JPH0822411B2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JPH0822411B2
JPH0822411B2 JP3494089A JP3494089A JPH0822411B2 JP H0822411 B2 JPH0822411 B2 JP H0822411B2 JP 3494089 A JP3494089 A JP 3494089A JP 3494089 A JP3494089 A JP 3494089A JP H0822411 B2 JPH0822411 B2 JP H0822411B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチックフイルム、紙、金属箔等を形成
してなる可撓性帯状支持体に、写真感光液、磁性液、表
面保護液等の塗布液を塗布する塗布装置に関するもので
ある。
(従来技術) 従来、可撓性帯状支持体に塗布液を塗布する塗布方法
としては、ロール型塗布方法、ビード型塗布方法、スラ
イドコート型塗布方法、エクストルージョン型塗布方法
等があるが、何れも塗布装置としては前記可撓性帯状支
持体の巾より広い巾方向寸法を持ち、且つ塗布液が塗布
される塗布部分の巾は前記可撓性帯状支持体の巾より狭
く、第3図に示す前記可撓性帯状支持体1の塗布面両端
部には数mm乃至十数mmの塗布液2が塗布されない部分A
が生じる。
従って、特にエクストルージョン型塗布装置の塗布ヘ
ッドを、走行している前記可撓性帯状支持体に押しつけ
ながら塗布液を塗布する場合には、前記可撓性帯状支持
体と前記塗布ヘッドとの間隙が極めて狭いので、前記可
撓性帯状支持体両端の塗布液未塗布部と前記塗布ヘッド
とが接触してしまう。そこで、前記塗布ヘッドは前記未
塗布部の支持体表面を削り取り、削り取られた該削りカ
スは前記塗布ヘッドの塗布部エッジ両端に付着する。ま
た、前記支持体表面に付着していた異物も前記塗布ヘッ
ドの塗布部エッジに捕捉される。
そして、この様に前記塗布部両端に堆積した付着物は
前記可撓性帯状支持体の両端を押上げるので、前記可撓
性帯状支持体に塗布される塗布液の巾方向の塗布厚みが
均一にならず、前記支持体の両端近傍の塗布層が圧塗り
になってしまうという問題があった。特に、前記塗布層
の塗布厚みが薄い程(濡れ塗布量30cc/m2以下)、又は
前記塗布層の塗布速度が速い程(塗布速度200m/min以
上)、これは顕著になる。
そこで、上記問題点を解消するため特開昭61−257268
号公報に開示されている様に、可撓性帯状支持体に塗布
液を塗布する直前に該支持体面の塗布液が施されるべき
部分の両側端外側の塗布液が施されない部分に予め溶剤
を塗布する塗布方法や、特開昭61−257263号公報に開示
されている様に、塗布装置の塗布巾規制板の位置に対応
するドクターエッジ頂角部分を面取りした塗布装置等が
提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記特開昭61−257268号公報に開示さ
れた様に溶媒等をプレコートする塗布方法では、前記可
撓性帯状支持体の走行に伴うバタツキ、蛇行等の外乱に
より、前記溶媒が前記可撓性帯状支持体表面の塗布部に
侵入したり、或いは前記可撓性帯状支持体裏面に裏回り
したりし易く、塗布ムラの一因となり易い。又、前記プ
レコート層はバックエッジ、ドクターエッジ部(何れも
ヘッド先端部)で幅が広がるが、未塗布部の幅が狭くな
ったり、前記ドクターエッジの掻き落とし力が強くなる
と、前記溶媒の濡れ幅を適切に制御しにくい等の問題が
あった。
そこで、この様な滲み出しが、例えば磁気記録媒体の
製造工程において発生すると、非磁性支持体を走行させ
ている搬送ロールに磁性塗布液が付着し、前記支持体を
汚すと共に、その後の表面処理工程におけるカレンダー
ロールをも汚すことになる。その結果、表面処理工程後
の前記支持体表面に異物による傷跡が付き、ドロップア
ウトの増加や磁気記録特性を低下させるといった問題が
生じる。
