JPH08224843A - 多層芳香族ポリイミドフィルム - Google Patents

多層芳香族ポリイミドフィルム

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JPH08224843A
JPH08224843A JP7032638A JP3263895A JPH08224843A JP H08224843 A JPH08224843 A JP H08224843A JP 7032638 A JP7032638 A JP 7032638A JP 3263895 A JP3263895 A JP 3263895A JP H08224843 A JPH08224843 A JP H08224843A
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polyimide film
aromatic
film
multilayer
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Hiroshi Inoue
浩 井上
Seiichiro Takabayashi
誠一郎 高林
Rikio Tanioka
力夫 谷岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の基材と接着可能な多層芳香族ポリイミド
フィルムを提供する。 【構成】 高耐熱性の芳香族ポリイミド層の少なくとも
片面に熱可塑性の芳香族ポリイミド層が積層された多層
芳香族ポリイミドフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱可塑性芳香族ポリ
イミド層を表面に有する芳香族ポリイミドフィルムが、
極めて高い耐熱性、寸法安定性および機械的物性を有し
ていると共に、該熱可塑性芳香族ポリイミド層と芳香族
ポリイミドフィルムとの間の接着が強固である多層芳香
族ポリイミドフィルムに関するものである。この多層芳
香族ポリイミドフィルムは、熱硬化性の接着剤等をまっ
たく使用せずに、熱可塑性芳香族ポリイミドの薄層と金
属箔等とを熱圧着で接合できるので、高い耐熱性を有す
る積層体を得ることができるのである。この発明の多層
芳香族ポリイミドフィルムは、印刷回路基板、TAB用
テープ、複合リードフレーム等に有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、金属箔と耐熱性フィルム(例え
ば、芳香族ポリイミド)支持体とからなる複合材料(例
えば、銅張基板等)は、芳香族ポリイミドフィルムと金
属箔とを『エポキシ樹脂等の熱硬化性接着剤』を介して
熱接着することによって積層して製造されることが、一
般的であった。
【0003】しかし、前記複合材料における熱硬化した
接着剤層は、適当な接着力が保持され得る常時使用温度
がせいぜい200℃以下であったので、ハンダ処理等の
高温に晒される加工工程、または、高温に晒される用途
では使用できないという問題があり、金属箔等と耐熱性
フィルムとの複合材料としてはより耐熱性のあるものが
期待されていた。
【0004】その対策として、耐熱性のある接着剤の検
討が種々行われているが、高い耐熱性を有する接着剤
は、積層工程が高温を必要としたり、複雑な積層工程を
必要としたり、また、得られた積層体が充分な接着性を
示さないことが多い等の問題があり、実用的ではなかっ
た。
【0005】一方、熱硬化性の接着剤等をまったく使用
しないで、芳香族ポリイミドフィルム支持体に金属層が
形成されている『無接着剤型の複合材料』を製造する方
法もいくつか検討されている。
【0006】例えば、『無接着剤型の複合材料』の製法
としては、芳香族ポリイミド前駆体(芳香族ポリアミッ
ク酸)の溶液を、金属箔上で流延・製膜して複合材料を
製造する方法、あるいは、芳香族ポリイミドフィルム上
に金属をメッキしたり、および/または、真空蒸着した
りして複合材料を製造する方法が提案されている。
【0007】しかし、前述の流延製膜法は、支持体層を
充分に厚くすることが極めて困難であったり、あるい
は、製膜工程における溶媒の蒸発・除去工程が極めて長
時間となって生産性が低いという問題点があった。ま
た、前述の金属メッキ法および/または金属蒸着法は、
金属層の厚さを充分に厚くすることが困難であり、この
点において生産性が低かったのである。
【0008】さらに、最近、熱可塑性を有するポリイミ
ドフィルムと金属箔との積層によって積層体を製造する
方法(特開昭62−53827号公報、特開平6−93
238号公報、特開平6−218880号公報)が提案
されている。しかし、この方法では熱可塑性のポリイミ
ドの耐熱性、寸法安定性、機械的物性の点が充分でな
く、これを使用した金属箔積層体の特性も満足できるも
のではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、高
い耐熱性を有する芳香族ポリイミドのフィルム層の少な
くとも片面に他の基材と積層可能な熱可塑性の芳香族ポ
リイミド層が一体に積層されている多層芳香族ポリイミ
ドフィルムであって、他の基材、例えば金属箔と接着し
た場合高い耐熱性が得られる多層芳香族ポリイミドフィ
ルムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
高耐熱性の芳香族ポリイミドフィルムの少なくとも片面
に、低対数粘度の熱可塑性の芳香族ポリイミド層が一体
に積層されていることを特徴とする多層芳香族ポリイミ
ドフィルムに関するものである。
【0011】以下、この発明について、図面も参考にし
て、詳しく説明する。図1および図2は、この発明の多
層芳香族ポリイミドフィルムの例を示す断面図である。
この発明の多層芳香族ポリイミドフィルム:1は、例え
ば、図1および図2に示されるように、熱可塑性の芳香
族ポリイミドからなる薄膜B:3(3’)が、高耐熱性
の芳香族ポリイミドからなる基体層A:2の少なくとも
片面に、一体に積層されている多層ポリイミドフィルム
である。
【0012】前記の多層芳香族ポリイミドフィルムは、
(a法)脱水剤および触媒を含有する芳香族ポリイミド
前駆体の有機極性溶媒溶液を、フィルム状に流延塗布
後、加熱して芳香族ポリイミド前駆体をイミド化して得
られた、20〜90重量%の揮発物を自己支持性のゲル
化フィルムの少なくとも片面に低対数粘度の熱可塑性の
芳香族ポリイミド溶液の層を形成し、得られた積層物
を、好適には50〜200℃の温度で乾燥し、次いで3
00℃以上の温度での熱処理段階を含む熱処理に付すこ
とにより溶媒蒸発・イミド化完了させて製造した低対数
粘度の熱可塑性芳香族ポリイミド層を少なくとも片面に
有する多層芳香族ポリイミドフィルム、または(b法)
高耐熱性の芳香族ポリイミドの前駆体溶液と低対数粘度
の熱可塑性の芳香族ポリイミド溶液とを多層押し出し法
によって押し出した後、得られた積層物を好適には、5
0〜200℃の温度で乾燥し、次いで熱300℃以上の
温度での熱処理段階を含む熱処理に付すことにより溶媒
蒸発・イミド化完了させて製造した熱可塑性芳香族ポリ
イミド層を少なくとも片面に有する多層芳香族ポリイミ
ドフィルム、あるいは(c法)高耐熱性の芳香族ポリイ
ミドフィルムに、熱可塑性の芳香族ポリイミドと積層さ
れる面が予め接着性付与のための活性化処理がされて、
コ−ティング法によって積層された低対数粘度の熱可塑
性芳香族ポリイミド層を表面に有する多層芳香族ポリイ
ミドフィルム、あるいは(d法)高耐熱性の芳香族ポリ
イミドフィルムにコ−ティング法によって、好適にはシ
ランカップリング剤を添加した低対数粘度の熱可塑性芳
香族ポリイミドが積層された低対数粘度の熱可塑性芳香
族ポリイミド層を表面に有する多層芳香族ポリイミドフ
ィルムである。
【0013】上記高耐熱性の芳香族ポリイミドフィルム
は、芳香族テトラカルボン酸二無水物またはその誘導体
と芳香族ジアミンとから有機極性溶媒中それ自体公知の
方法によって、重合、流延、乾燥、イミド化して得られ
る。特に、高耐熱性の芳香族ポリイミドフィルムとし
て、30モル%以上、特に50モル%以上のビフェニル
テトラカルボン酸成分(特に3、3’、4、4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物)と50モル%以上の
フェニレンジアミン成分(特にp−フェニレンジアミ
ン)とから、重合およびイミド化によって得られる芳香
族ポリイミドであることが、耐熱性、機械的強度、寸法
安定性の点から好ましい。他の残部の(もし2種類のテ
トラカルボン酸二無水物および/またはジアミンを使用
する場合)芳香族テトラカルボン酸二無水物としてはピ
ロメリット酸二無水物が、また芳香族ジアミンとしては
ジアミノジフェニルエ−テルが好ましい。
【0014】上記の有機極性溶媒としては、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチル−2−ピロリドン、N−メチルカプロラクタ
ム等のアミド系溶媒、ジメチルスルホキシド、ヘキサメ
チルフォスホルアミド、ジメチルスルホン、テトラメチ
レンスルホン、ジメチルテトラメチレンスルホン、ピリ
ジン、エチレングリコール等を挙げることができる。
【0015】この発明においては、低対数粘度の熱可塑
性の芳香族ポリイミド層を使用することが必要であり、
これによって、信頼性(再現性)の高い金属箔積層ポリ
イミドフィルムが得られるのである。前記の熱可塑性の
芳香族ポリイミドは対数粘度が0.1〜1.2(N,N
−ジメチルアセトアミド、30℃、0.5g/100m
l)、特に0.1〜0.7その中でも特に0.2〜0.
