JPH0822210B2 - スナック菓子用中空成形体の製造法 - Google Patents

スナック菓子用中空成形体の製造法

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JPH0822210B2
JPH0822210B2 JP1262530A JP26253089A JPH0822210B2 JP H0822210 B2 JPH0822210 B2 JP H0822210B2 JP 1262530 A JP1262530 A JP 1262530A JP 26253089 A JP26253089 A JP 26253089A JP H0822210 B2 JPH0822210 B2 JP H0822210B2
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勤 丹羽
政美 村上
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はスナック菓子用の中空成形体の製造法に関
し、詳しくはスナック菓子とするための配合原料を中空
成形体とするスナック菓子用の中空成形体の製造方法に
係わるものである。
[従来の技術] 従来、スナック菓子用の中空成形体は、薄く延ばした
なま生地を二枚重ねし、これを製品形状に型抜きし、焼
成することにより製造している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記した従来の製造法は配合原料をシ
ート状に延ばし、二枚に重ね、二枚を同時に型抜きし、
かつ焼成する諸工程を必要とするため、時間、及び手間
を要する問題点があった。
そこで、本発明の課題は、従来の製造法における前記
した問題点を解消しようとしたものであって、二軸型エ
クストルーダ等の温度と加圧力の調節可能な加圧押出し
機を利用してα化され両端が閉じられた中空成形体を得
る、スナック菓子用の中空成形体の製造法を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 前記課題を達成するための本発明の手段は、根菜粉末
と、澱粉粉末と、糖類とを主体とし、これらを含む水分
が約15〜19%において、二軸型エクストルーダ等の温度
と加圧力の調節可能な加圧押出し機により混練するとと
もに約105〜120℃に加熱してα化した筒状の成形体とし
て加圧押出し機の押出し口より連続して押出し、かつ前
記成形体をカッタにて所定長さに切断しかつ該切断した
成型体の切断部位を閉塞し、次いで乾燥させて、両端が
閉じた中空成形体となすスナック菓子用中空成形体の製
造法とされる。
前記加圧押出し機は配合原料を混合、混練、圧送し、
かつ混練物を順次高温にしてα化した後にダイス型より
筒状に押出すことができる構造のものである。二軸型エ
クストルーダはスクリュー軸の交換ができかつ本体の温
度調節手段を備えていて好ましい装置である。なお、エ
クストルーダには一軸型のものもあるが、通常の一軸型
エクストルーダは本体の温度調節手段を備えていないの
で使用に適さない。一軸型エクストルーダであっても、
本体の温度調節ができる構造ならば使用可能である。
根菜粉末はさつまいも、じゃがいもなどの根菜類の粉
末化したものを用いることができる。根菜粉末は中空成
形体の生地に特有の風味を与える。澱粉粉末はコンスタ
ーチなどの澱粉類の粉末を用いる。前記糖類は蔗糖、デ
キストリン、蜂蜜などが使用可能である。糖類は粉末あ
るいは液状の形態であってもよい。根菜粉末と澱粉粉末
と糖類は、加圧押出し機の混練性及び成形性を損なわな
い範囲で適宜に配合して配合原料とすることができ、た
とえば根菜粉末40〜60重量部(以下、単に部と略記す
る)と、澱粉粉末10〜40部と、糖類5〜30部とを配合し
た配合原料とすることができる。なお、配合原料には混
練性及び押出し成形性を損なわない程度に、着色料、着
香料、あるいは呈味成分を加えることができる。
配合原料は加圧押出し機において混練、移送、成形を
良好にするための水分量を必要とする。配合原料の水分
量は、配合成分により変動するが、約15〜19%が望まし
い。水分量がこの範囲より多くなると、押出される混練