また、前記特開昭61−257263号公報に開示されている
様に塗布装置の塗布巾規制板の位置に対応するドクター
エッジ頂角部分を面取りした塗布装置では、前記未塗布
部とバックエッジとの接触を避けることができず、前記
バックエッジによる支持体の削れや異物の捕捉といった
問題が生じた。
特に、前記可撓性帯状支持体が薄手(厚さ:40μm以
下)の可撓性支持体の場合、該可撓性帯状支持体の腰が
弱くその両端部は前記塗布ヘッド先端方向に大きく撓ん
でしまう。このため、前記可撓性帯状支持体の両端部が
前記塗布ヘッド先端部両端面に形成された傾斜部又は段
差部のエッジに接触して前記可撓性帯状支持体の削れが
生じる。
そこで、本発明の目的は上記塗布方法における問題点
を解決し、塗布厚みが均一で表面性の良い塗布層を形成
すると共に溶媒の滲み出しが起こり難い塗布装置を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記目的は、連続的に走行する可撓性帯状支
持体表面に塗布ヘッドのスロット先端部を押し付けなが
ら塗布液を塗布する塗布装置において、前記可撓性帯状
支持体の両端未塗布部に対応する前記塗布ヘッド先端部
両端部に、前記可撓性帯状支持体の両端部に向かって加
圧流体を吐出する吐出口を設け、該吐出口より吹き出し
た前記加圧流体が前記可撓性帯状支持体の両端部と前記
塗布ヘッド先端部両端部との間に介在することにより、
前記可撓性帯状支持体の両端未塗布部と前記塗布ヘッド
先端部両端部との接触を回避するように構成したことを
特徴とする塗布装置により達成される。
即ち、前記可撓性帯状支持体の両端未塗布部に対応す
る前記塗布ヘッド先端部両端面に、前記可撓性帯状支持
体の両端縁に向かって流体を吐出する吐出口を設け、該
吐出口より吹き出した前記流体が前記可撓性帯状支持体
の両端縁を付勢するするように前記可撓性支持体表面に
塗布液を塗布する。
尚、上記流体としては、例えば加圧空気等の気体でも
溶剤等の液体でも、前記塗布液に悪影響を与えないもの
であれば種々用いることが出来る。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施態様を詳細
に説明する。
(実施態様) 第1図及び第2図は、本発明の一実施態様に基づく塗
布装置におけるエクストルージョン型塗布ヘッド10の部
分斜視図及び部分断面図である。
前記塗布ヘッド10は、可撓性支持体(ウエブ)1の巾
よりも広い巾方向寸法を有しており、該巾方向に亘って
磁性塗布液15を吐出するスロット3を構成するバックエ
ッジ4とドクターエッジ5が形成されている。前記スロ
ット3は、前記塗布ヘッド10の内部に形成された液溜ま
り13に連通しており、該液溜まり13側方の側板11に設け
られた塗布液供給口9より供給された前記磁性塗布液15
は、前記スロット3の巾方向に亘って均一な圧力で吐出
される。
また、該スロット3の巾方向両端部には、塗布巾を設
定して前記磁性塗布液15が吐出されないようにする塗布
幅規制板6が嵌められている。従って、前記ウエブ1の
塗布面両側端には、それぞれ未塗布部が形成される。
そして、前記塗布幅規制板6の上方には、前記側板11
に設けられた加圧空気供給口12に連通した吐出口8を該
塗布幅規制板6と共に構成するスペーサ7が設けられて
いる。前記吐出口8は、その吹き出し方向が前記未塗布
部に対応してほぼ上方に向かう様に形成されており、前
記加圧空気供給口12に接続された送風機(図示せず)か
ら送風される前記加圧空気の圧力及び流量等により、そ
の吹き出し方向及び開口面積等は適宜設定される。
即ち本発明によれば、走行する前記ウエブ1表面に前
記塗布ヘッド10のスロット先端部を押し付けながら前記
磁性塗布液15を塗布して塗布層2を形成する際、前記塗
布層2両端方向の前記未塗布部は、前記吐出口8より吹
き出す加圧空気により押し上げられ、前記塗布ヘッド10
のバックエッジ4及びドクターエッジ5に接触すること
がない。従って、前記未塗布部が前記バックエッジ4及
びドクターエッジ5によって削り取られたり、前記ウエ