6のものが好ましい。
【0016】上記熱可塑性の芳香族ポリイミドとして
は、芳香族テトラカルボン酸成分としてベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、
3,3’4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物が好ましく、そのなかでも特に3,3’4,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,
3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物が好
ましく、芳香族ジアミン成分としては、ジアミノジフェ
ニルエーテル類、ジ(アミノフェノキシ)ベンゼン類、
ビス(アミノフェノキシフェニル)スルホン類、ビス
(アミノフェノキシフェニル)プロパン類類が好まし
い。また、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカル
ボン酸二無水物と5〜25モル%のジアミノシロキサン
と75〜95モル%の芳香族ジアミンとを使用したもの
が好適に使用される。
【0017】上記熱可塑性の芳香族ポリイミドの流動性
を上げる目的で、芳香族ジカルボン酸無水物または芳香
族モノアミンを使用してアミック酸の両末端のアミンま
たはジカルボキシル基を封鎖(封止)したものが好まし
い。封鎖(封止)剤として、芳香族ジカルボン酸無水物
としてテレフタル酸無水物が特に好ましく、芳香族モノ
アミンとしてアニリンが好ましい。
【0018】上記低対数粘度の熱可塑性の芳香族ポリイ
ミド層を設けるために熱可塑性ポリイミド溶液を使用す
ることが好ましい。このポリイミドの溶液には、酸化チ
タン、二酸化ケイ素等のフィラ−を添加してもよい。フ
ィラ−の添加はどの段階でもよい。上記熱可塑性の芳香
族ポリイミド溶液の溶液は、有機極性溶媒中のポリマ−
濃度が5〜50重量%、特に7〜45重量%であり、3
0℃で測定した回転粘度が0.5〜10000ポイズ、
特に0.7〜5000ポイズであるものが好適に使用さ
れる。
【0019】前記の熱可塑性の芳香族ポリイミド層を少
なくとも片面に設けたポリイミドフィルムは、全体の厚
さが6〜250μm、特に8〜200μm、更に好まし
くは10〜150μm程度である。また、熱可塑性の芳
香族ポリイミド層は、高耐熱性の芳香族ポリイミドフィ
ルムに対して重合体重量基準で2〜100重量%、特に
5〜90重量%であることが好ましい。
【0020】(a法)による多層芳香族ポリイミドフィ
ルムは、例えば、この出願人がすでに出願している特開
昭63−42817号公報に記載の方法によって製造す
ることができる。上記高耐熱性の芳香族ポリイミドフィ
ルムの組成のポリアミック酸溶液にそれ自体公知の方法
により、脱水剤および触媒を含有させ、20〜200℃
に加熱してポリアミック酸を好適には、イミド化率が2
0〜80%の部分イミド化され、揮発物含有量が20〜
90重量%である芳香族ポリイミドゲル化フィルムを製
造する。上記脱水剤としては無水酢酸、触媒としてはイ
ソキノリンが好ましい。上記ゲル化フィルムのイミド化
率は赤外分光で1780cm-1(イミドに由来する吸
収)と1510cm-1(ベンゼン環に由来する吸収)か
ら求めた。
【0021】上記ゲル化フィルムの揮発物含有量は、測
定対象フィルムを420℃で20分間乾燥し、乾燥前の
重量W1 と乾燥後の重量W2 とから次式によって求め
た。 揮発物含有量(重量%)=〔(W1 −W2 )/W1 〕×
100 上記ゲル化フィルム表面の少なくとも片面に熱可塑性の
芳香族ポリイミドまたはその前駆体の溶液をそれ自体公
知の方法(ナイフコ−タ−、コンマコ−タ−、グラビア
コ−タ−等)で塗布し、好適には50〜170℃で乾燥
した後、300℃以上の温度に加熱する工程を含む加熱
処理により、特に好ましくは200〜350℃以上の温
度で加熱して、イミド化を進め、多層芳香族ポリイミド
フィルムを得ることができる。
【0022】(b法)による多層芳香族ポリイミドフィ
ルムは、好適には、この出願人がすでに出願している特