物がべたつき、中空状に成形できず、水分量がこの範囲
より少ないと押出される混練物は膨化する。配合原料は
粉末を主体としているので通常は含有水分が10%以下で
ある。不足分の水分は液状の糖類、あるいはその他の添
加成分の水分あるいは加水して補給する。水の補給は配
合原料に対して直接に加えるか、あるいは加圧押出し機
における配合原料の混練工程で同機の給水口より供給さ
れる。配合原料の混練物は少なくとも押出し口において
約105〜120℃に加熱してα化される。成形物を切断する
カッタは固定部材に対しカッタが作動する片刃形式のも
の、あるいは回転刃よりなるプロペラカッタ式のもので
もよいが、両刃が作動する型式のものが望ましい。
カッタの切断によって、筒状の軟質の成形体は切断部
分が閉じた形状に成形される。乾燥によって、成形体は
歯切れのよい硬質のものとなる。
[作 用] 配合原料は加圧押出し機において混練物となり順次加
熱され、押出し口よりα化した筒状に連続して押し出さ
れる。配合原料は水分量及び加熱温度が定められている
ので、押出しの際に膨化(パフ)しない。押し出される
筒状の成形体はカッタにより切断されかつ切断部が閉じ
られる。この成形体は乾燥させた中空成形体とされる。
[実施例] 次に本発明の実施例を、その使用装置とともに図面を
参照して説明する。
本実施例では使用装置として食品加工用の二軸型エク
ストルーダを用いるので、まず、この装置の概略を説明
する。第1図は二軸型エクストルーダ1の全体を示す。
この二軸型エクストルーダ1は原料供給口2より供給し
た配合原料Gが本体3内に送られ、必要により吸水孔14
Aより水分が補給され、本体3内に並設した二本のスク
リュー軸4,4により順次押出し口5に圧送され、押出し
口5に取着したダイス型6の成形スリット7より筒状の
成形体SAとして押出されるように形成されている。
前記本体3は複数個のバレル(分割体)13〜13を組付
けて形成されている。各バレル13は第2図に示すように
スクリュー軸4,4の軸孔14を有し、かつ軸孔14の周囲は
第3図に示すようにスクリュー軸4,4にて圧送される混
練物を温度調節するための温調室15とされている。
なお、温調室15は各バレル13毎に独立していて、各温
調室15には必要により蒸気あるいは冷却水などの熱媒体
18が流通され、各バレル13の軸孔14が各々温度調節可能
にされている。
各バレル13には軸孔14に熱媒体18を供給する流体注入
孔16、及び供給した流体を排出する流体排出孔17が設け
られている。そして原料供給口2に近い所定のバレル13
には該バレル13の軸孔14に通ずる給水孔14Aが設けられ
ていて、必要により補給水あるいは液体の原料成分が供
給される。
前記スクリュー軸4,4は第4図に示すように、本体3
(すなわち組付けた各バレル13〜13)の軸孔14〜14に挿
通され、該スクリュー軸4,4はその基部側において二軸
が同方向に回転駆動されるように駆動源8に接続されて
いる。両スクリュー軸4,4はスクリュー4Aの角度及びピ
ッチの異なるものが各種用意されていて、配合原料Gに
適したものが用いられる。
前記ダイス型6は第6図に示すように円形の成形スリ
ット7を有する厚板よりなり、本体3の押出し口5(第
5図参照)にボルト20により固着されている。
また、ダイス型6の近傍にはダイス型6の成形スリッ
ト7より押出される筒状の成形体SAを挟んでカットする
一対のカッタ9,9が上下に配置されている。
しかして、次表に示す各原料成分を配合した配合原料
Gの所定量を用意する。
本例配合原料Gの合計水分は約8%であった。配合原
料Gを二軸型エクストルーダ1により混練し、圧送し、
筒状に押出すためには水分が約16〜17%とする必要があ
るので、配合原料Gの混練に際し、本体3の給水孔14A
より水分量が約16〜17%となるように水が連続補給され
る。なお、配合原料Gは上表の配合量範囲における原料
成分の配合となし得る。
次いで、二軸型エクストルーダ1の駆動源8を作動さ
せてスクリュー軸4,4を所定の回転数で回転する一方、
各バレル13の温調室15を所定温度に各々温度調節する。
本例では本体3の原料供給口2側が40℃で押出し口5側
へ順次高温となり押出し口5において110℃となるよう