ブ1表面に付着していた異物が前記塗布ヘッド10のバッ
クエッジ4及びドクターエッジ5の両端に捕捉されたり
するのを防ぐことができるので、前記塗布ヘッド10の前
記塗布層2近傍両端に堆積した付着物が前記ウエブ1の
前記塗布層2近傍両端を押上げて前記ウエブ1に塗布さ
れる磁性塗布液15の巾方向の塗布厚みを不均一にするの
を防止することが出来る。
また、前記加圧空気の圧力は前記ウエブ1の塗布速度
とウエブ厚みによりゲージ圧0.01kg/cm2〜5kg/cm2程度
に圧力調整弁等で設定され、流量も流量コントロール弁
で適宜制御される。そこで、前記ウエブ1が薄手で腰が
弱くてもその両端部が前記加圧空気により適宜押し上げ
られているので、該ウエブ1の両端部が前記塗布ヘッド
先端方向に撓み、前記塗布ヘッド先端面に接触して前記
ウエブ1の削れが生じるといったことを防ぐことができ
た。
尚、上記実施態様においては、前記ウエブ1の両端部
を上方に付勢する流体として加圧空気を用いたが、本発
明はこれに限定するものではなく、例えば窒素ガス等の
他の気体を用いることもできる。しかし、このような気
体はウエブ表面への結露を防ぐため脱湿し、更に室温に
調整しておくことが好ましい。
また、本発明の他の実施態様として、上記実施態様に
おける加圧空気に代わって、溶剤を用いたエクストルー
ジョン型塗布ヘッドを提供することもできる。
即ち、第1図におけるエクストルージョン型塗布ヘッ
ド10と同じ構成の塗布ヘッドによって、走行する前記ウ
エブ1表面に前記塗布ヘッドのスロット先端部を押し付
けながら磁性塗布液15を塗布して塗布層2を形成する
際、前記送風機の代わりに接続された定流量ポンプ又は
加圧タンクから溶剤を送液して前記吐出口8から該溶剤
を押し出す。すると、前記塗布層2両端方向の前記未塗
布部は前記溶剤により押し上げられるので、前記塗布ヘ
ッドが前記未塗布部と接触することがない。従って、前
記未塗布部が前記バックエッジ4及びドクターエッジ5
によって削り取られたり、前記ウエブ1表面に付着して
いた異物が前記塗布ヘッド10のバックエッジ4及びドク
ターエッジ5の両端に捕捉されたりするのを防ぐことが
できるので、前記塗布ヘッド10の前記塗布層2近傍両端
に堆積した付着物が前記ウエブ1の前記塗布層2近傍両
端を押上げて前記ウエブ1に塗布される前記磁性塗布液
15の巾方向の塗布厚みを不均一にするのを防止すること
が出来る。
また、前記溶剤の塗布厚みは前記塗布層2の塗布厚み
に適応して設定され、前記定流量ポンプの回転数或いは
前記加圧タンクの圧力を適宜調整することにより設定さ
れる。更に、前記溶剤の塗布幅は前記スペーサ7によっ
て確実に規制されているので、前記溶剤が前記ウエブ1
表面の塗布層に侵入したり、或いは前記ウエブ裏面に裏
回りしたりする滲み出しを生じることがない。
尚、前記溶剤としては水又は勇気溶剤等の種々の溶剤
を用いることができるが、好ましくはその表面張力が20
〜40dyn/cmの溶剤が良い。また、該溶剤は前記磁性塗布
液15との混合を避けるため、それぞれの溶解性パラメー
タであるSP値が25℃で1以上離れていることが望まし
い。更に、前記溶剤には粘性を持たせるためにある程度
の固形分を含ませてもよく、該溶剤の送液圧力を低くす
ると共に乾き易くするために、その粘度を50cp以下、好
ましくは30cp以下、更に好ましは10cp以下にすることが
望ましい。
また、上記実施態様においては磁気記録媒体を製造す
る際の磁性層の塗布方法について述べたが、本発明の塗
布方法はこれに限るものではなく、例えば写真感光材料
を製造する際の感光層を塗布する塗布方法等に用いるこ
とが出来ることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明では、可撓性帯状支持体の
両端未塗布部が少なくともその塗布部側近傍で前記塗布
ヘッド先端部両端面と摺動することのないように、前記
可撓性帯状支持体の両端縁を流体で付勢しながら塗布液
を塗布する。
そこで、前記可撓性帯状支持体両端の塗布部側近傍未
塗布部が前記塗布ヘッド先端によって削り取られたり、