開平3−180343号公報に記載の方法によって製造
することができる。すなわち、高耐熱性の芳香族ポリイ
ミドを与える芳香族ポリアミック酸(前駆体)溶液と、
熱可塑性の芳香族ポリイミド溶液を2層以上の押し出し
成形用ダイスを用い、2層以上の薄膜状物として平滑な
支持体に流延し、乾燥した後、支持体より剥がし、前述
のように300℃以上の温度で加熱して溶媒除去・イミ
ド完了して、多層芳香族ポリイミドフィルムを得ること
ができる。
【0023】(c法)による多層芳香族ポリイミドフィ
ルムは、好適には上記高耐熱性の芳香族ポリイミドフィ
ルムの表面をアミノシラン処理や、プラズマ処理あるい
はコロナ放電処理等によって活性化処理した後、熱可塑
性の芳香族ポリイミド溶液をそれ自体公知の方法、例え
ばブレ−ドコ−タ−、ナイフコ−タ−、含浸コ−タ−、
コンマコ−タ−、リバ−スロ−ルコ−タ−、グラビヤコ
−タ−などを使用して塗布し、乾燥後、前述のように3
00℃以上の温度で加熱して溶媒除去して、多層芳香族
ポリイミドフィルムを得ることができる。
【0024】(d法)による多層芳香族ポリイミドフィ
ルムは、好適には上記高耐熱性の芳香族ポリイミドフィ
ルムに、高耐熱性の芳香族ポリイミドフィルムとの接着
性を付与する目的で、アミノシラン、エポキシシラン、
メルカプトシラン等のシランカップリング剤を添加した
熱可塑性の芳香族ポリイミド溶液を塗布し、乾燥後、前
述のように300℃以上の温度で加熱して溶媒除去し
て、多層芳香族ポリイミドフィルムを得ることができ
る。シランカップリング剤の量は、熱可塑性の芳香族ポ
リイミドに対して0.2〜5重量%であることが好まし
い。
【0025】上記のいずれかの方法によって得られたこ
の発明の多層芳香族ポリイミドフィルムを用いて、例え
ば、この出願人がすでに特許出願している特開平4−3
3847号公報、特開平4−33848号公報に記載の
方法により、熱可塑性の芳香族ポリイミド層と金属箔と
が加熱圧着した金属箔積層ポリイミドフィルムを得るこ
とができる。
【0026】
【実施例】以下にこの発明の実施例を示す。以下の各例
において部は重量部を示し、各例の測定は以下に示す試
験方法によって行った。対数粘度 対数粘度=自然対数(溶液粘度/溶媒粘度)÷溶液の濃
度 溶液濃度はポリマー0.5gを溶媒100mlに溶解し
て測定した。回転粘度 東京計測株式会社のビスメトロンを使用し、30℃で測
定した。ガラス転移温度(Tg ) 示差走査熱量計(DSC)で求めたか、あるいはフィル
ム状試料を熱機械分析(TMA)の測定より求めた。接着強度 金属箔積層フィルム(多層芳香族ポリイミドフィルムと
金属箔:厚み35μmの銅箔 とを熱可塑性ポリイミド
層と金属箔とが接着するようにして積層したもの)の接
着強度をIPC−TM−650(2.4.9.)の『9
0°−剥離法』によって測定した。耐ハンダ性 IPC−TM−650(2.4.13)に準拠した測定
法で、288±5℃の温度に維持したハンダ浴に、上記
で得られた試料の金属箔積層フィルムを、金属箔側とハ
ンダ浴とが接触するように10秒間浮かべて、金属箔積
層フィルムの膨れ、剥がれ等の有無を目視で判断(良否
を決定)する方法で行った。引張試験、線膨張係数 ASTM D−882に準ずる方法で、引張強度、伸び
率および弾性率を測定した。線膨張係数は試料フィルム
を400℃で熱処理した後の試料フィルムについて、長
手方向について50〜300℃において、5℃/min
で測定した。フィルム表面の表面張力 和光純薬工業株式会社製ぬれ指数標準液で測定した。信頼性(再現性) 同じ操作を10回繰り返し、すべて同じ程度の結果がえ
られたものを良好、1回でも不良の結果が得られたもの
を不良と評価した。
【0027】参考例1 窒素導入管、温度計、還流冷却器、および、攪拌機を備
えた反応容器に、溶媒としてN、N−ジメチルアセトア
ミド(DMAc)3600部、さらに、(a)芳香族テ
トラカルボン酸成分;3,3’,4,4’−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物(s−BPDA)83.85