に各温調室15が調節される。
しかして、原料供給口2に配合原料Gを供給する。配
合原料Gは本体3内に入り、二本のスクリュー軸4,4の
スクリュー4Aにより混練されかつ圧送され、順次温度が
高められ、α化され、軟質の混練物となり、ダイス型6
の成形スリット7より、筒状で軟質の成形体SAとして連
続的に押出される。
次いで、押し出された筒状の成形体SAは、第7図に示
すように、所定の長さ毎にカッタ9,9にて切断(カッ
ト)される。カッタ9,9は上下より成形体SAを切断する
ので、切断された筒状の成形体SAは切断した両端が閉塞
した中空成形体SBとなる。
次いで、この軟質の中空成形体SBは、たとえば100〜1
80℃の熱風にて1〜25分間の乾燥により乾燥させて中空
部19を有する硬質の中空成形体SCとされる(第8図参
照)。乾燥した中空成形体SCはじゃがいも風味の淡白味
を有し歯切れがよくおいしいものであった。なお、乾燥
した中空成型体SCは必要により、味付けされて味付けし
たスナック用の中空成形体(図示せず)とされる。この
味付けは、たとえばカレー味、ピザ味あるいはバーベキ
ュー味などをスプレー手段で付着し、乾燥するか、ある
いは少量のサラダオイルをスプレーした後にシーズニン
グをふりかけることによりなされる。また、味付けはチ
ョコレートがけしてもよい。味付けした中空成形体(図
示せず)はより高級なスナック菓子の製品とすることが
できる。
[発明の効果] 本発明は配合原料を温度と加圧力の調節可能な加圧押
出し機において、混練し加熱処理するので、α化した筒
状の成形体として押出し口より連続して押出すことがで
きる。すなわち、本発明において配合原料は根菜粉末と
澱粉粉末と糖類とを主体とし、その含有水分が15〜19%
とされ、かつ加圧状態で約105〜120℃に加熱するので、
混練物が膨化しないでα化され筒形状をなす軟質の連続
した成形体とされる。この連続した成形体はカッタにて
所定長さに切断しかつ該切断部位が閉塞され、乾燥され
ることにより、両端が閉じた中空成形体が得られる。中
空成形体は適度な硬質層よりなり、根菜粉末に由来する
風味を有する。
本発明は温度と加圧力の調節可能な加圧押出し機を利
用するので、配合原料を容易にα化した筒状の成形体と
なし得る。そして、この筒形状の成形体は軟質でありカ
ッタにて容易に切断でき、該切断部を閉じたものとなし
得る。切断した中空体は熱風などの乾燥手段にて容易に
硬質の中空成形体となすができる。なお、本発明は加圧
押出し機を利用するので、条件設定すれば簡単に実施し
得て便利である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施装置例を主体とし、第1図は二軸型エ
クストルーダの全体図、第2図はバレルの斜視図、第3
図は第2図III−III線における断面図、第4図はスクリ
ュー軸の斜視図、第5図は本体押出し口の平面図、第6
図はダイス型成形の斜視図、第7図は筒状の成形体の切
断工程図、第8図は中空成形体の斜視図である。 1……二軸型エクストルーダ 4……スクリュー軸 6……ダイス型 7……成形スリット 9……カッタ G……配合原料 SA……成形体 SB,SC……中空成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】根菜粉末と、澱粉粉末と、糖類とを主体と
    し、これらを含有水分が約15〜19%において、二軸型エ
    クストルーダ等の温度と加圧力の調節可能な加圧押出し
    機により混練するとともに約105〜120℃に加熱してα化
    した筒状の成形体として加圧押出し機の押出し口より連
    続して押出し、かつ前記成形体をカッタにて所定長さに
    切断しかつ該切断した成型体の切断部位を閉塞し、次い
    で乾燥させて、両端が閉じた中空成形体となすことを特
    徴としたスナック菓子用中空成形体の製造法。
JP1262530A 1989-10-06 1989-10-06 スナック菓子用中空成形体の製造法 Expired - Fee Related JPH0822210B2 (ja)

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