前記可撓性帯状支持体表面に付着していた異物が前記塗
布ヘッドの両端に捕捉されたりするのを防ぐことができ
るので、前記塗布ヘッドの両端に堆積した付着物が前記
可撓性帯状支持体の両端を押上げて前記可撓性帯状支持
体に塗布される塗布液の巾方向の塗布厚みを不均一にす
るのを防止することが出来る。
従って、塗布厚みが均一で表面性の良い塗布層を形成
すると共に塗布液の滲み出しの無い良好な塗布方法及び
装置を提供することが出来た。
以下、本発明の実施例により詳細に説明する。
(実施例) 〔実施例1〕 下記第1表に示す組成の各成分をボールミルに入れて
十分に混合分散させた後、エポキシ樹脂(エポキシ当量
500)を30重量部加えて均一に混合分散させて作製した
磁性塗布液を、それぞれ巾が501,502,506,510mm、厚さ
が15,38,75μのポリエチレンテレフタレート支持体上
に、塗布量:15,20,30,40cc/m2,塗布速度:200m/分,塗布
部張力:10kg/500mm幅,塗布巾:500mmとなるように塗布
した。従って、前記支持体の塗布面両側端には、それぞ
れ片側0.5,1,3,5mm幅の未塗布部が形成される。
又、塗布装置は第1図に示す様なエクストルージョン
型塗布ヘッド10から成る塗布装置を用いた。ここで、該
塗布ヘッド10の形状は特開昭60−238179号公報に開示さ
れているものを用い、そのドクターエッジ表面の湾曲部
の曲率半径rは5mmとした。更に、該塗布ヘッド10に設
けた吐出口8からは加圧空気をそれぞれ0.01,0.1,0.5,
1.0,3.0,5.0kg/cm2(ゲージ圧)で吹き出させた。
そして、上記塗布条件に基づき各々長さ6000mの磁気
記録媒体である試料1〜16を作成し、塗布終了時の前記
塗布ヘッド先端部両端面での削りカスの付着状況の観察
及び塗布開始時と塗布終了時における塗布層の幅方向端
部の塗布厚みの変化量を各々測定した。その結果を第2
表に示す。
第1表 組成 ・Co含有磁性酸化鉄(SBET35m2/g) 100重量部 ・ニトロセルローズ 10重量部 ・ポリウレタン樹脂「ニッポラン−2304」(日本ポリウ
レタン(株)製) 8重量部 ・ポリイソシアネート「コロネートL」(日本ポリウレ
タン(株)製) 8重量部 ・Cr2O3 2重量部 ・カーボンブラック(平均粒径20μm) 2重量部 ・ステアリン酸 1重量部 ・ステアリン酸ブチル 1重量部 ・メチルエチルケトン 150重量部 ・酢酸ブチル 150重量部 〔比較例1〕 また、比較例として前記吐出口8から加圧空気を吹き
出さずに、前記実施例と同様の塗布条件により各々長さ
6000mの磁気記録媒体である試料17〜26を作成し、塗布
終了時の前記塗布ヘッド先端部両端面での削りカスの付
着状況の観察及び塗布開始時と塗布終了時における塗布
層の幅方向端部の塗布厚みの変化量を各々測定した。そ
の結果を第2表に示す。
〔実施例2〕 上記第1表に示す組成の各成分をボールミルに入れて
十分に混合分散させた後、エポキシ樹脂(エポキシ当量
500)を30重量部加えて均一に混合分散させて作製した
磁性塗布液を、厚さ37μ,巾500mmのポリエチレンテレ
フタレート支持体上に、塗布量:17cc/m2,塗布速度:200m
/分,塗布部張力:10kg/500mm幅,塗布巾:490mmとなるよ
うに塗布した。従って、前記支持体の塗布面両側端に
は、片側5mm幅の未塗布部が形成される。
又、塗布装置は第1図に示す様なエクストルージョン
型塗布ヘッド10から成る塗布装置を用いた。ここで、該
塗布ヘッド10の形状は特開昭60−238179号公報に開示さ
れているものを用い、そのドクターエッジ表面の湾曲部
の局率半径rは5mmとした。更に、前記吐出口8の塗布
巾方向の開口巾は、それぞれ前記未塗布部巾よりも両端
1mmずつ小さく成るように設定した。
そして、上記塗布条件に基づき、それぞれ前記吐出口
8から吐出する溶剤の種類、流量帯び粘度を下記第3表
に示すように変えながら長さ6000mの磁気記録媒体であ
る試料27〜46を作成し、塗布終了時の前記支持体両端の