部(285ミリモル)および2,3,3’,4’−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物(a−BPDA)8
3.85部(285ミリモル)、(b)芳香族ジアミン
成分;ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕
スルホン(4−BAPS)259.5部(600ミリモ
ル)、および、(c)芳香族ジカルボン酸成分;無水フ
タル酸(PA)8.89部(60ミリモル)、さらに、
粒径約600ÅのコロイダルシリカのDMAc溶液をコ
ロイダルシリカの重量が2部になるように添加し、25
℃で6時間攪拌してポリアミック酸の溶液(濃度:10
重量%、回転粘度:30ポイズ)を得た。
【0028】参考例2 参考例1で調製したポリアミック酸溶液500部に共沸
脱水用トルエン50部を添加し、窒素ガスを吹き込みな
がら、攪拌して生成水を留去させながら、約165℃の
反応温度で4時間反応させて、均一な熱可塑性芳香族ポ
リイミドのDMAc溶液(10重量%、回転粘度:25
ポイズ)を製造した。この重合体溶液の一部をメタノー
ル中に注入し、シリカを含む重合体を析出し、芳香族ポ
リイミドの粉末を回収し、この芳香族ポリイミドの粉末
を熱メタノールで洗浄してから乾燥して、熱可塑性芳香
族ポリイミドを得た。得られた熱可塑性芳香族ポリイミ
ドはTgが269℃、対数粘度が0.38であった。
【0029】参考例3 参考例1で使用した反応容器に、DMAc1010部を
添加し、さらに、(a)芳香族テトラカルボン酸成分と
して、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物(s−BPDA)113.0部(384ミリ
モル)および2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物(a−BPDA)113.0部(38
4ミリモル)、(b)芳香族ジアミン成分として、1,
4−ジアミノフェニルエーテル(DADE)80.1部
(400ミリモル)および1,4−ビス(4−アミノフ
ェノキシ)ベンゼン(APB)116.9部(400ミ
リモル)、並びに、(c)芳香族ジカルボン酸成分とし
て、無水フタル酸(PA)9.48部(64ミリモル)
を添加した他は、参考例1と同様にして、ポリアミック
酸溶液を調製した。このポリアミック酸の溶液(濃度:
30重量%、回転粘度:1400ポイズ)を得た。この
ポリアミック酸溶液500部に共沸脱水用トルエン50
部を添加し、窒素ガスを吹き込みながら、攪拌して生成
水を留去させながら、約165℃の反応温度で4時間反
応させて、均一な熱可塑性芳香族ポリイミドのDMAc
溶液(30重量%、回転粘度:1200ポイズ)を製造
した。この重合体溶液の一部をメタノール中に注入し、
重合体を析出し、芳香族ポリイミドの粉末を回収し、こ
の芳香族ポリイミドの粉末を熱メタノールで洗浄してか
ら乾燥して、熱可塑性芳香族ポリイミド粉末を得た。得
られたポリイミド粉末の対数粘度は0.38であった。
【0030】参考例4 窒素導入管、温度計、還流冷却器、および、攪拌機を備
えた500容量部の反応容器に、2,3,3’,4’−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(a−BBPD
A)26.48部(90ミリモル)、ω、ω’−(3−
アミノプロピル)ポリジメチルシロキサン(BAPS)
(信越シリコン株式会社製、X−22−161AS、l
=8)16.8部(20ミリモル)、およびおよびN−
メチル−2−ピロリドン(NMP)300部を仕込み、
窒素気流中で50℃の温度に高め溶解させた後に、更に
2,2−ビス〔4−(4−ジアミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン(BAPP)28.74部(70ミリモ
ル)を添加し、この温度で1時間攪拌して、その後この
溶液にキシレンを50部添加して200℃に昇温して3
時間還流下に攪拌して反応水を除去した後ポリイミドシ
ロキサンが18重量%均一に溶解したポリイミド溶液を
得た。次に、室温に戻したポリマ−液を加圧濾過してイ
