コネクタ 43 制御手段 48 温度センサ 49 湿度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版されて所定の長さに切断された孔版
    原紙を外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装さ
    れた孔版原紙を押圧するプレスローラと、内周からイン
    キを供給するインキ供給手段とを有する輪転式孔版印刷
    装置において、版胴の内側に供給するインキの種類を検
    出して出力するインキ種類検出手段と、この出力が入力
    される制御手段とを具え、一定時間放置した後に、プレ
    スローラを版胴に押圧して、版胴を回転させて製版印刷
    を開始する際、インキ種類検出手段の出力が入力された
    制御手段は、インキの種類に対応して、版胴の回転数を
    適宜選択して設定して、版胴を回転させることを特徴と
    する輪転式孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 製版されて所定の長さに切断された孔版
    原紙を外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装さ
    れた孔版原紙を押圧するプレスローラと、内周からイン
    キを供給するインキ供給手段とを有する輪転式孔版印刷
    装置において、版胴の内側に供給するインキの種類を検
    出して出力するインキ種類検出手段と、装置内の温度を
    検出して出力する温度センサと、これらの出力が入力さ
    れる制御手段とを具え、一定時間放置した後に、プレス
    ローラを版胴に押圧して、版胴を回転させて製版印刷を
    開始する際、インキ種類検出手段の出力が入力された制
    御手段は、インキの種類に対応して、版胴の回転数を適
    宜選択して設定するとともに、温度センサの出力が入力
    された制御手段は、温度に対応して、前記設定された回
    転数を適宜変化させて、版胴を回転させることを特徴と
    する輪転式孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 製版されて所定の長さに切断された孔版
    原紙を外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装さ
    れた孔版原紙を押圧するプレスローラと、内周からイン
    キを供給するインキ供給手段とを有する輪転式孔版印刷
    装置において、版胴の内側に供給するインキの種類を検
    出して出力するインキ種類検出手段と、装置内の湿度を
    検出して出力する湿度センサと、これらの出力が入力さ
    れる制御手段とを具え、一定時間放置した後に、プレス
    ローラを版胴に押圧して、版胴を回転させて製版印刷を
    開始する際、インキ種類検出手段の出力が入力された制
    御手段は、インキの種類に対応して、版胴の回転数を適
    宜選択して設定するとともに、湿度センサの出力が入力
    された制御手段は、湿度に対応して、前記設定された回
    転数を適宜変化させて、版胴を回転させることを特徴と
    する輪転式孔版印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005072969A1 (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Riso Kagaku Corporation 孔版印刷装置およびインク容器

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