未塗布部における削れ発生状況、塗布液の滲み出し状況
及び塗布液と溶剤との界面状況をそれぞれ観察した。そ
の結果を第3表に示す。但し、試料39〜46における前記
粘度は、メチルエチルケトンに塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体を適宜添加して調整した。
〔比較例2〕 比較例として前記吐出口8から溶剤を吹き出さずに、
前記実施例2と同様の塗布条件により長さ6000mの磁気
記録媒体である比較例2を作成し、塗布終了時の前記支
持体両端の未塗布部における削れ発生状況、塗布液の滲
み出し状況及び塗布液と溶剤との界面状況を観察した。
その結果を第3表に示す。
〔比較例3〕 特開昭57−84771号公報に開示されている塗布ヘッド
先端が未加工のエクストルージョン型ヘッドから成る塗
布装置によって、前記実施例2と同様の塗布条件により
長さ6000mの磁気記録媒体である比較例3を作成し、塗
布終了時の前記支持体両端の未塗布部における削れ発生
状況、塗布液の滲み出し状況及び塗布液と溶剤との界面
状況を観察した。その結果を第3表に示す。
〔比較例4〕 特開昭61−257268号公報に開示されている支持体に塗
布液を塗布する直前に該支持体面の塗布液が施されるべ
き部分の両側端外側の未塗布部分に予め溶剤を塗布する
塗布方法によって、前記実施例2と同様の塗布条件によ
り長さ6000mの磁気記録媒体である比較例4を作成し、
塗布終了時の前記支持体両端の未塗布部における削れ発
生状況、塗布液の滲み出し状況及び塗布液と溶剤との界
面状況を観察した。その結果を第3表に示す。
〔比較例5〕 特開昭61−257263号公報に開示されているドクターエ
ッジ頂角部分を面取りしたエクストルージョン型ヘッド
から成る塗布装置によって、前記実施例2と同様の塗布
条件により長さ6000mの磁気記録媒体である比較例3を
作成し、塗布終了時の前記支持体両端の未塗布部におけ
る削れ発生状況、塗布液の滲み出し状況及び塗布液と溶
剤との界面状況を観察した。その結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、本発明の塗布方法に基づ
いた塗布装置を用いた実施例である試料27〜46では、従
来の塗布装置を用いた比較例2〜5に比べて、未塗布部
における削れの発生及び塗布層の平均厚みに体する塗布
層側端部の厚塗りが改善され、溶剤の滲みによるトラブ
ルも発生しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様に基づく塗布装置における
エクストルージョン型塗布ヘッドの部分斜視図、第2図
は第1図に示すエクストルージョン型塗布ヘッドの部分
断面、第3図は可撓性帯状支持体上の塗布層の塗布状態
を表す部分拡大断面図である。 (図中の符号) 1……可撓性帯状支持体、2……塗布面 3……スロット、4……バックエッジ 5……ドクターエッジ、6……規制板 7……スペーサ、8……吐出口 9……塗布液供給口 10……エクストルージョン型塗布ヘッド 11……側板、12……加圧空気供給口 13……液溜まり、15……磁性塗布液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に走行する可撓性帯状支持体表面に
    塗布ヘッドのスロット先端部を押し付けながら塗布液を
    塗布する塗布装置において、前記可撓性帯状支持体の両
    端未塗布部に対する前記塗布ヘッド先端部両端部に、前
    記可撓性帯状支持体の両端部に向かって加圧流体を吐出
    する吐出口を設け、該吐出口より吹き出した前記加圧流
    体が前記可撓性帯状支持体の両端部と前記塗布ヘッド先
    端部両端部との間に介在することにより、前記可撓性帯
    状支持体の両端未塗布部と前記塗布ヘッド先端部両端部
    との接触を回避するように構成したことを特徴とする塗
    布装置。
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