オン交換水を使用して析出、洗浄させて、ポリイミドシ
ロキサン(収率95%、イミド化率:100%、対数粘
度:0.52)が得られた。このポリイミドのTgは2
34℃であった。このポリイミド100部と、ポリイミ
ドに対して2重量%のγ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン(信越シリコン株式会社製)および溶剤と
してテトラヒドロフラン(THF)200部とを23℃
で約5時間攪拌して均一な溶液(濃度:33重量%、3
0℃の粘度:45ポイズ)を調製した。
【0031】参考例5 芳香族ジカルボン酸成分を添加しないことと、重合体の
濃度を10重量%としたこと以外は参考例1と同様にポ
リアミック酸溶液を調製した。この芳香族ポリアミック
酸溶液から参考例2と同様にしてこの熱可塑性芳香族ポ
リイミドのDMAc溶液(10重量%、回転粘度:50
ポイズ)を得た。さらに参考例2と同様にしてポリイミ
ド粉末を得た。このポリイミド(粉末)のTgは269
℃、対数粘度1.95であった。
【0032】実施例1 内容積20リットルの円筒型重合槽に、N,N−ジメチ
ルアセトアミド(DMAc)6200部およびp−フェ
ニレンジアミン(PPD)270.35部(2.5モ
ル)を入れ、窒素中室温(約30℃)で攪拌した。この
溶液に3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物(s−BPDA)735.55部(2.5モ
ル)を添加し、6時間攪拌してポリマ−濃度14重量%
の芳香族ポリアミック酸の溶液を得た。この溶液の回転
粘度は1300ポイズ(30℃)であった。
【0033】このポリアミック酸溶液にイソキノリン8
0.7部(0.63モル)、無水酢酸510.5部
(5.0モル)、およびDMAc3050部を加えた。
得られた溶液をTダイより回転しているエンドレス金属
ベルト上に押し出して塗膜を形成した後、65℃の熱風
をその表面に供給して15分間乾燥した後、形成された
ゲル化フィルムを金属ベルトからはがした。このフィル
ムの加熱減量は76重量%であり、表面張力は37dy
ne/cmであった。
【0034】参考例2で調製したポリイミド溶液をコ−
ティング溶液として、コンマコ−タ−で上記のゲル化フ
ィルムに2m/minの速度で、乾燥物基準でゲル化フ
ィルムに対し20重量%になるような量でコ−ティング
し、得られた積層物を80℃の熱風炉で乾燥した。この
積層乾燥フィルムをピンテンタ−で把持して高温炉内を
2m/minの速度で連続的に移動させながら、200
℃で3分間、310℃で3分間、440℃で3分間、さ
らに350℃で3分間熱処理して、厚み60μm(薄層
の厚み:10μm、以下同じ)の2層の芳香族ポリイミ
ドフィルムを得た。この多層ポリイミドフィルムと清浄
化した金属箔(電解銅箔)とを50cm/minの圧着
速度で連続的に圧着した試料を使用して測定した(以下
同じ)。測定結果を表1、表2に示す。
【0035】実施例2 参考例2で調製したポリイミド溶液をコーティング溶液
として使用し、ゲル化フィルムの両面にコ−ティングし
た他は実施例1と同様にして、厚み70μm(両面の薄
層の厚み:各々10μm)の3層芳香族ポリイミドフィ
ルム得た。結果を表1、表2に示す。
【0036】実施例3 s−BPDAとPPDとを、DMAc中で重合して、ポ
リマ−濃度18重量%、溶液粘度1600ポイズの芳香
族ポリアミック酸溶液を得た。第一の芳香族ポリアミッ
ク酸溶液と参考例3の芳香族ポリイミド溶液とを使用し
て、3層押し出しダイスから、平滑な金属製支持体の上
面に押し出して流延し、140℃の熱風で連続的に乾燥
し、固化フィルム(自己支持性フィルム、揮発物含有
量:35重量%)を形成し、その固化フィルムを支持体
から剥離した後加熱炉で200℃から450℃まで徐々
に昇温して、溶媒を除去すると共に高耐熱性のポリマ−
をイミド化して、3層芳香族ポリイミドフィルムを得
た。結果を表1、表2に示す。
【0037】実施例4 s−BPDAとPPDとをDMAc中で重合して、ポリ
マ−濃度18重量%、溶液粘度1600ポイズの芳香族
ポリアミック酸溶液を調製した。この芳香族ポリアミッ
ク酸溶液を使用して、平滑な金属製支持体の上面に押し
出して流延し、140℃の熱風で連続的に乾燥し、固化
フィルム(溶媒含有率:35重量%)を形成し、その固
化フィルムを支持体から剥離した後、加熱炉で200℃
から450℃まで徐々に昇温して、溶媒を除去すると共
にポリマ−をイミド化して、芳香族ポリイミドフィルム
を得た。ポリイミドフィルムの厚みは50μmであっ
た。このポリイミドフィルムの表面を酸素雰囲気中でプ
ラズマ処理した。参考例2で調製したコ−ティング溶液
をコンマコ−タ−で、プラズマ処理した高耐熱性の芳香
族ポリイミドフィルムの両面に、2m/minの速度で
乾燥物基準で両面合計で40重量%になるような量でコ
−ティングし、得られた積層物を80℃の熱風炉で乾燥
した。さらに高温炉内を連続的に移動させながら、20
0℃で3分間、310℃で3分間熱処理して、厚み70
μmの3層芳香族ポリイミドフィルムを得た。結果を表
1、表2に示す。
【0038】実施例5 参考例3で調製した溶液をDMAcで希釈して得た10
重量%のコ−ティング溶液(回転粘度:20ポイズ)を
使用した他は実施例4と同様にして、3層の芳香族ポリ
イミドフィルムを得た。結果を表1、表2に示す。
【0039】実施例6 参考例4で調製したコ−ティング溶液をコンマコ−タ−
で、実施例4で調製した高耐熱性の芳香族ポリイミドフ
ィルム(プラズマ未処理) の両面に、2m/minの
速度で乾燥物基準で両面合計で40重量%になるような
量でコ−ティングし、得られた積層物を80℃の熱風炉
で乾燥した。さらに高温炉内を連続的に移動させなが
ら、200℃で3分間、310℃で3分間熱処理して、
厚み70μmの3層芳香族ポリイミドフィルムを得た。
結果を表1、表2に示す。
【0040】実施例7 内容積10リットルの円筒型重合槽に、DMAc448
0部、PPD227.09部(2.1モル)、4,4’
−ジアミノジフェニルエーテル180.22部(0.9
モル)を入れ、窒素中室温(約30℃)で攪拌した。こ
の溶液にs−BPDA441.33g(1.5モル)お
よびピロメリット酸二無水物(PMDA)327.18
部(1.5モル)を添加し、6時間攪拌してポリマ−濃
度20重量%の高耐熱性ポリイミド用の共重合ポリアミ
ック酸の溶液を得た。この溶液の回転粘度は1700ポ
イズ(30℃)であった。得られた高耐熱性の芳香族ポ
リイミド用の共重合ポリアミック酸を用いた他は実施例
3と同様にして、3層の芳香族ポリイミドフィルムを得
た。結果を表1、表2に示す。
【0041】実施例8 実施例7で得た高耐熱性の芳香族ポリイミド用の共重合
ポリアミック酸溶液を使用した他は実施例4と同様にし
て高耐熱性ポリイミドフィルム(プラズマ未処理)を得
た。この高耐熱性ポリイミドフィルムの両面に参考例4
で調製したコ−ティング溶液を使用して、実施例6と同
様にして3層芳香族ポリイミドフィルムを得た。結果を
表1、表2に示す。
【0042】比較例1 参考例5のポリアミック酸溶液をコ−ティング溶液とし
て使用した他は、実施例6と同様にして3層の芳香族ポ
リイミドフィルムを得た。結果を表1、表2に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0046】他の基材、特に金属箔と低対数粘度の熱可
塑性の芳香族ポリイミドフィルム層との接着強度が大き
い。また、積層ポリイミドフィルムを用いた金属箔との
積層フィルムの耐ハンダ性が良好である。
【0047】また、低対数粘度の熱可塑性の芳香族ポリ
イミドフィルムを用いるので、金属箔との加熱圧着がゆ
るやかな条件で行えるので、信頼性の高い結果が得ら
れ、連続的で工業的な生産が可能になる。
【0048】また、高耐熱性の芳香族ポリイミドフィル
ムがビフェニルテトラカルボン酸成分を30モル%以上
と、フェニレンジアミン成分50モル%とからなるポリ
イミドを用いて得られる多層芳香族ポリイミドフィルム
は、線膨張係数が1×10-5〜3×10-5cm/cm/
℃であり、高精度の用途に使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の2層の芳香族ポリイミドフィルムの
一例を示す断面図である。
【図2】この発明の3層の芳香族ポリイミドフィルムの
一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 多層芳香族ポリイミドフィルム 2 高耐熱性の芳香族ポリイミドからなる基体層A 3 熱可塑性の芳香族ポリイミドからなる薄層B 3’ 熱可塑性の芳香族ポリイミドからなる薄層B
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 79:00 B29L 9:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高耐熱性の芳香族ポリイミドフィルムの
    少なくとも片面に、低対数粘度の熱可塑性の芳香族ポリ
    イミド層が一体に積層されていることを特徴とする多層
    芳香族ポリイミドフィルム。
  2. 【請求項2】 線膨張係数が1×10-5〜3×10-5
    m/cm/℃である請求項1記載の多層芳香族ポリイミ
    ドフィルム。
  3. 【請求項3】 熱可塑性の芳香族ポリイミドが芳香族テ
    トラカルボン酸二無水物またはその誘導体と、一般式I 【化1】 (但し、XはO、COまたはSO2 であり、nは0〜4
    の整数である)で示される芳香族ジアミン化合物と、芳
    香族ジカルボン酸無水物またはその誘導体あるいは芳香
    族モノアミンとを有機極性溶媒中重合、イミド化して得
    られた対数粘度(N,N−ジメチルアセトアミド、30
    ℃、0.5g/100ml)が0.1〜1.2、ガラス
    転移点(Tg)が200〜300℃の両末端封止ポリイ
    ミドである請求項1記載の多層芳香族ポリイミドフィル
    ム。
  4. 【請求項4】 積層が脱水剤および触媒を含有する高耐
    熱性の芳香族ポリイミド前駆体の有機極性溶媒溶液を、
    フィルム状に流延塗布後、加熱して芳香族ポリイミド前
    駆体を部分イミド化して得られた、20〜90重量%の
    揮発物を含有する自己支持性のゲル化フィルムの少なく
    とも片面に低対数粘度の熱可塑性の芳香族ポリイミド溶
    液の層を形成し、得られた積層物を溶媒蒸発・イミド化
    完了のための熱処理に付すことによりなされたものであ
    る請求項1記載の多層芳香族ポリイミドフィルム。
  5. 【請求項5】 積層が高耐熱性の芳香族ポリイミド前駆
    体溶液と低対数粘度の熱可塑性の芳香族ポリイミド溶液
    とを多層押し出し法によって押し出した後、得られた積
    層物を溶媒蒸発・イミド化完了のための熱処理に付すこ
    とによりなされたものである請求項1記載の多層芳香族
    ポリイミドフィルム。
  6. 【請求項6】 高耐熱性の芳香族ポリイミドフィルムの
    熱可塑性の芳香族ポリイミドと積層される面が予め接着
    性付与のための活性化処理がされたものである請求項1
    記載の多層芳香族ポリイミドフィルム。
  7. 【請求項7】 積層が高耐熱性の芳香族ポリイミドフィ
    ルムの少なくとも片面に低対数粘度の熱可塑性の芳香族
    ポリイミドにシランカップリング剤を添加した溶液を塗
    布、乾燥、熱処理に付すことによりなされたものである
    請求項1記載の多層芳香族ポリイミドフィルム。
  8. 【請求項8】 熱可塑性の芳香族ポリイミドが2,3,
    ' ,4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物また
    はその誘導体を主成分とする芳香族テトラカルボン酸二
    無水物と、ジアミノシロキサン5〜25モル%および芳
    香族ジアミン75〜95モル%のジアミン成分とから得
    られるガラス転移温度(Tg)が200〜300℃のポ
    リイミドシロキサンである請求項7記載の多層芳香族ポ
    リイミドフィルム。
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